JP2011237005A - 駆動制御装置 - Google Patents

駆動制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011237005A
JP2011237005A JP2010110585A JP2010110585A JP2011237005A JP 2011237005 A JP2011237005 A JP 2011237005A JP 2010110585 A JP2010110585 A JP 2010110585A JP 2010110585 A JP2010110585 A JP 2010110585A JP 2011237005 A JP2011237005 A JP 2011237005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
vehicle
control
engine
traveling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010110585A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5589546B2 (ja
Inventor
Yoshio Ito
良雄 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2010110585A priority Critical patent/JP5589546B2/ja
Publication of JP2011237005A publication Critical patent/JP2011237005A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5589546B2 publication Critical patent/JP5589546B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

【課題】駆動制御装置において、より適切に慣性走行することを可能とする。
【解決手段】駆動制御装置(100)は、車両(1)の動力源(10)で発生した回転動力を車両の駆動輪に伝達する伝達状態、及び、回転動力を駆動輪に伝達せず車両に慣性走行させる非伝達状態のうちいずれか一方からいずれか他方へ切り替え可能な切り替え手段(43、23等)と、駆動輪の駆動軸の回転速度と動力源の回転速度との比である変速比を変更可能な変速手段(20)と、伝達状態において、回転動力により変速手段に第1作動油を供給する第1オイルポンプ(25)と、伝達状態及び非伝達状態において、電動力により変速手段に第2作動油を供給可能な第2オイルポンプ(26)と、非伝達状態において、変速比を変更する場合、変速手段による変速比の変更が完了した後、第2作動油の供給を停止するように第2オイルポンプを制御する制御手段(43)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車等の車両の駆動制御装置に関し、特に、車両が慣性走行している際の駆動制御を行う駆動制御装置の技術分野に関する。
この種の駆動制御装置として、例えば特許文献1等には、車両の速度が上限値を超えた場合、エンジンから車輪への駆動力の伝達を切断して車両の速度が下限値を下るまで慣性走行を実施する装置について開示されている。
また、この種の駆動制御装置として、例えば特許文献2等には、慣性走行の最中に急激な減速操作が行われる場合、慣性走行を中止してエンジンブレーキを掛ける装置について開示されている。
特開昭61−278429号公報 特開平8−268120号公報
しかしながら、上述した特許文献1等によれば、慣性走行に伴って起動している電動式オイルポンプの動作タイミングを考慮していないため、慣性走行に伴ってオイルの供給に関して不具合が発生する可能性があるという技術的な問題点が生じる。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みなされたものであり、より適切に慣性走行することが可能な駆動制御装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る車両の駆動制御装置は、車両の動力源で発生
した回転動力を前記車両の駆動輪に伝達する伝達状態、及び、前記回転動力を前記駆動輪に伝達せず前記車両に慣性走行させる非伝達状態のうちいずれか一方からいずれか他方へ切り替え可能な切り替え手段と、前記駆動輪の駆動軸の回転速度と前記動力源の回転速度との比である変速比を変更可能な変速手段と、前記伝達状態において、前記回転動力により前記変速手段に第1作動油を供給する第1オイルポンプと、前記伝達状態及び前記非伝達状態において、電動力により前記変速手段に第2作動油を供給可能な第2オイルポンプと、前記非伝達状態において、前記変速比を変更する場合、前記変速手段による前記変速比の変更が完了した後、前記第2作動油の供給を停止するように前記第2オイルポンプを制御する制御手段とを備える。
本発明に係る車両の駆動制御装置によれば、例えばクラッチ等を備えて構成可能な切り替え手段によって、車両の動力源で発生した回転動力を車両の駆動輪に伝達する伝達状態、及び、回転動力を駆動輪に伝達せず車両に慣性走行させる非伝達状態のうちいずれか一方からいずれか他方へ切り替えられる。
本発明に係る伝達状態とは、典型的には、車両の動力源としてのエンジンで発生した回転動力が、例えばクラッチが係合されることにより、車両の駆動輪に伝達している状態を意味する。本発明に係る非伝達状態とは、典型的には、エンジンで発生した回転動力が、例えばクラッチの係合が解放されることにより、車両の駆動輪に伝達されず、車両が慣性走行している状態を意味する。
例えば自動変速機等を備えて構成可能な変速手段によって、駆動輪の駆動軸の回転速度と動力源の回転速度との比である変速比が変更される。
例えば機械式オイルポンプ等を備えて構成可能な第1オイルポンプによって、伝達状態において、回転動力により変速手段に第1作動油が供給される。ここに、本発明に係る作動油とは、変速手段によって変速比を変更させるための油を意味する。
例えば電動式オイルポンプ等を備えて構成可能な第2オイルポンプによって、伝達状態及び非伝達状態において、電動力により変速手段に第2作動油が供給される。
特に、本発明によれば、非伝達状態において、変速比を変更する場合、例えばメモリ、プロセッサ等を備えて構成可能な制御手段の制御下で、変速手段による変速比の変更が完了した後、第2オイルポンプによる第2作動油の供給が停止される。
このように、本発明によれば、非伝達状態において、車両が慣性走行している最中は、第2オイルポンプによって、変速手段へ作動油の油圧が供給される。と共に、車両の慣性走行中は、第1オイルポンプによる変速手段への作動油の油圧の供給は停止されている。そして、この車両の慣性走行中に、変速比を変更する場合、当該変速比の変更が完了した後、第2オイルポンプによる変速手段への作動油の油圧の供給が停止される。これにより、変速手段へ供給される作動油の油圧が低下することを効果的に防止することができる。これにより、変速手段の内部の係合部材における係合位置のずれ、又は、非係合が発生することを効果的に防止することができる。
特に、第2オイルポンプによる作動油の供給を停止する場合には、第1オイルポンプによる作動油の供給が十分になった後、第2オイルポンプによる作動油の供給を停止することが好ましい。これにより、変速手段へ供給される作動油の油圧が低下することをより効果的に防止することができるので、実践上、大変有益である。
本発明に係る車両の駆動制御装置の一態様は、前記制御手段は、前記非伝達状態において前記駆動輪の回転速度を減速させる度合いが所定レベルを超える場合、前記切り替え手段によって前記非伝達状態から前記伝達状態へ切り替えさせた後、且つ、前記変速手段によって前記変速比を変更させた後、前記第2作動油の供給を停止するように前記第2オイルポンプを制御する。
ここに、本発明に係る所定レベルとは、車両の運転者がブレーキペダルを踏み込んで車両が減速する際の駆動輪の回転速度が減速する度合いを意味する。典型的には、所定レベルは、減速する際の加速度が例えば「0.3」倍の重力の大きさを意味してよい。
この態様によれば、慣性走行中の車両において、駆動輪の回転速度を減速させる度合いが所定レベルを超える場合、非伝達状態から前記伝達状態へ切り替えられた後、且つ、変速比が変更された後、第2作動油の供給が停止される。これにより、減速の度合いが所定レベルを超える急激な減速が行われる際に、変速手段へ供給される作動油の油圧が低下することをより効果的に防止することができるので、実践上、大変有益である。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施形態から明らかにされる。
第1実施形態に係る駆動制御装置が搭載される車両の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る駆動制御装置における動作の流れを示したフローチャートである。 第2実施形態に係る駆動制御装置が搭載される車両の構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る駆動制御装置における動作の流れを示したフローチャートである。 第2実施形態に係る駆動制御装置の変速制御において用いられる変速マップの一例及び他の例を示すグラフ(図5(a)及び図5(b))である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1実施形態)
(基本構成)
本発明に係る駆動制御装置の第1実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。
先ず、本実施形態に係る駆動制御装置が搭載される車両の構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る駆動制御装置が搭載される車両の構成を示すブロック図である。尚、図1では、説明の便宜上、本実施形態に直接関係のある部材のみ図示しており、他の部材については図示を省略している。
図1において、車両1は、エンジン10、自動変速機20、エンジンECU(Electronic Control Unit)41、トランスミッションECU42、慣性走行制御用ECU43、及び、バッテリーECU44を備えて構成されている。
エンジン10は、該エンジン10の始動時に、該エンジン10をクランキングするためのスタータモータ11と、エンジン10のクランクシャフトの回転に連動して回転するオルタネータ12と、を有している。
自動変速機20は、無段変速機21、前後進クラッチ22、エンジン切り離しクラッチ23、ロックアップクラッチ付きトルクコンバータ24、機械式オイルポンプ25(以降、適宜“メカポンプ”と称する)、電動式オイルポンプ26、オルタネータ27及び伝達軸28を有している。尚、この自動変速機20によって、本発明に係る変速手段の一例が構成されている。
無段変速機21の入力軸は、伝達軸28を介して、前後進クラッチ22に連結されている。他方、無段変速機2の出力軸は、デファレンシャル31及びドライブシャフト32を介して駆動輪33a及び33bに連結されている。前後進クラッチ22は、その締結状態により、無段変速機21の入力軸の回転方向を制御する。
エンジン切り離しクラッチ23は、図1に示すように、エンジン10とトルクコンバータ24の入力軸との間に配置され、エンジン10とトルクコンバータ24の入力軸との間の動力の伝達を切断可能に構成されている。尚、このエンジン切り離しクラッチ23によって、本発明に係る切り替え手段の一例が構成されている。
トルクコンバータ24は、ロックアップクラッチ、ポンプインペラ、タービンライナ及びステータを備えて構成されている。ロックアップクラッチは、トルクコンバータカバー(以降、適宜「トルコンカバー」と称す)及びロックアップピストンにより構成されている。
トルクコンバータ24の入力軸は、トルコンカバーを介してポンプインペラに接続されている。他方、トルクコンバータ24の出力軸は、ロックアップピストン及びタービンライナに接続されている。ステータは、ワンウェイクラッチを有し、トルク増幅機能を有する。ロックアップクラッチの係合及び解放は、トルクコンバータ24に供給されるオイルの油圧により制御される。尚、トルクコンバータ24の出力軸の回転数は、タービン回転数と一致する。特に、本実施形態において、「ポンプインペラ」及び「トルコンカバー」を、それらの機能に着目して「入力側回転体」と総称する。加えて、本実施形態において、「ロックアップピストン」及び「タービンインペラ」を、それらの機能に着目して「出力側回転体」と総称する。
特に、ロックアップクラッチの係合及び解放は、メカポンプ25又は電動式オイルポンプ26によってトルクコンバータ24に供給されるオイルの油圧(具体的には、解放側油室及び係合側油室の各々に供給されるオイルの油圧)により制御される。
メカポンプ25は、トルクコンバータ24の入力側回転体の回転により油圧を発生させる。より具体的には、メカポンプ25は、連結部材を介して、トルクコンバータ24のポンプインペラに接続され、トロコイド型の外歯を有するインナロータと、該外歯と係合する内歯を有するアウタロータとを備えるトロコイド式のオイルポンプである。トルクコンバータ24のポンプインペラの回転に伴ってインナロータが回転駆動されると、内歯と外歯とが係合しているので、アウタロータも回転し、両ロータの回転に起因して油圧が発生される。尚、このメカポンプ25によって、本発明に係る第1オイルポンプの一例が構成されている。
電動式オイルポンプ26は、トランスミッションECU42から出力される信号に応じて、油圧を発生させる。オルタネータ27は、無段変速機21の入力軸の回転と連動して回転する。尚、この電動式オイルポンプ26によって、本発明に係る第2オイルポンプの一例が構成されている。
尚、自動変速機20は、無段変速機21に代えて、例えば、マルチモードマニュアルトランスミッション(MMT)、デュアルクラッチトランスミッション(DCT)等を有していてもよい。
エンジンECU41は、エンジン10の駆動状態を制御する。トランスミッションECU42は、自動変速機20を制御する。慣性走行制御用ECU43は、車両1の慣性走行を許可するか否か判定すると共に、エンジンECU41及びトランスミッションECU42に対して、車両1の慣性走行を許可するか否かを示す信号を送信する。ここに、本実施形態に係る慣性走行とは、車両1がエンジン10の駆動力とは独立して、車両1の重量と車両1が有する運動エネルギーに起因した慣性力によって走行する状態を意味する。典型的には、慣性走行とは、エンジン10とトルクコンバータ24の入力軸との間の動力の伝達が切断されている非伝達状態における車両1の走行状態を意味する。
バッテリーECU44は、バッテリー(図示せず)の状態(例えば、充電率、温度等)を監視すると共に、監視結果を示す信号を慣性走行制御用ECU43に送信する。
駆動制御装置100は、自動変速機20、エンジン切り離しクラッチ23、メカポンプ25、電動式オイルポンプ26、トランスミッションECU42、慣性走行制御用ECU43を備えて構成されている。
トランスミッションECU42は、慣性走行制御用ECU43の制御下で、エンジン切り離しクラッチ23によりエンジン10とトルクコンバータ24の入力軸との間の動力の伝達が切断された状態で車両1が走行する慣性走行へ移行する際に、トルクコンバータ24のロックアップピストン及びトルコンカバー(即ち、ロックアップクラッチ)が係合された状態で、エンジン10とトルクコンバータ24の入力軸との間の動力の伝達を切断するようにエンジン切り離しクラッチ23を制御する。尚、上述したトランスミッションECU42及び慣性走行制御用ECU43によって、本発明に係る制御手段の一例が構成されている。
(駆動制御装置の動作原理)
次に、図2を参照して、第1実施形態に係る駆動制御装置100の動作原理について説明する。ここに、図2は、第1実施形態に係る駆動制御装置100における動作の流れを示したフローチャートである。尚、図2に示された駆動制御装置100における動作は、一定の周期で又は不定周期で、或いは連続して実行される。
図2に示されるように、先ず、慣性走行制御用ECU43の制御下で、車両1が慣性走行の最中であり、且つ、電動式オイルポンプ26が起動中であるか否かが判定される(ステップS10)。ここで、車両1が慣性走行の最中であり、且つ、電動式オイルポンプ26が起動中であると判定されない場合、言い換えると、車両1が慣性走行の最中でない、又は、電動式オイルポンプ26が起動中でないと判定される場合(ステップS10:No)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、電動式オイルポンプ26が起動されてよい(ステップS22)。
上述したステップS10の判定の結果、車両1が慣性走行の最中であり、且つ、電動式オイルポンプ26が起動中であると判定される場合(ステップS10:Yes)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、運転者の運転操作が車両1の走行速度を急激に減速させたか否かが判定される(ステップS11)。典型的には、慣性走行制御用ECU43の制御下で、車両1の走行速度を減速する際の加速度(上述した減速加速度)が、例えば0.3Gを超えるか否かが判定されてよい。
特に、運転操作による車両1の走行速度の減速の度合いに応じて、無段変速機21の入力軸の回転と連動して回転するオルタネータ27での回生量を変化させるように、オルタネータ27において各種の制御を実施してよい。或いは、運転操作による車両1の走行速度の減速の度合いに応じて、エンジン10のエンジンブレーキによる制動力を変化させるように、エンジン10に接続された電動発電機において各種の制御を実施してよい。或いは、運転操作による車両1の走行速度の減速の度合いに応じて、駆動輪に掛かる制動力を変化させるように、駆動軸に接続されたリターダ(又はリターダー)において各種の制御を実施してよい。これにより、慣性走行による燃費の向上と、減速する際に用いられる摩擦部材の耐久性の向上との両立を実現可能である。ここに、本実施形態に係るリターダは、典型的には、渦電流(eddy current)ブレーキであり、慣性走行制御用ECU43の制御下で、例えば無段変速機2の出力軸において、渦電流を発生させ、駆動輪の駆動を制動可能な装置である。
上述したステップS11の判定の結果、運転者が車両1の走行速度を急激に減速させたと判定される場合(ステップS11:Yes)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、慣性走行許可フラグがオンであるか否かが判定される(ステップS12)。即ち、慣性走行制御用ECU43の制御下で、エンジン10とトルクコンバータ24の入力軸との間の動力の伝達が切断されている非伝達状態から、エンジン10とトルクコンバータ24の入力軸との間の動力が伝達されている伝達状態へ変化させるか否かが判定される。
上述したステップS12の判定の結果、慣性走行制御用ECU43の制御下で、慣性走行許可フラグがオンであると判定される場合(ステップS12:Yes)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、慣性走行許可フラグがオフにされる(ステップS13)。これにより、非伝達状態から、伝達状態へ変化させることができる。
続いて、慣性走行制御用ECU43の制御下で、トランスミッションECU42によって、エンジン切り離しクラッチ23の締結が実施される(ステップS14)。典型的には、このエンジン切り離しクラッチ23の締結が実施される場合、エンジンの回転速度に応じたクラッチ係合圧の制御が実施されることが好ましい。これにより、エンジン10とトルクコンバータ24の入力軸とを適切且つ確実に伝達可能に係合することができる。
続いて、慣性走行制御用ECU43の制御下で、トランスミッションECU42からの信号に基づいて、エンジン切り離しクラッチ23の締結が完了したか否かが判定される(ステップS15)。ここで、エンジン切り離しクラッチ23の締結が完了した判定される場合(ステップS15:Yes)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、トランスミッションECU42は、運転操作による車両1の走行速度の急激な減速に伴うダウンシフトが要求されたか否かを判定する(ステップS16)。
上述したステップ16の判定の結果、ダウンシフト要求があると判定される場合(ステップS16:Yes)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、トランスミッションECU42は、変速点制御によるアクセル全閉のダウンシフトを許可する(ステップS17)。
続いて、慣性走行制御用ECU43の制御下で、トランスミッションECU42によって、ダウンシフトが完了したか否かが判定される(ステップS18)。ここで、ダウンシフトが完了したと判定される場合(ステップS18:Yes)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、再度、電動式オイルポンプ26が起動中であるか否かが判定される(ステップS19)。ここで、電動式オイルポンプ26が起動中であると判定された場合(ステップS19:Yes)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、トランスミッションECU42によって、メカポンプ25の回転数が所定回転数N1以上であるか否かが判定される(ステップS20)。ここに、第1実施形態に係る「所定回転数N1」とは、メカポンプ25の回転に代えて、電動式オイルポンプ26を停止するか否かを決定する値であり、例えばメカポンプ25の回転数と、メカポンプ25により生ずる油圧との定量的又は定性的な関係を求め、該求められた関係に基づいて、自動変速機20が要求する油圧をメカポンプ25単独で供給可能な回転数として設定すればよい。この「所定回転数N1」は、予め固定値として、或いは何らかの物理量又はパラメータに応じた可変値として、実験的若しくは経験的に、又はシミュレーション等によって、個別具体的に設定されてよい。
上述したステップS20の判定の結果、メカポンプ25の回転数が所定回転数N1以上であると判定される場合(ステップS20:Yes)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、トランスミッションECU42によって、電動式オイルポンプ26が停止され(ステップS21)、一連の制御処理は終了される。
このように、第1実施形態によれば、車両1の慣性走行中は、電動式オイルポンプ26によって、自動変速機20等へ作動油の油圧が供給される。と共に、車両1の慣性走行中は、エンジン10は停止され、メカポンプ25による自動変速機20等への作動油の油圧の供給は停止されている。そして、この車両1の慣性走行中に、上述した運転操作による車両1の走行速度の急激な減速に伴うダウンシフトが要求される場合、ダウンシフトが完了した後、電動式オイルポンプ26による自動変速機20等への作動油の油圧の供給が停止される。これにより、自動変速機20等へ供給された作動油の油圧が低下することを効果的に防止することができる。これにより、自動変速機20の内部の係合部材における係合位置のずれ、又は、非係合が発生することを効果的に防止することができる。
特に、電動式オイルポンプ26による作動油の供給を停止する場合には、メカポンプ25による作動油の供給が十分になったことの確認後、電動式オイルポンプ26による作動油の供給を停止することが好ましい。これにより、自動変速機20等へ供給された作動油の油圧が低下することをより効果的に防止することができるので、実践上、大変有益である。
仮に、慣性走行中に起動している電動式オイルポンプ26を停止するタイミングを考慮しない場合、次のような技術的な問題点が生じる。即ち、慣性走行を終了して自動変速機20によって変速する際に、慣性走行の終了と同時に電動式オイルポンプ26を停止した場合、自動変速機20による変速に必要な作動油の油圧が不足する可能性があるという技術的な問題点が生じる。
(駆動制御装置の動作原理:続き)
他方、上述したステップS11の判定の結果、運転者が車両1の走行速度を急激に減速させたと判定されない場合(ステップS11:No)、或いは、上述したステップS12の判定の結果、慣性走行制御用ECU43の制御下で、慣性走行許可フラグがオンであると判定されない場合、言い換えると、慣性走行許可フラグがオフあると判定される場合、(ステップS12:No)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、トランスミッションECU42からの信号に基づいて、エンジン切り離しクラッチ23の締結が完了したか否かが判定される(ステップS15)。
他方、上述したステップS15の判定の結果、エンジン切り離しクラッチ23の締結が完了した判定されない場合(ステップS15:No)、一連の処理を終了する。
他方、上述したステップ16の判定の結果、ダウンシフト要求があると判定されない場合、言い換えると、ダウンシフト要求がないと判定される場合、(ステップS16:No)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、トランスミッションECU42によって、ダウンシフトが完了したか否かが判定される(ステップS18)。
他方、上述したステップS18の判定の結果、ダウンシフトが完了したと判定されない場合、言い換えると、ダウンシフトが完了しないと判定される場合、(ステップS18:No)、或いは、上述したステップS19の判定の結果、電動式オイルポンプ26が起動中であると判定されない場合、言い換えると、電動式オイルポンプ26が起動中でないと判定される場合(ステップS19:No)、或いは、上述したステップS20の判定の結果、メカポンプ25の回転数が所定回転数N1以上であると判定されない場合、言い換えるとメカポンプ25の回転数が所定回転数N1未満であると判定される場合(ステップS20:No)、一連の処理を終了する。
(第2実施形態)
(基本構成)
本発明に係る駆動制御装置の第2実施形態について、図3乃至図5を参照して説明する。
先ず、第2実施形態に係る駆動制御装置が搭載される車両の構成について、図3を参照して説明する。図3は、第2実施形態に係る駆動制御装置が搭載される車両の構成を示すブロック図である。尚、図3では、第1実施形態に係る駆動制御装置の構成要素の概ね同様な構成要素には、同一の符号を付し、それらの説明は適宜省略する。
図3において、車両1は、上述したエンジン10、自動変速機20、エンジンECU(Electronic Control Unit)41、トランスミッションECU42、慣性走行制御用ECU43、及び、バッテリーECU44に加えて、通信機45、前方検知装置46、及び、ナビゲーション装置47を備えて構成されている。
通信機45は、典型的には、自車両と、自車両を除く他の車両との間での通信を行うための通信機であり、車車間通信用のアンテナを介して他の車両と通信を行う。通信機45は、或いは、典型的には、路車間通信機であり、自車両が走行する道路に設置された路側インフラと通信を行うための通信機であり、路車間通信用のアンテナを介して路側インフラと通信を行う。より具体的には、通信機45は、路側インフラと通信を行う。通信機45は、交差点に設置された信号機の信号サイクル情報や、交差点付近に存在する他車両の存在状況を示す存在状況情報を、路側インフラ装置から受信する。尚、信号サイクル情報には、信号機の現在の灯色や、現在の灯色が変化するまでの時間(例えば、現在の灯色が青色である場合には、灯色が赤色或いは黄色になるまでの時間)などが含まれる。
通信機45は、より典型的には、例えばGPS信号や地図情報や道路交通情報に関する各種の情報を受信すると共に、例えば自車両の位置情報等の各種の車両情報を情報管理サーバへ送信してよい。車両情報は、より典型的には、運転者の運転操作タイミング、運転操作量、運転操作の方向、車両の速度若しくは加減速度に関する定量的及び定性的なデータ群を意味してよい。
より詳細には、通信機45は、GPS信号を受信するために、複数のGPS衛星から、測位用データを含む下り回線データを搬送する電波を受信する。測位用データは、緯度及び経度情報等から車両の絶対的な位置を検出するために用いられる。更に詳細には、通信機45は、例えば、FMチューナやビーコンレシーバ、携帯電話や専用の通信カードなどにより構成されてよく、通信用インタフェースを介して、VICS(Vehicle Information Communication System)センタ等の交通環境情報サーバから配信される渋滞や交通情報などの、所謂、道路交通情報や、その他の情報を、例えば電波等の通信網を介して受信してよい。更に詳細には、通信機45は、地図情報の全部又は地図情報のうち更新された一部に関する情報を受信してよい。
前方検知装置46は、例えば車載用のカメラや車載用のレーダー等の、車両の前方に位置する他の車両や障害物を検知する装置である。
ナビゲーション装置47は、典型的にはカーナビゲーション等の装置であり、受信されたGPS信号や記憶された地図情報に基づいて、自車両の位置を地図上で運転者に提示可能な装置である。
ナビゲーション装置47は、典型的にはカーナビゲーション等の装置であり、受信されたGPS信号や記憶された地図情報に基づいて、自車両の位置を地図上で運転者に提示可能な装置である。
第2実施形態に係る駆動制御装置200は、自動変速機20、エンジン切り離しクラッチ23、メカポンプ25、電動式オイルポンプ26、トランスミッションECU42、慣性走行制御用ECU43を備えて構成されている。
特に、第2実施形態によれば、エンジン10とトルクコンバータ24の入力軸との間の動力の伝達が切断されている非伝達状態である慣性走行中において走行速度を低下させる場合、慣性走行制御用ECU43の制御下で、エンジン切り離しクラッチ23は切断状態から係合状態へ切り替えられ、非伝達状態からエンジン10とトルクコンバータ24の入力軸との間の動力が伝達されている伝達状態へ切り替えられる。そして、非伝達状態から伝達状態へ切り替えられた後、無段変速機21によって、変速比が変更される。
これにより、上述した非伝達状態の下で車両が慣性走行している最中に車両1が減速する際の加速度を小さくさせつつ、車両の走行速度を減速させることが可能である。これにより、車両の運転者は、車両の慣性走行の最中に減速する際に、変速比の変更に伴う走行ショックに起因した運転上の違和感を体感する度合いを低減することが可能であり、ひいては、ドライバビリティを向上させることが可能である。
(駆動制御装置の動作原理)
次に、図4及び図5を参照して、第2実施形態に係る駆動制御装置200の動作原理について説明する。ここに、図4は、第2実施形態に係る駆動制御装置200における動作の流れを示したフローチャートである。尚、図4に示された駆動制御装置200における動作は、一定の周期で又は不定周期で、或いは連続して実行される。
図5は、第2実施形態に係る駆動制御装置200の変速制御において用いられる変速マップの一例及び他の例を示すグラフ(図5(a)及び図5(b))である。尚、図5(a)及び図5(b)中の横軸は、車両1の走行速度を示し、縦軸は、自動変速機20のアクセル開度を示す。また、図5(a)及び図5(b)中の実線L12、L23、L34は、第1速から第2速への変速、第2速から第3速への変速、第3速から第4速への変速線を夫々示す。図5(a)及び図5(b)中の点線L43、L32、L21は、第4速から第3速への変速、第3速から第2速への変速、第2速から第1速への変速線を夫々示す。特に、図5(a)中の太い実線L23’は、コーストダウンシフトによる変速点制御における第2速から第3速への変速線を夫々示す。図5(a)中の太い点線のL32’は、コーストダウンシフトによる変速点制御における第3速から第2速への変速線を示す。
(非伝達状態の慣性走行から伝達状態の走行への切り替え制御処理)
図4に示されるように、先ず、慣性走行制御用ECU43の制御下で、慣性走行中の車両1の減速が、例えば数十μ秒〜数秒等の所定時間以内に必要であるか否かが判定される(ステップS101)。典型的には、慣性走行制御用ECU43の制御下で、例えば車載用のカメラや車載用のレーダー等の前方検知装置46が、他の車両や障害物を車両の前方の所定範囲において検知し、車両1の現在の走行速度では衝突する危険性が高まったか否かが判定される。或いは、典型的には、慣性走行制御用ECU43の制御下で、通信機45が受信した車両1の位置情報に基づいて、例えば、下り坂道路、信号機を備えた交差点、横断歩道、急カーブの道路、又は踏切等の車両の走行速度の低下が必要な減速道路を車両1が例えば数十μ秒〜数秒等の所定時間以内に走行するか否かが判定される。
このステップS101の判定の結果、慣性走行中の車両1の減速が必要であると判定される(ステップS101:Yes)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、慣性走行許可フラグがオンであるか否かが判定される(ステップS102)。即ち、慣性走行制御用ECU43の制御下で、例えば高速道路の走行から渋滞している国道の走行への変化等のように車両1の走行道路の状況が変わったことにより、エンジン10とトルクコンバータ24の入力軸との間の動力の伝達が切断されている非伝達状態における慣性走行の状態から、エンジン10とトルクコンバータ24の入力軸との間の動力が伝達されている伝達状態における通常の走行状態へ復帰させるか否かが判定される。
上述したステップS102の判定の結果、慣性走行制御用ECU43の制御下で、慣性走行許可フラグがオンであると判定されない場合、即ち、慣性走行許可フラグがオンでないオフであると判定される場合、言い換えると、非伝達状態における慣性走行の状態から、伝達状態における通常の走行状態へ復帰させるべきと判定される場合(ステップS102:No)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、トランスミッションECU42からの信号に基づいて、エンジン切り離しクラッチ23の締結が完了したか否かが判定される(ステップS103)。ここで、エンジン切り離しクラッチ23の締結が完了した判定される場合(ステップS103:Yes)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、トランスミッションECU42は、変速点制御による、アクセル開度を全閉にさせた状態でのダウンシフト、所謂、コーストダウンシフトが要求されたか否かを判定する(ステップ104)。ここに、第2実施形態に係る変速点制御とは、現時点での車両1の走行速度及び現時点での自動変速機20のアクセル開度で決まる変速線と異なる変速線を用いて変速を行うことを意味する。尚、変速点制御によるコーストダウンシフトは、図5(a)の太線の点線L32’及び実線L23’に示されるように、変速点である点P1の位置を変化させることなく、変速線を変化させることによりダウンシフトを行うことを意味する。他方、図5(b)の一点鎖線の矢印は、現時点での点P1から、現時点での車両1の走行速度と同じ走行速度及び現時点でのアクセル開度より大きなアクセル開度によって示される点P3へ変化させた、3速ギヤ段から2速ギヤ段へ変速する変速点制御、所謂、パワーオンダウンシフトを示す。尚、本実施形態に係る変速点制御によるダウンシフトは、3速ギヤ段から2速ギヤ段への変速に代えて、3速ギヤ段から1速ギヤ段へ変速する等の1つ以上のギヤ段を跨いでダウンシフトしてよい。
上述したステップ104の判定の結果、ダウンシフト要求があると判定される場合(ステップS104:Yes)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、トランスミッションECU42は、変速点制御によるアクセル全閉のダウンシフトを許可する(ステップS105)。
他方、上述したステップS101の判定の結果、慣性走行している車両1において、減速が必要であると判定されない場合、言い換えると、慣性走行している車両1において、減速が必要ないと判定される場合(ステップS101:No)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、トランスミッションECU42によって、車両1が、ビジーシフトの発生する登坂道路を、例えば数十μ秒〜数秒等の所定時間内に走行するか否かが判定される(ステップS107)。ここに、第2実施形態に係るビジーシフトとは、車両の運転者によるアクセルの踏み込みや踏み戻しに起因して、無段変速機21によるダウンシフトやアップシフトが繰り返し行われる変速の状態を意味する。
上述したステップS107の判定の結果、車両1がビジーシフトの発生する登坂道路を所定時間内に走行すると判定される場合(ステップS107:Yes)、上述したステップS102乃至上述したステップS201以降の各処理が実行され、慣性走行が禁止される。
以上のように、慣性走行中の車両1において減速が必要である場合、エンジン切り離しクラッチ23の締結が完了した後で、アクセル全閉のダウンシフトを許可し実行する。これにより、上述した非伝達状態の下で車両が慣性走行している最中に車両1が減速する際の加速度を小さくさせつつ、車両の走行速度を減速させることが可能である。これにより、車両の運転者は、車両の慣性走行の最中に減速する際に、変速比の変更に伴う走行ショックに起因した運転上の違和感を体感する度合いを低減することが可能であり、ひいては、ドライバビリティを向上させることが可能である。
仮に、慣性走行中の車両1において減速が必要である場合、上述した非伝達状態における慣性走行から伝達状態における通常走行へ切り替えるタイミングと、ダウンシフトするタイミングを考慮しない場合、ダウンシフトの後、非伝達状態から伝達状態へ切り替えられる可能性があり、減速加速度が大きくなってしまい、ひいては、車両の運転者は、ダウンシフトに伴う走行ショックに起因した運転上の違和感を大きく体感していまい、ドライバビリティが低下してしまうという技術的な問題点が生じる。
(電動式オイルポンプの停止)
再び、図4に示されるように、上述したステップS105に続いて、慣性走行制御用ECU43の制御下で、トランスミッションECU42は、前後進クラッチ22によりエンジン10を切り離す場合、電動式オイルポンプ26の停止を変速の終了後に実施することが好ましい(ステップS106)。これにより、自動変速機20等へ供給された作動油の油圧が低下することを効果的に防止することができる。
(エンジン切り離しクラッチの締結の実施)
再び、図4に示されるように、上述したステップS102の判定の結果、慣性走行制御用ECU43の制御下で、慣性走行許可フラグがオンであると判定される場合(ステップS102:Yes)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、慣性走行許可フラグがオフにされる(ステップS201)。これにより、非伝達状態における慣性走行の状態から、伝達状態における通常の走行状態へ復帰させることができる。
次に、慣性走行制御用ECU43の制御下で、エンジンECU41によって、アイドリングが実施中であるか否かが判定される(ステップS202)。ここで、アイドリングが実施中であると判定されない場合(ステップS202:No)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、エンジンECU41によって、エンジン10は停止中であるか否かが判定される(ステップS203)。ここで、エンジン10が停止中であると判定された場合(ステップS203:Yes)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、エンジンECU41によって、エンジン10が始動される(ステップS204)。
続いて、慣性走行制御用ECU43の制御下で、トランスミッションECU42によって、エンジン切り離しクラッチ23の締結が実施される(ステップS205)。
典型的には、このエンジン切り離しクラッチ23の締結が実施される場合、エンジンの回転速度に応じたクラッチ係合圧の制御が実施されることが好ましい。これにより、エンジン10とトルクコンバータ24の入力軸とを適切且つ確実に伝達可能に係合することができる。
以上のように、慣性走行中の車両1の減速が必要である場合、或いは、車両1がビジーシフトの発生する登坂道路を所定時間内に走行する場合、慣性走行許可フラグをオフにし、非伝達状態における慣性走行の状態から、伝達状態における通常の走行状態へ復帰させるためにエンジン切り離しクラッチ23の締結を、ダウンシフトの実行以前に実施する。
(慣性走行における制御処理)
再び、上述した図4中のステップS107の判定の結果、車両1がビジーシフトの発生する登坂道路を所定時間内に走行すると判定されない場合(ステップS107:No)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、エンジンECU41によって、アイドリングが実施中であるか否かが判定される(ステップS301)。ここで、アイドリングが実施中であると判定される場合(ステップS301:Yes)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、慣性走行許可フラグがオンにされる(ステップS302)。
次に、慣性走行制御用ECU43の制御下で、トランスミッションECU42によって、エンジン切り離しクラッチ23の解放が実施される(ステップS303)。これにより、エンジン10とトルクコンバータ24の入力軸との間で動力が伝達されない。
典型的には、エンジン切り離しクラッチ23の解放が実施される際に、エンジンに燃料が供給されないフューエルカット状態である場合、エンジン10が停止してしまうので、電動式オイルポンプ26を始動することが好ましい。これにより、エンジンの停止に関わらず作動油を自動変速機20に供給することが可能である。
他方、エンジン10に燃料が供給されないフューエルカット状態でない場合、エンジン切り離しクラッチ23の解放の後にエンジン10を停止してよい。典型的には、前後進クラッチ22によって、エンジン10と自動変速機20とを切り離す場合は、作動油の油圧が無くなってしまうので、電動式オイルポンプ26を起動することが好ましい。これにより、前後進クラッチ22による非伝達状態に関わらず作動油を自動変速機20に供給することが可能である。
特に、本願発明者の研究によれば、自動変速機20を備える車両1では、エンジン10がアイドリングを実施している状態(即ち、車両1の運転者がアクセルを離したアクセルオフの状態)で車両1が慣性走行している場合、次の第1の制御処理及び第2の制御処理を行うことが好ましいことが判明している。即ち、この場合、第1の制御処理として、慣性走行の最中に、エンジン10側を車輪側から切り離すことによって機械的な負荷(即ち、フリクション)を低減する。このことに加えて、第2の制御処理として、車両1の運転者がアクセルを再度、踏み込んだアクセルオンの状態となった場合にエンジン10側と車輪側とを繋ぐことが好ましい。これにより、燃費の向上が図られることが判明している。
(非伝達状態の慣性走行から伝達状態の走行への切り替え制御処理:続き)
再び、上述した図4中のステップS301の判定の結果、アイドリングが実施中であると判定されない場合(ステップS301:No)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、慣性走行許可フラグがオンであるか否かが判定される(ステップS304)。ここで、慣性走行許可フラグがオンであると判定される場合(ステップS304:Yes)、慣性走行制御用ECU43の制御下で、慣性走行許可フラグがオフにされる(ステップS305)。
続いて、上述したステップS203乃至ステップS205が実施される。
他方、上述したステップS203の判定の結果、エンジン10が停止中であると判定されない場合、言い換えると、エンジン10が停止中でない、即ち駆動状態であると判定される場合、(ステップS203:No)、エンジン10を始動するステップS204は省略される。
他方、上述したステップS304の判定の結果、慣性走行制御用ECU43の制御下で、慣性走行許可フラグがオンであると判定されない場合、即ち、慣性走行許可フラグがオンでない、即ち、オフであると判定される場合、典型的には、非伝達状態における慣性走行の状態から、伝達状態における通常の走行状態へ復帰させるべきと判定される場合(ステップS304:No)、上述したように、慣性走行制御用ECU43の制御下で、トランスミッションECU42からの信号に基づいて、エンジン切り離しクラッチ23の締結が完了したか否かが判定される(ステップS103)。
尚、上述した第1及び第2実施形態に係る慣性走行中は、エンジン10が停止されてよい。他方、自動変速機20等への油圧の供給は、電動式オイルポンプ26よりもメカポンプ25のほうが効率がよい。しかしながら慣性走行中はエンジン10が停止しているので、メカポンプ25により自動変速機20等へ油圧を供給することができず、燃費が低下するおそれがある。そこで、第1及び第2実施形態では、更に、慣性走行制御用ECU43の制御下で、トランスミッションECU42により、慣性走行へ移行する際に、出力側回転体が入力側回転体に係合された状態で、エンジン10とトルクコンバータ24の入力軸との間の動力の伝達を切断するようにエンジン切り離しクラッチ23が制御されてよい。
これにより、車両1が慣性走行へ移行した場合、トルクコンバータ24のトルコンカバーが、駆動輪33a及び33bの回転に起因して回転駆動されるトルクコンバータ24のロックアップピストンに伴って回転することとなり、もって、メカポンプ25により油圧を発生させることができる。この結果、車両1が慣性走行中であっても、メカポンプ25により油圧を供給することができ、燃費効率を向上させることができる。
また、本実施形態では、エンジン切り離しクラッチ23によって、エンジン10の動力を駆動軸に伝達されなくさせたが、本発明はこの限りでなく、エンジン切り離しクラッチ23に代えて、前後進クラッチ22によって、エンジン10の動力を駆動軸に伝達させなくさせてよい。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う駆動制御装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明は、例えば自動車等の車両の駆動制御装置に利用可能であり、特に、車両が慣性走行している際の駆動制御を行う駆動制御装置に利用可能である。
1…車両
10…エンジン
20…自動変速機
21…無段変速機
22…前後進クラッチ
23…エンジン切り離しクラッチ
24…ロックアップクラッチ付きトルクコンバータ
25…メカポンプ
26…電動式オイルポンプ
41…エンジンECU
42…トランスミッションECU
43…慣性走行制御用ECU
44…バッテリーECU
45…通信機
46…前方カメラレーダー
47…ナビゲーション装置
100…駆動制御装置

Claims (2)

  1. 車両の動力源で発生した回転動力を前記車両の駆動輪に伝達する伝達状態、及び、前記回転動力を前記駆動輪に伝達せず前記車両に慣性走行させる非伝達状態のうちいずれか一方からいずれか他方へ切り替え可能な切り替え手段と、
    前記駆動輪の駆動軸の回転速度と前記動力源の回転速度との比である変速比を変更可能な変速手段と、
    前記伝達状態において、前記回転動力により前記変速手段に第1作動油を供給する第1オイルポンプと、
    前記伝達状態及び前記非伝達状態において、電動力により前記変速手段に第2作動油を供給可能な第2オイルポンプと、
    前記非伝達状態において、前記変速比を変更する場合、前記変速手段による前記変速比の変更が完了した後、前記第2作動油の供給を停止するように前記第2オイルポンプを制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする車両の駆動制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記非伝達状態において前記駆動輪の回転速度を減速させる度合いが所定レベルを超える場合、前記切り替え手段によって前記非伝達状態から前記伝達状態へ切り替えさせた後、且つ、前記変速手段によって前記変速比を変更させた後、前記第2作動油の供給を停止するように前記第2オイルポンプを制御することを特徴とする請求項1に記載の車両の駆動制御装置。
JP2010110585A 2010-05-12 2010-05-12 駆動制御装置 Expired - Fee Related JP5589546B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010110585A JP5589546B2 (ja) 2010-05-12 2010-05-12 駆動制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010110585A JP5589546B2 (ja) 2010-05-12 2010-05-12 駆動制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011237005A true JP2011237005A (ja) 2011-11-24
JP5589546B2 JP5589546B2 (ja) 2014-09-17

Family

ID=45325208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010110585A Expired - Fee Related JP5589546B2 (ja) 2010-05-12 2010-05-12 駆動制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5589546B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013229980A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Toyota Motor Corp 車両および車両の制御方法
WO2017126475A1 (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 ジヤトコ株式会社 車両の制御装置、及び車両の制御方法
JP2018127095A (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 いすゞ自動車株式会社 走行制御装置、車両および走行制御方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08268121A (ja) * 1995-03-31 1996-10-15 Suzuki Motor Corp エンジンの制御装置
JP2006153091A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Honda Motor Co Ltd 車両の制御装置
JP2007232115A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Honda Motor Co Ltd 車両用制御装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08268121A (ja) * 1995-03-31 1996-10-15 Suzuki Motor Corp エンジンの制御装置
JP2006153091A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Honda Motor Co Ltd 車両の制御装置
JP2007232115A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Honda Motor Co Ltd 車両用制御装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013229980A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Toyota Motor Corp 車両および車両の制御方法
WO2017126475A1 (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 ジヤトコ株式会社 車両の制御装置、及び車両の制御方法
CN108474468A (zh) * 2016-01-19 2018-08-31 加特可株式会社 车辆的控制装置、及车辆的控制方法
KR20180100683A (ko) * 2016-01-19 2018-09-11 쟈트코 가부시키가이샤 차량의 제어 장치 및 차량의 제어 방법
KR102079465B1 (ko) 2016-01-19 2020-02-19 쟈트코 가부시키가이샤 차량의 제어 장치 및 차량의 제어 방법
US10612656B2 (en) 2016-01-19 2020-04-07 Jatco Ltd Control device for vehicle and control method of the same
RU2723009C2 (ru) * 2016-01-19 2020-06-08 Ниссан Мотор Ко., Лтд. Устройство управления транспортным средством и способ управления транспортным средством
JP2018127095A (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 いすゞ自動車株式会社 走行制御装置、車両および走行制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5589546B2 (ja) 2014-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10690103B2 (en) Systems and methods for using an electric motor in predictive and automatic engine stop-start systems
US10487762B2 (en) Systems and methods for predictive and automatic engine stop-start control
US9422908B2 (en) Vehicle control apparatus
JP2013086688A (ja) ハイブリッド車両の駆動装置
JP5589546B2 (ja) 駆動制御装置
JP5589545B2 (ja) 駆動制御装置
JP2014001824A (ja) 自動変速機の変速制御装置
CN110446643B (zh) 行驶控制装置、车辆及行驶控制方法
WO2019069409A1 (ja) 車両の制御方法及び制御装置
JP2018135003A (ja) 走行制御装置、車両および走行制御方法
JP7388331B2 (ja) 車両の制御装置
JP2000352331A (ja) 内燃機関の制御装置
US11619299B2 (en) Method for operating a hybrid transmission
JP2018127095A (ja) 走行制御装置、車両および走行制御方法
JP2021099152A (ja) 車両の制御装置
EP3441274A1 (en) Traveling control device, vehicle, and traveling control method
JP6958082B2 (ja) 走行制御装置、車両および走行制御方法
JP2017140962A (ja) 省エネルギー減速走行支援方法
JP6932939B2 (ja) 走行制御装置、車両および走行制御方法
JP6091264B2 (ja) アイドルストップ車の制御装置
JP6994007B2 (ja) 車両の制御装置
JP2018192831A (ja) 車両の制御装置
CN115264057A (zh) 车辆的控制方法、装置、存储介质及处理器
KR20210017000A (ko) 차량의 주행 제어 방법
KR20200142165A (ko) 차량의 클러치 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130712

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140305

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140415

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140701

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140714

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5589546

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees