JP2011225269A - 生鮮食品用包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】精肉の発色性に優れると共に、フィルムとしての腰が足りていることにより伸びが防止されて開封等の取扱い性に優れ、材料使用量が少なく、見た目も美しくコンパクトで、生鮮食品の品質の目視を好適に行うことができる生鮮食品用包装体を提供すること。
【解決手段】絞り成形された底材と、該底材とヒートシールで一体化された蓋材との間に形成された気密部に生鮮食品を収納する生鮮食品用包装体において、前記底材及び/又は前記蓋材は、酸素透過度(JIS K−7126に準拠)が1000cc/m/day/atm以上、ヤング率(JIS K−7161に準拠)が300MPa以上のフィルムからなることを特徴とする生鮮食品用包装体。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生鮮食品用包装体に関し、詳しくは、精肉の発色性に優れると共に取扱い性に優れる生鮮食品用包装体に関する。
精肉などの生鮮食品は、包装体に封入された状態で、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどに陳列され、販売されている。
従来、生鮮食品用の包装体としては、生鮮食品を発泡スチロールトレイに載置して、ポリフッ化ビニリデンなどのラップで被覆する包装体が主流になっている。
しかし、発泡スチロールトレイに十分な強度を付与するためには、多くの材料使用量を必要とする。
特に精肉においては、包装体内のデッドスペースに存在する空気中の酸素が重要で、精肉はこの酸素と触れることで鮮やかに発色することができる。そのため、当該包装方式では内容量に対してデッドスペースを多く確保する必要があり、このことが材料使用量を更に増大させている。
更に、発泡スチロールトレイをラップで覆う際には、天面のみでなく、裏面まで覆い、且つ裏面において固定させるためにラップを重ね合わせる必要がある。そのため、特に少量用の包装体では、内容量に対する材料使用量が増大する。
また、購入した包装体を持ち帰る際に用いられるポリ袋(ポリエチレン袋)も、包装体のサイズに伴って大きくなる。
特に、発泡スチロールトレイでは、傾けた際に肉汁等の液漏れが発生し易いため、これを回避するためには水平に保って持ち帰る必要があるが、水平収納するためには、さらに大きなポリ袋が必要になる。
このような理由から、現実には、発泡スチロールトレイをラップで被覆してなる包装体を、液漏れ防止のために小型のポリ袋で包んだ後、更に手提げ型のポリ袋に入れて販売する方法が広く用いられており、材料使用量は膨大なものとなる。昨今、二酸化炭素削減の観点からも材料使用量の軽減が強く望まれている。
発泡スチロールトレイについては、販売店が回収を行っている場合もあるが、回収率は悪く、また、状態が悪いと回収されない等、十分なリサイクルが行われていない。
発泡スチロールトレイをラップで覆う場合よりも、内容量に対する材料使用量を軽減できる包装形態として、一般的に規格袋と呼ばれる低密度ポリエチレン製の袋に精肉を入れ、口を縛ったり、ヒートシールしたりする包装形態がある。しかし、規格袋では、見た目の美しさに難点があり、頼りない印象を与えて、消費者の購買意欲を低下させ易く、また、シワが寄り易いために表面が乱反射して、生鮮食品の質感等の品質を目視し難い問題がある。更に、腰が弱く若干伸び易いために、開封時などにおいて取扱い性が悪い。更にまた、口を縛る手法は、衛生的でなく、操作性も悪く、肉汁が漏れ易いなどの欠点も有する。
一方、従来、ハムなどの加工食品においては長期保存が課題となるため、酸素と触れることによる発色よりも、微生物と触れることによる腐敗が防止できるように真空性や密封性が重要となる。
そのため、ハムなどの加工食品の包装形態としては、絞り成形の底材と延伸基材をベースとした蓋材とをラミネートする包装形態が用いられている。
ハムなどの加工食品の包装形態において、従来から用いられている素材では、酸素透過度が低く、デッドスペースの少ない包装をすると、含気が不十分となり、精肉を封入した場合は見た目の鮮やかさに欠けるなどの欠点を有する。これに対して、酸素透過度の高い素材を選定して、発色を得ようとすると、未延伸であるなど、必然的に腰の低い素材が多く、選定を誤ると、開封時に包装体が伸びてしまうなど取扱い性が悪い問題点を有する。
特開2002−19827号公報
そこで、本発明の課題は、精肉の発色性に優れると共に、フィルムとしての腰が足りていることにより伸びが防止されて開封等の取扱い性に優れ、材料使用量が少なく、見た目も美しくコンパクトで、生鮮食品の品質の目視を好適に行うことができる生鮮食品用包装体を提供することにある。
また本発明の他の課題は、以下の記載によって明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
(請求項1)
絞り成形された底材と、該底材とヒートシールで一体化された蓋材との間に形成された気密部に生鮮食品を収納する生鮮食品用包装体において、
前記底材は、酸素透過度(JIS K−7126に準拠)が1000cc/m/day/atm以上、ヤング率(JIS K−7161に準拠)が300MPa以上のフィルムからなることを特徴とする生鮮食品用包装体。
(請求項2)
前記底材の膜厚は、250μm以下であることを特徴とする請求項1記載の生鮮食品用包装体。
(請求項3)
絞り成形された底材と、該底材とヒートシールで一体化された蓋材との間に形成された気密部に生鮮食品を収納する生鮮食品用包装体において、
前記蓋材は、酸素透過度(JIS K−7126に準拠)が1000cc/m/day/atm以上、ヤング率(JIS K−7161に準拠)が300MPa以上のフィルムからなることを特徴とする生鮮食品用包装体。
(請求項4)
前記蓋材の膜厚は、250μm以下であることを特徴とする請求項3記載の生鮮食品用包装体。
(請求項5)
絞り成形された底材と、該底材とヒートシールで一体化された蓋材との間に形成された気密部に生鮮食品を収納する生鮮食品用包装体において、
前記底材及び前記蓋材は共に、酸素透過度(JIS K−7126に準拠)が1000cc/m/day/atm以上、ヤング率(JIS K−7161に準拠)が300MPa以上のフィルムからなることを特徴とする生鮮食品用包装体。
(請求項6)
前記底材及び前記蓋材の膜厚は共に、250μm以下であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の生鮮食品用包装体。
(請求項7)
前記底材及び前記蓋材は共に、ヤング率(JIS K−7161に準拠)が1000MPa以下のフィルムからなることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の生鮮食品用包装体。
本発明によれば、精肉の発色性に優れると共に、フィルムとしての腰が足りていることにより伸びが防止されて開封等の取扱い性に優れ、材料使用量が少なく、見た目も美しくコンパクトで、生鮮食品の品質の目視を好適に行うことができる生鮮食品用包装体を提供することができる。
本発明の第1態様に係る生鮮食品用包装体の概略断面図 本発明の第2態様に係る生鮮食品用包装体の概略断面図 本発明の第3態様に係る生鮮食品用包装体の概略断面図 複数の気密部を備える生鮮食品用包装体の一例を示す図 生鮮食品用包装体を気密部の連設方向に巻回した状態を示す断面図
以下に、本発明を実施するための形態について説明する。
本発明に係る生鮮食品用包装体は、絞り成形された底材と、該底材とヒートシールで一体化された蓋材との間に形成された気密部に生鮮食品を収納する。
前記生鮮食品は、本発明に係る生鮮食品用包装体において、ヒートシールにより内外を気的且つ液的に封止された気密部に保持される。
前記生鮮食品としては、限定されるものではないが、牛、馬、豚、羊、鹿等から選ばれる生鮮畜肉、マグロ、カツオ等の赤身魚、サバ、イワシ、サンマ等の青物魚、ブリ、カンパチ等の血合いを多く含む魚類から選ばれる生鮮魚肉、又はそれらの加工品が挙げられる。
生鮮食品の形態は限定されず、切り身、刺し身、或いはミンチやペースト状であってよい。
さらに、生鮮食品には、上記の生の畜肉や魚肉を軽く火で炙った加工品、食用油脂で調味した加工品等が含まれてもよい。
本発明の生鮮食品用包装体に包装される生鮮食品は、特に生の畜肉や魚肉のように、含有するミオグロビンの酸化により赤色の発色を呈する生鮮食品の場合に顕著な効果を奏する。
図1は、本発明の第1態様に係る生鮮食品用包装体の概略断面図である。
本発明の第1態様に係る生鮮食品用包装体1は、絞り成形された底材11と、該底材11とヒートシールで一体化された蓋材12との間に形成された気密部に生鮮食品(精肉)13を収納するものであり、前記底材11は、酸素透過度(JIS K−7126に準拠;以下同様)が1000cc/m/day/atm以上、ヤング率(JIS K−7161に準拠;以下同様)が300MPa以上のフィルムからなる。なお、以下に、生鮮食品が精肉の場合について説明するが、本発明はこれに限定されない。
本発明の第1態様に係る生鮮食品用包装体1では、底材11が精肉13を発色させるために酸素透過させることが重要であり、上記のように酸素透過度が1000cc/m/day/atm以上、好ましくは1500cc/m/day/atm以上、より好ましくは2000cc/m/day/atm以上であれば、精肉13の発色に好適である。
また、本発明の第1態様に係る生鮮食品用包装体1の底材11は、上記のようにヤング率が300MPa以上、好ましくは、350MPa以上の範囲であれば、フィルムとしての腰が足りていることにより伸びが防止されて開封等の取扱い性に優れる。本明細書において、腰がある(足りている)とは、開封時等において伸びが防止されることをいう。
また、ヤング率が上記の範囲であれば、シワが寄り難いために表面の乱反射が抑制されて、生鮮食品の質感等の品質を目視し易い効果が得られる。
本発明が課題とする材料使用量削減の観点からも、ヤング率の高い素材を選定し、腰を上げた上で、薄くすることが好ましい。
これらを満たす素材の選定は重要になるが、一般にヤング率の高い素材を選択しようとすると、絞り成形し難くなったり、付随的に酸素透過度が高いものが多くなってしまう問題がある。
本発明者は、ポリオレフィン、なかでも、ポリプロピレンや、密度が好ましくは0.935〜0.970g/cm、より好ましくは0.940〜0.960g/cmである高密度ポリエチレンが、高い酸素透過度と高いヤング率を共に具現化できることを見出した。
これらポリオレフィンは、1種を単独で用いて底材を形成してもよいし、2種以上を混合、あるいは積層して底材を形成してもよい。
本発明の第1態様に係る生鮮食品用包装体1において、底材11は、単層構成であっても多層構成であってもよいが、種々のポリオレフィンの長所を組み合わせて、生鮮食品用包装体としての機能を向上する上で、図1に示すように、多層構成とすることが好ましい。
具体的には、メイン層112、113とシール層111を設け、シール層111にはシール温度を低く設定できるポリエチレンを、メイン層112、113には腰を付与できるよう、ポリプロピレンを選択することが好ましい。
前記ポリエチレンとしては、低密度ポリエチレン(以下、LDPEという場合がある。)を好ましく挙げることができ、そのMFRは、0.2〜10g/10分であることが好ましく、0.3〜5g/10分であることがより好ましく、また、その密度は、0.88〜0.94g/cmであることが好ましく、0.89〜0.93g/cmであることがより好ましい。
前記ポリプロピレンとしては、一般的にメタロセンポリプロピレン(以下、m−PPという場合がある。)と呼ばれるシングルサイト触媒を用いて重合されたプロピレン系重合体を選定すると、ポリエチレンとの親和性に優れ、共押出時の層間ムラや強度が向上し、また、空冷インフレ成形性対応もし易くなる利点も備えられるのでより好ましい。メイン層にm−PPを用いる場合、m−PPのMFRは、0.2〜10g/10分であることが好ましく、0.3〜5g/10分であることがより好ましく、また、融点は、110〜160℃であることが好ましい。
更に、図1に示すように、メイン層を2層112、113に分割し、腰付与と製膜安定性のバランスを取ることも出来、工業生産上、好ましい。例えば、分割されたメイン層112、113のうち、シール層111側のメイン層112に、エチレン、好ましくは、メタロセンポリエチレン(以下、m−PEという場合がある。)と呼ばれるシングルサイト触媒を用いて重合されたエチレン系重合体を10〜60重量部配合することで、好適に腰付与と製膜安定性のバランスを取ることができる。配合されるm−PEは、密度が、0.88〜0.94g/cmであることが好ましく、また、MFRが、0.5〜10g/10分であることが好ましく、1〜5g/10分であることがより好ましい。
本発明の第1態様に係る生鮮食品用包装体1において、底材の膜厚に特に制限は無いが、ヤング率の高い素材を選定しても、薄すぎると腰が足りず、また、絞り成形時にフィルムが破れる危険があるので、ある程度の厚みを有することが好ましい。具体的には、底材11の膜厚は、30μm以上であることが好ましく、40μm以上であることがより好ましく、50μm以上であることがさらに好ましく、60μm以上であれば底材として機能を十分に果たし得るので特に好ましい。
また、逆に、底材11の膜厚が厚すぎる場合は、生鮮食品用包装体として使用した時に、生鮮食品の品質の目視が困難となる。
即ち、ハム等の加工品と比較して、生鮮食品、特に切り身などは、表面形状が凹凸に富んでいる。膜厚が厚すぎる場合は、生鮮食品の表面形状に対するフィルム追随性が劣ることで、生鮮食品本来の表面の凹凸を強く圧迫して平坦化してしまい、生鮮食品の品質の目視が困難となる。
更に、酸素透過度を下げて包装体内の酸素濃度の低下を防止し、精肉などを良好に発色させるためにも、膜厚はある程度は薄いことが好ましい。
これらの理由から、底材11の膜厚は、250μm以下であることが好ましく、200μm以下であることがより好ましく、150μm以下であることが更に好ましい。
底材11の膜厚を、好ましくは250μm以下、より好ましくは200μm以下、更に好ましくは150μm以下とすることで、素材選定との組み合わせにより、十分な酸素透過度を得ることができ、また、生鮮食品の品質の目視に好適となり、更に、より有意な材料使用量削減の効果も得られる。また更に、見た目の美しさにも優れ、購買意欲を向上する効果も得られる。
図2は、本発明の第2態様に係る生鮮食品用包装体の概略断面図である。
本発明の第2態様に係る生鮮食品用包装体2は、絞り成形された底材21と、該底材21とヒートシールで一体化された蓋材22との間に形成された気密部に生鮮食品23を収納するものであり、前記蓋材22は、酸素透過度が1000cc/m/day/atm以上、ヤング率が300MPa以上のフィルムからなる。
本発明の第2態様に係る生鮮食品用包装体2では、蓋材22が精肉23を発色させるために酸素透過させることが重要であり、上記のように酸素透過度が1000cc/m/day/atm以上、好ましくは1500cc/m/day/atm以上、より好ましくは2000cc/m/day/atm以上であれば、精肉23の発色に好適である。
また、本発明の第2態様に係る生鮮食品用包装体2の蓋材22は、上記のようにヤング率が300MPa以上、好ましくは、350MPa以上の範囲であれば、フィルムとしての腰が足りていることにより伸びが防止されて開封等の取扱い性に優れる。
また、ヤング率が上記の範囲であれば、シワが寄り難いために表面の乱反射が抑制されて、生鮮食品の質感等の品質を目視し易い効果が得られる。
本発明が課題とする材料使用量削減の観点からも、ヤング率の高い素材を選定し、腰を上げた上で、薄くすることが好ましい。
これらを満たす素材の選定は重要になるが、一般にヤング率の高い素材を選択しようとすると、絞り成形し難くなったり、付随的に酸素透過度が高いものが多くなってしまう問題がある。
本発明者は、ポリオレフィン、なかでも、ポリプロピレンや、密度が好ましくは0.935〜0.970g/cm、より好ましくは0.940〜0.960g/cmである高密度ポリエチレンが、高い酸素透過度と高いヤング率を共に具現化できることを見出した。
これらポリオレフィンは、1種を単独で用いて蓋材22を形成してもよいし、2種以上を混合、あるいは積層して蓋材22を形成してもよい。
本発明の第2態様に係る生鮮食品用包装体2において、蓋材22は、単層構成であっても多層構成であってもよいが、種々のポリオレフィンの長所を組み合わせて、生鮮食品用包装体としての機能を向上する上で、図2に示すように、多層構成とすることが好ましい。
具体的には、メイン層222、223とシール層221を設け、シール層221にはシール温度を低く設定できるポリエチレンを、メイン層222、223には腰を付与できるよう、ポリプロピレンを選択することが好ましい。
前記ポリエチレンとしては、低密度ポリエチレン(以下、LDPEという場合がある。)を好ましく挙げることができ、そのMFRは、0.2〜10g/10分であることが好ましく、0.3〜5g/10分であることがより好ましく、また、その密度は、0.88〜0.94g/cmであることが好ましく、0.89〜0.93g/cmであることがより好ましい。
前記ポリプロピレンとしては、一般的にメタロセンポリプロピレン(以下、m−PPという場合がある。)と呼ばれるシングルサイト触媒を用いて重合されたプロピレン系重合体を選定すると、ポリエチレンとの親和性に優れ、共押出時の層間ムラや強度が向上し、また、空冷インフレ成形性対応もし易くなる利点も備えられるのでより好ましい。メイン層にm−PPを用いる場合、m−PPのMFRは、0.2〜10g/10分であることが好ましく、0.3〜5g/10分であることがより好ましく、また、融点は、110〜160℃であることが好ましい。
更に、図2に示すように、メイン層を2層222、223に分割し、腰付与と製膜安定性のバランスを取ることも出来、工業生産上、好ましい。
本発明の第2態様に係る生鮮食品用包装体2において、蓋材22の膜厚に特に制限は無いが、ヤング率の高い素材を選定しても、薄すぎると腰が足りず、また、絞り成形時にフィルムが破れる危険があるので、ある程度の厚みを有することが好ましい。具体的には、蓋材22の膜厚は、20μm以上であることが好ましく、25μm以上であることがより好ましく、30μm以上であれば蓋材として機能を十分に果たし得るので特に好ましい。
また、第1態様における底材と同様に、第2態様における蓋材22の膜厚は、250μm以下であることが好ましく、200μm以下であることがより好ましく、150μm以下であることが更に好ましい。これにより、素材選定との組み合わせにより、十分な酸素透過度を得ることができ、また、生鮮食品の品質の目視に好適となり、更に、より有意な材料使用量削減の効果も得られる。また更に、見た目の美しさにも優れ、購買意欲を向上する効果も得られる。
図3は、本発明の第3態様に係る生鮮食品用包装体の概略断面図である。
本発明の第3態様に係る生鮮食品用包装体3は、絞り成形された底材31と、該底材31とヒートシールで一体化された蓋材32との間に形成された気密部に生鮮食品33を収納するものであり、前記底材31及び前記蓋材32は共に、酸素透過度が1000cc/m/day/atm以上、ヤング率が300MPa以上のフィルムからなる。
図3において、底材31は、メイン層312、313、及び、シール層311から構成され、蓋材32は、メイン層322、323、及び、シール層321から構成されている。
本発明の第3態様に係る生鮮食品用包装体3の底材31及び蓋材32の構成は、それぞれ、第1態様における底材及び第2態様における蓋材の構成と同一であるため、第1態様における底材及び第2態様における蓋材についてなされた説明が援用される。
以上に説明した本発明の第1〜3態様に係る生鮮食品用包装体は、ヒートシールにより隔離された複数の気密部を備えるものであってもよい。
図4は、ヒートシールにより隔離された複数の気密部を備える生鮮食品用包装体の一例を示す図である。
図示の例では、3つの気密部43a〜cを備える生鮮食品用包装体4を示したが、これに限定されず、2以上の気密部を連設することができる。これにより、消費者にとって、店頭に陳列された製品を持ち運ぶことが容易となる効果が得られる。また、使用する分だけ開封して、残りを開封することなく保存することができるため、保存性に優れるという効果が得られる。そのため、図4に示すように、気密部間に、切り取り線L、Lを設けることも好ましいことである。
図5は、6つの気密部を備える生鮮食品用包装体を気密部の連設方向に巻回した状態を示す断面図である。
底材および蓋材の膜厚が共に、好ましくは250μm以下、より好ましくは200μm以下、更に好ましくは150μm以下であれば、生鮮食品用包装体5が適度な柔軟性を得ることができ、これにより好適な巻回性を有することができる。あるいは、底材および蓋材が共に、ヤング率が1000MPa以下、好ましくは900MPa以下、より好ましくは800MPa以下のフィルムからなるものであれば、生鮮食品用包装体5が適度な柔軟性を得ることができ、これにより好適な巻回性を有することができる。底材および蓋材が共に、上記した膜厚及びヤング率の範囲内であることが更に好ましい。底材および蓋材が共に、上記した膜厚及び/又はヤング率の範囲内である生鮮食品用包装体であれば、気密部が1つの場合であっても、適度な柔軟性を有するため、例えば小さめのポリ袋内に収納した際に、かさ張りが更に軽減される等の効果を奏し、材料使用量の削減にも寄与する。
複数の気密部53a〜fを備える生鮮食品用包装体5を、気密部53a〜fの連設方向に巻回した状態とすることにより、巻回の軸方向の負荷に対する強度が得られる。輸送時などにおいて、巻回された状態の生鮮食品用包装体5を、積み重ねて積載した場合などに、生鮮食品用包装体5が強度を有することにより、生鮮食品53a〜fへの負荷が大幅に軽減され、生鮮食品の品質が保持される。
また、例えば、生鮮食品53fに代えて、同気密部に保冷剤を収納した場合は、巻回によって近接された生鮮食品53a〜eに対する保冷効果が高く、生鮮食品53a〜eの鮮度を保つ上で好ましい。
本発明の第1〜3態様に係る生鮮食品用包装体において、底材又は蓋材、好ましくは底材のシール層が易剥離性を有することが好ましく、易剥離性は、限定されるものではないが、例えば、底材又は蓋材、好ましくは底材のシール層中にポリブテンを3〜50重量部、好ましくは4〜30重量部配合する等の処方(易剥離処方)により、付与することができる。底材又は蓋材のシール層が易剥離性を有することにより、開封時におけるヒートシールの剥離が容易となり、開封性が更に向上する。
本発明の第1〜3態様に係る生鮮食品用包装体において、底材および蓋材の製造方法に特に制約は無く、一般的なインフレーション成形方法やTダイ成形方法で得ることが出来る。底材および蓋材それぞれ、多層構成で製造するには共押出インフレーション成形方法または共押出Tダイ成形方法で製造することが出来る。
本発明の第1〜3態様に係る生鮮食品用包装体において、底材及び蓋材を成形する条件としては、本発明で特定する特性が得られる限り特に限定しないが、成形温度は170〜250℃、好ましくは170〜200℃、成形速度はインフレーション成形であれば、20〜100m/分、好ましくは40〜60m/分が好適であり、Tダイ成形であれば、50〜300m/分、好ましくは80〜200m/分、より好ましくは100〜160m/分が好適である。
本発明の第1〜3態様に係る生鮮食品用包装体において、底材は絞り成形され、生鮮食品の収納部分が形成される。
絞り成形を行う方法としては、真空成形法を好ましく例示できる。真空成形方法としては、具体的には、ストレート成形法、ドレープ成形法、プラグアシスト成形法、凸型エアーブロー成形法(エアースリップ成形法)、凹型エアーブロー成形法(エアーアクション成形法)等を好ましく例示できる。
通常、発泡スチロールトレイの成形工場と包装工場とは別に設けられている。何故なら、発泡スチロールトレイの成形装置は、大規模なものであり、これを包装工場毎に設置することは現実的ではないからである。
そのため、包装工場において、あるサイズの発泡スチロールトレイが必要になった場合は、成形工場で製造し、包装工場に輸送する過程を経るため、時間と手間がかかる。
なるべく時間と手間をかけないように、包装工場では、あらかじめ種々のサイズの発泡スチロールトレイを用意して対応しているが、あらゆるサイズに対応するには限界がある。最適なサイズの発泡スチロールトレイがない場合、大きめの発泡スチロールトレイを用いて包装することになるが、これは材料使用量を増加させることになる。
これに対して、本発明の生鮮食品用包装体では、絞り成形を採用している。
フィルムの絞り成形では、発泡スチロールトレイの成形装置のような大掛かりな装置は必要ないので、大幅に省スペースであり、包装工場毎に成形を行うことが容易である。
本発明の生鮮食品用包装体を用いて包装を行う包装工場では、最適なサイズの生鮮食品用包装体を適宜生産し、包装を行うことができるため、発泡スチロールトレイの場合のように、大きめのサイズで対応する必要がない。そのため、時間と手間を最小限に抑えると共に、材料使用量の軽減が可能である。
また、本発明の生鮮食品用包装体では、生鮮食品の大きさに合わせて絞り成形を行うことにより、気密部に形成されるデッドスペースを最小とすることができるため、生鮮食品を包装体の内部で固定できる。従来のトレイのように、包装体の内部で偏ることがないため、生鮮食品の品質を損ない難いという効果が得られる。
以下に、本発明の実施例を説明するが、本発明はかかる実施例によって限定されない。
なお、実施例における加工、評価方法および実施例及び比較例で使用した樹脂は以下の通りである。
<使用樹脂>
・LDPE:低密度ポリエチレン;日本ポリエチレン社製「LF420M」(MFR=2.2,密度=0.923g/cm
・m−PE:シングルサイト触媒によるエチレン・α−オレフィン共重合体;日本ポリエチレン社製「KF270」(MFR=2g/10分,密度=0.907g/cm
・PP:ホモポリプロピレン;日本ポリエチレン社製「MA3U」(MFR=15g/10分)
・m−PP:シングルサイト触媒によるプロピレン・α−オレフィン共重合体;日本ポリプロ社製「WEG7T」(MFR=1.8,融点=154℃)
・ポリブテン:ポリブテン−1;三井化学社製「BL027」(MFR=2g/10分)
・接着性樹脂:三井化学社製「アドマーNF528」
・EVOH:エチレン―ビニルアルコール共重合樹脂;日本合成化学工業社製「ソアノールAT4406」
・LDPEフィルム;上記LDPEをインフレーション成形方法で23μmに製膜し、ラミネート面にコロナ処理を施して使用した。
・EVOHフィルム:エチレン―ビニルアルコール共重合樹脂;クラレ社製「XL#12」
・ONyフィルム:延伸ポリアミド(ナイロン)フィルム;三菱樹脂社製「SNR#15」
(実施例1)
表1の通りの配合と層比で、空冷インフレーション共押出成形機で底材と蓋材をそれぞれ製膜した。
押出速度80kg/h、チューブ巾840mmで、インラインスリットで耳を切り落として最終製品800mm巾のフィルム製品を得た。
得られたフィルム(底材及び蓋材)について、JIS K−7126に準拠して酸素透過度を測定した(以下、酸素透過度の測定はすべてJIS K−7126に準拠する。)。
さらに、得られたフィルム(底材及び蓋材)について、JIS K−7161に準拠してヤング率を測定した(以下、ヤング率の測定はすべてJIS K−7161に準拠する。)。
底材及び蓋材それぞれの酸素透過度及びヤング率の測定結果を表1に示した。
底材を絞り成形にて変形させ、豚肉(肩ロース)50gを詰め、蓋材とヒートシールし、生鮮食品用包装体を得た。その際、包装体内には見た目には空気が入らない程度に軽く脱気をして包装した。
得られた生鮮食品用包装体を5℃の冷蔵庫で30分間保管した後、豚肉の発色、外観及び易開封性について評価した。
評価結果を表1に示した。
<評価方応>
1.豚肉の発色
以下の3段階で、豚肉の発色を評価した。結果を表1に示す。
◎:赤色の発色が非常に鮮やかである。
○:赤色の発色が鮮やかである。
×:十分な赤色の発色が得られず鮮やかではない。
2.外観
以下の3段階で、外観を評価した。結果を表1に示す。
◎:生鮮食品をしっかり包装しており美しく、生鮮食品の品質の目視が極めて容易である。
○:生鮮食品をしっかり包装しており美しく、生鮮食品の表面形状に対するフィルム追随性がやや劣るため、生鮮食品の品質の目視が◎に比べてやや劣るが、実用上問題ない。
×:包装体が柔らかく頼りない印象を与え美しくなく、シワが寄ることにより包装体表面が乱反射し、生鮮食品の品質の目視が困難である。
3.易開封性
以下の2段階で、易開封性を評価した。結果を表1に示す。
◎:良好な剥離感で剥離できる。
×:剥離が困難である。
(実施例2)
底材のシール層の配合を表1の通りとすることにより易剥離処方とした以外は、実施例1と同様にフィルム製品を得た。
得られたフィルム(底材及び蓋材)について、酸素透過度を測定した。
さらに、得られたフィルム(底材及び蓋材)について、ヤング率を測定した。
底材及び蓋材それぞれの酸素透過度及びヤング率の測定結果を表1に示した。
底材を絞り成形にて変形させ、豚肉(肩ロース)50gを詰め、蓋材とヒートシールし、生鮮食品用包装体を得た。その際、包装体内には見た目には空気が入らない程度に軽く脱気をして包装した。
得られた生鮮食品用包装体を5℃の冷蔵庫で30分間保管した後、実施例1と同様に、豚肉の発色、外観及び易開封性について評価した。
評価結果を表1に示した。
(実施例3)
底材、蓋材の膜厚、層比を表1の通りとした以外は、実施例1と同様にフィルム製品を得た。
得られたフィルム(底材及び蓋材)について、酸素透過度を測定した。
さらに、得られたフィルム(底材及び蓋材)について、ヤング率を測定した。
底材及び蓋材それぞれの酸素透過度及びヤング率の測定結果を表1に示した。
底材を絞り成形にて変形させ、豚肉(肩ロース)50gを詰め、蓋材とヒートシールし、生鮮食品用包装体を得た。その際、包装体内には見た目には空気が入らない程度に軽く脱気をして包装した。
得られた生鮮食品用包装体を5℃の冷蔵庫で30分間保管した後、実施例1と同様に、豚肉の発色、外観及び易開封性について評価した。
評価結果を表1に示した。
(実施例4)
底材のシール層の配合を表1の通りとすることにより易剥離処方とした以外は、実施例3と同様にフィルム製品を得た。
得られたフィルム(底材及び蓋材)について、酸素透過度を測定した。
さらに、得られたフィルム(底材及び蓋材)について、ヤング率を測定した。
底材及び蓋材それぞれの酸素透過度及びヤング率の測定結果を表1に示した。
底材を絞り成形にて変形させ、豚肉(肩ロース)50gを詰め、蓋材とヒートシールし、生鮮食品用包装体を得た。その際、包装体内には見た目には空気が入らない程度に軽く脱気をして包装した。
得られた生鮮食品用包装体を5℃の冷蔵庫で30分間保管した後、実施例1と同様に、豚肉の発色、外観及び易開封性について評価した。
評価結果を表1に示した。
(比較例1)
まず、底材を表1の通りの配合と層比で、共押出Tダイ成形機で製膜した。
押出速度120kg/h、インラインスリットで800mm巾×2丁のフィルム製品を得た。
続いて、蓋材を表1の通りの構成でドライラミネートし、800mm巾のフィルム製品を得た。
得られたフィルム(底材及び蓋材)について、酸素透過度を測定した。
さらに、得られたフィルム(底材及び蓋材)について、ヤング率を測定した。
底材及び蓋材それぞれの酸素透過度及びヤング率の測定結果を表1に示した。
底材を絞り成形にて変形させ、豚肉(肩ロース)50gを詰め、蓋材とヒートシールし、生鮮食品用包装体を得た。その際、包装体内には見た目には空気が入らない程度に軽く脱気をして包装した。
得られた生鮮食品用包装体を5℃の冷蔵庫で30分間保管した後、実施例1と同様に、豚肉の発色、外観及び易開封性について評価した。
評価結果を表1に示した。
(比較例2)
底材及び蓋材の配合を表1の通りとし、底材をイージーピールが発現できる処方とした以外は、実施例1と同様にフィルム製品を得た。
実質単層のフィルム(蓋材)も、製膜機は実施例1同様のインフレーション共押出機を用い、同一樹脂をそれぞれの押出機より押し出して得た。
押出速度80kg/H、チューブ巾840mmで、インラインスリットで耳を切り落として最終製品800mm巾のフィルム製品を得た。
得られたフィルム(底材及び蓋材)について、酸素透過度を測定した。
さらに、得られたフィルム(底材及び蓋材)について、ヤング率を測定した。
底材及び蓋材それぞれの酸素透過度及びヤング率の測定結果を表1に示した。
底材を絞り成形にて変形させ、豚肉(肩ロース)50gを詰め、蓋材とヒートシールし、生鮮食品用包装体を得た。その際、包装体内には見た目には空気が入らない程度に軽く脱気をして包装した。
得られた生鮮食品用包装体を5℃の冷蔵庫で30分間保管した後、実施例1と同様に、豚肉の発色、外観及び易開封性について評価した。
評価結果を表1に示した。
<評価>
実施例1〜4では、保管状態も良好で、コンパクトで見た目も美しく、生鮮食品の品質の目視を好適に行うことができることがわかる。また包装している豚肉も鮮やかに発色した。
特に、易開封性の評価から、易剥離処方を施した実施例2及び4では、生鮮食品用包装体を滑らかに開封できることがわかる。
これに対して、比較例1では、包装の形態はコンパクトで見た目も美しく、生鮮食品の品質の目視に適するものであったが、豚肉はほとんど発色を呈していなかった。酸素の透過性が悪く、発色できなかったためと考えられる。また、比較例1では、他の実施例又は比較例と比較して、底材及び蓋材のヤング率が高く、包装体が柔軟性に劣り、ポリ袋に収納した際にややかさ張った。
また、比較例2は、ヤング率が300MPaに満たず、結果として、外観の評価において、シワが寄ることにより包装体表面が乱反射し、生鮮食品の品質の目視が困難となり、更に、開封感を確認したところ、易剥離処方にしたが、フィルムが柔らかく伸びて変形してしまい、きれいに開封することが出来なかった。
Figure 2011225269
1:生鮮食品用包装体
11:底材
111:シール層
112、113:メイン層
12:蓋材
13:生鮮食品
2:生鮮食品用包装体
21:底材
22:蓋材
221:シール層
222、223:メイン層
23:生鮮食品
3:生鮮食品用包装体
31:底材
311:シール層
312、313:メイン層
32:蓋材
321:シール層
322、323:メイン層
33:生鮮食品

Claims (7)

  1. 絞り成形された底材と、該底材とヒートシールで一体化された蓋材との間に形成された気密部に生鮮食品を収納する生鮮食品用包装体において、
    前記底材は、酸素透過度(JIS K−7126に準拠)が1000cc/m/day/atm以上、ヤング率(JIS K−7161に準拠)が300MPa以上のフィルムからなることを特徴とする生鮮食品用包装体。
  2. 前記底材の膜厚は、250μm以下であることを特徴とする請求項1記載の生鮮食品用包装体。
  3. 絞り成形された底材と、該底材とヒートシールで一体化された蓋材との間に形成された気密部に生鮮食品を収納する生鮮食品用包装体において、
    前記蓋材は、酸素透過度(JIS K−7126に準拠)が1000cc/m/day/atm以上、ヤング率(JIS K−7161に準拠)が300MPa以上のフィルムからなることを特徴とする生鮮食品用包装体。
  4. 前記蓋材の膜厚は、250μm以下であることを特徴とする請求項3記載の生鮮食品用包装体。
  5. 絞り成形された底材と、該底材とヒートシールで一体化された蓋材との間に形成された気密部に生鮮食品を収納する生鮮食品用包装体において、
    前記底材及び前記蓋材は共に、酸素透過度(JIS K−7126に準拠)が1000cc/m/day/atm以上、ヤング率(JIS K−7161に準拠)が300MPa以上のフィルムからなることを特徴とする生鮮食品用包装体。
  6. 前記底材及び前記蓋材の膜厚は共に、250μm以下であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の生鮮食品用包装体。
  7. 前記底材及び前記蓋材は共に、ヤング率(JIS K−7161に準拠)が1000MPa以下のフィルムからなることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の生鮮食品用包装体。
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