JP2011237312A - テラヘルツ波検出器及びその製造方法 - Google Patents

テラヘルツ波検出器及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 テラヘルツ波を精度良く検出することができるテラヘルツ波検出器、及びそのようなテラヘルツ波検出器の製造方法を提供する。
【解決手段】 テラヘルツ波検出器1では、アンテナ本体11で変換された電流は、アンテナ配線15を介して抵抗膜13に供給される。そして、アンテナ本体11が基板3に形成されているのに対して、アンテナ配線15は基板4に形成されている。これにより、ボロメータ配線16と同程度にアンテナ配線15を細長くしてアンテナ配線15の熱抵抗を増すことができ、その結果、絶縁膜12、抵抗膜13及びボロメータ膜14をアンテナ本体11から熱的に分離することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、テラヘルツ波検出器及びその製造方法に関する。
上記技術分野における従来のテラヘルツ波検出器として、テラヘルツ波を受信して電流に変換するアンテナ本体と、アンテナ本体で変換された電流に応じて熱を発生する抵抗膜と、抵抗膜で発生された熱に応じて電気抵抗値が変化するボロメータ膜と、を備えるものが知られている(例えば特許文献1参照)。このようなテラヘルツ波検出器では、ボロメータ膜の電気抵抗値に応じた信号に基づいてテラヘルツ波の検出が行われる。
ところで、上述したようなテラヘルツ波検出器においては、絶縁膜を介して抵抗膜及びボロメータ膜を一体的に形成する場合に、絶縁膜、抵抗膜及びボロメータ膜を基板やアンテナ本体から如何に熱的に分離し得るかが重要となる。そのために、特許文献1記載のテラヘルツ波検出器では、アンテナ本体と抵抗膜とを接続する導電性ポストによって、絶縁膜、抵抗膜及びボロメータ膜が空隙を介して基板上に保持されている。
特表2007−515630号公報
しかしながら、特許文献1記載のテラヘルツ波検出器にあっては、熱的分離を図る上では導電性ポストを細長くすることが有利であるものの、機械的強度を確保する必要性から導電性ポストを細長くすることには限度がある。そのため、導電性ポストを介して抵抗膜からアンテナ本体に熱が逃げてしまい、テラヘルツ波の検出精度が劣化するおそれがある。
そこで、本発明は、テラヘルツ波を精度良く検出することができるテラヘルツ波検出器、及びそのようなテラヘルツ波検出器の製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のテラヘルツ波検出器は、内部空間を形成するように互いに接合された第1の基板及び第2の基板と、第1の基板に形成され、テラヘルツ波を受信して電流に変換するアンテナ本体と、内部空間において第2の基板上に空隙を介して支持された絶縁膜と、絶縁膜の一方の面に形成され、アンテナ本体で変換された電流に応じて熱を発生する抵抗膜と、絶縁膜の他方の面に形成され、抵抗膜で発生された熱に応じて電気抵抗値が変化するボロメータ膜と、第2の基板に形成され、アンテナ本体から抵抗膜に電流を供給するためにアンテナ本体及び抵抗膜と電気的に接続されたアンテナ配線と、第2の基板に形成され、電気抵抗値に応じた信号を取得するためにボロメータ膜と電気的に接続されたボロメータ配線と、を備えることを特徴とする。
このテラヘルツ波検出器では、アンテナ本体で変換された電流は、アンテナ配線を介して抵抗膜に供給される。そして、アンテナ本体が第1の基板に形成されているのに対して、アンテナ配線は第2の基板に形成されている。これにより、例えばボロメータ配線と同程度にアンテナ配線を細長くすることができ、その結果、絶縁膜、抵抗膜及びボロメータ膜の、基板やアンテナ本体からの十分な熱的分離を図ることができる。よって、このテラヘルツ波検出器によれば、テラヘルツ波を精度良く検出することが可能となる。
ここで、アンテナ配線及びボロメータ配線は、それぞれ、第2の基板に立設されて絶縁膜を支持する電気伝導性の柱状部材を含むことが好ましい。この構成によれば、絶縁膜、抵抗膜及びボロメータ膜を、第2の基板上に空隙を介して確実に支持させることができる。
また、第1の基板には、内部空間において第2の基板側に突出する第1の凸部が形成されており、アンテナ本体は、第1の凸部上に延在しかつ第1の凸部上においてアンテナ配線と電気的に接続されていてもよい。更に、第2の基板には、内部空間において第1の基板側に突出する第2の凸部が形成されており、アンテナ配線は、第2の凸部上に延在しかつ第2の凸部上においてアンテナ本体と電気的に接続されていてもよい。或いは、アンテナ本体とアンテナ配線とは、内部空間においてバンプを介して互いに電気的に接続されていてもよい。これらの構成によれば、第1の基板側のアンテナ本体と第2の基板側のアンテナ配線との電気的接続を確実に実現することができる。
また、第1の基板側からアンテナ本体にテラヘルツ波が入射する場合には、第2の基板には、テラヘルツ波の進行方向の下流側においてアンテナ本体及びボロメータ膜の少なくとも一方と対向するように第1の反射膜が形成されていることが好ましい。或いは、第2の基板側からアンテナ本体にテラヘルツ波が入射する場合には、第1の基板には、テラヘルツ波の進行方向の下流側においてアンテナ本体及びボロメータ膜の少なくとも一方と対向するように第2の反射膜が形成されていることが好ましい。これらの構成によれば、第1の反射膜或いは第2の反射膜で反射されたテラヘルツ波がアンテナ本体やボロメータ膜に入射するので、テラヘルツ波の検出感度を向上させることができる。
また、本発明のテラヘルツ波検出器の製造方法は、テラヘルツ波を受信して電流に変換するアンテナ本体と、アンテナ本体で変換された電流に応じて熱を発生する抵抗膜と、抵抗膜で発生された熱に応じて電気抵抗値が変化するボロメータ膜と、を備えるテラヘルツ波検出器の製造方法であって、内部空間を形成するように互いに接合される第1の基板及び第2の基板を準備する第1の工程と、第1の工程の後に、アンテナ本体を第1の基板に形成する第2の工程と、第1の工程の後に、絶縁膜、絶縁膜の一方の面に形成された抵抗膜、及び絶縁膜の他方の面に形成されたボロメータ膜を、内部空間に位置するように第2の基板上に空隙を介して支持させると共に、アンテナ本体から抵抗膜に電流を供給するために抵抗膜と電気的に接続されたアンテナ配線、及び電気抵抗値に応じた信号を取得するためにボロメータ膜と電気的に接続されたボロメータ配線を、第2の基板に形成する第3の工程と、第2工程及び第3の工程の後に、内部空間を形成するように第1の基板と第2の基板とを接合すると共に、アンテナ本体とアンテナ配線とを電気的に接続する第4の工程と、を含むことを特徴とする。
このテラヘルツ波検出器の製造方法では、アンテナ本体を第1の基板に形成する一方で、絶縁膜、抵抗膜及びボロメータ膜を第2の基板上に空隙を介して支持させると共に、アンテナ配線及びボロメータ配線を第2の基板に形成する。これにより、第2の基板に対する絶縁膜、抵抗膜及びボロメータ膜の形成工程に拘らず、検出波長に好適な形状を有するアンテナ本体を第1の基板に形成することができる。しかも、例えばボロメータ配線と同程度に細長いアンテナ配線を第2の基板に形成することができる。よって、このテラヘルツ波検出器の製造方法によれば、テラヘルツ波を精度良く検出し得るテラヘルツ波検出器を製造することが可能となる。なお、第2の工程と第3の工程とは順序不同である。
本発明によれば、テラヘルツ波を精度良く検出することができるテラヘルツ波検出器、及びそのようなテラヘルツ波検出器の製造方法を提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態のテラヘルツ波検出器の縦断面図である。 図1のII−II線に沿っての断面図である。 図2のIII−III線に沿っての断面図である。 図2のIV−IV線に沿っての断面図である。 図1のテラヘルツ波検出器の製造方法の工程を示す断面図である。 図1のテラヘルツ波検出器の製造方法の工程を示す断面図である。 図1のテラヘルツ波検出器の製造方法の工程を示す断面図である。 図1のテラヘルツ波検出器の製造方法の工程を示す断面図である。 図1のテラヘルツ波検出器の製造方法の工程を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態のテラヘルツ波検出器の縦断面図である。 図10のテラヘルツ波検出器の変形例の縦断面図である。 図10のテラヘルツ波検出器の変形例の縦断面図である。 図10のテラヘルツ波検出器の変形例の縦断面図である。 本発明の第3の実施形態のテラヘルツ波検出器の縦断面図である。 本発明の第4の実施形態のテラヘルツ波検出器の縦断面図である。 図15のテラヘルツ波検出器の変形例の縦断面図である。 図15のテラヘルツ波検出器の変形例の縦断面図である。 本発明の第5の実施形態のテラヘルツ波検出器の縦断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1の実施形態]
図1に示されるように、テラヘルツ波検出器1は、内部空間2を形成するように互いに接合された矩形板状の基板3及び基板4を備えている。基板3における基板4側の表面3aには、基板4側に向かって末広がりとなる四角錐台状の凹部5が形成されている。基板3の表面3a並びに凹部5の底面5a及び側面5bには、絶縁膜6が形成されている。一方、基板4における基板3側の表面4aには、絶縁膜7及び絶縁膜8が形成されている。基板3と基板4とは、凹部5を包囲するように矩形環状に配置された封止用メタル9によって接合されており、内部空間2は、真空封止されている。
基板3の凹部5の底面5aには、絶縁膜6を介して一対のアンテナ本体11が形成されている。各アンテナ本体11は、内側から外側に向かって末広がりとなる三角形状に形成されている(図2参照)。アンテナ本体11は、テラヘルツ波を受信して電流に変換する。
内部空間2において基板4上には、空隙Sを介して絶縁膜12が支持されている。絶縁膜12における基板3側の表面(一方の面)12aには、抵抗膜13が形成されている。抵抗膜13は、アンテナ本体11で変換された電流に応じて熱を発生する。一方、絶縁膜12における基板4側の表面(他方の面)12bには、ボロメータ膜14が形成されている。ボロメータ膜14は、抵抗膜13で発生された熱に応じて電気抵抗値が変化する。
基板4の表面4aには、アンテナ配線15及びボロメータ配線16が形成されている。アンテナ配線15は、絶縁膜8上に形成されており、ボロメータ配線16は、絶縁膜7と絶縁膜8との間に形成されている(図2参照)。アンテナ配線15は、アンテナ本体11から抵抗膜13に電流を供給するためにアンテナ本体11及び抵抗膜13と電気的に接続されている。ボロメータ配線16は、電気抵抗値に応じた信号を取得するためにボロメータ膜14と電気的に接続されている。
図2〜4に示されるように、絶縁膜12は、矩形膜状の本体部17、一対の梁部18及び一対の梁部19を有している。梁部18は、一方の対角線上に位置する本体部17の各角部から外側に延在しており、梁部19は、他方の対角線上に位置する本体部17の各角部から外側に延在している。各梁部18,19と基板4との間には、基板4に対して立設された電気伝導性の柱状部材23,24が配置されている。柱状部材23,24は、絶縁膜12、延いては抵抗膜13及びボロメータ膜14を、空隙Sを介して基板4上に支持している。
絶縁膜12の表面12aには、一対の配線21が形成されている。各配線21は、抵抗膜13と電気的に接続されており、抵抗膜13から各梁部18の先端部18aに延在している。一方、絶縁膜12の表面12bには、一対の配線22が形成されている。配線22は、ボロメータ膜14と電気的に接続されており、ボロメータ膜14から各梁部19の先端部19aに延在している。
各アンテナ配線15の内側端部15aは、柱状部材23を介して各梁部18の先端部18aと対向している。柱状部材23の一方の端部は、梁部18の先端部18aに形成された貫通孔を介して配線21と接続されており、柱状部材23の他方の端部は、アンテナ配線15の内側端部15aと接続されている。これにより、柱状部材23は、アンテナ配線15の一部を成している。一方、各アンテナ配線15の外側端部15bは、内部空間2において、バンプ25を介してアンテナ本体11の内側端部11aと電気的に接続されている。
各ボロメータ配線16の内側端部16aは、柱状部材24を介して各梁部19の先端部19aと対向している。柱状部材24の一方の端部は、配線22と接続されており、柱状部材23の他方の端部は、絶縁膜8に形成された開口8aを介してボロメータ配線16の内側端部16aと接続されている。これにより、柱状部材24は、ボロメータ配線16の一部を成している。一方、各ボロメータ配線16の外側端部16bは、基板3の外側において、絶縁膜8に形成された開口8bを介して外部に露出しており、ボロメータ膜14の電気抵抗値に応じた信号を取得するための端子となっている。
以上のように構成されたテラヘルツ波検出器1では、アンテナ本体11で変換された電流は、アンテナ配線15を介して抵抗膜13に供給される。そして、アンテナ本体11が基板3に形成されているのに対して、アンテナ配線15は基板4に形成されている。これにより、ボロメータ配線16と同程度にアンテナ配線15を細長くしてアンテナ配線15の熱抵抗を増すことができ、その結果、絶縁膜12、抵抗膜13及びボロメータ膜14をアンテナ本体11から熱的に分離することができる。よって、テラヘルツ波検出器1によれば、テラヘルツ波を精度良く検出することが可能となる。
しかも、絶縁膜12、抵抗膜13及びボロメータ膜14がアンテナ本体11から熱的に分離されることで、絶縁膜12、抵抗膜13及びボロメータ膜14の熱容量が小さくなる。これにより、テラヘルツ波検出器1の応答速度を向上させることできる。
また、各アンテナ配線15及び各ボロメータ配線16は、基板4に立設されて絶縁膜12を支持する電気伝導性の柱状部材23,24を含んでいる。これにより、絶縁膜12、抵抗膜13及びボロメータ膜14を、基板4上に空隙Sを介して確実に支持させることができ、基板4から熱的に分離することができる。
また、アンテナ本体11とアンテナ配線15とは、内部空間2においてバンプ25を介して互いに電気的に接続されている。これにより、基板3側のアンテナ本体11と基板4側のアンテナ配線15との電気的接続を確実に実現することができる。
なお、テラヘルツ波検出器1では、基板3側からアンテナ本体11にテラヘルツ波を入射させてもよいし、基板4側からアンテナ本体11にテラヘルツ波を入射させてもよいが、テラヘルツ波を入射させる側の基板に、その反対側の基板に比べ比抵抗が高いシリコン基板を用いれば、テラヘルツ波の透過率を向上させることができる。
次に、上述したテラヘルツ波検出器1の製造方法について説明する。まず、例えばシリコンからなる基板3及び基板4を準備する。基板3及び基板4は、内部空間2を形成するように互いに接合されるものである。そして、図5(a)に示されるように、基板4の表面4aに、例えばSiOからなる絶縁膜7を形成した後、絶縁膜7上に、例えばAlからなるボロメータ配線16を形成する。更に、ボロメータ配線16を覆うように絶縁膜7上に、例えばSiNからなる絶縁膜8を形成した後、絶縁膜8上に、例えばAlからなる封止用メタル9及びアンテナ配線15を形成する。ここで、絶縁膜8に開口8a,8bを形成してボロメータ配線16の内側端部16a及び外側端部16bを外部に露出させる。
続いて、図5(b)に示されるように、封止用メタル9及びアンテナ配線15を覆うように絶縁膜8上に、例えばポリイミドからなる犠牲層51を形成する。そして、柱状部材23,24を配置すべき位置に貫通孔を形成した後、その貫通孔内に、例えばAl、Cuu又はWを充填して柱状部材23,24を形成すると共に、犠牲層51上に、例えばTiNからなる配線22を形成する。更に、犠牲層51上に、例えばアモルファスSiからなるボロメータ膜14を形成する。これにより、アンテナ配線15及び柱状部材23が電気的に接続され、ボロメータ配線16、柱状部材24、配線22及びボロメータ膜14が電気的に接続される。続いて、配線22及びボロメータ膜14を覆うように犠牲層51上に、例えばSiNからなる絶縁膜12を形成する。
続いて、図6(a)に示されるように、絶縁膜12上に、例えばアモルファスSiからなる抵抗膜13を形成する。そして、絶縁膜12の梁部18の先端部18aに貫通孔を形成した後、絶縁膜12及び抵抗膜13上に、例えばTiNからなる配線21を形成する。これにより、アンテナ配線15、柱状部材23、配線21及び抵抗膜13が電気的に接続される。続いて、図6(b)に示されるように、犠牲層51をエッチングにより除去する。これにより、絶縁膜12、抵抗膜13及びボロメータ膜14が、内部空間2に位置するように基板4上に空隙Sを介して支持される。続いて、アンテナ配線15の外側端部15bに、例えばInからなるバンプ25を配置する。
その一方で、図7(a)に示されるように、例えばSiNからなる絶縁膜52をマスクとした基板3のエッチングにより凹部5を形成する。そして、図7(b)に示されるように、絶縁膜52を除去した後、基板3の表面3a並びに凹部5の底面5a及び側面5bに、例えばSiOからなる絶縁膜6を形成する。続いて、図8(a)に示されるように、絶縁膜6上に、例えばAlからなる封止用メタル9及びアンテナ本体11を形成する。続いて、図8(b)に示されるように、アンテナ本体11の内側端部11aに、例えばInからなるバンプ25を配置する。
基板4に対する各膜12,13,14及び各配線15,16等の形成(図5,6)並びに基板3に対するアンテナ本体11等の形成(図7,8)の後、図9に示されるように、内部空間2を形成するように基板3と基板4とを接合すると共に、アンテナ本体11とアンテナ配線15とを電気的に接続する。ここで、基板3と基板4とは、基板3側の封止用メタル9と基板4側の封止用メタル9との常温接合、陽極接合及びメタル−メタル接合等によって、接合される。また、アンテナ本体11とアンテナ配線15とは、アンテナ本体11側のバンプ25とアンテナ配線15側のバンプ25との一体化によって、電気的に接続される。なお、基板3側及び基板4側の少なくとも一方にアライメントマークを形成しておけば、基板3と基板4との接合、及びアンテナ本体11とアンテナ配線15との電気的接続に際し、高精度な位置合わせが可能となる。
以上のテラヘルツ波検出器1の製造方法では、アンテナ本体11を基板3に形成する一方で、絶縁膜12、抵抗膜13及びボロメータ膜14を基板4上に空隙Sを介して支持させると共に、アンテナ配線15及びボロメータ配線16を基板4に形成する。これにより、基板4に対する絶縁膜12、抵抗膜13及びボロメータ膜14の形成工程に拘らず、検出波長に好適な形状を有するアンテナ本体11を基板3に形成することができる。しかも、ボロメータ配線16と同程度に細長いアンテナ配線15を基板4に形成することができる。よって、上述したテラヘルツ波検出器1の製造方法によれば、テラヘルツ波を精度良く検出し得るテラヘルツ波検出器1を製造することが可能となる。
更に、アンテナ本体11の形成と、各膜12,13,14及び各配線15,16の形成とを、別々の基板3,4に対して行った後に、基板3と基板4との接合、及びアンテナ本体11とアンテナ配線15との電気的接続を行うので、テラヘルツ波検出器1の製造における歩留まりを向上させることができる。
また、基板3に対する成膜・パターニングによってアンテナ本体11を形成する。そのため、検出波長に応じてアンテナ本体11を広くしても、アンテナ本体11の自重等に起因した変形を防止することができる。更に、アンテナ本体11を支持するための柱状部材等も不要となるので、構造の単純化を図ることができる。
[第2の実施形態]
図10に示されるように、第2の実施形態のテラヘルツ波検出器1は、アンテナ本体11とアンテナ配線15との電気的接続において、上述した第1の実施形態のテラヘルツ波検出器1と相違している。すなわち、第2の実施形態のテラヘルツ波検出器1では、基板3に、内部空間2において基板4側に突出する一対の凸部26が形成されている。アンテナ本体11は凸部26上に延在しており、アンテナ本体11の内側端部11aが凸部26上に位置している。そして、アンテナ本体11の内側端部11aは、凸部26上においてアンテナ配線15の外側端部15bと電気的に接続されている。
凸部26は、エッチングによって基板3に凹部5を形成するときに絶縁膜52をマスクとして残される。凸部26の高さは、基板3側の封止用メタル9と基板4側の封止用メタル9とを接触させたとき、アンテナ本体11の内側端部11aとアンテナ配線15の外側端部15bとが接触するように設定される。そして、アンテナ本体11の内側端部11aとアンテナ配線15の外側端部15bとは、基板3側の封止用メタル9と基板4側の封止用メタル9との接合と同様に、常温接合、陽極接合及びメタル−メタル接合等によって、接合される。
以上の第2の実施形態のテラヘルツ波検出器1によっても、上述した第1の実施形態のテラヘルツ波検出器1と同様の効果が奏される。
なお、図11に示されるように、基板4に、内部空間2において基板3側に突出する凸部27が形成されていてもよい。この場合、アンテナ配線15は凸部27上に延在しており、アンテナ配線15の外側端部15bが凸部27上に位置している。そして、アンテナ配線15の外側端部15bは、凸部27上においてアンテナ本体11の内側端部11aと電気的に接続されている。凸部27の高さは、基板3側の封止用メタル9と基板4側の封止用メタル9とを接触させたとき、アンテナ本体11の内側端部11aとアンテナ配線15の外側端部15bとが接触するように設定される。
また、図12に示されるように、基板3に、内部空間2において基板4側に突出する凸部26が形成され、かつ、基板4に、内部空間2において基板3側に突出する凸部27が形成されていてもよい。この場合、アンテナ本体11は凸部26上に延在しており、アンテナ本体11の内側端部11aが凸部26上に位置している。一方、アンテナ配線15は凸部27上に延在しており、アンテナ配線15の外側端部15bが凸部27上に位置している。そして、アンテナ本体11の内側端部11aとアンテナ配線15の外側端部15bとは、対向する凸部26及び凸部27上において電気的に接続されている。対向する凸部26及び凸部27の高さは、基板3側の封止用メタル9と基板4側の封止用メタル9とを接触させたとき、アンテナ本体11の内側端部11aとアンテナ配線15の外側端部15bとが接触するように設定される。
また、図13に示されるように、凸部26の側面26aが凹部5の底面5aに対して鈍角を成すように形成されていれば、アンテナ本体11に断線等の損傷が生じるのを確実に防止することができる。同様に、凸部27の側面が基板4の表面4aに対して鈍角を成すように形成されていれば、アンテナ配線15に断線等の損傷が生じるのを確実に防止することができる。
[第3の実施形態]
図14に示されるように、第3の実施形態のテラヘルツ波検出器1は、アンテナ本体11とアンテナ配線15との電気的接続において、上述した第1の実施形態のテラヘルツ波検出器1と相違している。すなわち、第3の実施形態のテラヘルツ波検出器1では、一対のアンテナ本体11のそれぞれが凹部5の底面5aから側面5bを介して基板3の表面3aに延在しており、各アンテナ本体11の外側端部11bが基板3の表面3aに位置している。また、一対のアンテナ配線15のそれぞれが各アンテナ本体11の外側端部11bと対向する部分に延在しており、各アンテナ配線15の外側端部15bが各アンテナ本体11の外側端部11bと対向する部分に位置している。そして、アンテナ本体11の外側端部11bとアンテナ配線15の外側端部15bとが電気的に接続されている。
アンテナ本体11の外側端部11bとアンテナ配線15の外側端部15bとは、基板3側の封止用メタル9と基板4側の封止用メタル9との接合と同様に、常温接合、陽極接合及びメタル−メタル接合等によって、接合される。なお、電気的絶縁を図るために、アンテナ本体11の外側端部11bは基板3側の封止用メタル9と離間しており、アンテナ配線15の外側端部15bは基板4側の封止用メタル9と離間している。
以上の第3の実施形態のテラヘルツ波検出器1によっても、上述した第1の実施形態のテラヘルツ波検出器1と同様の効果が奏される。更に、検出波長に応じてアンテナ本体11をより広くすることができる。また、絶縁膜12、抵抗膜13及びボロメータ膜14をアンテナ本体11から熱的に分離すべく、アンテナ配線15をより長くすることができる。
[第4の実施形態]
図15に示されるように、第4の実施形態のテラヘルツ波検出器1は、反射膜28が形成されている点で、上述した第2の実施形態のテラヘルツ波検出器1と相違している。すなわち、第4の実施形態のテラヘルツ波検出器1は、基板3側からアンテナ本体11にテラヘルツ波を入射させるものであって、基板4の表面4aには、テラヘルツ波の進行方向の下流側においてアンテナ本体11と対向するように反射膜28が形成されている。なお、反射膜28は、基板4における基板3の反対側の表面4bに形成されていてもよい。
以上の第4の実施形態のテラヘルツ波検出器1によっても、上述した第1の実施形態のテラヘルツ波検出器1と同様の効果が奏される。更に、反射膜28で反射されたテラヘルツ波がアンテナ本体11に入射するので、テラヘルツ波の検出感度を向上させることができる。
ところで、アンテナ本体11と反射膜28との距離は、検出波長の1/4(例えば検出波長が600μm(0.5THz)であれば150μm)にすることが好ましい。それは、テラヘルツ波を電波として効率良く受信するためには、アンテナ本体11と反射膜28との間で共振させることが効果的だからである。テラヘルツ波検出器1では、アンテナ本体11と反射膜28とが別々の基板3,4に形成されるので、アンテナ本体11と反射膜28との距離を容易に所望の値にすることができる。
なお、テラヘルツ波の進行方向の下流側においてボロメータ膜14と対向するように基板4の表面4a(或いは表面4b)に反射膜28が形成されていてもよい。この場合にも、反射膜28で反射されたテラヘルツ波がボロメータ膜14に入射するので、テラヘルツ波の検出感度を向上させることができる。
また、図16に示されるように、凸部26の側面26aが、反射膜28と対向する傾斜面とされ、その側面26aにアンテナ本体11が形成されていてもよい。また、図17に示されるように、基板4の表面4aの一部が、アンテナ本体11と対向する傾斜面とされ、その表面4aの一部に反射膜28が形成されていてもよい。これらによれば、アンテナ本体11と反射膜28との距離が、内側から外側に渡って徐々に増加(或いは減少)するので、検出波長の1/4の共振帯域を広げることができる。
[第5の実施形態]
図18に示されるように、第5の実施形態のテラヘルツ波検出器1は、反射膜29が形成されている点で、上述した第2の実施形態のテラヘルツ波検出器1と相違している。すなわち、第5の実施形態のテラヘルツ波検出器1は、基板4側からアンテナ本体11にテラヘルツ波を入射させるものであって、基板3における基板4の反対側の表面3bには、テラヘルツ波の進行方向の下流側においてアンテナ本体11及びボロメータ膜14と対向するように反射膜29が形成されている。なお、基板3の凹部5の底面5aに、ボロメータ膜14と対向するように反射膜29が形成されていてもよい。
以上の第5の実施形態のテラヘルツ波検出器1によっても、上述した第1の実施形態のテラヘルツ波検出器1と同様の効果が奏される。更に、反射膜29で反射されたテラヘルツ波がアンテナ本体11及びボロメータ膜14に入射するので、テラヘルツ波の検出感度を向上させることができる。
また、テラヘルツ波検出器1では、基板3の厚さや凹部5の深さを調節することで、アンテナ本体11と反射膜29との距離、及びボロメータ膜14と反射膜29との距離を容易に所望の値にすることができる。
以上、本発明の第1〜第5の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、テラヘルツ波検出器1は、二次元マトリックス状に複数配置されて使用されてもよい。また、テラヘルツ波の吸収率を向上させるために、アンテナ本体11の表面を粗面にしてもよい。
1…テラヘルツ波検出器、2…内部空間、3…基板(第1の基板)、4…基板(第2の基板)11…アンテナ本体、12…絶縁膜、12a…表面(一方の面)、12b…表面(他方の面)、13…抵抗膜、14…ボロメータ膜、15…アンテナ配線、16…ボロメータ配線、23,24…柱状部材、25…バンプ、26…凸部(第1の凸部)、27…凸部(第2の凸部)、28…反射膜(第1の反射膜)、29…反射膜(第2の反射膜)。

Claims (8)

  1. 内部空間を形成するように互いに接合された第1の基板及び第2の基板と、
    前記第1の基板に形成され、テラヘルツ波を受信して電流に変換するアンテナ本体と、
    前記内部空間において前記第2の基板上に空隙を介して支持された絶縁膜と、
    前記絶縁膜の一方の面に形成され、前記アンテナ本体で変換された前記電流に応じて熱を発生する抵抗膜と、
    前記絶縁膜の他方の面に形成され、前記抵抗膜で発生された前記熱に応じて電気抵抗値が変化するボロメータ膜と、
    前記第2の基板に形成され、前記アンテナ本体から前記抵抗膜に前記電流を供給するために前記アンテナ本体及び前記抵抗膜と電気的に接続されたアンテナ配線と、
    前記第2の基板に形成され、前記電気抵抗値に応じた信号を取得するために前記ボロメータ膜と電気的に接続されたボロメータ配線と、を備えることを特徴とするテラヘルツ波検出器。
  2. 前記アンテナ配線及び前記ボロメータ配線は、それぞれ、前記第2の基板に立設されて前記絶縁膜を支持する電気伝導性の柱状部材を含むことを特徴とする請求項1記載のテラヘルツ波検出器。
  3. 前記第1の基板には、前記内部空間において前記第2の基板側に突出する第1の凸部が形成されており、
    前記アンテナ本体は、前記第1の凸部上に延在しかつ前記第1の凸部上において前記アンテナ配線と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載のテラヘルツ波検出器。
  4. 前記第2の基板には、前記内部空間において前記第1の基板側に突出する第2の凸部が形成されており、
    前記アンテナ配線は、前記第2の凸部上に延在しかつ前記第2の凸部上において前記アンテナ本体と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のテラヘルツ波検出器。
  5. 前記アンテナ本体と前記アンテナ配線とは、前記内部空間においてバンプを介して互いに電気的に接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載のテラヘルツ波検出器。
  6. 前記第1の基板側から前記アンテナ本体に前記テラヘルツ波が入射する場合には、前記第2の基板には、前記テラヘルツ波の進行方向の下流側において前記アンテナ本体及び前記ボロメータ膜の少なくとも一方と対向するように第1の反射膜が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載のテラヘルツ波検出器。
  7. 前記第2の基板側から前記アンテナ本体に前記テラヘルツ波が入射する場合には、前記第1の基板には、前記テラヘルツ波の進行方向の下流側において前記アンテナ本体及び前記ボロメータ膜の少なくとも一方と対向するように第2の反射膜が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載のテラヘルツ波検出器。
  8. テラヘルツ波を受信して電流に変換するアンテナ本体と、前記アンテナ本体で変換された前記電流に応じて熱を発生する抵抗膜と、前記抵抗膜で発生された前記熱に応じて電気抵抗値が変化するボロメータ膜と、を備えるテラヘルツ波検出器の製造方法であって、
    内部空間を形成するように互いに接合される第1の基板及び第2の基板を準備する第1の工程と、
    前記第1の工程の後に、前記アンテナ本体を前記第1の基板に形成する第2の工程と、
    前記第1の工程の後に、絶縁膜、前記絶縁膜の一方の面に形成された前記抵抗膜、及び前記絶縁膜の他方の面に形成された前記ボロメータ膜を、前記内部空間に位置するように前記第2の基板上に空隙を介して支持させると共に、前記アンテナ本体から前記抵抗膜に前記電流を供給するために前記抵抗膜と電気的に接続されたアンテナ配線、及び前記電気抵抗値に応じた信号を取得するために前記ボロメータ膜と電気的に接続されたボロメータ配線を、前記第2の基板に形成する第3の工程と、
    前記第2の工程及び前記第3の工程の後に、前記内部空間を形成するように前記第1の基板と前記第2の基板とを接合すると共に、前記アンテナ本体と前記アンテナ配線とを電気的に接続する第4の工程と、を含むことを特徴とするテラヘルツ波検出器の製造方法。
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