JP2011233462A - 電池、電池の製造方法、及び金属シートの接合方法 - Google Patents

電池、電池の製造方法、及び金属シートの接合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】正極板,負極板と、正極端子側,負極端子側の接続タブとが針かしめにより良好に接続され、かしめの返り部に外力が及んだ場合に、返り部の界面で隙間が生じず、接触抵抗の上昇が抑制された電池及び該電池の製造方法、並びに金属シートの接合方法を提供する。
【解決手段】電池1の電極体は、負極板11と正極板とをセパレータ12を介し、側面視が長円状となるように巻回してなる。電池1の蓋部の裏面には絶縁体6が設けられ、絶縁体6の凹部には、接続タブ7aが垂設された集電体が収容されている。該接続タブ7aの前面には、負極板11に突設された負極板接続部14を重ね合わせた状態で、針かしめを行うことによりかしめ部18が形成されている。かしめ部18の返り部17には、返り部17の折り目から先端部に延びる溝状の凹部17aが設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、正極板、負極板、及びセパレータを含む電極体を蓋部又はケースに備える正極端子(又は負極端子)に接続してなる電池及び電池の製造方法、並びに金属シートを良好に接合することができる金属シートの接合方法に関する。
近年、ビデオカメラ,モバイルコンピュータ,携帯電話機等の携帯電子機器の小型軽量化及び多様化に伴い、その電源である電池に対して、小型かつ軽量であり、高エネルギー密度を有し、貯蔵安定性等の信頼性も高く、長期間繰り返して充放電が可能である二次電池の開発が強く要求されている。
これらの要求を満たす二次電池として、非水電解質を含む非水電解質二次電池が挙げられる。
非水電解質二次電池の代表例として、リチウムイオン二次電池が挙げられる。
リチウムイオン二次電池(以下、電池という)は、リチウムイオンを吸蔵・放出することができる炭素材料等の負極活物質を集電体に保持してなる負極板と、遷移金属酸化物、弗化黒鉛、及びリチウムと遷移金属との複合酸化物等のリチウムイオンを吸蔵・放出することができる正極活物質を集電体に保持してなる正極板と、非プロトン性の有機溶媒にLiBF4 、LiPF6 、LiClO4 、LiAsF6 、LiCF3 SO3 、Li2 SiF6 等のリチウム塩を溶解した非水電解質を保持するとともに負極板と正極板との間に介在されて両極の短絡を防止するセパレータとを備えている。正極板及び負極板がセパレータを介して正円状又は長円状に巻回されて電極体とされ、この電極体が円筒状又は直方体状のアルミニウム製等の電池ケースに収納された後、非水電解質が注入され、密封されることにより電池が構成される。
図16は従来のリチウムイオン二次電池(以下、電池という)51を示す斜視図、図17は電池51を示す一部破断側面図である。
電池51は、銅集電体に負極合剤を塗布してなる負極板11、及びアルミニウム集電体に正極合剤を塗布してなる正極板13がセパレータ12を介して巻回された扁平巻状の電極体10、並びに非水電解質(図示せず)を、一面が開口した略直方体状をなすアルミニウム製のケース9に収容し、ケース9の開口をアルミニウム製の蓋部2により閉塞してなる。図17において、電極体10は最外周側を示しており、負極板11はセパレータ12の裏側に重ね合わされている。
負極板11の端部には、負極合剤が塗布されていない負極板接続部14が突設されており、正極板13の端部には、正極合剤が塗布されていない正極板接続部15が突設されている。
蓋部2の中央部には、負極端子3が設けられている。負極端子3は、平板状の頭部及び円筒状の脚部を有し、断面視がT字状をなす。負極端子3は、表面が露出する状態で合成樹脂製のガスケット5に覆われている。負極端子3を嵌め込んだガスケット5は、蓋部2の中央部を、脚部の端部が裏面側に突出する状態で貫通されている。
蓋部2の裏面には、ガスケット5の端部を挿通孔に挿通した状態で合成樹脂製の絶縁体6が配されている。絶縁体6には電池51の下側に開口する凹部が設けられており、該凹部に集電体7が収容されている。集電体7は銅製で本体が板状をなし、該本体に接続タブ7aが垂設されている。
集電体7の本体の端部に設けられた挿通孔には負極端子3の脚部の端部が挿通されており、該端部が集電体7にかしめられてかしめ部3bが形成され、負極端子3が蓋部2に固定されている。電池51においては、ケース9及び蓋部2の負極端子3が設けられていない部分が正極端子となる。
蓋部2の一端部には凹部2aが設けられており、凹部2aの下側には突設部2bが設けられている。該突設部2bに設けられた嵌合突起2c,2cには、アルミニウム製の接続タブ8が嵌合され、レーザによりスポット溶接されている。
負極板接続部14,正極板接続部15は、接続タブ7a,8に、針かしめにより形成されたかしめ部58,59によって接続されている。これにより、負極板接続部14は負極端子3に、正極板接続部15は蓋部2の正極端子部分に接続される。この状態で、接続タブ7aの下部を折り曲げ、蓋部2をケース9に嵌めてレーザ溶接することで、ケース9の開口が閉塞される。
針かしめとは、金属シートを2枚以上重ね合わせ、一方の平面に対し概ね垂直方向から多角錐状の針状体を突き刺して多角形状の孔を開け、生じた返り部を折り曲げて他方の平面にかしめ圧着して金属シートを接合する方法をいう。
すなわち、針かしめにより負極板接続部14を接続タブ7aに接続する場合、まず、負極板接続部14を接続タブ7aの表側に重ね合わせる。そして、先端部が四角錐状をなすかしめ針を接続タブ7aの裏側から突き刺す。かしめ針の先端部は四角錐状であるので、これにより孔56が開いて4つの三角形状の返り部57が生じる(図18、実施の形態の図6,図7参照)。
図18は、返り部57をプレスする状態を示す説明図である。
図18に示すように、2つのパンチ60,61により接続タブ7a及び負極板接続部14を挟んでプレスすることにより、返り部57が圧接されてかしめ部58が形成される。2つのパンチ60,61の対向する面は平面状をなしており、返り部57は平面圧接されている。
図19は、かしめ部58を示す斜視図である。図19に示すように、返り部57は平板状になって負極板接続部14に接続されている。
正極板接続部15も、上記と同様に、針かしめによりかしめ部59を形成することによって接続タブ8へ接続されている。
以上のように、集電体と端子側の接続タブとの接続を針かしめにより行う技術は、特許文献1にも開示されている。
特開2001−338632号公報
しかし、上述した電池51のように、接続タブ7a,8と負極板接続部14,正極板接続部15とを針かしめにより接続する場合、接続タブ7a,8と負極板接続部14,正極板接続部15とが返り部のみで接触しているので接触状態が不安定であり、電池51が落下する等して振動したときに接触が悪くなって接触抵抗が大きくなる虞があるという問題があった。すなわち、針かしめによる接続は不安定であり、内部抵抗値が上昇しやすいという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、正極板,負極板と、正極端子側,負極端子側の接続タブとが針かしめにより良好に接続され、針かしめの返り部に外力が及んだ場合に、返り部の界面で隙間が生じず、接触抵抗の上昇が抑制された電池及び電池の製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、金属シートが針かしめにより良好に接合され得、針かしめの返り部に外力が及んだ場合に、返り部の界面で隙間が生じず、接触抵抗の上昇が抑制された金属シートの接合方法を提供することを目的とする。
第1発明に係る電池は、ケースと、正極板、負極板、及びセパレータを含む電極体と、正極端子(又は負極端子)に正極板(又は負極板)を接続する接続タブとを備え、前記正極板(又は負極板)の接続部を、前記接続タブに重ね合わせて穿孔した孔の返り部をかしめて接続してある電池において、前記返り部に凹部を設けてあることを特徴とする。
本発明においては、正極板,負極板と正極端子側,負極端子側の接続タブとの接続部に穿孔した後、パンチを用いて孔の返り部を前記端部に圧接するときに、パンチの圧接側の面に形成された凸部により、返り部に凹部が設けられている。
従って、強く圧接される部分を含むので密着性が向上するとともに、返り部の曲がり方向と逆方向に凹んだ凹部が形成されているので、スプリングバックモーメントと逆方向のモーメントが生じて釣り合うことになり、接触状態が安定化する。従って、電池が落下する等して振動した場合に、返り部の界面に隙間が生じて接触抵抗が上昇するのが抑制されている。
第2発明に係る電池は、第1発明において、前記凹部の平面面積の、前記返り部全体の平面面積に対する割合が30%以上75%以下であることを特徴とする。
本発明においては、前記割合が30%以上75%以下であるので、接続状態の安定化効果が良好に得られるとともに、肉薄部分の面積が大きくなって剛性が低下するのが抑制されている。
第3発明に係る電池は、第1又は第2発明において、前記凹部の深さの、前記返り部全体の厚みに対する割合が30%以上75%以下であることを特徴とする。
本発明においては、前記割合が30%以上75%以下であるので、接続状態の安定化効果が良好に得られるとともに、返り部の厚みが薄くなって剛性が低下するのが抑制されている。
第4発明に係る電池は、第1乃至第3発明のいずれかにおいて、前記凹部は、前記返り部の折り目と先端部との間に溝状に設けられていることを特徴とする。
本発明においては、返り部の圧接時に、中心から先端に向かって放射状に延びるように設けられたパンチの凸部により、返り部の折り目から先端部に向かって溝状に延びる凹部が設けられている。従って、強固に圧接されて密着性がより向上しており、電池の振動時等の返り部の浮きがより抑制されている。
第5発明に係る電池は、第1乃至第4発明のいずれかにおいて、非水電解質を有することを特徴とする。
本発明によれば、高率充放電を行う非水電解質電池において、正極板,負極板と正極端子側,負極端子側の接続タブとの接続状態が良好であるので、電圧降下が抑制され、電池出力の低下が良好に抑制される。
第6発明に係る電池の製造方法は、正極板、負極板、及びセパレータを含む電極体の正極板(又は負極板)を、正極端子(又は負極端子)と接続された接続タブに各別に接続する接続工程を有する電池の製造方法において、前記接続工程は、前記正極板(又は負極板)を、前記接続タブに重ね合わせる工程と、重ね合わされた前記正極板(又は負極板)及び前記接続タブに、針状体を突き刺して穿孔する工程と、該工程により生じた返り部を凹部ができるように圧接する工程とを有することを特徴とする。
本発明においては、正極板,負極板と正極端子側,負極端子側の接続タブとの接続部分に穿孔した後、パンチを用いて孔の返り部を前記端部に圧接するときに、パンチの圧接側の面に形成された凸部により、返り部に凹部が設けられる。
従って、強く圧接される部分を含むので密着性が向上するとともに、返り部の曲がり方向と逆方向に凹んだ凹部が形成されているので、スプリングバックモーメントと逆方向のモーメントが生じて釣り合うことになり、接触状態が安定化した電池が得られる。
第7発明に係る金属シートの接合方法は、異なる2枚以上の金属シートを接合する金属シートの接合方法であって、金属シートを重ね合わせる工程と、重ね合わされた金属シートに、針状体を突き刺して穿孔する工程と、該工程により生じた返り部を凹部ができるように圧接する工程とを有することを特徴とする。
本発明においては、金属シートの接合部分の一面に穿孔した後、パンチを用いて孔の返り部を他面に圧接するときに、パンチの圧接側の面に形成された凸部により、返り部に凹部が設けられる。
従って、強く圧接される部分を含むので密着性が向上するとともに、返り部の曲がり方向と逆方向に凹んだ凹部が形成されているので、スプリングバックモーメントと逆方向のモーメントが生じて釣り合うことになり、接続状態(接合状態)が安定化する。
第8発明に係る金属シートの接合方法は、第7発明において、前記凹部の平面面積の、前記返り部全体の平面面積に対する割合が30%以上75%以下であることを特徴とする。
本発明においては、前記割合が30%以上75%以下であるので、接続状態の安定化効果が良好に得られるとともに、肉薄部分の面積が大きくなって剛性が低下するのが抑制されている。
第9発明に係る金属シートの接合方法は、第7又は第8発明において、前記凹部の深さの、前記返り部全体の厚みに対する割合が30%以上75%以下であることを特徴とする。
本発明においては、前記割合が30%以上75%以下であるので、接続状態の安定化効果が良好に得られるとともに、返り部の厚みが薄くなって剛性が低下するのが抑制されている。
第10発明に係る金属シートの接合方法は、第7乃至第9発明のいずれかにおいて、前記凹部は、前記返り部の折り目と先端部との間に溝状に設けられていることを特徴とする。
本発明においては、返り部の圧接時に、中心から先端に向かって放射状に延びるように設けられたパンチの凸部により、返り部の折り目から先端部に向かって溝状に延びる凹部が設けられている。従って、強固に圧接されて密着性がより向上しており、振動時等の返り部の浮きがより抑制されている。
本発明によれば、正極板,負極板を正極端子側,負極端子側の接続タブに針かしめにより接続する電池において、孔の返り部に凹部が設けられているので、強く圧接される部分を含み、密着性が向上するとともに、スプリングバックモーメントと逆方向のモーメントが生じて釣り合うことになり、接触状態が安定化する。従って、電池が落下する等して振動した場合に、返り部の界面に隙間等が生じて接触抵抗が上昇するのが抑制され、電池出力の低下が抑制されており、良好な品質が保持される。
また、本発明によれば、金属シートの接合部分の一面に穿孔した後、パンチを用いて孔の返り部を他面に圧接するときに、パンチの圧接側の面に形成された凸部により、返り部に凹部を設けるので、強く圧接される部分を含み、密着性が向上するとともに、スプリングバックモーメントと逆方向のモーメントが生じて釣り合い、接続状態が安定化する。
本発明の実施の形態に係る電池を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る電池を示す一部破断側面図である。 本発明の実施の形態に係る電池の接続タブを有する蓋部を裏側から見た状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る電池の負極板と接続タブとの接続部分を示す拡大図である。 図4のV−V線断面図である。 接続タブの裏側からかしめ針を突き刺す状態を示す説明図である。 孔が開いて返り部が生じた状態を示す説明図である。 返り部をプレスする状態を示す説明図である。 パンチを示す斜視図である。 プレスにより形成されたかしめ部を示す斜視図である。 三角錘状の先端部を有するかしめ針を用いて形成されたかしめ部を示す平面図である。 六角錘状の先端部を有するかしめ針を用いて形成されたかしめ部を示す平面図である。 凹部の他の例を示す平面図である。 凹部の他の例を示す平面図である。 凹部の他の例を示す平面図である。 従来の電池を示す斜視図である。 従来の電池を示す一部破断側面図である。 返り部をプレスする状態を示す説明図である。 かしめ部を示す斜視図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るリチウムイオン二次電池(以下、電池という)1を示す斜視図、図2は電池1を示す一部破断側面図、図3は電池1の接続タブ7aを有する蓋部2を裏側から見た状態を示す斜視図である。
上述の電池51と同様に、電池1は、銅集電体に負極合剤を塗布してなる負極板11、及びアルミニウム集電体に正極合剤を塗布してなる正極板13がセパレータ12を介して巻回された扁平巻状の電極体10、並びに非水電解質(図示せず)を、一面が開口した略直方体状をなすアルミニウム製のケース9に収容し、ケース9の開口をアルミニウム製の蓋部2により閉塞してなる。図2において、電極体10は最外周側を示しており、負極板11はセパレータ12の裏側に重ね合わされている。
負極板11の端部には、負極合剤が塗布されていない負極板接続部14が突設されており、正極板13の端部には、正極合剤が塗布されていない正極板接続部15が突設されている。
蓋部2の中央部には、負極端子3が設けられている。負極端子3は、平板状の頭部及び円筒状の脚部を有し、断面視がT字状をなす。負極端子3は、ニッケルめっきを施した鋼材からなり、加工後に焼き鈍しされている。負極端子3は、ニッケル材から構成することにしてもよい。
負極端子3は、表面が露出する状態で合成樹脂製のガスケット5に覆われている。負極端子3を嵌め込んだガスケット5は、蓋部2の中央部に設けられた挿通孔に、負極端子3の脚部の端部が裏面側に突出する状態で挿通されている。
絶縁体6は合成樹脂製で矩形状をなし、後述する集電体7を収容する凹部6aが長手方向に延びるように設けられ、凹部6aの長手方向の一端部側にはガスケット5の端部を挿通する挿通孔が設けられている。絶縁体6は、該挿通孔にガスケット5の端部を挿通し、負極端子3の脚部の端部が突出する状態で蓋部2の裏面に配されている。
集電体7は銅製で本体が板状をなし、該本体の一長辺に、該本体の略2/3の長さを有する接続タブ7aが垂設されている。該本体の接続タブ7aが設けられていない側の端部には挿通孔が設けられており、該挿通孔に負極端子3の端部を挿通した状態で、集電体7は前記凹部6aに収容されている。集電体7は、ニッケル材、又はニッケルめっきを施した鋼材から構成することにしてもよい。
負極端子3の前記端部が集電体7にかしめられてかしめ部3bが形成され、負極端子3は蓋部2に固定される。電池1においては、ケース9及び蓋部2の負極端子3が設けられていない部分が正極端子となる。
蓋部2の一端部には凹部2aが設けられており、凹部2aの下側には突設部2bが設けられている。該突設部2bに設けられた嵌合突起2c,2cには、アルミニウム製の接続タブ8が嵌合され、レーザによりスポット溶接されている。
負極板接続部14,正極板接続部15は、接続タブ7a,8に、針かしめにより形成されたかしめ部18,19によって接続されている。これにより、負極板接続部14は負極端子3に、正極板接続部15は蓋部2の正極端子部分に接続される。この状態で、接続タブ7aの下部を折り曲げ、蓋部2をケース9に嵌めてレーザ溶接することで、ケース9の開口が閉塞される。
図4は電池1の負極板11と接続タブ7aとの接続部分を示す拡大図、図5は図4のV−V線断面図である。
図4及び5に示すように、接続タブ7aの前方に負極板接続部14を重ね合わせて針かしめを行うことにより、孔16と返り部17とを有する3つのかしめ部18が形成されている。
そして、各返り部17には、返り部17の折り目から先端部に向かって延びる溝状の凹部17aが設けられている。
以下に、接続タブ7aを負極板接続部14へ接続する方法について説明する。
図6は接続タブ7aの裏側からかしめ針を突き刺す状態を示す説明図、図7は孔16が開いて返り部17が生じた状態を示す説明図、図8は返り部17をプレスする状態を示す説明図である。
接続タブ7aに負極板接続部14を針かしめにより接続する場合、まず、負極板接続部14を接続タブ7aの表側に重ね合わせる。そして、先端部が四角錐状をなすかしめ針35を接続タブ7aの裏側から突き刺す(図6)。かしめ針35の先端部は四角錐状であるので、これにより孔16が開いて4つの三角形状の返り部17が生じる(図7)。孔16は3つ開ける。
次いで、2つのパンチ30,31により接続タブ7a及び負極板接続部14を挟んでプレスすることにより、かしめ部18が形成される(図8)。
図9はパンチ31を示す斜視図である。図9に示すように、パンチ31のプレス面には、十字を3つ連ねた形状を有する凸部32が設けられている。
図10はプレスにより形成されたかしめ部18を示す斜視図である。かしめ部18の返り部17には凸部32によって、中心から先端に向かって延びるように溝状の凹部17aが形成されている。
凹部17aは、該凹部17aの平面面積Bの、返り部17全体の平面面積Aに対する割合(図5におけるB/A)が30%以上75%以下であるのが好ましく、30%以上70%以下であるのがより好ましい。前記割合が30%以上75%以下である場合、接続状態の安定化効果が良好に得られるとともに、肉薄部分の面積が大きくなって剛性が低下するのが抑制される。
また、凹部17aの深さDの、返り部17全体の厚みCに対する割合(図5におけるD/C)が30%以上75%以下であるのが好ましく、30%以上70%以下であるのがより好ましい。前記割合が30%以上75%以下である場合、接続状態の安定化効果が良好に得られるとともに、返り部17の厚みが薄くなって剛性が低下するのが抑制される。
正極板接続部15も上記と同様にして接続タブ8に接続され、形成されたかしめ部19の返り部には返り部の折り目から先端部に向かって溝状に延びる凹部が設けられている。
本実施の形態においては、かしめ部18,19の返り部が、パンチ31の凸部32により強く圧接されることにより密着性が向上するとともに、返り部の曲がり方向と逆方向に凹んだ凹部が形成されるので、スプリングバックモーメントと逆方向のモーメントが生じて釣り合い、接触状態が安定化する。従って、電池1が落下する等して振動した場合に、かしめ部18,19の返り部の界面に隙間等が生じて接触抵抗が上昇するのが抑制され、電池出力の低下が抑制されており、電池の良好な品質が保持される。
なお、本実施の形態においては、負極板接続部14,正極板接続部15に負極合剤,正極合剤が塗布されておらず、銅箔,アルミニウム箔が剥き出しになっている場合につき説明しているがこれに限定されるものではない。この部分に負極合剤,正極合剤が塗布されていてもよい。そして、負極板接続部14,正極板接続部15が負極板11,正極板13の端部に突設されている場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、負極板接続部14,正極板接続部15は負極板11,正極板13の中央部等に設けることにしてもよい。さらに、電極体10は、負極板11及び正極板13がセパレータ12を介して巻回された扁平巻状をなす場合に限定されず、負極板、セパレータ、及び正極板が積層された構造を有するものであってもよい。
また、本実施の形態においては、かしめ針35が四角錐状の先端部を有し、接続タブ7aと負極板接続部14との接続部分に四角形状の孔16を開け、4つの返り部17を形成してかしめ部18を設ける場合につき説明しているがこれに限定されるものではない。かしめ針の先端部は多角錘状であればよく、三角錐状,六角錘状等の他の角錐状の先端部を有するかしめ針を用いることができる。
図11は三角錘状の先端部を有するかしめ針を用いて形成されたかしめ部を示す平面図である。接続タブと負極接続端部との接続部分に、三角錘状の先端部により三角形状の孔41が生じて3つの返り部42が形成され、かしめ部が設けられている。前記実施の形態と同様にして、返り部42には折り目から先端部に延びるように溝状の凹部42aが形成されている。
図12は六角錘状の先端部を有するかしめ針を用いて形成されたかしめ部を示す平面図である。接続タブと負極接続端部との接続部分に、六角錘状の先端部により六角形状の孔43が生じて6つの返り部44が形成され、かしめ部が設けられている。前記実施の形態と同様にして、返り部44には折り目から先端部に延びる凹部44aが形成されている。
そして、前記実施の形態においては、返り部17に折り目から先端部に放射状に延びる凹部17aが形成されている場合につき説明しているがこれに限定されるものではない。
図13〜図15は、凹部の他の例を示す平面図である。
図13のかしめ部は、四角形状の孔45と、4つの返り部46とを有し、返り部46の中心部には丸穴状の凹部46aが設けられている。
図14のかしめ部は、四角形状の孔47と、4つの返り部48とを有し、返り部48には水玉模様状に複数の凹部48aが設けられている。
図15のかしめ部は、四角形状の孔49と、4つの返り部50とを有し、返り部50には返り部50の三角形の底辺と平行に溝状の凹部50aが設けられている。
上述のように、凹部の形状として種々の形状を適用することが可能であるが、前記実施の形態のように、中心から先端に向かって放射状に延びるように設けられたパンチ31の凸部32によって、返り部17の折り目から先端部に向かって溝状に延びる凹部17aを形成する場合、放射状に強固にバランスよく圧接することができ、密着性がより向上し、電池1の振動時等に返り部17の浮きがより抑制されるので好ましい。
さらに、前記実施の形態においては、かしめ部18の4つの返り部17に凹部17aを形成する場合につき説明しているが、これに限定されるものではない。孔16の中心を挟んで対向する2つの返り部17に凹部17aを設けることにしてもよい。但し、前記実施の形態のように、4つの返り部17に凹部17aを設ける方がバランスよく圧接することができ、接続状態も安定化するので好ましい。
そして、前記実施の形態においては、かしめ部18,19の両方の返り部に凹部を設ける場合につき説明しているがこれに限定されず、いずれか一方のかしめ部の返り部に凹部を設けることにしてもよい。但し、電池1の振動時等において接触抵抗の上昇の抑制効果がより高くなるので、両方のかしめ部の返り部に凹部を設ける方が好ましい。
以下に好適な実施例を用いて本発明を説明するが、本発明は、本実施例により、何ら限定されるものではなく、その主旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施することができる。
[実施例1]
実施例1として、前記実施の形態に係る電池1と同一の構成を有する電池を作製した。
正極板13は、以下のようにして作製した。
正極活物質として平均粒子径が3μmであるLiCoO2 粒子、導電助剤としてのアセチレンブラック(AB)、及びバインダとしてのポリフッ化ビニリデン(PVDF)を、LiCoO2 /AB/PVDF=94/3/3(質量部)となるように混合して正極合剤とし、これをN−メチル−2−ピロリドン(NMP)に分散させることにより正極ペーストを調整した。
この正極ペーストを、NMPを除いた正極合剤の質量が片面につき0.020g/cm2 となるように、ドクターブレードを用いて、厚み20μmであり、アルミニウム製の正極集電体の両面に均一に塗布した後、150℃で1時間の乾燥を行った。そして、室温にて厚みが130μmとなるように極板をプレスし、正極集電体の両面に、合剤層が形成された正極板13を得た。正極板13は、正極合剤が塗布されていない凸状の正極板接続部15を有する。
負極板11は、以下のようにして作製した。
負極活物質としてのグラファイト(黒鉛)、及びバインダとしてのPVDFを質量比で90:10となるように混合して負極合剤とし、これにNMPを適量加えて分散させ、負極ペーストを得た。
この負極ペーストを、NMPを除いた負極合剤の質量が片面につき0.0095g/cm2 となるように、ドクターブレードを用いて、厚み10μmであり、銅製の負極集電体の両面に均一に塗布した後、150℃で1時間の乾燥を行った。そして、室温にて厚みが145μmとなるように極板をプレスし、負極板11を得た。負極板11は、負極合剤が塗布されていない凸状の負極板接続部14を有する。
セパレータ12としては、厚み16μm程度のポリエチレン製微多孔性膜を用いた。
電極体10は、正極板13と負極板11とでセパレータ10を挟み、これを巻回して作製した。
非水電解質としては、エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとを体積比で3:7で混合した混合溶媒にLiPF6 を1.1mol/L溶解させたものを用いた。
そして、負極端子3を集電体7にかしめて蓋部2に固定し、接続タブ7a,8に、それぞれ電極体10の負極板接続部14,正極板接続部15をかしめ部18,19により接続し、蓋部2に接続された状態で、該電極体10をケース9に収容し、蓋部2をケース9の開口部に固定して溶接した。そして、注液孔から前記非水電解質を注入し、注液孔を封口して、電池1を作製した。
電池1の寸法は縦:50mm,横:34mm,厚み:5.2mm、集電体7の厚み:0.2mmである。かしめ部18の1つの返り部17全体の平面面積(図5に示すA)は0.069mm2 、溝状の凹部17aの平面面積(底面の面積:図5に示すB)は0.010mm2 、面積Bの面積Aに対する割合B/Aは15%である。そして、1つの返り部17の厚み(接続タブ7aの厚み+負極板接続部14の厚み:図5に示すC)は0.150mm、凹部17aの深さ(図5に示すD)は0.068mm、深さDの厚みCに対する割合D/Cは45%である。
正極側のかしめ部19も同様に、1つの返り部全体の平面面積A:0.069mm2 、溝状の凹部の平面面積B:0.010mm2 、面積Bの面積Aに対する割合B/A:15%、1つの返り部の厚み(接続タブ8の厚み+正極板接続部15の厚み)C:0.150mm、凹部の深さD:0.068mm、深さDの厚みCに対する割合D/C:45%になるように形成した。かしめ部18,19の寸法を下記の表1に示す。
Figure 2011233462
[実施例2]
かしめ部18,19の返り部の凹部の平面面積Bを0.021mm2 にしたこと以外は実施例1と同様にして、実施例2の電池を作製した。
[実施例3]
返り部の凹部の平面面積Bを0.031mm2 にしたこと以外は実施例1と同様にして、実施例3の電池を作製した。
[実施例4]
返り部の凹部の平面面積Bを0.042mm2 にしたこと以外は実施例1と同様にして、実施例4の電池を作製した。
[実施例5]
返り部の凹部の平面面積Bを0.048mm2 にしたこと以外は実施例1と同様にして、実施例5の電池を作製した。
[実施例6]
返り部の凹部の平面面積Bを0.052mm2 にしたこと以外は実施例1と同様にして、実施例6の電池を作製した。
[実施例7]
返り部の凹部の平面面積Bを0.062mm2 にしたこと以外は実施例1と同様にして、実施例7の電池を作製した。
実施例2〜7の凹部,返り部の平面面積B,A、及び凹部の深さD,返り部の厚みCの寸法を上記表1に示す。
[実施例8]
返り部の凹部の深さDを0.023mmにしたこと以外は実施例3と同様にして、実施例8の電池を作製した。
[実施例9]
返り部の凹部の深さDを0.045mmにしたこと以外は実施例3と同様にして、実施例9の電池を作製した。
[実施例10]
返り部の凹部の深さDを0.068mmにしたこと以外は実施例3と同様にして、実施例10の電池を作製した。
[実施例11]
返り部の凹部の深さDを0.090mmにしたこと以外は実施例3と同様にして、実施例11の電池を作製した。
[実施例12]
返り部の凹部の深さDを0.105mmにしたこと以外は実施例3と同様にして、実施例12の電池を作製した。
[実施例13]
返り部の凹部の深さDを0.113mmにしたこと以外は実施例3と同様にして、実施例13の電池を作製した。
[実施例14]
返り部の凹部の深さDを0.135mmにしたこと以外は実施例3と同様にして、実施例14の電池を作製した。
実施例7〜14の凹部,返り部の平面面積B,A、及び凹部の深さD,返り部の厚みCの寸法を下記の表2に示す。
Figure 2011233462
[比較例1]
負極側,正極側それぞれのかしめ部の返り部に凹部を設けなかったこと以外は実施例1と同様にして、比較例1の電池を作製した。上記表1及び2に、比較例1の返り部の平面面積A及び厚みCを示してある。
[電池の落下試験]
実施例1〜14、及び比較例1の電池を各10個作製し、以下の落下試験を行った。
落下試験は、電池を1.5mの高さからコンクリート面へと自由落下させて実施した。電池の6面を順に下に向けて落下させるのを1サイクルとし、各電池につき、1サイクル落下毎に電池の内部抵抗を測定し、10mΩ以上の抵抗上昇があった場合のサイクル数を求めた。各電池の前記サイクル数を上記表1及び2の試験結果の項目に列記する。この試験結果において、「20↑」とは、20サイクル落下試験を行った場合に抵抗上昇がなく、それ以上落下試験を行っていないことを示す。
表1及び2より、比較例1の電池の場合、10〜20サイクルで抵抗上昇が発生したのに対し、実施例1〜14の電池は10mΩ以上の抵抗上昇があった場合のサイクル数が大きくなっている。そして、実施例2〜6、実施例9〜13の場合が好ましく、実施例2〜5、実施例9〜12の場合、全ての電池において、落下を20サイクル繰り返しても抵抗上昇が発生しなかったのでより好ましいことが分かる。すなわち、凹部17a平面面積Bの返り部17全体の平面面積Aに対する割合B/Aが30%以上75%以下であるのが好ましく、前記B/Aが30%以上70%以下であるのがより好ましい。また、凹部17aの深さDの返り部17の厚みCに対する割合D/Cが30%以上75%以下であるのが好ましく、前記D/Cが30%以上70%以下であるのがより好ましい。
以上より、本発明の実施例の場合、かしめ部18,19の返り部に凹部が設けられているので、接続タブ7a,8と負極板接続部14,正極板接続部15との接触状態が安定化しており、電池が落下して衝撃が加わった場合に接触不良が生じて接続抵抗が上昇するのが抑制されていることが確認された。
なお、前記実施の形態においては、本発明の構成をリチウムイオン二次電池である電池1に適用した場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、本発明の構成はニッケル・水素二次電池、ニッケル・カドミウム二次電池等の他の電池にも適用することが可能である。
また、前記実施の形態においては、本発明の金属シートの接合方法を電池1の負極板接続部14,正極板接続部15と接続タブ7a,8との接合に適用した場合につき説明しているがこれに限定されるものではない。本発明の金属シートの接合方法は、例えばコンデンサの部材の接合等に適用することが可能である。
1 電池
2 蓋部
2a 凹部
2b 突設部
2c 嵌合突起
3 負極端子
3b かしめ部
5 ガスケット
6 絶縁体
6a 凹部
7 集電体
7a、8 接続タブ
9 ケース
10 電極体
11 負極板
12 セパレータ
13 正極板
14 負極板接続部
15 正極板接続部
16、41、43、45、47、49、56 孔
17、42、44、46、48、50、57 返り部
17a、42a、44a、46a、48a、50a 凹部
18、19、58、59 かしめ部
30、31、60、61 パンチ
32 凸部

Claims (10)

  1. ケースと、正極板、負極板、及びセパレータを含む電極体と、正極端子(又は負極端子)に正極板(又は負極板)を接続する接続タブとを備え、前記正極板(又は負極板)の接続部を、前記接続タブに重ね合わせて穿孔した孔の返り部をかしめて接続してある電池において、
    前記返り部に凹部を設けてあることを特徴とする電池。
  2. 前記凹部の平面面積の、前記返り部全体の平面面積に対する割合が30%以上75%以下であることを特徴とする請求項1に記載の電池。
  3. 前記凹部の深さの、前記返り部全体の厚みに対する割合が30%以上75%以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電池。
  4. 前記凹部は、前記返り部の折り目と先端部との間に溝状に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電池。
  5. 非水電解質を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電池。
  6. 正極板、負極板、及びセパレータを含む電極体の正極板(又は負極板)を、正極端子(又は負極端子)と接続された接続タブに各別に接続する接続工程を有する電池の製造方法において、
    前記接続工程は、
    前記正極板(又は負極板)を、前記接続タブに重ね合わせる工程と、
    重ね合わされた前記正極板(又は負極板)及び前記接続タブに、針状体を突き刺して穿孔する工程と、
    該工程により生じた返り部を凹部ができるように圧接する工程と
    を有することを特徴とする電池の製造方法。
  7. 異なる2枚以上の金属シートを接合する金属シートの接合方法であって、
    金属シートを重ね合わせる工程と、
    重ね合わされた金属シートに、針状体を突き刺して穿孔する工程と、
    該工程により生じた返り部を凹部ができるように圧接する工程と
    を有することを特徴とする金属シートの接合方法。
  8. 前記凹部の平面面積の、前記返り部全体の平面面積に対する割合が30%以上75%以下であることを特徴とする請求項7に記載の金属シートの接合方法。
  9. 前記凹部の深さの、前記返り部全体の厚みに対する割合が30%以上75%以下であることを特徴とする請求項7又は8に記載の金属シートの接合方法。
  10. 前記凹部は、前記返り部の折り目と先端部との間に溝状に設けられていることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の金属シートの接合方法。
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