JP2011228469A - 基板収納容器 - Google Patents

基板収納容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2011228469A
JP2011228469A JP2010096713A JP2010096713A JP2011228469A JP 2011228469 A JP2011228469 A JP 2011228469A JP 2010096713 A JP2010096713 A JP 2010096713A JP 2010096713 A JP2010096713 A JP 2010096713A JP 2011228469 A JP2011228469 A JP 2011228469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottom plate
retainer
storage container
shell
substrate storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010096713A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5435577B2 (ja
Inventor
Hiroshi Mimura
博 三村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd, Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority to JP2010096713A priority Critical patent/JP5435577B2/ja
Publication of JP2011228469A publication Critical patent/JP2011228469A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5435577B2 publication Critical patent/JP5435577B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】ボトムプレートをシェルに取り付けたとき、あるいは、ボトムプレートをシェルから取り外したときに、確実な稼働を達成でき、途中で止まることのないリテーナ機構を備えた基板収納容器を提供する。
【解決手段】ボトムプレートと、ボトムプレートに載置され基板を並設配置させるカセットと、カセットを被ってボトムプレートに係合されるシェルと、シェルの内壁に取り付けられるリテーナ機構とを備えて構成される。リテーナ機構は、互いに傾斜面で当接して配置されたスライドパーツとリテーナとを備えて構成される。スライドパーツがボトムプレートから離れる方向へ移動でき、この際に、リテーナは前記傾斜面から力を受けカセットに近接する方向へ移動できるように構成されている。リテーナには、カセットに配置された各基板に接触し各基板を保持する基板保持部を備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、たとえば半導体ウェーハ、ガラスウェーハ、マスクガラス等の精密基板を収納し、輸送、搬送、保管に使用される基板収納容器に係り、特に、各精密基板を保持するリテーナ機構を備える基板収納容器に関する。
局所クリーン環境で、精密基板に各種の加工や処理を行うための標準化された基板収納容器は、フロント側に開口を有するものと、底部に開口を備えた構造のものが使用されている。このうち、後者の基板収納容器は、一または複数の精密基板を水平状態で整列させて収納するカセットを搭載するボトムプレートと、底部に開口を有する筒状体からなり前記カセットを被った状態でボトムプレートにシール可能に係合できるシェルとから構成されている。
そして、このような基板収納容器として、シェルの内壁に可動式のリテーナ機構が取り付けられたものが知られている(特許文献1参照)。シェルにボトムプレートを係合した際に、リテーナ機構のリテーナ(基板押さえ具)がカセット内の各精密基板の周辺部に接触して前記各基板を保持するようになっている。このようなリテーナ機構は、基板収納容器を搬送するときに、前記各基板の回転、傷つき、あるいは破損を防止できるようになっている。
このように各基板が保持された状態の精密基板収納容器は、たとえば半導体部品の生産工程において、局所クリーンな環境に配置された多数の加工装置に搬送されるとともに、これら加工装置によって、各種処理や加工が繰り返し行われる。
特許第3948047号公報
精密基板収納容器に設けられているリテーナ機構は、たとえば特許文献1に示すように、シェルの内壁に固定されるフックのガイド溝に係合されるシャフトによって支持されるリテーナ(基板押さえ具)を備えて構成されている。ガイド溝は、たとえば、シェルの内壁に対して上方へ角度(鋭角)を有して延在され、さらに、シェルの内壁に平行に延在する屈曲形状をなして構成されている。
リテーナは、その最下端の位置にあるときシェルの内壁に近接し、最上端の位置にあるときカセット内の各基板側へ移動し、各基板に接触するとともに前記各基板を保持するようになっている。また、リテーナは、その自重によって最下端の位置に配置され、シェルにボトムプレートが係合された状態にあるとき、ボトムプレートからの押圧によって最上端の位置に配置されるようになっている。
しかし、上述したリテーナ機構は、リテーナに取り付けられたシャフトが、フックのガイド溝をガイドとして可動する構成となっているため、リテーナ機構の繰り返し使用によって、シャフトとガイド溝との擦れが懸念されるに至った。
また、シェルからボトムプレートを取り除く際に、リテーナは、その自重により最下端の位置に配置されるので、ガイド溝の屈曲部でシャフトが引っかかってしまい、リテーナが正規の位置まで戻りきらないで止まってしまう不都合が生じるに至った。
また、従来の基板収納容器は、通常大気圧の環境で使用されていたが、精密基板のたとえばプラズマCVD等の加工工程においては、真空状態で加工が行われることがある。この場合、基板収納容器は、真空状態にすると変形してしまうので、真空状態から、大気圧の状態に戻すための装置が必要となり、処理時間が長くかかっていた。そのため、真空状態と大気圧状態のどちらの加工装置にも直接的にアクセス可能で使用可能な基板収納容器が望まれていた。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みなされたものであって、ボトムプレートをシェルに取り付けたとき、あるいは、ボトムプレートをシェルから取り外したときに、確実な稼働を達成でき、途中で止まることのないリテーナ機構を備えた基板収納容器を提供することを目的とする。
また、真空状態で加工や処理が行われる加工装置にも直接的にアクセス可能で使用可能な耐圧性能を有する基板収納容器を提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成によって把握することができる。
(1)本発明の基板収納容器は、ボトムプレートと、前記ボトムプレートに載置され基板を並設配置させるカセットと、前記カセットを被って前記ボトムプレートに係合されるシェルと、前記シェルの内壁に取り付けられるリテーナ機構とを備え、前記リテーナ機構は、互いに傾斜面で当接して配置されたスライドパーツとリテーナとを備え、前記スライドパーツが前記ボトムプレートから離れる方向へ移動でき、この際に、前記リテーナは前記傾斜面から力を受け前記カセットに近接する方向へ移動できるように構成され、前記リテーナには、前記カセットに配置された前記各基板に接触し前記各基板を保持する基板保持部を備えることを特徴とする。
(2)本発明の基板収納容器は、(1)において、ボトムプレートには、前記ボトムプレートにシェルが係合される際に、前記スライドパーツに当接される個所に凸部が形成され、前記スライドパーツは、前記凸部からの押圧によって前記ボトムプレートから離れる方向へ移動がなされることを特徴とする。
(3)本発明の基板収納容器は、(1)において、前記リテーナ機構は、枠体を備え、前記スライドパーツの移動および前記リテーナの移動は、前記枠体によってガイドされていることを特徴とする。
(4)本発明の基板収納容器は、(1)において、前記スライドパーツは前記シェル側に配置され、前記リテーナは前記カセット側に配置されていることを特徴とする。
(5)本発明の基板収納容器は、(4)において、前記リテーナは、弾性部材によって前記シェル側に付勢されていることを特徴とする。
(6)本発明の基板収納容器は、(1)ないし(4)のいずれかにおいて、前記精密基板収納容器は、大気圧環境から真空環境に変化させたときの最大変形量が1mm以下であることを特徴とする。
本発明による基板収納容器によれば、ボトムプレートをシェルに取り付けたとき、あるいは、ボトムプレートをシェルから取り外したときに、確実な駆動を達成でき、途中で止まることのないリテーナ機構を備えたものを得ることができる。
また、本発明による基板収納容器によれば、真空状態で加工や処理が行われる加工装置にも直接的にアクセス可能で使用可能な耐圧性能を有するものを得ることができる。
本発明の基板収納容器の一実施形態を示す展開斜視図である。 本発明の基板収納容器に備えられるリテーナ機構を示す正面図である。 本発明の基板収納容器の一実施形態においてボトムプレートに対するシェルの装着前の状態を示す側面図である。 (a)は本発明の基板収納容器に備えられるリテーナ機構の側面図、(b)(a)に示すリテーナ機構を側面と平行な面で断面をとった断面図である。 本発明の基板収納容器の一実施形態においてボトムプレートに対してシェルを装着し始めた(係合前)状態を示す断面図である。 図5に示した基板収納容器のボトムプレートの一部を拡大して示した断面図である。 本発明の基板収納容器の一実施形態においてボトムプレートに対してシェルを装着(係合後)した状態を示す側面図である。 図7に示した基板収納容器のボトムプレートの一部を拡大して示した断面図である。 図7における基板収納容器のリテーナ機構を示す断面図である。 本発明の基板収納容器をボトムプレート側から観た斜視図である。 図10に示す構成からカバープレートを外した状態を示した斜視図である。 本発明の基板収納容器の使用態様を示す簡略説明図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
図1は、本発明の基板収納容器の実施形態を示す展開斜視図である。図1に示すように、基板収納容器は、大略、その載置面側から上方にかけて、円盤状をなすボトムプレート3と、このボトムプレート3上に搭載された半導体ウェーハ等の基板を並設配置させるカセット2と、このカセット2を被ってボトムプレート3に係合されるほぼ円筒状のシェル1と、シェル1の内壁の一部に取り付けられる可動式のリテーナ機構4とを備える。
シェル1は、ボトムプレート3の側の一端に開口を有し、他端側が閉じられた円筒形状をなしている。また、シェル1は、ボトムプレート3側の開口端において、その外周から径方向に延在するフランジ5を備える。このフランジ5の周りにはボトムプレート3との係合を図る係止孔6が等間隔にたとえば4個設けられている。シェル1の天面1Aには、搬送用のロボティックフランジ7が取り付けれ、周側面1Bの一部には、手動にて基板収納容器を搬送するためのハンドル8が取り付けられている。
前記リテーナ機構4は、シェル1に対してボトムプレート3を係合させた際に、カセット2に並設配置された各基板を定位置に配置させるとともに、該基板の回転を防止させるように機能する。
ここで、リテーナ機構4の説明に先立ってカセット2の構成を簡単に説明する。 図5は、基板収納容器においてボトムプレート3に対してシェル1を装着し始めた(係合前)状態を示す断面図である。図5に示すように、カセット2は、上下方向に並設された円形状の下端板26と上端板27と、これら下端板26と上端板27の間の周辺に互いに対向配置される一対の側壁板28とから構成されている。これら側壁板28の内側の面には上下方向に並設された収納溝29を有し、この収納溝29には半導体ウェーハ等の基板の周辺の一部を位置づけることによって、複数の基板を上下方向に並設されて配置できるようになっている。
このように、カセット2に配置された各基板は、一対の側壁板28の収納溝29に支持されたものとなっている。このことから、各基板は未だ定位置に定まっていないこともあり、また回転できる状態となっている。それ故、前記リテーナ機構4のリテーナ(基板押さえ具)によって各基板の周辺の一部を接触、保持させることによって、各基板を定位置に配置させ、また、回転を防止させることができるようになっている。
リテーナ機構4は、その正面図である図2に示すように、大略、シェル1内壁に固定される枠体9と、この枠体9に保持され上下方向に移動可能なスライドパーツ10と、やはり枠体9に保持されスライドパーツ10に連動して水平方向に移動するリテーナ11とから構成されている。この場合、スライドパーツ10が上方向に移動した場合、リテーナ11はカセット2に近接する方向に移動し、スライドパーツ10が下方向に移動した場合、リテーナ11はカセット2から遠のく方向に移動するようになっている。図2に示すように、枠体9の正面には上下方向に延在する長孔12が形成され、この長孔12からは、リテーナ11に取り付けられた複数の基板保持部17が露出されるようになっている。各基板保持部17は上下方向に並設され、それらの高さは、カセット2に配置される各基板の高さに対応するようになっている。すなわち、各基板保持部17は、リテーナ11とともに、カセット2に近接する方向に移動した場合、対応する基板の周辺に接触、保持するようになっている。このため、各基板保持部17は、たとえば図4bに示すように、基板側の面においてV溝17Aが形成された構成となっている。なお、図4bは、リテーナ機構4を側面と平行な面で断面をとった図である。
図4aは、リテーナ機構4を側面から観た図である。図4aに示すように、スライドパーツ10は、そのタブ18Aが枠体9に形成された溝14に嵌合されることにより、図中上下方向の移動がガイドされるようになっている。同様に、リテーナ11は、そのタブ18Bが枠体9に形成された溝13に嵌合されることにより、図中水平方向の移動がガイドされるようになっている。
また、リテーナ11は、たとえば図9に示すように、枠体状の支柱部15と、この支柱部15の対向する部分を結ぶようにして図中上下方向に並設された複数の弾性部材16と、これら弾性部材16の中央に設けられる基板保持部17を備えて構成されている。ここで、図9は、基板収納容器においてボトムプレート3にシェル1を装着(係合後)した状態のリテーナ機構4を示す断面図である。図9において、基板保持部17には上述したV溝17Aが形成され、リテーナ11のカセット2側への移動によって、カセット2内の各基板に接触、保持するようになっている。また、支柱部15の基板保持部17と反対側の背面側には、図中下方から上方に向かって基板保持部17から距離が大きくなるような傾斜面20が形成されている。この傾斜面20は上下方向にたとえば2個設けられている。リテーナ11の傾斜面20は、後述するスライドパーツ10に設けられた傾斜面22に対応して設けられるようになっており、スライドパーツ10の上下方向の移動においても、前記傾斜面22と当接する状態を保持するようになっている。
なお、リテーナ11は、圧縮バネ、板バネ等からなる弾性部材21を枠体9との間に挟むように設けられている。これにより、リテーナ11が、外部からの負荷がかからないときには、常時、枠体9の内側(スライドパーツ10側)にあり外側(カセット2側)に突出しないように付勢される状態となっている。
スライドパーツ10は、それに形成されるタブ18Aが枠体9に形成された溝14によってガイドされ、上下方向に移動可能に支持されていることは上述した通りである。そして、このようなスライドパーツ10のリテーナ11に対向する面には、図中下方から上方に向かってシェル1の内壁から距離が小さくなるような傾斜面22が形成されている。この傾斜面22は、リテーナ11の傾斜面20に対応して設けられ、上下方向に2個設けられている。スライドパーツ10の傾斜面22の傾斜角はリテーナ11の傾斜面20と同じになっている。また、スライドパーツ10の傾斜面22は、スライドパーツ10の上下方向の移動においても、前記傾斜面20と当接する状態を保持するようになっている。
これにより、スライドパーツ10が図中上方向に移動した場合、スライドパーツ10の傾斜面22がリテーナ11の傾斜面20を押すことになり、リテーナ11はカセット2側に移動(水平移動)するようになる。また、スライドパーツ10が図中下方向に移動した場合、リテーナ11の傾斜面20はスライドパーツ10の傾斜面22との間に隙間ができるようになるが、リテーナ11は上述した弾性部材21によって前記隙間を埋めるように移動するようになる。この結果、リテーナ11はカセット2から遠のく方向に移動するようになり、基板保持部17はカセット2内の各基板との接触、保持が解除されるようになる。
次に、このように構成されたリテーナ機構4の作用について以下説明する。
まず、図3、図4a、図4bに示すように、シェル1がボトムプレート3から離れている状態では、スライドパーツ10は、枠体9に対して最下位の位置に配置される。このため、図4aから明らかとなるように、スライドパーツ10のタブ18Aは枠体9の溝14の下端に位置する。
図5は、基板収納容器のボトムプレート3に対してシェル1を装着し始めた状態を示す側面図である。また、図6は、この際におけるボトムプレート3の一部を拡大して示した断面図である。なお、図5、図6は、シェル1とボトムプレート3とがいまだ係合していない状態を示した図となっている。図5、図6に示すように、ボトムプレート3には凸部24が設けられており、この凸部24は、シェル1を装着し始める際に、リテーナ機構4のスライドパーツ10の下端部23と接触する位置に形成されている。この段階では、スライドパーツ10は、その下端部23において凸部24と接触しているだけで、いまだ移動していない状態となっている。
図7は、基板収納容器のボトムプレート3に対してシェル1を完全に装着(係合後)した状態を示す側面図である。また、図8は、この際におけるボトムプレート3の一部を拡大して示した断面図となっている。図7、図8では、スライドパーツ10は、その下端部23において凸部24から押圧を受け、図中上方向に移動していることを示している。
図9は、この際におけるリテーナ機構4の断面図である。図9に示すように、図中上方向に移動したスライドパーツ10によって、リテーナ11は、その傾斜面20において、スライドパーツ10の傾斜面22から押圧をうけ、これによりカセット2側へ水平移動するようになる。そして、基板保持部17はカセット2内の各基板の周辺に接触し、各基板を保持するようになることは上述した通りである。
なお、リテーナ11は、たとえば、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂や、ポリエステル系、ポリオレフィン系、ポリスチレン系などの熱可塑性エラストマーから形成される。
このように構成されたリテーナ機構4は、複雑なカム溝を用いることなく、簡単な構造で、単純に上下方向と、水平方向に移動させる部材(スライドパーツ10、リテーナ11)を備えるだけとなっている。このため、リテーナ11を確実に可動でき、外部からの力を取り除けば、常時、リテーナ11が基板から離れる方向に付勢される。したがって、リテーナ11が途中で停止してしまい、ボトムプレート3の開閉作業が中断され、また、各基板を破損させてしまうという不都合を解消できるようになる。
次に、このようなリテーナ機構4が取り付けられた基板収納容器の他の構成について説明する。シェル1の中心軸を含む平面で断面をとったたとえば図3に示すように、シェル1の閉じられた他端側は天面1Aを構成し、この天面1Aはドーム状の湾曲面となっている。すなわち、この天面1Aは、外方に凸面を有するように湾曲されて構成されている。この場合、天面1Aの周辺はシェル1の周側面1Bの上端に接続されるように構成され、この接続部において外方に凸面となるR加工されたコーナ部を形成している。シェル1の表面の全域において平面となっている部分を極力少なくする趣旨である。このことから、シェル1の周側面1Bとフランジ5の表面との接続部においても内側に凸面となるR加工されたコーナ部を形成している。
このようにシェル1の表面において湾曲面、コーナ部を形成しているのは、基板収納容器の内部を減圧させた際に、シェル1に印加される気圧を湾曲面で構成される天面1A等に沿って分散させシェル1の強度を向上させることができるからである。このようにした場合、基板収納容器の内部を真空環境下としてもシェル1の変形を最大1mm以下に設計することができる。基板収納容器の変形を最大1mm以下にできることによって、基板収納容器を繰り返し使用しても疲労破壊することなく使用することができるようになる。
このように構成されるシェル1は、たとえばアルミ合金、チタン合金、ステンレス剛等のような金属材料から構成され、その肉厚は、天面1A、周側面1B、フランジ5においてたとえばほぼ等しく形成されている。
カセット2は、上述したように、上下方向に並設された下端板26と上端板27と、これら下端板26と上端板27の間の周辺に対向配置される一対の側壁板28とから構成されている。これら側壁板28の内側の面には収納溝29を有し、この収納溝29には基板の周辺の一部を位置づけることによって、複数の基板を上下方向に並設されて配置できるようになっている。
カセット2は、たとえばポリカーボネート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレート、液晶ポリマー、シクロオレフィンポリマー等などの熱可塑性樹脂から構成されている。この場合、これらの樹脂に、炭素繊維、炭素パウダー、カーボンナノチューブ等を添加して導電性を付与するようにしたものであってもよい。なお、上述した樹脂のうち、液晶ポリマー、ポリエーテルエーテルケトンによって構成することによって、真空下での水分やアウトガスの発生を少なくでき、本発明の基板収納容器として好適に構成することができる。
ボトムプレート3は、たとえば図8に示すように、シェル1の側に配置されるボトムプレート本体30と、このボトムプレート本体30に対してシェル1と反対の側に配置されるカバープレート31とから構成されている。ボトムプレート本体30とカバープレート31との間には、ボトムプレート3とシェル1とを係合させるための施錠機構、基板収納容器を図示しない加工装置等に位置決めさせるための位置決め機構が備えられている。施錠機構、位置決め機構については後に詳述する。ボトムプレート3の周辺であってシェル1のフランジ5との当接面には、リング状のシールガスケット33が備えられている。基板収納容器の内部の気密性を保持するためである。
ボトムプレート本体30は、たとえば図3に示すように、その周辺を除く中央部がシェル1と反対側に凸面を有するように湾曲した凹部43が形成されている。ボトムプレート本体30をこのような形状とするのは、基板収納容器の内部を減圧させた際に、ボトムプレート本体30に印加される気圧を湾曲面に沿って分散させボトムプレート本体30の強度を向上させることができるからである。このようにした場合、基板収納容器の内部を真空環境下としてもボトムプレート3の変形を最大3mm以下、好ましくは1mm以下に設計することができる。この結果、基板収納容器の変形を最大3mm以下にできるので、容器のシール性を損なうことなく使用することができる。また、基板収納容器の変形を最大1mm以下にできることによって、基板収納容器を繰り返し使用しても疲労破壊することなく使用することができるようになる。
カバープレート31は、たとえば螺合部材を介してボトムプレート本体30に取り付けられるようになっている。ボトムプレート本体30とカバープレート31の間には施錠機構および位置決め機構が備えられていることは上述した通りである。このため、カバープレート31には、基板収納容器の底面側から観た図10に示すように、複数の貫通孔が形成され、そのうち、円周方向に等間隔に3個設けられた矩形状の孔34には、位置決め機構の位置決め部材39が露出されるようになっており、やはり円周方向に等間隔に4個設けられた長円形状の孔35には施錠機構の被操作部36が露出されるようになっている。
このように構成されるボトムプレート32は、たとえばアルミ合金、チタン合金、ステンレス剛等のような金属材料から構成されている。
施錠機構は、図10に示す構成からカバープレートを外した状態の図11に示すように、ボトムプレート本体30と同心状に取り付けられたリング状の弾性部材37と、この弾性部材37にその円周方向に等間隔に固定された4個の係止片38を備えて構成されている。各係止片38は、弾性部材37の弾性によって半径方向に突出され、シェル1のフランジ5に設けられた前記係止孔6に嵌合するようになっている。弾性部材37は、隣接する係止片38のほぼ中間の位置でボトムプレート本体30に固定されている(固定部を符号32で示す)。各係止片38は、中心向きの力が加わることによって弾性部材37が弾性変形し、前記係止孔6から解錠される。また、各係止片38への力が取り除かれれば、弾性片37の反力によって係止片38が定位置に戻され再び施錠するようになる。各係止片38には被操作部36が設けられ、この被操作部36が露出されているカバープレート31の前記孔35を通して前記係止片38を操作できるようになっている。被操作部36は、たとえば凹部、孔部、あるいは突起部として構成できる。
位置決め機構は、図11に示すように、位置決め部材39が円周方向に等間隔に3個設けられ、それらの上面には半径方向に延在するV溝40が形成されている。図示しない加工装置の載置台には、前記位置決め部材39のV溝40に嵌合し得る位置決めピンが設けられ、基板収納容器の前記加工装置への搭載の際に、位置決め部材39と位置決めピンとの嵌合を図ることによって、基板収納容器と前記加工装置との位置決めが一義的に行われるようになる。加工装置の位置決めピンの位置決め部材39への嵌合は、カバープレート32に形成された前記孔34を通してなされるようになっている。
図12は、本発明の基板収納容器の使用態様の一例を示した説明図である。12図において、たとえば半導体ウェーハ等の基板44が加工される真空処理室(たとえばプラズマCVD処理室)45がある。真空処理室45で加工された基板44は、ロードロック室46に搬送されるようになっている。このロードロック室46は従来のように減圧調整する機構を備えておらず、真空環境下の室として構成されている。次に、基板44は、カセット配置室47に搬送され、カセット(基板収納カセット)2内に並設されるようになっている。カセット配置室47は真空環境下の室として構成されている。基板44が配列されたカセット2は、たとえばカセット配置室47の真空環境下で基板収納容器に収納されるようになっている。その後、カセット2が収納された基板収納容器(図中符号48で示す)は搬送手段が設けられた大気圧下の環境に移動され、前記搬送手段によって次工程における真空処理室(図示せず)に移送されるようになっている。
このように構成された基板処理の工程において、従来のように、ロードロック室と大気圧下の搬送手段との間に大気圧室を設ける必要が無くなり、また、これに応じて、ロードロック室に減圧調整機構を設ける必要がなくなる効果を奏する。
また、上記の加工が終了した直後の基板は、基板収納容器に収納されてしばらくの間は、大気圧下に晒されることがなく、加工された状態を維持できるので、粒子あるいは水分の付着を回避でき、酸化等に起因する劣化を防止できるようになる。
以上、このように構成された基板収納容器は、印加される圧力を容器の面に沿って分散させることによって容器の強度増大を図るようにできる。したがって、減圧環境下であっても変形を回避でき、収納された基板の信頼性ある保管を実現できるようになる。
上記実施態様のシェル1およびボトムプレート3の材料は、たとえばアルミ合金、チタン合金、ステンレス剛等のような金属材料から構成し、これらの金属材料の表面に、たとえばポリエーテルエーテルケトン樹脂、ふっ素樹脂、エポキシ樹脂、ポリチオフェンあるいはポリピロール等の導電性ポリマーでコーティングしたものである。また、ダイヤモンドライクコーティングあるいはセラミックコーティング等を施すようにしてもよい。この場合も、上述の実施形態と同様の効果が得られる。また、収納されている基板が金属イオンによって汚染されるのを回避するために、金属材料にこのような表面処理を施すことは極めて効果的となる。さらに、このような実施態様の他の変形例として、金属材料からなるシェルやボトムプレートを芯材として使用し、インサート成形により、金属材料の表面に熱可塑性樹脂層を形成することもできる。
さらに、シェル1およびボトムプレート3の材料は、たとえばアルミ合金、チタン合金、ステンレス剛等のような金属材料から構成したものである。しかし、これに限定されることはなく、たとえば合成樹脂を用いて構成するようにしてもよい。この場合、合成樹脂のヤング率は10GPa以上であることが望ましい。このような合成樹脂を用いることによって、基板収納容器の内部を真空に近く減圧させてもシェル1およびボトムプレート3の変形を最大3mm以下に設計することができる。上述したように、基板収納容器の変形を最大3mm以下にできることによって、容器のシール性を損なうことなく使用することができる。
ちなみに、アルミ合金(ADC12)の場合、そのヤング率が73GPaで最大変形量を0.9mmに確保することが確かめられている。また、いわゆるPEEK+炭素フィラーの場合、そのヤング率が13GPaで最大変形量を2.5mmに確保することが確かめられている。さらに、LCP(液晶ポリマー)+炭素フィラーの場合、そのヤング率が11GPaで最大変形量を2.8mmに確保することが確かめられている。したがって、このような材料であってもよい。
なお、本発明による基板収納容器は、半導体ウェーハを収納するものについて説明したものである。しかし、半導体ウェーハに限定されることなく、たとえば、ガラスウェーハ、マスクガラス、レチクル等の他の基板を収納する容器であってもよい。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1……シェル、1A……天面、1B……周側面、2……カセット、3……ボトムプレート、4……リテーナ機構、5……フランジ、6……係止孔、7……ロボティクフランジ、8……ハンドル、9……枠体、10……スライドパーツ、11……リテーナ、12……長孔、13……溝(リテーナ11のガイド溝)、14……溝(スライドパーツ10のガイド溝)、15……支柱部、16……弾性片、17……基板保持部、17A……V溝、18A、18B……タブ、20……傾斜面(リテーナ11の傾斜面)、21……弾性部材、22……傾斜面(スライドパーツ10の傾斜面)、23……下端部、24……凸部、26……下端板、27……上端板、28……側壁板、29……収納溝、30……ボトムプレート本体、31……カバープレート、32……固定部、33……シールガスケット、34、35……孔、36……被操作部、37……弾性部材38……係止片、39……位置決め部材、40……V溝、43……凹部、44……基板、45……真空処理室、46……ロードロック室、44……カセット配置室、48……基板収納容器。

Claims (6)

  1. ボトムプレートと、前記ボトムプレートに載置され基板を並設配置させるカセットと、前記カセットを被って前記ボトムプレートに係合されるシェルと、前記シェルの内壁に取り付けられるリテーナ機構とを備え、
    前記リテーナ機構は、互いに傾斜面で当接して配置されたスライドパーツとリテーナとを備え、
    前記スライドパーツが前記ボトムプレートから離れる方向へ移動でき、この際に、前記リテーナは前記傾斜面から力を受け前記カセットに近接する方向へ移動できるように構成され、
    前記リテーナには、前記カセットに配置された前記各基板に接触し前記各基板を保持する基板保持部を備えることを特徴とする基板収納容器。
  2. ボトムプレートには、前記ボトムプレートにシェルが係合される際に、前記スライドパーツに当接される個所に凸部が形成され、
    前記スライドパーツは、前記凸部からの押圧によって前記ボトムプレートから離れる方向へ移動がなされることを特徴とする請求項1に記載の基板収納容器。
  3. 前記リテーナ機構は、枠体を備え、前記スライドパーツの移動および前記リテーナの移動は、前記枠体によってガイドされていることを特徴とする請求項1に記載の基板収納容器。
  4. 前記スライドパーツは前記シェル側に配置され、前記リテーナは前記カセット側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の基板収納容器。
  5. 前記リテーナは、弾性部材によって前記シェル側に付勢されていることを特徴とする請求項4に記載の基板収納容器。
  6. 前記基板収納容器は、大気圧環境から真空環境に変化させたときの最大変形量が1mm以下であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の基板収納容器。
JP2010096713A 2010-04-20 2010-04-20 基板収納容器 Active JP5435577B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010096713A JP5435577B2 (ja) 2010-04-20 2010-04-20 基板収納容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010096713A JP5435577B2 (ja) 2010-04-20 2010-04-20 基板収納容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011228469A true JP2011228469A (ja) 2011-11-10
JP5435577B2 JP5435577B2 (ja) 2014-03-05

Family

ID=45043496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010096713A Active JP5435577B2 (ja) 2010-04-20 2010-04-20 基板収納容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5435577B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015012222A (ja) * 2013-07-01 2015-01-19 信越ポリマー株式会社 基板収納容器
JP2017037893A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 アキレス株式会社 基板収納容器

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101447451B1 (ko) * 2014-05-22 2014-10-07 (주)상아프론테크 웨이퍼 보관 용기

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08172120A (ja) * 1994-12-16 1996-07-02 Hitachi Ltd 半導体装置の製造方法および搬送インターフェース装置
JP2001035911A (ja) * 1999-07-19 2001-02-09 Tdk Corp クリーンボックス内ウエハ固定装置
JP2004047852A (ja) * 2002-07-15 2004-02-12 Sumitomo Heavy Ind Ltd Zチルトステージ
JP2005311093A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Nec Electronics Corp ウェーハ搬送装置
JP3948047B2 (ja) * 1997-02-28 2007-07-25 アシスト シンコー株式会社 ウェーハ保管容器のウェーハ押さえ具

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08172120A (ja) * 1994-12-16 1996-07-02 Hitachi Ltd 半導体装置の製造方法および搬送インターフェース装置
JP3948047B2 (ja) * 1997-02-28 2007-07-25 アシスト シンコー株式会社 ウェーハ保管容器のウェーハ押さえ具
JP2001035911A (ja) * 1999-07-19 2001-02-09 Tdk Corp クリーンボックス内ウエハ固定装置
JP2004047852A (ja) * 2002-07-15 2004-02-12 Sumitomo Heavy Ind Ltd Zチルトステージ
JP2005311093A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Nec Electronics Corp ウェーハ搬送装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015012222A (ja) * 2013-07-01 2015-01-19 信越ポリマー株式会社 基板収納容器
JP2017037893A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 アキレス株式会社 基板収納容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP5435577B2 (ja) 2014-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9919863B2 (en) Reticle pod with cover to baseplate alignment system
KR101008866B1 (ko) 수납용기
TW201931007A (zh) 光罩壓抵單元及應用其之極紫外光光罩容器
TWI391304B (zh) 光罩盒
US8322533B2 (en) Lid body for substrate storage container and substrate storage container
KR101008867B1 (ko) 기판 수납 용기
TW201024185A (en) Container for housing a mask blank, method of housing a mask blank, and mask blank package
US8881907B2 (en) Substrate storage container with gravity center adjustment member
KR20070120945A (ko) 수납 용기
JP5435577B2 (ja) 基板収納容器
KR20140092548A (ko) 웨이퍼 보관 장치
US8540473B2 (en) Load port
KR20200020981A (ko) 투명 창 조립체를 갖는 레티클의 보유 및 운송을 위한 컨테이너
TWI393208B (zh) 單一薄板貯存容器
JP2009043862A (ja) 枚葉式ウエハケース
US20130248399A1 (en) Mask box having a buckling structure
US20170186637A1 (en) Wafer container for receiving horizontally arranged wafers
JP3938233B2 (ja) 密封容器
JP4208303B2 (ja) 精密基板収納容器及びその組立方法
KR20220012768A (ko) 가이딩 부품이 있는 레티클 포드
JP3177136U (ja) 半導体素子用容器
JP5408624B2 (ja) 基板収納容器
JP5409343B2 (ja) 基板収納容器
US9401295B2 (en) Load port apparatus and clamping device to be used for the same
TWI729068B (zh) 用於基板容器之緩衝保持器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120807

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5435577

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250