JP2011231990A - 水冷式コールドプレートの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】耐食性、冷却性が向上され、配管つまりの恐れが少ない水冷式コールドプレートの製造方法を実現する。
【解決手段】コールドプレート本体内に金属製配管が鋳込み配置される水冷式コールドプレートの製造方法において、前記金属製配管内に不活性ガスを流し続ける事により配管内の空気をパージしながらコールドプレート本体内に前記金属製配管が配置鋳込みされることを特徴とする水冷式コールドプレートの製造方法である。
【選択図】図１
【解決手段】コールドプレート本体内に金属製配管が鋳込み配置される水冷式コールドプレートの製造方法において、前記金属製配管内に不活性ガスを流し続ける事により配管内の空気をパージしながらコールドプレート本体内に前記金属製配管が配置鋳込みされることを特徴とする水冷式コールドプレートの製造方法である。
【選択図】図１
Description
本発明は、プリント基板上の電子部品の冷却に用いられる水冷式コールドプレートの製造方法に関するものである。
更に詳述すれば、耐食性、冷却性が向上され、配管つまりの恐れが少ない水冷式コールドプレートの製造方法に関するものである。
更に詳述すれば、耐食性、冷却性が向上され、配管つまりの恐れが少ない水冷式コールドプレートの製造方法に関するものである。
近年の電子機器の高速化、高密度化により、プリント基板内の電子部品の電力密度が増加しプリント基板は局所的に発熱する。この問題を解決するために、水冷式コールドプレートが使用されている。
図３は従来より一般に使用されている従来例の要部構成説明図、図４は図３の使用例説明図、図５は図３の動作説明図である。
図において、水冷式コールドプレート３は、冷却水の水路となる金属製配管１が、アルミ製の水冷式コールドプレート本体２内に設けられている。
図において、水冷式コールドプレート３は、冷却水の水路となる金属製配管１が、アルミ製の水冷式コールドプレート本体２内に設けられている。
水冷式コールドプレート３により、プリント基板４上の電子部品５を直接冷却することは既に実用化されている。
水冷式コールドプレート３によりプリント基板４上の電子部品５を直接冷却する具体例を、図４に示す。
水冷式コールドプレート３によりプリント基板４上の電子部品５を直接冷却する具体例を、図４に示す。
このような装置においては、以下の問題点がある。
水冷式コールドプレートの冷却性を高めるためには、金属製配管とコールドプレート本体との密着度を高めることが必要であり、密着度を高める方法として、金属製配管を型に設置し、アルミ溶湯で鋳込むという製造方法がある。
水冷式コールドプレートの冷却性を高めるためには、金属製配管とコールドプレート本体との密着度を高めることが必要であり、密着度を高める方法として、金属製配管を型に設置し、アルミ溶湯で鋳込むという製造方法がある。
しかし、この製造方法はアルミ溶湯の注湯時の熱の影響で、金属製配管内の空気中の酸素により、図５に示す如く、金属製配管内の斜線部ａが高温酸化するため。
金属製配管内に形成された酸化膜により、耐食性が低下する。
金属製配管内に形成された酸化膜により、冷却性が低下する。
金属製配管内に形成された酸化膜が剥がれ、冷却水が詰まる可能性がある。
金属製配管内に形成された酸化膜により、耐食性が低下する。
金属製配管内に形成された酸化膜により、冷却性が低下する。
金属製配管内に形成された酸化膜が剥がれ、冷却水が詰まる可能性がある。
本発明の目的は、上記の課題を解決するもので、金属製配管をアルミ溶湯で鋳込む水冷式コールドプレートの製造方法において、注湯時の熱による配管内の高温酸化を防止する事で、耐食性、冷却性が低下せず、酸化膜の剥がれによる冷却水の詰まりが生じる恐れが少ない水冷式コールドプレートの製造方法を提供することを目的とする。
このような課題を達成するために、本発明では、請求項１の水冷式コールドプレートの製造方法においては、
コールドプレート本体内に金属製配管が鋳込み配置される水冷式コールドプレートの製造方法において、前記金属製配管内に不活性ガスを流し続ける事により配管内の空気をパージしながらコールドプレート本体内に前記金属製配管が配置鋳込みされることを特徴とする。
コールドプレート本体内に金属製配管が鋳込み配置される水冷式コールドプレートの製造方法において、前記金属製配管内に不活性ガスを流し続ける事により配管内の空気をパージしながらコールドプレート本体内に前記金属製配管が配置鋳込みされることを特徴とする。
本発明の請求項２の水冷式コールドプレートの製造方法においては、請求項１記載の水冷式コールドプレートの製造方法において、
前記不活性ガスはアルゴンガスが使用されたことを特徴とする。
前記不活性ガスはアルゴンガスが使用されたことを特徴とする。
本発明の請求項３の水冷式コールドプレートの製造方法においては、請求項１又は請求項２記載の水冷式コールドプレートの製造方法において、
前記金属製配管はステンレス材が使用されたことを特徴とする。
前記金属製配管はステンレス材が使用されたことを特徴とする。
本発明の請求項４の水冷式コールドプレートの製造方法においては、請求項１乃至請求項３の何れかに記載の水冷式コールドプレートの製造方法において、
複数の前記水冷式コールドプレートの前記金属製配管が互いに並列に接続されて不活性ガスを配管内に流し続ける事によりパージしながらコールドプレート本体内に前記金属製配管が配置鋳込みされることを特徴とする。
複数の前記水冷式コールドプレートの前記金属製配管が互いに並列に接続されて不活性ガスを配管内に流し続ける事によりパージしながらコールドプレート本体内に前記金属製配管が配置鋳込みされることを特徴とする。
本発明の請求項１によれば、次のような効果がある。
水冷式コールドプレート製作時、アルミ溶湯を注湯前からアルミ溶湯が冷却されるまで、不活性ガスを金属製配管内に流し続ける事で、金属製配管内から空気をパージしているために、注湯時の熱による金属製配管内の高温酸化が防止できる。
水冷式コールドプレート製作時、アルミ溶湯を注湯前からアルミ溶湯が冷却されるまで、不活性ガスを金属製配管内に流し続ける事で、金属製配管内から空気をパージしているために、注湯時の熱による金属製配管内の高温酸化が防止できる。
また、金属製配管内に高温酸化による酸化膜が形成されないために。
耐食性が低下しない水冷式コールドプレートの製造方法が得られる。
冷却性が低下しない水冷式コールドプレートの製造方法が得られる。
酸化膜の剥がれによる冷却水の詰まりが起きない水冷式コールドプレートの製造方法が得られる。
耐食性が低下しない水冷式コールドプレートの製造方法が得られる。
冷却性が低下しない水冷式コールドプレートの製造方法が得られる。
酸化膜の剥がれによる冷却水の詰まりが起きない水冷式コールドプレートの製造方法が得られる。
本発明の請求項２によれば、次のような効果がある。
不活性ガスはアルゴンガスが使用されたので、市場性があり、安価容易に入手できるので、安価な水冷式コールドプレートの製造方法が得られる。
不活性ガスはアルゴンガスが使用されたので、市場性があり、安価容易に入手できるので、安価な水冷式コールドプレートの製造方法が得られる。
本発明の請求項３によれば、次のような効果がある。
金属製配管はステンレス材が使用されたので、高温酸化は、特に、ステンレス材において、顕著であり、ステンレス材の使用による弱点を積極的に防止できる水冷式コールドプレートの製造方法が得られる。
金属製配管はステンレス材が使用されたので、高温酸化は、特に、ステンレス材において、顕著であり、ステンレス材の使用による弱点を積極的に防止できる水冷式コールドプレートの製造方法が得られる。
本発明の請求項４によれば、次のような効果がある。
複数の水冷式コールドプレートの金属製配管が互いに並列に接続されて、アルミ溶湯を注湯前からアルミ溶湯が冷却されるまで、不活性ガスを流し続ける事により配管内の空気がパージされ、コールドプレート本体内に、金属製配管が配置鋳込みされるので、同じ条件で配置鋳込みでき、均一に金属製配管内の高温酸化が防止できたコールドプレートの製造方法が得られる。
複数の水冷式コールドプレートの金属製配管が互いに並列に接続されて、アルミ溶湯を注湯前からアルミ溶湯が冷却されるまで、不活性ガスを流し続ける事により配管内の空気がパージされ、コールドプレート本体内に、金属製配管が配置鋳込みされるので、同じ条件で配置鋳込みでき、均一に金属製配管内の高温酸化が防止できたコールドプレートの製造方法が得られる。
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。
図１は本発明の一実施例の要部構成説明図である。
図において、図３と同一記号の構成は同一機能を表す。
以下、図３との相違部分のみ説明する。
図１は本発明の一実施例の要部構成説明図である。
図において、図３と同一記号の構成は同一機能を表す。
以下、図３との相違部分のみ説明する。
図１において、金属製配管１１を型Ａに設置し、金属製配管１１の両端に、継ぎ手Ｂを取り付け、継ぎ手Ｂには、配管Ｃと配管Ｄを取り付ける。
この場合は、金属製配管１１はステンレス材が使用されている。
この場合は、金属製配管１１はステンレス材が使用されている。
以上の構成において、配管Ｃの先端から不活性ガスＥを供給し、配管Ｄの先端から不活性ガスＥを排出する事で、金属製配管１１の中の空気をパージする事ができる。
金属製配管１１の中に不活性ガスＥを流し続ける事により、アルミ溶湯を型Ａに注湯する事で、注湯時の熱による、金属製配管１の高温酸化を防止する事ができる。
この場合は、不活性ガスＥはアルゴンガスが使用されている。
金属製配管１１の中に不活性ガスＥを流し続ける事により、アルミ溶湯を型Ａに注湯する事で、注湯時の熱による、金属製配管１の高温酸化を防止する事ができる。
この場合は、不活性ガスＥはアルゴンガスが使用されている。
この結果、
水冷式コールドプレート１３の製作時、アルミ溶湯を注湯前からアルミ溶湯が冷却されるまで、不活性ガスＥを金属製配管１１内に流し続ける事で、金属製配管１１内から空気をパージしているために、注湯時の熱による金属製配管内の高温酸化が防止できる。
水冷式コールドプレート１３の製作時、アルミ溶湯を注湯前からアルミ溶湯が冷却されるまで、不活性ガスＥを金属製配管１１内に流し続ける事で、金属製配管１１内から空気をパージしているために、注湯時の熱による金属製配管内の高温酸化が防止できる。
また、金属製配管１１内に高温酸化による酸化膜が形成されないために。
耐食性が低下しない水冷式コールドプレートの製造方法が得られる。
冷却性が低下しない水冷式コールドプレートの製造方法が得られる。
酸化膜の剥がれによる冷却水の詰まりが起きない水冷式コールドプレートの製造方法が得られる。
耐食性が低下しない水冷式コールドプレートの製造方法が得られる。
冷却性が低下しない水冷式コールドプレートの製造方法が得られる。
酸化膜の剥がれによる冷却水の詰まりが起きない水冷式コールドプレートの製造方法が得られる。
不活性ガスＥはアルゴンガスが使用されたので、市場性があり、安価容易に入手できるので、安価な水冷式コールドプレートの製造方法が得られる。
金属製配管１１はステンレス材が使用されたので、高温酸化は、特に、ステンレス材において、顕著であり、ステンレス材の使用による弱点を積極的に防止できる水冷式コールドプレートの製造方法が得られる。
図２は、本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
複数の水冷式コールドプレート（この場合は、４個１３ａ，１３ｂ，１３ｃ，１３ｄ）
の金属製配管１１が互いに並列に接続されて、不活性ガスＥを金属製配管１１内に流し続ける事によりパージしながら、コールドプレート本体１２内に、金属製配管１１が配置鋳込みされている。
複数の水冷式コールドプレート（この場合は、４個１３ａ，１３ｂ，１３ｃ，１３ｄ）
の金属製配管１１が互いに並列に接続されて、不活性ガスＥを金属製配管１１内に流し続ける事によりパージしながら、コールドプレート本体１２内に、金属製配管１１が配置鋳込みされている。
この結果、
複数の水冷式コールドプレート１３ａ，１３ｂ，１３ｃ，１３ｄの金属製配管１１が互いに並列に接続されて、アルミ溶湯を注湯前からアルミ溶湯が冷却されるまで、不活性ガスＥを流し続ける事により、金属製配管１１内の空気がパージされ、コールドプレート本体１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄ内に、金属製配管１１が配置鋳込みされるので、同じ条件で配置鋳込みでき、均一に金属製配管１１内の高温酸化が防止できたコールドプレートの製造方法が得られる。
複数の水冷式コールドプレート１３ａ，１３ｂ，１３ｃ，１３ｄの金属製配管１１が互いに並列に接続されて、アルミ溶湯を注湯前からアルミ溶湯が冷却されるまで、不活性ガスＥを流し続ける事により、金属製配管１１内の空気がパージされ、コールドプレート本体１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄ内に、金属製配管１１が配置鋳込みされるので、同じ条件で配置鋳込みでき、均一に金属製配管１１内の高温酸化が防止できたコールドプレートの製造方法が得られる。
なお、以上の説明は、本発明の説明および例示を目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎない。
したがって本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形をも含むものである。
したがって本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形をも含むものである。
１ 金属製配管
２ 水冷式コールドプレート本体
３ 水冷式コールドプレート
４ プリント基板
５ 電子部品
１１ 金属製配管
１２ コールドプレート本体
１２ａ コールドプレート本体
１２ｂ コールドプレート本体
１２ｃ コールドプレート本体
１２ｄ コールドプレート本体
１３ コールドプレート
１３ａ コールドプレート
１３ｂ コールドプレート
１３ｃ コールドプレート
１３ｄ コールドプレート
ａ 斜線部
Ａ 型
Ｂ 継ぎ手
Ｃ 配管
Ｄ 配管
Ｅ 不活性ガス
２ 水冷式コールドプレート本体
３ 水冷式コールドプレート
４ プリント基板
５ 電子部品
１１ 金属製配管
１２ コールドプレート本体
１２ａ コールドプレート本体
１２ｂ コールドプレート本体
１２ｃ コールドプレート本体
１２ｄ コールドプレート本体
１３ コールドプレート
１３ａ コールドプレート
１３ｂ コールドプレート
１３ｃ コールドプレート
１３ｄ コールドプレート
ａ 斜線部
Ａ 型
Ｂ 継ぎ手
Ｃ 配管
Ｄ 配管
Ｅ 不活性ガス
Claims (4)
- コールドプレート本体内に金属製配管が鋳込み配置される水冷式コールドプレートの製造方法において、
前記金属製配管内に不活性ガスを流し続ける事により配管内の空気をパージしながらコールドプレート本体内に前記金属製配管が配置鋳込みされること
を特徴とする水冷式コールドプレートの製造方法。 - 前記不活性ガスはアルゴンガスが使用されたこと
を特徴とする請求項１に記載の水冷式コールドプレートの製造方法。 - 前記金属製配管はステンレス材が使用されたこと
を特徴とする請求項１又は請求項２記載の水冷式コールドプレートの製造方法。 - 複数の前記水冷式コールドプレートの前記金属製配管が互いに並列に接続されて不活性ガスを配管内に流し続ける事によりパージしながらコールドプレート本体内に前記金属製配管が配置鋳込みされること
を特徴とする請求項１乃至請求項３の何れかに記載の水冷式コールドプレートの製造方法。
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| JP2010103420A JP2011231990A (ja) | 2010-04-28 | 2010-04-28 | 水冷式コールドプレートの製造方法 |
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-
2010
- 2010-04-28 JP JP2010103420A patent/JP2011231990A/ja active Pending
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