JP2011240983A - ワーク収容補助装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワーク排出路から排出されて落下するワークが収容ボックスに既に収容されているワークに直接衝突することを防止することができ、しかも、ワーク排出路から順次排出される多数のワークを収容ボックス内の一箇所に山積みとならないように分散させて収容することができるワーク収容補助装置を提供する。
【解決手段】ワーク排出路1の末端1aから排出されるワークWを収容ボックス2に収容する際に用いられるワーク収容補助装置であって、可撓性を有するシート10と、シート10をワーク排出路1の末端1aの下方にて傾斜した姿勢で垂れ下がるように支持すると共に、シート10の姿勢を、収容ボックス2の一端2a側から他端2b側に向かって下方に傾斜するように垂下がる第一姿勢と他端2b側から一端2a側に向かって下方に傾斜するように垂下がる第二姿勢とで変化させるシート支持装置20とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】ワーク排出路1の末端1aから排出されるワークWを収容ボックス2に収容する際に用いられるワーク収容補助装置であって、可撓性を有するシート10と、シート10をワーク排出路1の末端1aの下方にて傾斜した姿勢で垂れ下がるように支持すると共に、シート10の姿勢を、収容ボックス2の一端2a側から他端2b側に向かって下方に傾斜するように垂下がる第一姿勢と他端2b側から一端2a側に向かって下方に傾斜するように垂下がる第二姿勢とで変化させるシート支持装置20とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、ワーク収容補助装置に関するものであり、詳しくは、ワーク排出路の末端から排出されるワークを収容ボックスに収容する際に用いられるワーク収容補助装置に関するものである。
プレス加工や切削加工等の加工を行う加工機械、表面検査や寸法検査等の検査を行う検査機械、塗装や防錆等の表面処理を行う表面処理機械等の各種の産業機械では、加工や検査等の処理が行われた多数のワークがシュートやコンベア等のワーク排出路を通じて順次排出される。そして、ワーク排出路から順次排出される多数のワークについては、市販のコンテナボックス等の収容ボックスに収容することが一般になされている。
ワーク排出路から順次排出される多数のワークを収容ボックスに収容するには、ワーク排出路の末端の下方に収容ボックスを配置し、ワーク排出路の末端から落下するワークを収容ボックスにて受けるようにするの通常である。
しかしながら、ワーク排出路の末端から落下するワークを収容ボックスにて単に受けるようにすると、収容ボックスに既に収容されているワークの上にワーク排出路からのワークが落下して、ワーク同士が衝突する。そして、ワーク同士が強く衝突すると、ワークが傷付いてしまう虞がある。
特に、プレス加工、鍛造加工、切削加工等によって形成された金属加工品や、射出成形等によって形成された樹脂成形品等のワークに対して、その表面に傷や打痕等の損傷があるか否かを検査する表面検査装置があるが、このような表面検査装置から排出されるワークを収容ボックスに収容する際に、ワーク同士が衝突して傷や打痕等の損傷が生じることは好ましくない。
また、ワーク排出路の末端から落下するワークを収容ボックスにて単に受けるようにすると、収容ボックス内の一箇所にてワークが山積みとなる。そして、山積みのワークの高さが収容ボックスよりも高くなると、ワークが収容ボックス外へとこぼれ落ちてしまうことがある。
よって、従前においては、収容ボックス内の一箇所にワークが山積みとならないように、時折、収容ボックスを揺すってワークを均したり、ワークの収容余裕がまだ十分あるにもかかわらず、収容ボックス外へとこぼれ落ちるほどワークが山積みとならないうちに早めに収容ボックスを交換することを余儀なくされていた。
本発明は、上記実状を鑑みてなされたものであり、ワーク排出路から排出されて落下するワークが収容ボックスに既に収容されているワークに直接衝突することを防止することができ、しかも、ワーク排出路から順次排出される多数のワークを収容ボックス内の一箇所に山積みとならないように分散させて収容することができるワーク収容補助装置の提供を課題とする。
上記課題を解決するために本発明の採った主要な手段は、
「ワーク排出路の末端から排出されるワークを収容ボックスに収容する際に用いられるワーク収容補助装置であって、
可撓性を有するシートと、
該シートを前記ワーク排出路の末端の下方にて傾斜した姿勢で垂れ下がるように支持すると共に、その作動によって、前記シートの姿勢を、前記収容ボックスの一端側から他端側に向かって下方に傾斜するように垂下がる第一姿勢と前記収容ボックスの他端側から一端側に向かって下方に傾斜するように垂下がる第二姿勢とで変化させるシート支持装置と
を備えることを特徴とするワーク収容補助装置」
である。
「ワーク排出路の末端から排出されるワークを収容ボックスに収容する際に用いられるワーク収容補助装置であって、
可撓性を有するシートと、
該シートを前記ワーク排出路の末端の下方にて傾斜した姿勢で垂れ下がるように支持すると共に、その作動によって、前記シートの姿勢を、前記収容ボックスの一端側から他端側に向かって下方に傾斜するように垂下がる第一姿勢と前記収容ボックスの他端側から一端側に向かって下方に傾斜するように垂下がる第二姿勢とで変化させるシート支持装置と
を備えることを特徴とするワーク収容補助装置」
である。
上記構成のワーク収容補助装置では、ワーク排出路の末端の下方にシートが配置されていることから、ワーク排出路の末端から排出されて落下するワークは、シートに当って収容ボックスに収容される。
よって、上記構成のワーク収容補助装置によれば、ワーク排出路から排出されて落下するワークが収容ボックスに既に収容されているワークに直接衝突することを防止することができる。
なお、シートは、可撓性を有するものであり、ワーク排出路の末端の下方にて傾斜した姿勢で垂れ下がるものである。このため、ワーク排出路の末端から落下するワークがシートに当った際には、シートの撓みによって衝撃が吸収される。よって、シートに当ったワークがその後、収容ボックスに既に収容されているワークに当ったとしても、ワーク同士が当接する際の衝撃は、ワーク排出路から落下するワークが直接衝突する際の衝撃よりも弱くなる。従って、従前のように、ワーク排出路から落下するワークを収容ボックスにて単に受けるようにした場合に比して、ワーク同士の衝突によってワークが傷付くことを抑制することができる。
また、ワーク排出路から落下するワークがシートに当った際に、シートの撓みによって衝撃が吸収されることから、ワーク排出路から落下するワークがシートに当るようにしても、シートに当ったワークが無用に跳ね散って収容ボックス外へと飛び出すことがなく、ワークを収容ボックスに確実に収容させることができる。
ところで、シートは、その姿勢が、収容ボックスの一端側から他端側に向かって下方に傾斜するように垂れ下がる第一姿勢と、この第一姿勢の傾斜方向とは逆に、収容ボックスの他端側から一端側に向かって下方に傾斜するように垂れ下がる第二姿勢とで変化するものである。このため、第一姿勢のシートに当ったワークは、第一姿勢のシート上を転がり落ちて収容ボックスの他端側に収容され、第二姿勢のシートに当ったワークは、第二姿勢のシート上を転がり落ちて、第一姿勢のシートに当ったワークとは逆に収容ボックスの一端側に収容されることになる。
よって、上記構成のワーク収容補助装置によれば、シートの姿勢を第一姿勢と第二姿勢とで適時変化させることで、ワーク排出路から順次排出される多数のワークを、収容ボックス内の一箇所に山積みとならないように収容ボックスの一端側と他端側とに分散させて収容することができる。
上述した手段において、
「前記シート支持装置は、
収容ボックスの一端側の上方に配設された第一回転体と、
収容ボックスの他端側の上方に配設された第二回転体と、
前記第一回転体と前記第二回転体との間に巻装されて周回駆動される一対の無端周回部材と
を備え、
前記シートは、上端が前記一対の無端周回部材の間に懸架されている
ことを特徴とするワーク収容補助装置」
とするのが好適である。
「前記シート支持装置は、
収容ボックスの一端側の上方に配設された第一回転体と、
収容ボックスの他端側の上方に配設された第二回転体と、
前記第一回転体と前記第二回転体との間に巻装されて周回駆動される一対の無端周回部材と
を備え、
前記シートは、上端が前記一対の無端周回部材の間に懸架されている
ことを特徴とするワーク収容補助装置」
とするのが好適である。
上記構成のワーク収容補助装置は、シート支持装置の具体的な構成を限定したものである。
上記構成のワーク収容補助装置では、収容ボックスの一端側から他端側への方向に周回駆動する一対の無端周回部材であり、シートの幅方向に並設された一対の無端周回部材の間にシートの上端が懸架されているため、無端周回部材を周回駆動させることで、シート上端の位置を収容ボックスの一端側から他端側へと、また、収容ボックスの他端側から一端側へと移動させて、これにより、シートの姿勢を変化させることができる。より詳しくは、無端周回部材を周回駆動させてシート上端の位置を移動させることで、シートの姿勢を、シート上端が収容ボックスの一端側に位置する第一姿勢から他端側に位置する第二姿勢へと変化させることができる。
よって、上記構成のワーク収容装置によれば、無端周回部材を用いた簡単な構成によって本発明のワーク収容補助装置を実現することができる。
なお、無端周回部材としては、無端ベルトや無端チェーンを例示することができ、無端周回部材が無端ベルトであれば、第一回転体及び第二回転体の夫々を、プーリを具備するものとすればよく、無端周回部材が無端チェーンであれば、第一回転体及び第二回転体の夫々を、スプロケットを具備するものとすればよい。
上述した手段において、
「前記シートは、前記収容ボックスに収容されたワークを覆うものである
ことを特徴とするワーク収容補助装置」
とするのが好適である。
「前記シートは、前記収容ボックスに収容されたワークを覆うものである
ことを特徴とするワーク収容補助装置」
とするのが好適である。
上記構成のワーク収容装置では、ワーク排出路から落下したワークが、収容ボックスに収容されたワークを覆うシートの上に収容される。そして、収容ボックスからシートを引き抜かない限り、シート上に収容されたワークがシートによって覆われた他のワークに当ることがない。
よって、上記構成のワーク収容装置によれば、ワーク排出路から落下するワークが収容ボックスに既に収容されているワークに直接衝突することを、より確実に防止することができる。
上述した通り、本発明によれば、ワーク排出路から排出されて落下するワークが収容ボックスに既に収容されているワークに直接衝突することを防止することができ、しかも、ワーク排出路から順次排出される多数のワークを収容ボックス内の一箇所に山積みとならないように分散させて収容することができるワーク収容補助装置を提供することができる。
本発明に係るワーク収容補助装置の実施形態としての一例を、以下、図面に従って詳細に説明する。
図1及び図2に、ワーク収容補助装置100の一例を示す。
ワーク収容補助装置100は、ゴムや軟質樹脂等によって形成された可撓性を有するシート10と、このシート10を支持するシート支持装置20とを備えている。ここで、本例では、シート支持装置20が、収容ボックス2の一端2a側から他端2b側方向に巻装され、シート10の幅方向に並設された一対の無端周回部材30を用いて構成されており、この一対の無端周回部材30間に、シート10の上端が懸架されている。
具体的に、シート支持装置20は、収容ボックス2の一端2a側の上方に配設された第一回転体21a及び他端2b側の上方に配設された第二回転体21bを備えており、第一回転体21a及び第二回転体21bの夫々には、両端部分(図1の紙面において上下部分)に、無端周回部材30が巻回される巻回部22が設けられている。なお、本例では、無端周回部材30として無端ベルトを採用しており、巻回部22は、無端ベルトを巻回するプーリとなっている。
そして、第一回転体21aの巻回部22と第二回転体21bの巻回部22との間には、シート10の幅方向(図1の紙面において上下方向)に、シート10の幅よりも若干大きな間隙を形成するように並設された一対の無端周回部材30が巻装されている。ここで、第一回転体21aまたは第二回転体21bの一方が駆動回転体、他方が従動回転体となっており、駆動回転体を回転させることで無端周回部材30が周回駆動される。
一方、シート10は、その上端が懸架部材40を介して無端周回部材30に取り付けられており、ワーク排出路1の末端1aの下方において、下端が収容ボックス2内に垂れ下がるように傾斜する姿勢で配設されている。より具体的に、シート10は、懸架部材40から収容ボックス2の内方に向かって水平方向に延出し、その自重によって下端が垂れ下がり、収容ボックス2内にて傾斜する姿勢となっている。ここで、シート10は、懸架部材40から直ちに垂れ下がるのではなく、ある程度の剛性によって水平方向に延出しつつ垂れ下がる可撓性となっている。
また、シート10は、収容ボックス2に既に収容されているワークWを覆うものとなっている。さらに、シート10は、空の収容ボックス2に対して、下端が収容ボックス2の底に当接する長さとなっており、空の収容ボックス2の一端2a側の内部空間と他端2b側の内部空間とを仕切るものとなっている。
ところで、シート10は、無端周回部材30の周回駆動によって上端の位置が移動するとその姿勢が変化するものであり、図2に示すように、収容ボックス2の一端2a側から他端2b側に向かって下方に傾斜する第一姿勢と、図3に示すように、第一姿勢とは逆に、収容ボックス2の他端2b側から一端2a側に向かって下方に傾斜する第二姿勢とで変化する。
次に、本例のワークス収容補助装置100の作動態様を説明する。
図2に示すように、まず、シート10が第一姿勢となった状態でワーク排出路1の末端1aから落下するワークWを収容ボックス2に収容する。すると、ワーク排出路1から落下してきたワークWは、シート10に一旦当ってシート10上を転がり落ちて(図2の矢印K)、収容ボックス2の他端2b側に収容される。この時、収容ボックス2に既に収容されているワークWは、シート10によって覆われていることから、ワーク排出路1から落下してきたワークWが他のワークWに衝突することがない。
次に、上述のようにして1個のワークWを収容した後、無端周回部材30を周回駆動させて(図2の矢印A)、図3に示すように、シート10の上端の位置を移動させてシート10の姿勢を第二姿勢に変化させる。すると、ワーク排出路1から落下してきた次のワークWは、シート10に一旦当るのであるが、今度は第二姿勢のシート10上を転がり落ちて(図3の矢印K)、シート10が第一姿勢の状態である時とは逆に、収容ボックス2の一端2a側に収容される。この時、収容ボックス2に既に収容されているワークWは、シート10によって覆われていることから、ワーク排出路1から落下してきたワークWが他のワークWに衝突することがない。
次に、シート10が第二姿勢の状態で1個のワークWを収容した後、無端周回部材30を周回駆動させて(図3の矢印B)、図1に示すように、シート10の上端の位置を移動させてシート10の姿勢を第一姿勢に変化させれば、ワーク排出路1から落下してきた次のワークWは、第一姿勢のシート10に当って再び収容ボックス2の他端2b側に収容される。この時も当然、収容ボックス2に既に収容されているワークWがシート10によって覆われていることから、ワーク排出路1から落下してきたワークWが他のワークWに衝突することがない。
このように、ワークWを1個収容する毎にシート10の姿勢を変化させることで、ワーク排出路1の末端1aから順次落下してくるワークWが他のワークWに直接衝突することを防止して、ワークWに傷が付かないようにワークWを収容ボックス2に収容させることができる。また、収容ボックス2に収容されるワークWを、収容ボックス2内の一箇所にて山積みとならないように分散させることができる。
なお、シート10の姿勢が変化する際には、シート10が収容ボックス2内から一端引き抜かれ、再度、収容ボックス2内に垂れ下げられるため、第一姿勢から第二姿勢への変化及び第二姿勢から第一姿勢への変化は円滑に行われる。
また、本例では、第一回転体21a及び第二回転体21bの各巻回部22間に、巻回部22と略同径の補助ローラ部23が設けられている。よって、シート10の上端の移動方向が第一回転体21a部分や第二回転体21b部分にて折り返す際に(図2の矢印Aや図3の矢印B参照)、シート10は、第一回転体21aや第二回転体21bの補助ローラ部23周りに周回する。従って、シート10が第一回転体21a部分や第二回転体21b部において折り返して逆姿勢となる際に、シート10が回転体の軸方向に撓んで絡んだりすることがない。また、シート10は、補助ローラ部23に沿って摺接しながら周回するため、円滑に逆姿勢に変化する。
なお、シート10の材質としては、例えばワークWが金属製であればゴムや樹脂等、ワークWよりも軟質の材質を採用するのが好適である。ワークWがシート10に当ってもシート10によってワークWを傷付けることがないからである。
以上、本発明に係るワーク収容補助装置の一例を示したが、本発明に係るワーク収容補助装置は、上述の例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更が可能である。
例えば、ワーク収容補助装置の作動態様として、ワークを1個収容する毎にシートの姿勢を変化させるに限らず、2〜5個毎等、少数のワークを収容する毎にシートの姿勢を変化させるようにしてもよい。
この場合、シート上に複数個のワークを載せた状態で、ワーク排出路から落下した次のワークがシート上を転がり落ちてくるため、転がり落ちてきたワークがシート上の他のワークに当接することになる。しかしながら、シートは、可撓性を有し、ワーク排出路から落下するワークを、その自重により垂れ下がって傾斜した姿勢で受けるものであり、ワークが当ると適度に撓むものであることから、ワーク排出路から落下するワークが収容ボックスに収容される際の衝撃を緩和させることができる。また、ワーク排出路から落下してきたワークは、シート上を転がり落ちてシート上の他のワークと当接する。
よって、上述の作動態様においては、ワーク排出路から落下してきたワークがシート上の他のワークに当接しても、ワーク同士が激しく衝突することはなく、ワーク同士の激しい衝突により傷が付くことを抑制することができる。
また、シートとしては、収容ボックスに収容されているワーク全体を覆うものであり、また、空の収容ボックスの底に下端が当接する長さのものに限らず、図4及び図5に示すように、収容ボックス2に収容されているワークWを部分的に覆うものであり、また、下端が収容ボックス2の底に当接しないような長さとなったものであってもよい。なお、図4及び図5に示すワーク収容補助装置100は、上述の例よりもシート10の剛性が高く、また、長さが短くなっている以外は上述の例と同様であり、同一の符号を付すことで構成の詳細は省略する。
このようなワーク収容補助装置100によっても、ワーク排出路1から落下するワークWが、収容ボックス2に既に収容されているワークWに直接衝突することを防止することができる。
また、シート支持装置としては、無端周回部材を用いたものに限らず、流体圧シリンダやモータ等の各種アクチュエータを用いて、例えば図6に示すように、シート10の上端の位置を移動させるものであってもよい。
なお、図6に示すワーク収容補助装置100においては、シート10を、シート支持装置20から真下に垂下して収容ボックス2に収容されているワーク(図示省略)全体を覆うものであり、また、収容ボックス2の底に当接する長さのものとしてある。このようなワーク収容補助装置100において、シート10の姿勢を、収容ボックス2の一端2a側から他端2b側へと下方に傾斜する第一姿勢から収容ボックス2の他端2b側から一端2a側へと下方に傾斜する第二姿勢に変動させるには、シート10の上端を、収容ボックス2の一端2a側寄りに位置する状態(a)から収容ボックス2の一端2a側の外方へと大きく移動させて(b)、シート10が収容ボックス2外にて垂れ下がるようにした後、収容ボックス2の他端2b側寄りに位置する状態(c)にして、シート10が再び収容ボックス2内に配置されるようすればよい。
また、シート10の姿勢を第二姿勢から第一姿勢に変動させるには、上述と同様に、シート10の上端を、収容ボックス2の他端2b側寄りに位置する状態(c)から収容ボックス2の他端2b側の外方へと大きく移動させて(d)、シート10が収容ボックス2外にて垂れ下がるようにした後、収容ボックス2の一端2a側寄りに位置する状態(a)にして、シート10が再び収容ボックス2内に配置されるようすればよい。
以上詳述した各例のワーク収容補助装置は、プレス加工や切削加工等の加工を行う加工機械、表面検査や寸法検査等の検査を行う検査機械、塗装や防錆等の表面処理を行う表面処理機械等の各種の産業機械から順次排出されるワークを収容ボックスに収容する際に補助的に用いることができるものであるが、特に、プレス加工、鍛造加工、切削加工等によって形成された金属加工品や、射出成形等によって形成された樹脂成形品等のワークに対して、その表面に傷や打痕等の損傷があるか否かを検査する表面検査装置に好適に用いることができるものである。このような表面検査装置に用いることで、表面検査を合格したワークを収容ボックスに収容する際に傷付けてしまうといった不具合を生じ難くすることができるからである。
W ワーク
1 ワーク排出路
1a 末端
2 収容ボックス
2a 一端
2b 他端
10 シート
20 シート支持装置
21a 第一回転体
21b 第二回転体
22 巻回部
23 補助ローラ部
30 無端周回部材
40 懸架部材
100 ワーク収容補助装置
1 ワーク排出路
1a 末端
2 収容ボックス
2a 一端
2b 他端
10 シート
20 シート支持装置
21a 第一回転体
21b 第二回転体
22 巻回部
23 補助ローラ部
30 無端周回部材
40 懸架部材
100 ワーク収容補助装置
Claims (3)
- ワーク排出路の末端から排出されるワークを収容ボックスに収容する際に用いられるワーク収容補助装置であって、
可撓性を有するシートと、
該シートを前記ワーク排出路の末端の下方にて傾斜した姿勢で垂れ下がるように支持すると共に、その作動によって、前記シートの姿勢を、前記収容ボックスの一端側から他端側に向かって下方に傾斜するように垂れ下がる第一姿勢と前記収容ボックスの他端側から一端側に向かって下方に傾斜するように垂れ下がる第二姿勢とで変化させるシート支持装置と
を備えることを特徴とするワーク収容補助装置。 - 前記シート支持装置は、
収容ボックスの一端側の上方に配設された第一回転体と、
収容ボックスの他端側の上方に配設された第二回転体と、
前記第一回転体と前記第二回転体との間に巻装されて周回駆動される一対の無端周回部材と
を備え、
前記シートは、上端が前記一対の無端周回部材の間に懸架されている
ことを特徴とする請求項1に記載のワーク収容補助装置。 - 前記シートは、前記収容ボックスに収容されたワークを覆うものである
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワーク収容補助装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010116985A JP2011240983A (ja) | 2010-05-21 | 2010-05-21 | ワーク収容補助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010116985A JP2011240983A (ja) | 2010-05-21 | 2010-05-21 | ワーク収容補助装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011240983A true JP2011240983A (ja) | 2011-12-01 |
Family
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011240983A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5242829B1 (ja) * | 2012-06-18 | 2013-07-24 | 有限会社友澤機工 | バッグインボックス用投入装置 |
CN111703648A (zh) * | 2020-06-24 | 2020-09-25 | 广东铭利达科技有限公司 | 一种自动装箱机器人 |
-
2010
- 2010-05-21 JP JP2010116985A patent/JP2011240983A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5242829B1 (ja) * | 2012-06-18 | 2013-07-24 | 有限会社友澤機工 | バッグインボックス用投入装置 |
CN111703648A (zh) * | 2020-06-24 | 2020-09-25 | 广东铭利达科技有限公司 | 一种自动装箱机器人 |
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