JP2011226305A - 真空ポンプ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 冷却水の混濁を防止することのできる真空ポンプ装置を得ること。
【解決手段】 ジャケット部2に制御弁7を介して蒸気供給管3を接続する。ジャケット部2の下端に、スチームトラップ4と開閉弁9を介して真空ポンプ装置6を接続する。真空ポンプ装置6を、液体エゼクタ13と冷却水タンク14と循環ポンプ15で構成する。循環ポンプ15の入口側にストレーナ部材18を、出口側に流量計22をそれぞれ取り付ける。冷却水タンク14に温度センサ20を取り付ける。
流量計22の検出流量値を基に、ストレーナ部材18の詰まり状態を検出して、間接的に冷却水タンク14内の冷却水の混濁度合いを検出し、ストレーナ部材18をブローすることによって冷却水の混濁を防止することができる。
【選択図】
図1
【解決手段】 ジャケット部2に制御弁7を介して蒸気供給管3を接続する。ジャケット部2の下端に、スチームトラップ4と開閉弁9を介して真空ポンプ装置6を接続する。真空ポンプ装置6を、液体エゼクタ13と冷却水タンク14と循環ポンプ15で構成する。循環ポンプ15の入口側にストレーナ部材18を、出口側に流量計22をそれぞれ取り付ける。冷却水タンク14に温度センサ20を取り付ける。
流量計22の検出流量値を基に、ストレーナ部材18の詰まり状態を検出して、間接的に冷却水タンク14内の冷却水の混濁度合いを検出し、ストレーナ部材18をブローすることによって冷却水の混濁を防止することができる。
【選択図】
図1
Description
本発明は、液体エゼクタと冷却水タンクと循環ポンプを組み合わせた真空ポンプ装置に関し、特に、冷却水タンク内の冷却水が混濁することを防止することのできる真空ポンプ装置に関する。
真空ポンプ装置は、大気圧以下の真空状態の流体を吸引することができるもので、冷却水タンク内の冷却水を循環ポンプで液体エゼクタに供給してやることによって、液体エゼクタで真空吸引力を発生して流体を吸引するものである。
この液体エゼクタと冷却水タンクと循環ポンプを組み合わせた真空ポンプ装置においては、長期間の使用によりタンク内や配管から発生する鉄錆やスケール等によって、冷却水タンク内の冷却水が混濁してしまう問題があった。
冷却水が混濁してくると、細孔を有するノズルが詰まってしまう問題や、別途に接続した熱交換表面が汚染されて熱交換効率が低下してしまう問題等が発生する。
特開平8−312600号公報
解決しようとする問題点は、冷却水の混濁を防止することのできる真空ポンプ装置を得ることである。
本発明は、液体エゼクタと冷却水タンクと循環ポンプとで吸引手段を構成して、冷却水タンクの冷却水を循環ポンプで液体エゼクタに供給するものにおいて、冷却水タンクと循環ポンプの間に、流体中の異物を漉し取るストレーナ部材を取り付け、循環ポンプと液体エゼクタの間に、循環ポンプの吐出液体量を検出する流量計を取り付けて、当該流量計の検出値が所定値よりも低下すると、ストレーナ部材をブローするものである。
本発明は、冷却水タンクと循環ポンプの間にストレーナ部材を取り付け、循環ポンプと液体エゼクタの間に流量計を取り付けたことにより、流量計の検出流量値を基に、ストレーナ部材の詰まり状態を検出して、間接的に冷却水タンク内の冷却水の混濁度合いを検出し、ストレーナ部材をブローすることによって冷却水の混濁を防止することができる。
本発明は、冷却水タンクと循環ポンプの間にストレーナ部材を、また、循環ポンプと液体エゼクタの間に流量計を取り付けるものであるが、当該ストレーナ部材と流量計は、冷却水タンクの大きさや形状に応じて、1個あるいは複数個を適宜、選定することができる。
本実施例においては、反応釜1の加熱又は冷却装置に真空ポンプ装置6を用いた例を示す。図1において、反応釜1のジャケット部2に接続した加熱用の蒸気供給管3と、同じくジャケット部2に接続した冷却用の冷却水供給管5と、ジャケット部2の下方に連通したスチームトラップ4と真空ポンプ装置6とで反応釜1の加熱又は冷却装置を構成する。
蒸気供給管3には、ジャケット部2へ供給する蒸気の量を制御するための制御弁7を取り付ける。蒸気供給管3のジャケット部2側端部25には図示はしないがノズルを取り付けて、反応釜1の外表面26へ蒸気が供給されるようにする。蒸気供給管3からジャケット部2へ供給された加熱用の蒸気によって、反応釜1内の被加熱物を加熱するものである。
ジャケット部2左側上部に、ジャケット部2内の圧力を検出することのできる圧力センサ11を取り付ける。また、ジャケット部2の右側上部に、ジャケット部2内の温度を検出することのできる温度センサ19を取り付ける。反応釜1の上部には、反応釜1内の温度を検出することのできる温度センサ12を取り付ける。
冷却水供給管5にも制御弁27を介在してジャケット部2の上部と接続する。冷却水供給管5のジャケット部2側端部28も図示はしないがノズルを取り付けて、反応釜1の外表面26へ冷却水が供給されるようにする。
ジャケット部2の下端から管路8によりスチームトラップ4の入口側と接続する。スチームトラップ4と並列に開閉弁9を取り付ける。スチームトラップ4と開閉弁9の出口側は、真空ポンプ装置6を構成する液体エゼクタ13の吸込室10と接続する。
真空ポンプ装置6を、液体エゼクタ13と冷却水タンク14と循環ポンプ15とで構成する。循環ポンプ15の駆動によって冷却水タンク14内の冷却水を液体エゼクタ13へ供給することによって、吸込室10で所定の吸引力を発生するものである。
冷却水タンク14と循環ポンプ15の間にストレーナ部材18を取り付け、また、循環ポンプ15と液体エゼクタ13との間に流量計22を取り付ける。ストレーナ部材18は、冷却水タンク14から循環ポンプ15へと流下する冷却水中に含まれている鉄錆やスケール等の異物を漉し取ることができるもので、ブロー出口には管路23を接続してブロー弁24を取り付ける。ブロー弁24を開弁することによって、ストレーナ部材18に溜まっている異物を外部へブローすることができるものである。
循環ポンプ15の出口側に取り付けた流量計22は、ストレーナ部材18と循環ポンプ15から液体エゼクタ13へと流下する冷却水の流量を測定することができるものである。冷却水タンク14の上部に冷却水補給管16を接続すると共に、循環ポンプ15の吐出側の管路を分岐して余剰水排出管17を接続する。
冷却水タンク14の右側面に、タンク14内の冷却水の温度を検出することのできる温度センサ20を取り付ける。なお、流量計22と各センサ11,12,19,20は、図示しない演算表示部と電気接続する。
反応釜1内に配置された図示しない被加熱物を加熱する場合は、蒸気供給管3と制御弁7からジャケット部2へ所定量の蒸気を供給することによって、被加熱物が蒸気によって加熱される。加熱により凝縮した復水は、ジャケット部2下端の管路8からスチームトラップ4を通り、更に、液体エゼクタ13から冷却水タンク14へと至る。
一方、反応釜1内の被冷却物を冷却する場合は、冷却水供給管5と制御弁27からジャケット部2へ所定量の冷却水を供給することによって、被冷却物の熱により冷却水が蒸発気化してその蒸発潜熱でもって被冷却物を冷却する。気化した蒸気と残余の冷却水は、スチームトラップ4と開閉弁9を通って液体エゼクタ13に吸引される。
ジャケット部2の圧力センサ11と温度センサ19からの検出値に基づいて、例えば、飽和蒸気の圧力と温度の関係から、ジャケット部2内に本来流入してはいけないエアーが流入しているか否かが演算表示部で演算され判定されることによって、ジャケット部2内へのエアー流入の有無をモニタリングすることができる。
同じく、ジャケット部2の圧力センサ11と温度センサ19からの検出値と、飽和蒸気の圧力と温度の関係から、ジャケット部2内に供給されている蒸気が、飽和蒸気であるのか過熱蒸気であるのかが判定される。一般に、飽和蒸気の場合は、圧力と温度が一対一の関係にあるために温度精度良く加熱することができるが、過熱蒸気は温度精度良く加熱することができないために、過熱蒸気の混入は防止しなければならないのである。
ジャケット部2の温度センサ19と、反応釜1の温度センサ12からの検出値に基づいて、例えば、ジャケット部2の温度に比較して反応釜1内の温度が大幅に低い場合は、反応釜1の表面に何らかの異物が付着して熱伝導率が低下していることを検出することができる。
流量計22の検出値が所定値よりも低下すると、ストレーナ部材18が異物によって詰まり状態であることを把握することができ、ブロー弁24を開弁することによって、ストレーナ部材18の内部をブローすることで冷却水の混濁の度合いを所定の範囲に維持することができる。
間接的な加熱と冷却を交互に行うさまざまな熱交換器として適用できる。
1 反応釜
2 ジャケット部
3 蒸気供給管
4 スチームトラップ
5 冷却水供給管
6 真空ポンプ装置
10 吸込室
11 圧力センサ
12 温度センサ
13 液体エゼクタ
14 冷却水タンク
15 循環ポンプ
18 ストレーナ部材
19 温度センサ
20 温度センサ
22 流量計
24 ブロー弁
2 ジャケット部
3 蒸気供給管
4 スチームトラップ
5 冷却水供給管
6 真空ポンプ装置
10 吸込室
11 圧力センサ
12 温度センサ
13 液体エゼクタ
14 冷却水タンク
15 循環ポンプ
18 ストレーナ部材
19 温度センサ
20 温度センサ
22 流量計
24 ブロー弁
Claims (1)
- 液体エゼクタと冷却水タンクと循環ポンプとで吸引手段を構成して、冷却水タンクの冷却水を循環ポンプで液体エゼクタに供給するものにおいて、冷却水タンクと循環ポンプの間に、流体中の異物を漉し取るストレーナ部材を取り付け、循環ポンプと液体エゼクタの間に、循環ポンプの吐出液体量を検出する流量計を取り付けて、当該流量計の検出値が所定値よりも低下すると、ストレーナ部材をブローすることを特徴とする真空ポンプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010094165A JP2011226305A (ja) | 2010-04-15 | 2010-04-15 | 真空ポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010094165A JP2011226305A (ja) | 2010-04-15 | 2010-04-15 | 真空ポンプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011226305A true JP2011226305A (ja) | 2011-11-10 |
Family
ID=45041945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010094165A Pending JP2011226305A (ja) | 2010-04-15 | 2010-04-15 | 真空ポンプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011226305A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102671735B1 (ko) * | 2023-12-19 | 2024-06-04 | 주식회사 하백 | 유압모터펌프 수문을 포함하는 유압식 수문관리 시스템 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03131311A (ja) * | 1989-07-11 | 1991-06-04 | Toshiba Corp | プリコート型フィルタ逆洗水の濃縮方法 |
JPH08312600A (ja) * | 1995-05-15 | 1996-11-26 | Tlv Co Ltd | 真空ポンプ装置 |
JP2004209531A (ja) * | 2003-01-07 | 2004-07-29 | Hitachi Ltd | 圧延機及び圧延方法 |
-
2010
- 2010-04-15 JP JP2010094165A patent/JP2011226305A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH03131311A (ja) * | 1989-07-11 | 1991-06-04 | Toshiba Corp | プリコート型フィルタ逆洗水の濃縮方法 |
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KR102671735B1 (ko) * | 2023-12-19 | 2024-06-04 | 주식회사 하백 | 유압모터펌프 수문을 포함하는 유압식 수문관리 시스템 |
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