JP2011238368A - 面発光装置及び面発光装置の製造方法 - Google Patents

面発光装置及び面発光装置の製造方法 Download PDF

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勇斗 鈴木
Tomohisa Tajiri
智久 田尻
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Abstract

【課題】色度範囲や光束などに固体差に起因するばらつきのある多数のLEDが供給された場合において、供給された多数のLEDの全部を使用対象とすることが可能でありながら、色度や光束がスペックアウトすることのない面発光装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】色度範囲S内で色度母集団を4分割して得られる第1〜第4の母集団群A1〜A4の1つを抽出する。光束母集団を光束数値に応じて2分割する。抽出した1つの母集団群A1の中央部色度母集団Cと光束数値の大きな第1光束母集団aとを組み合わせて、光源ユニット1のバー2の内側チャンネルch2,ch3に割り当てる。抽出した1つの母集団群A1に含まれるLEDの全部と光束母集団に含まれるLEDの全部とを組み合わせて外側チャンネルch1,ch4に割り当てる。
【選択図】図2

Description

本発明は、面発光装置、特に、色度座標上の色度範囲で複数の色度母集団にランク分けされ、かつ、光束数値に応じた複数の光束母集団にランク分けされている多数のLEDの中から選択された所要数のLED(発光ダイオード)を有し、それらのLEDが帯板状のバーに並べて搭載されてなる光源ユニットを備える面発光装置に関する。また、本発明は、このような面発光装置の製造方法に関する。
面発光装置の光源として採用されるLEDは、その生産段階で固体差により色度や光束にばらつきが生じる。このばらつきは、液晶表示モジュールとして見た場合に、ディスプレイの見た目の明暗の差や色味の差として明らかに識別できるレベルに達している。そこで、LEDを光源とする光源ユニットを組み込んだ面発光装置を製造するときには、国際照明委員会による色度図(CIE表色系におけるxy色度図)の色度座標を使って多数のLEDに対してランク分けがなされる。また、光束(lm)についても同様に光束数値に応じたランク分けがなされる。
従来では、面発光装置の発光色のばらつきや輝度をできるだけ一様にするための対策として、LEDの色度(CIE)や光束(lm)、順方向電圧(Vf)の仕様を細かく限定することが行われていた。また、色度や光束にばらつきがある多数のLEDを混在(ミキシング)させた光源ユニットを用いて、面発光装置の全体(液晶表示モジュール)の発光色のばらつきや輝度をできるだけ一様にするという対策が講じられることもあり、この対策では、色度や光束、順方向電圧の仕様が異なるLEDを交互に並べるというミキシング方法が採られていた。
一方、液晶モジュールのバックライト(面発光装置に相当)の製造に際して、供給されたばらつきのあるLEDの利用率が高くなるようにするための対策を提案している先行例があった(たとえば、特許文献1参照)。そのほか、発光色のばらつきを低減するための種々の研究も行われている(たとえば、特許文献2、特許文献3参照)。
特開2008−147563号公報 特開2009−158903号公報 特開2001−222242号公報
しかしながら、従来のように面発光装置の発光色や光束のばらつきをできるだけ一様にするためにLEDの色度や光束、順方向電圧の仕様を細かく限定するという対策を講じると、色度座標上や光束数値に応じてランク分けされた多数のLEDの中で使用可能なLEDの数が限定されてしまうので、無駄なLEDが発生することによるコストアップが避けられないという問題があった。
また、色度座標上で略矩形の輪郭線を有する色度範囲内で細かくランク分けされた多数のLEDから任意のLEDを選択して面発光装置の光源ユニットに使用するだけでは、光源ユニットに使用されているLEDの多くが、上記輪郭線のコーナ付近(色度範囲内の偏った位置)にランク分けされた色度母集団に属するLEDであるという場合や、光束数値の小さい範囲にランク分けされた光束母集団に属するLEDであるという場合も起こり得る。これらの場合には、面発光装置が色度スペックや光束スペックを満たさなくなってスペックアウトとなってしまうという問題があった。また、順方向電圧(Vf)の高いLEDが集中して使用された場合には消費電力が大きくなってしまう。
ところで、面発光装置の製造に際して、供給された多数のLEDを、上記した色度範囲内で複数の色度母集団に細かくランク分けし、それらのLEDを光束数値に応じて複数の光束母集団に細かくランク分けし、さらに順方向電圧の数値に応じてランク分けした上で、それらの各ランクに属するLEDを適切に組み合わせて光源ユニットの帯板状のバーでの配置位置を指定するという対策を行うと、無駄なLEDが発生することを抑制しつつ面発光装置の全体の発光色や光束のばらつきを抑えることができるとも考えられる。
しかしながら、たとえば、供給された多数のLEDが、色度範囲内で4行4列の16種類の色度母集団にランク分けされ、光束数値によって6種類の光束母集団にランク分けされ、さらに7種類の順方向電圧の数値によっでランク分けされているという場合には、それらのLEDについて、合計で672通りの組み合わせが考えられることから、これをバーに位置指定して配置することは不可能に近いということが云える。この点を解決するには、色度母集団や光束母集団のランク数を減少させることによって、バーでのLEDの位置指定を簡略化することが有益である。
本発明は、以上の状況の下で、光源ユニットのバーの長手方向中央部に配置されるLEDのスペックが、面発光装置の全体のスペックに影響を及ぼしやすいという事実に着目してなされたものである。
すなわち、本発明は、色度範囲や光束などにばらつきのある多数のLEDが供給された場合において、供給された多数のLEDの全部を使用対象とすることができて無駄なLEDの発生を抑制し、併せて、LEDの細分化された仕様を用いる必要性をなくすることによってコストダウンを図ることが可能でありながら、色度や光束がスペックアウトすることのない面発光装置を提供すること、及び、そのような面発光装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る面発光装置は、色度座標上で略矩形の輪郭線を有する色度範囲内で複数の色度母集団にランク分けされた多数のLEDが、光束数値に応じた複数の光束母集団にランク分けされていて、多数の上記LEDの中から選択された所要数のLEDが、帯板状のバーに並べて搭載された光源ユニットを備えている。
そして、上記光源ユニットに含まれる所要数の上記LEDが、上記バーの長手方向複数箇所に並んだ個々のチャンネルに振り分けて割り当てられている。また、複数の上記色度母集団を、上記色度範囲の中央部に位置する1つの中央部色度母集団とその中央部母集団に隣接して上記輪郭線の相隣接する2辺に接する範囲にランク分けされた周辺部色度母集団とを含む第1〜第4の4つの異なる母集団群に分け、それらの母集団群から任意の1つの母集団群を抽出した上で、複数箇所のチャンネルの並び方向中央部に位置している内側チャンネルに、抽出された上記母集団群の中央部色度母集団から任意に選択されたLEDが割り当てられ、上記内側チャンネルを挟む両側に位置している外側チャンネルに、抽出された当該母集団群の中央部色度母集団と周辺部色度母集団の全範囲から任意に選択されたLEDが割り当てられている。さらに、上記内側チャンネルに含まれるLEDの全部が、複数の上記光束母集団を光束数値の大きい第1光束母集団群とそれよりも光束数値の小さい第2光束母集団群との2段階にランク分けすることによって得られる上記第1光束母集団群に属し、上記外側チャンネルに含まれるLEDが、第1及び第2の上記光束母集団群の全範囲から任意に選択されている。
この構成であると、光源ユニットに含まれる所要数のLEDが、バーの長手方向複数箇所に並んだ個々のチャンネルに振り分けて割り当てられているので、バーでの個々のLEDの配置位置を個別に決定する必要がなく、各チャンネルごとに個々のLEDの配置位置を決定することができるので、LEDの配置のための労力が軽減されてそのための工程が簡略化される。
また、色度母集団が第1〜第4の母集団群の4段階にランク分けされるようになってLEDのランク数が減少し、LEDの仕様の細分化が回避される。光束母集団も第1光束母集団群及び第2光束母集団群の2段階にランク分けされるようになってLEDのランク数が減少し、LEDの仕様の細分化が回避される。そのため、供給された多数のLEDが、色度座標上の色度範囲内で4行4列の16種類の色度母集団に細かくランク分けされ、光束数値によって6種類の光束母集団に細かくランク分けされているとしても、バーに位置指定して配置するためのLEDは、4段階にランク分けされた第1〜第4の母集団群、第1又は第2の光束母集団群から選択するだけで済むようになって位置指定が容易になる。
また、光源ユニットのバーの内側チャンネルに割り当てられたLEDが当該面発光装置に要求される色度スペックと光束スペックとを満たし、しかも、内側チャンネルに割り当てられたLEDのスペックがモジュールとしての面発光装置の全体のスペックに影響を及ぼすので、外側チャンネルに割り当てられたLEDに、要求スペックを満たさないLEDが含まれているとしても、それによってモジュールとしての面発光装置がスペックアウトすることはない、そして、外側チャンネルには、抽出された母集団群の中央部色度母集団と周辺部色度母集団との全範囲から任意に選択されたLEDが割り当てられ、さらに、内側チャンネルに含まれるLEDの全部が第1光束母集団群に属し、外側チャンネルに含まれるLEDが、第1及び第2の光束母集団群の全範囲から任意に選択されているので、第1〜第4の各母集団群に属するLEDを、異なる面発光装置の光源ユニットに使用することにより、供給された多数のLEDの全部を使用することが可能になって、無駄なLEDの発生が抑制される。
このような構成された面発光装置にあっては、上記光源ユニットに含まれる所要数の上記LEDが、上記バーの長手方向に並んだ4つのチャンネルに振り分けて割り当てられ、4つの上記チャンネルのうちの中央の2つのチャンネルが上記内側チャンネルとして定められ、それらの2つのチャンネルを挟む両側に位置する2つのチャンネルが上記外側チャンネルとして定められていることが望ましい。
本発明に係る面発光装置の製造方法は、色度座標上で略矩形の輪郭線を有する色度範囲内で複数の色度母集団にランク分けされた多数のLEDが、光束数値に応じた複数の光束母集団にランク分けされていて、多数の上記LEDの中から選択された所要数のLEDが、帯板状のバーに並べて搭載された光源ユニットを備える面発光装置の製造方法である。そして、この製造方法では、次のA〜Fの操作が行われる。
A.上記バーの長手方向複数箇所に所要数のLEDを振り分けて割り当てるためのチャンネルを区画形成すること。
B.複数の上記色度母集団を、上記色度範囲の中央部に位置する1つの中央部色度母集団とその中央部母集団に隣接して上記輪郭線の相隣接する2辺に接する範囲にランク分けされた周辺部色度母集団とを含む第1〜第4の4つの異なる母集団群に分けること。
C.第1〜第4の上記母集団群から任意の1つの母集団群を抽出すること。
D.複数の上記光束母集団を光束数値の大きい第1光束母集団群とそれよりも光束数値の小さい第2光束母集団群との2段階にランク分けすること。
E.複数箇所の上記チャンネルの並び方向中央部に位置している内側チャンネルに、抽出された上記母集団群の中央部色度母集団及び上記第1光束母集団群から任意に選択されたLEDを割り当てること。
F.上記内側チャンネルを挟む両側に位置している外側チャンネルに、抽出された上記母集団群及び第1及び第2の上記光束母集団の全範囲から任意に選択されたLEDを割り当てること。
本発明に係る面発光装置及び面発光装置の製造方法によると、色度範囲や光束などに固体差に起因するばらつきのある多数のLEDが供給された場合において、供給された多数のLEDの全部を使用対象とすることが可能でありながら、色度や光束がスペックアウトすることのない面発光装置及びその製造方法を提供することが可能になる。したがって、供給されたLEDの中の無駄なLEDの発生が抑制されてコストダウンが図られる。また、細分化された仕様の多数のLEDの中から所望仕様のLEDを選択するという煩わしい作業が回避されるという面からもコストダウンを図ることが可能になる。
本発明に係る面発光装置の基本コンセプトを示した説明図である。 色度座標上の色度範囲内の色度母集団から抽出される第1母集団群を示した色度図である。 色度座標上の色度範囲内の色度母集団から抽出される第2母集団群を示した色度図である。 色度座標上の色度範囲内の色度母集団から抽出される第3母集団群を示した色度図である。 色度座標上の色度範囲内の色度母集団から抽出される第4母集団群を示した色度図である。 光束数値による光束母集団のランク分けを示した説明図である。 実施形態の面発光装置の光源ユニットのチャンネルごとに振り分けられるLEDの色度母集団と光束母集団の種類を示した説明図である。
図1は、本発明に係る面発光装置の基本コンセプトを示した説明図である。同図の面発光装置は、帯板状のバー2とこのバー2に並べて搭載されたLEDとを備える光源ユニット1を備えている。そして、バー2に並べて搭載された上記LEDが、導光板3の入光面31に対峙している。この面発光装置によると、光源ユニット1に含まれるLEDから出た光が、入光面31を経て導光板3に導入され、その導光板3や図示していない光学シートなどの作用で導光板3の表面で面発光する。
図1の面発光装置において、光源ユニット1に含まれるLEDは、バー2の長手方向複数箇所に並んだ個々のチャンネルに振り分けて割り当てられている。具体的には、バー2の長手方向の4箇所にch1,ch2,ch3,ch4の4つのチャンネルを区画形成し、それぞれのチャンネルch1〜4に対して所要数のLEDが位置指定されて配置されている。この面発光装置では、光源ユニット1のバー2の長手方向中央部のチャンネルch2,ch3に配置されるLEDのスペックが、モジュールとしての面発光装置の全体のスペックに影響を及ぼす。このことに着目し、それらのチャンネルch2,ch3に、色度スペック及び光束スペックの高いLEDを配置し、その両側のチャンネルch1,ch4には、、供給された多数のLEDの中から任意に選択したLEDを配置する、というのが、本発明に係る面発光装置の基本コンセプトである。なお、図1において、符号Y2,Y3はチャンネルch2,ch3に含まれるLEDから出る光を示し、符号Y1,Y4はチャンネルch1,ch4に含まれるLEDから出る光を説明的に示したものである。
上記した4箇所のチャンネルch1〜4に割り当てられているLEDは、色度座標上の色度範囲内で複数の色度母集団にランク分けされ、しかも、光束数値に応じた複数の光束母集団にランク分けされた多数のLEDの中から選択されている。ここで、複数の色度母集団や光束母集団にランク分けされた多数のLEDは、面発光装置を製造するに当たってその製造工程に供給された一群のLEDのことである。
図2〜図5は、供給された多数のLEDの色度座標上の色度範囲内で細かくランク分けされた色度母集団から抽出される第1〜第4の母集団群A1〜A4を示している。また、図6は供給された多数のLEDの光束母集団のランク分けを示している。
図2〜図5の色度図では、供給された多数のLEDが、色度座標上の略矩形の輪郭線Lを有する色度範囲Sの内部で、略矩形の輪郭線を有する4行4列の16種類の色度母集団に細かくランク分けされている。すなわち、色度範囲Sが略矩形の輪郭線Lを有しているだけでなく、その色度範囲Sを枡目状に区画して細分化された各ランクの範囲が略矩形の輪郭線を有している。図例では、16種類の色度母集団が次のように細かくランク分けされている。すなわち、供給された多数のLEDが、色度座標上で略矩形の輪郭線Lを有する色度範囲Sの内部で16種類の色度母集団にランク分けされている。図示されている16種類の色度母集団には、「親番号−子番号」の形式で、
1−1,1−2,1−3,1−4,
2−1,2−2,2−3,2−4,
3−1,3−2、3−3,3−4,
4−1,4−2,4−3,4−4
の符号が付されている。
図2〜図5の色度図によって判るように、親番号が「1」のランク1−1,1−2,1−3,1−4は、略矩形の輪郭線Lで囲まれた色度範囲Sにおいて、1つのコーナk1側に偏って位置していて、そのうちの1−1,1−2,1−4の3つのランクに属する色度母集団の範囲が輪郭線Lの相隣接する2辺h1,h2に接している。親番号が「2」のランク2−1,2−2,2−3,2−4は、略矩形の輪郭線Lで囲まれた色度範囲Sにおいて、他の1つのコーナk2側に偏って位置していて、そのうちの2−1,2−2,2−3の3つのランクに属する色度母集団の範囲が輪郭線Lの相隣接する2辺h2,h3に接している。親番号が「3」のランク3−1,3−2,3−3,3−4は、略矩形の輪郭線Lで囲まれた色度範囲Sにおいて、さらに他の1つのコーナk4側に偏って位置していて、そのうちの3−2,3−3,3−4の3つのランクに属する色度母集団の範囲が輪郭線Lの相隣接する2辺h4,h1に接している。さらに、親番号が「4」のランク4−1,4−2,4−3,4−4は、略矩形の輪郭線Lで囲まれた色度範囲Sにおいて、さらに他の1つのコーナk3側に偏って位置していて、そのうちの4−1,4−3,4−4の3つのランクに属する色度母集団の範囲が輪郭線Lの相隣接する2辺h3,h4に接している。
この実施形態に係る面発光装置の製造工程では、図2〜図5に個別に示したように、色度範囲S内に含まれる全部の色度母集団、すなわち、親番号が1〜4で、子番号が1〜4に相当している全部の色度母集団を、色度座標上で、色度範囲Sの中央部に位置する1つの中央部色度母集団C,E,G,Iと、その中央部母集団C,E,G,Iに隣接して上記輪郭線Lの相隣接する2辺に接する範囲にランク分けされた周辺部色度母集団D,F,H,Jと、を含む第1〜第4の4つの異なる母集団群A1〜A4に分けることが行われる。
この実施形態では、図2のように、第1母集団群A1が、色度範囲Sの中央部に位置してランク1−3に分布するLEDでなる1つの中央部色度母集団Cと、その中央部色度母集団Cに隣接して上記輪郭線Lの相隣接する2辺h1,h2に接する範囲でランク1−1,1−2,1−4に分布するLEDでなる周辺部色度母集団Dとを含んでいる。
また、図3のように、第2母集団群A2が、色度範囲Sの中央部に位置してランク2−4に分布するLEDでなる1つの中央部色度母集団Eと、その中央部色度母集団Eに隣接して上記輪郭線Lの相隣接する2辺h2,h3に接する範囲でランク2−1,2−2,2−2に分布するLEDでなる周辺部色度母集団Fとを含んでいる。
さらに、図4のように、第3母集団群A3が、色度範囲Sの中央部に位置してランク3−1に分布するLEDでなる1つの中央部色度母集団Gと、その中央部色度母集団Gに隣接して上記輪郭線Lの相隣接する2辺h1,h4に接する範囲でランク3−2,3−3,3−4に分布するLEDでなる周辺部色度母集団Hとを含んでいる。
さらに、図5のように、第4母集団群A4が、色度範囲Sの中央部に位置してランク4−2に分布するLEDでなる1つの中央部色度母集団Iと、その中央部色度母集団Iに隣接して上記輪郭線Lの相隣接する2辺h3,h4に接する範囲でランク4−1,4−3,4−4に分布するLEDでなる周辺部色度母集団Jとを含んでいる。
第1〜第4の母集団群A1〜A4において、中央部色度母集団C,E,G,Iに含まれるLEDは、色度範囲Sの中央部に分布している色度スペックの高いLEDである。これに対し、第1〜第4の母集団群A1〜A4において、周辺部色度母集団D,F,H,Jに含まれるLEDは、中央部色度母集団C,E,G,Iに含まれるLEDよりも輪郭線Lのコーナk1〜k4や辺h1〜h4側に偏って分布していて、中央部色度母集団C,E,G,Iよりも色度スペックが低いLEDである。
この実施形態に係る面発光装置の製造工程では、第1〜第4の上記母集団群A1〜A4から任意の1つの母集団群を抽出することが行われる。
一方、供給された多数のLEDの光束母集団のランク分けを示した図6では、同図のBin Runk(old)の欄に示したように、供給された多数のLEDが、符号22,23,24,25,26,27によって6種類の光束母集団に細かくランク分けされている。
図6によって判るように、符号22の光束母集団としてランク分けされたLEDの光束(lm)は22−23であり、符号23の光束母集団としてランク分けされたLEDの光束(lm)は23−24であり、符号24の光束母集団としてランク分けされたLEDの光束(lm)は24−25であり、符号25の光束母集団としてランク分けされたLEDの光束(lm)は25−26であり、符号26の光束母集団としてランク分けされたLEDの光束(lm)は26−27であり、符号27の光束母集団としてランク分けされたLEDの光束(lm)は27−28である。
この実施形態に係る面発光装置の製造工程では、図6のBin Runk(new)の欄に示したように、上記の6種類の光束母集団22〜27を、光束数値の大きい第1光束母集団群aとそれよりも光束数値の小さい第2光束母集団群bとの2段階にランク分けすることが行われる。この実施形態では、第1光束母集団群aのランクに4種類の光束母集団24〜27が含まれている。この第1光束母集団群aに含まれるLEDは、光束母集団24〜28に含まれる光束スペックの高いLEDである。第2光束母集団群bのランクに2種類の光束母集団22,23が含まれている。この第2光束母集団群bに含まれるLEDは、光束母集団22,24に含まれるLEDであって、第1光束母集団群aに含まれるLEDに比べてスペックが低いLEDである。
この実施形態に係る面発光装置の製造工程では、図1を参照して説明した基本コンセプトにしたがって、光源ユニット1のバー2の長手方向の4箇所に区画形成されているch1,ch2,ch3,ch4の4つのチャンネルに所要数のLEDが振り分けて配置される。具体的には、バー2の長手方向中央部2箇所の内側チャンネルch2,ch3に、第1〜第4の4つの異なる母集団群A1〜A4から抽出された1つの母集団群の中央部色度母集団及び上記第1光束母集団群から任意に選択されたLEDが割り当てられる。また、内側チャンネルch2,ch3を挟む両側に位置している2箇所の外側チャンネルch1,ch4に、抽出された1つの母集団群の中央部色度母集団及び周辺部色度母集団と第1及び第2の上記光束母集団群の全範囲から任意に選択されたLEDが割り当てられる。
さらに具体的に説明すると、図2に示した母集団群A1が抽出されたときには、内側チャンネルch2,ch3に、その母集団群A1の中央部色度母集団C及び第1光束母集団群aから任意に選択されたLEDが割り当てられ、外側チャンネルch1,ch4に、その母集団群A1の中央部及び周辺部の色度母集団C,Dと第1及び第2の光束母集団a,bとの全範囲から任意に選択されたLEDが割り当てられる。
同様に、図3に示した母集団群A2が抽出されたときには、内側チャンネルch2,ch3に、その母集団群A2の中央部色度母集団E及び第1光束母集団群aから任意に選択されたLEDが割り当てられ、外側チャンネルch1,ch4に、その母集団群A2の中央部及び周辺部の色度母集団E,Fと第1及び第2の光束母集団a,bとの全範囲から任意に選択されたLEDが割り当てられる。
同様に、図4に示した母集団群A3が抽出されたときには、内側チャンネルch2,ch3に、その母集団群A3の中央部色度母集団G及び第1光束母集団群aから任意に選択されたLEDが割り当てられ、外側チャンネルch1,ch4に、その母集団群A3の中央部及び周辺部の色度母集団G,Hと第1及び第2の光束母集団a,bとの全範囲から任意に選択されたLEDが割り当てられる。
同様に、図5に示した母集団群A4が抽出されたときには、内側チャンネルch2,ch3に、その母集団群A4の中央部色度母集団I及び第1光束母集団群aから任意に選択されたLEDが割り当てられ、外側チャンネルch1,ch4に、その母集団群A4の中央部及び周辺部の色度母集団I,Hと第1及び第2の光束母集団a,bとの全範囲から任意に選択されたLEDが割り当てられる。
図7では、チャンネルごとに振り分けられるLEDの色度(CIE)に係る母集団群C〜Jと光束(lm)に係る光束母集団群a,bの種類を示してある。
同図に示したように、図2〜図5の色度範囲Sに分布するLEDの全部を使用して面発光装置を製造するときには、面発光装置の製造工程ごとに、第1〜第4の母集団群A1〜A4の1つだけが抽出され、内側チャンネルh2,h3には、抽出された1つの母集団群に含まれる1つの中央部色度母集団が割り当てられ、しかも、内側チャンネルch2,ch3に含まれるLEDの全部が、光束数値の大きい第1光束母集団群aに属する。また、外側チャンネルch1,ch4に含まれるLEDが、抽出された1つの母集団群及び第1及び第2の光束母集団群a,bの全範囲から任意に選択されていることになる。
したがって、図7に示したように、内側チャンネルch2,ch3に割り当てられるLEDの組み合わせは、4通りの中央部色度母集団C,E,G,Iと第1光束母集団aとの組み合わせで得られるLEDを割り当てるだけで済む。また、外側チャンネルch1,ch4に割り当てられるLEDの組み合わせは、8通りの中央部色度母集団C〜Jと2通りの第1及び第2の光束母集団a,bとの合計16通りの組み合わせで得られるLEDを割り当てるだけで済む。したがって、色度範囲内での色度母集団及び光束母集団、順方向電圧の組み合わせの数が、冒頭で説明した従来の672通りから大幅に減少する。同時に、LEDを組み合わせてバー2の各チャンネルに位置指定して配置することが簡略される。
以上説明した実施形態に係る面発光装置によると、光源ユニット1のバー2の長手方向4箇所に並んだ個々のチャンネルh1,h2,h3,h4にLEDが振り分けて割り当てられている。このため、バー2での個々のLEDの配置位置を個別に決定する必要がなく、各チャンネルごとにランク分けされた個々のLEDの配置位置を決定することができるので、LEDの配置のための労力が軽減されてそのための工程が簡略化される。
さらに、色度範囲内に分布する全部のLEDが光源ユニットでの使用対象になっていることにより、無駄なLEDが発生しにくいという利点がある。
この実施形態では、バーのチャンネルを4つのチャンネルh1,h2,h3,h4に分けた事例を説明したけれども、この点は、バーのチャンネルを3つのチャンネル、あるいは、5つより多いチャンネルに分けておいてもよい。3つのチャンネルに分けた場合は、中央の1つのチャンネルが内側チャンネルに相当し、その両側の2つのチャンネルが外側チャンネルに相当する。また、5つのチャンネルに分けた場合は、中央の3つのチャンネルが内側チャンネルに相当し、その両側の2つのチャンネルが外側チャンネルに相当する。
1 光源ユニット
2 バー
1−1〜4,2−1〜4,3−1〜4,4−1〜4 複数の色度母集団
A1〜A4 第1〜第4の母集団群
C,E,G,I 中央部色度母集団
D,F,H,J 周辺部色度母集団
S 色度座標上の色度範囲
ch1,ch4 外側チャンネル
ch2,ch3 内側チャンネル
a 第1光束母集団群
b 第2光束母集団群

Claims (3)

  1. 色度座標上で略矩形の輪郭線を有する色度範囲内で複数の色度母集団にランク分けされた多数のLEDが、光束数値に応じた複数の光束母集団にランク分けされていて、多数の上記LEDの中から選択された所要数のLEDが、帯板状のバーに並べて搭載された光源ユニットを備える面発光装置において、
    上記光源ユニットに含まれる所要数の上記LEDが、上記バーの長手方向複数箇所に並んだ個々のチャンネルに振り分けて割り当てられ、
    複数の上記色度母集団を、上記色度範囲の中央部に位置する1つの中央部色度母集団とその中央部母集団に隣接して上記輪郭線の相隣接する2辺に接する範囲にランク分けされた周辺部色度母集団とを含む第1〜第4の4つの異なる母集団群に分け、それらの母集団群から任意の1つの母集団群を抽出した上で、
    複数箇所のチャンネルの並び方向中央部に位置している内側チャンネルに、抽出された上記母集団群の中央部色度母集団から任意に選択されたLEDが割り当てられ、上記内側チャンネルを挟む両側に位置している外側チャンネルに、抽出された当該母集団群の中央部色度母集団と周辺部色度母集団の全範囲から任意に選択されたLEDが割り当てられ、
    上記内側チャンネルに含まれるLEDの全部が、複数の上記光束母集団を光束数値の大きい第1光束母集団群とそれよりも光束数値の小さい第2光束母集団群との2段階にランク分けすることによって得られる上記第1光束母集団群に属し、上記外側チャンネルに含まれるLEDが、第1及び第2の上記光束母集団群の全範囲から任意に選択されていることを特徴とする面発光装置。
  2. 上記光源ユニットに含まれる所要数の上記LEDが、上記バーの長手方向に並んだ4つのチャンネルに振り分けて割り当てられ、
    4つの上記チャンネルのうちの中央の2つのチャンネルが上記内側チャンネルとして定められ、それらの2つのチャンネルを挟む両側に位置する2つのチャンネルが上記外側チャンネルとして定められている請求項1に記載した面発光装置。
  3. 色度座標上で略矩形の輪郭線を有する色度範囲内で複数の色度母集団にランク分けされた多数のLEDが、光束数値に応じた複数の光束母集団にランク分けされていて、多数の上記LEDの中から選択された所要数のLEDが、帯板状のバーに並べて搭載された光源ユニットを備える面発光装置の製造方法であって、
    上記バーの長手方向複数箇所に所要数のLEDを振り分けて割り当てるためのチャンネルを区画形成することと、
    複数の上記色度母集団を、上記色度範囲の中央部に位置する1つの中央部色度母集団とその中央部母集団に隣接して上記輪郭線の相隣接する2辺に接する範囲にランク分けされた周辺部色度母集団とを含む第1〜第4の4つの異なる母集団群に分けることと、
    第1〜第4の上記母集団群から任意の1つの母集団群を抽出することと、
    複数の上記光束母集団を光束数値の大きい第1光束母集団群とそれよりも光束数値の小さい第2光束母集団群との2段階にランク分けすることと、
    複数箇所の上記チャンネルの並び方向中央部に位置している内側チャンネルに、抽出された上記母集団群の中央部色度母集団及び上記第1光束母集団群から任意に選択されたLEDを割り当てることと、
    上記内側チャンネルを挟む両側に位置している外側チャンネルに、抽出された上記母集団群及び第1及び第2の上記光束母集団の全範囲から任意に選択されたLEDを割り当てることと、
    とを行うことを特徴とする面発光装置の製造方法。
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