JP2011239825A - 電気掃除機 - Google Patents

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Tadashi Fukushima
忠史 福島
Akihiro Iwahara
明弘 岩原
Kenji Yanagisawa
健児 柳沢
Daisuke Kondo
大介 近藤
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Abstract

【課題】床面上の電源プラグが跳ね上っても手などに当ることのない安全で信頼性の高い電気掃除機を得ること。
【解決手段】内部に電動送風機及び電源コードが巻かれるコードリール15が設置された掃除機本体1と、掃除機本体1に着脱可能に接続されて塵埃を吸引するホースユニット40とを有し、掃除機本体1の外部に、コード巻取りボタン31が収容された巻取りボタン収容部12を設け、この巻取りボタン収容部12にホースユニット40の吸引パイプ45に設けたパイプフック47を挿入することにより、コード巻取りボタン31が圧下されてブレーキ装置20によるコードリール15のロックが解除され、コードリール15により電源コード35を巻取るように構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は電気掃除機に係り、より詳しくは、コード巻取り装置を備えた電気掃除機において、電源コードを巻き取る際に先端部に設けたプラグが跳ねて使用者の手などに当ることのない安全な電気掃除機に関するものである。
コード巻取り装置を備えた電気掃除機において、電源コードを巻き取る際にコードリールが勢いよく回転するため、電源コードが巻き込まれる速度が非常に早く、そのため電源コードの先端部(電源プラグ)が床面との間で跳ねたり、あるいは敷居の段差部や障害物を乗り越える際に電源コードの先端部が急に跳ね上ったりして暴れることがあり、使用者に当ることがあって危険であった。
そこで、このような問題を回避すべく、コードリールの巻取りボタンをプラグ収容部から離れた位置に設けたが、このようにすると視認性が悪く、電源コードを巻取る際どこを押すのかわからないという問題が生じた。
このような問題を解決するために、掃除機本体に形成されたコードを引き出す出口部に電磁アクチュエーターの駆動部と連動するコードリールガイドを設けて、ある一定時間の間隔でコードとコードリールガイドが摺動したり、非接触になるようにして、コードの巻き込み速度を減速してある一定速度を超えないようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−39501号公報(第3−4頁、図1)
特許文献1の電気掃除機においては、コードを巻き込むときの速度を減速するだけなので、減速してもコードの先端部(電源プラグ)はフリー状態なので、巻き込む際の先端の暴れを完全に防止することは困難である。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、使用後に掃除機本体に設けた巻取りボタン収容部に、ホースユニットの吸込みパイプに設けたパイプフックを差し込むことにより、電源コードをコードリールに自動的に巻取るように構成することにより、床面上の電源プラグが跳ね上っても手などに当ることのない安全で信頼性の高い電気掃除機を提供することを目的としたものである。
本発明に係る電気掃除機は、内部に電動送風機及び電源コードが巻かれるコードリールが設置された掃除機本体と、該掃除機本体に着脱可能に接続されて塵埃を吸引するホースユニットとを有し、前記掃除機本体の外部に、コード巻取りボタンが収容された巻取りボタン収容部を設け、該巻取りボタン収容部に前記ホースユニットの吸引パイプに設けたパイプフックを挿入することにより、前記コード巻取りボタンが圧下されてブレーキ装置による前記コードリールのロックが解除され、該コードリールにより前記電源コードを巻取るように構成したものである。
本発明によれば、使用者は腰をかがめることなく簡単に電源コードを巻き取ることができ、その上コード巻取りボタンに手を触れることがないため、電源プラグが床面上で跳ね上っても手や身体に当ることがないので、使い勝手がよく、安全で信頼性の高い電気掃除機を得ることができる。
本発明の一実施の形態に係る電気掃除機の説明図である。 図1の掃除機本体の要部の作用説明図である。 図1の電気掃除機の斜視図である。 図3の掃除機本体の上面図である。 図4の後面図である。 図5の要部の拡大図である。 図4のA−A断面図である。 図7のコードリールの上面図である。 図8のB−B断面図である。 図4のC−C断面図である。
本発明の一実施の形態を示す図3の電気掃除機において、1は掃除機本体、40は掃除機本体1に着脱可能に接続されたホースユニットである。なお、本実施の形態においては、サイクロン方式の掃除機本体1を用いた場合を示してある。
掃除機本体1において、2はサイクロン分離装置、3は吸引風路、4は排気風路(図4参照)、5は吸込み口、6は後部側の両側に設けられた後車輪で、底部の前面側には前車輪7(図5参照)が設けられている。なお、掃除機本体1内には電動送風機が収容された電動送風機室(図示せず)、後述のコードリール15が収容されたコードリール室14(図7参照)が設けられている。
ホースユニット40は、一端に掃除機本体1の吸込み口5に着脱可能に接続される接続口42を有し、他端に操作部44が設けられた手元ハンドル43が接続されたホース41、手元ハンドル43に着脱可能に連結された吸引パイプ45、吸引パイプ45に着脱可能に接続された床用吸込み具46からなり、吸引パイプ45の背面側の下方には、ほぼL字状のパイプフック47が設けられている。
掃除機本体1には、図4〜図7に示すように、外ケースの後面側の一方の側に片寄って、電源プラグ36を収容するプラグ収容部10が設けられている。また、このプラグ収容部10に燐接して、コード巻取りボタン31が収容された筒状の巻取りボタン収容部12が設けられており、その天面にはホースユニット40の吸引パイプ45に設けたパイプフック47が差し込まれる開口部13が形成されている。14はプラグ収容部10の斜め下方に設けられて、コードリール15が収容されるコードリール室である。
コードリール室14に収容されたコードリール15は、図8、図9に示すように、コードリールケース16に軸17によって回転自在に支持されたコード巻取り枠18を有し、その中心部には、内部にコード巻取り枠18に常時矢印a方向の回転力を付与するゼンマイを備えたゼンマイ室19が設けられている(なお、以下の説明では、ゼンマイを19と記すことがある)。
20はコードリール15のブレーキ装置で、上部がコ字状に形成されて長穴23を有し、下部に外方(コード巻取り枠18から離れる方向)に突出するブレーキレバー24が設けられて、下部がコードリールケース16に設けた固定軸21に回動可能に軸止された支持レバー22を有し、支持レバー22の上部のコ字状部には、長穴23に支持された回転軸25に設けた例えばゴムの如き軟質材からなるブレーキローラ26が収容されている。
27はコードリールケース16と支持レバー22との間に介装された例えばコイルばねの如き弾性体で、支持レバー22を固定軸21を中心に常時矢印c方向に付勢しており、これにより、ブレーキローラ26はコード巻取り枠18の外周に圧接されている。
そして、コード巻取り枠18が矢印a方向に回転すると、ブレーキローラ26が矢印d方向に回転してこれを構成する軟質材がコード巻取り枠18の外周に食い込んでブレーキがかかり、コード巻取り枠18をロックして回転を阻止する。
また、コード巻取り枠18が矢印b方向に回転すると、ブレーキローラ26が矢印e方向に回転し、コード巻取り枠18から離脱して、ロックが解除される。
35は一端がコード巻取り枠18に固定された電源コード、36は電源コード35の他端に設けた電源プラグで、その一部はプラグ収容部10の奥壁11に設けた貫通穴11aからコードリール室14内に挿入され(図7参照)、段部37が奥壁11に当接して先端部側はプラグ収容室10内に保持される。
巻取りボタン収容部12内には、図10に示すように、有天筒状のコード巻取りボタン31が収容されており、このコード巻取りボタン31は、掃除機本体1とコードリール室14との間に設けられた仕切り板30との間に介装された、例えばコイルばねの如き弾性体32により常時上方に付勢され、下端部に設けたフランジが巻取りボタン収容部12の下端部に係止して保持され、その天面が開口部13に臨んでいる。
33はコード巻取りボタン31に設けられた作動桿で、仕切り板30に設けた貫通穴30aに挿通され、下端部が支持レバー22のブレーキレバー24と対峙している。
上記のように構成したコード巻取りボタン31は、常時は弾性体32に付勢されて巻取りボタン収容部12の上方に位置し、これに設けた作動桿33の下端部は支持レバー22のブレーキレバー24に近接し又は軽く接触している。
このため、支持レバー22は弾性体27に付勢されて、固定軸21を中心に矢印c方向に回動し、ブレーキローラ26がコード巻取り枠18の外周に圧着されてブレーキを掛け、コード巻取り枠18をロックして矢印a方向(電源コード35の巻取り方向)への回転を阻止している。
この状態でコード巻取りボタン31を圧下すると、これと一体化された作動桿33が下降してブレーキレバー24を押圧し、支持レバー22を固定軸21を中心に反矢印c方向に回動させ、ブレーキローラ26をコード巻取り枠18から離脱させ、ロックを解除する。これにより、コード巻取り枠18はゼンマイ19に駆動されて矢印a方向に回転する。
次に、上記のように構成した本発明の作用を説明する。
掃除のため、プラグ収容部10に収容された電源プラグ36を持って電源コード35を引き出す。これにより、電源コード35が巻かれたコード巻取り枠18が、図9に示すように矢印b方向に回転し、ブレーキローラ26によるロックが解除されて回転を続けるので、電源コード35を引き出すことができる。
電源コード35の引き出しを中止すると、コード巻取り枠18はゼンマイ19に駆動されて矢印a方向に回転しようとするが、ブレーキローラ26の軟質材がコード巻取り枠18の外周に食い込んでロックし、電源コード35はその位置に保持される。
この状態で電源プラグ36を商用電源のソケットに接続し、電動送風機を駆動して掃除を行う。
掃除が終ったときは、電源プラグ36をコンセントから引き抜き、図1に示すように、ホースユニット40の吸引パイプ45に設けたパイプフック47を、掃除機本体1に設けた巻取りボタン収容部12の開口部13に差し込み、床用吸込み具46を下にして吸引パイプ45を立てかける。
これにより、図2に示すように、コード巻取りボタン31がパイプフック47により圧下され、作動桿33が支持レバー22のブレーキレバー24を圧下し、支持レバー22を固定軸21を中心に反矢印c方向に回動させてブレーキローラ26から離脱させ、ロックを解除する。
ロックが解除されるとコード巻取り枠18はゼンマイ19に駆動されて矢印a方向に回転し、電源コード35を巻き取る。そして、電源プラグ36がプラグ収容部10内に収容され、その段部37(図7)がプラグ収容部10の奥壁11に当接して停止する。
これにより、電源コード35のコード巻取り枠18への巻取りが終了する。このとき、ホースユニット40の吸引パイプ45に設けたパイプフック47は、巻取りボタン収容部12に差し込んだままでもよく、これから外してもよい。パイプフック47を外せば、ブレーキローラ26は再びコード巻取り枠18をロックする。
上記の説明では、本発明をサイクロン方式の電気掃除機に実施した場合を示したが、これに限定するものではなく、例えば、紙パック式の電気掃除機など、他の構造の電気掃除機にも本発明を実施することができる。
また、プラグ収容部10及び巻取りボタン収容部12を、掃除機本体1の後面側(図示の位置)に設けた場合を示したが、他の位置に設けてもよい。
本発明によれば、使用者は腰をかがめることなく、ホースユニット40の吸引パイプ45に設けたパイプフック47を、巻取りボタン収容部12に差し込むだけで、電源コード35をコードリール15に自動的に巻取ることができ、また、コード巻取りボタン31に手を触れることがないので、電源プラグ36が床面から跳ね上っても手や身体に当ることがない。
また、巻取りボタン収容部12に吸引パイプ45に設けたパイプフック47を差し込んだままで電気掃除機を格納することができるので便利であり、これらにより安全で使い勝手のよい電気掃除機を得ることができる。
1 掃除機本体、10 プラグ収容部、12 巻取りボタン収容部、13 開口部、15 コードリール、20 ブレーキ装置、21 固定軸、22 支持レバー、24 ブレーキレバー、26 ブレーキローラ、27 弾性体、31 コード巻取りボタン、32 弾性体、33 作動桿、35 電源コード、36 電源プラグ。

Claims (4)

  1. 内部に電動送風機及び電源コードが巻かれるコードリールが設置された掃除機本体と、該掃除機本体に着脱可能に接続されて塵埃を吸引するホースユニットとを有し、
    前記掃除機本体の外部に、コード巻取りボタンが収容された巻取りボタン収容部を設け、
    該巻取りボタン収容部に前記ホースユニットの吸引パイプに設けたパイプフックを挿入することにより、前記コード巻取りボタンが圧下されてブレーキ装置による前記コードリールのロックが解除され、
    該コードリールにより前記電源コードを巻取るように構成したことを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記巻取りボタン収容部は、前記掃除機本体から突設されて天面に前記吸引パイプのパイプフックが挿入される開口部を有する筒状に形成され、
    該巻取りボタン収容部内に収容されて常時弾性体により上方に付勢された有天のコード巻取りボタンと、該コード巻取りボタンに設けられ、先端部が前記コードリールをロックするブレーキ装置のブレーキレバーと対峙する作動桿とを備えたことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
  3. 前記ブレーキ装置は、リールケースに設けた固定軸に回動可能に支持され、該固定軸の近傍に設けられて前記コード巻取りボタンの作動桿と対峙するブレーキレバーを有し、他方の側にブレーキローラが回転自在に支持された支持レバーと、該支持レバーを前記コードリール側に付勢して前記ブレーキローラを該コードリールに圧着する弾性体とによって構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の電気掃除機。
  4. 前記ブレーキローラは、軟質材で形成されていることを特徴とする請求項3記載の電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101356527B1 (ko) * 2012-05-07 2014-02-04 엘지전자 주식회사 진공청소기
KR101461981B1 (ko) * 2012-05-07 2014-11-14 엘지전자 주식회사 진공청소기
CN111685644A (zh) * 2020-06-23 2020-09-22 泰州鸿材科技有限公司 一种具有自动收放线功能的吸尘器及其使用方法

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