JP2011231239A - 光ラジカル重合性組成物及びその重合方法並びにその重合物 - Google Patents

光ラジカル重合性組成物及びその重合方法並びにその重合物 Download PDF

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Abstract

【課題】光硬化反応において重要な365nmを主波長の一つとして含む波長の光を用いても十分な硬化速度で硬化できる、ラジカル重合性組成物を提供する。
【解決手段】重合性化合物、開始剤、水素供与体および開始助剤を含有し、開始助剤が式(1)からなる群から選ばれる少なくとも1種で表される化合物を含む重合性組成物及び当該重合性組成物を主波長のひとつが365nmの光照射することのできる光源を用いて光照射して重合させる光重合方法及びその重合物。

【選択図】なし

Description

本発明は、光ラジカル重合性組成物及びその重合方法並びにその重合物に関する。
光硬化システムは熱硬化システムと比較して、環境保全、省エネルギー、プロセスの簡略性、高速性等の面で多くの利点を有するため、エレクトロニクス、塗料、コーティング、インク、レジスト、接着、粘着等多くの用途/分野に幅広く利用されている。
このような広範な用途に対して、種類の限られているカチオンモノマーに比較して多種多様なモノマーを有する、(メタ)アクリレートをはじめとするラジカル重合性モノマーが好ましく用いられている。
光硬化システムは用途、硬化層の厚み、添加剤の種類、解像度等から用いられる照射光波長が異なるが、一般に、UV樹脂、塗料、接着剤の硬化等に用いられるランプは、高圧水銀ランプである。高圧水銀ランプは254nmから436nmまでの光を効率よく発光するが、特に、365nmの波長の光の強度が強い。近年のLED等固体発光技術の進歩により、より多様な波長を用いることも可能になってきているが、既存の装置が多いこと、同時に発生する赤外線の輻射熱が硬化速度を加速すること、大面積に対応が容易であることから、高圧水銀ランプ、特に365nmで硬化速度が速いことは、ラジカル重合性組成物に対して、最も求められる性能である。
また、フォトリソグラフィー等に用いられる投影レンズを使用した投影露光方式においては、標準の投影レンズの露光波長は365nm、405nm、436nmの3線を使用しているが、高解像力化や線幅安定性等から365nm単波長を使用したレンズが要望されている。
このように、ブロードバンド露光においても、単色光露光においても、365nmの光で高速に硬化することが重要な性能として求められている。
現在、光重合開始剤として様々な化合物が提案されている。具体的にはアセトフェノン系、鉄アレン錯体系、チタノセン錯体系、トリアジン系が挙げられるが、近紫外から可視光領域のまでの各波長においては、その開始能力が十分ではなかった。
一方、近年開発されたイミダゾール系は増感剤との組み合わせで近紫外から可視光領域のまでの各波長に感光する光重合開始剤が構築できることが判明した(非特許文献1(63頁))。このような背景から、イミダゾール系開始剤に有効な各波長の増感剤が提案されてきた(特許文献2)。
特許文献1では405nmの青紫色レーザダイオードを光源としたイミダゾール系ラジカル発生剤および増感色素としてアントラセン類が好ましいことが開示されており、実施例としてジブトキシアントラセンを含有してなる硬化組成物が示されている。しかしながら、この処方においては感光する波長が370nm〜420nmであり、365nm近傍での感光する感度は低い。特許文献2では、多環芳香族化合物を開始助剤として用いて、436nm、408nm、365nmと幅広い波長範囲で感光する処方が提案されている。しかいながらこの提案でも、実施例は400nm以下の波長の光を除去した光源でイミダゾール系ラジカル発生剤およびジブトキシアントラセンを含有してなる硬化組成物の硬化を行っており、365nmの波長の光を含む光線による硬化条件は示されていない。
一般に、イミダゾール系光ラジカル発生剤が光照射を受けると、イミダゾールラジカルが発生するが、このイミダゾールラジカルはラジカル重合性化合物に対する重合開始能力が低いため、通常は、アミンやチオールのような水素供与体が必要となる。つまり、イミダゾールラジカルによって、水素供与体から水素が引き抜かれ、二次的なラジカルが生成し、ラジカル重合性化合物のラジカル重合を開始することができる。しかし、この水素供与体を用いても、実用上十分高感度な組成物は得られていない。イミダゾールラジカルによる水素供与体からの水素引き抜き反応がスムーズに進行していないといえる。この水素引き抜き反応を多環芳香族化合物が補助していると考えられる。
特許文献2で多環芳香族化合物としてアントラセン骨格を持つ化合物とナフタレン骨格を持つ化合物が開示されているが、この両者には、照射する光の波長によって、その開始助剤としての効果が大きく異なることが判明した。
即ち、436nm、405nmのような400nm以上の波長の光の照射においては、両者の挙動は、ほとんど同じであるが、365nmの波長の光を含む光線の照射において、ジアルコキシナフタレン化合物のようなナフタレン骨格を持つ化合物は硬化速度を速める効果があるのに対して、ジアルコキシアントラセン化合物のようなアントラセン骨格を持つ化合物は、逆に硬化阻害剤として働くことが判明した。
具体的には、本発明者らが検討したところ、アルコキシアントラセンを含有してなる硬化組成物は可視光領域の光での硬化は可能であるが、例えば365nmの紫外線領域の光では硬化速度が十分でないばかりか、阻害するという欠点を有することが判明した。
このようなことから、光硬化反応において重要な365nmを主波長の一つとして含む波長の光を用いても十分な硬化速度で硬化できる、ラジカル重合性モノマーを含有してなる硬化組成物は実現していなかったといえる。
特開2008−276194号公報 特開2009−139932号公報
UV硬化プロセスの最適化2(サイエンス&テクノロジー株式会社、2010年2月)
本発明は、光硬化反応において重要な365nmを主波長の一つとして含む波長の光を用いても十分な硬化速度で硬化できる、ラジカル重合性組成物を提供することにある。
発明者等が鋭意検討した結果、特定の開始助剤を含有する重合性組成物が紫外線領域から可視光領域のどの波長の光によっても卓越した硬化性能があり、特に光硬化反応において重要な365nmを主波長の一つとして含む波長の光において十分な硬化速度を有することを見出し、本発明を完成した。
本発明は、以下を特徴とする要旨を有するものである。まず、第一の発明は、重合性化合物(a)、開始剤(b)、水素供与体(c)および開始助剤(d)を含有し、開始助剤(d)が式(1)で表される少なくとも1種の化合物を含む重合性組成物である。
(一般式(1)において、nは2又は3を表し、Rは酸素原子が置換していてもよい炭素数1以上10未満の炭素数を有するアルキル基を表し、複数あるRは同一であっても異なってもよく、X及びYは同一であっても異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アラルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基を表す。)
また第二の発明は、上記開始助剤(d)が、一般式(2)に示すナフタレン−1,4−ジエーテル化合物であることを特徴とする上記の重合性組成物である。
(一般式(2)において、R及びR’は同一であっても異なっていてもよく、酸素原子が置換していてもよい炭素数1以上10未満の炭素数を有するアルキル基を表し、X及びYは同一であっても異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アラルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基を表す。)
また第三の本発明は開始剤(b)が、ビイミダゾール系化合物である重合性組成物である。
また第四の発明は水素供与体(c)が、アミン化合物を含む化合物である重合性組成物である。
また第五の発明は、上記重合性組成物を、主波長のひとつが365nmの光照射することのできる光源を用いて光照射して重合させる光重合方法である。
また第六の発明は、上記重合性組成物を、主波長のひとつが365nmの光含む光を照射することのできる光源を用いて光照射して重合させてなる重合物である。
本発明の重合性化合物(a)、開始剤(b)、水素供与体(c)および開始助剤(d)を含有してなる重合性組成物は、工業的に重要な365nm又は365nmを主波長の一つとして含む波長の光によって速やかに重合し、重合物を与える。
本発明の重合性組成物は、重合性化合物(a)、開始剤(b)、水素供与体(c)および開始助剤(d)を含有し、開始助剤(d)が式(1)で表される少なくとも1種の化合物を含む重合性組成物である。
(一般式(1)において、nは2又は3を表し、Rは酸素原子が置換していてもよい炭素数1以上10未満の炭素数を有するアルキル基を表し、複数あるRは同一であっても異なってもよく、X及びYは同一であっても異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アラルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基を表す。)
(開始助剤(d))
本発明における開始助剤(d)としては、一般式(1)に示すナフタレンエーテル化合物が用いられる。
(一般式(1)において、nは2又は3を表し、Rは酸素原子が置換していてもよい炭素数1以上10未満の炭素数を有するアルキル基を表し、複数あるRは同一であっても異なってもよく、X及びYは同一であっても異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アラルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基を表す。)
一般式(1)におけるRで表される酸素原子が置換していてもよい炭素数1以上10未満の炭素数を有するアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、n−デシル基、n−ドデシル基、2−メトキシエチル基、2−エトキシエチル基等が挙げられる。
一般式(1)におけるX1、Y1で表されるハロゲン原子としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられ、アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、アミル基、2−エチルヘキシル基、4−メチルペンチル、4−メチル−3−ペンテニル基等が挙げられ、アラルキル基としては、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基、ナフチルメチル基、ナフチルエチル基等が挙げられ、アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、n−ブトキシ基、ヘキシルオキシ基等が挙げられ、アリールオキシ基としては、フェノキシ基、p−トリルオキシ基、o−トリルオキシ基、ナフチルオキシ等が挙げられる。
一般式(1)に示すナフタレンエーテル化合物の中でも、ナフタレン−1,4−ジエーテル化合物、ナフタレン−2,6−ジエーテル化合物が好ましく、ナフタレン−1,4−ジエーテル化合物が特にこのましい。
ナフタレン−1,4−ジエーテル化合物としては、一般式(2)に示すナフタレンエーテル化合物があげられる

(一般式(2)において、R及びR’は同一であっても異なっていてもよく、酸素原子が置換していてもよい炭素数1以上10未満の炭素数を有するアルキル基を表し、X及びYは同一であっても異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アラルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基を表す。)
一般式(2)において、R及びR’で表される酸素原子が置換していてもよい炭素数1以上10未満の炭素数を有するアルキル基の具体例は、式(1)におけるRと同一であり、X及びYで表されるハロゲン原子、アルキル基、アラルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基の具体例は、式(1)におけるX1,Y1と同一である。
一般式(2)で表されるナフタレン−1,4−ジエーテル化合物としては、例えば次の化合物が挙げられる。すなわち、1,4−ジメトキシナフタレン、1,4−ジエトキシナフタレン、1,4−ジプロポキシナフタレン、1,4−ジブトキシナフタレン、1,4−ジグリシジルオキシナフタレン、1,4−ビス(2−メトキシエトキシ)ナフタレン、1,4−ビス(2−フェノキシエトキシ)ナフタレン、1−メトキシ−4−エトキシナフタレン、1−メトキシ−4−ブトキシナフタレン、1−メトキシ−4−グリシジルオキシナフタレン、2−メチル−1,4−ジエトキシナフタレン、2−クロロ−1,4−ジエトキシナフタレン、2−メトキシ−1,4−ジエトキシナフタレン、2−フェノキシ−1,4−ジエトキシナフタレン等である。上記ナフタレン化合部のうち好ましいものは、1,4−ジエトキシ−2−エチルナフタレン、1,4−ジエトキシナフタレン、1,4−ジメトキシ−2-メチルナフタレン,1,4−ジメトキシナフタレン、1,4−ジエトキシナフタレンが挙げられ、1,4−ジエトキシ2−エチルナフタレンが特に好ましい。
一般式(2)で表される化合物以外の一般式(1)で表されるナフタレンエーテル化合物の具体例としては、例えば次の化合物が挙げられる。すなわち、2,6−ジメトキシナフタレン、2,6−ジエトキシナフタレン、2,6−ジプロポキシナフタレン、2,6−ジブトキシナフタレン、2,6−ジグリシジルオキシナフタレン、2−メトキシ−1−エトキシナフタレン、1−メチル−2,6−ジメトキシナフタレン,1−クロロ−2,6−ジメトキシナフタレン、1,5−ジメトキシナフタレン、1,5−ジエトキシナフタレン、1,5−ジプロポキシナフタレン、1,5−ジブトキシナフタレン、1,5−ジグリシジルオキシナフタレン、2−メチル−1,5−ジメトキシナフタレン,2−クロロ−1,5−ジメトキシナフタレン、1,2,4−トリメトキシナフタレン、1,2,4−トリエトキシナフタレン、1,2,4−トリプロポキシナフタレン、1,2,4−トリブトキシナフタレン等が挙げられる。
本発明の重合性組成物に含まれる開始助剤(d)の含有量は重合性化合物(a)合計100重量部に対して好ましくは0.1〜20重量部、より好ましくは0.5〜15重量部である。
本発明の重合性組成物に含まれる開始助剤(d)は、イミダゾールラジカルがアミンやチオールのような水素供与体からの水素引き抜き反応を補助していると考えられる。一般に、この水素引き抜き反応においては、イミダゾールラジカルは求電子的に働くことから、イミダゾールラジカルのSOMO準位と水素供与体のHOMO準位が重要となる。この二つの順位がより近い方が水素引き抜き反応が進行しやすいといえる。
そのことから、本発明の化合物は、この準位ギャップを埋めるような形で、イミダゾールラジカルと水素供与体の間に入って、水素引き抜きが起こりやすいように関与していると思われる。
ジブトキシアントラセンのようなアントラセン骨格を持つ化合物も同様の効果を持つと考えられるが、ジブトキシアントラセンのようなアントラセン骨格を持つ化合物は、365nm近辺の光を吸収した励起体が、ラジカル種を捕捉するなどして、ラジカル重合の阻害剤としても働くと推測される。その結果、ジブトキシアントラセンのようなアントラセン骨格を持つ化合物を開始助剤として用いた場合、365nmの波長の光を含む光線で重合性組成物のラジカル重合をおこなわせると十分な効果速度を得ることができない。本発明の化合物には、そのような阻害作用はない。
(重合性化合物(a))
本発明の重合性組成物に含まれる重合性化合物(a)としては、エチレン性不飽和二重結合を有するラジカル重合性のモノマーを用いることができる。一分子あたりのエチレン性不飽和二重結合の数に応じて、単官能モノマー、2官能モノマーまたはその他3官能以上の多官能モノマーが分類でき、用途、目的に応じて用いることができる。
単官能モノマーの具体例としては、(メタ)アクリル酸、ノニルフェニルカルビトール(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシルカルビトール(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、2−(2−エトキシエトキシ)エチル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、カプロラクトン(メタ)アクリレート、エトキシ化ノニルフェノール(メタ)アクリレート、プロポキシ化ノニルフェノール(メタ)アクリレート等のモノ(メタ)アクリレートまたはN−ビニルピロリドン、スチレン、酢酸ビニル、などが挙げられる。
また2官能モノマーの具体例としては、1,3―ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブタンジオール(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ビスフェノールAのビス(アクリロイロキシエチル)エーテル、エトキシ化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、エトキシ化ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレートまたは3−メチルペンタンジオールジ(メタ)アクリレート等ジ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
その他3官能以上の多官能モノマーの具体例としては、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、エトキシ化トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、プロポキシ化トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールヘプタ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールオクタ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートと酸無水物との反応物、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートと酸無水物との反応物、トリペンタエリスリトールヘプタ(メタ)アクリレートと酸無水物カプロラクトン変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性トリペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性トリペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性トリペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性トリペンタエリスリトールヘプタ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性トリペンタエリスリトールオクタ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートと酸無水物との反応物、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートと酸無水物との反応物、またはカプロラクトン変性トリペンタエリスリトールヘプタ(メタ)アクリレートと酸無水物等トリ(メタ)アクリレート、テトラ(メタ)アクリレート等多官能(メタ)アクリレート等が挙げられる。
特に2官能以上の多官能モノマーが重合速度、重合物の強度の点から好ましく用いられる。これらの重合性化合物(a)は、単独でまたは2種以上併用して用いることができる。
(開始剤(b))
本発明の重合性組成物に含まれる開始剤(b)としては、光または熱の作用により重合を開始する化合物であり、ビイミダゾール系化合物、アセトフェノン系化合物、トリアジン系化合物、アシルフォスフィンオキサイド系化合物またはオキシム系化合物が好ましく、ビイミダゾール系化合物が感度に優れるので特に好ましい。
前記のビイミダゾール化合物としては、2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニルビイミダゾール、2,2’−ビス(2,3−ジクロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニルビイミダゾール(たとえば特開平6−75372号公報、特開平6−75373号公報など参照。)、2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニルビイミダゾール、2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラ(アルコキシフェニル)ビイミダゾール、2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラ(ジアルコキシフェニル)ビイミダゾール、2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラ(トリアルコキシフェニル)ビイミダゾール(たとえば特公昭48−38403号公報、特開昭62−174204号公報など参照。)、4,4’5,5’−位のフェニル基がカルボアルコキシ基により置換されているイミダゾール化合物(たとえば特開平7−10913号公報など参照。)などが挙げられ、好ましくは2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニルビイミダゾール、2,2’−ビス(2、3−ジクロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニルビイミダゾール、2,2’−ビス(2、4−ジクロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニルビイミダゾールが挙げられる。
前記のアセトフェノン系化合物としては、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ベンジルジメチルケタール、2−ヒドロキシ−1−〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕−2−メチルプロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオニル)−ベンジル]―フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルホリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)ブタン−1−オン、2−(2−メチルベンジル)−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン、2−(3−メチルベンジル)−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン、2−(4−メチルベンジル)−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン、2−(2−エチルベンジル)−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン、2−(2−プロピルベンジル)−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン、2−(2−ブチルベンジル)−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン、2−(2,3−ジメチルベンジル)−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン、2−(2、4−ジメチルベンジル)−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン、2−(2−クロロベンジル)−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン、2−(2−ブロモベンジル)−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン、2−(3−クロロベンジル)−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン、2−(4−クロロベンジル)−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン、2−(3−ブロモベンジル)−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン、2−(4−ブロモベンジル)−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン、2−(2−メトキシベンジル)−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン、2−(3−メトキシベンジル)−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン、2−(4−メトキシベンジル)−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン、2−(2−メチル−4−メトキシベンジル)−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン、2−(2−メチル−4−ブロモベンジル)−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン、2−(2−ブロモ−4−メトキシベンジル)−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−〔4−(1−メチルビニル)フェニル〕プロパン−1−オンのオリゴマーなどが挙げられる。
前記のトリアジン系化合物としては、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(4−メトキシナフチル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−ピペロニル−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(4−メトキシスチリル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−〔2−(5−メチルフラン−2−イル)エテニル〕−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−〔2−(フラン−2−イル)エテニル〕−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−〔2−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)エテニル〕−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−〔2−(3,4−ジメトキシフェニル)エテニル〕−1,3,5−トリアジンなどが挙げられる
本発明の重合性組成物に含まれる開始剤(b)の含有量は重合性化合物(a)合計100重量部に対して好ましくは0.1〜20重量部、より好ましくは0.5〜15重量部である。
(水素供与体(c))
本発明の水素供与体(c)としてはアミン化合物、カルボン酸化合物およびチオール化合物が挙げられる。
アミン化合物の具体例としては、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミンなどの脂肪族アミン化合物、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、4−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、安息香酸2−ジメチルアミノエチル、N,N−ジメチルパラトルイジン、4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン(通称;ミヒラーズケトン)または4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンなどの芳香族アミン化合物が挙げられる。
前記のカルボン酸化合物としては、フェニルチオ酢酸、メチルフェニルチオ酢酸、エチルフェニルチオ酢酸、メチルエチルフェニルチオ酢酸、ジメチルフェニルチオ酢酸、メトキシフェニルチオ酢酸、ジメトキシフェニルチオ酢酸、クロロフェニルチオ酢酸、ジクロロフェニルチオ酢酸、N−フェニルグリシン、フェノキシ酢酸、ナフチルチオ酢酸、N−ナフチルグリシンまたはナフトキシ酢酸などの芳香族ヘテロ酢酸類が挙げられる。
チオール化合物としては、具体的には、n-デカンチオール、n-ドデカンチオール、t-ドデカンチオール、n-テトラデカンチオール、n-ペンタデカンチオール、n-ヘキサデカンチオール、n-ヘプタデカンチオール、n-オクタデカンチオール、n-ノナデカンチオール、n-エイコサンチオール、n-ドコサンチオール、ヘキサンジチオール、デカンジチオール、1,4−ジメチルメルカプトベンゼン、ブタンジオールビスチオプロピオネート、ブタンジオールビスチオグリコレート、エチレングリコールビスチオグリコレート、トリメチロールプロパントリスチオグリコレート、ブタンジオールビスチオプロピオネート、トリメチロールプロパントリスチオプロピオネート、トリメチロールプロパントリスチオグリコレート、ペンタエリスリトールテトラキスチオプロピオネート、ペンタエリスリトールテトラキスチオグリコレート、トリスヒドロキシエチルトリスチオプロピオネート、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトブチレート)または1,4−ビス(3−メルカプトブチリルオキシ)ブタンなどが挙げられる。
これらの水素供与体の中でも、アミン化合物またはチオール化合物が好ましく、アミン化合物がより好ましく、特に芳香族アミン化合物、中でも特に4−ジメチルアミノ安息香酸エチルが好ましく用いられる。
前記水素供与体(c)は、重合性化合物(b)合計100重量部に対して好ましくは0.1〜20重量部、より好ましくは0.5〜15重量部である。
本発明の効果を損なわない程度であれば、光重合開始剤などをさらに併用することができ、当該光重合開始剤としては、たとえばベンゾイン系化合物、ベンゾフェノン系化合物またはチオキサントン系化合物などが挙げられる。
より具体的には以下のような化合物を挙げることができ、これらをそれぞれ単独で、または2種以上組み合わせて用いることができる。
前記のベンゾイン系化合物としては、たとえばベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテルまたはベンゾインイソブチルエーテル等が挙げられる。
前記のベンゾフェノン系化合物としては、たとえばベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド、3,3’,4,4’−テトラ(tert−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノンまたは2,4,6−トリメチルベンゾフェノンなどが挙げられる。
前記のチオキサントン系化合物としては、たとえば2−イソプロピルチオキサントン、4−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサントンまたは1−クロロ−4−プロポキシチオキサントンなどが挙げられる。
その他にも、10−ブチル−2−クロロアクリドン、2−エチルアントラキノン、ベンジル、9,10−フェナンスレンキノン、カンファーキノン、フェニルグリオキシル酸メチルまたはチタノセン化合物などが光重合開始剤として例示される。
なお、本発明の重合性組成物において、本発明の効果を損なわない範囲で溶剤、消泡剤、レベリング剤、増粘剤、難燃剤、光安定剤、充填剤、静電防止剤、流動調整剤、カップリング剤等の各種添加剤をさらに含有してもよい。本発明の重合性組成物を取り扱いやすくするために希釈剤として光カチオン重合性化合物を添加してもよい。希釈のための光カチオン重合性化合物としては、エポキシ化合物、ビニル化合物、ジシクロオルソエステル化合物、スピロオルソカーボネート化合物、オキセタン化合物等が挙げられる。
本発明の重合性組成物を取り扱いのため溶剤を用いることができる。具体的には、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテルおよびエチレングリコールモノブチルエーテルなどのエチレングリコールモノアルキルエーテル類;ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジプロピルエーテルおよびジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチルエーテルなどのジエチレングリコールジアルキルエーテル類;メチルセロソルブアセテートおよびエチルセロソルブアセテートのなどのエチレングリコールアルキルエーテルアセテート類;プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、メトキシブチルアセテートおよびメトキシペンチルアセテートなどのアルキレングリコールアルキルエーテルアセテート類;ベンゼン、トルエン、キシレンおよびメシチレンなどの芳香族炭化水素類;メチルエチルケトン、アセトン、メチルアミルケトン、メチルイソブチルケトンおよびシクロヘキサノン、シクロペンタノンなどのケトン類;エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、メトキシブタノール、エトキシブタノール、およびグリセリンなどのアルコール類;3−エトキシプロピオン酸エチルおよび3−メトキシプロピオン酸メチルなどのエステル類;γ−ブチロラクトンなどの環状エステル類などが挙げられる。これらの溶剤は、それぞれ単独で、または2種類以上混合して用いることができる。
本発明の重合性樹脂組成物には、必要に応じて、充填剤、他の高分子化合物、顔料、顔料分散剤、密着促進剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、連鎖移動剤などの添加剤を併用することもできる。
充填剤として具体的には、ガラス、シリカ、チタニアまたはアルミナなどが例示される。
他の高分子化合物として具体的には、エポキシ樹脂またはマレイミド樹脂などの硬化性樹脂やポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル、ポリフルオロアルキルアクリレート、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエステルポリオール、ポリオレフィンなどの熱可塑性樹脂などを用いることができる。
顔料としては、カラーインデックス(The Society of Dyers and
Colourists出版)でピグメント(Pigment)に分類されている化合物が挙げられる。具体的には、C.I.ピグメントイエロー1、3、12、13、14、15、16、17、20、24、31、53、83、86、93、94、109、110、117、125、128、137、138、139、147、148、150、153、154、166、173、194、214などの黄色顔料;C.I.ピグメントオレンジ13、31、36、38、40、42、43、51、55、59、61、64、65、71、73などのオレンジ色の顔料;C.I.ピグメントレッド9、97、105、122、123、144、149、166、168、176、177、180、192、209、215、216、224、242、254、255、264、265などの赤色顔料;C.I.ピグメントブルー15、15:3、15:4、15:6、60などの青色顔料;C.I.ピグメントバイオレット1、19、23、29、32、36、38などのバイオレット色顔料;C.I.ピグメントグリーン7、36などの緑色顔料;C.I.ピグメントブラウン23、25などのブラウン色顔料;C.I.ピグメントブラック1、7などの黒色顔料などが挙げられる。
顔料分散剤としては、市販の界面活性剤を用いることができ、たとえばシリコーン系、フッ素系、エステル系、カチオン系、アニオン系、ノニオン系、両性などの界面活性剤などが挙げられ、それぞれ単独でまたは2種以上を組合せて用いられる。前記の界面活性剤の例としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリエチレングリコールジエステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、脂肪酸変性ポリエステル類、3級アミン変性ポリウレタン類、ポリエチレンイミン類などが挙げられる。
密着促進剤として具体的には、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロイロキシプロピルトリメトキシシランまたは3−メルカプトプロピルトリメトキシシランなどが挙げられる。
酸化防止剤として具体的には、2−tert−ブチル−6−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート、2−[1−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ペンチルフェニル)エチル]−4,6−ジ−tert−ペンチルフェニルアクリレート、6−[3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロポキシ]−2,4,8,10−テトラ−tert−ブチルジベンズ[d,f][1,3,2]ジオキサフォスフェピン、3,9−ビス[2−{3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}−1,1−ジメチルエチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン、2,2’−メチレンビス(6−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)、4,4’−チオビス(2−tert−ブチル−5−メチルフェノール)、2,2’−チオビス(6−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、ジラウリル3,3’−チオジプロピオネート、ジミリスチル3,3’−チオジプロピオネート、ジステアリル3,3’−チオジプロピオネート、ペンタエリスリチルテトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)、1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−1,3,5−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン、3,3’,3’’,5,5’,5’’−ヘキサ−tert−ブチル−a,a’,a’’−(メシチレン−2,4,6−トリイル)トリ−p−クレゾール、ペンタエリスリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]または2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールなどが挙げられる。
紫外線吸収剤として具体的には、2−(2−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、オクチル−3−[3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェニル]プロピオネート、2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシプロピル)オキシ]−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−(2’−エチル)ヘキシル)オキシ]−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(2−ヒドロキシ−4−ブチルオキシフェニル)−6−(2,4−ビス−ブチルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−[1−オクチルオキシカルボニルエトキシ]フェニル)−4,6−ビス(4−フェニルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノール、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−6−(1−メチル−1−フェニルエチル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール、2−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾールまたはアルコキシベンゾフェノンなどが挙げられる。
光安定剤として具体的には、こはく酸と(4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−イル)エタノールからなる高分子、N,N’,N’’,N’’’−テトラキス(4,6−ビス(ブチル−(N−メチル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アミノ)トリアジン−2−イル)−4,7−ジアザデカン−1,10−ジアミン、デカンジオイックアシッドと、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−1−(オクチルオキシ)−4−ピペリジニル)エステルと、1,1−ジメチルエチルヒドロパーオキシドとの反応物、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)−[[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]メチル]ブチルマロネート、2,4−ビス[N−ブチル−N−(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アミノ]−6−(2−ヒドロキシエチルアミン)−1,3,5−トリアジン、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)セバケートまたはメチル(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)セバケートなどが挙げられる。
連鎖移動剤としては、ドデシルメルカプタン、2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテンなどが挙げられる。
(光源)
本発明の重合性組成物は紫外線などの光線を照射することにより重合させることができる。光源としては、特に波長範囲300〜500nmの光を照射することのできる光源を用いることができる。例えば太陽光の他、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、キセノンランプ、メタルハライドランプ、フュージョン株式会社製のHバルブ、Dバルブ、Vバルブ等の水銀系ランプ、青色LED(中心波長460nm)、紫外線LED(中心波長395nm)、紫外線LED(中心波長375nm)、紫外線LED(中心波長365nm)等の発光ダイオード(LED)が挙げられる。本発明は365nm近辺の波長の光を含む光源でも十分な効果速度を示すことが特徴であり、例示した光源の中でも高圧水銀ランプは安価で汎用的な光源として好ましく用いることができる。また、紫外線LED(中心波長365nm)等の発光ダイオード(LED)も本発明に適した光源である。
(雰囲気)
酸素は重合阻害をもたらすため、重合性組成物の周囲の雰囲気は酸素濃度に低減化することが好ましい。雰囲気酸素濃度は20000ppm以下が好ましく、10000ppmがより好ましく、7000ppm以下が最も好ましい。これらの雰囲気を実現するためには、不活性気体による置換、減圧による酸素脱気、不透過膜による被覆等公知の手法を用いることが出来る。操作の簡便性から不活性気体による置換が好ましく用いられる。その際の不活性気体は窒素、二酸化炭素、アルゴン、ヘリウム等が挙げられるが、安価な窒素が広く用いられる。
(用途)
本発明の重合性組成物を基材に塗布し、塗膜として使用に供する用途、例えば塗料、コーティング、インキ等が挙げられる。具体的には自動車用塗料
、木工コーティング、PVC床コーティング、窯業壁コーティング、建材用コーティング、樹脂ハードコート、メタライズベースコート 、フィルムコーティング 、液晶ディスプレイ(LCD)用コーティング、プラズマディスプレイ(PDP)用コーティング、光ディスク用コーティング
、金属コーティング、光ファィバーコーティング、印刷インキ、平版インキ 、金属缶インキ 、スクリーン印刷インキ、インクジェットインキ、グラビアニス等が挙げられる。また、レジスト、ディスプレー、封止剤、歯科材料、光造型材料等分野でもこのような使用方法が用いられる。
本発明の重合性組成物を基材に塗布し、その表面に他の基材と貼合して光重合させる使用方法としては接着剤、粘着剤、粘接着剤、シーリング剤を挙げられる。さらに、「電子部品用感光性材料の最新動向III−半導体・電子基板・ディスプレー分野の開発状況―」(住ベリサーチ社、2006年7月)、「UV・EB硬化技術の最新動向」(ラドテック研究所、2006年3月)、「光応用技術・材料事典」(山岡亜夫編、2006年4月)、「光硬化技術」(技術情報協会、2000年3月)、「光硬化性材料−製造技術と応用展開−」(東レリサーチセンター、2007年9月)、UV硬化プロセスの最適化1(サイエンス&テクノロジー株式会社、2008年4月)、UV硬化プロセスの最適化2(サイエンス&テクノロジー株式会社、2010年2月)等に例示されている用途に適宜用いることができる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。実施例中の「部」は全て重量部を示す。
(硬化時間)
硬化時間の測定は、タックフリーテスト(指触テスト)に基づいて行った。光照射することにより、重合とともにラジカル重合性組成物のタック(べたつき)が減少するので、指触によるタックを評価することにより、硬化時間を測定することができる。そこで、重合性組成物表面を指で触り、タック(表面のべたつき)がなくなった時間、いわゆる「タック・フリー・タイム」(指触乾燥時間)を硬化時間とした。
(実施例1)
重合性化合物(a)としてトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート(東京化成工業株式会社製)62部およびアクリル酸(和光純薬株式会社製特級)38部の合計100部に対して重合開始剤(b)として2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニルビイミダゾール(黒金化成株式会社製)を1部、開始助剤(d)として1,4−ジエトキシナフタレン1部、更に水素供与体(c)として4−ジメチルアミノ安息香酸エチル(和光純薬株式会社製1級)を1部混合し、重合性組成物を調製した。該組成物をポリエステルフィルム(東レ株式会社製ルミラー、ルミラーは東レ株式会社の登録商標)の上に(ロッドナンバーNo.8)を用いて膜厚が12μmになるように塗布した。ついで、窒素雰囲気下(雰囲気酸素濃度は5000ppm:0.5体積%)、表面から2cm距離から光源として出力8000mWの高圧水銀ランプ(中心波長365nm)を用いて光照射した。硬化時間は18秒であった。
なお、1,4−ジエトキシナフタレンは特公平7−39364の製法に従って製造したものを用いた。
(実施例2〜5)
光源を表1のとおり変更した以外は実施例1と同様の条件で硬化させた。光源の種類、中心波長、出力および硬化時間は表1に示した。
(実施例6)
4−ジメチルアミノ安息香酸エチル1部かわりにn−ドデカンチオール(和光純薬株式会社製)1部を用いた以外は実施例1と同様の条件で硬化させた。硬化時間は表1に示した。
(比較例1)
開始助剤(d)の1,4−ジエトキシナフタレンを添加しない以外は実施例1と同様の条件で硬化させた。硬化時間は表1に示した。
(比較例2〜6)
光源を表1のとおり変更した以外は比較例1と同様の条件で硬化させた。硬化時間は表1に示した。
(比較例7)
開始助剤(d)の1,4−ジエトキシナフタレン1部かわりに9,10−ジブトキシアントラセン(DBA;川崎化成工業株式会社製)1部を用いた以外は実施例1と同様の条件で硬化させた。硬化時間は表1に示した。
上記実施例1〜5及び比較例1〜5より、本発明の化合物である1,4−ジエトキシナフタレンを開始助剤として含む重合性組成物は、本発明の開始助剤を含まない重合性組成物に比べ、365nm、375nm、395nm、460nmを中心波長とする光源のいずれにおいても十分な硬化速度を与えることが分かる。一方、中心波長365nmの高圧水銀ランプによる硬化実験である、実施例1と比較例1、比較例7と比較例1を比べることにより、本発明の開始助剤である1,4−ジエトキシナフタレンが、硬化を促進し硬化時間を半減しているのに対して、9,10−ジブトキシアントラセンを開始助剤として加えた場合は、硬化速度が極端に遅くなり、硬化促進剤としてではなく、硬化阻害剤として働いていることが分かる。

Claims (6)

  1. 重合性化合物(a)、開始剤(b)、水素供与体(c)および開始助剤(d)を含有し、開始助剤(d)が式(1)で表される少なくとも1種の化合物を含む重合性組成物。

    (一般式(1)において、nは2又は3を表し、Rは酸素原子が置換していてもよい炭素数1以上10未満の炭素数を有するアルキル基を表し、複数あるRは同一であっても異なってもよく、X及びYは同一であっても異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アラルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基を表す。)
  2. 開始助剤(d)が、一般式(2)に示すナフタレン−1,4−ジエーテル化合物であることを特徴とする請求項1記載の重合性組成物。

    (一般式(2)において、R及びR’は同一であっても異なっていてもよく、酸素原子が置換していてもよい炭素数1以上10未満の炭素数を有するアルキル基を表し、X及びYは同一であっても異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アラルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基を表す。)
  3. 開始剤(b)が、ビイミダゾール系化合物である請求項1又は請求項2に記載の重合性組成物
  4. 水素供与体(c)がアミン化合物を含む化合物である請求項1乃至3のいずれか一項に記載の重合性組成物。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の重合性組成物を、主波長のひとつが365nmの光照射することのできる光源を用いて光照射して重合させる光重合方法。
  6. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の重合性組成物を、主波長のひとつが365nmの光照射することのできる光源を用いて光照射して重合させてなる重合物。
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