JP2011234609A - 電線保護ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの部材が電線の両側方から組み合わされることによって電線の周囲を覆う電線保護ケースにおいて、内部に浸入した水を速やかに排出でき、さらに製造が容易な電線保護ケースを提供すること。
【解決手段】電線保護ケースは、少なくとも電線の第一の側方における壁を形成する第一側壁部11及び第一側壁部11に突設されて電線の下方における壁を形成する下壁部を有する第一部材と、少なくとも電線の第二の側方における壁を形成する第二側壁部21を有する第二部材とを備え、第一部材及び第二部材が前記電線の両側方から組み合わされることによって前記電線の周囲を覆う。電線保護ケースは、第一部材の下壁部における最も下方の部分を形成し、前記第一側壁部11側から前記第二側壁部21側へ下って傾斜する、又は、その逆側に下って傾斜して前記第一側壁部側で開口する第一の溝部133が形成された第一底壁部13を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、電線の両側方から組み合わされることによって電線の周囲を覆う電線保護ケースに関するものである。
自動車に代表される車両に搭載されるワイヤハーネスは、周囲の部材との接触及び周囲から受ける熱などによって電線が破損しないことが要求される。そこで、車載用のワイヤハーネスは、電線の周囲を覆う電線保護ケースが設けられることがある。
また、電線保護ケースは、室内以外の部分、例えばエンジンルームなどに配置される場合がある。この場合、電線保護ケースは、電線を覆って保護する構造に加え、漏電防止及び電線の錆つき防止のために、降雨及び洗車などに起因してケース内に浸入した水を速やかにケース外へ排出できる水抜き構造を備えることが要求される。
従来、電線保護ケースは、水抜き構造として、特許文献1及び特許文献2に示されるように、電線の下方の壁を形成する下壁の底の部分に水抜き用の穴が設けられている。
一方、ワイヤハーネスの電線は、電線保護ケースが取り付けられる前に、その端部にコネクタなどの部品が予め接続されていることが多い。そのため、電線保護ケースは、電線の上下又は左右の各方向から組み合わされる2つの部材を備え、それら2つの部材が組み合わされることによって電線の周囲を覆う構造を備えることが多い。そのような電線保護ケースは、コネクタなどの部品が接続された電線に対して後付け可能である。電線保護ケースを構成する2つの部材が組み合わされる方向は、電線保護ケースが配置されるスペースの条件などの各種の制約条件によって定められる。
図15は、2つの部材が電線9の左右の各方向から組み合わされることによって電線9の周囲を覆う構造を備える従来の電線保護ケース100の一例を示す斜視図である。以下、電線保護ケース100を構成する2つの部材を、それぞれ第一部材101及び第二部材201と称する。また、図16は、水抜き用の穴50が形成された従来の電線保護ケース100を構成する第一部材101の斜視図である。
図15に示される電線保護ケース100は、電線9の両側方から組み合わされることによって電線9の周囲を覆う第一部材101及び第二部材201を備える。図15及び図16に示されるように、第一部材101は、電線9の一方の側方における側壁部111と、電線9の上方における上壁部115と、電線9の下方における下壁部116とが形成されている。一方、第二部材201は、電線9の他方の側方における側壁を形成する。即ち、第一部材101は、電線9が内側に収容される溝部状に形成された部材であり、第二部材201は、電線9が収容された第一部材101の溝部状の部分を覆う蓋として機能する部材である。
そして、図15に示されるように、電線保護ケース100は、第一部材101及び第二部材201が電線9の両側方から組み合わされることにより、電線9が通る開口部である第一通路口41及び第二通路口42を形成する。そして、電線保護ケース100は、第一通路口41から第二通路口42に至る電線9の周囲を覆う。図15に示される電線保護ケース100は、電線9を、下方を凸側として湾曲する状態に保持しつつその周囲を覆う。
また、図16に示されるように、電線保護ケース100における第一部材101は、下壁における最も下方の部分に水抜き用の穴50が形成されている。これにより、降雨及び洗車などに起因して電線保護ケース100内に浸入した水は、水抜き用の穴50から外部へ排出される。
特開平11−34763号公報 特開2006−320133号公報
ところで、従来の電線保護ケースは、下壁の底部に水抜き用の穴が形成される。そのため、電線保護ケースに収容された電線は、電線保護ケースの下方を視点として、水抜き用の穴を通じて外部から露出する状態となる。そのため、従来の電線保護ケースは、内部に収容された電線が、水抜き用の穴を通じて外部から内部へ進入する異物によって損傷を受けるという問題点を有していた。例えば、電線保護ケースが自動車のエンジンルームに配置された場合、道路から跳ね上げられる砂利又は泥水などの異物が、水抜き用の穴から電線保護ケース内に進入し、電線に損傷を与えるという問題が発生する。
また、図15に示されるように、電線保護ケースを構成する第一部材101は、電線9の周囲を覆う壁のうちの三方の壁を形成する側壁部111、上壁部115及び下壁部116を備える。この場合、第一部材101は、基本的には、側壁部111の面にほぼ垂直な方向に引き抜かれる金型を用いて成型される。そのため、第一部材101に水抜き用の穴50を設けるためには、第一部材101の製造時において、メインの金型の引き抜き方向に対してほぼ直交する方向に引き抜かれる専用の金型、及びその金型を引き抜くためのスライド機構が必要となる。しかしながら、電線保護ケースを構成する部材を金型のスライド機構を用いて製造することは、生産効率及び生産コストの面で好ましくないという問題点があった。この問題点は、2つの部材が電線の両側方から組み合わされることによって電線の周囲を覆う電線保護ケースにおいて顕在化しやすい。
また、2つの部材が電線の両側方から組み合わされることによって電線の周囲を覆う電線保護ケースにおいて、金型のスライド機構の利用を避けるために、水抜き用の穴が側壁部に設けられることも考えられる。しかしながら、水抜き用の穴が側壁部に設けられた場合、水の排出性能が悪化するという問題点があった。
本発明は、2つの部材が電線の両側方から組み合わされることによって電線の周囲を覆う電線保護ケースにおいて、内部に浸入した水を速やかに排出でき、さらに製造が容易な電線保護ケースを提供することを第1の目的とする。さらに、本発明は、外部からの異物の侵入を防ぐことを第2の目的とする。
この発明は、少なくとも電線の第一の側方における壁を形成する第一側壁部及び該第一側壁部に突設されて前記電線の下方における壁を形成する下壁部を有する第一部材と、少なくとも前記電線の第二の側方における壁を形成する第二側壁部を有する第二部材とを備え、前記第一部材及び前記第二部材が前記電線の両側方から組み合わされることによって前記電線の周囲を覆う電線保護ケースであって、前記第一部材の前記下壁部における最も下方の部分を形成し、前記第一側壁部側から前記第二側壁部側へ下って傾斜する、又は、その逆側に下って傾斜して前記第一側壁部側で開口する第一の溝部が形成された第一底壁部を備える。
前記第一の溝部は、前記第一側壁部側から前記第二側壁部側へ下って傾斜するように形成され、前記第二部材における前記第二側壁部の下部に、前記第一底壁部との間に間隔を空けて前記第一底壁部の下方に至る長さで突設され、前記第二側壁部側から前記第一底壁部の下方側へ下って傾斜する第二の溝部が形成された第二底壁部をさらに備えていてもよい。
また、前記第二部材における前記第二側壁部は、前記下壁部の先端側の縁部に突合わされていてもよい。
また、前記下壁部の先端側の縁部のうち前記第一底壁部を含む部分が連続する直線状に連なり、前記第一の溝部は、前記第一側壁部側から前記第二側壁部側の逆側に下って傾斜して前記第一側壁部側で開口するように形成されていてもよい。
また、前記下壁部は、その突出方向全体において、前記第一の溝部側方で前記下壁部から突出する溝部側壁部を有していてもよい。
また、前記第一部材及び前記第二部材の各々は、樹脂製の一体成型部材であってもよい。
本発明に係る電線保護ケースにおいて、内部に進入した下壁部の最も下方に位置する第一底壁部に流れ落ち、次に、下って傾斜する第一の溝部を通って流れ落ちていく。従って、内部に浸入した水は、速やかに排出される。また、本発明に係る電線保護ケースにおいて、第一底壁部は、第一側壁部から突設される下壁部の一部として形成され、第一の溝部は、第一底壁部が第一側壁部から突出する方向に沿って形成される。従って、第一部材は、第一底壁部及び第一の溝部を形成することを含め、第一側壁部の面にほぼ垂直な方向に引き抜かれる金型を用いた成型によって製造することができる。その結果、本発明に係る電線保護ケースは、水抜き構造を作るための金型のスライド機構を用いることなく容易に製造することができる。これにより、第1の目的が実現される。
また、本発明に係る他の電線保護ケースにおいて、前記第一底壁部は、前記第一側壁部側から前記第二側壁部側へ下って傾斜するように形成され、前記第二部材における前記第二側壁部の下部に、前記第一底壁部との間に間隔を空けて前記第一底壁部の下方に至る長さで突設され、前記第二側壁部側から前記第一底壁部の下方側へ下って傾斜する第二の溝部が形成された第二底壁部をさらに備える。このため、下って傾斜する第1の溝部を通った水は、第二底壁部に流れ落ち、最後に、下って傾斜する第二の溝部を通って外部に流れ落ちる。従って、内部に進入した水は速やかに排出される。また、第二底壁部は、第一底壁部との間に間隔を空けて第一底壁部の下方に至る長さで形成される。即ち、本発明に係る電線保護ケースに収容において、その下方を視点とした場合、第一底壁部と第二底壁部とは重なっている。従って、本発明に係る電線保護ケースに収容された電線は、当該電線保護ケースの下方を視点とした場合でも外部から露出せず、外部からの異物の侵入を防ぐことができ、第2の目的が実現される。
また、本発明に係る他の電線保護ケースにおいて、前記第二部材における前記第二側壁部は、前記下壁部の先端側の縁部に突合わされている。このため、第二部材の構成を簡易化できる。
また、本発明に係る他の電線保護ケースにおいて、前記下壁部の先端側の縁部のうち前記第一底壁部を含む部分が連続する直線状に連なり、前記第一の溝部は、前記第一側壁部側から前記第二側壁部側の逆側に下って傾斜して前記第一側壁部側で開口するように形成されている。このため、第二部材として、第一底壁部に対応する部分が直線状の縁部を有するものを用いることができ、その構成を簡易化できる。
本発明に係る他の電線保護ケースにおいて、前記下壁部は、その突出方向全体において、前記第一の溝部側方で下壁部から突出する溝部側壁部を有していると、当該溝部側壁部によって下壁部を補強することができる。
本発明の第1実施形態に係る電線保護ケース1の斜視図である。 電線保護ケース1が分解された状態を示す斜視図である。 電線保護ケース1を構成する第一部材の側面図である。 電線保護ケース1を構成する第二部材の側面図である。 電線保護ケース1の側面図である。 電線保護ケース1における水抜き部の正断面図である。 第2実施形態に係る電線保護ケース500の分解斜視図である。 水抜き構造530を示す部分斜視図である。 車両取付姿勢における水抜き構造530を示す説明図である。 車両取付姿勢における水抜き構造530を示す説明図である。 図10におけるXI−XI線概略断面図である。 第一の溝部と金型との配置関係を示す説明図である。 第一の溝部の変形例を示す部分斜視図である。 第一の溝部の他の変形例を示す部分斜視図である。 従来の電線保護ケース100の斜視図である。 従来の電線保護ケース100を構成する第一部材の斜視図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以下の各実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
{第1実施形態}
まず、図1を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る電線保護ケース1の概略構造について説明する。図1は、電線保護ケース1の斜視図である。図1に示されるように、電線保護ケース1は、相互に対向して組み合わされる第一部材10及び第二部材20を備える。そして、それら第一部材10及び第二部材20が、電線9の左右の各方向から組み合わされることによって電線9の周囲を覆う構造を備える。
第一部材10及び第二部材20は、それぞれ個別に成型された部材であり、例えば、樹脂製の一体成型部材である。
電線保護ケース1は、第一部材10及び第二部材20が電線9の両側方から組み合わされることにより、電線9が通る開口部である第一通路口41及び第二通路口42を形成する。そして、電線保護ケース1は、第一通路口41から第二通路口42に至る電線9の周囲を覆う。電線9は、1本の電線又は複数の電線からなる電線束であることが考えられる。
図1〜図6に示される例では、電線保護ケース1は、電線9を、下方を凸側として曲がる状態に保持しつつその周囲を覆う構造を有している。即ち、電線保護ケース1は、第一通路口41から斜め下方へ向かった後に斜め上方へ向かって第二通路口42に至る電線9の経路を形成する。
なお、電線保護ケース1は、例えば、第一通路口41から鉛直下方へ向かった後に斜め上方へ向かって第二通路口42に至る電線9の経路を形成すること、及び第一通路口41から鉛直下方へ向かった後に鉛直上方へ向かって折り返して第二通路口42に至る電線9の経路を形成することなども考えられる。ここで、第一通路口41及び第二通路口42は、便宜上、2つの開口を識別するために用いる用語であるため、両用語は、入れ替えて用いられてもかまわない。
また、電線保護ケース1の下部には、水抜き構造30が設けられている。この水抜き構造30の詳細は後述する。
次に、図2〜図4を参照しつつ、第一部材10及び第二部材20の構造の詳細について説明する。図2は、電線保護ケース1が分解された状態を示す斜視図であり、図2(a)は第二部材20の内面側の斜視図、図2(b)は第一部材10の内面側の斜視図である。また、図3は、第一部材10の内面側の側面図であり、図4は、第二部材20の内面側の側面図である。
図2(b)及び図3に示されるように、第一部材10は、第一側壁部11、上壁部15、下壁部16及び第一底壁部13を有している。第一側壁部11は、電線9の一方の側方における壁を形成する部分である。上壁部15は、第一側壁部11の上側の縁に突設され、電線9の上方における壁を形成する部分である。下壁部16は、第一側壁部11の下側の縁に突設され、電線9の下方における壁を形成する部分である。
即ち、第一部材10は、電線9の周囲を覆う壁のうちの三方の壁(第一側壁部11、上壁部15及び下壁部16)を形成し、電線9が内側に収容される溝部状に形成された部材である。また、上壁部15及び下壁部16は、下方を凸側として曲がって形成されている。なお、第一底壁部13の詳細については後述する。
一方、第二部材20は、電線9が収容された第一部材10の溝部状の部分を覆う蓋として機能する部材である。第二部材20は、図2(a)及び図4に示されるように、第二側壁部21、上部リブ25、下部リブ26及び第二底壁部23を有している。第二側壁部21は、電線9の一方の側方、即ち、電線9を基準に第一側壁部11が存在する側と反対側の側方における壁を形成する部分である。上部リブ25及び下部リブ26は、それぞれ第二側壁部21の上側の縁及び下側の縁に突設されている。
第一部材10における上壁部15及び下壁部16の先端部分は、第二部材20における上部リブ25及び下部リブ26の内側に沿って嵌り込む。これにより、第二部材20は、第一部材10と組み合わされたときに、第一部材10に対して正しい位置に位置決めされる。さらに、上部リブ25及び下部リブ26は、第二部材20を補強する部分でもある。
また、第二部材20における上部リブ25及び下部リブ26の各々には、第二部材20を第一部材10に対して固定するための爪部271〜276が突設されている。一方、図2(b)及び図3に示されるように、第一部材10における上壁部15及び下壁部16の先端の外側の部分には、爪部271〜276各々が嵌め込まれる留め部171〜176が設けられている。爪部271〜276が留め部171〜176に嵌め込まれることにより、第二部材20は第一部材10と組み合わされた状態で第一部材10に固定される。
次に、水抜き構造30について説明する。水抜き構造30は、第一部材10の下部に形成された第一底壁部13と、第二部材20の下部に形成された第二底壁部23とによって構成される。
第一底壁部13は、第一部材10の下壁部16における最も下方の部分に形成されている。この第一底壁部13は、第一側壁部11の下部の縁に、第二部材20の第二側壁部21側が先端部132となるように突設さている。
また、第一底壁部13の上面には、第一側壁部11と繋がる根元部131から第二側壁部21側の先端部132に至る範囲において、先端部132側(第二側壁部21側)へ下って傾斜する第一の溝部133が形成されている。
一方、第二底壁部23は、第二部材20における第二側壁部21の下部において、第一部材10における第一底壁部13の下方へ向けて突設されている。また、第二底壁部23の上面には、第二側壁部21と繋がる根元部231から第一底壁部13の下方側の先端部232に至る範囲において、先端部232側へ下って傾斜する第二の溝部233が形成されている。
図5は、電線保護ケース1の第二部材20側の側面図である。また、図6は、図5に示されるA−A線の位置における、水抜き構造30の部分の断面図である。
図6に示されるように、第一底壁部13は、第一側壁部11の下部に、第一側壁部11に繋がる根元部131から第二側壁部21側(図6に向かって右側)の先端部132へ伸びて形成されている。この第一底壁部13は、下壁部16における最も下方の部分を形成している。
また、第一底壁部13の上面に形成されている第一の溝部133は、根元部131から先端部132側(第二側壁部21側)へ下って傾斜するように形成されている。同様に、第二底壁部23の上面に形成されている第二の溝部233は、根元部231から先端部232側(第一底壁部13の下方側)へ下って傾斜するように形成されている。
また、第二底壁部23は、第二側壁部21の下部に、第一底壁部13との間に間隔を空けて、第一底壁部13の下方に至る長さで突設されている。即ち、電線保護ケース1において、その下方を視点とした場合、第一底壁部13における先端部132を含む一定の範囲の部分と、第二底壁部23における先端部232を含む一定の範囲の部分とは重なっている。また、両先端部132,232は、上下方向に間隔を隔てて段違いに位置している。
以上に示された電線保護ケース1において、内部に浸入した水は、下壁部16の最も下方に位置する第一底壁部13に流れ落ち、次に、先端部132側へ下って傾斜する第一の溝部133を通って第二底壁部23に流れ落ち、最後に、先端部232下って傾斜する第二の溝部233を通って外部(電線保護ケース1の下方)に流れ落ちる。従って、電線保護ケース1の内部に浸入した水は、電線保護ケース1の下方へ速やかに排出される。
また、電線保護ケース1において、その下方を視点とした場合、第一底壁部13と第二底壁部23とは重なっている。従って、電線保護ケース1に収容された電線9は、電線保護ケース1の下方を視点とした場合でも外部から露出せず、外部(下方)からの異物の侵入を防ぐことができる。
また、電線保護ケース1において、第一底壁部13は、第一側壁部11から突設される下壁部16の一部として形成され、第一の溝部133は、第一底壁部13が第一側壁部11から突出する方向に沿って形成される。従って、第一部材10は、第一底壁部13及び第一の溝部133を形成することを含め、第一側壁部11の面にほぼ垂直な方向に引き抜かれる金型を用いた成型によって製造することができる。
一方、第二底壁部23は、第二側壁部21から下部リブ26と同じ方向へ突設され、第二の溝部233は、第二底壁部23が第二側壁部21から突出する方向に沿って形成される。従って、第二部材20も、第一部材10と同様に、第二底壁部23及び第二の溝部233を形成することを含め、第二側壁部21の面にほぼ垂直な方向に引き抜かれる金型を用いた成型によって製造することができる。
以上に示した実施形態では、第一部材10に上壁部15が形成されている。しかしながら、本発明に係る電線保護ケースにおいて、第二部材20に上壁部15が形成され、第一部材10に上部リブ25が形成された構成も考えられる。
{第2実施形態}
第2実施形態に係る電線保護ケース500について説明する。図7は電線保護ケース500の分解斜視図である。
電線保護ケース500は、相互に組合わされる第一部材510及び第二部材520を備える。そして、それら第一部材510及び第二部材520が、電線509の両側方から組合わされることによって、電線保護ケース500が電線509の周囲を覆う構成となる。
第一部材510及び第二部材520は、それぞれ個別に成型された部材であり、例えば、樹脂製の一体成形部材である。第一部材510及び第二部材520が組合わされた形態で、電線保護ケース500は、電線509が通る通路口540を複数(ここでは3つ)備える。電線509は、少なくとも1本の電線を有している。ここでは、電線509として、複数の電線が分岐するように束ねられたものを想定している。
図7に示される例では、電線保護ケース500は、2つの通路口540を端部とするC字状の案内路及びその中間部から残りの1つの通路口に向う案内路を有しており、電線509を当該案内路に沿って保持しつつその周囲を覆う構成とされている。即ち、電線保護ケース500は、電線509を3つに分岐するように保持及び保護する案内路を形成している。
なお、電線保護ケースにおける通路口及び案内経路は、上記例に限られることはなく、適用対象における電線の経路に応じて、適宜案内路及び通路口を形成したものが用いられる。
また、電線保護ケース500の下部には水抜き構造530が設けられている。この水抜き構造530については後述する。
第一部材510及び第二部材520のそれぞれの構成について説明する。
第一部材510は、第一側壁部511と、下壁部514を含む立壁部513とを有している。第一側壁部511は、電線509の一方の側方における壁を形成する部分である。立壁部513は、第一側壁部511に突設されて、電線509を上下方向又は側方から囲う壁を形成する部分である。ここでは、立壁部513は、電線509の下方に位置する部分と、C字状の案内路の背部に位置する部分と、C字状の案内路の中央部に位置する部分とを有している。そして、この立壁部513によって区切られる空間によって、電線を案内する溝部状の空間が形成されることとなる。また、立壁部513のうち電線509の下方における壁を形成する部分は下壁部514である。この下壁部514は、下方を凸側として曲って形成されている。下壁部514については、水抜き構造530と共に後で詳述する。
第二部材520は、電線509が収容された第一部材510の溝部状の空間を覆う蓋として用いられる部分である。第二部材520は、第二側壁部521と、上壁部524とを有している。第二側壁部521は、電線509の他の側方、即ち、電線509を基準に第一部材510が存在する側とは反対側の側方における壁を形成する部分である。上壁部524は、第二側壁部521に突設されて、電線509の上側を囲う壁を形成する部分である。そして、第一部材510と第二部材520とを組合わせると、上壁部524が第一部材510の立壁部513の上方部分に組合わされる。これにより、電線509を保護案内する筒状の空間が形成されることとなる。
なお、本実施形態では、第二部材520は、上壁部524が形成されているが必ずしもこのような構成である必要はない。後述する第一側壁部511に関する構成を除けば、電線を案内保護する案内路を形成するための壁の一部又は全部が第一部材及び第二部材のいずれに設けられていてもよい。つまり、第一部材と第二部材とが組合わされることにより、電線保護用の案内路が形成される態様にて、壁が形成されていてもよい。
なお、上記第二部材520の第二側壁部521の周縁部、上壁部524の先端部等には爪部526が形成され、第一部材510の第一側壁部511の周縁部等には当該爪部526がロック可能なロック凹部516が形成されている。そして、爪部526がロック凹部516に嵌め込まれて抜止め係止することによって、第一部材510と第二部材520との合体状態が維持される。
また、第一部材510には、固定孔517hを有する固定片517が突設されている。この固定片517が車体の所定部位にボルト固定等されることによって、本電線保護ケース500が一定位置に一定姿勢で固定されることとなる。
水抜き構造530について説明する。図8は水抜き構造530を示す部分拡大斜視図であり、図9及び図10は車両取付姿勢における水抜き構造530を示す説明図であり、図11は図10におけるXI−XI線概略断面図である。なお、図9は第二部材520を外した状態における第一部材510を示している。
水抜き構造530は、第一部材510の下壁部514に形成された第一底壁部532によって構成されている。
第一底壁部532は、第一部材510の下壁部514における最も下方の部分に形成されている。この第一底壁部532は、第一側壁部511の下部の縁に沿って延在する態様で板状に突設されている。
また、第一底壁部532の上面(内面)には、第一側壁部511と繋がる根本部から第二側壁部21側の先端部532aに至る範囲において、その根本部側に下って傾斜し、第一側壁部511側で開口する(開口部534h参照)第一の溝部534が形成されている。
より具体的には、第一底壁部532の根本部から先端部532aに至る細帯状部分が外方に突出するように凹むことで細帯状の第一の溝部534が形成されている。また、電線保護ケース500の取付状態で第一底壁部532は略水平姿勢で配設され、第一の溝部534の深さ寸法は、第一底壁部532の根本部側(第一側壁部511側)に向けて徐々に深くなるようになっている。そして、その第一の溝部534の下方を向く側で外向けに開口している。ここで、第一側壁部511側で外方に開口している。
また、第一底壁部532は、その長手方向全体において、第一の溝部534側方で、下壁部514から突出する溝部側壁部534aを有している。つまり、溝部側壁部534aは、第一底壁部532の根本部から先端部532aに至る範囲全体に突出するように形成されている。
また、第二部材520の第二側壁部521は、第一側壁部511の下壁部514の先端側に突合わされている。つまり、電線保護ケース500において電線509を覆う壁部の最下部は、第一部材510の下壁部514のみによって構成されている。
また、第一の溝部534のうち前記先端部532a側の開口を閉塞するように突出する突部521aを有している。従って、第一の溝部534は、第二側壁部521側では前記突部521aによって閉塞されており、第一側壁部511側では前記開口部534hによって外方に開口している。
以上のように構成された電線保護ケース500において、内部に浸入した水は、下壁部514の最も下方に位置する第一底壁部532に流れ落ち、次に、第一の溝部534内に流れ落ちる。第一の溝部534内は根本側(第一側壁部511側)に傾斜しているので、当該第一側壁部511に入り込んだ水は、その傾斜に従って、根本側(第一側壁部511側)に流れ、開口部534hを通って外部(電線保護ケース500の下方)に流れ落ちる。従って、電線保護ケース500の内部に浸入した水は、電線保護ケース500の下方へ速やかに排出される。
また、電線保護ケース500において、第一底壁部532は、第一側壁部511から突設される下壁部514の一部として形成され、第一の溝部534は、第一底壁部532が第一側壁部11から突出する方向に沿って形成される。このため、図12に示すように、立壁部513の立設方向に沿って引抜かれる金型600、610等によって、第一の溝部534の形状を容易に成型することができる。従って、第一部材510は、第一底壁部532及び第一の溝部534、開口部534hを形成することを含め、第一側壁部511の面にほぼ垂直な方向に引き抜かれる金型を用いた成型によって容易に製造することができる。従って、第一部材510を、水抜き構造530を作るために特別な金型のスライド機構を用いることなく容易に製造することができる。
勿論、第二部材520については、水抜き用の構成として突部521aを新たに作り込んだだけであるため、従来と同様に、第二側壁部521の面にほぼ垂直な方向に引き抜かれる金型を用いた成型によって製造することができる。
また、第二部材520の第二側壁部521は、第一部材510の下壁部514側の縁部に突合わされる構成であるため、第二側壁部521側に下側の壁を形成しなくともよい。このため、第二部材520の構成を簡易化できる。
また、下壁部514は、その突出方向全体において、第一の溝部534側方で、下壁部514から突出する溝部側壁部534aを有しているため、下壁部514が溝部側壁部534aによって補強され、その厚み方向に曲り難くなる。
なお、上記実施形態では、第一の溝部534が、第一底壁部532の先端部532aでも凹んでいる例で説明したが、必ずしもその必要はない。
図13に示すように、下壁部514に対応する下壁部614の先端側の縁部のうち第一底壁部532に対応する第一底壁部632を含む部分が連続する直線状に連なっていてもよい。この場合、第一の溝部534に対応する第一の溝部634は、下壁部614の先端側の縁部で下壁部514の上面(内面)と面一状態であり、下壁部614の根本に向けて下方に傾斜して第一側壁部511に対応する第一側壁部511で開口部534hを介して開口している。この場合、下壁部614の先端側の縁部が直線状に連続する形状を呈するため、第二部材520の第二側壁部521に対応する第二側壁部621として、上記のように突部521aを形成しない形状のもの、即ち、第一底壁部632に組合わされる周縁部で直線状の縁部を有するものを用いることができ、その構成を簡易化できる。
また、図14に示すように、第一底壁部532に対応する第1底壁部732に対して、上記第一の溝部534に対応する第一の溝部734として、傾斜が逆のもの、即ち、第一底壁部532の根本部側から先端部側に向けて下るように傾斜する形状のものを形成してもよい。この場合には、第1底壁部732の根本部側に開口を形成する必要はない。また、第二側壁部521に対応する第二側壁部721として、上記のように突部521aを形成しない形状のもの、即ち、第一底壁部732に組合わされる周縁部で直線状の縁部を有するものを用いることができる。この場合、第一の溝部734は、第二側壁部721側で、第二側壁部721の外周側に開口しており、この開口を通って内部の水が外部に排出される。
なお、本変形例において、第二側壁部721に対応する第二側壁部が第一の溝部734の第二側壁部721側の開口を覆う程度の大きさ及び形状に形成されると共に、第一の溝部734の第二側壁部721側の開口に対応する部分に開口が形成されていてもよい。
{変形例}
なお、上記各実施形態において、さらに他の部材が組合わされることによって電線の周囲を覆う構成であってもよい。
上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1、500 電線保護ケース
9、509 電線
10、510 第一部材
11、511 第一側壁部
13、532 第一底壁部
15 上壁部
16 下壁部
20、520 第二部材
21、521 第二側壁部
23 第二底壁部
25 上部リブ
26 下部リブ
30、530 水抜き構造
133、534、634、734 第一の溝部
233 第二の溝部

Claims (6)

  1. 少なくとも電線の第一の側方における壁を形成する第一側壁部及び該第一側壁部に突設されて前記電線の下方における壁を形成する下壁部を有する第一部材と、少なくとも前記電線の第二の側方における壁を形成する第二側壁部を有する第二部材とを備え、前記第一部材及び前記第二部材が前記電線の両側方から組み合わされることによって前記電線の周囲を覆う電線保護ケースであって、
    前記第一部材の前記下壁部における最も下方の部分を形成し、前記第一側壁部側から前記第二側壁部側へ下って傾斜する、又は、その逆側に下って傾斜して前記第一側壁部側で開口する第一の溝部が形成された第一底壁部を備えることを特徴とする電線保護ケース。
  2. 前記第一の溝部は、前記第一側壁部側から前記第二側壁部側へ下って傾斜するように形成され、
    前記第二部材における前記第二側壁部の下部に、前記第一底壁部との間に間隔を空けて前記第一底壁部の下方に至る長さで突設され、前記第二側壁部側から前記第一底壁部の下方側へ下って傾斜する第二の溝部が形成された第二底壁部をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の電線保護ケース。
  3. 前記第二部材における前記第二側壁部は、前記下壁部の先端側の縁部に突合わされていることを特徴とする請求項1記載の電線保護ケース。
  4. 前記下壁部の先端側の縁部のうち前記第一底壁部を含む部分が連続する直線状に連なり、
    前記第一の溝部は、前記第一側壁部側から前記第二側壁部側の逆側に下って傾斜して前記第一側壁部側で開口するように形成されていることを特徴とする請求項3記載の電線保護ケース。
  5. 前記下壁部は、その突出方向全体において、前記第一の溝部側方で前記下壁部から突出する溝部側壁部を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の電線保護ケース。
  6. 前記第一部材及び前記第二部材の各々は、樹脂製の一体成型部材である請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の電線保護ケース。
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