JP2011235363A - 工作機械の主軸装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ハウジング10に対して主軸20の支持におけるバネ定数K、減衰係数C、および、主軸20を含む回転体の質量Mのうち少なくとも二つ以上の物理パラメータを変更する物理パラメータ変更手段を備える。そして、変更可能な物理パラメータによる組み合わせ種類の変更優先順位を予め設定し、主軸の振動を検出した場合に、予め設定された変更優先順位に従って物理パラメータ変更手段により変更可能な物理パラメータを変更させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、複数の振動抑制手法の適用が可能となる工作機械の主軸装置を提供することを目的とする。
本実施形態の工作機械の主軸装置における支持構造について、図1を参照して説明する。図1に示すように、主軸20は、円筒形状に形成されたハウジング10の内周面に回転可能に支持される。ハウジング10に対する主軸20の支持に関する物理パラメータは、バネ定数Kおよび減衰係数Cにより表される。このバネ定数Kは、例えば、主軸20を支持する軸受装置に付与する予圧を変更することにより変更される。また、減衰係数Cは、主軸20の外周面とハウジング10の内周面との径方向微小隙間に油を供給することによる油膜ダンピング効果を付加することで変更される。また、主軸20には、質量部材140が着脱可能に設けられており、この質量部材140の着脱により主軸20を含む回転体の質量Mを変更できる。
上記においては、工作機械の主軸装置の機械構成を図1に示したようにモデル化したものとして説明した。このモデルの具体的な第一実施例として、図5および図6を参照して説明する。本実施例の工作機械の主軸装置は、図5に示すように、主として、ハウジング10と、主軸20と、転がり軸受装置30、40、50と、予圧付与ピストン部材60と、モータ70と、着脱部材130とを備えている。
また、第二実施例としての工作機械の主軸装置について、図7を参照して説明する。ここで、第二実施例の主軸装置は、第一実施例の主軸装置に対して、軸方向前側のみ相違する。そこで、以下、相違点のみについて説明し、同一構成については同一符号を付して説明を省略する。ここで、第二実施例の主軸装置は、第一実施例の主軸装置に対して、減衰係数Cを変更するための構成が相違する。
13:第一後側ハウジング、 14:第二後側ハウジング、 14a:エア供給路
15:スリーブ部材、 16:ハウジングキャップ
20:主軸、 30,40,50:軸受装置、 60:予圧付与ピストン部材
70:モータ、 71:ロータ、 72:ステータ
81:刃具、 82:ホルダ、 83:クランプユニット、 84:プッシュロッド
85:ドローバー、 86:シリンダ組立体
91:流体供給路、 92:油滞留部、 110:内輪間座
121:油供給用環状溝、 121a:油供給路、 122:微小隙間部
125:エア供給用環状溝、 125a:エア供給路
126:ドレン用環状溝、 126a:ドレン穴
130:着脱部材、 140:質量部材、 140a:エア滞留領域
141:周溝、 144:連通路
150:クランプ装置、 151:本体部、 152:クランパ
201:変位センサ、 207:質量部材連結スイッチ
310:内輪間座、 315:スリーブ部材、 316:ハウジングキャップ
321:エア供給用環状溝、 321a:エア供給路
322:混合流体供給用環状溝、 322a:混合流体供給路
323:微小隙間部
Claims (6)
- 円筒形状に形成されたハウジングと、
前記ハウジングの内周面に回転可能に支持された主軸と、
前記ハウジングに対する前記主軸の振動を検出する振動検出手段と、
前記ハウジングに対して前記主軸の支持におけるバネ定数、減衰係数、および、前記主軸を含む回転体の質量のうち少なくとも二つ以上の物理パラメータを変更する物理パラメータ変更手段と、
変更可能な前記物理パラメータによる組み合わせ種類の変更優先順位を予め設定し、前記振動検出手段が前記主軸の振動を検出した場合に、予め設定された変更優先順位に従って前記物理パラメータ変更手段により変更可能な前記物理パラメータを変更させる振動抑制手段と、
を備えることを特徴とする工作機械の主軸装置。 - 請求項1において、
前記物理パラメータ変更手段は、少なくとも前記バネ定数を変更可能であって、
前記振動抑制手段は、変更可能な前記物理パラメータによる組み合わせ種類のうち前記バネ定数の変更を最優先順位に設定し、前記振動検出手段が前記主軸の振動を検出した場合に、前記物理パラメータ変更手段により前記バネ定数の変更を最初に変更させることを特徴とする工作機械の主軸装置。 - 請求項2において、
前記物理パラメータ変更手段は、さらに前記減衰係数を変更可能であって、
前記振動抑制手段は、変更可能な前記物理パラメータによる組み合わせ種類のうち前記減衰係数の変更を前記バネ定数の変更の次の優先順位に設定し、前記物理パラメータ変更手段により前記バネ定数を変更したときに前記振動検出手段が前記主軸の振動を検出した場合に、前記物理パラメータ変更手段により前記減衰係数を次に変更させることを特徴とする工作機械の主軸装置。 - 請求項3において、
前記振動抑制手段は、変更可能な前記物理パラメータによる組み合わせ種類のうち前記バネ定数および前記減衰係数の変更を前記減衰係数の変更の次の優先順位に設定し、前記物理パラメータ変更手段により前記減衰係数を変更したときに前記振動検出手段が前記主軸の振動を検出した場合に、前記物理パラメータ変更手段により前記バネ定数および前記減衰係数を次に変更させることを特徴とする工作機械の主軸装置。 - 請求項4において、
前記物理パラメータ変更手段は、さらに前記回転体の質量を変更可能であって、
前記振動抑制手段は、変更可能な前記物理パラメータによる組み合わせ種類のうち前記回転体の質量の変更を前記バネ定数および前記減衰係数の変更の次の優先順位に設定し、前記物理パラメータ変更手段により前記バネ定数および前記減衰係数を変更したときに前記振動検出手段が前記主軸の振動を検出した場合に、前記物理パラメータ変更手段により前記回転体の質量を次に変更させることを特徴とする工作機械の主軸装置。 - 請求項1〜5の何れか一項において、
前記主軸の軸方向一側には、刃具または被加工物が取り付けられ、
前記工作機械の主軸装置は、
前記ハウジングの内周面に対して前記主軸の外周面を支持する軸受を備え、
前記ハウジングのうち前記軸受が配置される軸方向位置よりも軸方向において刃具または被加工物の取付端側に第一エアシール用開口部が形成され、
前記ハウジングのうち前記第一エアシール用開口部が形成される軸方向位置よりも軸方向において刃具またはワークの取付端側に第二エアシール用開口部が形成され、
前記物理パラメータ変更手段は、前記第二エアシール用開口部にシール用エアと共に油またはクーラントを供給することにより、前記減衰係数を変更することを特徴とする工作機械の主軸装置。
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