JP2011228194A - 外部接続端子 - Google Patents
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Abstract
【課題】コイン等の薄板形状の異物が外部接続端子周辺から筐体内部に誤って侵入するおそれがある。
【解決手段】前面端子部4と外装部5とを有する端子本体2と、導電性のアース板3と、を有し、端子本体2は筐体に配置される際に、筐体の表面開口部から前面端子部4が露出するように配置され、表面開口部は前面端子部4の露出面より広く開口しており、前記外装部5の一部分は導電性を有し、筐体の裏面は導電性を有し、アース板3は外装部の導電性を有する部分と、筐体の裏面の導電性を有する部分とを電気的に接続するように形成される、外部接続端子1とする。
【選択図】図1
【解決手段】前面端子部4と外装部5とを有する端子本体2と、導電性のアース板3と、を有し、端子本体2は筐体に配置される際に、筐体の表面開口部から前面端子部4が露出するように配置され、表面開口部は前面端子部4の露出面より広く開口しており、前記外装部5の一部分は導電性を有し、筐体の裏面は導電性を有し、アース板3は外装部の導電性を有する部分と、筐体の裏面の導電性を有する部分とを電気的に接続するように形成される、外部接続端子1とする。
【選択図】図1
Description
本発明は外部接続端子に関し、更に詳しくは電子機器の筐体表面に露出しても、表面開口部との隙間に薄板状の異物が侵入することを防ぐ機構を備えた外部接続端子に関する。
近年、電子機器には多数の外部接続端子が設けられている。外部接続端子の接続端子部が電子機器の筐体の表面開口部から露出し、接続端子部にLANケーブル端子やHDMIケーブル端子などを接続することにより、外部機器との通信が可能となっている。
一般に、外部接続端子の外装と電子機器の筐体表面とは電気的に接続されている。通常、電子機器の筐体表面はアース板としての機能を有しているので、外部接続端子周辺からの不要な電磁波の輻射を避ける為に、外部接続端子の外装がアース接続されるのである。
例えば、特許文献1には、次のような技術が開示されている。
図4は従来の外部接続端子を表す図である。
シールドケース101によってシールドされた外部接続端子102において、シールドケース101に切り起こしからなる接触部材103を形成し、筐体面104と接触部材103とを接触させる技術が開示されている。
図5は従来の外部接続端子が筐体面に当接する様子を表す斜視図である。
このようにすれば、筐体面104が接触部材103と確実に接触し、外部接続端子102を容易にアース接続することができる。
しかしながら前記従来の技術のようにしてシールドケースに切り起こしを形成すると、コイン等の薄板形状の異物が外部接続端子周辺から筐体内部に誤って侵入するおそれがある。
例えば筐体が外部接続端子に比べて巨大となると、組み立て精度の問題から、表面開口部と外部接続端子との間に隙間が形成されることが多い。従来技術で言えば、設計段階では筐体面104が接触部材103と密着するような設計であっても、実際はわずかな隙間が生じ、接触部材が外部に露出することが多い。
図6は従来の外部接続端子と筐体面との間に薄板形状の異物が入り込む様子を表した図である。(a)は側面図、(b)は(a)において破線で囲んだ部分の拡大図である。(a)において異物105の先端は外部接続端子102と筐体面104との隙間に当接している。当接の様子を表す為に(a)において破線で囲んだ部分を(b)で拡大図として表した。(b)において明らかなように、従来技術において筐体面104と接触部材103との間に微小な隙間が生じている。その隙間に異物105が図面上の右方向に挿入されると、接触部材103の切り起こしがてこの原理で下方向に弾性変形し、外部接続端子102と筐体面104との間に十分な隙間が形成され異物105が筐体内部に進入してしまう。または、さらに隙間が拡大すれば、接触部材103が異物105に当接することなく、異物105の進入を許してしまう。
つまり、従来の技術では、筐体面と外部接続端子の間が設計以上に開いた場合、薄板形状の異物が外部接続端子と表面開口部との隙間から筐体内部に侵入してしまうという問題点があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、筐体面とのアース接続を確実に行いつつも、薄板形状の異物が外部接続端子と表面開口部との隙間から筐体内部に侵入してしまうことを防止する外部接続端子を提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決する為に本発明の外部接続端子は、前面端子部と外装部とを有する端子本体と、導電性のアース板と、を有し、前記端子本体は筐体に配置される際に、前記筐体の表面開口部から前記前面端子部が露出するように配置され、前記表面開口部は前記前面端子部の露出面より広く開口しており、前記外装部の一部分は導電性を有し、前記筐体の裏面は導電性を有し、前記アース板は前記外装部の導電性を有する部分と、前記筐体の裏面の導電性を有する部分とを電気的に接続するように形成される、外部接続端子とした。
本発明の外部接続端子によれば、開口部と外部接続端子との隙間に薄板形状の異物が挿入されても、外装部と筐体裏面を連結するアース板がその侵入を阻害することができる。
以下、本発明の一実施の形態について図1から図3を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態にかかる外部接続端子の右前方からの斜視図である。図1を参照しながら外部接続端子1の構成について説明する。
外部接続端子1は略直方体の端子本体2と導電性のアース板3とからなる。端子本体2は前面端子部4と外装部5とからなる。外装部5の上面部と底面部と左右の側面部は導電性を有する。アース板3は外装部5の上面部と底面部と左右の側面部から垂直に立ち上がる導電性の4枚の垂直板部6と、垂直板部6から形成された切り起こし片7とからなる。アース板3は外装部5と嵌合されて、端子本体2と一体となり外部接続端子1を形成している。なお外部接続端子1はそれぞれ4つの垂直板部6および切り起こし片7を有しているが符号を付したのは便宜上正面右側のもののみとした。
この外部接続端子1は電子機器等の筐体に配置されて使用される。続いて図2を参照しながら、外部接続端子1が電子機器等の筐体に配置されている様子を説明する。
図2は本発明の一実施の形態にかかる外部接続端子が電子機器等の筐体に配置された様子を表す図である。端子本体2は筐体に配置される際に、筐体の表面開口部8から前面端子部4が露出するように配置される。また、表面開口部8は前面端子部4の露出面より広く開口しており、わずかな隙間が生じていることがわかる。また、筐体の裏面は導電性を有する。
外部接続端子1と筐体の表面開口部8及び筐体の裏面との配置の様子を、図3を参照しながらさらに詳しく説明する。
図3は本発明の一実施の形態にかかる外部接続端子が電子機器等の筐体に配置された際の上面図である。
切り起こし片7が前面端子部4に向かう上り勾配を有するように、外部接続端子1後面(図の下方側)から外部接続端子1前面(図の上方側)に形成された切り起こしであることがわかる。さらに切り起こし片7は導電性を有する筐体の裏面と接触し、電気的に接続された形となる。
このようにすると、次のような作用がある。すなわち、第一に外装部5、アース板3、筐体の裏面が電気的に接続された形となり、筐体からの不要輻射が減少し、外部接続端子1に悪影響を与えるノイズも低減する。第二に、アース板3が外装部5と筐体の裏面を接続することによって筐体内部に隙間と連結した微小な閉空間が形成されるので、コイン9のような薄板形状の異物が外部接続端子1と表面開口部8との間の隙間から侵入した場合はそのような閉空間にコイン9が閉じ込められる。すなわち、アース板3がコイン9の侵入経路を塞ぐように配置されているため、コイン9が筐体内部に完全に挿入されることがない。
ここで、本実施の形態のように、アース板3は外装部5の上面部と底面部と左右の側面部から垂直に立ち上がる導電性の4枚の垂直板部6と、垂直板部6から形成された切り起こし片7とから形成し、かつ切り起こし片7が前面端子部4に向かう上り勾配を有するように、外部接続端子1後面(図の下方側)から外部接続端子1前面(図の上方側)に形成することでさらに次のような利点がある。
すなわち、第一に外装部5のすべての面から切り起こし片7が筐体裏面に接続されているので、外部接続端子1と表面開口部8との間の隙間において、どの方向からコイン9が挿入されても確実に侵入を阻害することができる。第二に切り起こし片7が前面端子部4に向かう上り勾配を有することで、コイン9によって、切り起こし片7がこじられ、変形することが防がれる。第三に、従来技術のようにアース板が筐体の縁と接するのではなく、裏面と接するので、組み立て精度の関係から表面開口部8がコイン9の厚さに対し著しく広く形成されても確実な接地を実現し、設計誤差によってコイン9が侵入しやすくなるということもない。
また、切り起こし片7は適度な弾性をもって筐体の裏面に当接するので、確実に筐体に当接し、ネジ等を使用してアース板3を筐体に接続する必要がなくなる。また、切り起こし片7が適度な弾性をもって筐体の裏面に当接すると筐体の変形も防ぐことができる。
なお、本実施の形態のように、切り起こし片7の先端に筐体の裏面と平行になるような面を形成するために、切り起こし片7に曲げ加工をしてもよい。このようにすると、切り起こし片7の先端が筐体の裏面と一体となり接地するので、接地特性が良好なだけでなく、コイン9が切り起こし片7の先端と当接する為の角度を深くすることが可能となる。よってコイン9が切り起こし片7でなく、垂直板部6と当接する可能性が高くなり、より一層、切り起こし片7が変形してしまうことを防ぐことができる。
また、本発明の適用される外部接続端子は本実施の形態のように直方体に限られるものではなくとも、アース板が外装部と筐体の裏面を接続できるものであればよい。
また、本発明の適用される外部接続端子は本実施の形態のように外装部の側面全てにアース板が形成される必要はない。例えば外部接続端子1が筐体の底部に配置されるなどの場合は上面部、左右側面部にアース板を形成すれば、薄板形状の異物の侵入を防ぐことができる。
本発明の外部接続端子は、薄板形状の異物の侵入を防ぐことができるので、例えば薄型テレビ筐体の裏面等の異物が侵入しやすい部位に配置される外部接続端子として有用である。
1 外部接続端子
2 端子本体
3 アース板
4 前面端子部
5 外装部
6 垂直板部
7 切り起こし片
8 表面開口部
9 コイン
101 シールドケース
102 外部接続端子
103 接触部材
104 筐体面
105 異物
2 端子本体
3 アース板
4 前面端子部
5 外装部
6 垂直板部
7 切り起こし片
8 表面開口部
9 コイン
101 シールドケース
102 外部接続端子
103 接触部材
104 筐体面
105 異物
Claims (3)
- 前面端子部と外装部とを有する端子本体と、
導電性のアース板と、
を有し、
前記端子本体は筐体に配置される際に、前記筐体の表面開口部から前記前面端子部が露出するように配置され、
前記表面開口部は前記前面端子部の露出面より広く開口しており、
前記外装部の一部分は導電性を有し、
前記筐体の裏面は導電性を有し、
前記アース板は前記外装部の導電性を有する部分と、前記筐体の裏面の導電性を有する部分とを電気的に接続するように形成される、
外部接続端子。 - 前記アース板は前記外装部の側面から垂直に立ち上がる垂直板部を有し、
前記垂直部には切り起こし片が形成され、
前記切り起こし片は、前記前面端子部に向かう上り勾配を有するように前記外部接続端子後面側から前記外部接続端子前面側に形成された切り起こしであり、前記筐体の裏面の導電性を有する部分と電気的に接する、
請求項1記載の外部接続端子。 - 前記端子本体は略直方体であり、
前記外装部の上面部と底面部と左右の側面部は導電性を有し、
前記アース板は前記外装部の前記上面部と前記底面部と前記左右の側面部から垂直に立ち上がる導電性の4枚の垂直板部を有し、
前記4枚の垂直板部にはそれぞれ切り起こし片が形成され、
前記切り起こし片は、前記前面端子部に向かう上り勾配を有するように前記外部接続端子後面側から前記外部接続端子前面側に形成された切り起こしであり、前記筐体の裏面の導電性を有する部分と電気的に接する、
請求項1記載の外部接続端子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010098525A JP2011228194A (ja) | 2010-04-22 | 2010-04-22 | 外部接続端子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010098525A JP2011228194A (ja) | 2010-04-22 | 2010-04-22 | 外部接続端子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011228194A true JP2011228194A (ja) | 2011-11-10 |
Family
ID=45043314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010098525A Pending JP2011228194A (ja) | 2010-04-22 | 2010-04-22 | 外部接続端子 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011228194A (ja) |
-
2010
- 2010-04-22 JP JP2010098525A patent/JP2011228194A/ja active Pending
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