JP2011231728A - パティキュレートフィルタの故障検出装置 - Google Patents

パティキュレートフィルタの故障検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 パティキュレートフィルタのPMの正確な堆積量を測定することなく、パティキュレートフィルタの故障判断を可能にすることを提供する。
【解決手段】 本発明の故障検出装置1は、パティキュレートフィルタ(DPF30)の上流側と下流側とにパティキュレートセンサ41,42を有する。このセンサは共に自身を通過するパティキュレートの量の特定が可能である。両パティキュレートセンサ41,42の出力比(PM排出割合)を算出し、この割合の変動に着目すると、故障したパティキュレートフィルタでは、PM排出割合が一度落ち込んだ後に最小値を有して再び上昇する変化を示すことが見いだされ、これに基づき、パティキュレートフィルタの故障を判断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の排気ガスを浄化するパティキュレートフィルタの故障判定装置に関する。
ディーゼルエンジンから排気ガス中に排出されるパティキュレート(Particulate Matter:粒子状物質)は、炭素質から成る煤と高沸点炭化水素成分から成るSOF分(Soluble Organic Fraction:可溶性有機成分)とを主成分とし、更に微量のサルフェート(ミスト状硫酸成分)を含んだ組成を成す。このパティキュレートが大気へ排出されることを抑制するため、排気通路(排気管)には一般にDPF(Diesel Particulate Filter)とも呼称されるパティキュレートフィルタが装着される。
DPFは炭化珪素やコージエライト等のセラミックからなるハニカム構造を有しており、薄壁により格子状に区画された流路の両端が交互に塞がれた構造である。この薄壁は数μmから数十μmの気孔を有する多孔質体であり、排気ガスがこの薄壁(気孔)を透過することによりパティキュレートが気孔の表面に堆積・捕集され、浄化されたガスが更に下流へと排出されるのである。
DPFは繰り返し使用され、薄壁に堆積したパティキュレートにより気孔の内径は更に小さくなる。小さくなった気孔にはより小さな粒子径のパティキュレートが付着し、その浄化能力は向上する。逆説的には、使用初期では、一部のパティキュレートがガスとともに薄壁を透過して排出されてしまうのであるが、所定期間の使用を経た後では最大限の浄化能力が発揮される。更に使用を継続すると、薄壁に堆積したパティキュレートによりその気孔は目詰まりを生じ、フィルタとして機能しなくなる。これを解消すべく、目詰まりが生じたことを検知すると、堆積したパティキュレートを燃焼除去し、パティキュレートフィルタの再生を図るのである。再生を行うタイミングを決定する方法としては、パティキュレートフィルタの上流側と下流側に差圧センサを設け、その差圧が基準値を超えた時に目詰まりを生じていると判断し、パティキュレートの燃焼除去を実行することが一般的である。また、その差圧に基づいて、例えば差圧が基準値より過小である場合は、パティキュレートフィルタが溶損等の劣化が生じていると判断することも可能である。
しかしながら、差圧の絶対値はパティキュレートの堆積状態によってばらつきを生じるため、差圧のみに基づいて上記再生を行うタイミングを決定したり、パティキュレートフィルタの劣化や故障を判断したりすることは困難である。例えば目詰まりが進行し過ぎ、パティキュレートの堆積量が過多であると、燃焼除去する際の燃焼温度が高くなりすぎてしまい、パティキュレートフィルタが溶損してしまうこともある。これに対応するため、パティキュレートの正確な堆積量を推定し、故障を判断する技術が存在する(例えば特許文献1参照)。
この技術は、パティキュレートフィルタの上流側と下流側とにパティキュレートセンサ(PMセンサ)を設け、パティキュレートフィルタへのパティキュレートの進入量(入PM量)とパティキュレートフィルタから排出されるパティキュレートの量(出PM量)とを取得し、その比率に基づいてパティキュレートの堆積量を推定するものである。さらにこの特許文献1には、触媒が併設されたパティキュレートフィルタである場合に、パティキュレートの一部が酸化され堆積量が減じることに対し、その酸化量まで考慮すべきことが記載されている。その方法は、堆積量がある程度多くなると、堆積量の変化量に対してパティキュレートフィルタをすり抜けるパティキュレートの割合の変化量が小さくなるという性質を利用したものである。
特開2007−132290
ところがこの方法は、正確な堆積量の測定が行えているとは言い難い。堆積量の推定を前提とする特許文献1の手法ではパティキュレートフィルタの正確な故障判断ができないおそれがある。加えて、パティキュレートフィルタの上流と下流との差圧は、パティキュレートの堆積状態のみならず大気ガスの流速にも依存することもあり、一層その判断を困難なものとしている。
本発明は、故障したパティキュレートフィルタから排出されるパティキュレートの、所定期間における排出割合の変化が、正常なものと比較して、特有の挙動を示すことを新たに見いだし、これに基づきパティキュレートフィルタの正確な故障判断を可能にする技術を提供するものである。
上記を達成するために本発明は、
内燃機関の排気通路に設けられたパティキュレートフィルタの故障を検出するパティキュレートフィルタの故障検出装置であって、
前記パティキュレートフィルタへ当該パティキュレートフィルタの上流側から流れ込むパティキュレートの量を特定する上流パティキュレートセンサと、
前記パティキュレートフィルタの下流側に設けられ自身を通過するパティキュレートの量を検出する下流パティキュレートセンサと、
前記上流パティキュレートセンサの出力値に対する前記下流パティキュレートセンサの出力値を割合として算出するPM比算出手段と、
前記割合を、少なくとも前記パティキュレートフィルタの再生処理の実行後から所定期間、経時的に取得し、当該割合の最小値を前記パティキュレートフィルタの故障を示す判定基準値と比較することに基づき、前記パティキュレートフィルタの故障を判断する故障判断手段を備えることを特徴とする。
前述の如く、正確な故障判断のためにはパティキュレートフィルタへ堆積したパティキュレートの量(堆積量)を得る必要がある。このためにパティキュレートセンサが用いられる。パティキュレートフィルタへ流入する排気ガスに含まれるパティキュレートの量を示す上流パティキュレートセンサの出力値に対する、パティキュレートフィルタを通過した排気ガスに含まれるパティキュレートの量を示す下流パティキュレートセンサの出力値を算出すれば(下流パティキュレートセンサの出力値/上流パティキュレートセンサの出力値)、パティキュレートフィルタに堆積した堆積量が推定できる。しかしながら、この推定した堆積量は、触媒が併設された場合では、その酸化量までは特定できず、正確な値を取得できない。
ところで、本発明者等が鋭意研究を重ねた結果、前記割合(PM排出割合ともいう)の変化には、故障したパティキュレートフィルタと正常なパティキュレートフィルタとではPM排出割合の変化に一定の法則性があることを見いだした。図1は、堆積したパティキュレートを燃焼除去する再生を行った後の前記割合(PM比)を示すものであり、正常なパティキュレートフィルタと故障の度合いの異なる2つのパティキュレートフィルタのそれぞれの割合の変化を、再生後の時間を横軸に、PM排出割合の変化を縦軸にプロットしたものである。
この図1によれば、パティキュレートフィルタが正常であれば、時間の経過、即ち使用に伴ってPM排出割合が上昇することはない。再生直後においては、薄壁に堆積したパティキュレートが燃焼除去されていることから、比較的多量のパティキュレートが排出されるが、所定期間が経過した後には、前述の如く堆積したパティキュレートにより浄化能力は向上し、PM排出割合はほぼゼロとなる。一方、故障した(劣化のある)2つのパティキュレートフィルタでは、再生直後においては正常なものに類似したPM排出割合の変化を示すが、所定の割合まで低下した後、PM排出割合は上昇する。このような挙動を示す理由は定かではないが、故障程度の異なる2つのパティキュレートフィルタがいずれも同様な挙動を示すことから、本発明者等は次の理由(メカニズム)によるものと推察する。
パティキュレートフィルタの故障は薄壁の一部が破損する状態にあり、当該一部を除けば正常なパティキュレートフィルタ同様に、フィルタとしての機能を果たす。このため、再生直後の一定期間(図1の期間A)においては、故障した一部を除いた正常な部分がフィルタの機能を果たし、所定の割合までPM排出割合は減少する。この正常な部分にはパティキュレートが堆積し、やがては、排気ガスはその正常な部分を通過することができなくなる。このため、パティキュレートを含む排気ガスは故障した部分を選択的に通過するようになる。したがって、故障したパティキュレートフィルタのPM排出割合は、ひとたび減少した後に上昇する(図1の期間B)という傾向を示すのではないかという推論である。
いずれにしても図1に示される如く、故障したパティキュレートフィルタでは、パティキュレートフィルタの再生処理の実行後にはPM排出割合が減少し、その後上昇するのであるから、PM排出割合を連続的に見れば、最小値を得たことに着目し、当該パティキュレートフィルタが故障していると判断することが可能となるのである。而してこの故障判断の方法はパティキュレートの堆積量を検出することなく、パティキュレートフィルタの故障の判断を容易に実現することが可能である。なお、PM排出割合の変動が測定できればパティキュレートフィルタの故障を判断することができるので、PM排出割合を連続的に、経時的に測定するにあたっては、その測定間隔は一定である必要はない。また、故障を判断した後は、必ずしも次回の再生処理実行時まで継続して測定し続ける必要もない。
なお、判定基準値の設定に際しては、PM排出割合の多少のバラツキを考慮してゼロよりもやや大きく、パティキュレートフィルタが故障していないことを保証できるときのPM排出割合の値を判定基準値とする。したがって、前述のPM排出割合の最低値が判定基準値を下回っていればパティキュレートフィルタは正常に作動していると判断することができ、一方、前記最低値が判定基準値を下回ることが無ければパティキュレートフィルタは故障しているものと判断することが可能である。
また、PM排出割合を取得する所定期間とは、図1に示したPM排出割合の変化を取得してパティキュレートフィルタの故障を判断するのに十分な情報(データ、PM排出割合)量が集まるまでに要する期間が最低限必要であるがそれ以上は適宜設定すればよい。例えば、JC08モードに合わせて20分程度(1204秒)としてもよく、これより短くてもよい。また、時間ではなく、走行距離(例えば50km走行)で規定してもよい。もちろん、パティキュレートフィルタの次回の再生処理実行時までPM排出割合の測定を継続して行い、そこから最小値を取得して判断を行うこととしてもよい。
また本発明は、前記割合の移動平均値を算出する移動平均算出手段を備えることを特徴とする。使用するパティキュレートセンサの検知方式にもよるが、センサの出力値はノイズ等の悪影響を受け、出力が乱れ、ばらつくことがある。瞬時的な出力のみに基づいて故障を判断すると、実際には故障していないのに故障と判断してしまったり、また逆の判断を生じてしまうおそれもある。このため、判断の根拠となる前記割合を移動平均値として算出することで、このような乱れを慣らし、誤判断を防ぐことが可能となる。なお、移動平均値の算出方法は、センサの方式・仕様や判断の妥当性・判断の速さ等から適宜選択すればよく、例えば指数平滑移動平均、三角移動平均、単純移動平均等の方法が挙げられる。ここに例示したいずれの移動平均の算出方法を適用してもよいが、図1に示す如く、故障したパティキュレートフィルタのPM排出割合の変化は時間の経過に伴い上昇する傾向を示すことから、直近のサンプリング値に重みをつけて移動平均を算出する指数平滑移動平均(EMA)等を利用することが好ましい。
また本発明は、前記故障判断手段は、前記割合または前記割合の移動平均値が最小値を取得した後に当該最小値よりも大きい前記割合または前記割合の移動平均値を取得したことに基づき、前記パティキュレートフィルタの故障を判断することを特徴とする。
上述の如く、パティキュレートフィルタが正常であれば、パティキュレートが堆積するため、所定期間の経過の後は、PM排出割合はほぼゼロとなる。その一方で、パティキュレートフィルタに故障が生じていればPM排出割合は上昇してゆく。したがって、PM排出割合が大きくなるような変化を示していれば、パティキュレートフィルタは故障しているのである。なお、PM排出割合に替えてその移動平均値としてもよい。
このように判断する際の故障は、判定基準値との比較を併せて行うことで故障の度合いを判断するものとしてもよい。即ち、PM排出割合の最小値は判定基準値を下回るものの、上昇する変化を示すのであれば、パティキュレートフィルタは完全には故障に至っていないもののその前段階、即ち故障に至る過程であり劣化が進行していると判断することも可能である。また、PM排出割合の最小値が判定基準値を下回ることなく上昇する変化を示すのであれば、パティキュレートフィルタの故障は程度が進んだものであり、完全に故障していると判断することも可能である。
上記の本発明のパティキュレートフィルタの故障検出装置によれば、パティキュレートの堆積状態や流速に左右されることなく、パティキュレートフィルタの故障を的確に判断することができるという優れた効果を奏し得る。
パティキュレートフィルタの再生後のPM排出割合の変化を、正常なパティキュレートフィルタ及び異なる故障程度のものについてグラフで示したものである。 本発明のパティキュレートフィルタの故障検出装置の装置概要を示すブロック図である。 パティキュレートフィルタの故障の判断を行う第1実施例のフローチャートである。 パティキュレートフィルタの故障の判断を行う第2実施例のフローチャートである。 パティキュレートフィルタの故障の判断を行う第3実施例のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図2は本発明の故障検出装置が適用される内燃機関及びその排気系の一例をブロック図として示したものである。詳細には、ディーゼルエンジン10と、当該ディーゼルエンジン10からの排気ガスが排出される排気管20と、排気管20の途中に設けられるパティキュレートフィルタ(以下、DPFともいう)30と、自身を通過する排気ガス中のパティキュレートの量を検出可能なパティキュレートセンサであって、DPFの上流側、下流側のそれぞれに設けられた上流パティキュレートセンサ41及び下流パティキュレートセンサ42と、後述するDPFの故障判断を行う故障判断部(故障診断回路)53を備えるとともにディーゼルエンジン10の制御を行うECU(Engine Control Unit)50と、を備えている。
DPF30は炭化珪素やコージエライト等のセラミックから構成される多孔質セラミック体であり、薄壁が格子状をなしたハニカム構造を有している。ここへ排気ガスが流れ込み、フィルタとして機能し、煤等のパティキュレートの微粒子(以下、単にPMともいう)が捕集され、排気ガスが清浄化される。
パティキュレートセンサ(以下、PMセンサともいう)41,42はいずれも構成に差異は無く、いかなる検出原理によるPMセンサを用いてもよい。例えば、特表2006−515066、特開2007−327936、特表2006−519899等に開示されるようなセンサが用いられる。
ECU50は演算装置であるCPUを始めに、エンジンの制御情報や各種センサの補正値等の情報、DPF30の再生処理方法等の書き込まれたROM、各種情報の一時記憶領域であるRAMや不揮発性メモリ、更に各種デバイスとの接続用のインターフェイス(I/O)等を備えて構成されている。これらにより、以下詳述する故障判断を行うため、ECU50の果たす一機能が故障判断手段53に相当し、また、同様にPM比算出手段51に相当する。そして、このECU50やPMセンサ41,42からなる系が本発明のパティキュレートフィルタの故障検出装置を成す。
(第1実施例)
次いで、具体的なDPF30の故障判断の動作について説明する。図3はDPF30の故障判断についてECU50(厳密には故障判断手段53)が実行する故障判断のルーチンを示すフローチャートである。
DPF30の故障判断では、まず故障判断の起点がDPF30の再生処理の実行後に設定される(ステップS10)。このDPFの再生処理はPMセンサ41,42の出力値に基づいて実行してもよく、別途設ける図示外の差圧センサに基づいて実行してもよい。この再生処理の実行により、DPF30に堆積したPMは燃焼除去され、DPF30は汚損していない状態へと復帰する。
DPF30の再生後、DPF30の故障判断を可能とするためにデータのサンプリングが行われる。具体的には、PMセンサ41,42により上流PM量QUと下流PM量QDを取得する(ステップS20)。取得した上流PM量QUと下流PM量QDとに基づいてPM排出割合Xを算出し(ステップS30)、RAMへその値(割合)を記憶する(ステップS31)。こうして得たPM排出割合XからDPF30の故障を判断する(故障判断ルーチン(ステップS40〜S80))のであるが、故障の判断にあたり必要なデータが集まりPM排出割合Xが最小値(Xmin)であるか否かを判断できるようになるまで、ステップS20〜S31が繰り返される。即ち、ステップS32にてサンプリング回数を示す「i」を+1として(i=i+1)、サンプリング回数に応じた複数のデータ(各PM量QU,QD及びPM排出割合X)を集めるためにステップS20へと戻り、データサンプリングの閉ループ処理が実行される。したがって、添え字「i」はi=1,2,3…とサンプリング回数を示すものである。以下、便宜的に本第1実施例におけるステップS10〜S32のルーチンを「データサンプリングルーチン」と呼称する。
一方、ステップS40〜S80ではDPF30の故障判断が行われる。具体的には次の通りである。故障判断が開始されると(ステップS40)、データサンプリングにて取得したPM排出割合Xの最小値XminをRAMから読み込む(ステップS46)。この際、RAMに格納された値が最小値であるか否かの判断ができないときは、ステップS46にて待機し、次回以降のPM排出割合Xi+1,Xi+2,…のサンプリングを待って、取得した複数のデータから最小値Xminを読み込むものとしてもよい。
次いで、読み込んだ最小値XminとDPF30の故障を判断する判定基準値Sとの比較が行われる(ステップS50)。ここで、最小値Xminが判定基準値S以下とされると(ステップS50/Yes)、DPF30は故障していないと判断される(ステップS80)。一方、最小値Xminが判定基準値Sよりも大きいとされると(ステップS50/No)、DPF30は故障していると判断される(ステップS60)。いずれの判断にしてもDPF30の状態が判断されれば、ステップS40〜S80の故障判断ルーチンは終了する。
本第1実施例では、データサンプリングルーチンと故障判断ルーチンの実行については特に限定していないが、例えば、データサンプリングルーチンを所定回数実行した後に故障判断ルーチンを実行してもよいし、或いはデータサンプリングルーチンの所定回数の実行毎に故障判断ルーチンを割り込み処理として実行するようにしてもよい。
なお、実行回数で管理せずに次のように処理を行ってもよい。DPF30の再生処理は本第1実施例の故障判断とは独立して実行されうる。そこで、DPF30の再生処理が行われるとともに次回の再生処理までの間、継続してデータサンプリングルーチンを実行する。次回の再生処理が行われる際、併せて故障判断ルーチンを実行する方法である。このようにすると、十分な量のデータがサンプリングされていることから、例えば最小値1つのみに限らず、最小値側の複数のデータを読み込み、それらの平均値やそれらの全てと判定基準値Sとを比較することも可能となる。もちろん、故障判断ルーチンを実行するタイミングは、DPF30の次回の再生に合わせて実行せずとも、DPF30の再生から所定期間経過後、或いは所定距離の走行後に実行することとしてもよい。
(第2実施例)
別の実施例について図4のフローチャートを参照して説明する。なお、第1実施例と同様の処理については同一の符号を用いるものとしてその説明を割愛する。第1実施例に対して大きく異なる点は、サンプリングしたデータの個数を確認するステップを設けて1つのフローチャートとして処理するようにした他、DPF30が正常であると判断し続ける内は、逆説的にはDPF30が故障したと判断するまでは、継続的にまたは定期的に故障判断を実行している点である。
DPF30の再生処理以後、PM排出割合のX算出、そのPM排出割合XをRAMへ記憶するまでは第1実施例と同様である。次いで、RAMへ格納したデータの個数が確認される(ステップS140)。ルーチンの初回ではDPF30の再生後の初回のPM排出割合Xしか取得しておらず、当該PM排出割合Xが最小値であるか否かの判断ができない。このため、初回時は再度PM排出割合X(詳細にはX)を取得すべく、ステップS20へ戻る。即ち、ステップS140では、データの取得回数を示す「i」が2以上であるか否かを確認し、2以上でなければ、換言すれば、データの初回取得時であればステップS140/Noとなり、ステップS20へ戻る。一方、データの取得回数「i」が2以上であれば、複数取得したPM排出割合の比較により最新の取得データ(PM排出割合X)が最小値であるか否かの判断が可能であるため、ステップS140/Yesとなり故障判断ステップS150へと進む。
ステップS150では、RAMへ記憶したPM排出割合Xi−1,Xの比較を行いDPF30の故障を判断する。具体的には、第1回目の判断時であれば、初回時に得たPM排出割合X(=Xi−1)と再度取得したPM排出割合X(=X)とを比較し、X(=Xi−1)の方がX(=X)よりも小さければ(ステップS150/Yes)ステップS60へ進み、DPF30には故障が生じたと判断する。この判断に伴い、運転者へDPF30が故障している旨を知らせるべく、ECU50が報知信号を発することとしてもよい。その後は、RAMに記憶したデータをリセットする(ステップS70)などしてDPF30の故障判断を終了する。
一方、ステップS150において、X(=Xi−1)がX(=X)以上であれば(ステップS150/No)ステップS80へ進み、DPF30が故障していない場合の処理を行う。一例としては、図4のフローチャートに示すようにDPF30は正常であると判断し、RAMへ正常と判断したことを記憶してもよい。
また、ステップS150においてNoと判定される回数をカウントし、その回数が規定回数に達するまではDPF30は正常であるとの判断を保留しておき、規定回数に達した後に正常と判断することとしてもよい。更に、故障と判断するまでは、ステップS20へ戻り、繰り返し、DPF30の故障を判断すべくPM排出割合を取得する処理を行ってもよい。
以上に拠れば、DPFの再生処理を行った後に、PM排出割合が最小値を取得した後に当該最小値よりも大きいPM排出割合を取得した事実と、故障したDPFを用いた際に現れるPM排出割合の変化(即ち、図1である)とに基づき、PMの堆積状態や流速に左右されることなくDPFの故障判断を行うことが可能となるのである。
(第3実施例)
次に、より精度の高い故障判断の方法について図5のフローチャートを参照して変形例として説明する。なお、他の実施例と同様の処理については同一の符号を用いるものとしてその説明を割愛する。
第2実施例では各PMセンサ41,42により取得した上流PM量QUと下流PM量QDから即座にPM排出割合を求めるものとした。この方法であってもDPF30の故障を判断することは可能である。しかし、センサの出力信号には種々の要因により乱れを生じることがある(ノイズの発生)。これにより、ノイズが重畳した出力信号に基づいて各PM量QU,QDを取得しPM排出割合Xを算出してしまっていては正確な故障判断が行えないおそれもある。そこで第3実施例では第2実施例に加えてPM排出割合Xの移動平均値を算出する移動平均算出手段52を更に備え、これによって算出された移動平均値に基づいて故障を判断するものである。なお、移動平均算出手段52は本第3実施例においてはECU50の一機能によって達成されうる。
DPF30の再生(ステップS10)を起点として、PM排出割合Xを算出しRAMに記憶(ステップS31)するまでは第2実施例と同様である。ステップS31の後、PM排出割合を移動平均値MXとして算出すべくステップS240へ進む。移動平均値の算出にあたっては複数のデータ(PM排出割合X,X,X,…)が必要であるため、移動平均値の算出に必要なデータ個数(例えばM個)が集まるまではステップS20へ戻りPM排出割合Xを取得する処理を繰り返す(ステップS240/No)。したがって、ステップS20,S30,S31,S240の処理が、「i」が3以上となるまで繰り返される。なお、必要なデータ個数Mや、繰り返しPM排出割合Xを求めるタイミングも故障判断の精度や移動平均の方法に応じて適宜設定すればよいが、本第3実施例においてMは3以上、PM排出割合Xを求めるタイミングは100ms毎としている。
PM排出割合を移動平均値MXとして算出するのに必要なデータ個数が集まると、即ち、「i」が3以上となると(ステップS240/Yes)、ステップS241へ進みPM排出割合の移動平均値MXを算出する。次いで、移動平均値MXと判定基準値Sとの比較を行う(ステップS250)。
ここで、判定基準値Sとは、予め設定される値であり、故障していない正常なDPFのPM排出割合が所定時間の経過の後には必ず達する値が設定される。換言すればこの判定基準値S以下のPM排出割合を示しているならば、順次算出されるPM排出割合の値の大小関係がどうであれ、DPFが正常であることが保証されている値を判定基準値とすることもできるのである。この場合には、故障と判断するときのPM排出割合は当該判定基準値Sを超えていることが前提となる。もちろん、判定基準値Sの設定値を単純にPM排出割合で判断する第2実施例とその移動平均値で判断する本第3実施例とでそれぞれに異なった値を設定してもよいことは言うまでもない。
さて、PM排出割合X(より精度の高い本第3実施例では移動平均値MX)がこの判定基準値S以下(ステップS250/Yes)となればDPF30は故障していない、即ち正常であると判断される(ステップS80)。前述の第2実施例におけるステップS80と同様に、DPF30が故障していない場合の処理を行う。また、DPF30は故障していないと判断したことに基づき、次回のDPF30の再生処理が行われるまでは、DPF30の故障判断処理を終了してもよい。当該故障判断処理の終了に伴い、例えばステップS70のようにデータをリセットする。
一方、移動平均値MXが判定基準値Sよりも大きいと判断されると(ステップS250/No)、本発明の主旨であるPM排出割合の変化の挙動に基づくDPF30の故障判断ルーチン(ステップS252〜S256)へと進む。移動平均値MXが判定基準値Sよりも大きいと判断される場合は、DPF30が故障しているか、もしくはDPF30の再生処理を実行してから十分な時間が経過していないかのいずれかである。
さて、ステップS252では、PM排出割合の移動平均値MXのデータ個数が2以上取得されているか否かが判断される。ここで、移動平均値MXのデータ個数が2以上無い場合(ステップS252/No)は、故障判断をするデータが不足しているとしてステップS20へ戻り、i+1(及びj+1)回目のデータの取得、算出を繰り返し行う。
一方、移動平均値MXのデータ個数が2以上記憶されていれば(ステップS252/Yes)、移動平均値MXj−1,MXの2値からPM排出割合の移動平均値MXの時間変化率Tを算出し(ステップS254)、この値の正負を判断する(ステップS256)。時間変化率Tが正の値であるとは(ステップS256/Yes)、図1の、故障したDPFのPM排出割合に示される如く、PM排出割合は最小値を取得した後に大きい値へと変化したことを示している。即ち、DPFが故障していることが判断される(ステップS60)。故障と判断した際の処理は前述の第2実施例と同様の処理を行えばよい。また、その後も第2実施例と同様にデータのリセットを行い(ステップS70)、DPF30の故障判断を終了する。
時間変化率Tの値がゼロまたは負の値であるときは(ステップS256/No)、PM排出割合が最小値となるその近傍付近であるか、或いはDPF30の再生処理の実行からの時間が十分に経過していない可能性がある。いずれにしてもステップS250にて移動平均値MXが判定基準値Sよりも大きいと判断されているのであるから、DPF30が故障である可能性が存在し、これを判断すべく、i+1(及びj+1)として再びデータの取得、算出を繰り返し行う処理をする。
斯くの如くパティキュレートフィルタの故障の判断は行われ、故障検出装置は構成されるのであるが、本発明はその思想を逸脱しない範囲での各種変形が可能である。
上記実施形態では上流PM量をPMセンサにより測定したが、これに限られず、吸入空気量や燃料噴射量、A/F等のエンジン運転パラメータを取得し、これらからパティキュレートフィルタへ流れ込むPM量を推定するとともに、下流PMセンサの検出値を用いてPM排出割合を算出するようにしてもよい。このようにすることで、内燃機関の排気系を構成する部品点数を削減、具体的には上流PMセンサを設けずとも、DPFの故障検知が可能となる。
また、DPFの再生タイミングは図示しない差圧センサを用いて決定してもよく、PMセンサを利用してタイミングを決定してもよい。即ち、再生タイミングを決定する方法は特定されないのである。
さらに、上記第3実施例では移動平均値を算出するとともにその値と判定基準値との比較により判断を行った例を示したが、これに比較して幾らか簡易な方法として、第2実施例にて行った方法について移動平均値を利用して判断するものとしてもよい。即ち、第2実施例ではPM排出割合Xi−1,Xの大小比較により判断を行ったが、これに替わって2つの移動平均値MXj−1,MXを大小比較する方法としてもよい。
なお、第3実施例について換言すれば、次のように「期間」を用いて定義することもできる。前述の判定基準値、即ち、前記パティキュレートフィルタが故障していないことを保証可能なときに算出される割合の上限値を判定基準値として設定するとともに、前記故障を判断する期間を、パティキュレートフィルタの再生終了後から前記割合または前記割合の移動平均値が前記判定基準値以下となるまでの期間A、及び前記最小値を取得した後に当該最小値よりも大きい前記割合または前記割合の移動平均値を取得するまでの期間Bのうちのいずれか短い期間として前記故障を判断する方法である。
期間AはDPF30の再生終了後からPM排出割合(またはPM排出割合の移動平均値)が判定基準値Sに達するまでの期間であり、具体的にはステップS250にてYesとなり、DPF30が正常であると判断される(ステップS80)のに要した期間(時間)が当該「故障を判断する期間」として「期間A」となる。
一方、期間BはDPF30の再生終了後からPM排出割合(またはPM排出割合の移動平均値)が最小値を取得した後に当該最小値よりも大きい値を取得するまでの期間であり、ステップS256にてYesとなり、DPF30は故障していると判断される(ステップS60)のに要した期間(時間)が「故障を判断する期間」として「期間B」となる。
図5のフローチャートとから明らかであるが、期間Aが特定されたときには期間Bは特定されることなく、つまり期間Bは無限大であるとして、期間Aが対象期間とされる。一方、期間Bが特定されたときには期間Aは特定されることがなく、同様に期間Aは無限大であるとして、期間Bが対象期間とされる。したがって、両期間A,Bのうち、短い方が「故障を判断する期間」となるのである。
なお、図1のグラフは移動平均値を取得してプロットしたものであり、上述した第2実施例の移動平均値を算出しないで判断する際に算出したPM排出割合をプロットした場合は、センサの出力にノイズが加わることにより幾らか乱れたグラフとなることが考えられる。しかしながら、両者はセンサの出力値にノイズ加わった際のグラフのばらつき度合いが異なるもののグラフの形状の傾向としては同様のものであるから、本明細書においては、移動平均値を算出して得た値をプロットしたグラフを用いて本発明を説明するものである。
1・・・・・・故障検出装置
10・・・・・ディーゼルエンジン
20・・・・・排気管
30・・・・・DPF(パティキュレートフィルタ)
41,42・・パティキュレートセンサ(PMセンサ)
50・・・・・ECU
51・・・・・PM比算出手段
52・・・・・移動平均算出手段
53・・・・・故障判断手段

Claims (3)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられたパティキュレートフィルタの故障を検出するパティキュレートフィルタの故障検出装置であって、
    前記パティキュレートフィルタへ当該パティキュレートフィルタの上流側から流れ込むパティキュレートの量を特定する上流パティキュレートセンサと、
    前記パティキュレートフィルタの下流側に設けられ自身を通過するパティキュレートの量を検出する下流パティキュレートセンサと、
    前記上流パティキュレートセンサの出力値に対する前記下流パティキュレートセンサの出力値を割合として算出するPM比算出手段と、
    前記割合を、少なくとも前記パティキュレートフィルタの再生処理の実行後から所定期間、経時的に取得し、当該割合の最小値を前記パティキュレートフィルタの故障を示す判定基準値と比較することに基づき、前記パティキュレートフィルタの故障を判断する故障判断手段を備えることを特徴とするパティキュレートフィルタの故障検出装置。
  2. 請求項1に記載のパティキュレートフィルタの故障検出装置であって、
    前記割合の移動平均値を算出する移動平均算出手段を備えることを特徴とするパティキュレートフィルタの故障検出装置。
  3. 請求項1または2に記載のパティキュレートフィルタの故障検出装置であって、
    前記故障判断手段は、前記割合または前記割合の移動平均値が最小値を取得した後に当該最小値よりも大きい前記割合または前記割合の移動平均値を取得したことに基づき、前記パティキュレートフィルタの故障を判断することを特徴とするパティキュレートフィルタの故障検出装置。
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