JP2011224574A - 複動鍛造プレス - Google Patents
複動鍛造プレス Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011224574A JP2011224574A JP2010093727A JP2010093727A JP2011224574A JP 2011224574 A JP2011224574 A JP 2011224574A JP 2010093727 A JP2010093727 A JP 2010093727A JP 2010093727 A JP2010093727 A JP 2010093727A JP 2011224574 A JP2011224574 A JP 2011224574A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide
- eccentric
- press
- double
- forging press
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
Abstract
【解決手段】スライド7に加圧力を供給するメイン加圧装置と、パンチ84,94に加圧力を供給するサブ加圧装置80,90とを備え、スライド7に円板状の揺動部材6が揺動自在に嵌められ、揺動部材6の偏心位置にエキセン軸5の偏心部5aが回転自在に嵌められている。コンロッドを使用する場合に比べてプレス1の高さ寸法を低くすることができる。スライド7やベッド3にサブ加圧装置80,90を取り付けてもプレス1全体の高さ寸法を低くすることができる。機械式プレスであるので高速かつ精度の良い運転が可能である。
【選択図】図1
Description
図6および図7に示すように、一般的なコンロッドプレスは、エキセン軸101と、エキセン軸101の偏心部に回転自在に嵌め込まれたコンロッド102が用いられ、コンロッド102の下端にスライド103が揺動自在に取り付けられた構造を有している。このため、エキセン軸101を回転させるとコンロッド102が揺動し、スライド103を上下に昇降させることができる。
コンロッドプレスを複動鍛造プレスにするには、スライド103やベッド104にパンチ用の加圧装置105,105を設置すればよいが、この場合、さらにプレス全体の高さ寸法が高くなってしまう。
第2発明の複動鍛造プレスは、第1発明において、前記揺動部材と前記エキセン軸の偏心部との間に、両者に対して回転可能に配設された偏心部材と、該偏心部材を回転させる回転手段とからなるシャットハイト調整機構を備えていることを特徴とする。
第3発明の複動鍛造プレスは、第1または第2発明において、前記スライドとベッドのいずれか一方、または両方にサーボ制御で駆動するサブ加圧装置が取り付けられていることを特徴とする。
第2発明によれば、偏心部材を回転させれば、偏心部材の中心は上下に移動し、偏心部材の回転に応じてスライドが上下に移動するから、シャットハイトを変化させることができる。また、揺動部材とエキセン軸の偏心部との間に偏心部材を配置しているだけであるから、プレス全体の高さ寸法を低くすることができる。
第3発明によれば、金型とパンチをそれぞれ個別にサーボ制御で駆動するので、金型やパンチを単独で動作させたり、同期させて動作させたりすることができ、自由なモーションが可能になる。また、サーボ制御で駆動するので、高速かつ精度の良い運転が可能である。
図1および図2において、プレス1は、フレーム2とベッド3と、それらを結ぶ4本のタイロッド4を有している。なお、プレス1は、フレーム2に代えてクラウンとアプライトを有するものでもよい。
フレーム2には、エキセン軸5が取り付けられている。エキセン軸5は、その軸方向中央部に偏心部5aが設けられている。そして、エキセン軸5は、その偏心部5aを挟むように一対の同軸部5b,5bが設けられており、この一対の同軸部5b,5bがフレーム2に回転自在に支持されている。
このエキセン軸5の偏心部5aには、スライド7が取り付けられている。このスライド7には、図1における左右方向の面間を貫通する円形の摺動室7hが形成されており、その摺動室7h内に偏心部5aを収容するように形成されている。
また、スライド7はスライドガイドにより上下の昇降が案内されている。
図1および図2に示すように、揺動部材6とエキセン軸5の偏心部5aの外周との間には、シャットハイト調整機構50の偏心部材51が設けられている。この偏心部材51は、その軸方向(図1では左右方向)と直交する断面において、外周面(揺動部材6と接する面)の中心と内周面(偏心部5aと接する面)の中心が偏心したスリーブである。
そして、この偏心部材51は、その外周面に沿ってウォームホイール51gが設けられている。ウォームホイール51gは環状の偏心部材51の外周にネジを切るだけであるので加工が容易であり、低コストで製造することができる。
図1および図2に示すように、サブ加圧装置80,90はスライド7の下部およびベッド3の内部または下部に取り付けられる。
図3に示すように、スライド7の下部に取り付けられるスライド側サブ加圧装置80は、スライド7の下部に直接取り付けられる枠体81と、枠体81の内部に設けられる油圧シリンダ82とを備えている。枠体81の底面には上型83が取り付けられており、油圧シリンダ82のロッドにはパンチ84が取り付けられている。パンチ84の先端は上型83に形成された孔から型空間内に押し込めるようになっている。
なお、下型93は上方に付勢するスプリング等を介してベッド3に固定されており、垂直方向に摺動可能となっている。
(1)成形開始
下型93、ダイスリーブ94、インナーダイ96で構成される空間内に素材Wを配置した後に、メイン加圧装置によってスライド7を降下させ上型83と下型93とを接触させ、素材Wを型空間内に閉じ込める(A)。この段階ではスライド7はストロークエンドより少し上方であり、パンチ84は予め形成された素材Wの孔に挿入された状態となっている。
つぎに、メイン加圧装置でスライド7に加圧力を供給し上下金型83,93を型締めする(B)。このとき、下型93は上型83に押されて下方に摺動する。一方、ダイスリーブ94、インナーダイ96は固定されているので、型空間が狭くなり、素材Wが型空間の隅へ充填される。これにより大体の成形ができる。
つぎに、メイン加圧装置でスライド7がストロークエンドに達するまで加圧し、さらにスライド側サブ加圧装置80でパンチ84に加圧力を供給することにより、素材Wにパンチ84を押し込む。これにより、素材Wが型空間を埋め尽くして成形が完了する(C)。
このとき、ベッド側サブ加圧装置90によるダイスリーブ94への加圧力を調整することで、素材Wの成形を調整することができる。すなわち、上型83、パンチ84の加圧が不足するときはダイスリーブ94に加圧力を増加して成形を完全にし、上型83、パンチ84の加圧が過大のときはダイスリーブ94の加圧力を緩めて、上下金型83,93、パンチ84,94が壊れるのを防ぐことができる。なお、パンチ84の加圧力を調整することでも同様の効果を奏することができる。
最後に、スライド7、パンチ84を上昇させるとともに、ノックアウトシリンダ95でインナーダイ96を突き上げることで、素材Wを下型93、ダイスリーブ94から外して製品として取り出す(D)。
スライド7はエキセン軸5に連結された駆動機構によりサーボ制御されており、パンチ84,94はスライド7とは別の駆動装置によりサーボ制御されるため、上型83やパンチ84,94を単独で動作させたり、同期させて動作させたりすることができ、自由なモーションが可能になる。
また、サーボ制御で駆動するので、精度よく運転することができる。
このようにすることで、パンチ84はノックアウトピンとしてワークを上型83から外すことができるようになる。
さらに、機械式プレスであるので高速かつ精度の良い運転が可能である。
2 フレーム
3 ベッド
4 タイロッド
5 エキセン軸
5a 偏心部
5b 同軸部
6 揺動部材
7 スライド
50 シャットハイト調整機構
51 偏心部材
52 回転手段
80 スライド側サブ加圧装置
81 枠体
82 油圧シリンダ
83 上型
84 パンチ
90 ベッド側サブ加圧装置
92 油圧シリンダ
93 下型
94 ダイスリーブ
Claims (3)
- 金型が取り付けられるスライドに加圧力を供給するメイン加圧装置と、パンチに加圧力を供給するサブ加圧装置とを備える複動鍛造プレスであって、
前記メイン加圧装置は、
前記スライドに円板状の揺動部材が揺動自在に嵌められ、
前記揺動部材の偏心位置にエキセン軸の偏心部が回転自在に嵌められている
ことを特徴とする複動鍛造プレス。 - 前記揺動部材と前記エキセン軸の偏心部との間に、両者に対して回転可能に配設された偏心部材と、
該偏心部材を回転させる回転手段とからなるシャットハイト調整機構を備えている
ことを特徴とする請求項1記載の複動鍛造プレス。 - 前記スライドとベッドのいずれか一方、または両方にサーボ制御で駆動するサブ加圧装置が取り付けられている
ことを特徴とする請求項1または2記載の複動鍛造プレス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010093727A JP2011224574A (ja) | 2010-04-15 | 2010-04-15 | 複動鍛造プレス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010093727A JP2011224574A (ja) | 2010-04-15 | 2010-04-15 | 複動鍛造プレス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011224574A true JP2011224574A (ja) | 2011-11-10 |
Family
ID=45040611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010093727A Pending JP2011224574A (ja) | 2010-04-15 | 2010-04-15 | 複動鍛造プレス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011224574A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105109086A (zh) * | 2015-09-17 | 2015-12-02 | 北京国药龙立自动化技术有限公司 | 入模深度可调的压片装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0225293A (ja) * | 1988-07-13 | 1990-01-26 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | プレス駆動装置 |
JPH04288997A (ja) * | 1991-03-19 | 1992-10-14 | Kobe Steel Ltd | 鍛造プレスのクッション装置 |
JP2000141091A (ja) * | 1998-09-09 | 2000-05-23 | Aida Eng Ltd | 複動機械式プレス |
JP2000140952A (ja) * | 1998-11-04 | 2000-05-23 | Minster Mach Co:The | 複動式プレス |
JP2005246464A (ja) * | 2004-03-08 | 2005-09-15 | Best:Kk | 機械プレスの制御方法及びその制御装置 |
JP2008188613A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Sumitomo Heavy Industries Techno-Fort Co Ltd | コンロッドレスプレス |
-
2010
- 2010-04-15 JP JP2010093727A patent/JP2011224574A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0225293A (ja) * | 1988-07-13 | 1990-01-26 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | プレス駆動装置 |
JPH04288997A (ja) * | 1991-03-19 | 1992-10-14 | Kobe Steel Ltd | 鍛造プレスのクッション装置 |
JP2000141091A (ja) * | 1998-09-09 | 2000-05-23 | Aida Eng Ltd | 複動機械式プレス |
JP2000140952A (ja) * | 1998-11-04 | 2000-05-23 | Minster Mach Co:The | 複動式プレス |
JP2005246464A (ja) * | 2004-03-08 | 2005-09-15 | Best:Kk | 機械プレスの制御方法及びその制御装置 |
JP2008188613A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Sumitomo Heavy Industries Techno-Fort Co Ltd | コンロッドレスプレス |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105109086A (zh) * | 2015-09-17 | 2015-12-02 | 北京国药龙立自动化技术有限公司 | 入模深度可调的压片装置 |
CN105109086B (zh) * | 2015-09-17 | 2017-03-08 | 北京新龙立科技有限公司 | 入模深度可调的压片装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
USRE47007E1 (en) | Press for producing pellets from powdered material | |
JP2010047806A (ja) | 成形金型装置およびそれを用いた雌ねじ部付き軸孔を有する成形体の成形方法 | |
CN104174717B (zh) | 一种带宽度可调折弯模条结构的成型机 | |
WO2008061475A1 (fr) | Appareil de contrôle de moule pour presse de moulage par compression de poudre | |
CN204018439U (zh) | 一种r折弯结构的壳体成型机 | |
KR101586443B1 (ko) | 고속 프레스 장치 | |
CN104259735A (zh) | 一种网纹辊的网纹加工装置 | |
CN103895439B (zh) | 多功能高效金银器具加工装置 | |
JP2011224574A (ja) | 複動鍛造プレス | |
JP2010082625A (ja) | 成形金型装置およびそれを用いた雌ねじ部付き軸孔を有する成形体の成形方法 | |
JP6007833B2 (ja) | 回転式製造装置 | |
JP2011224576A (ja) | 複動鍛造プレス | |
JP2011224575A (ja) | 複動鍛造プレス | |
CN103302820A (zh) | 注射成形机 | |
JP2010207857A (ja) | 鍛造プレスにおけるノックアウト装置 | |
CN109278337B (zh) | 一种核燃料预压成形液压机 | |
CN213617900U (zh) | 一种安全的橡胶多模具冲压装置 | |
CN201832872U (zh) | 随动型精密校直液压机伺服系统操作机构 | |
CN108215310A (zh) | 一种粉末压机的同步压制同步调整及数字调节机构 | |
CN112439814A (zh) | 一种折弯模具 | |
EP2902180A1 (en) | Stamping apparatus, of the flash stamping type, for soap bars, for the production of toiletry soaps, laundry soaps or the like | |
CN104998933A (zh) | 一种双机联动扭轴折弯机控制方法 | |
CN205253810U (zh) | 气动执行器弹簧的扩孔翻边机 | |
CN220239811U (zh) | 一种可调式冲压模具 | |
CN204430097U (zh) | 液压双位主轴搓齿机 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20120914 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20130412 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20130522 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131009 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140401 |