JP2011231019A - 接触性皮膚炎抑制剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全性が高く、手軽に経口摂取や皮膚に外用することでIV型アレルギーを特異的に抑制し、接触性皮膚炎を特異的に抑制する食品および皮膚外用剤を提供すること。
【解決手段】有効成分としてサラシア属植物、特にサラシア レティキュラータ(S. reticulata)或いはサラシア オブロンガ(S. oblonga)等の葉および幹などの微粉砕物、或いはこれらの溶媒抽出物を含有することを特徴とする接触性皮膚炎抑制剤、及び接触性皮膚炎抑制剤を含有する接触性皮膚炎抑制食品および飲料、さらには皮膚外用剤であり、当該IV型アレルギー抑制剤として作用する特異的なものである。
【選択図】なし

Description

本発明は植物抽出物を利用した接触性皮膚炎抑制剤及びその予防食品、飲料、皮膚外用剤に関する。
近年、種々の疫学調査により接触性皮膚炎疾患が増加していることが明らかになっている。接触性皮膚炎はIV型アレルギー反応に起因すると考えられている。アレルギー反応は、その原因となる免疫グロブリンや関与する細胞の違いによりI型からIV型のアレルギー反応の4つの型に分けられる。
そのうちのI型からIII型のアレルギー反応は、体液性抗体が関与する免疫反応であり、アレルギー反応が速やかに現れるので即時型アレルギーともいわれる。
同じアレルギー反応でも、IV型アレルギー反応はI型からIII型のアレルギー反応とはそのメカニズムが大きく異なっており、IV型アレルギー反応は抗体が関与せず、感作リンパ球が関与する細胞性免疫反応であり、遅延型アレルギーともいわれている。
花粉症、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎等のアレルギー疾患は、I型アレルギー(アナフィラキシー型)に分類される疾患であり、これらの疾患の発症までのアレルギー反応において、IgE抗体が肥満細胞(マスト細胞)や好塩基球という白血球に結合し、そこに抗原が結合するとこれらの細胞がヒスタミンなどの生理活性物質(ケミカルメディエーター)を放出する。それにより、血管の拡張・透過性亢進などがおこり、浮腫、掻痒などの症状があらわれることが知られている。
すなわち、I型アレルギー疾患の発症は、抗原(アレルゲン)の侵入により、該抗原(アレルゲン)に特異的な抗体の産生が開始される段階と、再度の抗原(アレルゲン)の進入によって抗原抗体反応が惹起され、ヒスタミンなどのケミカルメディエーター、並びにIL(インターロイキン)−4、IL−5、IL−6及びIL−13等のTh2型サイトカインが放出され、好酸球浸潤等を誘導して標的組織に炎症を引惹き起こす段階とからなる。
一方、接触性皮膚炎は、IV型アレルギー反応に分類される代表的疾患である。IV型アレルギー反応とは、T細胞が関与する遅延型の反応で、マクロファージなどの抗原提示細胞を介して抗原情報が伝達された感作T細胞が、種々のサイトカインを放出し、これによって好酸球やマクロファージの集積により遅延型の炎症反応が起こるものである。
I型アレルギーの治療法としては、アレルゲンを主成分とする注射剤を定期的に投与する減感作療法等が知られているが、該治療法は2〜3年の長期間の通院が必要となり、負担が大きいという問題がある。またI型アレルギー症状の抑制剤としては、IgE抗体産生のケミカルメディエーターであるヒスタミンの作用を抑制する拮抗剤、遊離抑制剤、及び合成阻害剤などが知られているが、これらは抗コリン作用や眠気等の副作用を生じるという問題があり、まだ、充分とはいえない。
一方、IV型アレルギー性疾患に対する治療の基本は、ステロイド剤を用いた外用療法と、きめ細かな生活指導である。ステロイド剤はT細胞やマクロファージに働き、サイトカインの産生を抑制する作用を有し、湿疹の治療に特効的な効果を発揮する。しかしながら、ステロイド剤は大量または長期間使用する場合、全身的には副腎皮質機能低下、局所的には皮膚萎縮、潮紅、毛細血管拡張等の重篤な副作用を引き起こす可能性が高い。したがって、ステロイド剤を用いる場合には副作用を熟知して、常に副作用の発生を念頭におきながら使用しなければならない。抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤も補助的に併用される場合もあるが、かゆみの抑制にある程度有効であるにすぎない。
このように、I型アレルギーとIV型アレルギーとではその治療方法や抑制方法が大きく異なっている。
このような現状を鑑みて、従来から摂取されている食品によってアレルギー症状を抑制しようという試みがなされているが、I型アレルギーに対して効果は認められても、IV型アレルギーに対しては明確な効果を示すものは少ない。
例えば、古来より飲用に供されてきた茶には多くの効能のあることが知られており、I型アレルギーに対する抑制効果としては、紅茶、ウーロン茶抽出物の主成分のI型アレルギーに対する治療薬の例が挙げられている(特許文献1)。更に、ウ−ロン茶の茎の抽出物及びその精製画分であるカテキン類が、I型アレルギー反応の動物モデルであるラットの受身皮膚アナフィラキシー反応(PCA反応)を抑制することが報告されている(非特許文献1)。
一方、IV型アレルギーに対しては、ウーロン茶の抽出成分の主成分についてIV型アレルギーに対する治療効果の例が挙げられている(特許文献2)。しかしながら、モルモットを用いてCCET法に準じて緑茶抽出物の遅延型接触アレルギー性の評価を行った結果、陽性であったとの報告もあり(非特許文献2)、緑茶抽出物がアレルゲンであるとも確認されている報告もある。
このような背景を考えると、天然で、安全な、食経験のある素材でIV型アレルギーに分類される接触性皮膚炎に対して抑制する素材は数の面でも、活性の面でもまだ充分ではない。
インド、スリランカ地方での伝承医療のアユール・ヴェーダは、西洋医学にはない特徴を有し、注目を集めている。この地方で古くから愛用されてきたサラシア属植物の葉及び/又は幹の成分はI型アレルギー、特に花粉症及びアトピー性皮膚炎の発症を抑制することを明らかにされている(特許文献3)。しかしながら、I型アレルギーとIV型アレルギーとでは発症のメカニズムも症状も大きく異なることから、このものにIV型アレルギーに分類される接触性皮膚炎に対する抑制作用があることは、これまで知られていなかった。
特開平3−258726号公報 特開平10−77231号公報 特開2009−179679号公報
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本発明は、前記した従来における問題を解決し、安全性が高く、経口摂取、あるいは皮膚外用により、IV型アレルギーに分類される接触性皮膚炎の治療又は予防に好適な抑制剤、及び該症状を抑制する方法を提供することを課題とする。
かかる課題を解決するために、本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、サラシア属(Salacia属)の抽出物、特に葉及び/又は幹の抽出物が、IV型アレルギーに分類される接触性皮膚炎に対する抑制効果があるとの新知見を得て、本発明を完成させるに至った。
したがって、本発明は、その基本的態様の一つとして、サラシア属植物の葉及び/又は幹の微粉砕物を有効成分として含有することを特徴とする接触性皮膚炎抑制剤である。
また、本発明は別の態様として、サラシア属植物の葉及び/又は幹の抽出物を有効成分として含有することを特徴とする接触性皮膚炎抑制剤である。
具体的には、本発明は、サラシア属植物が、サラシア レティキュラータ(Salacia reticulata)、サラシア オブロンガ(S. oblonga)、サラシア プリノイデス(S. prinoides)、サラシア チネンシス(S. chinensis)、サラシア マクロスペルマ(S. macrosperma)及びサラシア フルチコーサ(S. fruticosa)から選択される1種又は複数種である前記する接触性皮膚炎抑制剤である。
また本発明は別の態様として、上記の接触性皮膚炎抑制剤を含有する接触性皮膚炎抑制食品及び飲料であり、さらに接触性皮膚炎抑制皮膚外用剤である。
より具体的には、皮膚外用剤が軟膏剤、パック剤、ジェル剤、ゲル剤、クリーム、シップ剤、乳液、ローション剤、化粧水、パウダー、シャンプー、石鹸及び化粧品から選択されるものである接触性皮膚炎抑制皮膚外用剤である。
本発明により、安全性が高く、経口摂取すること、あるいは皮膚に外用的に使用することにより接触性皮膚炎を特異的に抑制し、接触性皮膚炎などの疾患の治療又は予防に好適な接触性皮膚炎抑制剤を提供することができる。
また、本発明が提供する接触性皮膚炎抑制剤を用いることにより、安全であり且つ簡便な手段によるIV型アレルギーとしての接触性皮膚炎の抑制方法が提供される点で、本発明は極めて特異的なものである。
本発明は上記したようにその基本は、サラシア属植物の葉及び/又は幹の微粉砕物、或いは、サラシア属植物の葉及び/又は幹の抽出物を有効成分として含有することを特徴とする接触性皮膚炎抑制剤である。
本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、サラシア属(Salacia属)の抽出物、特に葉及び幹の抽出物が、接触性皮膚炎を特異的に抑制するとの新知見を得た。
ところで、デチンムル科(Hippocrateaceae)のサラシア属植物は、スリランカ、インド、タイ、インドネシア、マレーシアなどの熱帯地方に分布し、世界に約120種が知られている。スリランカには、サラシア レティキュラータ(S. reticulata)とサラシア プリノイデス(S. prinoides、syn. S. chinensis)の2種が存在する。インドには10種類のサラシア属植物の存在が知られているが、とくに、サラシア プリノイデス、サラシア マクロスペルマ(S. macrosperma)、サラシア フルチコーサ(S. fruticosa)及び主にインド南西部に生育するサラシア オブロンガ(S. oblonga)に様々な薬効があることで知られている。また、タイには、S. chinensis が広く分布している。
サラシア属植物の薬効は古くから知られており、スリランカの薬用植物書には、S. reticulataの根皮をリュウマチや淋病及び皮膚病の治療に用いるほか、糖尿病の初期の治療にしばしば用いると記載されている。また、S. prinoides の根を煎じたものは、無月経や月経困難の治療、堕胎薬として効果があると言われている。インドのアユール・ヴェーダ医学では、S. chinensis、S. fruticosa、S. macrosperma の根を煎じた液を糖尿病の治療に用いると共に、無月経・月経困難・性病の治療にも用いられている。また、S. oblongaの根を煎じた液やその粉末物、及び胡麻油での抽出物は、リュウマチ、淋病、掻痒などの病気の治療に用いられる。タイでも、S. chinensis の煎じた液は緩下剤や筋肉痛、糖尿病の改善剤に用いられるほか、駆風や強壮効果があると伝承されている。
これらの永年の伝承をもとに、サラシア属植物の抽出試料を対象にして多くの機能研究が行われ、多くの活性成分が幹や根などの部位の抽出試料に含まれていることが明らかになった。たとえば、S. reticulate の根及び幹の水抽出エキスの血糖上昇抑制作用及び活性成分が報告されている(非特許文献3及び4)。さらに、S. reticulate の根及び幹の水抽出エキスに体重増加の抑制作用、内臓脂肪量抑制作用、血清中性脂質減少作用、膵リパーゼ及びリポプロテインリパーゼ阻害作用とその活性成分が報告されている(非特許文献5〜9)。
インド産S. oblonga とタイ産 S. chinensis の根や幹の抽出エキスに糖尿病合併症と関わりのあるアルドース還元酵素に対する阻害活性とその活性成分が明らかにされている(非特許文献10〜13)。
また、サラシア属植物は、通常は根や幹部が薬用とされてきたが、インドの薬物書には葉部の煎じ液も糖尿病の治療に用いられていると記載されている。
事実S. reticulata及びS.oblongaの葉部の水及びアルコール抽出エキスには、血糖値抑制効果及びアルドース還元酵素阻害活性が認められている(非特許文献14)。
このように、サラシア属植物の葉、幹、根のそれぞれの部位の抽出エキスには様々な活性が認められている。
花粉症やアレルギー性鼻炎などのI型アレルギーは体液性抗体が関与しており、アレルゲンに対する反応も敏速に現れ、即時性アレルギーと呼ばれている。一方、接触性皮膚炎などのIV型アレルギーは、マクロファージなどの抗原提示細胞を介して抗原情報が伝達された感作T細胞が関与しており、遅延型アレルギーと呼ばれている。
前者の治療法としては、アレルゲンを定期的に投与する減感作療法が取られるのに対して、後者の治療法としては、主にステロイド剤などを皮膚に塗布する方法が取られる。このように、I型アレルギーとIV型アレルギーとでは、その発症メカニズム、効能成分、治療法が大きく異なっており、I型アレルギーに効果があるとしてもIV型アレルギーに効果があるということは全く蓋然性のないことであった。
I型アレルギーに対して抑制効果の認められたサラシア属植物の葉や幹の成分がIV型アレルギーに分類される接触性皮膚炎に対しても抑制効果を持ち、接触性皮膚炎に対して予防効果や治療効果のあることについては予想もできないものであり、かかる効果は本発明者らが見出した新たな知見であり、本発明はこの新たな知見に基づいている。
本発明のIV型アレルギー抑制剤に使用されるサラシア属植物としては、サラシア属植物としてどのような種類でもよいが、特にサラシア レティキュラータ(S. reticulata)、サラシア オブロンガ(S. oblonga)、サラシア プリノイデス(S. prinoides、syn. S. chinensis)、サラシア マクロスペルマ(S. macrosperma)、サラシア フルチコーサ(S. fruticosa)が望ましい。
また、その部位としては、従来から食品素材として広く用いられている葉や幹が望ましいが必要に応じて根も用いることができる。IV型アレルギー抑制活性の面からは、特に葉の部分が望ましい。さらに、必要に応じて、これらの部位を混合して用いることができる。また、さらには、必要に応じて、他の植物成分と混合して用いることもできる。
本発明が提供する接触性皮膚炎抑制剤としては、上記したサラシア属植物の葉或いは幹の部位を細かく微粉砕し、その微粉砕物をそのまま用いることができる。
また、IV型アレルギー抑制剤としてサラシア属植物の葉あるいは幹の部位を細かく微粉砕してそのまま用いることができる。
粉砕粒度は粒子径として1μmから10mm程度でよいが、特に10μmから1mm程度が粉砕に要するエネルギーと摂取しやすさの面から望ましい。また、葉や幹を荒粉砕して、お湯で濾して飲む飲茶形式でもよい。その際に、他の茶葉とブレンドして用いることもできる。さらには、パック剤、シップ剤、乳液などとして皮膚に外用して用いることができる。
本発明が提供する接触性皮膚炎抑制剤として、サラシア属植物の葉あるいは幹の部位を、水あるいは熱水、あるいはエタノールで抽出した抽出成分を用いてもよい。抽出液を液状のまま摂取しても、また、乾燥して粉末化したものを粉末状、顆粒状、カプセル状にして摂取してもよい。その際、根の部分も併せて摂取しても構わない。また、必要に応じて、抽出残渣もあわせて摂取することもできる。
さらには、皮膚に適用する外用して用いることもできる。剤型としては、軟膏剤、ジェル剤、ゲル剤、クリーム、パック剤、シップ剤、乳液などの半固形物や、ローション剤、化粧水などの液体、パウダーなどの固形物があげられる。また、石鹸、シャンプーなどの洗剤に混合せしめて用いることもできる。
抽出溶剤としては毒性のないものであればよく、水、エタノール、若しくはこれらの混合溶液であることが好ましい。
抽出は、サラシア属植物の試料を1に対して水あるいは熱水、あるいはエタノールなどの抽出溶剤を1〜100の範囲で混合することができるが、5〜20の割合で溶剤を混合することが特に望ましい。保持する際の温度は、10℃〜110℃が好ましいが、50℃〜100℃の範囲がより好ましい。保持時間は、10分以上が好ましいが、30分〜24時間がより好ましい。
サラシア属植物試料は、例えば前記サラシア属植物の葉あるいは幹の切断物、粉砕物、乾燥物、及び乾燥粉砕物でよい。
抽出した後には、遠心分離、濾過などの操作によって、抽出液を得ることができる。抽出残渣は液から分離しやすいので通常の温和な条件で分離可能である。抽出残渣も必要に応じて、抽出成分とともに摂取可能である。また、化学分離精製手法として一般的に用いられる方法を使用してさらに抽出を行ってもよい。例えば、液−液分配、薄層クロマトグラフィー、吸着カラムクロマトグラフィー、分配カラムクロマトグラフィー、ゲル濾過カラムクロマトグラフィー、イオン交換カラムクロマトグラフィー、電気泳動や高速液体クロマトグラフィーなどを用いることができる。また、必要に応じこれらの分離精製手段を組み合わせて行なってもよい。
得られた抽出液の濃縮液、あるいは希釈液、あるいは該抽出液を乾燥して得られる乾燥物、これらの粗精製物、および精製物などを接触性皮膚炎抑制剤として用いることができる。
抽出成分は減圧濃縮、凍結乾燥あるいは真空乾燥などによって乾燥粉末化することもできるし、粉末基剤とともに粉末化することもできる。また、顆粒化、粒状化、さらにはカプセル化して摂取することができる。これらの製剤化は、いずれも常法に従って行うことができる。また、これらの製剤化をする際に、他の有効成分を混ぜることもできる。
本発明が提供する接触性皮膚炎抑制剤としては、前記サラシア属植物の葉あるいは幹及びその抽出成分を有効成分として含む限り、特に制限は無く、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記サラシア属植物の葉あるいは幹を熱水抽出して得た抽出液の茶飲料であってもよく、前記サラシア属植物の葉あるいは幹抽出物の濃縮物や乾燥物等であってもよく、前記サラシア属植物の葉あるいは幹抽出物を公知の方法により製剤化したものであってもよい。
前記サラシア属植物の葉あるいは幹抽出物を製剤化してなる接触性皮膚炎抑制剤の剤型としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、経口摂取可能な固形剤、液剤など、あるいは皮膚に塗布する皮膚外用剤を挙げることができる。
前記固形剤としては、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、細粒剤、コーティング法により腸溶性コーティング剤などが挙げられる。前記固形剤としては、経口固形製剤の製造時に用いられる添加剤を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。前記添加剤としては、例えば、カリウム塩、酢酸、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、矯味矯臭剤、増量剤、被覆剤、酸味料、pH調整剤、品質改良剤、増粘安定剤、及び保存料などが挙げられる。
前記液剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、前記サラシア属植物の葉抽出物を濃縮したもの、乳化剤を用いて水に溶解・分散させたもの、エチルアルコール等の可溶性溶媒に溶解させた後水に溶解させたもの、などが挙げられる。
前記皮膚外用剤としては、軟膏剤、ジェル剤、ゲル剤、クリーム、パック剤、シップ剤、乳液などの半固形物や、ローション剤、化粧水などの液体、パウダーなどの固形物があげられる。また、石鹸、シャンプーなどの洗剤に混合せしめて用いることもできる。
さらに、本発明の接触性皮膚炎抑制剤には、その抑制効果を高める目的で、その他の成分を配合することができる。
そのような他の成分としては、例えば、ポリフェノール、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタン酸)、プロポリス、アガリクス抽出物、クロレラ原末、スピルリナ原末、ビフィズス菌、乳酸菌、アミノ酸、ビタミン類、ミネラル類(亜鉛、カルシウム、マグネシウム等)などが挙げられる。
本発明の接触性皮膚炎抑制剤は、投与後、被投与個体のサイトカイニンであるIL−12及びγ−インターフェロン(γ−IFN)濃度を抑制する作用を有する。
本発明が提供する接触性皮膚炎抑制剤の使用方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、健康食品、医薬品、及び医薬部外品などとして使用することができ、後述の本発明の接触性皮膚炎抑制方法に使用することができる。
また、必要に応じて他の成分を配合してなる後述の接触性皮膚炎抑制剤として使用することができる。
さらに、前記サラシア属植物の葉あるいは幹の熱水抽出物を、茶飲料として使用することにより、また、一般食品や一般飲料に含有させることにより、後述する接触性皮膚炎抑制用飲食物の成分として好適に使用することができる。
本発明の接触性皮膚炎抑制方法は、前記本発明の接触性皮膚炎抑制剤を経口投与することにより、接触性皮膚炎を抑制する方法である。
本発明の接触性皮膚炎抑制剤の摂取量としては、炎症症状等のレベルに応じて適宜選択することができるが、前記サラシア属植物の葉抽出物の原料である前記サラシア属植物の葉の乾燥物重量として、被投与個体の体重1kgあたり0.02g/日以上が好ましく、0.2g/日以上がより好ましい。
本発明の接触性皮膚炎抑制剤の経口投与方法としては、前記接触性皮膚炎抑制剤の剤型等に応じて適宜選択することができ、例えば、茶飲料又は液剤として飲用する方法、食品や飲料に含有させて該食品や該飲料を飲食する方法、固形剤として飲料等とともに服用する方法等が挙げられる。
本発明の接触性皮膚炎抑制剤は、本剤に必要に応じて適宜選択したその他成分を混合した抗炎症剤としても使用することができる。その他の成分としては、抗炎症効果を高める目的で、公知の抗炎症剤を添加してもよい。
本発明の接触性皮膚炎抑制用飲食物は、前記接触性皮膚炎抑制剤を含有してなる飲食物である。そのような接触性皮膚炎抑制剤を含有する前記飲食物としては、サラシア属植物の葉あるいは幹の粉末物を熱水抽出した飲茶の形がもっとも好ましい。しかしながら、摂取形式に、特に制限は無く、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、清涼飲料(発泡性飲料、果実飲料、着香飲料、着香シロップ、乳酸飲料、コーヒー飲料、茶系飲料、豆乳類、等)、栄養飲料、アルコール飲料等の飲料;飴、キャンディー、ガム、チョコレート、錠菓、スナック菓子、ビスケット、ゼリー、ジャム、クリーム、焼き菓子、パン等の菓子類;アイスクリーム、アイスシャーベット、かき氷等の冷菓;ソース、たれ、スパイス等の調味料;加工乳、発酵乳等の乳製品;サラダ油、てんぷら油、マーガリン、マヨネーズ、ショートニング、ホイップクリーム、ドレッシング等の油脂及び油脂加工食品;そば、うどん、はるさめ、餃子の皮、シュウマイの皮、中華麺、即席麺等の麺類;かまぼこ、ハム、ソーセージ等の水産・畜産加工食品;カレー、シチュー、親子丼、お粥、雑炊、中華丼、かつ丼、天丼、鰻丼、ハヤシライス、おでん、マーボドーフ、牛丼、ミートソース、玉子スープ、オムライス、餃子、シューマイ、ハンバーグ、ミートボール等のレトルトパウチ食品;種々の形態の飲料及び食品、並びに健康・栄養補助食品などが挙げられる。
本発明の接触性皮膚炎抑制用皮膚外用剤は、前記接触性皮膚炎抑制剤を含有してなる皮膚外用剤である。そのような前記接触性皮膚抑制剤を含有する前記外用剤としては、サラシア属植物の葉あるいは幹の粉末物を熱水抽出したものを含有した軟膏剤、ジェル剤、ゲル剤、クリーム、パック剤、シップ剤、乳液、ローション剤、化粧水、パウダーなどがあげられる。
接触性皮膚炎抑制用飲食物における、本発明の接触性皮膚炎抑制剤の添加量は、対象となる飲食物の種類に応じて異なり一概には規定することができないが、飲食物本来の味を損なわない範囲で添加すれば良い。
本発明の接触性皮膚炎抑制用飲食物は、日常的に経口摂取や皮膚外用することが可能であり、摂取することにより、添加した前記接触性皮膚炎抑制剤の作用により、金属などの種々のアレルゲンによる皮膚炎症等を改善することができる。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
実施例1:サラシア レティキュラータ(S. reticulata)の幹及び葉の水抽出液の接触性皮膚炎抑制活性評価
[評価試料]
サラシア レティキュラータ(Salacia reticulata)の幹及び葉の微粉砕物に9倍量の水を加えて50℃/2時間振とう抽出して得た抽出液。
[実験方法]
マウスIV型アレルギー(接触性皮膚炎)モデルとしてオキサゾロン誘発接触過敏症モデルマウスを用いて評価した。
まず、初期感作として、初期感作溶液(オキサゾロン溶液)を腹部塗布した。初期感作から5日後、オキサゾロン溶液を耳介に塗布した(チャレンジ)。耳介塗布後、24時間経過した後の耳介は肥厚しており、その肥厚率を測定したところ75%であり、IV型アレルギーによる接触性皮膚炎のモデルマウスとして有効であることを確認した。このモデルマウスに、チャレンジ1時間前に100、200及び400mg/kg体重の用量で評価試料を投与して、24時間後の耳介の肥厚率を測定した。
なお、データは、平均値±標準偏差で表した。コントロール群の平均値に対する他の群の平均値の差の検定には、パラメトリック法であるステューデントのt−検定を用い、p<0.05を統計学的に有意差ありとした。
[結果]
その結果を、下記表1に示した。
表1:サラシア レティキュラータ(S. reticulata)の幹及び葉の抽出液の接触性皮膚炎抑制活性評価
Figure 2011231019
上記表中の結果から判明するように、サラシア レティキュラータ(S. reticulata)の幹及び葉の抽出液を予め経口投与した場合、100mg/kgの投与量では有意な効果が見られなかったが、200及び400mg/kgの投与量では有意な接触性皮膚炎抑制作用を示していた。
実施例2:サラシア レティキュラータ(S. reticulata)の幹及び葉の水抽出液のIV型アレルギー抑制活性評価(血清インターロイキン12(IL−12)濃度低下効果)
[評価試料]
実施例1と同じ。
[実験方法]
Mouse IL-12+40 ELISAキット(バイオソース社、USA)により常法に従って測定した。
[結果]
その結果を、下記表2に示した。
表2:サラシア レティキュラータ(S. reticulata)の幹及び葉の抽出液の血清IL−12の低下効果
Figure 2011231019
IL−12はサイトカインの一種であり、ナイーブT細胞から1型ヘルパーT細胞への分化の活性化することが知られている。IV型アレルギーの発症メカニズムにおいては、1型ヘルパーT細胞からのγ−IFNの濃度が高まり、その結果、IL−12の分泌源であり、活性酸素の発生源であるマクロファージなどの抗原提示細胞が活性化し、炎症を促進すると考えられている。
上記表中の結果から判明するように、サラシア レティキュラータ(S. reticulata)の幹の水抽出成分の粉末試料を予め経口投与した場合、血清IL−12の濃度は低下の傾向にあるが、葉の水抽出試料400mg/kg投与の場合のみ、有意な低下効果が認められた。
実施例3:サラシア レティキュラータ(S. reticulata)の幹及び葉の水抽出液のIV型アレルギー抑制活性評価(耳介IL−12濃度低下効果)
[評価試料]
実施例1と同じ。
[実験方法]
実施例2と同じ。
[結果]
その結果を、下記表3に示した。
表2:サラシア レティキュラータ(S. reticulata)の幹及び葉の抽出液の耳介IL−12の低下効果
Figure 2011231019
サラシア レティキュラータ(S. reticulata)の幹の水抽出試料200mg/kg及び400mg/kgを予め経口投与した場合、耳介IL−12濃度が有意に低下した。
葉の水抽出試料投与の場合には、すべて有意の低下効果が認められた。
実施例4:サラシア レティキュラータ(S. reticulata)の幹及び葉の水抽出液のIV型アレルギー抑制活性評価(血清γ−インターフェロン(γ−IFN)濃度低下効果)
[評価試料]
実施例1と同じ。
[実験方法]
Mouse IFN-gamma インスタントELISAキット(ベンダーメドシステム社、USA)により常法に従って測定した。
[結果]
その結果を下記表4に示した。
表4:サラシア レティキュラータ(S. reticulata)の幹及び葉の抽出液の血清γ−IFNの低下効果
Figure 2011231019
γ−IFNはサイトカインの一種であり、IV型アレルギーの発症メカニズムにおいてはマクロファージなどの抗原提示細胞を活性化する結果、細胞内で高度に発生する活性酸素が漏出し、炎症を促進すると考えられている。
サラシア レティキュラータ(S. reticulata)の幹及び葉の水抽出試料200mg/kg及び400mg/kgを予め経口投与した場合、血清γ−IFN濃度が有意に低下した。
実施例5:サラシア レティキュラータ(S. reticulata)の幹及び葉の水抽出液のIV型アレルギー抑制活性評価(耳介γ−IFN濃度低下効果)
[評価試料]
実施例1と同じ。
[実験方法]
実施例4と同じ。
[結果]
その結果を下記表5に示した。
表5:サラシア レティキュラータ(S. reticulata)の幹及び葉の抽出液の血清γ−IFNの低下効果
Figure 2011231019
表中に示した結果からも判明するように、サラシア レティキュラータ(S. reticulata)の幹及び葉の水抽出試料100mg/kg、200mg/kg、及び400mg/kgを予め経口投与した場合、いずれも耳介γ−IFN濃度が有意に低下した。
実施例6:外用剤の製造
以下の方法で、外用剤の製造を行った。
サラシア レティキュラータ(S. reticulata)の葉の微粉砕物に9倍量の水を加えて50℃/2時間振とう抽出した抽出液を調製した。
抽出液を、ロータリーエバポレーター(ヤマト科学株式会社製)を用いて減圧下、50℃で濃縮を行った。得られた濃縮液中の不揮発性分量は約40%であった。
1.外用剤A
この濃縮液を1%含有するアレルギー性接触性皮膚炎抑制用の皮膚外用剤(外用剤A)を、以下の組成で製造した。
Salacia reticulata葉の抽出濃縮液 1.0%
ポリオキシエチレンセチルエーテル 2.0%
モノステアリン酸グリセリン 4.0%
パラフィン 2.5%
セタノール 3.0%
スクワラン 4.0%
シリコン油 0.8%
グリセリン 25.0%
1,3−ブチレングリコール 6.0%
メチルパラベン 0.1%
プロピルパラベン 0.05%
精製水 適量
2.外用剤B
上記で得られた濃縮液を8%含有するアレルギー性接触性皮膚炎抑制用の皮膚外用剤(外用剤B)を、以下の組成で製造した。
Salacia reticulata葉の抽出濃縮液 8.0%
水素添加大豆リン脂質 4.0%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.5%
セタノール 3.0%
メチルポリシロキサン 1.5%
スクワラン 3.0%
グリセリン 10.0%
1,3−ブチレングリコール 12.0%
水酸化ナトリウム 0.02%
カルボキシビニルポリマー 0.08%
ヒドロキシメチルセルロース 0.04%
パラオキシ安息香酸メチル 0.1%
精製水 適量
これらの外用剤A及び外用剤Bを、接触性皮膚炎患者に使用したところ、これらの外用剤の使用テストでは「保湿効果がある」、「さらっとしている」、「においがよい」、「さっぱりしている」、「痒みがおさまる」、「炎症が悪化しにくい」、「しっとりしている」などの評価が得られた。
本発明により、安全性が高く、経口摂取すること、あるいは皮膚に外用することにより接触性皮膚炎を特異的に抑制し、接触性皮膚炎などの疾患の治療又は予防に好適な接触性皮膚炎抑制剤、及び接触性皮膚炎を抑制する方法を提供することができる。
本発明が提供する接触性皮膚炎抑制剤を用いることにより、安全であり且つ簡便な手段によるIV型アレルギーとしての接触性皮膚炎の抑制方法が提供される点で、本発明の産業上の利用性は多大なものである。

Claims (6)

  1. サラシア属植物の葉及び/又は幹の微粉砕物を有効成分として含有することを特徴とする接触性皮膚炎抑制剤。
  2. サラシア属植物の葉及び/又は幹の抽出物を有効成分として含有することを特徴とする接触性皮膚炎抑制剤。
  3. サラシア属植物が、サラシア レティキュラータ(Salacia reticulata)、サラシア オブロンガ(S. oblonga)、サラシア プリノイデス(S. prinoides)、サラシア チネンシス(S. chinensis)、サラシア マクロスペルマ(S. macrosperma)及びサラシア フルチコーサ(S. fruticosa)から選択される1種又は複数種である請求項又は2に記載の接触性皮膚炎抑制剤。
  4. 請求項1から3に記載の接触性皮膚炎抑制剤を含有する接触性皮膚炎抑制食品および飲料。
  5. 請求項1から3に記載の接触性皮膚炎抑制剤を含有する接触性皮膚炎抑制皮膚外用剤。
  6. 皮膚外用剤が軟膏剤、パック剤、ジェル剤、ゲル剤、クリーム、シップ剤、乳液、ローション剤、化粧水、パウダー、シャンプー、石鹸及び化粧品から選択されるものである請求項5に記載の接触性皮膚炎抑制皮膚外用剤。
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