JP2011241923A - ケーブル固定用ネジ及びケーブル固定用端子 - Google Patents

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Abstract

【課題】電線などのケーブルの芯線を損傷させることなく固定することができるようにしたケーブル固定用ネジを提供する。
【解決手段】本ケーブル固定用ネジ10は、ネジ穴122aを形成した保持部122と、この保持部122と対峙して配置された接続部121との間で、ケーブルの先端から突出している芯線3aを固定するため、前記ネジ穴122aに螺合され、先端部が前記芯線3aを接続部121に押し付けるもので、前記ネジ穴122aに螺合する雄ネジを有し、周方向に回転することで進退するネジ本体部11と、このネジ本体部11の先端部に取り付けられて前記ケーブルの芯線3aに接離する押当て部12とが備えられ、前記押当て部12が前記ネジ本体部11の周方向の回転に連動することなく前記ケーブルの芯線3aの側面に当たる樋状の凹部12aと、この凹部12aを芯線3aの側面に沿うように向きを規制する突起部12bを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、電力計その他の計器に備えられた保持部と接続部との間で、ケーブルの先端から突出した芯線を固定するケーブル固定用端子、及び前記保持部に形成されたネジ穴に螺合し、ケーブルの芯線を接続部に押し付けるケーブル固定用ネジに関する。
計器の一例である電力量計は、図3に示すように、送電線に繋がる複数(図面では3本)の引込用電線1と需要家側の複数(図面では3本)の負荷側電力線2とを接続するためのケーブル固定用端子(以下、「端子」ともいう。)100を備えている。この端子100は、複数(図面では6個)の収容部111,111,…を並列した端子台110と、図4に示すように、この端子台110の内部に固定された帯板状の導電板120とを備えている。
各収容部111は、正面側に長穴状の正面開口部112を設け、下面側に丸穴状の下面開口部113を設けたものとされ、両開口部112,113が内部で連通している。また、導電板120は、下面開口部113から収容部111の奥側に固定される接続部121と、この収容部111の奥側で接続部121から正面開口部112の方に分岐して接続部121と平行に対峙した保持部122とを有している。保持部122には、正面開口部112に露出する2個のネジ穴122a,122aが形成されている。
また、正面開口部112は通常、カバー130(図4では図示せず)によって覆われている。そして、下面開口部113から収容部111内に引込用電線1及び負荷側電力線2(以下、両電線1,2をまとめて「電線3」と総称する。)が挿通される。電線3は、芯線3aを絶縁体で被覆したものであるが、先端部において、絶縁体が剥離され、芯線3aが露出し、この芯線3aが前記接続部121と保持部122との間に隙間をもって挟まれる。
そして、保持部122のネジ穴122aにケーブル固定用ネジ(以下、「ネジ」ともいう。)140を螺合し、このネジ140を締めることで、ネジ140の先端部が芯線3aを接続部121に押し付け、芯線3aがネジ140の先端部と接続部121とに挟まれ、芯線3aが端子100に固定される。
なお、前記芯線3aのようなクランプされる材料を、ダメージを与えることなく止めネジによって締め付けるようにしたファスナーが特許文献1に記載されている。このファスナーは、図5に示すように、概ね円筒形の止めネジ部材210と、概ね円柱状のピン220とを組み合わせたものとされている。
止めネジ部材210の第1端部には、ネジ回しなどを入れる駆動開口211が設けられ、他方の第2端部には、円筒形開口212が設けられている。また、ピン220は、止めネジ部材210の円筒形開口212内に挿入されるシャフト部221と、円筒形開口212の端面から突出してシャフト部221よりも拡径したヘッド部222とを有している。ヘッド部222の端面は、平坦に形成されている。
このファスナーは、ヘッド部222をクランプされる材料(図示せず)の方に向け、駆動開口211にネジ回しなどを入れて止めネジ部材210を周方向に回すことで、ピン220のヘッド部222が材料を締め付ける。止めネジ部材210の回り始めは、ピン220も回転するが、ピン220のヘッド部222が材料に接触すると、ピン220が回転することなく、材料をクランプする。したがって、このファスナーは、止めネジ部材210の最終回転において材料にダメージを与えないようにすることができる。
特表2005−527747号公報
電力量計の端子100に電線3の芯線3aを固定するに際して、ネジ140の先端部が回転しながら電線3の芯線3aを接続部121に押し付ける。したがって、電線3の芯線3aは、ネジ140の先端部によって側面が擦れるように捩られる。しかし、電線3の芯線3aは、多数の細い素線を束ねて撚(よ)った撚り線が一般的に使用されているため、側面がネジ140の先端部によって擦られることで、解(ほぐ)されてしまい、接触不良となったり、損傷したりすることがある。
電線3の芯線3aが解されないように、素線を半田付けすることも可能であるが、半田や半田鏝(ごて)などを用意しなければならず、その作業に手間が掛かるだけでなく、火傷(やけど)などの事故が起きることもある。
また、端子100に固定される芯線3aが、撚り線でなく、光ファイバのコアであっても、回転するネジ140によって捩られると、応力が生じ、塑性変形してしまうこともある。
また、電力量計は、端子100に電線3の芯線3aを固定した後であっても、需要家が転居などによって不在中に、その電線3の芯線3aを端子100から外したり、固定したりすることがある。しかし、需要家が不在で電力を消費していない状態においても、電線3の芯線3aには、電圧がかかった状態となっていることから、電線3の芯線3aを端子100から外したり、固定したりする場合に、ネジ140を回すドライバのような工具の先端が他の端子100や導通部に接触することで、短絡することがある。
特に、ネジ140が小さく、しかも、正面開口部112内の奥まった位置でネジ140を締めたり緩めたりする作業であることから、ネジ140によって短絡しやすいものとなっている。短絡すると、アークが発生し、作業者がやけどしてしまったり、停電してしまったりすることがある。短絡しないように、停電して作業することも可能であるが、そうすると、需要家に迷惑をかけることになる。
また、特許文献1に記載されたファスナーは、ピン220のヘッド部222の端面が平坦に形成されているため、ヘッド部222は、円柱状の電線3の芯線3aを押し潰す状態となることがある。円柱状の電線3の芯線3aに分布荷重が加えられるように、ヘッド部222の端面を樋形状とすることもできるが、単に樋形状としただけでは、ヘッド部222の向きを電線の芯線3aの向きと一致させることができない。
そこで、本発明は、第1に電線などのケーブルの芯線を損傷させることなく固定することができるようにし、第2に電線などのケーブルの芯線を固定するに際して短絡することがないようしたケーブル固定用ネジ及びこのケーブル固定用ネジを螺合するネジ穴を形成した保持部を有するケーブル固定用端子を提供することを課題とする。
本発明に係るケーブル固定用ネジは、ネジ穴を形成した保持部と、該保持部と対峙して配置された接続部との間で、ケーブルの先端から突出している芯線を固定するため、前記ネジ穴に螺合され、先端部が前記芯線を接続部に押し付けるようにしたケーブル固定用ネジであって、前記ネジ穴に螺合する雄ネジを有し、周方向に回転することで進退するネジ本体部と、該ネジ本体部の先端部に取り付けられて前記ケーブルの芯線に接離する押当て部とが備えられ、前記押当て部が前記ネジ本体部の周方向の回転に連動することなく前記ケーブルの芯線の側面に当たる樋状の凹部と、該凹部を芯線の側面に沿うように向きを規制する突起部を備えていることを特徴としている。
このケーブル固定用ネジによれば、ネジ本体部の先端部に取り付けられた押当て部が、ネジ本体部の周方向の回転に連動することなくケーブルの芯線に当たることで、ネジ本体が周方向に回転しても、ケーブルの芯線を損傷させないで接続部に的確に押し付けることができる。すなわち、このケーブル固定用ネジは、ケーブルの芯線が、撚り線であると、解されることがなく、光ファイバのコアであると、塑性変形しないようにすることができる。
しかも、このケーブル固定用ネジは、押当て部が樋状の凹部を備え、この凹部がケーブルの芯線の側面に当たることで、芯線を面で押し付けることができる。そして、このケーブル固定用ネジは、押当て部が突起を備えていることにより、凹部の向きがケーブルの芯線の向きと一致するようにすることができる。
また、前記本発明に係るケーブル固定用ネジにおいて、前記ネジ本体部は、雄ネジを形成した導電性の軸部と、該軸部の基端部に拡径して設けられた絶縁性の頭部とからなることが好ましい。
このケーブル固定用ネジによれば、ネジ本体部の頭部が絶縁性を有しているため、頭部に当てるドライバのような工具が他の導通部と接触しても、短絡することがないようにすることができる。
また、本発明に係るケーブル固定用端子は、前記本発明に係るケーブル固定用ネジのネジ本体部を螺合するネジ穴を形成した保持部を有するケーブル固定用端子であって、前記保持部には、前記突起部が移動する溝部がネジ穴に沿ってネジ穴の長さ方向に形成され、該溝部は、前記押当て部が前記ケーブルの芯線を押し当てた状態で、突起部が位置する長さに形成されていることを特徴としている。
このケーブル固定用端子によれば、突起部が移動する溝部を保持部に形成したことにより、押当て部の凹部が芯線の側面に当たる向きに規制され、また、押当て部が前記ケーブルの芯線を押し当てた状態で、突起部が溝部内に位置するようにされていることにより、ケーブル固定用ネジを緩めるときに、押当て部が偏向することなく、芯線から離間する方向にネジ穴内を移動することができる。
本発明によれば、ネジ本体部の周方向の回転に連動せず、かつ、ケーブルの側面を樋状の凹部で押し付ける押当て部を備えたケーブル固定用ネジ、及びこのケーブル固定用ネジを螺合するネジ穴を形成した保持部を有するケーブル固定用端子が提供されることにより、ケーブルの芯線を損傷しないようにすることができる。
本発明に係るケーブル固定用ネジ及びケーブル固定用端子の一実施形態であって、(a)はケーブル固定用ネジをケーブル固定用端子に締める前を示す断面平面図、(b)はケーブル固定用端子の正面図である。 本発明に係るケーブル固定用ネジ及びケーブル固定用端子の一実施形態であって、ケーブル固定用ネジをケーブル固定用端子に締めた後を示し、(a)は断面平面図、(b)は断面側面である。 計器の一例である電力量計の斜視図である。 従来のケーブル固定用ネジをケーブル固定用端子に締めた後を示す断面側面図である。 従来のケーブル固定用ネジの一例としてのファスナーを示す断面正面図である。
本発明に係るケーブル固定用ネジ及びケーブル固定用端子の一実施形態について図1及び図2を参照しながら説明する。なお、従来と同一に相当する部分は、同一符号を付して説明する。
このケーブル固定用ネジ(以下、「ネジ」という。)10は、図1に示すように、ネジ本体部11と、このネジ本体部11の先端部に取り付けられた押当て部12とを備えている。ネジ本体部11は、導電性の軸部11aの基端部に拡径した絶縁性の頭部11bを設けたもので、例えば、インサート成形により、頭部11bの周方向の回転に連動して軸部11aが周方向に回転するように、軸部11aと頭部11bとが一体化されている。なお、ネジ本体部11は、通常のネジのように導電性の軸部11aと導電性の頭部11bとを一体成形し、頭部11bを絶縁物でコーティングしたものとしてもよい。
軸部11aの周面には、端子100の保持部122に形成されたネジ穴122aに螺合する雄ネジが形成されている。また、軸部11aは、押当て部12が備えられている分、従来よりも短くなっている。なお、いうまでもなく、頭部11bの端面には、ドライバなどの工具(図示せず)の先端部が挿し込まれる「+」又は「−」形状の溝状穴部11cが形成されている。
そして、軸部11aの先端部に取り付けられた押当て部12は、ネジ本体部11の軸部11aが周方向に回転しても回転しないようにされている。そのため、軸部11aと押当て部12とは、周方向の回転力を伝えない連結軸13によって連結されている。
例えば、軸部11aの先端部と押当て部12とに連結軸13の各端部が挿し込まれる軸穴(図示せず)を形成しただけとしてもよいが、連結軸13の両端部に拡大球状部(図示せず)を設け、軸部11aの先端部と押当て部12とにそれぞれ、拡大球状部を嵌め込む球状の穴部(図示せず)を設け、両者11a,13,12を連結することで、軸部11aと押当て部12とが分離しないようにすることができる。また、連結軸13の一端部又は他端部は、軸部11a又は押当て部12と一体化したものとしてもよい。
いずれにしても、押当て部12の先端側には、電線3の芯線3aの側面に当たる樋状の凹部12aが形成されている。ただし、樋形状の凹部12aは、円柱形状の先端面に形成されるため、図2(b)に示すように、側面視が円弧状に形成される。
また、押当て部12の側面には、1つ又は複数(図面では2か所)の突起部12bが設けられ、この突起部12bによって前記凹部12aの向きが電線3の芯線3aの向きと一致するように当て部の向きを規制する。
したがって、保持部122には、この突起部12bが移動する溝部122bをネジ穴122aに沿ってネジ穴122aの長さ方向に形成したものとされている。なお、ネジ本体部11が締められると、押当て部12が接続部121の方に向かって進行するが、押当て部12が電線3の芯線3aの側面に当たっても、突起部12bが溝部122b内に位置するように、保持部122は、従来よりも厚くされている。
また、保持部122の表面には、溝部122bから外向きに座ぐり部122cが形成され、この座ぐり部122cに塞ぎ板123(図2(a)参照)が着脱自在に嵌め込まれる。
ここで、前記のようなネジ10を使用して、電線3の芯線3aを端子100に固定する操作について説明する。
まず、図1(a)に示すように、ネジ10を端子100の正面開口部112に持ってきて、ネジ10の押当て部12の突起部12bが保持部122の溝部122bと向き合うように位置合わせする。そうすることで、押当て部12の凹部12aが接続部121と保持部122との間に隙間をもって挟まれた電線3の芯線3aの側面の向きと一致する。
そして、押当て部12がネジ穴122a内に挿入され、軸部11aの先端がネジ穴122aの入口に当たった状態からドライバのような工具を使用して、ネジ本体部11の軸部11aをネジ穴122aに締め込む。押当て部12は、突起部12bが溝部122b内に嵌め込まれ、また、連結軸13によって軸部11aと連結されていることから、回転することなく、凹部12aが電線3の芯線3aの側面と向き合う状態を維持しつつ電線3の芯線3aの方に進行する。
そして、図2に示すように、押当て部12の凹部12aが電線3の芯線3aの側面を押し付けると、ネジ本体部11の締め付けを停止する。この停止した状態において、押当て部12の突起部12bは、溝部122b内に位置している。
そして、押当て部12は、回転しないことから、凹部12aが電線3の芯線3aの側面を押し付けても、電線3の芯線3aの側面を擦らない。したがって、電線3の芯線3aは、捩られず、撚(よ)られた多数の素線は解(ほぐ)れることなく、接続部121に固定される。
しかも、押当て部12の凹部12aと電線3の芯線3aとは、面で接触するため、電線3の芯線3aは、接続部121だけでなく、ネジ10の押当て部12、連結軸13、そして、軸部11aを介して、保持部122とも良好に導通する。
そして、ネジ10の締付けが終了した後、座ぐり部122cに塞ぎ板123を嵌め込む。塞ぎ板123は、溝部122bを塞ぐ状態となる。
次に、電線3の芯線3aを接続部121から外す操作について説明する。電線3の芯線3aを接続部121から外すには、ネジ10を緩めることで、押当て部12を電線3の芯線3aから離間させる。押当て部12は、突起部12bが溝部122b内に位置し、軸部11aと共回りしないことから、ネジ穴122a内を正面開口部112の方に移動する。
すなわち、仮に、突起部12bが溝部122b内から外れて電線3の芯線3aの方まで移動し、保持部122と接続部121との間の空間内に位置していると、押当て部12がわずかにでも回転することで、突起部12bが溝部122b内に嵌らず、押当て部12がネジ穴122a内を移動できないが、突起部12bが溝部122b内に位置していることにより、ネジ本体部11を緩めると、押当て部12は確実にネジ穴122a内を正面開口部112側へ移動する。
そして、突起部12bが塞ぎ板123に当たることで、緩められたネジ10は、停止する。すなわち、仮に、塞ぎ板123が座ぐり部122cに嵌め込まれていないと、ネジ10の軸部11aが従来のネジ140の軸部11aよりも短くされていることから、従来のネジ140を外す感覚でネジ10を緩めると、軸部11aがネジ穴122aから早く外れ、ネジ10が脱落してしまうことがありえるが、突起部12bが塞ぎ板123に当たることで、ネジ10が脱落しないようにされている。
このように、本ネジ10は、本端子100との組み合わせによって、電線3の芯線3aを接続部121に固定したり、外したり、好適に作業することができる。また、この一連の作業において、ネジ10は、頭部11bが絶縁性を有していることから、ドライバのような工具の先端部が溝状穴部11cに嵌め入れられ、工具の中間部が他の端子100や導通部に接触しても、短絡することがない。
なお、本発明は、前記の実施形態に限定することなく、種々変更することができる。例えば、電線3は、電力量計のような計器の端子100に固定するものでなく、任意のコネクタに接続する場合でも実施することができ、したがって、ネジ10は、電線3の芯線3aでなく、光ファイバのコアを任意のコネクタの接続部に固定することもできる。また、特に、光ファイバのようなケーブルを固定する場合のように、短絡を考慮する必要がない場合は、ネジ本体は、頭部11bも導通性を有するものとしてもよい。
また、ネジ本体は、頭部11bを有さず、ドライバなどの工具を挿し込むための溝状穴部11cを軸部11aに形成したものであっても実施することができる。また、端子100は、座ぐり部122cを形成せず、したがって、塞ぎ板123を座ぐり部122cに嵌め込まないものでも実施することができる。
3…………電線(ケーブル)
3a………芯線
10………ケーブル固定用ネジ(ネジ)
11………ネジ本体部
11a……軸部
11b……頭部
12………押当て部
12a……凹部
12b……突起部
100……ケーブル固定用端子(端子)
121……接続部
122……持部
122a…ネジ穴
122b…溝部

Claims (3)

  1. ネジ穴を形成した保持部と、該保持部と対峙して配置された接続部との間で、ケーブルの先端から突出している芯線を固定するため、前記ネジ穴に螺合され、先端部が前記芯線を接続部に押し付けるようにしたケーブル固定用ネジであって、
    前記ネジ穴に螺合する雄ネジを有し、周方向に回転することで進退するネジ本体部と、該ネジ本体部の先端部に取り付けられて前記ケーブルの芯線に接離する押当て部とが備えられ、前記押当て部が前記ネジ本体部の周方向の回転に連動することなく前記ケーブルの芯線の側面に当たる樋状の凹部と、該凹部を芯線の側面に沿うように向きを規制する突起部を備えていることを特徴とするケーブル固定用ネジ。
  2. 前記ネジ本体部は、雄ネジを形成した導電性の軸部と、該軸部の基端部に拡径して設けられた絶縁性の頭部とからなることを特徴とする請求項1に記載のケーブル固定用ネジ。
  3. 請求項1又は2に記載されたケーブル固定用ネジのネジ本体部を螺合するネジ穴を形成した保持部を有するケーブル固定用端子であって、
    前記保持部には、前記突起部が移動する溝部がネジ穴に沿ってネジ穴の長さ方向に形成され、該溝部は、前記押当て部が前記ケーブルの芯線を押し当てた状態で、突起部が位置する長さに形成されていることを特徴とするケーブル固定用端子。
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