JP2011236406A5 - - Google Patents
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本発明の方法に使用されるレドックスシステムは1種以上の酸化剤を好適な還元剤および金属触媒と組み合わせて使用する。好ましくは、全モノマーの少なくとも30重量%、好ましくは少なくとも40重量%、好ましくは少なくとも50重量%、好ましくは少なくとも60重量%、好ましくは少なくとも70重量%、好ましくは少なくとも80重量%はレドックスシステムの存在下で重合される。モノマーの全重量はレドックスシステムが添加される時点ですでに重合された何らかのモノマーを含む。好適な酸化剤には、例えば、t−アルキルヒドロペルオキシド、t−アルキルペルオキシドおよびt−アルキルペルエステル(それぞれの場合において、t−アルキル基は5個より少ない炭素原子を有する);過酸化水素、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過硫酸塩、過炭酸塩、過ホウ酸塩、過リン酸およびその塩、過マンガン酸カリウム、並びにペルオキソ二硫酸のアンモニウムもしくはアルカリ金属塩が挙げられる。好ましい酸化剤には、過硫酸塩、過炭酸塩および過ホウ酸塩が挙げられ;好ましくは過硫酸塩が挙げられる。本発明の方法においては、重合は少なくとも5個の炭素原子を有するアルキル基を含むペルオキシド、ヒドロペルオキシドまたはペルエステルの実質的に非存在下で起こる。本明細書において、語句「実質的に非存在下で」とは、酸化剤が、C5またはそれより大きいアルキル基を有するペルオキシド、ヒドロペルオキシドまたはペルエステルを5重量%未満、好ましくは2重量%未満、好ましくは1重量%未満、好ましくは0.5重量%未満、好ましくは0.1重量%未満、好ましくは0重量%しか含まないことを意味する。ある好ましい実施形態においては、重合はペルオキシド、ヒドロペルオキシドまたはペルエステルの実質的に非存在下で行われる。好ましくは、酸化剤はモノマーの全重量を基準にして、全量で0.01〜1重量%、好ましくは0.03〜0.5重量%、好ましくは0.05〜0.25重量%で存在する。好適な還元剤には、ナトリウムスルホキシラートホルムアルデヒド、アスコルビン酸、イソアスコルビン酸、硫黄含有酸のアルカリ金属およびアンモニウム塩、例えば、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素塩、チオ硫酸塩、ヒドロ亜硫酸塩、硫化物、水硫化物、亜ジチオン酸塩、ホルマジンスルフィン酸(formadinesulfinic acid)、ヒドロキシメタンスルホン酸、ナトリウム2−ヒドロキシ−2−スルフィナト酢酸、アセトンビサルファイト(acetone bisulfite)、アミン、例えば、エタノールアミン、酸、例えば、グリコール酸、グリオキシル酸水和物、乳酸、グリセリン酸、リンゴ酸、酒石酸、ならびに前記の酸の塩が挙げられる。好ましい還元剤はイソアルコルビン酸である。好ましくは、還元剤は、モノマーの全重量を基準にして、全量で0.01〜1重量%、好ましくは0.03〜0.4重量%、好ましくは0.05〜0.2重量%で存在する。好適な金属触媒はレドックス反応触媒金属塩であり、例えば、鉄、銅、マンガン、銀、白金、バナジウム、ニッケル、クロム、パラジウムおよびコバルトが挙げられる。好ましい金属触媒は鉄、銅およびこれらの組み合わせから選択され;好ましくは鉄である。好ましくは、金属触媒は、モノマーの全重量中の金属イオン含量を基準にして、全量で少なくとも0.1ppm、好ましくは少なくとも0.5ppm、好ましくは少なくとも1ppm、好ましくは少なくとも2ppm、好ましくは少なくとも3ppm、好ましくは少なくとも4ppmで存在し;好ましくは金属触媒は、全量で、100ppm以下、好ましくは50ppm以下、好ましくは25ppm以下、好ましくは20ppm以下で存在する。モノマーの全重量は、酸化剤、還元剤および金属イオンが添加される時点ですでに重合されたモノマーを含む。酸化剤、還元剤および金属イオンで触媒された重合反応の部分が触媒金属を含む装置、例えば、スチール反応器と接触して行われる場合には、追加の金属イオンを他の反応物質に添加する必要がない場合がある。本発明のある好ましい実施形態においては、モノマー混合物の一部分は、酸化剤を開始剤として使用して部分的に重合され、次いで、残りのモノマーを添加して、酸化剤、還元剤および金属触媒の存在下で重合される。好ましくは熱酸化剤を用いて、全モノマーの50重量%未満、好ましくは25重量%未満、好ましくは15重量%未満、好ましくは10重量%未満が重合される。この熱重合される物質は重合の開始時にその場で形成されることができるか、またはあらかじめ製造されたポリマーシードから、または「チェイサー(chaser)」添加の結果として形成されうる。さらに、重合はレドックスプロセス(酸化剤/還元剤/および金属触媒)を使用して開始されることができ、第二段階は熱プロセスを使用することができた。このプロセスのレドックス部分は漸次フィード、ショット、フィードとその後のショット、もしくはショットとその後のフィード、または他の可能な組み合わせであることができる。ショット添加は、比較的短い時間、例えば、20分未満、好ましくは15分未満、好ましくは10分未満にわたってモノマーが添加される添加であり、その結果、その添加の後で反応混合物はかなりの未反応のモノマーを含むであろう。典型的には、ショット添加はモノマーのみを含み、触媒は別に、好ましくはこのショット添加の後で、反応混合物に添加される。重合のほとんど、すなわち、少なくとも85%、好ましくは少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%が完了した後で、残留するモノマーのほとんどを重合させるように追加の開始剤が「チェイサー」として添加されることができる。チェイサーは熱開始剤またはレドックスシステムであることができる。
Claims (10)
- 疎水性に改質されたレオロジー調整剤を製造する方法であって、当該方法は
(i)(a)H2C=C(R)C(O)X(CH2CH2O)n(CH(R’)CH2O)mR’’;
(b)H2C=C(R)C6H4C(CH3)2NHCO2(CH2CH2O)n(CH(R’)CH2O)mR’’;および、
これらの組み合わせ(式中、XはOもしくはNHであり、RはHもしくはCH3であり、R’はC1−C2アルキルであり;R’’はC8−C22アルキル、C8−C16アルキルフェニルもしくはC13−C36アラルキルフェニルであり;nは平均数6〜100であり、mは平均数0〜50であり、ただしn≧mおよびm+nは6〜100である):
からなる群から選択されるモノマー;
(ii)C3−C6カルボン酸モノマー;並びに、
(iii)(メタ)アクリル酸C 1 −C 4 アルキル:
を含むモノマー混合物を重合することを含み、
全モノマーの少なくとも30重量%の重合は40℃〜70℃の温度において、酸化剤、還元剤および金属触媒の存在下で、かつ5個以上の炭素原子を有するアルキル基を含むペルオキシド、ヒドロペルオキシドまたはペルエステルの実質的に非存在下で起こる;
疎水性に改質されたレオロジー調整剤を製造する方法。 - 酸化剤が過硫酸塩、過ホウ酸塩、過炭酸塩およびこれらの組み合わせからなる群から選択され;重合がペルオキシド、ヒドロペルオキシド、またはペルエステルの実質的に非存在下で行われ;並びに、重合が水性乳化重合である、請求項1に記載の方法。
- 還元剤がイソアスコルビン酸であり;並びに、金属触媒が鉄、銅およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項2に記載の方法。
- モノマー混合物が15〜60重量%のC3−C6カルボン酸モノマー、1〜25重量%のH2C=C(R)CO2(CH2CH2O)n(CH(R’)CH2O)mR’’、および25〜65重量%の(メタ)アクリル酸C1−C4アルキルを含む、請求項3に記載の方法。
- R’’がC10−C22アルキルであり、nが15〜30であり、およびmが0〜5である、請求項4に記載の方法。
- モノマー混合物が15〜60重量%のC3−C6カルボン酸モノマー、1〜25重量%のH2C=C(R)CO2(CH2CH2O)n(CH(R’)CH2O)mR’’、および25〜65重量%の(メタ)アクリル酸C1−C4アルキルを含む、請求項1に記載の方法。
- R’’がC10−C22アルキルであり、nが15〜30であり、およびmが0〜5である、請求項6に記載の方法。
- C3−C6カルボン酸モノマーが(メタ)アクリル酸である、請求項7に記載の方法。
- (メタ)アクリル酸C1−C4アルキルがアクリル酸C2−C3アルキルであり、R’’がC12−C20アルキルであり、nが18〜25であり、mが0〜3であり、およびRがメチルである、請求項8に記載の方法。
- モノマー混合物が25〜55重量%の(メタ)アクリル酸、5〜25重量%のH2C=C(R)CO2(CH2CH2O)n(CH(R’)CH2O)mR’’、および40〜60重量%のアクリル酸C2−C3アルキルを含む、請求項9に記載の方法。
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