JP2011224455A - 開放循環冷却水系の水処理薬品注入管理方法および装置 - Google Patents

開放循環冷却水系の水処理薬品注入管理方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】補給水水質が変化する水系においても、簡易な方法で循環水中の薬品濃度を一定に維持するように薬品を注入することができる開放循環冷却水系の水処理薬品注入管理方法および装置を提供する。
【解決手段】循環冷却水による腐食やスケール、スライム等の生成を防止するために、薬品タンク12、薬品ポンプ13及び薬剤注入路14を介して水処理薬剤を補給水路6に注入する。循環水の電気伝導度を一定に保つと共に、循環水中の薬品濃度を一定に維持するように、補給水量と補給水の電気伝導度の比に応じた量の薬品を所定の補給水量に対して注入する。
【選択図】図1

Description

本発明は、開放循環冷却水系の薬品注入制御方法及び装置に関する。
産業用・空調用等の開放循環冷却水系では、冷凍機等の熱交換器で熱交換により温度が上昇した水を冷却塔で蒸発させ、蒸発潜熱の放出によって冷却して循環使用する。開放循環冷却水系は、水を循環利用しているため、蒸発による水の濃縮が生じ、腐食障害・スケール障害・スライム障害が発生しやすい。これらの障害を防止するために、開放循環冷却水系の循環水には、腐食防止剤、スケール防止剤、スライム付着防止剤など、種々の水処理薬剤が添加されている。
これらの薬剤は、常時一定濃度以上を維持しなければ十分な効果を発揮しない。一方、過剰注入は経済的に無駄であると共に、弊害をもたらすこともある。従って、薬剤を使用する場合は、使用目的が最も効果的かつ経済的に達成されるように、循環水中の薬剤濃度を管理することが望ましい。
このような水処理薬剤を循環水に注入し、循環水中の水処理薬剤濃度を一定に維持する手段として、ブロー排出によって失われた薬品量を添加する薬品添加制御方法が知られている。この場合、循環水の濃縮倍数に関係なく、薬品添加量を決定することができるが、ブロー排出量を測定するためのブロー量測定装置が必要となる。ブロー水は、冷却水ピット内の一定水位に設けたオーバーフロー管を使ったオーバーフローによる排出を行うことが多く、この場合、冷却水(循環水)だけでなくエアーもブロー水中に巻き込むため、正確なブロー量を測定できないという問題がある。エアーを巻き込んでもブロー水量を測定できる水量計もあるが、高価であり、また、既設のブロー配管に水量計を設置するスペースが必ずしも確保できないことや大掛かりな工事を要する場合があり、望ましくない。
別の従来の水処理薬品添加制御方法として、パルス発信式流量計等で補給水の補給量を測定し、補給水に対して一定量の水処理薬剤を比例注入する方法(例えば特許第2594224号など)が行われている。この方法(以下、「補給水量比例薬注制御方法」ということがある。)は、循環水中の電気伝導度を一定に維持する自動ブロー制御と組み合わせることで、循環水中の薬剤濃度を一定に維持することが可能であり、比較的簡便で装置の信頼性も高い。
また、水処理薬剤をトレーサー物質としたり、水処理薬剤に比例した濃度のトレーサー物質を添加し、トレーサー物質を連続的に測定して水処理薬剤を注入する方法(以下、「トレーサー法」ということがある。)が行われている(例えば特許第3751655号、特許第434916号など)。
この方法は循環水中の水処理薬剤に含まれるトレーサー物質濃度を測定して制御を行うため、循環水中の水処理薬剤濃度を一定に維持することが可能である。
特許第2594224号 特許第3751655号 特許第4344916号
節水やゼロエミッションの観点から、様々な種類の排水が回収されて冷却塔の補給水として再利用されている。そのような水系では回収水の量や水質は回収元の設備稼働状況などにより大きく変動する。また、排水のほかに地下水、上水、工業用水などが混入する水系もあり、冷却塔に補給される補給水の水質は一定ではない。
従来の補給水量比例薬注制御方法と循環水の電気伝導度を一定に保つ自動ブロー管理との組み合わせでは、循環水の濃縮倍数が一定に推移している場合には循環水中の薬品濃度を一定に維持できる。しかしながら、補給水水質が変化した場合には濃縮倍数が変動するため、薬品濃度を一定に維持することができない。
例えば、補給水量M(m)に対してX(g)の薬品を注入している開放循環冷却水系において、補給水の電気伝導度をa(mS/m)、循環水の電気伝導度をb(mS/m)とした場合、循環水中の薬品濃度Y(mg/L)は次の(1)式となる。
Figure 2011224455
補給水水質が変動し補給水の電気伝導度が低下し、a/nになった場合の循環水中の薬品濃度Y’は次の(2)式
Figure 2011224455
となり、Yのn倍の濃度になり、薬品濃度を一定に維持できない。
また、従来のトレーサー法では、補給水水質や濃縮倍数の変動の影響を受けずに循環水中の薬品濃度を一定に維持することが可能である。しかしながら、薬品濃度を測定するために吸光光度計やイオン電極など高度な測定機器が必要となる。これらの機器は高精度な測定が可能であるが、性能を維持するために頻繁な校正や部品の交換などのメンテナンスが必要となる。そのため、装置の導入及び運転にコストと手間がかかる。
本発明は補給水水質が変化する水系においても、簡易な方法で循環水中の薬品濃度を一定に維持するように薬品を注入することができる開放循環冷却水系の水処理薬品注入管理方法および装置を提供することを目的とする。
本発明(請求項1)の水処理薬品注入管理方法は、開放循環冷却水系における循環水中の水処理薬品濃度を一定に保つための薬品添加方法であって、補給水に対する循環水の濃縮度を検知して補給水量あたりに添加する薬品量を決定することを特徴とするものである。
請求項2の水処理薬品注入管理方法は、請求項1において、さらに補給水量を検知する手段で求めた補給水量に応じて補給水量あたりに添加する薬品量を決定することを特徴とするものである。
請求項3の水処理薬品注入管理方法は、請求項1又は2において、補給水に対する循環水の濃縮度を検知する方法が、自動ブロー管理装置によって循環水の電気伝導度を一定に保ち、補給水の電気伝導度と前記循環水の電気伝導度との比に基づくものであることを特徴とするものである。
請求項4の水処理薬品注入管理方法は、請求項1ないし3のいずれか1項において、薬品添加に由来する循環水の電気伝導度の上昇、冷却塔からの循環水の飛散損失による濃縮度の変化、又は冷却水の循環停止時に生じるオーバーブロー排出による薬品不足、に基づいて薬注量を補正することを特徴とするものである。
請求項5の水処理薬品注入管理方法は、請求項1ないし4のいずれか1項において、補給水量と補給水の電気伝導度の比に応じた量の薬品を所定の補給水量に対して注入することにより、循環水中の薬品濃度を一定に維持することを特徴とするものである。
本発明(請求項6)の水処理薬品注入管理装置は、開放循環冷却水系における循環水中の水処理薬品濃度を一定に保つための薬品添加装置であって、補給水に対する循環水の濃縮度を検知する濃縮度検知手段と、該濃縮度検知手段によって検知された濃縮度に基づいて補給水量あたりに添加する薬品量を決定する第1の決定手段とを備えたことを特徴とするものである。
請求項7の水処理薬品注入管理装置は、請求項6において、さらに補給水量を検知する補給水量検知手段と、該補給水量検知手段で検知された補給水量に応じて補給水量あたりに添加する薬品量を決定する第2の決定手段とを備えたことを特徴とするものである。
請求項8の水処理薬品注入管理装置は、請求項6又は7において、補給水に対する循環水の濃縮度を検知する手段が、自動ブロー管理装置によって循環水の電気伝導度を一定に保ち、補給水の電気伝導度と前記循環水の電気伝導度との比に基づいて濃縮度を検知するものであることを特徴とするものである。
請求項9の水処理薬品注入管理装置は、請求項6ないし8のいずれか1項において、薬品添加に由来する循環水の電気伝導度の上昇、冷却塔からの循環水の飛散損失による濃縮度の変化、又は冷却水の循環停止時に生じるオーバーブロー排出による薬品不足、に基づいて薬注量を補正する手段を設けたことを特徴とするものである。
請求項10の水処理薬品注入管理装置は、請求項6ないし9のいずれか1項において、循環水中の薬品濃度を一定に維持するために、補給水量と補給水の電気伝導度の比に応じた量の薬品を所定の補給水量に対して注入する手段を備えたことを特徴とするものである。
請求項11の水処理薬品注入管理装置は、請求項10において、循環水の電気伝導度を一定に保つようにする自動ブロー管理装置、補給水電気伝導度に応じた量の薬品を注入するよう信号を出力する第1の制御器と、補給水量に比例した量の薬品を注入するよう信号を出力する第2の制御器と、該第1の制御器及び第2の制御器の双方の制御信号に基づき薬品を注入する薬注ポンプとを備えたことを特徴とするものである。
請求項12の水処理薬品注入管理装置は、請求項11において、薬品による電気伝導度の上昇、冷却塔からの飛散損出、又は落水によるオーバーブロー排出によって不足する薬品注入量を補正する手段を備えたことを特徴とするものである。
本発明では、循環水の水質(塩類濃度)を一定に保つように電気伝導度に基づく自動ブロー装置等で設定した場合に、補給水水質(塩類濃度)が変化した場合でも濃縮倍数を知ることによって濃縮倍数が変化した分だけ補給水あたりに添加する薬品量を変化させる。
通常の場合、補給水の補給は、後述の実施の形態にも記載されているように、補給水供給弁の開閉と併せてボールタップを使って補給が行われるため、補給水の水量は経時的に変化することが多い。従って、より正確に薬品添加量を決定するためには、補給水量の測定結果に応じて薬品添加量を変更することが望ましい。
循環水の濃縮度を検知するには、補給水に対して循環水がどの程度、濃縮されているかを検知するのが良く、例えば特定のイオン濃度を検知できるイオン電極測定、イオンクロマトグラフ測定、比色法等が使用可能であるが、補給水と循環水の電気伝導度から濃縮度を決定するのが安価で簡単であり、望ましい。この場合、循環水の電気伝導度と補給水の電気伝導度との比率から濃縮倍数を求めることができるが、継続的に循環水と補給水の電気伝導度との比率を求めて薬品添加量を決定する必要はなく、一度循環水と補給水の電気伝導度との比率を求めれば、その時の補給水の電気伝導度を基準としてそれからどの程度、補給水の電気伝導度が変化したかを算出できれば、同様に薬品添加量を決定することができる。
本発明では、従来の流量比例薬注制御方法と循環水の電気伝導度を一定に保つ自動ブロー管理に加えて、補給水の電気伝導度に応じた量の薬品を注入する制御を行うことにより、補給水の水質が変動しても循環水中の薬品濃度を一定に維持することが可能になる。
補給水の水質が変化して電気伝導度が低下した場合、補給水と循環水の電気伝導度の比に応じて薬品注入量を減らすことにより、循環水中の薬品濃度を維持することができる。同様に補給水の電気伝導度が上昇した場合、薬品注入量を増量することにより、循環水中の薬品濃度を維持することができる。
前記(2)式において補給水の電気伝導度がa/nになった場合に薬品の注入量をX/nにすることにより薬品濃度を一定に保つことができる。
なお、本発明で使用する電気伝導度計は、簡易で、汚れの影響を受けにくく、多電極化することで精度よく測定できるため、トレーサー法に比べて低価格であり信頼性も高い。
本発明は新設の設備に適用できるだけでなく、既設の自動ブロー管理と流量比例薬注制御設備にアナログ出力を持った補給水電気伝導度計を追加し、ポンプをアナログ信号制御型に変更する簡易な改善を施すことにより、既存の設備にも適用することができる。
実施の形態に係る開放循環冷却水系の水処理薬品注入管理方法が適用された設備のフロー図である。 実施例の結果を示すグラフである。 比較例の結果を示すグラフである。
第1図は循環冷却水系を示す系統図であり、冷却塔1、循環ポンプ2及び熱交換器3が循環水路4により接続されている。
冷却塔1では散水板1aから散水された冷却水が充填材1bを流下する間にルーバ1cから導入される空気と接触して冷却されて、ピット1dに貯留され、排気空気はファン1eにより大気中に排出される。通常は、この排気空気に蒸気及び飛散水が随伴する。
ピット1d内の冷却水は、循環ポンプ2から熱交換器3に導入される。熱交換器3において高温となった冷却水は、冷却塔1において一部が蒸発することにより冷却されてピット1dに流下し、再び循環する。
ピット1dにはオーバーブロー管1f及びボールタップ5が設けられている。このボールタップ5に補給水路6が接続されている。冷却水の蒸発飛散によってピット1d内の水位が低下すると、ボールタップ5が開栓し、補給水路6から補給水が供給され、ピット1dの水位が一定に保たれる。
この補給水路6からは第2の補給水路7が分岐しており、この第2の補給水路7に設けられた弁8が自動ブロー管理装置9によって制御される。ピット1d内の水の電気伝導度を測定するように設置された電気伝導度計10の検出信号がこの自動ブロー管理装置9に入力される。
冷却塔1では冷却水の一部が蒸発することにより循環冷却水は濃縮されて、塩分濃度が上昇する。また、大気中からゴミ等の異物が混入したり、循環冷却水系のスケールやスライムが剥離して、循環冷却水系には濁質が含まれるようになる。このような循環冷却水による腐食やスケール、スライム等の生成を防止するために、薬品タンク12、薬品ポンプ13及び薬剤注入路14を介して水処理薬剤を補給水路6に注入する。なお、補給水路6ではなく、冷却水ピット1dに薬注してもよい。
後に詳述する通り、この実施の形態では、薬注ポンプ13は補給水路6の流量を計測するパルス発信式流量計15及びパルス量比例薬注制御器16と、補給水路6の電気伝導度を計測する電気伝導度計17とによって制御される。
次に、この循環冷却水系の薬注制御について詳細に説明する。この実施の形態では、循環水の電気伝導度を一定に保つ条件で、循環水中の薬品濃度を一定に維持するように、補給水量と補給水の電気伝導度の比に応じた量の薬品を所定の補給水量に対して注入する。
目標とする循環水中の薬品濃度をY(mg/L)、補給水量をM(m)、補給水の電気伝導度をa(mS/m)、循環水の電気伝導度をb(mS/m)とすると補給水に注入する薬品X(g)は、前記(1)式より
Figure 2011224455
にて算出することができる。
循環水の薬品濃度及び循環水の電気伝導度を一定に保つ制御を行うため、Yとbは定数となり、XはMとaにより規定される。従って、補給水流量と補給水の電気伝導度を掛け合わせた量の薬品を注入することにより、補給水水質が変動しても循環水中の薬品濃度を一定に維持することができる。
この薬注制御を実行するために、この実施の形態では以下の4つの手段(i)〜(iv)から構成される制御装置を用いている。
(i) 循環水の電気伝導度を一定に保つように制御する自動ブロー管理装置9
この自動ブロー管理装置9は、電気伝導度計10で測定される電気伝導度が設定値を超えた場合に自動でブローを行い、循環水の電気伝導度を一定に保つためのものであり、電気伝導度計10の検出値が予め設定した値を超えた場合に弁8を開いて給水を開始してオーバーブローにより循環水の一部をオーバーブロー管1fから排出する。そして循環水の電気伝導度が閾値よりも低下すると、弁8を閉め、補給水を停止する。補給水弁8の開閉の替わりに、ブロー弁を設け、自動ブロー管理装置9によって該ブロー弁を開閉してもよい。
(ii) 補給水電気伝導度を測定し出力する電気伝導度計17
この電気伝導度計17は、補給水の電気伝導度を連続的に測定し、出力する。電気伝導度計17は、補給水路6以外の補給水流入口、補給水タンクなどに設置されてもよい。この実施の形態では、ボールタップ5からの補給水と自動ブロー管理の弁8からの補給水が独立しているので、両方の電気伝導度を測定するために、水路7の分岐部よりも上流側に電気伝導度計17を設置している。ただし、補給水路6に薬品を注入する場合は、薬品添加に伴う電気伝導度の上昇の影響を避けるため、注入点より上流側に電気伝導度計17を設置することが望ましい。また、薬品の注入箇所を補給水路6に代えて冷却塔ピット1dに薬注することも可能であり、補給水の電気伝導度の上昇を生じないという点からはこの方が望ましい。
(iii) 補給水の流量を測定し出力する手段
流量計15は、補給水の流量を連続的に測定し、出力する。流量計15としては、例えば、パルス発信式流量計や流量出力信号を備えた歯車式、電磁式、超音波式などの流量計が用いられるが、これに限定されない。なお、ボールタップ5からの補給水と自動ブロー管理の弁8からの補給水が独立しているので、両方の補給水量を測定するために水路7の分岐部よりも上流側に流量計15が設置されている。
(iv) 上記(ii)及び(iii)の両方の出力信号に基づき薬品を注入する量を決定する制御器16及び薬注ポンプ13
制御器16は、上記(ii)及び(iii)の信号に基づき、一定量の補給水に対してその電気伝導度に応じて注入する薬品量を(3)式の演算結果に基づき決定する。ポンプ13は、この制御に基づき薬注を行う。補給水の電気伝導度は瞬時値で薬注量を決定することができるが、補給水の水質変動が短期間で起こる系では一定量の補給水の電気伝導度の平均値に対して薬注を行うことが望ましい。
この実施の形態では、制御器16として、演算装置のほかにパルス量に比例した量の薬品を注入するように指示するパルス量比例薬注制御器16が用いられているが、アナログ信号に比例した量の薬品を注入するように指示するアナログ信号比例薬注装置なども用いることができ、これら複数の方式の制御装置を組み合わせて用いることができる。なお、制御装置を内蔵したポンプを用いてもよい。
なお、ボールタップ5からの補給水と自動ブロー管理の弁8からの補給水が独立していて、双方を併せた補給水量又は電気伝導度を測定できない場合は、
[1] 制御装置とポンプを2台設けて、それぞれの補給水量と電気伝導度から、薬品注入量を決定して、別々に注入する方法、
[2] 制御装置を2台、ポンプを1台設けて、それぞれの補給水量と電気伝導度から、薬品注入量を決定して、一括で薬注する方法、
[3] 制御装置とポンプを1台で、それぞれの補給水量と電気伝導度の信号を併せて演算して薬品注入量を決定して一括で薬注する方法
の3通りで対応することができる。
[既存設備への適用]
従来の流量比例薬注制御と自動ブローによる管理を行ってきた既存の設備にも簡易な改造で本発明の方法に変更することが可能である。既存の補給水流量比例薬注制御装置付きの冷却塔設備において、例えば(ii)の電気伝導度計としてアナログ信号出力付き補給水電気伝導度計を追加したり、(iv)の薬注ポンプをアナログ信号入力制御型に変更することにより、既存の補給水流量比例薬注制御装置からの薬注信号と電気伝導度計からのアナログ信号に基づいた量の薬品を注入できるようになる。
[薬注量の補正]
上記方法では薬品添加による循環水の電気伝導度の上昇を考慮していないため、薬品添加により循環水の電気伝導度が大きく上昇する場合は、循環水中の薬品濃度が設定値より低くなる。そのため、循環水の電気伝導度に薬品による電気伝導度を加味して薬注量を補正することが望ましい。
目標とする循環水中の薬品濃度をY(mg/L)、補給水量をM(m)、補給水の電気伝導度をa(mS/m)、循環水の電気伝導度をb(mS/m)、循環水中の薬品による電気伝導度をc(mS/m)とすると補給水に注入する薬品X(g)は、(3)式に基づき、次の(4)式のように表わすことができる。
Figure 2011224455
また、上記方法では飛散損出が考慮されていないため、補給水の電気伝導度が極めて低くなった場合、薬注量が極めて少量になる。しかし実際は、循環水量に対して一定量の飛散損出が冷却塔からあるため、補給水の電気伝導率が極めて低く飛散損出量が全ブロー量となる場合(ノンブロー運転の領域)は、設定した電気伝導度と補給水電気伝導度の比に基づいた薬注では循環水中の薬品濃度が設定値より低くなる課題がある。また、ブローを行わないノンブロー運転の領域では、循環水の電気伝導度が設定値まで上昇しない現象が生じる。そのため、電気伝導度と薬注量を補正して飛散損出により系外へ排出される薬品を補給する制御を行うことが望ましい。
全ブロー量TB(m/h)は蒸発量をE(m/h)、補給水の電気伝導度をa(mS/m)、循環水の電気伝導度をb(mS/m)、循環水中の薬品による電気伝導度をc(mS/m)とすると、次の(5)式のように表わすことができる。
Figure 2011224455
ここで、飛散損出量W(m/h)が全ブロー量TB(m/h)に等しい場合の補給水の電気伝導度aは(6)式のように表わすことができる。
Figure 2011224455
補給水の電気伝導度が、(6)式で求まるa以下では飛散損出量が全ブロー量となるため、飛散損出により系外へ排出される薬品を補給するように薬注量を補正する必要がある。この時の補給水に注入する薬品X(g)は(4)式および(6)式より、次の(7)式のように求まる。
Figure 2011224455
ここで、循環水量をR(m/h)、冷却塔入出の冷却水温度差をΔT(℃)、循環水量に対する飛散損出割合をz(%)とすると、蒸発量E(m/h)および飛散損出量W(m/h)はそれぞれ次の(8),(9)式で規定できる。
Figure 2011224455
Figure 2011224455
この(8),(9)式より、(6),(7)式はそれぞれ次の(10),(11)式のように表わすことができる。
Figure 2011224455
Figure 2011224455
したがって、補給水の電気伝導度が(10)式で求まるaよりも高い場合は(4)式で求まる薬品量を、また、補給水の電気伝導度が(10)式で求まるa以下の場合は(11)式で求まる薬品量を、一定量の補給水に対して注入することにより、補給水の電気伝導度によらず循環水中の薬品濃度を一定に維持管理することができる。
飛散損出量が変化するなど薬品損出量を演算するのが困難な場合の簡易的な対処方法として、補給水の電気伝導度が一定時間以上規定値を下回った場合、薬品を一定量注入するような制御を行うことでも対応できる。
また、一般的な冷却塔の場合、循環ポンプ2が停止すると散水板1aや充填材1bを流れていた水が落水して、循環水の一部がオーバーブローにより系外に排出されてしまう。そのため、ポンプが再稼働した時に、落水により系外へ排出された循環水を補う量の補給水が流入してくるため、循環水の電気伝導度および薬品濃度が低下する。特にノンブロー運転の領域では、ブロー量に占めるオーバーブローによる排出の割合が大きく、循環ポンプの発停が頻繁に起こると補給水で循環水が薄まり濃縮が低下していく。そのため、循環水の電気伝導度が低下した場合には不足した薬品濃度を追加注入する制御を行うことが望ましい。
循環ポンプ2の発停は、ポンプ2のインターロック信号で知ることができる。ポンプ2が再稼働した後に循環水の電気伝導度が低下した場合、循環水の電気伝導度の低下と流入した補給水量からオーバーブローによる排出量を推定し、それに応じた薬品を追加することにより、循環水中の薬品濃度を一定に維持することができる。また、ポンプ停止によるオーバーブローによる排出量が一定として、ポンプ再稼働時に一定量の薬品を追加することでも対応できる。
循環ポンプ2が再稼働した際には、補給水が流入して自動ブロー管理装置9の設定を超えて循環水の電気伝導度が低下する。そのため、循環ポンプ2のインターロック信号が取れない場合においても、補給水流量と循環水電気伝導度を測定しているため、オーバーブローによる排出の特徴を捉えることができる。その際の循環水の電気伝導度の低下と流入した補給水量からオーバーブローによる排出量を推定し、それに応じた薬品を追加することにより、循環水中の薬品濃度を一定に維持することができる。また同様に、ポンプ停止によるオーバーブローによる排出量が一定として、ポンプ2の再稼働を捉えた場合に、一定量の薬品を追加するようにしてもよい。
なお、本発明における循環水の濃縮度を検知する方法として、前述の補給水と循環水の電気伝導度を利用する方法の他、各種の従来法を利用することが可能であり、補給水量の他、蒸発水量又はブロー水量を検知して水バランスから求めた濃縮度を利用することも可能である。
[実施例1]
第1図に示す循環冷却水系において本発明による方式で薬品を注入し、循環水中の薬品濃度の推移結果を第2図に示した。
冷却塔1の設備仕様は以下の通りである。
冷却容量:360kW
保有水量:1.2m
循環水量:20m/hr
冷却対象:蒸気凝縮用プレート熱交換器
補給水:野木町水道水(約25mS/m)と純水(約0mS/m)を任意の割合で混合
循環水電気伝導度設定:55mS/m
また、薬注制御装置として以下のものを用いた。
パルス発信式流量計15:愛知時計電機株式会社製FMDS20II
パルス比例時間薬注制御器16及び自動ブロー管理装置9:栗田工業株式会社製クリオートCT−R
アナログ信号出力付き補給水電気伝導度計17:東亜ディーケーケー株式会社製WBM−100
アナログ信号入力タイプ薬注ポンプ13:株式会社タクミナ製PZDM−30
第2図の通り、補給水の電気伝導率が変動しても循環水中の薬品濃度は設定値の400mg/Lに対して、設定値±10%の範囲で安定して推移した。
[比較例1]
実施例1の運転を行った冷却塔設備にて、補給水流量比例薬注制御方式で薬品を注入した。循環水中の薬品濃度の推移結果を第3図に示す。第3図の通り、補給水の電気伝導度の変動により、循環水の薬品濃度も大きく変動した。

Claims (12)

  1. 開放循環冷却水系における循環水中の水処理薬品濃度を一定に保つための薬品添加方法であって、補給水に対する循環水の濃縮度を検知して補給水量あたりに添加する薬品量を決定することを特徴とする水処理薬品注入管理方法。
  2. 請求項1において、さらに補給水量を検知する手段で求めた補給水量に応じて補給水量あたりに添加する薬品量を決定することを特徴とする水処理薬品注入管理方法。
  3. 請求項1又は2において、補給水に対する循環水の濃縮度を検知する方法が、自動ブロー管理装置によって循環水の電気伝導度を一定に保ち、補給水の電気伝導度と前記循環水の電気伝導度との比に基づくものであることを特徴とする水処理薬品注入管理方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、薬品添加に由来する循環水の電気伝導度の上昇、冷却塔からの循環水の飛散損失による濃縮度の変化、又は冷却水の循環停止時に生じるオーバーブロー排出による薬品不足、に基づいて薬注量を補正することを特徴とする水処理薬品注入管理方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、補給水量と補給水の電気伝導度の比に応じた量の薬品を所定の補給水量に対して注入することにより、循環水中の薬品濃度を一定に維持することを特徴とする水処理薬品注入管理方法。
  6. 開放循環冷却水系における循環水中の水処理薬品濃度を一定に保つための薬品添加装置であって、補給水に対する循環水の濃縮度を検知する濃縮度検知手段と、該濃縮度検知手段によって検知された濃縮度に基づいて補給水量あたりに添加する薬品量を決定する第1の決定手段とを備えたことを特徴とする水処理薬品注入管理装置。
  7. 請求項6において、さらに補給水量を検知する補給水量検知手段と、該補給水量検知手段で検知された補給水量に応じて補給水量あたりに添加する薬品量を決定する第2の決定手段とを備えたことを特徴とする水処理薬品注入管理装置。
  8. 請求項6又は7において、補給水に対する循環水の濃縮度を検知する手段が、自動ブロー管理装置によって循環水の電気伝導度を一定に保ち、補給水の電気伝導度と前記循環水の電気伝導度との比に基づいて濃縮度を検知するものであることを特徴とする水処理薬品注入管理装置。
  9. 請求項6ないし8のいずれか1項において、薬品添加に由来する循環水の電気伝導度の上昇、冷却塔からの循環水の飛散損失による濃縮度の変化、又は冷却水の循環停止時に生じるオーバーブロー排出による薬品不足、に基づいて薬注量を補正する手段を設けたことを特徴とする水処理薬品注入管理装置。
  10. 請求項6ないし9のいずれか1項において、循環水中の薬品濃度を一定に維持するために、補給水量と補給水の電気伝導度の比に応じた量の薬品を所定の補給水量に対して注入する手段を備えたことを特徴とする水処理薬品注入管理装置。
  11. 請求項10において、
    循環水の電気伝導度を一定に保つようにする自動ブロー管理装置、
    補給水電気伝導度に応じた量の薬品を注入するよう信号を出力する第1の制御器と、
    補給水量に比例した量の薬品を注入するよう信号を出力する第2の制御器と、
    該第1の制御器及び第2の制御器の双方の制御信号に基づき薬品を注入する薬注ポンプと
    を備えたことを特徴とする水処理薬品注入管理装置。
  12. 請求項11において、薬品による電気伝導度の上昇、冷却塔からの飛散損出、又は落水によるオーバーブロー排出によって不足する薬品注入量を補正する手段を備えたことを特徴とする水処理薬品注入管理装置。
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