JP2011239804A - X線検査装置 - Google Patents

X線検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011239804A
JP2011239804A JP2010111690A JP2010111690A JP2011239804A JP 2011239804 A JP2011239804 A JP 2011239804A JP 2010111690 A JP2010111690 A JP 2010111690A JP 2010111690 A JP2010111690 A JP 2010111690A JP 2011239804 A JP2011239804 A JP 2011239804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray
image processing
inspection apparatus
body thickness
ray inspection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010111690A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Maeda
真也 前田
Keiichi Goto
敬一 後藤
Mitsutake Yoshida
光毅 吉田
Isao Nakanishi
功 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2010111690A priority Critical patent/JP2011239804A/ja
Publication of JP2011239804A publication Critical patent/JP2011239804A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】 画像処理パラメータをX線検査中に自動的に変更することが可能なX線検査装置を提供する。
【解決手段】 X線検査装置により透視を実行しているときには、常に、被検者26の体厚と、X線管21への管電圧および管電流からなるX線条件と、コリメータ部23による視野サイズとが、検査条件として測定され、その測定値に基づいて、画像処理部により画像処理パラメータとしての周波数強調量と、ダイナミックレンジ圧縮量と、ノイズの抑制量とが常に最適なものに変更される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、X線を利用した透視や撮影を行うことにより被検者の検査を行うX線検査装置に関する。
このようなX線検査装置を利用して透視や撮影を行う場合においては、透視や撮影のための検査条件だけではなく、透視や撮影がなされた画像を表示するための画像処理条件を設定する必要がある。この検査条件や画像処理条件は、被検者である患者に必要な診断の種類や撮影部位、あるいは、患者の体格等によって異なっている。
従来、このような条件を設定する場合においては、オペレータが、X線管の管電圧、管電流およびX線照射時間等を指定するともに、透視を行う場合には、単位時間あたりのフレーム数を指定している。また、画像処理条件を設定する場合においては、オペレータが、画像表示部に画像を表示するときの各種の条件を指定している。
一方、X線管の管電圧、管電流およびX線照射時間等の撮影条件と、オペレータが手動で行うべき手動操作条件とを関連づけて記憶するようにした放射線撮影装置も提案されている(特許文献1参照)。
特開2009−254411号公報
例えば、循環器を透視する検査装置においては、一度のX線照射の間に、様々な部位の透視が連続して実行される。このときには、各部位ごとのX線吸収量の違いを補うために、IBS信号(自動輝度調整信号)を利用してX線管の管電圧や管電流をフィードバック制御することにより、画像表示部に表示される画像の輝度を一定にする構成が採用されている。
しかしながら、管電圧や管電流等のX線の照射条件をコントロールして画像表示部に表示される画像の輝度を一定に維持したとしても、被検者の体厚が厚くなった場合には、透視画像のコントラスト自体が低下し、あるいは、ノイズ量が次第に増加するという現象が生ずる。このため撮影部位が変化することにより被検者の体厚が変化した場合や、撮影角度等が変化することにより被検者の体厚が変化した場合には、画像表示部に表示される画像の画質が変化するという問題が生ずる。
このため、従来は、オペレータが、検査を実行中に、コントラストの改善や、ノイズの抑制のために、画像処理パラメータを調整している。しかしながら、この作業は煩雑であり、また、検査を迅速に行う必要がある場合には、画像処理パラメータの調整作業自体を行うことが困難となるという問題が生ずる。このような問題は、被検者の体厚の変化のみならず、X線管の管電圧や管電流等のX線条件や、コリメータによる視野サイズ等が変更された場合にも、同様に生ずる問題である。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、検査条件に基づいて、画像処理パラメータをX線検査中に自動的に変更することが可能なX線検査装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、X線管と、前記X線管から照射され被検者を通過したX線を検出するX線検出器と、前記X線検出器からの画像信号を画像処理する画像処理部と、前記画像処理部により画像処理された画像信号に基づいて画像を表示する画像表示部とを備えたX線検査装置において、X線検査中に、X線検査の検査条件を測定する検査条件測定手段と、前記検査条件測定手段により測定した検査条件に基づいて、前記画像処理部により画像処理を行う画像処理パラメータをX線検査中に変更する画像処理パラメータ変更手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記検査条件測定手段は、X線検査中に、被検者の体厚を測定する体厚測定手段である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記体厚測定手段は、前記X線管によるX線の照射条件と、前記X線検出器に到達したX線量とから、被検者の体厚を測定する。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、被検者の体厚と画像処理パラメータとの関係を記憶したテーブルを備え、前記画像パラメータ変更手段は、前記テーブルを使用して、前記画像処理部により画像処理を行う画像処理パラメータをX線検査中に変更する。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記X線検査は透視であり、前記体厚測定手段は、前記X線管によるX線の照射条件とIBS信号とに基づいて、被検者の体厚を測定する。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記X線検査は撮影であり、前記体厚測定手段は、前記X線管によるX線の照射条件とフォトタイマーの信号とに基づいて、被検者の体厚を測定する。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、 前記検査条件測定手段は、X線検査中の管電圧または管電流を測定するX線条件測定手段である。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、 前記検査条件測定手段は、X線検査中のコリメータによる視野サイズを測定する視野サイズ測定手段である。
請求項9に記載の発明は、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の発明において、前記パラメータ変更手段は、画像信号における特定周波数を強調する周波数強調量、画像信号のダイナミックレンジを圧縮するダイナミックレンジ圧縮量、フィルターを使用して画像信号からノイズを除去するノイズの抑制量の少なくとも一つを変更する。
請求項1に記載の発明によれば、検査条件測定手段により測定した検査条件に基づいて画像処理を行うための画像処理パラメータをX線検査中に変更することが可能となる。このため、検査条件に最適な画像処理パラメータを使用して画像処理を実行することにより、画像表示部に適正な画像を表示することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、X線検査中に測定した被検者の体厚に基づいて、その被検者の体厚に最適な画像処理パラメータを使用して画像処理を実行することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、X線管によるX線の照射条件とX線検出器に到達したX線量とから被検者の体厚を測定することにより、その被検者の体厚に最適な画像処理パラメータを正確に選択することが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、被検者の体厚と画像処理パラメータとの関係を記憶したテーブルを使用して画像処理パラメータを変更することから、画像処理パラメータを正確かつ迅速に決定することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、透視による検査時に、X線管によるX線の照射条件とIBS信号とに基づいて被検者の体厚を測定することにより、画像処理パラメータを変更することが可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、撮影による検査時に、X線管によるX線の照射条件とフォトタイマーの信号とに基づいて被検者の体厚を測定することにより、画像処理パラメータを変更することが可能となる。
請求項7に記載の発明によれば、X線検査中の管電圧または管電流に基づいて画像処理パラメータを変更することにより、その管電圧または管電流に最適な画像処理パラメータを使用して画像処理を実行することが可能となる。
請求項8に記載の発明によれば、X線検査中のコリメータによる視野サイズに基づいて画像処理パラメータを変更することにより、その視野サイズに最適な画像処理パラメータを使用して画像処理を実行することが可能となる。
請求項9に記載の発明によれば、画像処理パラメータとしての、画像信号における特定周波数を強調する周波数強調量、画像信号のダイナミックレンジを圧縮するダイナミックレンジ圧縮量、フィルターを使用して画像信号からノイズを除去するノイズの抑制量の少なくとも一つを変更することにより、画像表示部に適正な画像を表示することが可能となる。
この発明の第1実施形態に係るX線検査装置の概要図である。 コリメータ部23の要部を示す斜視図である。 この発明の第1実施形態に係るX線検査装置の主要な電気的構成を示すブロク図である。 この発明の第2実施形態に係るX線検査装置の概要図である。 この発明の第2実施形態に係るX線検査装置の主要な電気的構成を示すブロク図である。 この発明の第3実施形態に係るX線検査装置の概要図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明の第1実施形態に係るX線検査装置の概要図であり、図2は、そのコリメータ部23の要部を示す斜視図である。
このX線検査装置はX線検査としての透視を実行するものであり、被検者26を載置するテーブル27と、X線管21と、このX線管21から照射され被検者26を通過したX線を検出するX線検出器としてのフラットパネルディテクタ22と、X線管21から射出されたX線が被検者26に照射される領域である視野のサイズを変更するためのコリメータ部23とを備える。コリメータ部23は、図2に示すように、各々往復移動可能な4枚のコリメータリーフ24を備える。このコリメータ部23の作用により、X線管21から被検者26に照射されるX線の領域である視野Eが規定される。
図3は、この発明の第1実施形態に係るX線検査装置の主要な電気的構成を示すブロク図である。このX線検査装置は、記憶部11と画像処理部12とを含む制御部10を備える。
高電圧発生部32には、X線管21によるX線の照射条件およびIBS信号と被検者26の体厚の関係とを示すテーブルが記憶されている。また、制御部10における記憶部11には、各種のデータの他に、次のテーブルが記憶されている。すなわち、この記憶部11には、被検者26の体厚とそれに最適な画像処理パラメータとの関係を記憶したテーブルと、X線管21への管電圧および管電流とそれに最適な画像処理パラメータとの関係を記憶したテーブルと、コリメータ部23による視野サイズとそれに最適な画像処理パラメータとの関係を記憶したテーブルとが記憶されている。
また、画像処理部12は、画像処理パラメータを設定、変更する機能を有するものであり、画像信号における特定周波数を強調するための周波数強調量を制御する周波数強調部13と、画像信号のダイナミックレンジを圧縮するためのダイナミックレンジ圧縮量を制御するダイナミックレンジ圧縮部14と、フィルターを使用して画像信号からノイズを除去するためのノイズの抑制量を制御するノイズ抑制部15とを備えている。
この制御部10は、上述したフラットパネルディテクタ22およびコリメータ部23と接続されている。また、この制御部10は、IBS信号(自動輝度調整信号)を発生するIBS回路31およびX線管21に印加する管電圧および管電流を制御する高電圧発生部32を介して、上述したX線管21に接続されている。さらに、この制御部10は、X線透視画像やその他の画像を表示するための画像表示部33と、キーボード等の入力部34とも接続されている。この制御部10は、コリメータ部23による視野サイズの情報と、高電圧発生部32によりX線管21に印加する管電圧、管電流および体厚の情報とを常に入手している。
以上のような構成を有するX線検査装置において透視を行うときには、予め、被検者26の体格や撮影部位等に対応したデータが、入力部34により入力される。また、上述したように、制御部10における記憶部11には、各種のテーブルと、入力部34から入力された情報を含む各種のデータが記憶されている。このような条件の下、初期設定が完了すれば、高電圧発生部32からX線管21に所定の管電圧および管電流が付与され、X線管21からX線が照射されて透視が開始される。
X線管21から照射されたX線は、コリメータ部23により照射領域を制限されて被検者26に照射される。そして、被検者26を通過したX線は、フラットパネルディテクタ22により検出され、その画像信号が制御部10に送られる。この画像信号は、画像処理部12において画像処理された後、画像表示部33に送られる。そして、画像表示部33において、X線透視画像が表示される。
また、フラットパネルディテクタ22から制御部10に送信された画像信号に基づいて、IBS信号(自動輝度調整信号)が作成される。IBS回路31は、このIBS信号に基づいて高電圧発生部32に制御信号を送信する。高電圧発生部32は、この制御信号に基づいて、X線管21に付与する管電圧および管電流をフィードバック制御する。これにより、画像表示部33に表示される透視画像の輝度が一定に維持される。
このX線検査装置により透視を実行しているときには、被検者26の体厚と、X線管21への管電圧および管電流からなるX線条件と、コリメータ部23による視野サイズとが、常に検査条件として測定され、その測定値に基づいて、画像処理部12により画像処理パラメータが常に最適なものに変更される。
被検者26の体厚は、X線管21によるX線の照射条件と、フラットパネルディテクタ22に到達したX線量とから測定される。このときには、IBS回路31におけるIBS信号が利用される。すなわち、高電圧発生部32には、X線管21に供給する管電圧および管電流からなるX線の照射条件と、被検者26を通過しフラットパネルディテクタ22に到達したX線の線量と相関関係を有するIBS信号との関係から、そのときの被検者26の体厚を求めるためのテーブルが記憶されている。このため、このテーブルを利用することにより、X線管21によるX線の照射条件とIBS信号とに基づいて、透視の実行中に、一定時間ごとに被検者26の体厚を測定することが可能となる。
そして、画像処理部12は、体厚が測定されるたびに、画像処理パラメータを最適のものに変更する。このときには、記憶部11に記憶された被検者26の体厚とそれに最適な画像処理パラメータとの関係を記憶したテーブルが使用される。そして、周波数強調部13と、ダイナミックレンジ圧縮部14と、ノイズ抑制部15とにより、周波数強調量と、ダイナミックレンジ圧縮量と、ノイズの抑制量とが、最適なものとなるように変更される。
ここで、周波数強調部13により変更される周波数強調量は、画像信号における特定周波数を強調するためのものである。被検者26の体厚に対応して、画像信号を構成する信号の周波数のうちの特定の周波数を強調して、特定領域における強調の度合いを変更することにより、画像表示部33に表示される透視画像をより鮮明なものとすることが可能となる。
また、ダイナミックレンジ圧縮部14により変更されるダイナミックレンジ圧縮量は、画像信号におけるダイナミックレンジを圧縮するためのものである。被検者26の体厚に対応して、各画素における特定の輝度値の領域を拡張し、他の領域を圧縮するダイナミックレンジ圧縮を実行することにより、画像表示部33に表示される透視画像のうち、特定の輝度の領域をより鮮明なものとすることが可能となる。
さらに、ノイズ抑制部15により変更されるノイズ抑制量は、画像信号における特定周波数の領域に対してローパスフィルター等のフィルターを適用して、画像信号からノイズを除去するためのものである。被検者26の体厚に対応して、画像信号を構成する信号の周波数のうちの特定の周波数を除去して、画像の粒状性を改善することにより、画像表示部33に表示される透視画像をより鮮明なものとすることが可能となる。
上述した被検者26の体厚の測定と並行して、X線管21への管電圧および管電流からなるX線条件と、コリメータ部23による視野サイズとが、常に検査条件として測定される。画像処理部12は、これらのX線条件と視野サイズが測定されるたびに、画像処理パラメータを最適のものに変更する。このときにも、記憶部11に記憶されたX線管21への管電圧および管電流とそれに最適な画像処理パラメータとの関係を記憶したテーブルと、コリメータ部23による視野サイズとそれに最適な画像処理パラメータとの関係を記憶したテーブルとが使用される。そして、周波数強調部13と、ダイナミックレンジ圧縮部14と、ノイズ抑制部15とにより、周波数強調量と、ダイナミックレンジ圧縮量と、ノイズの抑制量とが、最適なものとなるように変更される。
以上のように、この発明に係るX線検査装置によれば、被検者26の体厚と、X線管21への管電圧および管電流からなるX線条件と、コリメータ部23による視野サイズという三種類の検査条件が検査中に常に測定され、この検査条件に基づいて、画像処理部12により画像処理を行う画像処理パラメータが、X線検査中にダイナミックに変更される。このため、検査条件に最適な画像処理パラメータを使用して画像処理が実行されることになり、画像表示部33に常に適正な画像を表示することが可能となる。このX線検査装置における体厚の測定手段と、X線条件の測定手段と、視野サイズの測定手段は、この発明に係る検査条件測定手段として機能する。
次に、この発明の他の実施形態について説明する。図4は、この発明の第2実施形態に係るX線検査装置の概要図である。また、図5は、この発明の第2実施形態に係るX線検査装置の主要な電気的構成を示すブロク図である。なお、上述した第1実施形態と同一の部材については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
上述した第1実施形態に係るX線検査装置は、X線検査としての透視を実行するものであるのに対し、この第2実施形態に係るX線検査装置は、X線検査としてのX線撮影を連続して実行している。このため、上述した第1実施形態においては、被検者26の体厚をIBS信号を利用して測定していたが、この第2実施形態においては、被検者26に対するX線の照射量の積算値を検出するためのフォトタイマー25の信号を利用して被検者26の体厚を測定するようにしている。
すなわち、この第2実施形態においては、高電圧発生部32には、X線管21に供給する管電圧および管電流からなるX線の照射条件と、そのときに被検者26を通過しフラットパネルディテクタ22に到達したX線の線量と相関関係を有するフォトタイマー25からの信号との関係に基づいて、その条件下での被検者26の体厚を求めるためのテーブルが記憶されている。このため、このテーブルを利用することにより、X線管21によるX線の照射条件とフォトタイマー25からの信号とに基づいて、連続したX線撮影の実行中に、一定時間ごとに被検者26の体厚を測定することが可能となる。そして、第1実施形態の場合と同様、画像処理部12は、体厚が測定されるたびに、画像処理パラメータを最適のものに変更する。
なお、X線管21への管電圧および管電流からなるX線条件と、コリメータ部23による視野サイズとに基づいて画像処理パラメータを最適のものに変更する点は、上述した第1実施形態と同様である。
次に、この発明のさらに他の実施形態について説明する。図6は、この発明の第3実施形態に係るX線検査装置の概要図である。なお、上述した第1、第2実施形態と同一の構成については説明を省略する。
上述した第1、第2実施形態に係るX線検査装置は、X線管21とフラットパネルディテクタ22とを固定した状態で透視や連続撮影等のX線検査を実行している。これに対して、この第3実施形態においては、略C字状のアーム53を利用してX線照射部51とX線検出器52とを移動させながら、透視や連続撮影等のX線検査を実行している。
このX線検査装置は、その内部に後述するX線管を備え、テーブル56上の被検者50に対してX線を照射するX線照射部51と、被検者50を通過したX線を検出するX線検出器52と備える。X線照射部51とX線検出器52とは、略C字状のアーム53により支持されている。このアーム53は、天井に固定されたガイド部材55に案内されることにより一方向に移動するキャリッジ54に支持されている。
例えば、X線による心血管撮影の場合には、心臓の表裏を3次元的に取り巻く冠動脈の血管画像を得るためには、多方向からの撮影を行う必要がある。このような場合には、この実施形態のようなC型のアーム53を備えたX線検査装置が使用される。このX線検査装置においては、アーム53を移動させながら透視や連続撮影を実行することから、被検者50の体厚は連続的に変化する。このため、上述した第1、第2実施形態と同様の方法により、被検者50の体厚を常に測定する。そして、画像処理部は、体厚が測定されるたびに、画像処理パラメータを最適のものに変更する。その他の構成は、上述した第1実施形態と同様である。
なお、上述した実施形態においては、いずれも、画像処理部12により画像処理を行う画像処理パラメータとしての周波数強調量と、ダイナミックレンジ圧縮量と、ノイズの抑制量とを、X線検査中に変更している。但し、周波数強調量、ダイナミックレンジ圧縮量、ノイズの抑制量のうち、少なくとも一つのみを変更するようにしてもよい。また、これら以外の画像処理パラメータを変更するようにしてもよい。
10 制御部
11 記憶部
12 画像処理部
13 周波数強調部
14 ダイナミックレンジ圧縮部
15 ノイズ抑制部
21 X線管
22 フラットパネルディテクタ
23 コリメータ部
24 コリメータリーフ
25 フォトタイマー
26 被検者
27 テーブル
31 IBS回路
32 高電圧発生部
33 画像表示部
34 入力部
50 被検者
51 X線照射部
52 X線検出器
53 アーム

Claims (9)

  1. X線管と、前記X線管から照射され被検者を通過したX線を検出するX線検出器と、前記X線検出器からの画像信号を画像処理する画像処理部と、前記画像処理部により画像処理された画像信号に基づいて画像を表示する画像表示部とを備えたX線検査装置において、
    X線検査中に、X線検査の検査条件を測定する検査条件測定手段と、
    前記検査条件測定手段により測定した検査条件に基づいて、前記画像処理部により画像処理を行う画像処理パラメータをX線検査中に変更する画像処理パラメータ変更手段と、
    を備えたことを特徴とするX線検査装置。
  2. 請求項1に記載のX線検査装置において、
    前記検査条件測定手段は、X線検査中に、被検者の体厚を測定する体厚測定手段であるX線検査装置。
  3. 請求項2に記載のX線検査装置において、
    前記体厚測定手段は、前記X線管によるX線の照射条件と、前記X線検出器に到達したX線量とから、被検者の体厚を測定するX線検査装置。
  4. 請求項3に記載のX線検査装置において、
    被検者の体厚と画像処理パラメータとの関係を記憶したテーブルを備え、前記画像パラメータ変更手段は、前記テーブルを使用して、前記画像処理部により画像処理を行う画像処理パラメータをX線検査中に変更するX線検査装置。
  5. 請求項4に記載のX線検査装置において、
    前記X線検査は透視であり、
    前記体厚測定手段は、前記X線管によるX線の照射条件とIBS信号とに基づいて、被検者の体厚を測定するX線検査装置。
  6. 請求項4に記載のX線検査装置において、
    前記X線検査は撮影であり、
    前記体厚測定手段は、前記X線管によるX線の照射条件とフォトタイマーの信号とに基づいて、被検者の体厚を測定するX線検査装置。
  7. 請求項1に記載のX線検査装置において、
    前記検査条件測定手段は、X線検査中の管電圧または管電流を測定するX線条件測定手段であるX線検査装置。
  8. 請求項1に記載のX線検査装置において、
    前記検査条件測定手段は、X線検査中のコリメータによる視野サイズを測定する視野サイズ測定手段であるX線検査装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のX線検査装置において、
    前記パラメータ変更手段は、画像信号における特定周波数を強調する周波数強調量、画像信号のダイナミックレンジを圧縮するダイナミックレンジ圧縮量、フィルターを使用して画像信号からノイズを除去するノイズの抑制量の少なくとも一つを変更するX線検査装置。
JP2010111690A 2010-05-14 2010-05-14 X線検査装置 Pending JP2011239804A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010111690A JP2011239804A (ja) 2010-05-14 2010-05-14 X線検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010111690A JP2011239804A (ja) 2010-05-14 2010-05-14 X線検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011239804A true JP2011239804A (ja) 2011-12-01

Family

ID=45407115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010111690A Pending JP2011239804A (ja) 2010-05-14 2010-05-14 X線検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011239804A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013187040A1 (ja) 2012-06-11 2013-12-19 富士フイルム株式会社 放射線画像処理装置および方法
US9877696B2 (en) 2015-09-09 2018-01-30 Fujifilm Corporation Radiographic image processing apparatus and method and recording medium storing therein radiographic image processing program
WO2019043901A1 (ja) * 2017-09-01 2019-03-07 株式会社島津製作所 画像処理装置
JP2019042408A (ja) * 2017-09-07 2019-03-22 コニカミノルタ株式会社 放射線画像処理装置、プログラム及び放射線画像処理方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04241842A (ja) * 1991-01-16 1992-08-28 Konica Corp 放射線画像読取装置
JPH09234198A (ja) * 1996-02-29 1997-09-09 Shimadzu Corp X線tvシステム
JPH1099307A (ja) * 1996-09-30 1998-04-21 Ge Yokogawa Medical Syst Ltd X線撮影方法及びx線テレビ装置
JPH10136261A (ja) * 1996-10-31 1998-05-22 Shimadzu Corp X線映像装置
JP2003310589A (ja) * 1993-03-30 2003-11-05 Konica Minolta Holdings Inc 放射線画像のダイナミックレンジ圧縮方法
JP2010005252A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Fujifilm Corp エネルギーサブトラクション処理装置、方法、およびプログラム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04241842A (ja) * 1991-01-16 1992-08-28 Konica Corp 放射線画像読取装置
JP2003310589A (ja) * 1993-03-30 2003-11-05 Konica Minolta Holdings Inc 放射線画像のダイナミックレンジ圧縮方法
JPH09234198A (ja) * 1996-02-29 1997-09-09 Shimadzu Corp X線tvシステム
JPH1099307A (ja) * 1996-09-30 1998-04-21 Ge Yokogawa Medical Syst Ltd X線撮影方法及びx線テレビ装置
JPH10136261A (ja) * 1996-10-31 1998-05-22 Shimadzu Corp X線映像装置
JP2010005252A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Fujifilm Corp エネルギーサブトラクション処理装置、方法、およびプログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013187040A1 (ja) 2012-06-11 2013-12-19 富士フイルム株式会社 放射線画像処理装置および方法
US9805449B2 (en) 2012-06-11 2017-10-31 Fujifilm Corporation Radiation image processing apparatus and method
US9877696B2 (en) 2015-09-09 2018-01-30 Fujifilm Corporation Radiographic image processing apparatus and method and recording medium storing therein radiographic image processing program
WO2019043901A1 (ja) * 2017-09-01 2019-03-07 株式会社島津製作所 画像処理装置
JP2019042408A (ja) * 2017-09-07 2019-03-22 コニカミノルタ株式会社 放射線画像処理装置、プログラム及び放射線画像処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5835333B2 (ja) 画像処理装置およびそれを備えた放射線撮影装置
US9311695B2 (en) Image processing method and radiographic apparatus using the same
KR20160090530A (ko) 엑스선 영상 장치, 영상 처리 장치 및 영상 처리 방법
JP2013176551A (ja) 医用画像診断装置
US9724064B2 (en) Radiographic apparatus
JP2009082174A (ja) X線ct装置
JP2010193940A (ja) X線ct装置
JP2011239804A (ja) X線検査装置
JP2010273834A (ja) X線画像診断装置
JP5388476B2 (ja) 画像表示装置、乳房x線撮影装置および画像表示プログラム
JP6083990B2 (ja) 放射線撮影装置、その制御方法及びプログラム
US20110305382A1 (en) Image processing method and radiographic apparatus using the same
US11551352B2 (en) Systems and methods for x-ray imaging
WO2011074471A1 (ja) X線画像診断装置、x線露出制御方法及びプログラム
KR20160036903A (ko) 엑스선 장치 및 그 제어방법
JP2010075555A (ja) X線画像診断装置
JP5044457B2 (ja) 放射線画像撮影装置及び撮影条件設定方法
JP2007244484A (ja) X線診断装置
WO2019003506A1 (ja) 断層像生成方法および放射線撮影装置
JP5272876B2 (ja) X線撮影装置およびx線撮影装置の作動方法
WO2019202722A1 (ja) デジタルラジオグラフィー装置
JP2012109127A (ja) X線検査装置
JP7115545B2 (ja) 医用x線画像処理装置およびx線画像撮影装置
KR20160147196A (ko) 엑스선 장치 및 엑스선 촬영 방법
KR101895090B1 (ko) 형광투시 시스템 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130716

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131112