JP2009145412A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 中間転写ベルト上のトナー像を二次転写ニップを通過させる時に、二次転写ローラによてトナー像が乱れることを抑止する。
【解決手段】 転写材に中間転写ベルト上のトナー像を二次転写する前に、二次転写ニップを通過させる時には、二次転写ローラにトナーの正規の極性と同極性の電圧を印加するとともに、二次転写ローラに入力している駆動を解除し、二次転写ローラを中間転写ベルトに従動させる。二次転写ローラに駆動が入力されていると、中間転写ベルトと二次転写ローラの間に周速差が生じるが、駆動を解除することで周速差を抑えることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電子写真方式或いは静電記録方式を用いた、例えば、複写機、複合機、レーザービームプリンタ等の画像形成装置に関するものである。
電子写真方式のカラー画像形成装置には、像担持体から中間転写体へ一次転写し、更に中間転写体から転写材へ二次転写する中間転写方式がある。中間転写方式では、中間転写ベルトを用いることが多い。
中間転写体を用いた方式において、一つの像担持体を用い、複数色のトナー像について複数回繰り返して像担持体上のトナー像を中間転写体に一次転写し、中間転写体上で複数色のトナー像を重ね合わせて、二次転写ローラを用いて転写材へ二次転写する画像形成装置がある。この構成では、複数色のトナーを中間転写体上で重ねる過程で中間転写体を複数回回転させる。その為、二次転写ローラは、中間転写体から離間して中間転写体上のトナー像に接触しないようにしている画像形成装置が主流である。
一方で、機構の簡略化やコストダウンの為に、二次転写ローラを中間転写体から離間させずに中間転写体上のトナー像に接触させている構成もある(例えば特許文献1)。特許文献1に記載の画像形成装置は、複数色のトナーを中間転写体上で重ねている間は、二次転写ローラに中間転写体上のトナー像が二次転写ローラに付着しないように、二次転写ローラに二次転写時とは逆極性のバイアスを印加している。
特開2003−173120
しかしながら、上記従来例では以下のような課題があった。
二次転写時の転写性を上げる為に、中間転写体の移動速度と、二次転写ローラの移動速度に差(いわゆる周速差)を設けて転写性を向上する技術がある。しかし、中間転写体上のトナーを二次転写部材とのニップを通過させる時に周速差をつけてしまうと、中間転写体上に一次転写されたトナー像を二次転写ローラで乱してしまうこととなる。
上記目的を達成するため、本出願に係る第1の発明の画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体からトナー像の一次転写を受ける移動可能な中間転写体と、前記中間転写体上のトナー像を転写材に二次転写する移動可能な二次転写部材と、前記中間転写体から転写材にトナー像を転写する時に前記二次転写部材に転写電圧を印加する電源と、前記二次転写部材を移動させる駆動力を入力する駆動入力手段と、を有し、前記二次転写部材は前記中間転写体と接触してニップを形成しており、前記中間転写体上に形成したトナー像が転写材に転写されずに前記ニップを通過する時に前記電源が前記転写電圧と逆の極性の電圧を印加する画像形成装置において、前記ニップを、転写材が通過せず前記中間転写体上に形成したトナー像が通過する時に前記二次転写部材に前記駆動入力手段から駆動力は入力せず、前記転写部材は前記中間転写体の移動に従動し、前記ニップを、転写材が通過して前記中間転写体上に形成したトナー像を転写材に転写する時に前記駆動入力手段が前記二次転写部材に駆動力を入力することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本出願に係る第2の発明の画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体からトナー像の一次転写を受ける移動可能な中間転写体と、前記中間転写体上のトナー像を転写材に二次転写する移動可能な二次転写部材と、前記中間転写体から転写材にトナー像を転写する時に前記二次転写部材に転写電圧を印加する電源と、前記二次転写部材を移動させる駆動力を入力する駆動入力手段と、を有し、前記二次転写部材は前記中間転写体と接触してニップを形成しており、前記中間転写体上に形成したトナー像が転写材に転写されずに前記ニップを通過する時に前記電源が前記転写電圧と逆の極性の電圧を印加する画像形成装置において、前記ニップを、転写材が通過せず前記中間転写体上に形成したトナー像が通過する時に前記駆動入力手段が前記二次転写部材を移動させることによって生ずる前記中間転写体の移動速度との移動速度差は、前記ニップで前記中間転写体上に形成したトナー像を転写材に転写する時に前記駆動入力手段が前記二次転写部材を移動させることによって生ずる前記中間転写体の移動速度との移動速度差よりも小さい
ことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、良好な二次転写性を担保しつつ、中間転写体上に一次転写したトナー像を乱すことを抑止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図示される例に従って、本発明の画像形成装置の実施形態を説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置100の概略構成を示す縦断面図である。なお、図1に示す画像形成装置は、電子写真方式のフルカラーのレーザービームプリンタであり、移動可能な(周回可能な)中間転写体を利用している。中間転写体上に4色のトナー像を重ねるために、中間転写体を4回一次転写位置を通過させる必要があるため、このような画像形成装置を4パス系と呼ぶ場合がある。以下、画像形成装置100の構成を簡単に説明する。
図1に示す画像形成装置100は、第1の像担持体としてドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という)1を備えている。感光ドラム1は、画像形成装置100によって回転可能に支持されており、駆動手段(不図示)によって矢印R1方向に回転駆動される。感光ドラム1の周囲には、帯電ローラ2、露光装置30、現像装置4、中間転写ベルト10及びクリーニング装置5が配置されている。帯電ローラ2は感光ドラム1の表面を略均一に帯電する接触方式の帯電手段である。露光装置30は、画像情報に応じて感光ドラム1表面にレーザー光Lを照射して静電潜像を形成する。現像装置4は4つの現像器4a、4b、4c、4dが各々別の色のトナーを現像する現像器から構成されている。第2の像担持体としての中間転写ベルト(中間転写体)10は、感光ドラム1上のトナー像が一次転写される。クリーニング装置5は、感光ドラム1上のトナー像が一次した後に感光ドラム1上に残ったトナーを除去する。
中間転写ベルト10の内側には、一次転写ローラ11が配置されており、中間転写ベルト10を感光ドラム1表面に押圧して、感光ドラム1と中間転写ベルト10との間に一次転写ニップ部N1を形成している。一次転写ローラ11には電源(不図示)によって一次転写バイアスが印加される。また、中間転写ベルト10の外側には、二次転写部材である二次転写ローラ12が配置されており、中間転写ベルト10との間に二次転写ニップ部N2を形成している。二次転写ローラ12には、電源(不図示)によって二次転写バイアスが印加される。さらに、中間転写ベルト10に対向するようにして、静電式中間転写ベルトクリーニング装置50のクリーニングローラ(ローラ帯電器)51が配設されている。
そして、転写材Pの搬送方向(矢印K方向)についての二次転写ニップ部N2の下流側には、転写材P上に転写されたトナー像を加熱加圧して定着させる定着器20が配設されている。
上記の画像形成装置100の各構成について、以下、順に詳述する。
上記の感光ドラム1は、アルミニウムシリンダの外周面にOPC(有機光半導体)、A−Si(アモルファスシリコン)等の光導電層を設けて構成したものである。帯電ローラ2は、芯金と導電性の弾性部材によって構成されており、感光ドラム1の表面に接触配置されて従動回転し、電源(不図示)によって帯電バイアスが印加される。露光装置30は、画像情報に応じてレーザー光Lを発光するレーザー発振器(不図示)と、ポリゴンミラー31と、ミラー32等を有し、画像情報に応じて、帯電済の感光ドラム1表面を露光して静電潜像を形成する。現像装置4は、回転体4Aと、これに搭載された4色の現像器、すなわちイエロー現像器4a、マゼンタ現像器4b、シアン現像器4c、ブラック現像器4dを有する。そして、回転体4Aの回転によって、感光ドラム1上の静電潜像の現像に供するべく現像器(図1では、イエロー現像器4a)が感光ドラム1表面に対向する現像位置に配置される。4色フルカラーの画像形成に際しては、各現像器が順次に現像位置に配置されることになる。
中間転写ベルト10は、無端状に形成されており、相互に平行に配置された2本の支持ローラ、駆動ローラ13とテンションローラ14に掛け渡されている。テンションローラ14は従動回転し、中間転写ベルト10を張架している。中間転写ベルト10は、駆動ローラ13が駆動手段(不図示)によって回転することにより、矢印R10方向に駆動(走行)される。中間転写ベルト10の具体的な材質としては、厚さ50〜200μm、体積抵抗率10〜1016Ωcm程度のPVDF(フッ化ビニリデン樹脂)が挙げられる。その他、ETFE(4フッ化エチレン−エチレン共重合樹脂)、ポリイミド、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネート等の樹脂フィルムや、厚さ0.5〜2mm程度のEPDMなどのゴム材料をベースとするもの等も挙げられる。
二次転写ニップ部N2の下流側で、かつ一次転写ニップ部N1の上流側においては、中間転写ベルト10表面に対向するようにして、上述の静電式中間転写ベルトクリーニング装置50が配設されている。静電式中間転写ベルトクリーニング装置50は、中間転写ベルト10の表面に配置されたクリーニングローラ(ローラ帯電器)51と、これに接続された交流電源(不図示)及び直流電源(不図示)とを有する。
転写材供給装置40は、画像形成部へ転写材Pを給送するものであり、複数枚の転写材Pを収納した転写材カセット41、供給ローラ42、レジストローラ43等を備えて構成されている。
次に、上述構成の画像形成装置の動作について説明する。矢印R1方向に回転駆動された感光ドラム1は、帯電ローラ2に直流電圧と交流電圧とが重畳された帯電バイアスが印加されることにより、表面が均一に帯電される。レーザー発振器(不図示)にイエローの画像信号が入力されると、レーザー光Lが発光され、帯電済の感光ドラム1表面を照射し、静電潜像が形成される。感光ドラム1がさらに矢印R1方向に回転すると、感光ドラム1上の静電潜像は、イエロー現像器4aによってイエローのトナーが付着され、トナー像として現像される。感光ドラム1上のイエローのトナー像は、一次転写ローラ11に印加された一次転写バイアスによって一次転写ニップ部N1を介して中間転写ベルト10上に一次転写される。トナー像転写後の感光ドラム1は、表面の一次転写残トナーが感光ドラムクリーニング装置5によって除去され次の画像形成に供される。
以上の、帯電、露光、現像、一次転写、クリーニングの一連の各画像形成プロセスを、他の3色、すなわちマゼンタ、シアン、ブラックについても繰り返すことにより、中間転写ベルト10上に4色のトナー像が形成される。そして、この中間転写ベルト10上の4色のトナー像は、電源によって二次転写ローラ12に印加された二次転写バイアスにより、二次転写ニップ部N2を介して、矢印K方向に搬送されてきた転写材Pに二次転写される。二次転写ニップ部N2によってトナー像転写後の転写材Pは、定着器20に搬送され、ここで加熱加圧を受けて溶融固着(定着)され、これにより転写材P上に4色フルカラーの画像が得られる。
一方、トナー像転写後の中間転写ベルト10上には、転写材Pに転写されない二次転写残トナーが残存する。中間転写ベルト10上の残存トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置50によって感光ドラム1を介して感光ドラムクリーニング装置5に回収される。つまり、残存トナーは中間転写ベルトクリーニング手段によって、逆極性即ちプラスの電荷が付与されることにより、一次転写ニップ部N1を介して、感光ドラム1上に逆転写される。逆転写された二次転写残トナーは、感光ドラム1上の一次転写残トナーとともに感光ドラムクリーニング装置5によって除去される。
上述したように画像形成装置100は、1色目(イエロー)のトナー像を中間転写ベルト10に一次転写した後、中間転写ベルト10を1回転させ2色目(マゼンタ)のトナー像を一次転写する。これを4色目まで繰り返して、中間転写ベルト10上にトナー像を重ね合わせた後に転写材Pに二次転写を行う。なお、重ね合わされる2色目以降のトナー像は、不図示のベルト位置検知手段によって正確に検出される。よって2色目以降のトナー像は、1色目のトナー像に位置ズレすることなく重ね合わされるように順次形成(転写)するように構成されている。以上のように、中間転写ベルト10上にトナー像を形成する上で中間転写ベルト10は少なくとも4回転する。
次に、二次転写部の構成について説明する。
中間転写ベルト10と弾性部を有した二次転写ローラ12は接触配置され二次転写ニップ部N2を形成している。又、中間転写ベルト10と二次転写ローラ12は離間せず常時接触している構成である。その為、1色目(イエロー)を中間転写ベルト10に一次転写した後に4色目までのトナー像を重ね合わせている間は、少なくとも3回中間転写ベルト10上の1色目から3色目までのトナー像が二次転写ニップN2を通過するように構成されている。
中間転写ベルト10上のトナー像が二次転写ローラ12に付着することを抑止するために、二次転写ローラ12に二次転写電圧とは逆の極性の電圧を二次転写ローラ12に印加する。二次転写ニップN2を通過する中間転写ベルト10上のトナー像を乱さないためである。
つまり、中間転写ベルト10上に形成する1色目から3色目までトナー像を形成する間で、3色目のトナー像後端が二次転写ニップN2を通過するまでは、二次転写ローラ12にトナー像が付着せず、中間転写ベルト10上に付着しているようなバイアスを印加する。そして、中間転写ベルト10上に4色分のトナー像が重ねられ、中間転写体上のトナー像が二次転写位置に進入する際に二次転写ローラ12には転写バイアスが印加され、中間転写ベルト10から転写材Pにトナー像が転写される。具体的には、本実施の形態ではマイナス極性に帯電されたトナー(負帯電性トナー)を用いている。中間転写体上に一次転写され、二次転写する前には、二次転写ローラをトナー像が通過する時には、二次転写ローラにマイナス極性の電圧を印加する。中間転写体上に重ねたトナー像を二次転写ローラで転写材Pに転写する時には、二次転写ニップに転写材Pが進入するタイミングで二次転写ローラにプラス極性の電圧(例えば+1000V)を印加する。
一方で、本実施の形態においては、特に中間転写ベルト10上にトナー像を保持し続けて転写材に中間転写ベルト10上のトナー像を二次転写しない時には、二次転写ローラ12への駆動入力手段による駆動入力を行わない。そして、二次転写ローラ12は中間転写ベルト10に従動回転させるように構成している。よって、二次転写ローラ12による中間転写ベルト上のトナー像の乱れを抑止することができる。
次に二次転写をする際には、二次転写ローラ12への駆動入力手段による駆動入力を行い、二次転写ニップN2において中間転写ベルト10と二次転写ローラ12の間に周速差(移動速度差)をつくり、高い転写性をもって、二次転写を実行する。
上記の二次転写ローラ12への駆動入力の有無を切り替えるのは、3色目のトナー像後端が二次転写ニップ部N2を通過した後で、かつ、4色目のトナー像が二次転写ニップN2に進入する前に行う。加えて、4色目のトナー像が中間転写ベルト上に一次転写し終わった後であれば、一次転写時の画像の乱れも抑止でき、更に良好である。
駆動入力の有無を切り替えるタイミングは、以下の構成によって得る。3色目のトナー像後端の検知手段は、例えばセンサ等の検知手段により、検知することで対応する。具体的には、図2を用いて説明する。中間転写ベルト10は非画像領域に後端検知マークを備えている。例えば転写材PがA4サイズである場合、A4後端検知マーク73を不図示の反射型センサで検知し、その検知時間から(3色目の)トナー像後端までの時間ΔTを加えた時間より3色目のトナー像後端を検知する。もしくは、各色を重ね合わせる為に用いる先端検知マーク71を用いて検知しても良い。この場合、先端検知マーク71を不図示の反射型センサで検知し、その検知時間から転写材Pのサイズに応じた(3色目の)トナー像後端までの時間ΔTを加えた時間より3色目のトナー像後端を検知する。
次に、二次転写ローラ12の駆動構成及び、駆動入力の有無切り替え手段について図3を用いて簡単に説明する。二次転写ローラ12を駆動する二次転写ギア16と、二次転写ローラ12と二次転写ギア16の間に駆動切り替え手段(例えば、電磁クラッチ15)を設ける。一方、不図示のテンション手段によって張架された中間転写ベルト10を駆動させる駆動ローラ13は、同じく不図示の駆動源のモータ及び、駆動列によって駆動される駆動ローラギア17により駆動される。上記構成においては、二次転写ローラ12及び駆動ローラ13がそれぞれ駆動手段を有しており、電磁クラッチ15等の駆動切り替え手段にて、二次転写ローラ12の駆動のON−OFFを制御できる。
転写材Pへのトナー像の二次転写時以外では、中間転写ベルト10上にトナー像を保持している際に、電磁クラッチ15をOFFにしており、二次転写ローラ12を中間転写ベルト10に従動回転させている。二次転写をする際には、電磁クラッチ15をONにして、二次転写ローラ12を駆動させて中間転写ベルト10上のトナー像を転写材Pへ二次転写をする。
これにより、二次転写時以外は、二次転写ローラ12が中間転写ベルト10に従動し、二次転写ローラ12と中間転写ベルト10の間に周速差が生じず、トナー像が二次転写ニップ部N2を通過する際にトナー像に乱れが生じることを抑止することができる。
加えて、二次転写ローラ12を従動回転することにより、中間転写ベルト10の移動速度も安定する。二次転写ローラ12に駆動力が入力されている場合、二次転写ニップN2にトナー像が進入した時と、二次転写ニップN2にトナー像が進入していない時では中間転写ベルト10の回転負荷異なる。二次転写ローラ12に駆動が入力していると、二次転写ローラ12が中間転写ベルト10の負荷になる。そして、二次転写ローラ12の負荷の影響(二次転写ローラと中間転写ベルト10の間の摩擦力)が、二次転写ニップN2にトナーがある時と無い時で大きく異なるからでる。
なお、本実施の形態では、中間転写ベルト10と二次転写ローラ12は、接触配置され、離間せず常時接触している構成である。それ故、二次転写ローラ12が中間転写ベルト10対して当接・離間する構成において生じる、当接時や離間時の中間転写体への衝撃(負荷変動)による感光ドラム1や中間転写ベルト10上のトナー像の乱れが発生しない。
次に、二次転写ニップ部N2より転写材搬送方向上流で転写材Pの詰まりや給送不良等が起こった場合について説明する。
本実施の形態においては、中間転写ベルト10上のトナー像を廃トナーとして処理しない為に、以下の制御を行う。転写材検知センサ44により転写材Pの有無を検知し、規定した時間内に転写材Pを検知しなかった場合は転写材Pの詰まりや給送不良、転写材カセット41の転写材切れ等が起こったと判断する。そして、中間転写ベルト10上へのトナー像の一次転写を完了させてから中間転写ベルト10上にトナー像を保持して待機する。その後、規定時間内に転写材検知センサ44が転写材Pを検知した場合、中間転写ベルト10上のトナー像を転写材Pへ二次転写する。一方で、規定時間内に転写材検知センサ44が転写材Pを検知しなかった場合、中間転写ベルト10上のトナーの帯電量が変化(低下)し、二次転写性が低下するので、中間転写ベルト10上のトナー像を廃トナーとして処理する。
尚、本実施の形態は4パス構成の画像形成装置について主に述べたが、複数の像担持体を有するインライン(タンデム)構成の画像形成装置についても、応用することができる。中間転写ベルト上に形成したトナー像を二次転写ニップN2を通過させる要請がある場合に、応用することができる。
(実施の形態2)
次に、本実施の形態における特有の特徴、二次転写ローラ12の速度制御について説明する。本実施の形態の画像形成装置100の構成は第一の実施の形態の構成と概略同様である。従って同一部分についての説明は省略し、主に異なる部分について説明する。
本実施の形態においては、二次転写ローラ12の速度制御を行う。中間転写ベルト10上にトナー像を保持したまま、二次転写ニップN2を通過させる際には、二次転写ローラ12の周速を中間転写ベルト10の周速と略等速にする。一方で、中間転写ベルト10上のトナー像を二次転写をする際には、二次転写ローラ12の速度を変えて、二次転写ローラ12の周速を中間転写ベルト10の周速よりも速くし、周速差を大きくする。以下、図4を用いて説明する。
二次転写ローラ12を駆動する二次転写ギア16は、二次転写入力ギア18によって駆動される。二次転写入力ギア18は、速度制御をする二次転写モータ19で駆動される。中間転写ベルト10を駆動させる駆動ローラ13は、駆動ローラギア17によって駆動される。
中間転写ベルト10上にトナー像を保持している際には、中間転写ベルト10の移動速度と二次転写ローラ12の移動速度の差を小さくし、略等速する。二次転写をする際には、二次転写ローラ12の速度を変えて、速度差を大きくする。
二次転写時以外は、二次転写時以外で中間転写ベルト10上にトナー像を保持した状態で、トナー像が二次転写ニップ部N2を通過する際にトナー像に乱れが生じることを低減でき、一方で、二次転写時は周速差を有することでの転写効率を大きくする。これらの構成によって、実施の形態1と類似の効果を得ることができる。
本発明に係る実施の形態における画像形成装置の要部構成を示す縦断面図である。 本発明に係る実施の形態1における要部構成を示す概略図である。 本発明に係る実施の形態1における要部構成を示す概略図である。 本発明に係る実施の形態2における要部構成を示す概略図である。
符号の説明
1 感光ドラム(電子写真感光体)
2 帯電ローラ
4 現像装置
5 感光ドラムクリーニング装置
10 中間転写ベルト(中間転写体)
11 一次転写ローラ
12 二次転写ローラ
13 駆動ローラ
14 テンションローラ
15 電磁クラッチ
16 二次転写ギア
17 駆動ローラギア
18 二次転写入力ギア
19 二次転写モータ
20 定着器
30 露光装置
31 ポリゴンミラー
32 ミラー
40 転写材供給装置
41 転写材カセット
42 供給ローラ
43 レジストローラ
44 転写材検知センサ
50 静電式中間転写ベルトクリーニング装置
51 クリーニングローラ(ローラ帯電器)
61 排紙ローラ
71 先端検知マーク
72 レター後端検知マーク
73 A4後端検知マーク

Claims (4)

  1. トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体からトナー像の一次転写を受ける移動可能な中間転写体と、前記中間転写体上のトナー像を転写材に二次転写する移動可能な二次転写部材と、前記中間転写体から転写材にトナー像を転写する時に前記二次転写部材に転写電圧を印加する電源と、前記二次転写部材を移動させる駆動力を入力する駆動入力手段と、を有し、前記二次転写部材は前記中間転写体と接触してニップを形成しており、前記中間転写体上に形成したトナー像が転写材に転写されずに前記ニップを通過する時に前記電源が前記転写電圧と逆の極性の電圧を印加する画像形成装置において、
    前記ニップを、転写材が通過せず前記中間転写体上に形成したトナー像が通過する時に前記二次転写部材に前記駆動入力手段から駆動力は入力せず、前記転写部材は前記中間転写体の移動に従動し、前記ニップを、転写材が通過して前記中間転写体上に形成したトナー像を転写材に転写する時に前記駆動入力手段が前記二次転写部材に駆動力を入力することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記駆動入力手段が前記二次転写部材に駆動力を入力している時には、前記ニップにおいて、前記中間転写体の移動速度と前記二次転写部材の移動速度が異なることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体からトナー像の一次転写を受ける移動可能な中間転写体と、前記中間転写体上のトナー像を転写材に二次転写する移動可能な二次転写部材と、前記中間転写体から転写材にトナー像を転写する時に前記二次転写部材に転写電圧を印加する電源と、前記二次転写部材を移動させる駆動力を入力する駆動入力手段と、を有し、前記二次転写部材は前記中間転写体と接触してニップを形成しており、前記中間転写体上に形成したトナー像が転写材に転写されずに前記ニップを通過する時に前記電源が前記転写電圧と逆の極性の電圧を印加する画像形成装置において、
    前記ニップを、転写材が通過せず前記中間転写体上に形成したトナー像が通過する時に前記駆動入力手段が前記二次転写部材を移動させることによって生ずる前記中間転写体の移動速度との移動速度差は、前記ニップで前記中間転写体上に形成したトナー像を転写材に転写する時に前記駆動入力手段が前記二次転写部材を移動させることによって生ずる前記中間転写体の移動速度との移動速度差よりも小さいことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記像担持体に順次形成する複数のトナー像を前記中間転写体に重ねて一次転写した後に、前記二次転写部材が前記中間転写体上に重ねたトナー像を転写材に転写することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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