JP2011241947A - 建設機械の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 メインポンプと回路系統を結ぶ通路には、スプール径が大きくなりやすい切換弁を用いずに装置全体を小型化する。
【解決手段】 第1メインポンプMP1と第1回路系統とを連通する第1供給通路1に対して上記アシストポンプAPの吐出油を合流させる通路aに設けるとともにアシストポンプから第1回路系統への流れのみを許容する第1ロジック弁13と、この第1ロジック弁のパイロット室13eを上記第1供給通路に連通させたりあるいはその連通を遮断したりする開閉弁14と、上記第2メインポンプMP2と第2回路系統とを連通させる第2供給通路16a,16bに設けるとともに第2メインポンプから第2回路系統への流通のみを許容する第2ロジック弁26とを設けている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、メインポンプの動力を利用して電動・発電機を回し、その電動・発電機の駆動力でアシストポンプを回すハイブリッドタイプの建設機械の制御装置に関する。
この種の装置として、アシストポンプ、油圧モータおよび電動・発電機を一体回転可能に連係し、これらアシストポンプおよび油圧モータをメインポンプに連通しているものが従来から知られている。
この種の装置は、メインポンプとアクチュエータを制御する操作弁との連通を遮断しているとき、当該メインポンプの吐出油にて油圧モータを回転させる。そして、この油圧モータの駆動力で電動・発電機を回して発電させる。
上記のようにして電動・発電機を回して発電した電力をバッテリーに蓄えるとともに、この電力を利用して電動・発電機を回転してアシストポンプを回転させる。そして、このアシストポンプの吐出油をメインポンプの吐出油と合流させるようにしている。
特開2009−275872号公報
上記のようにした従来の装置では、メインポンプを油圧モータに連通させたり、あるいはアシストポンプの吐出油をメインポンプの吐出油を合流させたりするのに、スプールを組み込んだ切換弁を用いていた。
しかも、メインポンプの吐出油を、上記切換弁を経由して、操作弁を設けた回路系統に導くようにしているので、切換弁には大きな流量が流れることになる。このように大きな流量を流すためには、スプール径を大きくせざるをえず、結果的に当該切換弁が大型化してしまう。しかし、建設機械は、設置スペースがかなり限られているので、切換弁が大型化すると、それを組み込めないという問題があった。
この発明の目的は、スプール径が大きくなりやすい切換弁を用いずに装置全体を小型化した建設機械を提供することである。
この発明は、第1,2メインポンプと、これら第1,2メインポンプに接続した複数の操作弁を備えた第1,2回路系統と、これら第1,2回路系統に対して第1,2メインポンプと並列に接続したアシストポンプと、このアシストポンプと一体回転する油圧モータと、この油圧モータと連係した電動・発電機と、この電動・発電機の発電電力を蓄電するバッテリーとを備えた建設機械の制御装置に関する。
そして、上記第1メインポンプと第1回路系統とを連通する第1供給通路に対して上記アシストポンプの吐出油を合流させる通路に設けるとともにアシストポンプから第1回路系統への流れのみを許容する第1ロジック弁と、この第1ロジック弁のパイロット室を上記第1供給通路に連通させたりあるいはその連通を遮断したりする第1開閉弁と、上記第2メインポンプと第2回路系統とを連通させる第2供給通路に設けるとともに第2メインポンプから第2回路系統への流通のみを許容する第2ロジック弁と、この第2ロジック弁のパイロット室を上記第2供給通路に連通させたりあるいはその連通を遮断したりする第2開閉弁と、上記アシストポンプの吐出油を第2ロジック弁の上流側に導くポジションおよび第2メインポンプを上記油圧モータに導くポジションに切り換え可能にした切換弁とを備えている。
第2の発明は、上記切換弁は、アシストポンプの吐出油を第2ロジック弁の上流側に導くポジションおよび第2メインポンプを上記油圧モータに導くポジション以外に、アシストポンプと第2ロジック弁の上流側との連通を遮断するとともに第2メインポンプと上記油圧モータとの連通も遮断するポジションを備えている。
この発明によれば、従来のようなスプールを組み込んだ切換弁に代えてロジック弁を用いたので、装置全体を小型化することができる。したがって、設置スペースが小さな装置にも対応することができる。
回路図である。
図1に示した実施形態は、可変容量型の第1,2メインポンプMP1,MP2を備えるとともに、第1メインポンプMP1は第1供給通路1を介して第1回路系統に接続しているが、この第1回路系統には複数の操作弁2〜6を接続している。
上記各操作弁2〜6のそれぞれは、上記第1供給通路1、中立流路7およびパラレル通路8を介して第1メインポンプMP1に接続している。
上記中立流路7であって、最下流の操作弁6の下流にはパイロット圧を生成するためのパイロット圧制御用の絞り9を設けている。この絞り9はそこを流れる流量が多ければ、その上流側に高いパイロット圧を生成し、その流量が少なければ低いパイロット圧を生成するものである。
また、上記中立流路7は、上記操作弁2〜6のすべてが中立位置もしくは中立位置近傍にあるとき、第1メインポンプMP1から第1回路系統に供給された油の全部または一部を、絞り9を介してタンクTに導くが、このときには絞り9を通過する流量も多くなるので、上記したように高いパイロット圧が生成される。
一方、上記操作弁2〜6がフルストロークの状態で切り換えられると、中立流路7が閉ざされて流体の流通がなくなる。したがって、この場合には、絞り9を流れる流量がなくなり、パイロット圧はゼロを保つことになる。
ただし、操作弁2〜6の操作量によっては、ポンプ吐出量の一部がアクチュエータに導かれ、一部が中立流路7からタンクTに導かれることになるので、絞り9は、中立流路7に流れる流量に応じたパイロット圧を生成する。言い換えると、絞り9は、操作弁2〜6の操作量に応じたパイロット圧を生成することになる。
また、上記中立流路7であって、操作弁6と絞り9との間にはパイロット流路10を接続しているが、このパイロット流路10は、電磁切換弁11を介して、第1メインポンプMP1の傾転角を制御するレギュレータ12に接続している。
上記レギュレータ12は、パイロット流路10のパイロット圧と逆比例して第1メインポンプMP1の傾転角を制御し、その1回転当たりの押し除け量を制御する。したがって、操作弁2〜6をフルストロークして中立流路7の流れがなくなり、パイロット圧がゼロになれば、第1メインポンプMP1の傾転角が最大になり、その1回転当たりの押し除け量が最大になる。
また、上記電磁切換弁11はパイロット油圧源PPに接続しているが、この電磁切換弁11が図示のノーマル位置である通常制御位置では、レギュレータ12がパイロット流路10に連通し、電磁切換弁11のソレノイドが励磁して切換位置に切り換わるとレギュレータ12がパイロット油圧源PPに連通する。そして、この電磁切換弁11のソレノイドは上記したコントローラCに接続しているが、コントローラCは、オペレータから信号が入力したとき、上記電磁切換弁11のソレノイドを励磁して上記切換位置に切り換え、その信号が入力しない限りソレノイドを非励磁にして、当該電磁切換弁11を上記通常制御位置に保持する。
なお、この電磁切換弁11は、すべての操作弁2〜6を中立位置に保っているときに、第1メインポンプMP1の吐出量を通常の中立時よりもロスを少なくしたい暖機運転時などに切り換えるものである。
上記のようにした第1供給通路1には、第1ロジック弁13の出力ポート13aを接続しているが、この第1ロジック弁13の入力ポート13bを、合流通路aを経由して可変容量型のアシストポンプAPに常時連通させている。このようにした第1ロジック弁13には、ポペット13cを組み込むとともに、このポペット13cに形成したオリフィス13dを介して、上記入力ポート13bとこの入力ポート13bと反対側に設けたパイロット室13eとを連通させている。そして、このパイロット室13eにはスプリングを組み込み、入力ポート13bの圧力が、パイロット室13eの圧力に打ち勝ったとき、この第1ロジック弁13が開いて、入力ポート13bから出力ポート13aへの流通を許容するものである。
第1ロジック弁13の上記パイロット室13eは、開閉弁14を介して第1供給通路1に接続しているが、この開閉弁14はその一方の端部にスプリング14aのばね力を作用させ、このスプリングとは反対端にパイロット室14bを設けている。このようにした開閉弁14は、上記スプリング14aのばね力の作用で通常は図示の開位置を保持し、第1ロジック弁13のパイロット室13eを第1供給通路1に連通させる。また、開閉弁14のパイロット室14bにパイロット圧が作用すると、図面左側である閉位置に切り換わり、パイロット室14bと第1供給通路1との連通を遮断する。
上記開閉弁14のパイロット室14bは、電磁切換弁15を介して上記パイロット油圧源PPに接続しているが、この電磁切換弁15は通常は図示の閉位置を保ち、ソレノイドが励磁されたとき開位置を保って、パイロット油圧源PPと開閉弁14の上記パイロット室14bとを連通させる。
なお、上記電磁切換弁15のソレノイドはコントローラCに接続され、コントローラCからの切り換え信号によって当該電磁切換弁15が開位置に切り換えられるようにしている。
一方、上記第2メインポンプMP2は、第2供給通路16a,16bを経由して第2回路系統に接続しているが、この第2回路系統には複数の操作弁17〜20を接続している。
上記各操作弁17〜20のそれぞれは、上記第2供給通路16a,16b、中立流路21およびパラレル通路22を介して第2メインポンプMP2に接続している。
上記中立流路21であって、最下流の操作弁20の下流にはパイロット圧を生成するためのパイロット圧制御用の絞り23を設けている。この絞り23はそこを流れる流量が多ければ、その上流側に高いパイロット圧を生成し、その流量が少なければ低いパイロット圧を生成するものである。
また、上記中立流路21は、上記操作弁17〜20のすべてが中立位置もしくは中立位置近傍にあるとき、第2メインポンプMP2から第2回路系統に供給された油の全部または一部を、絞り23を介してタンクTに導くが、このときには絞り23を通過する流量も多くなるので、上記したように高いパイロット圧が生成される。
一方、上記操作弁17〜20がフルストロークの状態で切り換えられると、中立流路21が閉ざされて流体の流通がなくなる。したがって、この場合には、絞り23を流れる流量がなくなり、パイロット圧はゼロを保つことになる。
ただし、操作弁17〜20の操作量によっては、ポンプ吐出量の一部がアクチュエータに導かれ、一部が中立流路21からタンクTに導かれることになるので、絞り23は、中立流路21に流れる流量に応じたパイロット圧を生成する。言い換えると、絞り23は、操作弁17〜20の操作量に応じたパイロット圧を生成することになる。
また、上記中立流路21であって、操作弁20と絞り23との間にはパイロット流路24を接続しているが、このパイロット流路24は、第2メインポンプMP2の傾転角を制御するレギュレータ25に接続している。
上記レギュレータ25は、パイロット流路24のパイロット圧と逆比例して第2メインポンプMP2の傾転角を制御し、その1回転当たりの押し除け量を制御する。したがって、操作弁17〜20をフルストロークして中立流路21の流れがなくなり、パイロット圧がゼロになれば、第2メインポンプMP2の傾転角が最大になり、その1回転当たりの押し除け量が最大になる。
また、上記第2供給通路16a,16bには、第2ロジック弁26を設けているが、この第2ロジック弁26の入力ポート26aを、第2ロジック弁26の上流側における第2供給通路16aを介して第2メインポンプMP2に接続し、その出力ポート26bを第2ロジック弁26の下流側における第2供給通路16bを介して第2回路系統に接続している。
このようにした第2ロジック弁26には、ポペット26cを組み込むとともに、このポペット26cに形成したオリフィス26dを介して、上記入力ポート26aとこの入力ポート26aと反対側に設けたパイロット室26eとを連通させている。そして、このパイロット室26eにはスプリングを組み込み、入力ポート26aの圧力が、パイロット室26eの圧力に打ち勝ったとき、この第2ロジック弁26が開いて、入力ポート26aから出力ポート26bへの流通を許容するものである。
第2ロジック弁26の上記パイロット室26eは、開閉弁27を介して、第2ロジック弁26よりも下流側における第2供給通路16bに接続しているが、この開閉弁27はその一方の端部にスプリング27aのばね力を作用させ、このスプリングとは反対端にパイロット室27bを設けている。このようにした開閉弁27は、上記スプリング27aのばね力の作用で通常は図示の開位置を保持し、第2ロジック弁26のパイロット室26eを、第2ロジック弁26の下流側における第2供給通路16bに連通させる。また、開閉弁27のパイロット室27bにパイロット圧が作用すると、図面左側である閉位置に切り換わり、パイロット室27bと上記第2ロジック弁26の下流側における第2供給通路16bとの連通を遮断する。
上記開閉弁27のパイロット室27bは、電磁切換弁28を介して上記パイロット油圧源PPに接続しているが、この電磁切換弁28は通常は図示の閉位置を保ち、ソレノイドが励磁されたとき開位置を保って、パイロット油圧源PPと開閉弁27の上記パイロット室27bとを連通させる。
なお、上記電磁切換弁28のソレノイドはコントローラCに接続され、コントローラCからの切り換え信号によって当該電磁切換弁28が開位置に切り換えられるようにしている。
一方、前記可変容量型のアシストポンプAPは、可変容量型の油圧モータMと連係して一体回転するとともに、この油圧モータMは電動・発電機MGに連係している。そして、この電動・発電機MGは、インバータIを介してバッテリー29に接続している。したがって、油圧モータMが回転すれば、電動・発電機MGが回って発電するとともに、その発電された電力はインバータIを介してバッテリー29に蓄電される。
また、上記バッテリー29は、上記第1,2メインポンプMP1,MP2の駆動源となるエンジンEに設けたジェネレータ30で発電された電力も、バッテリーチャージャー31を介して蓄電されるようにしている。さらに、上記バッテリーチャージャー31は、家庭用の電源などの別系統の電源32にも接続し、この電源32からの電力も蓄電できるようにしている。
なお、図中符号33はアシストポンプAPの傾転角を制御するレギュレータ、34は油圧モータMの傾転角を制御するレギュレータで、これらレギュレータ33,34はコントローラCに接続され、コントローラCからの信号に応じて上記傾転角が制御されるようにしている。
そして、上記第2供給通路16aには、スプールを組み込んだ切換弁35を接続しているが、この切換弁35は、センタリングスプリングの作用で通常は図示の中立位置を保ち、アシストポンプAPに連通した合流通路aを、チェック弁37を経由して上記第2供給通路16aに連通させる。したがって、この状態では、アシストポンプAPの吐出油が第2メインポンプMP2の吐出油と、第2供給通路16aで合流することになる。
また、上記切換弁35の一方のパイロット室35aにパイロット圧が作用して、この切換弁35が図面左側位置に切り換わると、上記第2供給通路16aは、油圧モータMに接続したモータ供給通路bと連通するとともに、合流通路aと上記第2供給通路16aとの連通が遮断される。
さらに、上記切換弁35の他方のパイロット室35bにパイロット圧が作用して、この切換弁35が図面右側位置に切り換わると、第2供給通路16aは、上記合流通路aおよびモータ供給通路bとの連通が遮断される。
上記のようにした切換弁35の一方のパイロット室35aは、前記電磁切換弁28を介してパイロット油圧源PPに接続しているので、開閉弁27が閉位置になるのと連動して切換弁35が図面左側位置に切り換わることになる。
また、他方のパイロット室35bは、電磁切換弁36を介してパイロット油圧源PPに接続しているが、この電磁切換弁36も、電磁切換弁28と同様に、通常は図示の閉位置を保ち、ソレノイドが励磁されたとき開位置を保って、パイロット油圧源PPと上記パイロット室35bとを連通させるとともに、コントローラCの制御信号で切り換わるようにしている。
上記のようにした実施形態において、アシストポンプAPは、合流通路aを介して第1ロジック弁13の入力ポート13bに常時連通しているので、第1ロジック弁13が開弁すれば、アシストポンプAPの吐出油がこの第1ロジック弁13を経由して第1供給通路1に合流する。
そして、コントローラCはオペレータからの操作信号が入力しないとき、電磁切換弁15のソレノイドを励磁せず、それを閉位置に切り換える。このように電磁切換弁15が閉位置に切り換われば、パイロット油圧源PPのパイロット圧が開閉弁14のパイロット室14bに導かれず、開閉弁14を開位置に切り換える。このように開閉弁14が開位置に切り換われば、第1ロジック弁13のパイロット室13eが第1供給通路1に連通するので、入力ポート13b側の圧力作用がパイロット室13eの圧力作用に打ち勝てば、第1ロジック弁13が開弁し、上記のようにアシストポンプAPからの吐出油が第1供給通路1に合流する。
なお、コントローラCは、オペレータからの操作信号に応じて、アシストポンプAPの傾転角を制御するとともに、油圧モータMの傾転角を最少に保って、当該油圧モータMの回転負荷を最少に保つ。
また、コントローラCは、オペレータからの操作信号が入力したとき、電磁切換弁15のソレノイドを非励磁状態に保つので、第1ロジック弁13は閉状態を保ち、アシストポンプAPの吐出油を第1供給通路1に合流させることはしない。
一方、電磁切換弁28のソレノイドを励磁して、開閉弁27を閉じ、切換弁35を左側位置に切り換え、第2メインポンプMP2を回転させると、第2メインポンプMP2の吐出油は、上記切換弁35を経由して油圧モータMに供給される。
なぜなら、上記のように電磁切換弁28のソレノイドを励磁すれば、パイロット油圧源PPからのパイロット圧が開閉弁27のパイロット室27bに作用して当該開閉弁27を閉位置に切り換え、第2ロジック弁26のパイロット室26eと第2供給通路16bとの連通を遮断するので、第2ロジック弁26が閉じた状態を維持するとともに、切換弁35の一方のパイロット室35aにもパイロット油圧源PPのパイロット圧が作用して、切換弁35を図面左側位置に切り換え、第2メインポンプMP2と油圧モータMとを、モータ供給通路bを経由して連通させるからである。
上記のように第2メインポンプMP2の吐出油が油圧モータMに供給されれば、油圧モータMは回転して電動・発電機MGを回して発電させる。このとき、アシストポンプAPの傾転角を最少に保つことによって、その回転負荷を最少に保つことができる。
また、油圧モータMの傾転角を制御することによって、その回転数を制御できるので、バッテリー29の蓄電量に応じて油圧モータMの傾転角を制御できるようにしている。
なお、上記のようにアシストポンプAPおよび油圧モータMの傾転角を制御するのはコントローラCの機能である。すなわち、コントローラCは、オペレータの操作信号に応じて、電磁切換弁28のソレノイドを励磁するが、このオペレータの操作信号が入力されたとき、アシストポンプAPの傾転角を最少にする一方、コントローラCはそのときのバッテリー29の蓄電量を検出して、油圧モータMの傾転角を制御する。
また、電磁切換弁28,36のソレノイドを非励磁状態にして、開閉弁27をノーマル位置に保ち、切換弁35を中立位置に保つとともに、電動・発電機MGを回転させれば、アシストポンプAPの吐出油が、第2供給通路16aで第2メインポンプMP2の吐出油と合流し、それら合流油が第2供給通路16bを介して第2回路系統に供給される。
つまり、上記のように開閉弁27がノーマル位置にあれば、第2ロジック弁26のパイロット室26eが第2供給通路16bに連通する。この状態で入力ポート26a側の圧力が第2供給通路16bの圧力よりも高くなれば、第2ロジック弁26が開弁する。また、上記のように電磁弁28,36のソレノイドが非励磁状態にあるということは、切換弁35が中立位置を保つことになる。
したがって、上記したようにアシストポンプAPの吐出油は、合流通路aから切換弁35を経由して第2供給通路16aに供給されることになる。
また、アシストポンプAPによる合流制御および油圧モータMによる発電のいずれも不要なときには、コントローラCはオペレータの操作信号に応じて、電磁切換弁15と電磁弁36のソレノイドを励磁する。電磁切換弁15のソレノイドが励磁すれば、開閉弁14のパイロット室14bにパイロット圧が作用し、当該開閉弁14を閉位置に切り換え、第1ロジック弁13を閉じた状態に保つ。
さらに、電磁切換弁36のソレノイドが励磁すれば、切換弁35のパイロット室35bにパイロット圧が作用して、当該切換弁35を図面右側位置に切り換える。切換弁35が上記右側位置に切り換われば、合流通路aおよびモータ供給通路bのそれぞれが、第2供給通路16aとの連通が遮断される。
したがって、アシストポンプAPによる合流制御および油圧モータMによる発電のいずれも実施されなくなる。
上記のようにこの実施形態では、第1,2回路系統のいずれにアシストポンプAPの吐出油を合流させるかは、オペレータの操作信号に応じてコントローラCが制御することになる。
ただし、上記開閉弁14,27のパイロット室14b、27bおよび切換弁35のパイロット室35a,35bに、例えば操作弁を切り換えるためのパイロット圧を直接導き、決められた操作パターンのときに、自動的に合流制御ができるようにしてもよい。
また、パイロット圧を制御するジョイスティックを別に設け、このジョイスティックを用いて、開閉弁14,27および切換弁35を制御するようにしてもよい。
したがって、この発明においては、コントローラCで制御される電磁切換弁15,28,36のそれぞれは必須の構成要素とはならない。
なお、この実施形態では、アシストポンプAPおよび油圧モータMを第2供給通路16aに接続するかどうかの制御にスプールを組み込んだ切換弁35を用いたが、アシストポンプAPおよび油圧モータMの容量がそれほど大きくないので、この切換弁35にはメインポンプほどの大流量が流れることはない。したがって、切換弁35をスプールタイプにしたとしても装置が大型化したりしない。
この発明は、パワーショベルに用いるのに最適である。
MP1 第1メインポンプ
MP2 第2メインポンプ
AP アシストポンプ
M 油圧モータ
2〜6 操作弁
13 第1ロジック弁
a 合流通路
14 開閉弁
16 第2供給通路
17〜20 操作弁
27 開閉弁
MG 電動・発電機

Claims (2)

  1. 第1,2メインポンプと、これら第1,2メインポンプに接続した複数の操作弁を備えた第1,2回路系統と、これら第1,2回路系統に対して第1,2メインポンプと並列に接続したアシストポンプと、このアシストポンプと一体回転する油圧モータと、この油圧モータと連係した電動・発電機と、この電動・発電機の発電電力を蓄電するバッテリーとを備えた建設機械の制御装置において、上記第1メインポンプと第1回路系統とを連通する第1供給通路に対して上記アシストポンプの吐出油を合流させる通路に設けるとともにアシストポンプから第1回路系統への流れのみを許容する第1ロジック弁と、この第1ロジック弁のパイロット室を上記第1供給通路に連通させたりあるいはその連通を遮断したりする第1開閉弁と、上記第2メインポンプと第2回路系統とを連通させる第2供給通路に設けるとともに第2メインポンプから第2回路系統への流通のみを許容する第2ロジック弁と、この第2ロジック弁のパイロット室を上記第2供給通路に連通させたりあるいはその連通を遮断したりする第2開閉弁と、上記アシストポンプの吐出油を第2ロジック弁の上流側に導くポジションおよび第2メインポンプを上記油圧モータに導くポジションに切り換え可能にした切換弁とを備えた建設機械の制御装置。
  2. 上記切換弁は、アシストポンプの吐出油を第2ロジック弁の上流側に導くポジションおよび第2メインポンプを上記油圧モータに導くポジション以外に、アシストポンプと第2ロジック弁の上流側との連通を遮断するとともに第2メインポンプと上記油圧モータとの連通も遮断するポジションを備えた請求項1記載の建設機械の制御装置。
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