JP2011236039A - タオル処理機 - Google Patents

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Abstract

【課題】タオルが異物捕捉ローラに巻き込まれることがなく、適切にタオルの両面の異物を除去し、自動化と小型化を改善したタオル処理機を提供する。
【解決手段】このタオル処理機1は、搬送ワイヤ11上に載置されたタオルを前方から後方に搬送する搬送コンベア10と、搬送コンベア10の上方に互いに平行に配設される第1及び第2の誘導ローラ21、22と更にそれらの上方に平行に配設される第3の誘導ローラ23を含む誘導ローラ群20と、誘導ローラ群20の外周面に輪状に閉じて掛け渡される誘導ワイヤ30と、誘導ワイヤ30に接するように輪状の内側にあって第1及び第2の誘導ローラ21、22の中間に配設され、タオルの載置面の反対側の第1面の異物を捕捉する第1面異物捕捉ローラ40と、搬送ワイヤ11に接するようにその下方に配設され、タオルの載置面である第2面の異物を捕捉する第2面異物捕捉ローラ50と、を備えてなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、飲食店などで使用されるタオルを清潔な状態にして繰り返し使用可能にするタオル処理機に関する。
一般に、飲食店などで来客に提供された布製のおしぼり用のタオルは、使用後に回収し、洗濯などを含む複数の工程により汚れや毛髪等の異物を除去した後、殺菌して丸く畳み、袋詰めにより包装して、再び清潔なタオルとして提供できるようにしている。このとき、異物除去や殺菌は、タオルを丸く畳んで包装する直前に行われるのが望ましい。本願発明者は、特許文献1において、タオルへの殺菌液の付与量を安定させることができるタオル処理機を提案し、また、特許文献2において、外周面に粘着層が形成された異物捕捉ローラを用いて異物を除去しながら簡単にタオルを2つ折りすることができるタオル処理機を提案している。
本願発明者は、更に、特許文献3において、特許文献2のタオル処理機を改善し、外周面に粘着層が形成された異物捕捉ローラの直径が変化したり粘着層の粘着力が変化したりしても、タオルが異物捕捉ローラに巻き込まれることがなく、適切にタオルの両面の異物を除去できるタオル処理機を提案している。
特開2000−281024号公報 特開2007−62886号公報 特開2010−89902号公報
しかしながら、タオル処理機は大量のタオルを限られたスペースで処理しなければならない場合が多いため、特許文献3に示される技術を用いても、更に自動化と小型化を改善したものが望まれる。
本発明は係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、異物捕捉ローラの直径が変化したり粘着層の粘着力が変化したりしても、タオルが異物捕捉ローラに巻き込まれることがなく、適切にタオルの両面の異物を除去し、しかも、更に自動化と小型化を改善したタオル処理機を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のタオル処理機は、搬送ワイヤを有し、該搬送ワイヤ上に載置されたタオルを前方から後方に搬送する搬送コンベアと、該搬送コンベアの上方に互いに平行に配設される第1及び第2の誘導ローラと更にそれらの上方に平行に配設される第3の誘導ローラを含む誘導ローラ群と、該誘導ローラ群の第1、第2、及び第3の誘導ローラの外周面に輪状に閉じて掛け渡される誘導ワイヤと、該誘導ワイヤに接するように輪状の内側にあって第1及び第2の誘導ローラの中間に配設され、タオルの載置面の反対側の第1面の異物を捕捉する第1面異物捕捉ローラと、前記搬送ワイヤに接するようにその下方に配設され、タオルの載置面である第2面の異物を捕捉する第2面異物捕捉ローラと、を備えてなることを特徴とする。
請求項2に記載のタオル処理機は、請求項1に記載のタオル処理機において、前記誘導ワイヤは、第2面異物捕捉ローラにオーバラップしていることを特徴とする。
本発明のタオル処理機によれば、第1面及び第2面異物捕捉ローラにより、タオルの両面の異物の除去が可能であって、搬送ワイヤ及び誘導ワイヤによりタオルが誘導されるので、第1面及び第2面異物捕捉ローラの直径が変化したり粘着層の粘着力が変化したりしても、それらに巻き込まれることがなく、適切に異物除去を行ってより実用的な自動化が可能となり、また、第1及び第2の異物捕捉ローラを互いに近づけて配設することができるので、より小型化が可能となる。
本発明の実施形態に係るタオル処理機1の概略平面図である。 同上のタオル処理機1のタオル処理中の概略断面側面図である。 同上のタオル処理機1の誘導ローラ群20の変形例を示す概略断面側面図である。 同上のタオル処理機1の第1面異物捕捉ローラ40の粘着シートの剥離を説明する拡大模式図である。 同上のタオル処理機1の搬送コンベア10の変形例を示す概略平面図である。 同上のタオル処理機1の搬送コンベア10の変形例を示す概略断面側面図である。
以下、本発明を実施するための好ましい形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係るタオル処理機1の概略平面図である。図2は、図1におけるX−Xの線で切断した概略断面側面図である。
このタオル処理機1は、搬送コンベア10、誘導ローラ群20、誘導ワイヤ30、第1面異物捕捉ローラ40、第2面異物捕捉ローラ50を主な構成要素として備える。搬送コンベア10は、広げて載置されたおしぼり用のタオルP(図1では破線で示している。)を前方から後方に搬送するものである。誘導ローラ群20と誘導ワイヤ30と第1面異物捕捉ローラ40とは、タオルPの載置面の反対側である第1面に付着した毛髪等の異物を除去するものである。第2面異物捕捉ローラ50は、タオルPの載置面である第2面に付着した毛髪等の異物を除去するものである。タオルPは、このタオル処理機1により異物が除去された後、後続の機械装置により、上述の特許文献1や特許文献2で示されるような殺菌液付与や2つ折りなどが行われ、更に袋詰めなどの包装が行われる。
搬送コンベア10は、搬送用のワイヤ状のベルトである搬送ワイヤ11を複数有しており、この搬送ワイヤ11は、前方に位置する第1のコンベアローラ12と後方に位置する第2のコンベアローラ13の間に輪状に閉じて掛け渡されている。搬送ワイヤ11は、第1のコンベアローラ12又は第2のコンベアローラ13の回動に追従して循環移動(移動して循環)する。搬送ワイヤ11は、2本以上有ることにより、第1のコンベアローラ12又は第2のコンベアローラ13の動力を安定して伝達し、タオルPを安定して移動させている。搬送ワイヤ11は、多少の弾力性を有しており、例えば直径3ミリ程度のウレタン樹脂製或いはシリコーン樹脂製のものを用いることができる。なお、図においては、第2のコンベアローラ13には、搬送ワイヤ11が接する部分の両側に、搬送ワイヤ11のずれを防止する弾性リングが嵌め込まれている。
第1のコンベアローラ12と第2のコンベアローラ13は、コンベア枠体14に回動自在に取り付けられており、そのいずれか一方が駆動車輪、他方が駆動車輪の回動に追従して回動する従動車輪となっている。図においては、第2のコンベアローラ13が駆動車輪となっており、第2のコンベアローラ13の一端部は、動力伝達ベルト61を介して、上方に設けられた搬送コンベア駆動モータ62に連結されている。この搬送コンベア駆動モータ62と電源スイッチ63Aを有している電源ユニット63は、コンベア枠体14に固定して取り付けられた角棒部材64A、64A’、64B、64B’などにより搬送コンベア10の上方に設置されている。
搬送コンベア10は、詳細には、第1のコンベアローラ12と第2のコンベアローラ13の間において、第2面異物捕捉ローラ50を配設するための隙間以外の部分に、支持ローラ15が多数敷き詰められている。また、第1及び第2のコンベアローラ12、13とともに搬送ワイヤ11が張った状態で掛け渡される搬送ワイヤ張架ローラ16、17が設けられている。支持ローラ15は、弾力性を有する搬送ワイヤ11が接触したとき摩擦抵抗にならないように搬送ワイヤ11の動きに追従して回動するよう設けられたものである。従って、搬送ワイヤ11が接触しない部分は支持ローラ15を省略することも可能である。
搬送ワイヤ張架ローラ16は第1のコンベアローラ12の少し後方の上方に設けられている。これにより、搬送ワイヤ11の上にタオルPを載置し易いようにしている。また、搬送ワイヤ張架ローラ17は、第1のコンベアローラ12の後方の下方に設けられている。これにより、第2面異物捕捉ローラ50とその下側の搬送ワイヤ11の間に隙間が生じ、第2面異物捕捉ローラ50の異物捕捉力を回復させるときに、それを取り外したり取り付け直したりすることが容易になる。搬送ワイヤ張架ローラ16、17は、搬送ワイヤ11の循環移動に追従して回動する。なお、搬送ワイヤ張架ローラ16は、図においては、長尺の1つのローラが固定された軸体16Aのまわりを回動する構造となっている。また、搬送ワイヤ張架ローラ16には、搬送ワイヤ11が接する部分の両側に、搬送ワイヤ11のずれを防止する弾性リングが嵌め込まれている。搬送ワイヤ張架ローラ17は、複数の滑車或いは長尺の1つのローラが固定された軸体17Aのまわりを回動する構造である
搬送コンベア10は、作業者が作業し易い高さとなっており、後続の機械装置の高さに応じて、水平面に対し例えば、10〜30度程度傾けられる場合も有る。
次に、誘導ローラ群20と誘導ワイヤ30と第1面異物捕捉ローラ40を説明する。誘導ローラ群20は、搬送コンベア20の上方に互いに平行に配設される(それぞれの位置に配置して設けられる)第1及び第2の誘導ローラ21、22とそれらの上方にそれらと平行に配設される第3の誘導ローラ23を含む。誘導ワイヤ30は、誘導ローラ群20の第1、第2、及び第3の誘導ローラ21、22、23の外周面に輪状に閉じて掛け渡され(張架され)ている。第1面異物捕捉ローラ40は、タオルPの第1面の異物を捕捉するものであって、誘導ワイヤ30に接するように輪状の内側にあって第1及び第2の誘導ローラ21、22の中間に配設される。
誘導ローラ群20の第1乃至第3の誘導ローラ21、22、23はそれぞれ、それらに掛け渡された誘導ワイヤ30の循環移動に追従して回動する構造になっている。また、第1及び第2の誘導ローラ21、22は、搬送ワイヤ11に接触しているか或いはそれとの間に僅かな隙間を有している。
詳細には、第1及び第2の誘導ローラ21、22はそれぞれ、タオルPの繰り入れや繰り出しがスムーズになるように、長尺の1つのローラが固定された軸体21A、22Aのまわりを回動する構造である。第3の誘導ローラ23は、滑車が複数、固定された軸体23Aのまわりを回動する構造である。第1及び第2の誘導ローラ21、22の軸体21A、22Aの端部(両端部)はそれぞれ、斜め上下方向に延びた連接角棒部材25A、25Bの下側の端部に固定されている。連接角棒部材25A、25Bの上側の端部は、前後方向に延びた連接角棒部材25Cの両端部に固定されており、連接角棒部材25Cの中央部は第3の誘導ローラ23の軸体23Aに固定されている。この軸体23Aの端部(両端部)は、コンベア枠体14に固定された軸受部材65に対して自在に回動可能となっている。それにより、第1又は第2の誘導ローラ21、22は揺動可能となっており、下側を通過するタオルPによって押し上げられるときに、抵抗とならないようになる。
誘導ローラ群20は、掛け渡される誘導ワイヤ30が側面視において三角形状になるように第1乃至第3の誘導ローラ21、22、23が配設されているが、図3に示す誘導ローラ群20’のように、掛け渡される誘導ワイヤ30が側面視において四角形状になるように更に第4の誘導ローラ24を含むようにすることも可能である。この場合、連接角棒部材25Cの中央部には、軸受部材65に対して自在に回動可能な軸体23A’のみが設けられ、連接角棒部材25Cの両端部に第3及び第4の誘導ローラ23、24の軸体23A、24Aの端部(両端部)が固定されることになる。このようにすると、第1面異物捕捉ローラ40と誘導ローラ群20’の間の距離が長くなり、第1面異物捕捉ローラ40の異物捕捉力を回復させるときに、それを取り外したり取り付け直したりすることが容易になる。誘導ローラ群20が更に多くの誘導ローラを含むようにすることも勿論可能である。
誘導ワイヤ30は、通常、2本以上必要である。それにより、誘導ワイヤ30の循環移動が安定し、そして、誘導ローラ群20に動力を安定して伝達する。また、誘導ワイヤ30は、多少の弾力性を有しており、例えば直径2ミリ程度のウレタン樹脂製或いはシリコーン樹脂製のものを用いることができる。
第1面異物捕捉ローラ40は、誘導ワイヤ30の輪状の内側に有って、誘導ローラ群20の第1及び第2の誘導ローラ21、22の中間に配設されている。また、第1面異物捕捉ローラ40は、自在に回動可能となるように、かつ、タオルPの状態に応じた上下移動が可能なように配設される。これにより、第1面異物捕捉ローラ40は、後述する粘着シート積層部40cのシートの剥離によって直径が変化しても、自重により通過するタオルPに良好に接して圧せられる。なお、第1面異物捕捉ローラ40は、誘導ワイヤ30に向けて弱い力でバネ付勢してもよい。
第1面異物捕捉ローラ40の構造の典型的な例は、中心の軸体40a、その周囲の芯部40b、更にその周囲の粘着シート積層部40cが一体になったものである。軸体40aは、コンベア枠体14に固定された軸受部材66に載置されている。粘着シート積層部40cは、片面に粘着層を有する粘着シートが何重にも積層して構成されており、また、少なくとも広げたタオルPの横幅と同じ長さの外周面が必要である。作業者は、外周面表面の粘着層の粘着力が低下し異物捕捉の能力がなくなる程になると、図4の拡大模式図に示すように、粘着シート積層部40cの粘着シートを1枚剥離して表面に新しい粘着層を露出させて、異物捕捉力を回復させる。
このような第1面異物捕捉ローラ40と誘導ワイヤ30と誘導ローラ群20は、以下のように動作する。すなわち、第1面異物捕捉ローラ40は自重によって搬送ワイヤ11(タオルPが到達しているときはタオルP)に接触し、搬送ワイヤ11に追従して回動する。誘導ワイヤ30は、第1面異物捕捉ローラ40の回動に追従して循環移動し、誘導ローラ群20に動力を伝達する。誘導ローラ群20は、誘導ワイヤ30によって動力が伝達され、誘導ローラ21、22、23はそれぞれ、誘導ワイヤ30の循環移動に追従して回動する。
広げて載置されたタオルPが誘導ローラ群20の第1の誘導ローラ21に到達すると、第1の誘導ローラ21はタオルPにより少し押し上げられる。第1の誘導ローラ21は回動しているので、タオルPを第1面異物捕捉ローラ40の方へ繰り入れる。そして、誘導ワイヤ30は、搬送ワイヤ11との間にタオルPを挟み込み、タオルPを誘導して第1面異物捕捉ローラ40の方に搬送する。
それから、第1面異物捕捉ローラ40は、タオルPに接触し、自重によってタオルPに圧せられる。第1面異物捕捉ローラ40はタオルPの第1面の異物を捕捉し、誘導ワイヤ30は、搬送ワイヤ11とともに、タオルPを誘導して第2の誘導ローラ22の方に搬送する。ここで、第1面異物捕捉ローラ40が、粘着シート積層部40cのシートを剥離して表面に新しい粘着層を露出させた直後で接着力が大きくても、タオルPと第1面異物捕捉ローラ40との間には誘導ワイヤ30が存在するので、タオルPは第1面異物捕捉ローラ40に巻き込まれることない。また、第1面異物捕捉ローラ40が、粘着シート積層部40cの粘着シートの剥離によりその直径が変化しても、第1面異物捕捉ローラ40の自重によりタオルPに接して圧せられるので、異物を十分に捕捉して除去することができる。
タオルPが第2の誘導ローラ22に到達すると、第2の誘導ローラ22は、タオルPを繰り出す。
次に、第2面異物捕捉ローラ50を説明する。第2面異物捕捉ローラ50は、タオルPの第2面の異物を捕捉するものであって、自在に回動可能となるように、かつ、搬送ワイヤ11に接するようにその下方に配設される。第2面異物捕捉ローラ50は、その直径が粘着シート積層部50cのシートの剥ぎ取りにより小さくなっても搬送ワイヤ11に接するような設置(配設)の高さとなっている。なお、第2面異物捕捉ローラ50は、搬送ワイヤ11に向けて弱い力でバネ付勢してもよい。
また、第2面異物捕捉ローラ50は、前後位置が誘導ワイヤ30が存在する範囲に有る。言い換えれば、誘導ワイヤ30は、第2面異物捕捉ローラ50に重なっている(オーバラップしている)。すなわち、第2面異物捕捉ローラ50は、搬送ワイヤ11と誘導ワイヤ30に挟みこまれて誘導されているタオルPが接触し得る位置にある。なお、第2面異物捕捉ローラ50を第1面異物捕捉ローラ40に接近して配設したときには、粘着シート積層部50c又は40cのシートが不意に剥がれることのないように、第2面異物捕捉ローラ50と第1面異物捕捉ローラ40が接触しないようにするのが極めて好ましい。
また、具体的には、第2面異物捕捉ローラ50は、第1面異物捕捉ローラ40と同様の構造であって、軸体50a、芯部50b、粘着シート積層部50cを有し、その軸体50aは、コンベア枠体14に固定された軸受部材67に載置されている。
このような第2面異物捕捉ローラ50は、搬送ワイヤ11に追従して回動する。タオルPが搬送ワイヤ11と誘導ワイヤ30により誘導されて第2面異物捕捉ローラ50に到達すると、誘導ワイヤ30又は誘導ローラ群20の第2の誘導ローラ22は、第2の誘導ローラ22の重さによりタオルPに接して圧せられる。
そして、タオルPは第2面異物捕捉ローラ50に圧せられながら接し、第2面異物捕捉ローラ50はタオルPの第2面の異物を捕捉し、搬送ワイヤ11と誘導ワイヤ30は、タオルPを誘導して後方に搬送する。ここで、第2面異物捕捉ローラ50が、粘着シート積層部50cのシートを剥離して表面に新しい粘着層を露出させた直後で接着力が大きくても、タオルPと第2面異物捕捉ローラ50との間には搬送ワイヤ11が存在するので、タオルPは第2面異物捕捉ローラ50に巻き込まれることがない。また、第2面異物捕捉ローラ50が、粘着シート積層部50cの粘着シートの剥離によりその直径が変化しても、第2の誘導ローラ22の重さによりタオルPに接して圧せられるので、異物を十分に捕捉して除去することができる。
このようにして、作業者がタオルPを広げて搬送ワイヤ11、11、…の上に載置すると、自動的にタオルPの両面の十分なる異物の除去が可能である。また、タオルPの両面がほぼ同じ方式で異物除去されるので、異物除去の品質が両面で均一化できる。また、第1面異物捕捉ローラ40と第2面異物捕捉ローラ50を近づけて配設することができるので、小型化が可能である。また、搬送コンベア駆動モータ62だけで動力が供給できるので、タオル処理機1の低消費電力が可能である。
以上、本発明の実施形態に係るタオル処理機について説明したが、本発明は、実施形態に記載したものに限られることなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内でのさまざまな設計変更が可能である。例えば、図5及び図6で示すように、搬送コンベア10の第1及び第2のコンベアローラ12、13を近づけ、それらの前方及び後方に第3及び第4のコンベアローラ12A、13Aを設けることも可能である。この場合、第1乃至第4のコンベアローラ12、13、12A、13Aのいずれかが駆動車輪となり、第1のコンベアローラ12と第3のコンベアローラ12Aの間、及び第2のコンベアローラ13と第4のコンベアローラ13Aの間には、帯状(ワイヤ状でも可能。)の搬送ベルト11Aa及び11Abがそれぞれ複数輪状に閉じて掛け渡される。
また、例えば、誘導ワイヤ30を第2面異物捕捉ローラ50にオーバラップさせないで、タオルPが第2面異物捕捉ローラ50に圧せられるようにするのに誘導ローラ群20の第2の誘導ローラ22のかわりの他の部材を追加して用いることも可能であるが、その場合、小型化などの点で不利である。
また、タオルPの第1面及び/又は第2面の異物の除去効果を上げるために、第1面異物捕捉ローラ40よりも前方にそれと平行に、タオルPの第1面の繊維を起こすよう吸気する第1面吸気部材を設けたり、第2面異物捕捉ローラ50よりも前方にそれと平行に、タオルPの第2面の繊維を起こすよう吸気する第2面吸気部材を設けたりすることも可能である。なお、タオル処理機1で処理されるタオルPは、おしぼり用以外のさまざまなタオル(例えば、美容院などで使用されるタオル)に適用できることは勿論である。
1 タオル処理機
10 搬送コンベア
11 搬送コンベア10の搬送ワイヤ
12 搬送コンベア10の第1のコンベアローラ
13 搬送コンベア10の第2のコンベアローラ
20 誘導ローラ群
21 誘導ローラ群20の第1の誘導ローラ
22 誘導ローラ群20の第2の誘導ローラ
23 誘導ローラ群20の第3の誘導ローラ
30 誘導ワイヤ
40 第1面異物捕捉ローラ
50 第2面異物捕捉ローラ
P タオル

Claims (2)

  1. 搬送ワイヤを有し、該搬送ワイヤ上に載置されたタオルを前方から後方に搬送する搬送コンベアと、
    該搬送コンベアの上方に互いに平行に配設される第1及び第2の誘導ローラと更にそれらの上方に平行に配設される第3の誘導ローラを含む誘導ローラ群と、
    該誘導ローラ群の第1、第2、及び第3の誘導ローラの外周面に輪状に閉じて掛け渡される誘導ワイヤと、
    該誘導ワイヤに接するように輪状の内側にあって第1及び第2の誘導ローラの中間に配設され、タオルの載置面の反対側の第1面の異物を捕捉する第1面異物捕捉ローラと、
    前記搬送ワイヤに接するようにその下方に配設され、タオルの載置面である第2面の異物を捕捉する第2面異物捕捉ローラと、
    を備えてなることを特徴とするタオル処理機。
  2. 請求項1に記載のタオル処理機において、
    前記誘導ワイヤは、第2面異物捕捉ローラにオーバラップしていることを特徴とするタオル処理機。
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