JP2011227190A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写画像上に放電によるチリ画像が生じることなく、装置が大型化・高コスト化することなく、装置を長時間放置した場合等であってもベルト部材に「カール癖」が生じることのない、画像形成装置を提供する。
【解決手段】ベルト部材8を介して当接部材12に当接して記録媒体が搬送されるニップ部N1を形成する加圧回転体19と、当接部材12と加圧回転体19との間に電界を形成してベルト部材8上のトナー像をニップ部に搬送される記録媒体上に転写する転写手段と、を備える。そして、ニップ部N1の上流側で加圧回転体19にベルト部材8が所定の巻付け量にて巻装されてプレニップ部Wが形成された第1の状態と、加圧回転体19がベルト部材8に当接した状態で第1の状態における巻付け量を減少させる第2の状態と、が切り替え可能に構成されている。
【選択図】図5

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置に関し、特に、中間転写ベルト、感光体ベルト等のベルト部材に担持されたトナー像をベルト部材と加圧回転体とのニップ部に搬送される記録媒体上に転写する画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、中間転写ベルト、感光体ベルト等のベルト部材に、2次転写ローラ、転写ローラ等の加圧回転体を当接させてニップ部(転写ニップ部)を形成し、ベルト部材に担持されたトナー像をニップ部に搬送される記録媒体上に転写する技術が広く知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
特許文献1等における画像形成装置は、4つの感光体ドラム(像担持体)が中間転写ベルト(ベルト部材)に対向するように並設されている。これらの4つの感光体ドラムでは、それぞれ、ブラック(黒色)、イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像が形成される。そして、各感光体ドラムで形成された各色のトナー像が、中間転写ベルト上に重ねて転写(1次転写)される。さらに、中間転写ベルト上に担持された複数色のトナー像は、中間転写ベルトと2次転写ローラ(加圧回転体)との当接位置(ニップ部)で、カラー画像として記録媒体上に転写(2次転写)される。その後、カラー画像が2次転写された記録媒体は、定着部の位置まで搬送されて、その位置で記録媒体上のトナー像が熱と圧力とによって定着される。
なお、中間転写ベルトは複数のローラ部材によって張架・支持されていて、その複数のローラ部材のうちの1つである2次転写対向ローラ(当接部材)が中間転写ベルトを介して2次転写ローラに圧接してニップ部(転写ニップ部)を形成している。
一方、特許文献1等における画像形成装置は、転写ニップ部の上流側(記録媒体の搬送方向に対して上流側である。)の領域において中間転写ベルトと2次転写ローラとの放電が生じて異常画像(チリ画像である。)が発生する不具合を防止するために、転写ニップ部の上流側からニップ部にかけて中間転写ベルトが2次転写ローラに巻き付くようにプレニップ部を形成している。
他方、特許文献2には、転写ローラの汚れを防止することを目的として、感光体ドラムに対して転写ローラを接離する接離機構を設置する技術が開示されている。
上述した特許文献1等の画像形成装置は、ニップ部の上流側の位置において2次転写ローラの外周の一部に中間転写ベルトを巻付けてプレニップ部を形成しているために、中間転写ベルトと2次転写ローラとの放電によるチリ画像の発生が大幅に低減される効果が期待できる。しかし、装置が長時間放置された場合等に、2次転写ローラの外周面に沿って中間転写ベルトが外周面側に屈曲した状態で加圧によるせん断応力を受けて、中間転写ベルトに一時的な変形(このような変形を「カール癖」という。)が生じてしまうことがあった。特に、このような現象は、装置が高温高湿環境で長時間放置された場合に顕著になっていた。そして、このように中間転写ベルトに「カール癖」が生じてしまうと、中間転写ベルト上に1次転写されるトナー像に歪みが生じてしまう不具合や、中間転写ベルトの走行不良が生じてしまう不具合等が発生してしまうことになる。
このような問題を解決するために、特許文献2等の技術を応用して、中間転写ベルトに対して2次転写ローラを接離する接離機構を設置して、装置における画像形成動作がおこなわれていないときに、接離機構によって中間転写ベルトから2次転写ローラを離間する方策が考えられる。しかし、その場合、接離機構は、中間転写ベルトに対して2次転写ローラを接離するために比較的大きな力を繰り返し確実に作用させなければならないため、構成部品の耐久性も要求されて、装置が大型化・高コスト化してしまう可能性が高かった。
また、このような問題は、ベルト部材として中間転写ベルトを用いた画像形成装置に限定されることなく、感光体ベルト等のその他のベルト部材を用いた画像形成装置であっても、ニップ部上流側において加圧回転体にベルト部材を巻付けてプレニップ部を形成したものであれば、共通したものとなる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、転写画像上に放電によるチリ画像が生じることなく、装置が大型化・高コスト化することなく、装置を長時間放置した場合等であってもベルト部材に「カール癖」が生じることのない、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる画像形成装置は、所定方向に走行するとともに、トナー像を担持するベルト部材と、前記ベルト部材の内周面に当接する当接部材と、前記ベルト部材を介して前記当接部材に当接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧回転体と、前記当接部材と前記加圧回転体との間に電界を形成して、前記ベルト部材上に担持されたトナー像を前記ニップ部に搬送される記録媒体上に転写する転写手段と、を備え、前記ニップ部に対して前記ベルト部材の走行方向上流側の位置から前記ニップ部の位置まで前記加圧回転体に前記ベルト部材が所定の巻付け量にて巻装される第1の状態と、前記加圧回転体が前記ベルト部材に当接した状態で前記第1の状態における前記巻付け量を減少させる第2の状態と、が切り替え可能に構成されたものである。
また、請求項2記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記ニップ部の位置で前記転写手段による転写工程がおこなわれるときには前記第1の状態になり、前記ニップ部の位置で前記転写手段による転写工程がおこなわれないときには前記第2の状態になるように制御されるものである。
また、請求項3記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記第1の状態と前記第2の状態との切り替えは、装置における画像形成動作がおこなわれないときにおこなわれるものである。
また、請求項4記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記加圧回転体は、前記ニップ部の位置での前記ベルト部材との摩擦抵抗によって従動回転するように構成されたものである。
また、請求項5記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記加圧回転体を、ウレタン材料からなる弾性層を具備したローラ部材としたものである。
また、請求項6記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記当接部材と前記加圧回転体とをそれぞれ回転自在に保持するとともに、回転軸を中心にして回動することで前記ニップ部の位置が変位するように前記加圧回転体又は前記当接部材を移動させるアーム部材と、前記アーム部材を所定方向に付勢する付勢部材と、前記付勢部材の付勢力に抗するように前記アーム部材を押動するカムと、を備え、前記カムの回転方向の姿勢を可変して前記アーム部材を回動させることで、前記第1の状態と前記第2の状態とを切り替えるものである。
また、請求項7記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明において、前記第2の状態を、前記巻付け量がゼロとなる状態としたものである。
本発明は、プレニップ部が形成される第1の状態と、加圧回転体がベルト部材に当接した状態でプレニップ部が解除される第2の状態と、が切り替え可能に構成されている。これにより、転写画像上に放電によるチリ画像が生じることなく、装置が大型化・高コスト化することなく、装置を長時間放置した場合等であってもベルト部材に「カール癖」が生じることのない、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部を示す断面図である。 中間転写ベルト及び2次転写ローラの近傍を示す拡大図である。 図3における2次転写ローラが移動した状態を示す図である。 (A)第1の状態を示す図と、(B)第2の状態を示す図と、である。 別の形態における転写ニップ部の近傍を示す図である。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1に示すように、画像形成装置本体100の上方にあるトナー容器収容部31には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナー容器32Y、32M、32C、32Kが着脱自在(交換自在)に設置されている。
トナー容器収容部31の下方には中間転写ユニット15が配設されている。その中間転写ユニット15の中間転写ベルト8(像担持体)に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
図示は省略するが、トナー容器32Y、32M、32C、32Kの下方には、それぞれ、トナー補給装置が配設されている。そして、トナー容器32Y、32M、32C、32Kに収容されたトナーは、それぞれ、トナー補給装置によって、作像部6Y、6M、6C、6Kの現像装置内に供給(補給)される。
図2を参照して、イエローに対応した作像部6Yは、感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配設された帯電部4Y、現像装置5Y(現像部)、クリーニング部2Y、除電部(不図示である。)、等で構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Y上にイエロー画像が形成されることになる。
なお、他の3つの作像部6M、6C、6Kも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つの作像部6M、6C、6Kの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部6Yのみの説明をおこなうことにする。
図2を参照して、感光体ドラム1Yは、不図示の駆動モータによって図2中の時計方向に回転駆動される。そして、帯電部4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光装置7(図1を参照できる。)から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像装置5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である。)。
詳しくは、図2を参照して、現像装置5Y内には、トナーとキャリア(磁性キャリア)とからなる2成分現像剤Gが収容されている。現像装置5Y内の現像剤Gは、不図示の磁気センサによって検知されるトナー濃度(現像剤G中のトナーの割合である。)が所定の範囲内になるように調整される。すなわち、現像装置5Y内のトナー消費に応じて、トナー補給装置によってトナー補給口64Yを介して第2現像剤搬送部504Y内に、トナー(補給トナー)が補給される。
トナー補給装置は、図1に示すトナー容器32Yに接続されている。なお、図示は省略するが、トナー補給装置は、トナー容器32Y(トナーボトル)を回転駆動する駆動部や、トナー容器32Yから排出されたトナーを貯留するトナータンク部や、トナータンク部に貯留されたトナーをトナー落下経路に向けて搬送するトナー搬送部や、トナー搬送部によって搬送されたトナーを現像装置5Y(第2現像剤搬送部504Y)に向けて自重落下させるトナー落下経路、等で構成されている。
図2を参照して、その後、トナー補給口64Yを介して第2現像剤搬送部504Y内に補給されたトナー(補給トナー)は、2つの搬送スクリュ505Y、506Yによって、現像剤Gとともに混合・撹拌されながら、仕切部材で隔絶された第1現像剤搬送部503Yと第2現像剤搬送部504Yとを循環する。
このように循環経路中を循環する現像剤G中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、周囲に複数の磁極が形成された現像ローラ501Y上にキャリアとともに担持される。現像ローラ501Y上に担持された現像剤Gは、現像ローラ501Yの矢印方向の回転にともなって搬送されて、ドクターブレード502Yの位置に達する。そして、現像ローラ501Y上の現像剤Gは、この位置で適量に規制された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界(現像電界)によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。
ここで、現像装置5Y内の現像剤は、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、現像装置5Y内のトナー消費に応じて、トナーボトル32Yに収容されているトナーが、トナー補給装置によってトナー補給口64Yを介して第2現像剤搬送部504Y内に補給される。
図2を参照して、上述した現像工程の後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び第1転写バイアスローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が像担持体としての中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング部2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによって機械的に回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の作像部6M、6C、6Kでも、イエロー作像部6Yと同様におこなわれる。すなわち、作像部の下方に配設された露光部7から、画像情報に基いたレーザ光Lが、各作像部6M、6C、6Kの感光体ドラム上に向けて照射される。詳しくは、露光部7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、ベルト部材としての中間転写ベルト8(像担持体)上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、図1を参照して、中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8、4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9K、2次転写対向ローラ12(当接部材)、第1テンションローラ13、第2テンションローラ14、中間転写クリーニング部10、等で構成される。中間転写ベルト8は、複数のローラ部材12〜14よって張架・支持されるとともに、1つのローラ部材12(2次転写対向ローラ)の回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動される。
なお、本実施の形態において、第2テンションローラ14は、中間転写ベルト8の走行速度を検知するためのエンコーダローラとしても機能している。具体的に、第2テンションローラ14の軸部には複数のスリットが放射状に所定ピッチで形成されたディスクが設置されていて、そのディスクに対向する位置にスリットを検知するフォトセンサが設置されている。そして、フォトセンサによって第2テンションローラ14(ディスク)の回転数を検知して、その検知結果に応じて中間転写ベルト8の走行速度の制御をおこなっている。
4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ19との対向位置に達する。この位置では、当接部材としての2次転写対向ローラ12が、加圧回転体としての2次転写ローラ19(転写部材)との間に中間転写ベルト8を挟み込んでニップ部(2次転写ニップ部)を形成している。そして、2次転写ローラ19に、トナーの極性とは逆の2次転写バイアスが印加される(又は、2次転写対向ローラ12に、トナーの極性と同極性の2次転写バイアスを印加してもよい。)。これにより、ベルト部材としての中間転写ベルト8(像担持体)上に担持されたカラートナー像は、この転写ニップ部の位置に搬送された転写紙等の記録媒体P上に転写される。このとき、中間転写ベルト8には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング部10の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、転写ニップ部(2次転写ニップ部)の位置に搬送された記録媒体Pは、装置本体100の下方に配設された給紙部26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップ部の位置でカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20(定着装置)の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ローラ及び加圧ローラによる熱と圧力とにより、記録媒体Pの表面に転写されたカラー画像(トナー像)が記録媒体P上に定着される。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置外に排出された記録媒体Pは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
なお、本実施の形態において、ベルト部材としての中間転写ベルト8は、PI(ポリイミド)、PVDF(フッ化ビニルデン)、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PC(ポリカーボネート)、等を単層又は複数層に構成して、カーボンブラック等の導電性材料を分散させたベルト部材である。中間転写ベルト8は、体積抵抗率が107〜1012Ωcm程度に、厚さが80〜100μm程度に設定されている。
なお、必要に応じて中間転写ベルト8の表面に離型層をコートすることもできる。その際、コートに用いる材料として、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PTFE(ポリ四フッ化エチレン)、PVDF(フッ化ビニルデン)、PEA(パーフルオロアルコキシフッ素樹脂)、FEP(四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体)、PVF(フッ化ビニル)、等のフッ素樹脂を使用できるが、これに限定されるものではない。
また、中間転写ベルト8の製造方法としては、注型法、遠心成形法、等があり、必要に応じてその表面を研磨する工程がおこなわれる。
また、中間転写ベルト8の内周面に当接する当接部材としての2次転写対向ローラ12は、ベルト部材としての中間転写ベルト8を介して加圧回転体としての2次転写ローラ19(転写部材)に当接している。
また、加圧回転体(転写部材)としての2次転写ローラ19は、芯金上に、ウレタン材料(ウレタンゴム)からなるゴム硬度が48〜58Hs程度の弾性層(導電性ゴム層)が形成されたローラ部材である。2次転写ローラ19は、中間転写ベルト8を介して2次転写対向ローラ12に当接して、ニップ部N1(図5(A)を参照できる。)を形成している。
そして、上述したように、2次転写ローラ19と2次転写対向ローラ12(又は、中間転写ベルト8)との間に所望の電界が形成されることで、中間転写ベルト8上に担持されたトナー像がニップ部N1の位置で記録媒体P上に転写(2次転写)されることになる。具体的に、本実施の形態では、不図示の電源部から2次転写ローラ19に向けて所定の電圧(2次転写バイアス)が印加されて、転写工程(2次転写工程)がおこなわれる。すなわち、2次転写ローラ19や電源部等が、転写工程(2次転写工程)をおこなう転写手段として機能することになる。
なお、装置100の稼働時において、2次転写ローラ19(加圧回転体)は、ニップ部N1の位置での中間転写ベルト8との摩擦抵抗によって、図3の時計方向に従動回転(連れ回り)する。
以下、本実施の形態における画像形成装置において、特徴的な構成・動作について詳述する。
図3及び図4を参照して、本実施の形態における画像形成装置100は、ニップ部N1に対して中間転写ベルト8の走行方向上流側の位置からニップ部N1の位置まで2次転写ローラ19に中間転写ベルト8が所定の巻付け量にて巻装される第1の状態(図3及び図5(A)の状態であって、プレニップ部Wが形成された状態である。)と、2次転写ローラ19が中間転写ベルト8に当接した状態で第1の状態における巻付け量を減少させる第2の状態(図4及び図5(B)の状態であって、プレニップ部Wが消失した状態である。)と、が切り替え可能に構成されている。
そして、ニップ部の位置で転写手段による2次転写工程がおこなわれるときには第1の状態(図3及び図5(A)の状態である。)になり、ニップ部の位置で転写手段による2次転写工程がおこなわれないときには第2の状態(図4及び図5(B)の状態である。)になるように制御される。すなわち、画像形成動作時(作像時)にはプレニップ部Wが形成された状態で2次転写工程がおこなわれ、非画像形成動作時(非作像時)にはプレニップ部Wが形成されない状態で装置100が稼働停止することになる。
ここで、通常の2次転写工程がおこなわれる図5(A)(又は、図3)の状態は、第2テンションローラ14との位置関係によって、ニップ部N1(2次転写ニップ部)に対して2次転写ローラ19の回転方向上流側(領域Wである。)で中間転写ベルト8(ベルト部材)が2次転写ローラ19に所定の巻付け量にて巻き付いた状態である。具体的に、本実施の形態では、中間転写ベルト8が、2次転写ローラ19の周方向に2mm程度巻き付いている(巻付け量が2mm程度に設定されている。)。そして、このニップ部N1の上流側にて中間転写ベルト8を巻き付けた領域が、プレニップ部Wとして機能することになる。
このようにプレニップ部Wを設けることで、図6を参照して、2次転写ローラ19が2次転写ニップ部Nでのみ中間転写ベルト8に当接する場合のように、2次転写ニップ部Nの上流側近傍に中間転写ベルト8と2次転写ローラ19との微小ギャップHを形成しなくてすむ。したがって、本実施の形態における画像形成装置では、図6のように、2次転写ニップ部Nの上流側近傍に中間転写ベルト8と2次転写ローラ19との微小ギャップHが形成されたときに生じる、微小ギャップHでの放電によるチリ画像の発生を抑止することができる。
その反面、本実施の形態における画像形成装置では、図5(A)に示すように、中間転写ベルト8が2次転写ローラ19の曲率に沿って逆方向(外周面方向)に巻き付くように構成されているために、このような状態で装置100が長時間放置(特に、高温高湿環境での放置である。)されてしまうと、中間転写ベルト8に「カール癖」が生じやすくなる。
これに対して、本実施の形態では、非画像形成動作時(非作像時)に、プレニップ部Wが形成された図5(A)(又は、図3)の状態(第1の状態)から、プレニップ部Wが形成されない図5(B)(又は、図4)の状態(第2の状態)に切り替えられるため、中間転写ベルト8に「カール癖」が生じる不具合が軽減されることになる。
以下、第1の状態と第2の状態との切り替えをおこなう切替機構について詳述する。
図3及び図4を参照して、切替機構は、アーム部材41、付勢部材としての引張スプリング43、カム42、カム42を回転駆動するステッピングモータ(不図示である。)、等で構成される。なお、図示は省略するが、この切替機構41〜43は、幅方向(図3及び図4の紙面垂直方向である。)の両端にそれぞれ設置されている。
アーム部材41は、2次転写ローラ19と2次転写対向ローラ12とをそれぞれ回転自在に保持する。詳しくは、アーム部材41の長手方向両端部にそれぞれ設けられた穴部に、2次転写ローラ19の軸部19aと2次転写対向ローラ12の軸部12aとが、それぞれ軸受(不図示である。)を介して挿設されている。また、アーム部材41は、装置100のフレーム(不図示である。)に、回転軸41aを中心にして回動可能に支持されている。なお、本実施の形態では、アーム部材41の回転軸41aの位置と、2次転写対向ローラ12の軸部12aの位置と、が一致するように構成されている。
このように構成されたアーム部材41が回転軸41aを中心にして回動することで、ニップ部(2次転写ニップ部)の位置が2次転写対向ローラ12の周方向に沿って変位するように、2次転写ローラ19が移動することになる。
付勢部材としての引張スプリング43は、一端がアーム部材41の一端側に接続され、他端が装置100のフレーム(不図示である。)に接続されている。引張スプリング43(付勢部材)は、アーム部材41を所定方向(アーム部材41の長手方向(2つの軸部12a、19aを結ぶ方向である。)にほぼ直交する方向である。)に付勢する。
カム42は、アーム部材41の長手方向中央部に当接していて、引張スプリング43のスプリング力(付勢力)に抗するようにアーム部材41を押動する。このカム42は、その軸部42aに連結されたステッピングモータ(不図示である。)によって回転駆動されることで、その回転方向の姿勢が制御される。
このように構成された切替機構によって、ステッピングモータの駆動制御によってカム42の回転方向の姿勢を可変してアーム部材41を回動させることで、第1の状態と第2の状態とが切り替えられることになる。
具体的に、カム42が図3の状態にあるときは、カム42が引張スプリング43のスプリング力(付勢力)に抗するようにアーム部材41を押動して、アーム部材41が図3の位置に位置決めされる。これにより、2次転写ローラ19も図3の位置に定められて、ニップ部N1の上流側にプレニップ部Wが形成される(図5(A)の状態であって、第1の状態である。)。そして、この状態で、2次転写工程がおこなわれることになる。
これに対して、軸部42aを中心にして約180度回転してカム42が図4の状態にあるときは、引張スプリング43のスプリング力(付勢力)によって、アーム部材41が回転軸41aを中心にして反時計方向に回動して、アーム部材41がカム42に当接する図4の位置で位置決めされる。これにより、2次転写ローラ19も図4の位置に定められて、ニップ部N2の位置も下流側に移動してプレニップ部Wが消失される(図5(B)の状態であって、第2の状態である。)。具体的には、2次転写ローラ19に対する中間転写ベルト8の巻付け量が2mmから0mmに可変される。このような第2の状態は、2次転写工程がおこなわれていないときに設定される。
このように、本実施の形態における切替機構は、2次転写対向ローラ12に対して2次転写ローラ19が圧接する方向に対して、ほぼ直交する方向に2次転写ローラ19を僅かな距離だけ移動させるものであるため、その移動に要する力を比較的小さくすることができるとともに、大きな設置スペースも不要になる。
なお、本実施の形態では、第2の状態において、2次転写ローラ19に対する中間転写ベルト8の巻付け量がゼロとなるように構成したが、2次転写ローラ19に対する中間転写ベルト8の巻付け量が第1の状態のものに対して減少するように構成すれば、上述した中間転写ベルト8の「カール癖」を軽減する効果が発揮されることになる。
ここで、本実施の形態において、上述した第1の状態と第2の状態との切り替えは、装置100における画像形成動作(画像形成プロセス)がおこなわれないとき(例えば、ウォーミングアップ時やジョブ終了後等である。)におこなわれることが好ましい。
これにより、切替機構41〜43によって第1の状態と第2の状態との切り替え動作をおこなうことによって、中間転写ベルト8や感光体ドラム1Y、1M、1C、1K等の作像部材に振動が伝わって作像される画像が乱れる不具合が抑止される。
また、本実施の形態では、上述したように、切替機構41〜43によって移動される2次転写ローラ19が、駆動モータによって直接的に駆動されたりギア列から駆動力が伝達されて駆動されたりするのではなく、ニップ部N1の位置での中間転写ベルト8との摩擦抵抗によって従動回転(連れ回り)するように構成されている。これにより、切替機構41〜43によって2次転写ローラ19が移動されるときに、2次転写ローラ19は2次転写対向ローラ12の外周に沿って回転しながら移動することになる。したがって、2次転写ローラ19を移動させるときに生じる切替機構41〜43(ステッピングモータ)への負荷を軽減することができる。
また、本実施の形態では、第2の状態であっても、2次転写ローラ19が中間転写ベルト8を介して2次転写対向ローラ12に圧接した状態である。しかし、2次転写ローラ19はウレタン材料からなる弾性層を具備しているため、装置100が長時間放置された場合であっても、2次転写ローラ19に圧縮永久歪みが生じにくくなる。
なお、本実施の形態では、第1の状態と第2の状態とを切り替える切替機構41〜43が、当接部材としての2次転写対向ローラ12の位置を固定して、加圧回転体としての2次転写ローラ19を移動するように構成した。これに対して、第1の状態と第2の状態とを切り替える切替機構41〜43が、加圧回転体としての2次転写ローラ19の位置を固定して、当接部材としての2次転写対向ローラ12を移動するように構成することもできる。
そのような場合であっても、本実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、第2の状態(図4の状態である。)においてアーム部材41がカム42に当接する位置で位置決めされるように構成した。これに対して、装置100のフレームに位置決め用の突起(係合部)を設けて、第2の状態においてアーム部材41がその突起に当接する位置で位置決めされるように構成することもできる。
そのような場合であっても、本実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、本実施の形態において、ニップ部N1を形成するために2次転写ローラ19を2次転写対向ローラ12の側に向けて付勢するスプリング(付勢手段)を設けることもできる。その場合、アーム部材41には、2次転写ローラ19の軸部19aが2次転写対向ローラ12の側に向けて移動できるように長穴を形成することになる。
そして、そのような場合であっても、本実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
以上説明したように、本実施の形態では、プレニップ部Wが形成される第1の状態と、2次転写ローラ19(加圧回転体)が中間転写ベルト8(ベルト部材)に当接した状態でプレニップ部Wが解除される第2の状態と、が切り替え可能に構成されている。これにより、転写画像上に放電によるチリ画像が生じることなく、画像形成装置100が大型化・高コスト化することなく、画像形成装置100を長時間放置した場合等であっても中間転写ベルト8に「カール癖」が生じる不具合を軽減することができる。
なお、本実施の形態では、ベルト部材として中間転写ベルト8を用いて、加圧回転体として2次転写ローラ19を用いて、当接部材として2次転写対向ローラ12を用いた画像形成装置100に対して本発明を適用した。これに対して、その他のベルト部材(例えば、感光体ベルト等である。)を用いた画像形成装置であっても、加圧回転体と当接部材とによって形成されるニップ部の上流側において加圧回転体にベルト部材を巻付けてプレニップ部を形成したものであれば、いずれの画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。
そして、そのような場合にも、本実施の形態と同様に第1の状態と第2の状態とを切り替え可能に構成することで、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1Y、1M、1C、1K 感光体ドラム、
8 中間転写ベルト(ベルト部材)、
12 2次転写対向ローラ(当接部材)、
14 第2テンションローラ、
15 中間転写ユニット、
19 2次転写ローラ(加圧回転体)、
41 アーム部材、
42 カム、
43 引張スプリング(付勢部材)、
100 画像形成装置本体(装置本体)、 P 記録媒体、
N1、N2 ニップ部(転写ニップ部)、 W プレニップ部。
特開2009−15287号公報 特開平7−234595号公報

Claims (7)

  1. 所定方向に走行するとともに、トナー像を担持するベルト部材と、
    前記ベルト部材の内周面に当接する当接部材と、
    前記ベルト部材を介して前記当接部材に当接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧回転体と、
    前記当接部材と前記加圧回転体との間に電界を形成して、前記ベルト部材上に担持されたトナー像を前記ニップ部に搬送される記録媒体上に転写する転写手段と、
    を備え、
    前記ニップ部に対して前記ベルト部材の走行方向上流側の位置から前記ニップ部の位置まで前記加圧回転体に前記ベルト部材が所定の巻付け量にて巻装される第1の状態と、前記加圧回転体が前記ベルト部材に当接した状態で前記第1の状態における前記巻付け量を減少させる第2の状態と、が切り替え可能に構成されたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ニップ部の位置で前記転写手段による転写工程がおこなわれるときには前記第1の状態になり、前記ニップ部の位置で前記転写手段による転写工程がおこなわれないときには前記第2の状態になるように制御されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の状態と前記第2の状態との切り替えは、装置における画像形成動作がおこなわれないときにおこなわれることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記加圧回転体は、前記ニップ部の位置での前記ベルト部材との摩擦抵抗によって従動回転するように構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記加圧回転体は、ウレタン材料からなる弾性層を具備したローラ部材であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記当接部材と前記加圧回転体とをそれぞれ回転自在に保持するとともに、回転軸を中心にして回動することで前記ニップ部の位置が変位するように前記加圧回転体又は前記当接部材を移動させるアーム部材と、
    前記アーム部材を所定方向に付勢する付勢部材と、
    前記付勢部材の付勢力に抗するように前記アーム部材を押動するカムと、
    を備え、
    前記カムの回転方向の姿勢を可変して前記アーム部材を回動させることで、前記第1の状態と前記第2の状態とを切り替えることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記第2の状態は、前記巻付け量がゼロとなる状態であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
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