JP2011226896A - 微量物質検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 DNA等の微量物質を電流測定により検出する際の検出精度の向上を図ることができる微量物質検出装置を提供すること。
【解決手段】 イオン交換膜又はイオン透過膜を介して区画された一対の室を備え検体及びバッファ液を収容する測定チャンバと、上記測定チャンバの一対の室内に設置された一対の電極と、を具備してなる微量物質検出装置において、
上記一対の電極間に発生する電圧を「0」V又は略「0」Vに能動制御しながら発生する電流を計測し、それによって、微量物質を検出するようにしたもの。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば、DNA(デオキシリボ核酸)等の微量物質を検出するための微量物質検出装置に係り、特に、微量物質の有無や量を電流測定により検出するように構成したものにおいて、電極の電位を「0」V、又は、略「0」Vとしながら、発生する電荷量を検出するように構成し、それによって、検出の精度を高めることができるように工夫したものに関する。
例えば、DNA等の微量物質を検出する場合には、電圧測定によって検出すものが一般的であった。
又、電圧測定ではなく電流測定によって検出するものとして、例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6等がある。
特開2008−233050号公報 特開2007−108160号公報 特開2006−3222号公報 特開2005−69836号公報 特開2008−134255号公報 特開2006−275788号公報
上記従来の構成によると次のような問題があった。
まず、DNA等の微量物質を電圧測定によって検出する場合であるが、例えば、電極が汚染されている、或いは外部から注入する検体内に不純物が混じっていた場合には、仮に、被検出対象物質(例えば、DNA等の微量物質)が存在していなくても、電極間に数10mVの電圧が発生してしまうことがある。このような電圧を「ケミカルノイズ電圧」と称している。このようなケミカルノイズ電圧が発生した場合には、それによって、本来検出しなければならない発電反応がかき消されてしまい、検体信号とノイズとの分離が困難となり、結局、検出精度が低下してしまうという問題があった。
又、電極間に数10mVであっても電圧が存在する場合には、酸化還元酵素と被酸化還元物質との反応が阻害されてしまい、その結果、十分な発電反応が抑制されてしまうという問題があった。
又、DNA等の微量物質を電流の測定によって検出する装置の場合であるが、実際の電流計は内部抵抗を備えており、その内部抵抗にいわゆる「ドロップ電圧」が発生してしまい、その結果、電極間に電圧が発生してしまうことになる。そのような電圧が発生した場合には、発電反応が遅くなり迅速な検出が困難になるという問題があった。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、DNA等の微量物質を電流測定により検出する際の検出精度の向上を図ることができる微量物質検出装置を提供することにある。
上記目的を達成するべく本願発明による微量物質検出装置は、イオン交換膜又はイオン透過膜を介して区画された一対の室を備え検体及びバッファ液を収容する測定チャンバと、上記測定チャンバの一対の室内に設置された一対の電極と、を具備してなる微量物質検出装置において、上記一対の電極間に発生する電圧を「0」V又は略「0」Vに能動制御しながら発生する電流を計測し、それによって、微量物質を検出するようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項2による微量物質検出装置は、請求項1記載の微量物質検出装置において、四端子測定法又は三端子測定法により上記一対の電極間に発生する電圧を「0」V又は略「0」Vに能動制御するようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項3による微量物質検出装置は、請求項1又は請求項2記載の微量物質検出装置において、上記一対の電極間に発生する電圧を±1mV以内に能動制御するようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項4による微量物質検出装置は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の微量検出装置において、上記検体を超音波振動により振動させるようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項5による微量物質検出装置は、請求項1〜請求項4の何れかに記載の微量物質検出装置において、逆電位を付与するようにしたことを特徴とするものである。
以上述べたように本願発明の請求項1による微量物質検出装置は、イオン交換膜又はイオン透過膜を介して区画された一対の室を備え検体及びバッファ液を収容する測定チャンバと、上記測定チャンバの一対の室内に設置された一対の電極と、を具備してなる微量物質検出装置において、上記一対の電極間に発生する電圧を「0」V又は略「0」Vに能動制御しながら発生する電流を計測し、それによって、微量物質を検出するようにしたので、一対の電極間に発生する電圧に起因した検出精度の低下を防止することができる。
又、請求項2による微量物質検出装置は、請求項1記載の微量物質検出装置において、四端子測定法又は三端子測定法により上記一対の電極間に発生する電圧を「0」V又は略「0」Vに能動制御するようにしたので、上記効果をより確実なものとすることができる。
又、請求項3による微量物質検出装置は、請求項1又は請求項2記載の微量物質検出装置において、上記一対の電極間に発生する電圧を±1mV以内に能動制御するようにしたので、より簡単な制御で上記効果をえることができる。
又、請求項4による微量物質検出装置は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の微量検出装置において、上記検体を超音波振動により振動させるようにしたので、電極に生ずるガスに起因した感度低下の影響をなくすことができる。
又、請求項5による微量物質検出装置は、請求項1〜請求項4の何れかに記載の微量物質検出装置において、逆電位を付与するようにしたので、これによっても、上記と同等の効果を得ることができる。
本発明の一実施の形態を示す図で、微量物質検出装置の全体の構成を示す系統図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、微量物質検出装置の制御装置の中の測定回路の構成を示す回路図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図2に示す測定回路の電流増幅部の構成を詳細に示す回路図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、一端に磁気ビーズが結合され他端に酸化還元酵素が結合された状態のDNAを模式的に示す図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、測定チャンバ内における反応の様子を示す図である。
以下、図1乃至図5を参照して本発明の一実施の形態を説明する。図1は本実施の形態による微量物質検出装置の構成を示す系統図であり、まず、チューブ1がある。このチューブ1の一端側(図1中左端)には検体注入部3が設けられていて、この検体注入部3には検体注入器5が設置されている。この検体注入器5によって検体6を注入するものである。この検体6中に被検出対象物質としてのDNAが含まれているものである。又、上記検体注入部3近傍の上記チューブ1には、バッファ液注入部7が設置されていて、このバッファ液注入部7内にはバッファ液9が充填されている。上記バッファ液注入部7は分岐チューブ11を介して上記チューブ1に接続されていて、この分岐チューブ11には第1押当バルブ13が取り付けられている。
上記バッファ液9であるが、例えば、リン酸二水素カリウムの水溶液とリン酸水素二カリウムの水溶液の混合物に、例えば、ジクロロインドフェノールという電子メディエータを添加した液体である。又、上記電子メディエータとは酸化還元酵素と電極との間の電子の移動を媒介するためのものである。
上記チューブ1には第1試薬注入部15、第2試薬注入部17が夫々分岐チューブ19、21を介して接続されている。上記第1試薬注入部15内には第1試薬23が充填されている。又、第2試薬注入部17内には第2試薬25が充填されている。上記第1試薬23であるが、検体6中の被検出対象物質に特異的に接合する部位を備えていて、且つ、磁性体の粒(磁性ビーズ)を有するものである。又、上記第2試薬25であるが、検体6中の被検出対象物質に特異的に接合する部位を備えていて、且つ、酸化若しくは還元酵素を有するものである。又、上記分岐チューブ19には第2押当バルブ27が取り付けられていると共に上記分岐チューブ21にも第3押当バルブ29が取り付けられている。
上記チューブ1には反応部31が設けられていて、この反応部31には温度制御用ヒータ33が設置されている。又、反応部31には超音波振動装置35が設置されている。上記温度制御ヒータ33によって反応に適した温度環境を実現するものである。又、上記超音波振動装置35によって攪拌効果を高めるようにしているものである。又、上記反応部31には第1磁力制御部37が設置されている。この第1磁力制御部37によって、磁気ビーズを付与された検体6内の被検出対象物質(DNA)を吸着・保持するようにしている。又、上記温度制御用ヒータ33の図1中左側のチューブ1には第4押当バルブ39が取り付けられている。
上記チューブ1の他端には測定チャンバ41が接続されている。この測定チャンバ41にはイオン交換膜43が設置されていて、このイオン交換膜43によって一対の室45、47が区画・形成されている。これら室45、47には電極51、53が設置されている。又、測定チャンバ41は反応部31に設けられた超音波振動装置35により、又は、別に設けられた超音波振動装置により加振される構成となっている。
尚、この実施の形態の場合にはイオン交換膜43を使用しているが、イオン透過膜を使用するようにしてもよい。
上記測定チャンバ41を挟むように分岐チューブ53、55が接続されていて、これら分岐チューブ53、55は集合されていて、そこにはポンプ57が接続されている。又、上記分岐チューブ53、チューブ1、分岐チューブ55には第5押当バルブ59、第6押当バルブ61、第7押当バルブ63が取り付けられている。又、上記測定チャンバ41には第2磁力制御部65が設置されている。
又、制御装置71が設置されていて、この制御装置71には測定回路73が設けられている。既に説明した各種機器、第1押当バルブ13、第2押当バルブ27、第3押当バルブ29、第4押当バルブ39、第5押当バルブ59、第6押当バルブ61、第7押当バルブ63、温度制御用ヒータ33、超音波振動装置35、第1磁力制御部37、ポンプ57、第2磁力制御部65は、全てこの制御装置71によって制御されるようになっている。又、電極51、53を介しての電流測定等は上記制御装置71の測定回路73によって制御されるように構成されている。
上記構成によると、まず、第1押当バルブ13、第4押当バルブ39、第5押当バルブ59を開放し、ポンプ57を駆動する。それによって、チューブ1内に負圧が発生し、バッファ液注入部7内のバッファ液9が吸引されてチューブ1内に充満することになる。その状態で、検体注入部3を介して検体注入器5より検体6が注入される。
次に、第2押当バルブ27、第3押当バルブ29、第4押当バルブ39、第5押当バルブ59を開放して、ポンプ57による負圧によって、第1試薬注入部15、第2試薬注入部17より、第1試薬23と第2試薬25を若干量引き出す。それと同時に、第1押当バルブ13を開放してバッファ液注入部7よりバッファ液9を引き出す。これによって、反応部31に、検体6、バッファ液9、第1試薬15、第2試薬25を導いて混合させることになる。
次に、第4押当バルブ39、第5押当バルブ59を閉じて、検体6と第1試薬15、第2試薬25とを反応させる。その際、温度制御用ヒータ33によって温度調整を行うと共に、超音波振動装置35によって超音波振動を付与する。それによって、反応に適した温度環境が提供されると共に、攪拌・混合作用が働くことになる。上記検体体6と第1試薬15、第2試薬25との反応により、検体としてのDNAの一端に磁気ビーズが結合されると共に他端に酸化還元酵素が結合されることになる。その様子を図4に示す。図4はDNA81の一端に磁気ビーズ83が結合されると共に他端に酸化還元酵素85が結合されている様子を示す図である。
次に、第1磁力制御部37を「オン」して、第1押当バルブ13、第4押当バルブ39、第5押当バルブ59を開放し、且つ、温度制御用ヒータ33によって温度調整を行うと共に、超音波振動装置35によって超音波振動を付与しながら、バッファ液9を流し続ける。それによって、検体6は第1磁力制御部37によって吸着・保持され、その他のものは洗い流されることになる。
次に、第1押当バルブ13、第6押当バルブ61、第7押当バルブ63を開放し、ポンプ57の負圧によって吸引することにより、上記第1磁力制御部37によって吸着・保持されている反応後の検体6を測定チャンバ41内に導く。そして、第6押当バルブ61、第7押当バルブ63を閉じて計測を行う。計測後は、第1押当バルブ13と第7押当バルブ63を開放して、ポンプ57による負圧によって計測後の検体6等を吸引して洗い流す。それによって、ポンプ57自身も洗浄されることになる。
ここで、上記測定チャンバ41内における反応について、図5を参照して説明する。上記酸化還元酵素85として酸化酵素(例えば、グルコースオキシダーゼ)を用いた場合の、上記測定チャンバ41内での化学反応を具体的に説明する。上記測定チャンバ41の上側(図5中上方)の室45内には、上記DNA81に結合した酸化酵素96が存在している。また、上記測定チャンバ41内にはバッファ液に添加された被酸化物質98と電子メディエータ100も存在している。上記被酸化物質98は、上記酸化酵素96によって酸化され、電子102と陽イオン104を放出する。上記電子102は上記電子メディエータ100に捕らえられ、その結果、上記電子メディエータ100は「負」に荷電される。「負」に荷電された上記電子メディエータ100は、相対的に「正」電位となる上記電極51側に移動する。一方、上記陽イオン104は、イオン交換膜43を通過して、室47側に設置され、相対的に「負」電位となる上記電極53側に移動し、電子102を受け取る。その結果、上記室45と上記室47との間には上記イオン交換膜43を隔てて電位差が発生し、上記電極51と上記電極53の間に電流が流れる。この電流を測定することにより上記DNA81の検出・定量を行うものである。
又、上記した例に限らず、上記酸化還元酵素85として上記酸化酵素95の代わりに還元酵素を使用することも考えられる。この場合は、上記被酸化物質98の代わりに被還元物質が使用され、上記電極51から電子メディエータを介して電子が還元酵素へ移動して還元反応が起きる。このため電子を外部から受け取る上記電極51が「正」極、電子を外部に放出する電極53が「負」極となる。
尚、この被検出対象物質の測定は、上記電極51、53間の電圧を測定することでも行うことができる。
次に、図2を参照して、制御装置71に設けられた測定回路73の構成について説明する。まず、電流増幅部91があり、この電流増幅部91にはA/D変換器93が接続されている。上記電流増幅器91により増幅された信号は上記A/D変換器93によってアナログ/デジタル変換され、マイクロコンピュータ95に入力される。又、上記マイクロコンピュータ95にはI/O97、メモリ99が接続されている。又、上記I/O97には入力手段101と投入センサ103が接続されている。
上記電流増幅部91の構成を、図3を参照して、さらに詳しく説明する。上記電流増幅器91は、演算増幅器105と抵抗107とから構成されている。上記抵抗107は、演算増幅器105と協働して発生電流を電圧に変換する機能を発揮する。又、+側端子Spは、測定チャンバ41内の一方の電極51側に接続されており、又、−側端子Snは、測定チャンバ41内の他方の電極53側に接続されている。又、+側端子Fpと−側端子Fnは、電流流し込み用の端子である。
尚、図中符号109は、図1に示す制御装置71に組み込まれた表示部であり、測定結果を表示するためのものである。
上記構成によると、測定チャンバ41において発生するノイズを含んだ電流成分に起因して、外部のインピーダンスが十分に高い場合、略10〜30mVの直流電圧が生ずる。本実施の形態の場合には、まず、この電圧を+側端子Sp及び−側端子Snを介して検出する。次に、この発生した電圧を相殺するように、演算増幅器105より抵抗107を介して+側端子Fpから−側端子Fnに向かう方向に電流を流す。これによって、上記発生した電圧を相殺して測定精度の低下を防止するようにしたものである。
因みに、+側端子Sp及び−側端子Sn間には微量(数ピコアンペア)の電流が流れるのみであり、よって、いわゆる「ドロップ電圧」が生じるようなこともない。
以上本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。
まず、測定チャンバ41において発生した直流電圧を相殺するように能動制御しているので、電流を高い精度で検出することができ、微量物質の検出精度を高めることができる。
又、相対的にパワーが弱いケミカルノイズは上記能動制御により直ぐに減衰するが、検体6内に被検出物質が存在する場合には、明らかな電流ピークをみることができ、高い精度の検出が可能になる。
又、酸化還元反応が迅速に進行することになるので、検出に要する時間が短縮されることになる。
又、本実施の形態の場合には、電圧を能動的に計測して電流を計測するようにしているので、いわゆる「ドロップ電圧」が発生することはなく、より高い検出精度を実現することができる。
尚、本発明は前記一実施の形態に限定されるものではない。
例えば、前記一実施の形態の場合には、「0」Vになるような能動制御の一例を挙げて説明したが、それに限定されるものではなく、略「0」Vになるような制御、例えば、±1mV以内に収まるような制御も考えられる。
又、逆電位を加えるように構成することも考えられる。
又、回路の構成は図2、図3に示した構成のものに限定されることはなく、様々な例が考えられる。
又、前記一実施の形態の場合には、三端子測定法により一対の電極間に発生する電圧を「0」V能動制御するようにした場合を例に挙げて説明したが、四端子測定法であっても良い。
又、前記一実施の形態の場合には、測定チャンバとして、反応が行われる室と反応が行われない室の両方を兼備したタイプのものを例に挙げて説明したが、それに限定されるものではない。例えば、反応が行われると共に電極を備えた室と、その室内にイオン交換膜又はイオン透過膜の特性を持ち樹脂や膜等によって直接又は間接に覆われていて、且つ、電極を備えたものを配置した構成の測定チャンバであってもよい。
尚、上記直接とは電極にイオン交換膜又はイオン透過膜の樹脂が直接塗布したようなものであり、間接とは上記電極とイオン交換膜又はイオン透過膜の樹脂との間に含水樹脂等が介在しているような構成を意味しているものである。
又、前記一実施の形態の場合には、バッファ液の中に電子メディエータを入れた場合を例に挙げて説明したが、例えば、第2試薬注入部の横に第3試薬注入部を設けそこに電子メディエータをいれておき、押当バルブを開放して注入するように構成してもよい。
本発明は、微量物質を検出するための微量物質検出装置に係り、特に、微量物質の有無や量を電流値を計測することにより検出するように構成したものにおいて、電極の電位を「0」V、又は、略「0」Vとしながら、発生する電荷量を検出するように構成し、それによって、検出の精度を高めることができるように工夫したものに関し、例えば、DNA(デオキシリボ核酸)の検出に好適である。
41 測定チャンバ
43 イオン交換膜
45 室
47 室
51 電極
53 電極
71 制御装置
73 制御回路
91 電流増幅部
105 演算増幅器
107 抵抗

Claims (5)

  1. イオン交換膜又はイオン透過膜を介して区画された一対の室を備え検体及びバッファ液を収容する測定チャンバと、上記測定チャンバの一対の室内に設置された一対の電極と、を具備してなる微量物質検出装置において、
    上記一対の電極間に発生する電圧を「0」V又は略「0」Vに能動制御しながら発生する電流を計測し、それによって、微量物質を検出するようにしたことを特徴とする微量物質検出装置。
  2. 請求項1記載の微量物質検出装置において、
    四端子測定法又は三端子測定法により上記一対の電極間に発生する電圧を「0」V又は略「0」Vに能動制御するようにしたことを特徴とする微量物質検出装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の微量物質検出装置において、
    上記一対の電極間に発生する電圧を±1mV以内に能動制御するようにしたことを特徴とする微量物質検出装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の微量検出装置において、
    上記検体を超音波振動により振動させるようにしたことを特徴とする微量物質検出装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れかに記載の微量物質検出装置において、
    逆電位を付与するようにしたことを特徴とする微量物質検出装置。
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