JP2011226577A - 差動装置の潤滑構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボルトの締結力を維持するガイドリブを軸受の潤滑用のガイドリブとして兼用することができ、差動装置の回転抵抗の増大および差動装置の製造コストの増大を防止することができる差動装置の潤滑構造を提供すること。
【解決手段】ケース11が、リングギヤ14の回転時のボルト21の頭部21aの回転軌道Rに対して一定の範囲で延在するとともに、ケース11からボルト21の頭部21aに向かって突出するガイドリブ31を有する。また、中空支持部27の上部に上下方向に貫通する貫通孔27cが形成され、ガイドリブ31が、貫通孔27cの上端開口27dに向かって湾曲するオイル溜まり31aを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、差動装置の潤滑構造に関し、特に、内部に差動機構を収容するディファレンシャルケースを、動力伝達装置のケースの中空支持部に回転自在に支持する軸受を潤滑する差動装置の潤滑構造に関する。
自動車等の車両のトランスアクスルに組み込まれる差動装置は、収容部および収容部内に回転自在に収容されるディファレンシャルケースを備えている。収容部内にはプロペラシャフト等によって駆動されるピニオンギヤが回転自在に収容されており、このピニオンギヤに噛合するリングギヤが複数のボルトによってデフケースに組み付けられている。
このデフケースは、動力伝達装置のケースに円錐ころ軸受を介して回転自在に支持されている。この円錐ころ軸受は、ラジアル方向だけでなくスラスト方向にも荷重が加えられることから、潤滑状態を良好に保つことが重要である。
通常、収容部内にはピニオンギヤやリングギヤを潤滑するためのオイルが貯留されており、このオイルによって円錐ころ軸受を潤滑するためには、オイルが円錐ころ軸受に浸るようにオイルの油面レベルを引き上げるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
一方、デフケースにリングギヤを締結するために使用されるボルトは、変動荷重や振動が加わり易いことから、折り曲げ座金等が使用される。
特に、デフケースとリングギヤとを締結するボルトはデフケースおよびリングギヤの回転軸心を中心とした円周上に取り付けられるため、ボルトの頭部とその座面との間で生じるすべり量は外径側ほど大きくなる。
そして、このすべり量の差がボルトを緩める回転方向と一致すると、ボルトの締付け力が次第に低下するおそれが生じる。
このようにボルトの締結力を維持するものとしては、例えば、六角ボルトと、六角ボルトの軸部が貫通して六角ボルトの頭部が係合されるデフケースのフランジ部と、六角ボルトによってデフケースのフランジ部に締結されたリングギヤとを備え、デフケースのフランジ部に六角ボルトの頭部を没入する陥没部を形成し、陥没部と陥没部に没入された六角ボルトの頭部との間に樹脂を充填するようにしている。
このため、樹脂によって六角ボルトの締結力が次第に低下するのを防止することができる(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−106710号公報 特開2009−180289号公報
しかしながら、特許文献1に記載される差動装置の潤滑構造にあっては、収容部に充填されたオイルによって円錐ころ軸受を潤滑するために、オイルが円錐ころ軸受に浸るように油面レベルを引き上げる必要があるので、収容部内のオイル量が増大してしまい、差動装置の回転抵抗を増大させてしまうとともに、動力の伝達効率を低下させてしまうという問題が発生してしまった。
また、特許文献2に記載されるものにあっては、デフケースのフランジ部に六角ボルトの頭部を没入する陥没部を形成し、陥没部と陥没部に没入された六角ボルトの頭部との間に樹脂を充填するようにしているため、差動装置の製造コストが増大してしまった。特に、突角ボルトの数だけ陥没部と充填樹脂とが必要になるため、六角ボルトの数が増大する程、差動装置の製造コストが増大してしまうという問題があった。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、ボルトの締結力を維持するガイドリブを軸受の潤滑用のガイドリブとして兼用することができ、差動装置の回転抵抗の増大および差動装置の製造コストの増大を防止することができる差動装置の潤滑構造を提供することを目的とする。
本発明に係る差動装置の潤滑構造は、上記目的を達成するため、(1)内部に差動機構を収容し、動力伝達装置のケースの中空支持部に軸受を介して回転自在に支持されたディファレンシャルケースと、前記ディファレンシャルケースにボルトを介して固定されたリングギヤとを備え、前記軸受を作動油によって潤滑する差動装置の潤滑構造であって、前記中空支持部の上部に上下方向に貫通する貫通孔を形成するとともに、前記ケースに、前記リングギヤの回転時の前記ボルトの頭部の回転軌道に対して一定の範囲で延在するとともに、前記ケースから前記ボルトの頭部に向かって突出するガイドリブを設け、前記ガイドリブが、前記ボルトの頭部の回転軌道に対して前記貫通孔の上方に位置するガイド部を有するものから構成されている。
この差動装置の潤滑構造は、ケースが、リングギヤの回転時のボルトの頭部の回転軌道に対して一定の範囲で延在するとともに、ケースからボルトの頭部に向かって突出するガイドリブを有するので、ボルトの締結力が次第に低下した場合にボルトの頭部がガイドリブに接触する。このため、ボルトの締結力を維持することができる。
また、ボルトの頭部がガイドリブに接触することにより、異音が生じるため、運転手は、速やかに異変を感じることができ、運転手に対策を促すことができる。
また、中空支持部の上部に上下方向に貫通する貫通孔が形成され、ガイドリブが、ボルトの頭部の回転軌道に対して貫通孔の上方に位置するガイド部を有するので、ケースの上方から差動装置に滴下されるオイルを、ガイド部から貫通孔を通して軸受に導くことができ、軸受を潤滑することができる。
この結果、ボルトの締結力を維持するガイドリブを軸受の潤滑用のガイドリブとして兼用することができ、従来のようにオイルが軸受に浸るように油面レベルを引き上げるのを不要にして差動装置の回転抵抗が増大するのを防止することができるとともに、差動装置の製造コストが増大するのを防止することができる。
上記(1)に記載の差動装置の潤滑構造において、(2)前記ガイド部が前記貫通孔の上端開口に向かって湾曲するオイル溜まりから構成されている。
この差動装置の潤滑構造は、ガイド部が貫通孔の上端開口に向かって湾曲するオイル溜まりから構成されるので、差動装置の上方から滴下されたオイルをオイル溜まりに集めることができ、オイル溜まりから貫通孔の上端開口を通して貫通孔に導入し、貫通孔を通して軸受に供給することができる。このため、ボルトの締結力を維持するガイドリブを用いて軸受を潤滑することができる。
上記(1)に記載の差動装置の潤滑構造において、(3)前記ガイド部が、前記貫通孔の上端開口の上方に位置するガイドリブの部位から上方に延在し、前記リングギヤによって掻き上げられたオイルを受ける補助ガイドリブから構成され、前記補助ガイドリブが、貫通孔の上端開口に対して前記リングギヤの回転方向下流側に位置するものから構成されている。
この差動装置の潤滑構造は、ガイドリブが、貫通孔の上端開口の上方に位置するガイドリブの部位から上方に延在し、リングギヤによって掻き上げられたオイルを受ける補助ガイドリブを有し、この補助ガイドリブを貫通孔の上端開口に対してリングギヤの回転方向下流側に位置させたので、補助ガイドリブに衝突したオイルを補助ガイドリブに沿って落下させて貫通孔の上端開口に案内することができる。このため、貫通孔を通してオイルを軸受に供給することができ、ボルトの締結力を維持するガイドリブを用いて軸受を潤滑することができる。
本発明によれば、ボルトの締結力を維持するガイドリブを軸受の潤滑用のガイドリブとして兼用することができ、差動装置の回転抵抗の増大および差動装置の製造コストの増大を防止することができる差動装置の潤滑構造を提供することができる。
本発明に係る差動装置の潤滑構造の第1の実施の形態を示す図であり、ハイブリッド車両のトランスアクスルの概略構成図である。 本発明に係る差動装置の潤滑構造の第1の実施の形態を示す図であり、トランスアクスルの要部概略断面図である。 本発明に係る差動装置の潤滑構造の第1の実施の形態を示す図であり、図2のA−A方向矢視断面図である。 本発明に係る差動装置の潤滑構造の第1の実施の形態を示す図であり、ケースの要部正面図である。 本発明に係る差動装置の潤滑構造の第1の実施の形態を示す図であり、図3のB方向の中空支持部とガイドリブとの矢視図である。 本発明に係る差動装置の潤滑構造の第2の実施の形態を示す図であり、図2のB−B方向矢視に相当するトランスアクスルの断面図である。 本発明に係る差動装置の潤滑構造の第2の実施の形態を示す図であり、ケースの要部正面図である。 本発明に係る差動装置の潤滑構造の第2の実施の形態を示す図であり、図6のC方向の中空支持部とガイドリブとの矢視図である。
以下、本発明に係る差動装置の潤滑構造の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図5は、本発明に係る差動装置の潤滑構造の第1の実施の形態を示す図である。なお、本実施の形態では、差動装置の潤滑構造をハイブリッド車両に適用した例を示している。
まず、構成を説明する。
図1において、動力伝達装置10は、ケース11を備えており、このケース11は、対向するハウジング12(図2参照)の合わせ面12aに当接する合わせ面11aを備えている。
動力伝達装置10は、このケース11とハウジング12とによって画成される内部空間に変速機構を構成する図示しない複合遊星歯車装置と、ドライブシャフトに差動出力が可能な差動装置としての後述するディファレンシャル装置13と、蓄電された電力により車両を駆動させる図示しない駆動用モータと、図示しないエンジンからの動力により発電可能な図示しないモータジェネレータ等を収容している。
ケース11およびハウジング12内にはディファレンシャル装置13のリングギヤ14と噛合するファイナルドライブギヤ15が収容されており、このファイナルドライブギヤ15と同軸上にカウンタドリブンギヤ16が収容されている。このカウンタドリブンギヤ16は、複合遊星歯車装置のリングギヤ17に噛合している。
このため、公知のようにエンジンまたは駆動モータからの出力は、複合遊星歯車装置のリングギヤ17、カウンタドリブンギヤ16およびファイナルドライブギヤ15を介してディファレンシャル装置13のリングギヤ14に伝達される。
図2に示すように、ディファレンシャル装置13は、中空のディファレンシャルケース(以下、単にデフケースという)18を備えており、デフケース18は、円錐ころ軸受19、20を介してケース11およびハウジング12に回転自在に支持されている。
デフケース18の外周部には、ファイナルドライブギヤ15(図1参照)と歯合するリングギヤ14が複数のボルト21によって締結されており、複合遊星歯車装置のリングギヤ17から出力された動力がファイナルドライブギヤ15を介してデフケース18に伝達されるようになっている。このボルト21は、図3に示すように、リングギヤ14の円周方向に亘って一定の間隔で離隔して配置されており、リングギヤ14は、ボルト21によってデフケース18に締結されている。
また、図2に示すように、デフケース18の内部には、ピニオンギヤシャフト22が回転自在に支持されており、ピニオンギヤシャフト22には、一対のディファレンシャルピニオンギヤ23a、23bが回転自在に連結されている。
各ディファレンシャルピニオンギヤ23a、23bには、サイドギヤ24a、24bがそれぞれ歯合しており、各サイドギヤ24a、24bにはドライブシャフト25L、25Rのギヤシャフト25a、25bが接続され、ドライブシャフト25L、25Rには図示しない駆動輪がそれぞれ固定されている。
また、ドライブシャフト25L、25Rは、シール部材26a、26bによってケース11およびハウジング12に回転自在に支持されている。
このディファレンシャル装置13は、リングギヤ14が回転すると、デフケース18がリングギヤ17と共に回転する。このとき、ピニオンギヤシャフト22がデフケース18と共に回転し、ディファレンシャルピニオンギヤ23a、23bがデフケース18の軸線を回転中心として公転する。
そして、ディファレンシャルピニオンギヤ23a、23bに噛合するサイドギヤ24a、24bがそれぞれ回転し、ドライブシャフト25L、25Rを介して駆動輪がそれぞれ回転する。
また、車両が旋回するとき、例えば、進行方向の右に旋回するとき、左駆動輪が右駆動輪よりも、早い速度で回転することになり、左駆動輪と右駆動輪との間で回転差が生ずる。このとき、ディファレンシャルピニオンギヤ23a、23bおよびデフケース18の回転により、左駆動輪と右駆動輪との間で回転差が許容され、それぞれ異なった回転速度で回転することができる。
なお、本実施の形態では、ピニオンギヤシャフト22、ディファレンシャルピニオンギヤ23a、23b、サイドギヤ24a、24bが差動機構を構成している。
一方、図3、図4に示すように、ケース11にはデフケース18の軸線方向一方のボス18aを回転自在に支持する中空支持部27が形成されており、この中空支持部27の両側には切欠き27a、27bが形成されている。
この中空支持部27には一方の円錐ころ軸受19が装着されるようになっており、この円錐ころ軸受19は、中空支持部27の内周部に嵌合するアウタレース28と、アウタレース28に円錐ころ29を介して回転自在に連結されたインナレース30とから構成されている。
また、アウタレース28の外周部には切欠き27a、27bに嵌合する嵌合凸部28a、28bが設けられており、アウタレース28は、中空支持部27に回転不能に取付けられる。
インナレース30の内周面にはデフケース18の回転軸に対して傾斜するテーパ面が形成されており、アウタレース28の外周面にはインナレース30のテーパ面と平行なテーパ面が形成されている。
また、円錐ころ29は、円錐台形状に形成されており、アウタレース28とインナレース30との間に複数個配置され、アウタレース28のテーパ部の内周軌道面およびインナレース30のテーパ部の外周軌道面とに案内されて滑らかに転動するようになっている。このため、円錐ころ軸受19は、ラジアル方向およびスラスト方向の荷重を受けることになる。
また、中空支持部27の上部には中空支持部27の貫通孔27cが形成されており、この貫通孔27cは、中空支持部27の上下方向に貫通して設けられている。また、ケース11にはガイドリブ31が設けられており、このガイドリブ31は、リングギヤ14の回転時のボルト21の頭部21aの回転軌道R(図4参照)に対して一定の範囲で延在するとともに、ケース11からボルト21の頭部21aに向かって突出している。
この中空支持部27は、図5に示すように、ケース11から長さLだけ突出しており、ガイドリブ31は、ケース11から長さLよりも短い長さL1だけ中空支持部27の上方でケース11から突出している。
このガイドリブ31は、ボルト21によりリングギヤ14がデフケース18に締結された状態において、ボルト21の頭部21aがガイドリブ31に対して一定の隙間を介して対向しており、ボルト21の締結力が次第に低下した場合に、ボルト21の頭部21aが当接することにより、ボルト21の締結力を維持することができる。
このため、ボルト21がリングギヤ14をデフケース18に締結した状態のボルト21の頭部21aとガイドリブ31との距離は、ディファレンシャル装置13の動作時において、すなわち、リングギヤ14の回転時において、ボルト21の頭部21aがガイドリブ31に接触にせず、ボルト21の締結力が次第に低下した場合にボルト21の頭部21aが当接する距離であることが望ましい。このようにすれば、ボルト21の締結力を維持することができる。
また、ガイドリブ31は、中空支持部27の貫通孔27cの上端開口27dの上方から反時計回転方向に90°程度の長さに亘って延在しており(図3でガイドリブ31をハッチングで示す)、ガイドリブ31は、回転軌道Rに対して貫通孔27cの上方に貫通孔27cの上端開口27dに向かって湾曲するガイド部としてのオイル溜まり31aを有している。
このオイル溜まり31aにはケース11の上方からディファレンシャル装置13に滴下されるオイルが集められるようになっており、オイル溜まり31aに集められたオイルは、貫通孔27cに導かれるようになっている。
本実施の形態では、図2に示すように、ケース11とハウジング12とによって画成されるディファレンシャル装置13の収容部32の底部には、図1に示すようにオイルOが貯留されるようになっている。また、ケース11の上部にはキャッチタンク33が設けられている。
このため、収容部32の底部に貯留されたオイルの一部は、リングギヤ14によって掻き上げられることにより、キャッチタンク33に補足されることになる。
このキャッチタンク33は、収容部32の底部に貯留されたオイルを補足することにより、収容部32に貯留されるオイル量が増大するのを防止してリングギヤ14やデフケース18の回転抵抗、すなわち、ディファレンシャル装置13の回転抵抗が増大するのを防止するものである。
また、キャッチタンク33に補足されたオイルは、オイル供給孔33aを介して駆動用モータやモータジェネレータに供給され、駆動用モータやモータジェネレータの冷却に使用されるようになっている。
次に、作用を説明する。
本実施の形態では、ケース11に、リングギヤ14の回転時のボルト21の頭部21aの回転軌道Rに対して一定の範囲で延在するとともに、ケース11からボルト21の頭部21aに向かって突出するガイドリブ31が形成されている。
このため、ディファレンシャル装置13の動作時にボルト21の締結力が次第に低下した場合に、ボルト21の頭部21aがガイドリブ31に接触することにより、ボルト21の締結力を維持することができる。
また、ボルト21の頭部21aがガイドリブ31に接触することにより、異音が生じるため、運転手は、速やかに異変を感じることができ、運転手に対策を促すことができる。
一方、ディファレンシャル装置13の動作時には、収容部32の底部に貯留されたオイルが、図1の矢印Oで示すように、リングギヤ14によって掻き上げられることにより、オイルの一部がキャッチタンク33に補足されるとともに、リングギヤ14とファイナルドライブギヤ15との噛合部およびファイナルドライブギヤ15とカウンタドリブンギヤ16との噛合部に供給され、リングギヤ14、ファイナルドライブギヤ15およびカウンタドリブンギヤ16が潤滑される。
また、リングギヤ14によって掻き上げられたオイルの一部は、ディファレンシャル装置13の上方から滴下される。
本実施の形態では、中空支持部27の上部に上下方向に貫通する貫通孔27cが形成され、ガイドリブ31が、貫通孔27cの上端開口27dに向かって湾曲するオイル溜まり31aを有するので、ディファレンシャル装置13の上方から滴下されたオイルをオイル溜まり31aに集めることができる。
そして、オイル溜まり31aに集められたオイルは、図4、図5の矢印bに示すように、貫通孔27cの上端開口27dを通して貫通孔27cに導入され、貫通孔27cを通して一方の円錐ころ軸受19に供給される。
この円錐ころ軸受19に供給されたオイルは、アウタレース28と円錐ころ29との摺動面およびインナレース30と円錐ころ29との摺動面に供給されるため、ガイドリブ31を用いて円錐ころ軸受19を潤滑することができる。
この結果、ボルト21の締結力を維持するガイドリブ31を円錐ころ軸受19の潤滑用のガイドリブ31として兼用することができ、従来のようにオイルが円錐ころ軸受19に浸るように油面レベルを引き上げるのを不要にしてディファレンシャル装置13の回転抵抗が増大するのを防止することができるとともに、ディファレンシャル装置13の製造コストが増大するのを防止することができる。
(第2の実施の形態)
図6〜図8は、本発明に係る差動装置の潤滑構造の第2の実施の形態を示す図であり、第1の実施の形態と同一の構成には同一の番号を付して説明を省略する。
図6、図7において、ケース11にはボルト21の締結力を維持するガイドリブ41(ハッチングで示す)が設けられており、このガイドリブ41は、リングギヤ14の回転時のボルト21の頭部21aの回転軌道Rに対して一定の範囲で延在するとともに、ケース11からボルト21の頭部21aに向かって突出している。
また、中空支持部27は、図8に示すように、ケース11から長さLだけ突出しており、ガイドリブ41は、ケース11から長さLよりも短い長さL2だけ中空支持部27の上方でケース11から突出している。
このガイドリブ41は、ボルト21によりリングギヤ14がデフケース18に締結された状態において、ボルト21の頭部21aがガイドリブ41に対して一定の隙間を介して対向しており、ボルト21の締結力が次第に低下した場合にボルト21の頭部21aが当接することにより、ボルト21の締結力を維持することができる。
また、ガイドリブ41は、貫通孔27cの上端開口27dの上方に位置するガイドリブ41の部位41aから上方に延在し、リングギヤ14によって掻き上げられたオイルを受けるガイド部としての補助ガイドリブ41Aを備えており、この補助ガイドリブ41Aは、貫通孔27cの上端開口27dに対してのリングギヤ14の回転方向下流側に位置している。なお、本実施の形態では、補助ガイドリブ41Aがガイド部を構成している。
次に、作用を説明する。
本実施の形態では、ケース11が、リングギヤ14の回転時のボルト21の頭部21aの回転軌道Rに対して一定の範囲で延在するとともに、ケース11からボルト21の頭部21aに向かって突出するガイドリブ41を有する。
このため、ディファレンシャル装置13の動作時にボルト21の締結力が次第に低下した場合に、ボルト21の頭部21aがガイドリブ41に接触することにより、ボルト21の締結力を維持することができる。
また、ボルト21の頭部21aがガイドリブ41に接触することにより、異音が生じるため、運転手は、速やかに異変を感じることができ、運転手に対策を促すことができる。
一方、ディファレンシャル装置13の動作時には、収容部32の底部に貯留されたオイルが、リングギヤ14によって掻き上げられる。このオイルOの多くは、キャッチタンク33に補足されるが、一部は、リングギヤ14の回転方向の下流側に掻き上げられる。
本実施の形態では、ガイドリブ41が、貫通孔27cの上端開口27dの上方に位置するガイドリブ41の部位41aから上方に延在し、リングギヤ14によって掻き上げられたオイルを受ける補助ガイドリブ41Aを有し、この補助ガイドリブ41Aを貫通孔27cの上端開口27dに対してリングギヤ14の回転方向下流側に位置させた。
このため、図7、図8に示すように、リングギヤ14によって矢印c1で示すように掻き上げられたオイルを、矢印c2で示すように補助ガイドリブ41Aに衝突させた後、矢印c3で示すように補助ガイドリブ41Aに沿って落下させて貫通孔27cの上端開口27dに案内することができる。
このため、貫通孔27cを通して円錐ころ軸受19にオイルを供給することができ、ボルト21の締結力を維持するガイドリブ41を用いて円錐ころ軸受19を潤滑することができる。
この結果、ボルト21の締結力を維持するガイドリブ41を円錐ころ軸受19の潤滑用のガイドリブ41として兼用することができ、従来のようにオイルが円錐ころ軸受19に浸るように油面レベルを引き上げるのを不要にしてディファレンシャル装置13の回転抵抗が増大するのを防止することができるとともに、ディファレンシャル装置13の製造コストが増大するのを防止することができる。
また、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であってこの実施の形態に制限されるものではない。本発明の範囲は、上記した実施の形態のみの説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
以上のように、本発明に係る差動装置の潤滑構造は、ボルトの締結力を維持するガイドリブを軸受の潤滑用のガイドリブとして兼用することができ、差動装置の回転抵抗の増大および差動装置の製造コストの増大を防止することができるという効果を有し、ステータコイルに上方から冷却液を供給して冷却するようにした差動装置の潤滑構造等として有用である。
10 動力伝達装置
11 ケース
13 ディファレンシャル装置(差動装置)
17 リングギヤ
18 デフケース(ディファレンシャルケース)
19 円錐ころ軸受(軸受)
21 ボルト
21a 頭部
22 ピニオンギヤシャフト(差動機構)
23a、23b ディファレンシャルピニオンギヤ(差動機構)
24a、24b サイドギヤ(差動機構)
27 中空支持部
27c 貫通孔
27d 上端開口
31 ガイドリブ
31a オイル溜まり(ガイド部)
41A 補助ガイドリブ(ガイド部)
41a 部位
R 回転軌道

Claims (3)

  1. 内部に差動機構を収容し、動力伝達装置のケースの中空支持部に軸受を介して回転自在に支持されたディファレンシャルケースと、前記ディファレンシャルケースにボルトを介して固定されたリングギヤとを備え、前記軸受を作動油によって潤滑する差動装置の潤滑構造であって、
    前記中空支持部の上部に上下方向に貫通する貫通孔を形成するとともに、前記ケースに、前記リングギヤの回転時の前記ボルトの頭部の回転軌道に対して一定の範囲で延在するとともに、前記ケースから前記ボルトの頭部に向かって突出するガイドリブを設け、
    前記ガイドリブが、前記ボルトの頭部の回転軌道に対して前記貫通孔の上方に位置するガイド部を有することを特徴とする差動装置の潤滑構造。
  2. 前記ガイド部が前記貫通孔の上端開口に向かって湾曲するオイル溜まりから構成されることを特徴とする請求項1に記載の差動装置の潤滑構造。
  3. 前記ガイド部が、前記貫通孔の上端開口の上方に位置するガイドリブの部位から上方に延在し、前記リングギヤによって掻き上げられたオイルを受ける補助ガイドリブから構成され、前記補助ガイドリブが、前記貫通孔の上端開口に対して前記リングギヤの回転方向下流側に位置することを特徴とする請求項1に記載の差動装置の潤滑構造。
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