JP2011191006A - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 エアーの混入状態を継続的にモニタリングすることのできる熱交換器を得ること。
【解決手段】 ジャケット部2に制御弁7を介して蒸気供給管3を接続する。ジャケット部2に圧力センサ11と温度センサ19を取り付ける。反応釜に温度センサ12を取り付ける。ジャケット部2の下端に、スチームトラップ4と開閉弁9を介して吸引手段6を接続する。吸引手段6を、液体エゼクタ13と冷却水タンク14と循環ポンプ15で構成する。冷却水タンク14に、温度センサ20と導電率センサ21を取り付ける。
圧力センサ11と温度センサ19の検出値を基にして、ジャケット部2内にエアーを混入しているか否かのモニタリングを継続的に実施することができる。
【選択図】
図1
【解決手段】 ジャケット部2に制御弁7を介して蒸気供給管3を接続する。ジャケット部2に圧力センサ11と温度センサ19を取り付ける。反応釜に温度センサ12を取り付ける。ジャケット部2の下端に、スチームトラップ4と開閉弁9を介して吸引手段6を接続する。吸引手段6を、液体エゼクタ13と冷却水タンク14と循環ポンプ15で構成する。冷却水タンク14に、温度センサ20と導電率センサ21を取り付ける。
圧力センサ11と温度センサ19の検出値を基にして、ジャケット部2内にエアーを混入しているか否かのモニタリングを継続的に実施することができる。
【選択図】
図1
Description
本発明は、熱交換容器の内部を減圧状態にして、供給される加熱あるいは冷却用の流体、具体的には、加熱用の蒸気あるいは冷却用の冷却水で被熱交換物を加熱したり冷却する熱交換器に関する。
従来の熱交換器としては、加熱装置と吸引手段の間を吸引管で接続して、この吸引管に蒸気トラップと弁手段を並列に取り付けて、加熱温度を引き下げる場合に、弁手段を所定時間開弁することによって、加熱温度を時間遅れなく素早く引き下げることができるものである。
上記従来の熱交換器では、熱交換容器の内部にエアーが混入しているか否かといった、熱交換器の作動状態を継続的にモニタリングすることができない問題があった。熱交換容器の内部は減圧状態に維持されるために、熱交換容器の蓋や配管接続部などから大気を吸引してしまい、熱交換容器の内部にエアーが溜まって蒸気による加熱効率を低下させたり、また、冷却水による冷却効率を低下させてしまうのである。
解決しようとする問題点は、エアーの混入状態を継続的にモニタリングすることのできる熱交換器を得ることである。
本発明は、熱交換容器へ弁を介して加熱あるいは冷却用の流体を供給すると共に、熱交換容器の内部を減圧状態に維持する吸引手段を接続して、熱交換容器の被熱交換物を加熱あるいは冷却するものにおいて、熱交換容器の温度状態を検出する温度センサと圧力状態を検出する圧力センサを熱交換容器に取り付けて、当該温度センサと圧力センサの検出値を基にして、熱交換容器の内部にエアーが混入しているか否かのモニタリングを実施するものである。
本発明は、熱交換容器に取り付けた温度センサと圧力センサの検出値を基にすることによって、熱交換容器の内部にエアーが混入しているか否かのモニタリングを継続的に実施することができる。
本発明は、熱交換容器に温度センサと圧力センサを取り付けるものであるが、当該センサは、熱交換容器の大きさや形状に応じて、1個あるいは複数個を適宜、選定することができる。
図1において、熱交換容器としての反応釜1のジャケット部2に接続した加熱用の蒸気供給管3と、同じくジャケット部2に接続した冷却用の冷却水供給管5と、ジャケット部2の下方に連通したスチームトラップ4と吸引手段6とで熱交換器を構成する。
蒸気供給管3には、ジャケット部2へ供給する蒸気の量を制御するための制御弁7を取り付ける。蒸気供給管3のジャケット部2側端部25には図示はしないがノズルを取り付けて、反応釜1の外表面26へ蒸気が供給されるようにする。蒸気供給管3からジャケット部2へ供給された加熱用の蒸気によって、反応釜1内の被加熱物を加熱するものである。
ジャケット部2左側上部に、ジャケット部2内の圧力を検出することのできる圧力センサ11を取り付ける。また、ジャケット部2の右側上部に、ジャケット部2内の温度を検出することのできる温度センサ19を取り付ける。反応釜1の上部には、反応釜1内の温度を検出することのできる温度センサ12を取り付ける。
冷却水供給管5にも制御弁27を介在してジャケット部2の上部と接続する。冷却水供給管5のジャケット部2側端部28も図示はしないがノズルを取り付けて、反応釜1の外表面26へ冷却水が供給されるようにする。
ジャケット部2の下端から管路8によりスチームトラップ4の入口側と接続する。スチームトラップ4と並列に開閉弁9を取り付ける。スチームトラップ4と開閉弁9の出口側は、吸引手段6を構成する液体エゼクタ13の吸込室10と接続する。
吸引手段6を、液体エゼクタ13と冷却水タンク14と循環ポンプ15とで構成する。循環ポンプ15の駆動によって冷却水タンク14内の冷却水を液体エゼクタ13へ供給することによって、吸込室10で所定の吸引力を発生するものである。
冷却水タンク14の上部に冷却水補給管16を接続すると共に、循環ポンプ15の吐出側の管路を分岐して余剰水排出管17を接続する。
冷却水タンク14の右側面に、タンク14内の冷却水の温度を検出することのできる温度センサ20を取り付けると共に、冷却水タンク14の底部に、冷却水の導電率を検出することのできる導電率センサ21を取り付ける。なお、各センサ11,12,19,20,21は、図示しない演算表示部と電気接続して、この演算表示部で、各センサからの検出値を基に、熱交換器が正常に作動しているか否か、例えば、ジャケット部2内にエアーが流入しているか否かを演算表示することができるものである。
反応釜1内に配置された図示しない被加熱物を加熱する場合は、蒸気供給管3と制御弁7からジャケット部2へ所定量の蒸気を供給することによって、被加熱物が蒸気によって加熱される。加熱により凝縮した復水は、ジャケット部2下端の管路8からスチームトラップ4を通り、更に、液体エゼクタ13から冷却水タンク14へと至る。
一方、反応釜1内の被冷却物を冷却する場合は、冷却水供給管5と制御弁27からジャケット部2へ所定量の冷却水を供給することによって、被冷却物の熱により冷却水が蒸発気化してその蒸発潜熱でもって被冷却物を冷却する。気化した蒸気と残余の冷却水は、スチームトラップ4と開閉弁9を通って液体エゼクタ13に吸引される。
ジャケット部2の圧力センサ11と温度センサ19からの検出値に基づいて、例えば、飽和蒸気の圧力と温度の関係から、ジャケット部2内に本来流入してはいけないエアーが流入しているか否かが演算表示部で演算され判定されることによって、ジャケット部2内へのエアー流入の有無をモニタリングすることができる。
同じく、ジャケット部2の圧力センサ11と温度センサ19からの検出値と、飽和蒸気の圧力と温度の関係から、ジャケット部2内に供給されている蒸気が、飽和蒸気であるのか過熱蒸気であるのかが判定される。一般に、飽和蒸気の場合は、圧力と温度が一対一の関係にあるために温度精度良く加熱することができるが、過熱蒸気は温度精度良く加熱することができないために、過熱蒸気の混入は防止しなければならないのである。
ジャケット部2の温度センサ19と、反応釜1の温度センサ12からの検出値に基づいて、例えば、ジャケット部2の温度に比較して反応釜1内の温度が大幅に低い場合は、反応釜1の表面に何らかの異物が付着して熱伝導率が低下していることを検出することができる。
冷却水タンク14内の冷却水の温度を検出することのできる温度センサ20と、ジャケット部2の温度センサ19からの検出値に基づいて、例えば、タンク14内の冷却水の温度に比較してジャケット部2内の温度が大幅に高い場合は、循環ポンプ15が確実に作動できずに、ジャケット部2へ十分な冷却水が供給されていないことを検出することができる。
冷却水タンク14の導電率センサ21からの検出値により、冷却水の導電率の変化を把握することができ、例えば、タンク14内の冷却水が、鉄さびや、金属や酸や塩イオン等の不純物によって導電率が変化してきた場合に、タンク14内の冷却水が混濁してきたことを検出することができ、冷却水補給管16から新たな冷却水を補給したり、あるいは、余剰水排出管17から混濁した冷却水を系外へ排出するなどの処置を施すことができる。
間接的な加熱と冷却を交互に行うさまざまな熱交換器として適用できる。
1 反応釜
2 ジャケット部
3 蒸気供給管
4
スチームトラップ
5 冷却水供給管
6 吸引手段
10 吸込室
11 圧力センサ
12 温度センサ
13 液体エゼクタ
14 冷却水タンク
15 循環ポンプ
19 温度センサ
20 温度センサ
21 導電率センサ
2 ジャケット部
3 蒸気供給管
4
スチームトラップ
5 冷却水供給管
6 吸引手段
10 吸込室
11 圧力センサ
12 温度センサ
13 液体エゼクタ
14 冷却水タンク
15 循環ポンプ
19 温度センサ
20 温度センサ
21 導電率センサ
Claims (1)
- 熱交換容器へ弁を介して加熱あるいは冷却用の流体を供給すると共に、熱交換容器の内部を減圧状態に維持する吸引手段を接続して、熱交換容器の被熱交換物を加熱あるいは冷却するものにおいて、熱交換容器の温度状態を検出する温度センサと圧力状態を検出する圧力センサを熱交換容器に取り付けて、当該温度センサと圧力センサの検出値を基にして、熱交換容器の内部にエアーが混入しているか否かのモニタリングを実施することを特徴とする熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010058208A JP2011191006A (ja) | 2010-03-15 | 2010-03-15 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010058208A JP2011191006A (ja) | 2010-03-15 | 2010-03-15 | 熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011191006A true JP2011191006A (ja) | 2011-09-29 |
Family
ID=44796126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010058208A Pending JP2011191006A (ja) | 2010-03-15 | 2010-03-15 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011191006A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106197034A (zh) * | 2016-08-19 | 2016-12-07 | 郑州东方安彩耐火材料有限公司 | 生产耐火材料用电弧炉安全冷却系统 |
CN107764046A (zh) * | 2016-08-19 | 2018-03-06 | 郑州东方安彩耐火材料有限公司 | 电弧炉耐火材料安全冷却生产方法 |
CN110743475A (zh) * | 2019-11-14 | 2020-02-04 | 清远市番亿聚氨酯有限公司 | 一种聚氨酯反应釜 |
Citations (4)
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JPH04125400A (ja) * | 1990-09-14 | 1992-04-24 | Tlv Co Ltd | 蒸気使用機器の異常診断装置 |
JPH04217786A (ja) * | 1990-02-26 | 1992-08-07 | Westinghouse Electric Corp <We> | 発電プラントの復水器の制御方法及び装置 |
JP2002116821A (ja) * | 2000-10-10 | 2002-04-19 | Toshiba Corp | 復水器真空度監視装置 |
JP2008267688A (ja) * | 2007-04-19 | 2008-11-06 | Nippon Steel Corp | 復水器真空度制御システム及び該システムを備えた発電プラント |
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2010
- 2010-03-15 JP JP2010058208A patent/JP2011191006A/ja active Pending
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CN107764046B (zh) * | 2016-08-19 | 2019-07-16 | 郑州东方安彩耐火材料有限公司 | 电弧炉耐火材料安全冷却生产方法 |
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