JP2011232415A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出用トナーパッチを形成し、これをトナーセンサで検出して画像濃度の調整を行う画像形成装置において、トナーセンサ表面のトナー汚れを防止して、精度良く所定の画像濃度に調整することを目的とする。
【解決手段】画像形成動作中に紙間でトナー付着量制御を行う画像形成装置であって、像担持体上で用紙間に対応する位置に検出用トナーパッチを形成する画像形成部と、検出用トナーパッチのトナー付着量を検出するトナー付着量検出部と、像担持体に形成するトナー像の画像濃度に基づいて検出用トナーパッチの個数を可変とする制御を行う制御部を備え、紙間付着量制御の際に高画像比率のプリントをするときに検出用トナーパッチの個数を減らすことで、トナーセンサのシャッターが開いている時間を短くしトナーセンサ表面のトナー汚れを防止して精度良く所定の画像濃度に調整できる。
【選択図】図11

Description

この発明は、画像情報に基づいて像担持体にトナー像を形成して該トナー像を用紙に転写し、画像形成動作中に像担持体に対するトナー付着量を調整する画像形成装置に関するものである。
複写機、ファクシミリ、プリンタおよびこれら複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置では、画像情報に基づいて像担持体上にトナー像が形成され、該トナー像が用紙に転写される。モノクロの画像形成装置では、像担持体である感光体にトナー像が形成されて用紙に転写され、カラー画像形成装置では、各色のトナー像が像担持体である各色感光体に形成され、さらに像担持体である中間転写ベルトに転写されて用紙に転写される。
ところで、像担持体上に作成されるトナー像の付着量は、同一の現像条件においても、環境・耐久などの外乱により変化する。そのため、画像形成装置には像担持体上に作成されたトナー像の付着量を検出するための付着量検出手段が装着され、付着量制御時に、像担持体上に検出用トナーパッチを作成し、その付着量を付着量検出手段で検出する。このようにして検出された付着量検出値に基づき、付着量制御の動作後に、適正な画像濃度の画像が出力されるように現像条件が制御される。
付着量制御には、通常プリントを停止させて行う動作のほかに、プリント中の紙間に検出パッチを作成して付着量を検出し、プリント生産性を落とすことなく付着量制御を行える紙間付着量制御がある。
付着量検出手段としては、光学式のトナーセンサが一般に使われている。光学式トナーセンサでは、センサの上にトナーが落下してセンサ表面が汚れると、付着量検出精度が悪くなるので、センサの上にトナーが落下しないように、センサシャッターが設けられている。センサを光らせてトナー付着量検出をするときのみセンサシャッターを開けて、それ以外のときには、センサシャッターを閉めておく。
紙間付着量制御では、プリント中に、トナーセンサのシャッターを開けるため、高画像比率の画像をプリントする場合には、トナーセンサにトナーが落下して、トナーセンサ表面が汚れて、トナーセンサの付着量検出精度が低下するという課題がある。
高画像比率の画像をプリントしている場合には、画像部分を避けて紙間に対応する位置だけセンサシャッターを開けると、トナー汚れの防止になるが、大量プリントのためには、紙間の長さは限られている。紙間だけセンサシャッターを開けようとすると、シャッターが完全に開いて正常に付着量検出ができるまでには時間が要するために、紙間を必要以上に長くしなければならず、大量プリントができなくなる。
このような課題を解決する手段として、特許文献1では、画像比率が大きいとシャッターの開閉動作の間隔を短くしたり、クリーニング効果を高めるためにシャッターの開閉動作の回数を多くしたりすることで、検知面やシャッターの汚れを除去している。
また、特許文献2では、印字率が大きいと、紙間階調制御の実行頻度を変更するものとしている。
特開2009−20187号公報 特開2008−76867号公報
しかし、特許文献1に記載された先行技術では、シャッターやセンサ表面が汚れたら、その都度清掃できるが、清掃機構も耐久によって劣化してきたり、シャッター上の汚れが蓄積されて清掃によって十分に除去できなくなるという課題がある。また、特許文献2に記載された先行技術では、実行頻度が減ると画像濃度を十分に安定させることができないという問題がある。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、付着検知の清掃機構の耐久性を良好に維持し、また、実行頻度を減らすことなくトナーの付着量制御を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決する手段として、本発明の画像形成装置は、画像情報に基づいて像担持体にトナー像を画像形成して該トナー像を用紙に転写し、前記画像形成動作中に前記像担持体に対するトナー付着量を調整する画像形成装置であって、前記像担持体上で前記用紙間に対応する位置に検出用トナーパッチを形成する画像形成部と、前記検出用トナーパッチのトナー付着量を検出するトナー付着量検出部と、前記像担持体に形成する前記トナー像の画像濃度に基づいて前記検出用トナーパッチの個数を可変とする制御を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置では、付着量検出部の検出結果に基づいて画像形成中にトナー像のトナー付着量を調整する制御を行うことができる。トナー付着量の調整方法としては現像バイアス電圧の変更などが挙げられるが、本発明としてはその方法が特に限定されるものではない。
検出用トナーパッチは、通常は検出精度を高めるために複数形成し、それぞれを付着検出部によって検出してトナー付着量の調整を行う。本発明としてはその数は特に限定されるものではなく、2個に設定してもよく、また3個以上にしてもよい。カラーの画像形成装置では、各色毎に検出用トナーパッチを複数形成する。
上記検出用トナーパッチのトナー付着量を検出する付着量検出部には、光学式のセンサなどを用いることができるが、本発明としては付着量検出部の種別や構造が特に限定されるものではない。
また、本発明では、像担持体に形成するトナー像の画像濃度によって検出用トナーパッチの数を可変にしており、画像濃度は画像比率で評価することができる。
ここで「画像比率」とは、総画素中におけるトナーを付着させる画素の数の比率を示す。トナーが付着する画素が全くない場合、画像比率は0%となり、全ての画素にトナーが付着する場合、画像比率は100%となる。
画像比率は、トナー像が形成される用紙1枚を対象に表すことができ、また、複数枚の用紙や1ジョブを対象にして示すことができる。複数枚の用紙や1ジョブでは、平均画像比率として画像濃度を現すことができる。また、カラー画像の場合は、各色のトナーが加算されるため、各色の画素の総計で示すことができる。この場合、例えば4色の画素が総画素に対しそれぞれ単独で50%の比率でトナーが付着されていれば、画像比率は200%で示すことができる。
本発明によれば、紙間トナー付着量制御において、像担持体に形成するトナー像の画像濃度に基づいて検出用トナーパッチの個数を変えることができ、例えば高画像比率の画像をプリントするときには、付着量検出用に作成するトナーパッチの個数を減らすことで、付着量検出部の汚れを防止し、生産性や検出精度を損なうことなく精度良く所定の画像濃度に調整できる。
本発明の一実施形態の画像形成装置の概略構成を示す図である。 同じく、現像器と感光体周辺の概略構成を示す図である。 同じく、画像形成部の制御ブロックを示す図である。 同じく、光学式トナーセンサ(乱反射型)を示す図である 同じく、光学式トナーセンサ(乱反射型)のトナー付着量検出特性を示す図である。 同じく、光学式トナーセンサ(乱反射型)とセンサシャッターを示す図である。 同じく、現像バイアスと中間転写ベルト上トナー付着量の関係を示すグラフである。 同じく、前回の現像特性からトナー付着量が多いほうに変化した場合(a)、および、前回の現像特性から付着量が少ないほうに変化した場合(b)の現像バイアスと中間転写ベルト上トナー付着量の関係を示すグラフである。 同じく、紙間付着量制御時の検出用トナーパッチのタイミングチャートである。 同じく、画像比率に基づいて検出用トナーパッチの個数を可変にする手順示すフローチャートである。 同じく、画像比率が小さい場合の紙間付着量制御時の検出用トナーパッチのタイミングチャートである。 同じく、画像比率が大きい場合の紙間付着量制御時の検出用トナーパッチのタイミングチャートである。 同じく、高画像比率のトナー像が一時的にプリントされる場合の紙間付着量制御時の検出用トナーパッチのタイミングチャートである。 同じく、高画像比率のプリントが続く場合の紙間付着量制御時の検出用トナーパッチのタイミングチャートである。
図1は、本発明に係る画像形成装置の1例の概略構成を示している。図1に示す画像形成装置100は電子写真方式であり、タンデム方式のカラーレーザー複写機である。
画像形成装置100は、画像形成部10Y、10M、10C、10Kと、中間転写体ユニット7と、給紙搬送手段21及び定着器24とを有している。中間転写体ユニット7は、垂直方向に縦列配置されている画像形成部10Y、10M、10C、10Kの各感光体1Y、1M、1C、1Kの図示左側方に配置されている。中間転写体ユニット7は、ローラー71、72、73、74、76、77に張架され回動可能に支持された無端ベルト状の中間転写ベルト70を有している。
画像形成部10Y、10M、10C、10Kより形成された各色の画像は、一次転写手段5Y、5M、5C、5Kにより、回動する中間転写ベルト70上に一次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。中間転写ベルト70上に残された残トナーは、クリーニング手段6Aにより中間転写ベルト70から除去される。また、クロの一次転写手段5Kと二次転写手段5Aとの間に、ローラー73上の中間転写ベルト70に対向して、光学式のトナーセンサ8が設置されている。トナーセンサ8は、主走査方向において間隔を置いて二つが並列して設置されている。
図2は、各画像形成部10Y、10M、10C、10Kの拡大図であり、102は制御部である。
イエローの画像を形成する画像形成部10Yは、ドラム状の感光体1Y、感光体1Yの周囲に配置された帯電手段2Y、像露光手段3Y、現像器4Y、ローラ状の一次転写手段5Y、クリーニング手段6Yを有する。マゼンタ、シアン、クロについても同様である。
各画像形成部10Y、10M、10C、10Kの各感光体1Y、1M、1C、1Kの周辺の電子写真プロセス各部の形態について以下に説明する。
各感光体1Y、1M、1C、1Kは、各帯電手段2Y、2M、2C、2Kによって負極性に帯電される。各帯電手段2Y、2M、2C、2Kは、グリッドの電圧を切り替えることにより感光体の電圧を任意の帯電電圧に制御可能であり、帯電電源2Y1、2M1、2C1、2K1に接続している。帯電電源2Y1、2M1、2C1、2K1には制御部102が制御可能に接続されている。
各現像器4Y、4M、4C、4Kは2成分現像装置であり、トナーとキャリアからなる2成分現像剤が装填されている。そして、トナーは、キャリアとの相互摩擦により負極性に帯電される。各現像器4Y、4M、4C、4Kは、現像ローラー4Y1、4M1、4C1、4K1と、攪拌手段4Y4、4M4、4C4、4K4と、トナー濃度検出手段4Y5、4M5、4C5、4K5と、現像容器4Y6、4M6、4C6、4K6とで構成される。各現像ローラー4Y1、4M1、4C1、4K1上には適量に規制された2成分現像剤の層が形成されている。各現像ローラーの回転により、適量のトナーが感光体1Y、1M、1C、1Kに現像される。各現像ローラーは、現像バイアス電源4Y2、4M2、4C2、4K2に接続されている。
トナー濃度検出手段4Y5、4M5、4C5、4K5は、各攪拌手段4Y4、4M4、4C4、4K4のひとつに対向するように現像容器4Y5、4M5、4C5、4K5の底部に配設されている。トナー濃度検出手段4Y5、4M5、4C5、4K5は、各現像器に収容される現像剤のトナー濃度を検出しており、トナー濃度検出手段4Y5、4M5、4C5、4K5で検出されたトナー濃度が基準値以下になると、トナー補給手段が作動されて、各現像器内の現像剤は常に基準値付近のトナー濃度に維持されている。
各現像剤担持体4Y1、4M1、4C1、4K1は、現像バイアス電源4Y2、4M2、4C2、4K2に接続されている。現像バイアス電源4Y2、4M2、4C2、4K2は、DC電圧にAC電圧が重畳されたバイアス電圧を出力している。バイアス電圧のDC成分、AC成分を適宜に変更することにより、画像濃度等の現像特性を調整可能にしている。
一次転写手段5Y、5M、5C、5Kは、一次転写ローラーで構成され、一次転写ローラーは、一次転写電源5Y1、5M1、5C1、5K1に接続され、バイアス電圧が印加される。一次転写電源5Y1、5M1、5C1、5K1には制御部102が制御可能に接続されている。
上記の帯電、露光、現像、一次転写、二次転写のサイクルを繰り返し、給紙トレイ20から給紙搬送手段21を介して給紙される記録材Pにカラー像が形成される。そして、カラー画像が形成された記録材Pは、定着器24により定着処理され、排紙ローラ25に狭持されて機外の排紙トレイ26上に載置される。
なお、前記した制御部102は画像形成装置100全体を制御するものであり、各画像形成部10Y、10M、10C、10Kも該制御部102によって制御される。制御部102は、CPU、ROM、RAM等により構成される。
図3は、上記制御部102による画像形成制御のためのブロック図である
各帯電電源2Y1、2M1、2C1、2K1は各感光体1Y、1M、1C、1Kの帯電電位を制御しており、制御部102の指示に基づき所定の電位が出力され、各感光体1Y、1M、1C、1Kは所定の表面電位に帯電される。
各像露光手段3Y、3M、3C、3Kは、制御部102によって制御され、画像情報に基づいて感光体1Y、1M、1C、1K上にレーザー照射像(潜像)が形成される。
現像バイアス電源4Y2、4M2、4C2、4K2は、制御部102の指示に基づき出力電圧が設定される。
一次転写電源5Y1、5M1、5C1、5K1は、制御部102の指示に基づき一次転写手段に印加するバイアス電圧を設定する。
また、制御部102は、予め設定したトナーパターンに関する情報と、予め決められたタイミング(例えば所定の画像形成枚数毎)で画像形成部10Y、10M、10C、10Kを制御して中間転写ベルト70上で紙間に対応する位置に検出用トナーパッチを形成する。
また、制御部102には、トナーセンサ8が接続され、トナーセンサ8の検出結果が制御部102に出力される。
なお、画像形成装置の構成は上記構成に限定されない。
次に、トナーセンサ8のしくみについて説明する。該トナーセンサは本発明の付着量検出部に相当する。
トナーセンサ8には、光学式のセンサが多く用いられている。図4に乱反射型の光学式トナーセンサの構造を示す。発光素子80のLEDから発光された光は拡散板81によって拡散させた後、中間転写ベルト70に垂直に照射される。中間転写ベルト70面に垂直に照射した光は検出用トナーパッチで反射されて乱反射するので、この乱反射光を受光素子82のフォトトランジスタで受光する。
図5は、乱反射型のトナーセンサ8のトナー付着量検出特性であり、図5(a)がカラーの特性で、図5(b)はクロの特性である。横軸がトナー付着量で、縦軸がトナーセンサ出力である。中間転写ベルト70面上にのっているトナーの付着量が多くなると、中間転写ベルト70面をトナーが覆いつくすようになる。
カラーでは、中間転写ベルト70面上にのっているトナーの付着量が多くなると、カラートナー部分での乱反射光が支配的になるため、トナーパッチ全体での乱反射光が大きくなる。よって、カラートナー付着量が増えると、トナーセンサ出力も大きくなっていき、右上がりの直線的な特性をもつ。
一方、クロでは、クロトナー部で光が吸収されてしまい乱反射光がほとんど生じない。ベルト面上にのっているクロトナーの付着量が多くなり、ベルト面をクロトナーで覆いつくすようになると、ベルト面からの乱反射光が減ってくるので、トナーセンサ出力も小さくなっていき、右下がりの指数関数のような特性をもつ。
また、トナーセンサ8には図6のように、センサ検知面の開閉を行うセンサシャッター83が装着してあり、発光素子80を光らせてトナー付着量を検出するときのみ、センサシャッター83を開ける。それ以外のときには、センサシャッター83を閉じて、発光素子80や受光素子82のセンサ表面にトナーが落下して汚れないような構成にしてある。該センサーシャッター83は、本発明の開閉部に相当する。また、センサシャッター83には、センサシャッター8の開閉と同時にセンサ表面を清掃できる清掃部材84が設けられている。
次に、紙間付着量制御のしくみについて説明する。
図7は、横軸が現像ローラーにかけられる現像バイアスで、縦軸が中間転写ベルト70上のトナー付着量である。中間転写ベルト70上に作成される検出用トナーパッチのトナー付着量は、同一の現像バイアスにおいても、環境・耐久などの外乱により変化する。図8(a)の矢印のように変化した場合は、トナー付着量が多くなって出力される画像濃度が濃くなり、図8(b)の矢印のように変化した場合は、トナー付着量が少なくなって出力される画像濃度が薄くなる。
出力される画像濃度を安定させるためには、適正なタイミングで付着量制御を行い、常に所定のトナー付着量が中間転写ベルト70上にのるように現像バイアスを制御する必要がある。
図9のように、プリント中に、用紙P、P間の2個の紙間に対応する位置で中間転写ベルト70上に各色の検出用トナーパッチをプリント中と同じ現像バイアスで作成する。図中で90はイエロー、91はシアン、92はマゼンタ、93はクロの検出用トナーパッチである。各トナーパッチ90…93を光学式のトナーセンサ8で検出し、センサー出力値からトナー付着量検出値に換算する。トナーセンサ8の検出結果は制御部102に出力され、該制御部102で、付着量検出値に基づき、紙間付着量制御実施後に適正な画像濃度の画像が出力できるように現像バイアスが決定される。
図8は、横軸が現像バイアスで、黒丸がトナーセンサによる付着量検出値である。付着量検出値とは、実際のトナーセンサ出力の値から、トナーセンサの付着量検出特性に基づき、トナー付着量に換算した値である。
所定のトナー付着量となる目標値をあらかじめ定めておき、検出用トナーパッチの付着量検出値から、目標の付着量となる現像バイアスの決定値を算出する。現像バイアスと中間転写ベルト上トナー付着量との関係が、図8(a)のように変化した場合は、紙間付着量制御により、低めの現像バイアス決定値が算出され、一方、図8(b)のように変化した場合は、紙間付着量制御により、高めの現像バイアス決定値が算出される。
なお、紙間付着量制御において検出用トナーパッチの個数は、上記の数でなくてもかまわない。
ここでは、検出用トナーパッチを、プリント中と同じ現像バイアスで作成するとしたが、複数の紙間で検出用トナーパッチを作成する場合には、現像バイアスを可変させ付着量を変えて作成してもかまわない。
次に、本発明の制御手順について図10のフローを用いて説明する。
制御部102では、現像バイアス値が設定されており、該現像バイアス値によって処理がスタートする。なお、この際に、検出用トナーパッチの個数は、標準(低画像率)で各色2個に設定されており、高画像率の場合には1個に設定されている。なお、画像率は、制御部102において画像情報に基づいて算出され、画像率が各色合計(Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:クロ)で200%以上の場合高画像率、200%未満を低画像率としている。
連続プリントして(ステップs1)、所定の枚数が経過すると(ステップs2、YES)、紙間付着量制御が動作する。連続プリントが所定の枚数に至らないものであれば(ステップs2、NO)、紙間付着量制御のタイミングでないため、前記で設定された現像バイアスを設定値として次のプリントに反映させる。
紙間付着量制御では、プリント中と同じ現像バイアスVdc_0で、中間転写ベルト70上のトナーセンサ検出位置に、紙間検出用パッチを作成する(図9)。制御部102では、紙間検出パッチの付着量検出をする直前に、トナーセンサ8のセンサシャッター83を開けて、トナーセンサ8の発光素子80を光らせて、反射光を受光素子82で受光し、そのセンサ出力を受信してサンプリングする。そして、紙間検出パッチの付着量に相当するセンサ出力を数点平均して、センサ出力値とする。このとき、センサシャッター8は開き始めてから、完全に開いて安定し、光学式トナーセンサの光が遮断することなく適切な検出ができるようになるまでにはわずかな時間がかかるので、前もってセンサシャッター8を開けておく必要がある。
上記制御手順では、検出用パッチの形成に先だって、プリント中の画像比率が、YMCK合計で200%以上であるか否かの判定を行う(ステップs3)。画像比率が200%未満の場合(ステップs3、NO)、低画像比率として、図11に示すように、低画像比率の用紙P0、P0の間にある2つの紙間に対応する位置で、中間転写ベルト70上に各色2個の紙間検出パッチを作成する(ステップs4)。大量プリントするために、紙間の長さは短く設計されているので、1つの紙間につきトナーセンサ8の1つ当たりで1個の紙間検出パッチを作成する。
それぞれの紙間検出パッチのトナーセンサ出力値をVt_1、Vt_2とする。あらかじめ求めておいたトナー付着量検出特性(トナー付着量とトナーセンサ出力値の関係)により、Vt_1、Vt_2に相当するトナー付着量m_1、m_2に変換する。次に、m_1とm_2を平均し、Mとする(ステップs5)。中間転写ベルト70上に描かれる紙間検出用パッチには、進行方向の付着量むらがあるので、同じ現像バイアスで2個を作成したとしても、付着量検出値にはばらつきが生じる。この付着量ばらつきの影響を減らすために、2個の紙間検出用パッチを作成し、それぞれの付着量検出値を平均する(ステップs6)。
そして、以下の計算式に基づき、
Vdc_new=(M_target/M)×Vdc_0
設定する現像バイアス決定値Vdc_newを計算する(ステップs7)。ここで、M_targetは、あらかじめ設定しておいた目標の付着量である。
一方、プリント中の用紙Pの画像比率が、YMCK合計で200%以上である場合(ステップs3、YES)。高画像比率であると判定し、図12のように、各色で高画像比率の用紙P1、P1の間の紙間に1個の紙間検出パッチを作成する(ステップs8)。図では、一つの紙間を開けて検出用トナーパッチを形成しているが、二つの紙間に連続して検出用トナーパッチを形成してもよい。1個の紙間検出パッチの検出値m_1をMとして(ステップs9)、上記の計算式で、Vdc_newを求める(ステップs7)。高画像比率のプリントをしている場合には、1個の紙間検出パッチの検出値のみで紙間付着量制御を行わなければならないために、画像濃度の安定性がやや悪くなる。このため、高画像比率のプリントが終わり、低画像比率のプリントになるとすぐに、もう一度、付着量制御をするのが望ましい。
決定された現像バイアス設定値は、次のプリントの設定に反映させる(ステップs10)。
なお、上記場合分けの境界となる画像比率は、トナーセンサにトナーが落下しはじめるような画像比率に決めればよい。中間転写ベルトが回転する速度ごとに、トナーが落下する状況が異なるようであれば、ベルトの速度ごとに、紙間検出パッチの個数の場合分けの境界となる画像比率を設けるようにしてもよい。
上記の例では、高画像比率が連続する場合について説明をしたが、高画像比率のトナー像が一時的にプリントされる場合の制御手順について説明する。
この手順では、紙間付着量制御を行うタイミング(検出用トナーパッチを形成するタイミング)になる場合、形成するトナー像が高画像比率であるとき、図13に示すように、用紙P1の直後の紙間に対応する位置では検出用トナーパッチを形成せず、形成するトナー像が低画像比率である場合、用紙P0の直後の紙間に検出用トナーパッチを形成する。これにより極力トナーセンサ8が汚れるのを防止する。
また、上記のように高画像比率のプリントが続く場合、その直後の紙間に検出用トナーパッチを形成しない制御を行っている際に、高画像比率の画像が続くと、紙間付着量制御を行うタイミングが遅れ、画像調整が十分に行われなくなってしまう。このため、高画像比率のプリントが所定枚数続くと、図14に示すように上記制約に拘わらず検出用トナーパッチを形成して画像濃度の調整を行うようにすることで画像調整が十分になされるようにしてもよい。
上記の説明では、高画像比率の場合に、副走査方向で、検出用トナーパッチの個数を減らすものとしたが、主操作方向における検出用トナーパッチの個数を減らすようにしてもよく、両方で減らすようにしてもよい。いずれの場合も、トナーセンサが開いている時間を短くすることができる。
また、上記説明では、紙間検出パッチの個数を2個が基準として説明したが、別の個数であってもかまわない。
また、上記説明では、最大付着量(最大階調)の付着量検出として説明してきたが、中間調の付着量の階調パッチ検出や、線幅を制御するラダーパターンの検出パッチにも適応できる。
また、上記説明では、像担持体を中間転写ベルトとして説明してきたが、感光体ベルト・感光体ドラム・中間転写ドラムでも適用できる。
本発明は、画像形成装置として、フルカラーの複写機、プリンタ、FAX、これら複合機などどれにでも適用できる。
1Y、1M、1C、1K 感光体
4Y、4M、4C、4K 現像器
5Y、5M、5C、5K 一次転写手段
5A 二次転写手段
70 中間転写ベルト
10Y、10M、10C、10K 画像形成部
100 画像形成装置
102 制御部

Claims (13)

  1. 画像情報に基づいて像担持体にトナー像を画像形成して該トナー像を用紙に転写し、前記画像形成動作中に前記像担持体に対するトナー付着量を調整する画像形成装置であって、
    前記像担持体上で前記用紙間に対応する位置に検出用トナーパッチを形成する画像形成部と、前記検出用トナーパッチのトナー付着量を検出するトナー付着量検出部と、前記像担持体に形成する前記トナー像の画像濃度に基づいて前記検出用トナーパッチの個数を可変とする制御を行う制御部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記検出用トナーパッチを形成する際に前記画像濃度が高画像比率の場合に低画像比率の場合よりも前記検出用トナーパッチの個数を減らすことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記トナー付着量検出部の検出/非検出に応じて前記トナー付着量検出部を開閉する開閉部を有し、
    前記制御部は、前記開閉部の開閉を制御し、前記検出用トナーパッチを形成する際に前記画像濃度が高画像比率の場合に低画像比率の場合よりも前記開閉部を開ける時間を短くすることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記画像濃度が所定値を越える場合を高画像比率とし、前記画像濃度が前記所定値以下の場合を低画像比率とすることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記検出用トナーパッチを形成する際に前記画像濃度が高画像比率の場合に前記検出用トナーパッチの個数を減らした後、前記画像濃度が低画像比率になると、減らした前記個数に応じて前記検出用トナーパッチを前記像担持体上に形成することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記低画像比率の際の前記検出用トナーパッチの個数を基準個数として設定し、前記高画像比率の際の前記検出用トナーパッチの個数を前記基準個数よりも少ない個数で設定していることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記像担持上で、高画像濃度のトナー像が形成される用紙の後の紙間に対応する位置に前記検出用トナーパッチを形成することを禁止し、低画像濃度のトナー像が形成される用紙の後の紙間に対応する位置に前記検出用トナーパッチを形成することを許可することを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記検出用トナーパッチを形成する際に高画像濃度の前記トナー像が形成される用紙が所定連続枚数以上連続する場合、前記像担持体上で、所定連続枚数目の用紙の後の紙間に対応する位置で前記検出用トナーパッチを形成することを許可することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、JOB全体または複数枚用紙に亘る画像濃度の平均を前記画像濃度とすることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、各用紙一枚における画像濃度を前記画像濃度とすることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、所定枚数の用紙に前記トナー像を転写する毎に前記検出用トナーパッチの形成を行うことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記制御部は、画像形成部がカラー画像形成部である場合、各色毎に前記検出用トナーパッチを形成し、各色合計の画像濃度に基づいて各色毎に前記検出用トナーパッチの個数を可変にすることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記制御部は、前記画像情報に基づいて前記画像濃度を算出することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016090961A (ja) * 2014-11-11 2016-05-23 株式会社リコー 画像形成装置

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