JP2011223918A - 釣り糸ガイド - Google Patents

釣り糸ガイド Download PDF

Info

Publication number
JP2011223918A
JP2011223918A JP2010096311A JP2010096311A JP2011223918A JP 2011223918 A JP2011223918 A JP 2011223918A JP 2010096311 A JP2010096311 A JP 2010096311A JP 2010096311 A JP2010096311 A JP 2010096311A JP 2011223918 A JP2011223918 A JP 2011223918A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fishing line
guide ring
guide
central axis
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010096311A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5478351B2 (ja
Inventor
Masayuki Watanabe
昌幸 渡辺
Masashi Yamamoto
誠志 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Globeride Inc
Original Assignee
Globeride Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Globeride Inc filed Critical Globeride Inc
Priority to JP2010096311A priority Critical patent/JP5478351B2/ja
Publication of JP2011223918A publication Critical patent/JP2011223918A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5478351B2 publication Critical patent/JP5478351B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】キャスティングに際して釣り糸が引っ掛り難い釣り糸ガイドを提供すること。
【解決手段】釣り糸tを案内するガイドリング12と、このガイドリング12を嵌合する保持孔16を保持部18に設けた繊維強化樹脂製のフレーム14とを有する釣り糸ガイド10であって、フレーム14は、ガイドリング12の中心軸Oに対して側方に配置される保持部の外周部18aに、中心軸Oに沿って釣り糸tを繰出す前方側から釣り糸を引き込む後方側に向け、中心軸Oから離隔する方向に傾斜する傾斜面が設けられている釣り糸ガイド。
【選択図】 図5

Description

本発明は、釣り竿に用いる釣り糸ガイドに関する。
一般に、スピニングリールを用いて仕掛けを遠くに飛ばすキャスティングの際、釣り糸はスプールから螺旋状の状態で放出され、仕掛けで引かれつつ釣り糸ガイドに向かい、竿先に向けて次第に小径に形成される釣り糸ガイドのガイドリングを通過することで、次第に直線状に収束していく。このため、釣り糸が大きな螺旋形状のまま釣り糸ガイドに達すると、ガイドリングを支えるフレームに釣り糸が引っ掛かることがある。
従来、このような釣り糸ガイドには、内周側にガイドリングをカシメ込んだ金具の外周溝に、取付金具のC字状に湾曲した部分を拡径させて嵌合し、弾力で保持するものがある(例えば特許文献1参照)。
釣り糸ガイドの取付金具が断面円形状に形成されていることにより、取付金具の外周面は、釣糸が滑り易く、したがって引掛かりにくい。
また、硬質リングを嵌め込む導糸部と釣り竿に連結する連結部とを可撓性合成樹脂で一体成形し、釣竿に対して硬質リングを前方に傾けて取付けるものもある(例えば特許文献2参照)。
この釣り糸ガイドは、硬質リングが前方に傾斜することにより、引っ掛った釣糸は前方にはずれ易い。
実開平1−99153号公報 特開平8−252040号公報
しかし、取付金具のC字状の湾曲部の弾力により、ガイドリングをカシメ込んだ金具の外周溝に嵌合して保持するものは、取付金具の外周面で釣糸の滑り易いとしても、前後方向に移動し易く、前方に釣糸が回りこんだ場合には、釣糸が外れ難くなる。また、硬質リングを前方に傾けたものも、釣糸が前方に移動しやすくなるとしても、前方に回りこんだ釣糸が前傾姿勢の導糸部により、外れ難くなる。
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、キャスティングに際して釣り糸が引っ掛り難い釣り糸ガイドを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明によると、釣り糸を案内するガイドリングと、このガイドリングを嵌合する保持孔を保持部に設けた繊維強化樹脂製のフレームとを有する釣り糸ガイドであって、前記フレームは、ガイドリングの中心軸に対して側方に配置される側面に、前記中心軸に沿って釣り糸を繰出す前方側から釣り糸を引き込む後方側に向け、前記中心軸から離隔する方向に傾斜する傾斜面が設けられている釣り糸ガイドが提供される。
前記傾斜面は、前記中心軸に沿う前後方向の中間部が凹設されているものであってもよい。
前記傾斜面は、前記保持部の外周部に沿って連続して形成されることが好ましい。
また、前記フレームの側面は、前方側の前面と後方側の後面とに、それぞれ湾曲部を介して連なることが好ましい。
本発明の釣り糸ガイドによると、フレームの側面に設けた傾斜面により、後方側の後面の方が前面よりも、ガイドリングの中心軸から外方に張出しているため、キャスティングの際に釣り糸がフレームの前方側に回り込み難く、フレームの前方側に回り込んだ釣り糸は、後方側に戻りやすく、このため、釣り糸が引っ掛り難い。
傾斜面が、中心軸に沿う前後方向の中間部で凹設されている場合も同様に、釣り糸が前方側に回り込み難く、前方側から後方側に戻る際は、傾斜面が凹設されていることで釣り糸が接触する量が少なく、釣り糸の損傷を抑制することができる。
傾斜面が保持部の外周部に形成される場合には、ガイドリングに近接した部位で、効率よく釣り糸の引掛かりを防止することができる。
フレームの側面が湾曲部を介して前面と後面とに連なることにより、釣り糸の滑りをよくし、損傷を防止することができる。
本発明の実施形態による釣り糸ガイドを装着してキャスティングする際の説明図。 図1の釣り糸ガイドを前方から見た正面図。 図1の釣り糸ガイドの側面図。 図1のIV−IV線に沿う断面図。 図1の釣り糸ガイドのガイドリングを装着した状態を示す拡大断面図。 図1の釣り糸ガイドの保持部の拡大図。 他の実施形態による釣り糸ガイドの図5と同様な断面図。
図1は、スピニングリール6を釣り竿8に取り付け、釣り糸tの先に設けた仕掛け(図示しない)を遠くに飛ばすキャスティングの際の釣り糸tの状態を示す。
通常、キャスティングを行う際、釣り人は、リール6を取付けたリールシート4a又は元側のハンドル4bを握り、竿先側を上方から振り下ろす。その勢いで、仕掛けが飛び出し、釣り糸tは、スピニングリール6のスプール6aから解かれた状態で螺旋状に前方に移動し、元側の釣り糸ガイド10に向けて蛇行しつつ引出される。この蛇行しつつ前進する釣り糸tは、竿管8aに間隔を置いて配置された複数の釣り糸ガイド10のガイドリング12内を順に通過することにより、次第に収束して直線状になる。それぞれの釣り糸ガイド10の後方で、釣り糸tが大きく蛇行する場合には、釣り糸tがガイドリング12を通過せずに、ガイドリング12を保持するフレーム14に引っ掛かることになる。
図1から図6は、本発明の実施形態による釣り糸ガイド10を示す
本実施形態の釣り糸ガイド10は、僅かな勾配を形成された竿管8aの外周上の所要位置に配置し、例えば糸巻、糸止め、あるいは接着剤等の適宜の固定手段を用いて固定することができる。必要な場合には、適宜の摩擦保持手段により、所要位置に保持し、必要に応じて、前方の穂先側から後方の元側に沿って、竿管8aの軸線Cと平行な軸方向に沿って前後に移動し、所要位置に摩擦力で保持するようにしてもよい。
竿管8aは通常と同様に、炭素繊維等の強化繊維にエポキシ樹脂等の合成樹脂を含浸した繊維強化プリプレグシートを周方向、軸長方向あるいは軸長方向に対して適宜角度に傾斜した偏向方向に引き揃えて巻回し、これらの複数の繊維層を積層した中空竿管から形成したものでよい。
図1及び図2に示すように、この竿管8aに取付ける釣り糸ガイド10は、ガイドリング12と、このガイドリングを保持するフレーム14とを備える。フレーム14は、ガイドリング12を嵌合する保持孔16を貫通させた保持部18と、この保持部18を一端側で支える支脚部20とを有する板状構造に形成してある。このフレーム14は、支脚部20の他端側に固定部22を一体に形成してあり、この固定部22が糸巻や、接着等の固定手段により竿管8aの外面上に固定される。釣り糸ガイド10を竿管8a上で移動させる場合には、固定部22を環状構造に形成し、竿管8aの適当位置に係止できるものでもよい。
図5に示すように、保持部18の保持孔16に嵌合して保持されるガイドリング12は、滑らかな湾曲面で形成した内面を釣り糸案内面12aとして有し、この釣り糸案内面12aで囲まれた釣り糸導通孔を通して釣糸を案内する。本実施形態のガイドリング12は、釣り糸案内面12aの軸方向の両端部を円環状に丸めた湾曲面で形成し、その中間部位を円筒状に形成してある。また、外周面12bも、軸方向の両端部を円環状に丸めた湾曲面で形成し、中間部位を軸方向に沿ってほぼ同一の外径を有する円筒状に形成してある。外周面12bの両端部に形成した円環状の湾曲面は、図5の断面で見たときに内周側が外周側よりも大きな半径の曲面で形成してあるが、釣り糸に損傷を与えないものであれば、これらの曲面は互いに同じ半径を有してもよく、逆に、外周側が内周側よりも大きく形成したものでもよい。
図2及び図3に示すように、このガイドリング12は、釣り糸道通孔の中心軸Oを竿管8aの軸線Cとほぼ平行に配向させた状態で、フレーム14で保持される。このガイドリング12は、例えばシリコンカーバイト(SiC)、アルミナオキサイト、タングステンカーバイト、セラミックあるいは金属等、フレーム14よりも耐磨耗性に優れた硬質材料で形成するのが好ましい。いずれの場合も、ガイドリング12は、後述するように板状構造のフレーム14の保持部18の肉厚Tよりも、軸方向寸法を長く形成し、釣り糸がフレーム14に直接接触するのを防止することが好ましい。
このガイドリング12を保持する保持部18は、外周部18aがガイドリング12よりも大径のリング状に形成してあり、貫通孔として形成した保持孔16はこれに嵌合されたガイドリング12の釣り糸動通孔の中心軸Oと同軸状に形成することが好ましい。
支脚部20は、一端側で保持部18の外周部18aの最大径部よりも固定部22側の部位から、滑らかな曲線状に延びる外縁部20aを中心軸Oの両側に有し、他端側では、これらの外縁部が固定部22の両縁部に滑らかに移行する。これにより、保持部18を所要位置に保持するための十分な強度を確保し、更に、釣り糸が引っ掛かり易い角部の形成を防止してある。
この支脚部20の両外縁部20a間の幅が、所要強度を維持するために必要とする以上に大きい場合には、図2に示すような凹部20bを板厚方向に貫通させて形成してもよい。このような凹部20bは、1つに限らず、複数設けてもよく、また、貫通形成することなく、釣り糸道通孔の中心軸Oの軸方向に沿う一方又は双方に凹設させたものでもよい。いずれの場合も、釣り糸が引掛かり易い角部又は凸部の無い滑らかな外面を形成することが好ましい。
この支脚部20は、保持部18から離隔した端部に固定部22を一体に形成してあり、この固定部22を介してこのフレーム14を竿管8aに固定することができる。本実施形態では、支脚部20から離隔する自由端側を元側すなわち魚釣用リール6側に配置した状態で竿管8aに固定してある。この固定部22は、取付けられる竿管8aの外径よりも狭い幅寸法を有する板状形状を有し、支脚部20に対して反対側の裏面24が竿管8aに載置される載置面を形成する。
支脚部20側の表面26は、支脚部20から離隔する自由端側で裏面24側に傾斜する傾斜面に形成してあるが、この固定部22の長手方向に沿って次第に竿管8a側に湾曲する曲面状に形成してもよい。また、表面26は、固定部22の幅方向に沿って、側縁部に向けて次第に竿管8a側に湾曲する曲面状形状を有してもよい。固定部22の表面26をこのような曲面状に形成することにより、竿管8aに固定したときに、釣り糸が引掛かり易い角部又は凸部の無い滑らかな外面を形成することができ、また、糸巻き、糸止めが容易となる。
なお、固定部22の裏面24は、平坦面に形成することも可能であるが、図2に示すように竿管8aの外面に沿う湾曲面で形成することで、載置面が竿管8aの外面形状に好適に適合し、竿管8aに対する固定力を向上することができる。
このように、固定部22と保持部18とを連結し、保持部18を所要の向き及び位置に配置する支脚部20には、固定側屈曲部28および保持側屈曲部30を設けてある。これらの屈曲部28,30の屈曲角度を調整することで、固定部22に対する保持部18およびガイドリング12の姿勢を変更することができる。図2及び図3に示すガイドリング12は、中心軸Oを竿管8aの軸線Cに平行に配置したものであり、これらの屈曲角度を調整することにより、これに限らず種々の向きに配向させることができることは明らかである。
支脚部20と固定部22との間に形成される固定側屈曲部26の傾斜角度α1は、30〜90度の範囲とし、保持側屈曲部30は、支脚部20の中間部21と保持部18との間の傾斜角度α2は、0〜45度の範囲とし、両傾斜角度を合計した角度すなわち固定部22に対する保持部18の角度を30度以上、100度以下とすることが好ましい。
このように構造を有するフレーム14は、固定部22を含む少なくとも一部が強化繊維に合成樹脂を含浸した繊維強化プリプレグを積層して板状形状に形成した積層成形材32で形成される。フレーム14の全体を積層成形材32で形成する場合には、その製造工程が簡略化され、軽量構造に形成することができる。
図4は、強化繊維の引き揃え方向を種々の方向に配向させる積層成形材32の積層構造例を示す。このような積層成形材32は、炭素繊維、ガラス繊維等の強化繊維にマトリックス樹脂として、例えばエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸した複数枚の繊維強化プリプレグを積層することで形成することができ、熱硬化性樹脂に代えて熱可塑性樹脂を用いることもできる。
この積層成形材32は、厚さ方向の中央に、強化繊維が固定部22の長手方向に沿う長手方向の繊維強化樹脂層34を配置し、この上下に、強化繊維を固定部22の長手方向に対して交差する方向に指向する交差方向の繊維強化樹脂層36,38を配置し、これらの交差方向の繊維強化樹脂層の外側に、強化繊維を織成した織布層40,40を配置してある。符号Mは積層成形体30の厚さ方向の中立面を示す。
なお、固定部22は、図2および図3に示すように、竿管8aの軸線Cに沿って細長い板状形状に形成するだけでなく、例えば竿管8aの周方向寸法の方が竿管8aの軸長方向よりも長くなるように形成することも可能であり、または、屈曲部28を滑らかな湾曲状に形成することも可能である。
厚さ方向の中央に配置する長手方向の繊維強化樹脂層34は、竿管8aの撓みバランスを向上し、竿管8aと釣り用ガイド10の強度の向上および安定化を図るため、竿管8aの軸長方向の強化繊維の弾性率(引張り弾性率)よりも小さな弾性率(引張り弾性率)を有する強化繊維で形成しすることが好ましい。更に、固定部に配置した強化繊維の大部分(例えば50%以上又は70%以上)を、竿管8aの軸長方向の強化繊維の弾性率(引張り弾性率)よりも小さな弾性率(引張り弾性率)を有する強化繊維で形成することが好ましい。
この繊維強化樹脂層34は、竿管8aの軸長方向に対して強化繊維を0°±5°(又は0°±10°)の角度で一方向に引き揃えた繊維強化プリプレグを複数層重ねて形成することが好ましい。
交差方向の繊維強化樹脂層36は、固定部22の長手方向に対してそれぞれ25〜65度の範囲で、ほぼ45度が好ましい角度で交差する方向に指向し、かつ、互いに逆方向に配向された内側斜向繊維層36aと外側斜向繊維層36bとで形成してある。同様に、長手方向の繊維強化樹脂層34を挟んで反対側に配置される交差方向の繊維強化樹脂層38も、固定部22の長手方向に対してそれぞれ25〜65度の範囲で、ほぼ45度が好ましい角度で交差し、かつ、互いに逆方向に配向された内側斜向繊維層38aと外側斜向繊維層38bとを有する。
この繊維強化樹脂層36,38の斜向繊維層36a,36b,38a,38bは、それぞれ竿管8aの軸長方向に対して強化繊維を45°±15°(又は45°±30°)の角度で一方向に引き揃えた繊維強化プリプレグを中央の繊維強化樹脂層34に重ねて形成することが好ましい。
このような交差方向の繊維強化樹脂層36,38を長手方向の繊維強化樹脂層34の厚さ方向両側に配置することにより、釣り糸ガイド10の特に固定部10の軽量化、強度の向上および安定化を図ることができる。
交差方向の繊維強化樹脂層36,38及び後述する織布層40が形成する強化繊維の繊維量は、固定部22を形成する強化繊維量の全体の半分以上(1/2以上)とすることにより、竿管8aに取付けたときに、竿管8aの撓みバランスを向上し、応力集中を緩和し、強度の向上を図ることができる。
交差方向の繊維強化樹脂層36,38の外側に配置する織布層40は、その強化繊維として、例えば複数の強化繊維からなる繊維束を互いに交差状に織り込んで形成することができる。この織布層40の織り込み構造として、例えば、2つの方向に延びる繊維束を組合せた二軸織物、または、3つの方向に延びる繊維束を組合せた三軸織物等、種々の織物構造に形成することが可能である。いずれの場合も、織物層40の主たる繊維又は繊維束の方向が固定部22の長手方向に対して互いに傾斜し(45°±15°又は45°±30°の範囲)、長手方向に対して対称的に配置することが好ましい。
この織布層40は、軸長方向に対してそれぞれ45°±15°の角度で延びる強化繊維(繊維束)と軸長方向に対して0°〜70°の角度で延びる強化繊維(繊維束)とを織り込んで形成した繊維強化プリプレグで形成することができる。この織布層40を形成する繊維強化プリプレグは、軸長方向の繊維層34を形成する軸長方向の繊維強化プリプレグに対し、樹脂含有量(RC:wt%)を多くしてある。
この織布層40は、互いに交差する繊維束で形成される編み目の大きさを、支脚部20の最小幅部分(例えば凹部20bの両側の部位)よりも小さく形成することが好ましい。特に屈曲部28でこの編み目の大きさを小さくし、固定部22および保持部18の部位でも同様に小さくするとよい。
このような織布層40を最外側に配置することにより、外層からの強化繊維の剥離を防止して強度を安定化することができる。
これらの交差方向の繊維強化樹脂層36,38を形成する強化繊維は、長手方向の繊維強化樹脂層34を形成する強化繊維と同様な弾性率を有するものでもよい。
なお、織布層40の繊維束が3つの方向以上の多数の方向に延びる繊維束を組合せて形成される場合には、長手方向の繊維強化樹脂層34を省略して、積層成形材32の繊維強化樹脂層を全て織布層40で形成することも可能である。
このような積層成形材32からフレーム14を製造する場合は、各繊維強化樹脂層34,36,38および織布層40を形成する繊維強化プリプレグシート(図示しない)を所定形状に切断し、その繊維方向を上述の積層成形材32の各繊維方向に沿わせて重ね合わせる。積層する繊維強化プリプレグシートの枚数又は層数は、繊維強化プリプレグシートの種類や重ねる条件に応じて任意に調整することができ、例えば一度に積層成形材32に必要な全体の分を重ね合わせることも可能であるが、複数回に分けることで、各繊維強化プリプレグシート中の強化繊維の動きを少なくした状態で金型(図示しない)に高精度でセットすることができる。
金型には繊維強化プリプレグシートは、予め重ね合わせた状態でセットしてもよく、一枚ずつ順にセットしてもよい。繊維強化プリプレグを金型の一方にセットした後、他方のの金型で繊維強化プリプレグを加圧し、双方の金型を一体的に固定する。このとき、未硬化状態(仮キュア後を含む)の繊維強化プリプレグシートに屈曲部28,30を形成し、フレーム14の形状に相当する形状に保持する。これにより、成形後の内部残留応力の発生を防止でき、強度の向上、安定化を図ることができる。この後、繊維強化プリプレグシートを加熱硬化し、所定形状に成形した積層成形材32として金型から取り出す。
金型から取り出した積層成形材32は、例えば肉厚が一定の帯状の板状体として形成されており、フレーム14に形成する部位を多数連ねた状態に形成される。各フレーム14は、例えばプレス加工、ウォータージェット等の流体の噴出による切出し、エンドミル等の刃具による切出し等の適宜の方法により、この板状体からそれぞれ切出し、加工することができる。
このように形成されるフレーム14は、肉厚の等しい板状形状に限らず、その厚さ、強化繊維の量または引張り弾性率を、部位に応じて変化させあるいは調整することができる。この厚さ、強化繊維の量又は引張り弾性率の調整は、板状体を形成する際に積層厚さ又は積層する繊維強化プリプレグを種々に変更することで調整することができる。
この板状体からそれぞれのフレーム14を加工する際に、保持部18の保持孔16および支脚部20の凹部20bを同時に加工することが好ましい。必要な場合には、フレーム14を切出し加工した後に、保持孔16および凹部20b等の加工を行ってもよい。
図5及び図6に示すように、保持孔16は、内周面16aの周方向に沿う複数位置に支持部50を配置し、これらの支持部50に、ガイドリング12の外周面12bに当接する突部42と、この外周面12bに対して非当接の凹部44,46とを前後方向すなわち保持孔16に対するガイドリング12の嵌合方向(例えば図3に符号Fで示す方向)に沿って形成してある。なお、非当接とは、ガイドリング12がその外周部12bを保持孔16の突部42に当接して保持されたときに、保持部18に対する支持機能が発揮されない状態をいい、間隙が形成されている状態に限らず、例えば物理的に接触した状態であっても実質的な支承機能が発揮されていない状態も含む。
本実施形態では、突部42は、保持孔16の中心軸に沿う保持部18の軸方向断面図(図5)で見たときに、それぞれ逆方向に向く円錐状面で形成した凹部44,46間の頂部として半径方向内方に突出する。この突部42の先端は、ガイドリング12の外径と同じか、外径よりも僅かに小さな円状に配置されており、ガイドリング12を保持孔16に対して所定の方向に正しく嵌合させたときに、この突部42がガイドリング12の外周面12bに摩擦係合し、ガイドリング12を確実に保持する。この所定の方向は、竿管8aの軸線Cに対するガイドリング12の内周面12aの中心軸Oの配向方向であり、軸線Cに平行な方向に限らず、釣り糸を好適に案内するために、軸線Cに対して例えば2〜45°程度傾斜させた状態でもよい。
このような突部42は、保持孔16の内周面16aから突出するものであれば、保持部18の前面19aと後面19bとの間で、適宜の位置に形成することが可能であるが、負荷の作用による繊維強化層の剥離等、この突部からの損傷を防止するために、保持部18の前面19aと後面19bと同一面内に配置することなく、これらの前面19aと後面19bとの間の保持孔16の中心軸Oに沿う中間部に配置することが好ましい。
本実施形態では、保持部18の前面19aと後面19bとの間の軸方向に沿う中心位置に積層成形材32の中立面Mが配置され、この中立面Mよりも後方位置で、後面10b側に偏倚した斜向繊維層36a36b内に配置してある。この場合には、ガイドリング12を保持孔16に嵌合する際に、前面19a側の凹部44の幅すなわち中心軸方向の傾斜面を利用してガイドリング12を案内することができ、ガイドリング12の装着が容易となる。更に、突部42がガイドリング12で押圧されても、最外側の織布層40が強化繊維の剥離を防止して強度を安定化することができる。
いずれの場合も、各突部42は、中立面Mに平行な面内に配置されることが好ましい。これにより、全ての突部42は、保持孔16の内周面16aの周方向に沿って、中心軸Oの軸方向に沿う同一位置に配置されることになり、ガイドリング12の外周面12bを軸方向に沿う同一位置で保持することができ、より確実にガイドリング12を保持することができる。
なお、図5には、突部42は、斜向繊維層36a,36bの境界面に沿って形成した状態で示してあるが、1つの繊維層内に形成してもよいことは明らかである。また、凹部44,46は、円錐状の曲面で形成してあるが、これらの凹部44,46を形成する曲面は、中心軸Oの方向にとって凸状又は凹状に湾曲したものであってもよい。
このような内周面16aを形成した保持孔16内に、ガイドリング12を例えば圧入、接着、カーリング等、適宜の方法を用い、嵌合方向Hに沿って嵌合すると、突部42がガイドリング12の外周面12bを周方向から押圧して保持する。各突部42が中立面Mと略平行な面内に配置されていることにより、ガイドリング12は中心軸Oを保持孔16の中心軸線と同軸状に配置した状態に保持される。凹部44,46は外周面12bに対して非当接の状態に維持される。保持部18の前面19aおよび後面19bからガイドリング12が突出する長さは、それぞれ同じであることが好ましいが、一方の突出量を多くしてもよい。
図5及び図6に示すように、突部42でガイドリング12を保持したときに、内周面16aの凹部44,46と外周面12bとの間、及び、隣接する支持部50間の軸方向溝52に形成される空隙部Sに、フレーム14を形成する積層成形材32よりも柔軟な材料で形成される固定部材48を配置してある。この固定部材48は、空隙部Sに限らず、保持孔16に隣接する前面19a及び後面19bの内周側側面部を覆うように配置してもよく、この場合には、ガイドリング12と保持部16との間に間隙が形成されている場合でも、この間隙内にに釣り糸が入り込むのを確実に防止することができる。
このように、固定部材48が空隙部Sを埋め、保持部18とガイドリング12とに強固に接着することにより、フレーム14の保持部18が、例えば外力で撓み変形したときに、固定部材48は弾性変形し、保持部の変形を吸収することができる。これにより、ガイドリング12は、突部42で保持された姿勢を変えることなく、確実に保持される。
このような固定部材48は、例えばエポキシ樹脂系接着剤、アクリル樹脂系接着剤、シアノアクリレート系接着剤等で形成することが好ましく、このような材料で形成することにより、ガイドリング12を安定して保持することが可能となる。なお、エポキシ変性シリコン、アクリル変性シリコン、変性アクリル樹脂等を固定剤48として使用することができる。
図5にて、保持部18の外周部18aには前方側から後方側になるにつれて中心軸Oから離隔する方向に傾斜する傾斜面が設けられている。この傾斜面は、前後方向に直線状(図で見て平面状)に形成された傾斜面で、釣り糸tのフレーム14に対する引掛かりを防止し、外周部18aに釣り糸が接触しても、外周部18aの破損や釣り糸tの傷付きを防止することができる。この傾斜面は少なくとも保持部18の外周部18aに沿って連続して形成されている。
図6に示す支持部50は、内周面16a側から半径方向内方に向けて、周方向寸法が次第に減少する先細状に形成してあり、各支持部50の互いに周方向に対向する側面部は内周面16aから半径方向内方に滑らかに連続する曲面で形成されている。そして、これらの側面間には、軸方向溝52が形成され、この軸方向溝52内には、上述の固定部材48が充填される。突部42は、周方向に沿う円弧状に形成してもよく、保持孔16の内周面16aに沿って、中心軸Oに沿う同一位置に配置することが好ましく、これにより、ガイドリング12の外周面12bを軸方向に沿う同一位置で均等に保持することができ、より確実にガイドリング12を保持することができる。
本実施形態の釣り糸ガイド10は、フレーム14の側面、すなわちガイドリング12の中心軸Oに対して側方に配置される面に、ガイドリング12の中心軸Oに沿って釣り糸を繰出す前方側から釣り糸を引き込む後方側に向け、中心軸Oから離隔する方向に傾斜する傾斜面が設けられている。
なお、釣り竿に取付けられたときの前方側と後方側で、実施形態では板状の固定部22が突出した側が後方側である。
本実施形態では、保持部18の外周部18aと、支脚部20の外縁部20aと、凹部20bを囲む周縁部20cとが、このような傾斜面で形成されている。これらの傾斜面は、フレーム14の前面19a及び後面19bとの間に、円環状に丸めた湾曲面54を配置し、通過する釣り糸tを滑り易くし、損傷するのを防止し、また、釣り糸tの接触による当該部分からの強化繊維の露出を防止してある。
この傾斜面は、釣り糸tが釣り竿8の元側から穂先側に移動し難く、逆に、穂先側から元側に戻りやすい角度を形成するものであれば適宜の角度に形成することが可能であるが、例えばガイドリング12の内周面12の内径との関係で、2〜30°程度に形成することが好ましい。
このように形成した本実施形態の釣り糸ガイド10は、繊維強化樹脂で形成したフレーム14が、ガイドリング12の中心軸Oに対して側方に配置される側面に、中心軸Oに沿って釣り糸tを繰出す前方側から釣り糸を引き込む後方側に向け、中心軸Oから離隔する方向に傾斜する傾斜面が設けられていることにより、、後方側の後面19bの方が前面19aよりも、ガイドリング12の中心軸Oから外方に張出し、キャスティングの際に釣り糸tがフレーム14の前方側に回り込み難く、フレーム14の前方側に回り込んだ釣り糸tは、後方側に戻りやすくなり、このため、釣り糸tがフレーム14に引っ掛り難くなる。
これにより、キャスティング操作のし易い釣り竿8を形成することができる。
また、フレーム14が繊維強化樹脂で形成されているために、釣り糸ガイド10を軽量化し、フレーム14に作用する外力を撓みで緩和すると共に、フレーム14の撓み変形を固定部材48が吸収してガイドリング12を確実に保持し、その脱落を確実に防止することができる。
特に、傾斜面が保持部18の外周部18aに沿って連続して形成される場合には、ガイドリング12に近接した部位で、効率よく釣り糸tの引掛かりや傷付きを防止することができる。
更に、フレーム14の側面すなわち傾斜面が湾曲部を介してフレーム14の前面19aと後面19bとに連なることにより、釣り糸tの滑りが良好になり、釣り糸ガイド10を介して前後に移動する場合であっても、釣り糸tの損傷を防止することができる。
図7は、他の実施形態による釣り糸ガイド10Aを示す。
この実施形態の釣り糸ガイド10Aは上述の釣り糸ガイド10とほぼ同様であるため、同様な部位には同様な符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の釣り糸ガイド10Aは、保持部19の外周部18aで示すように、中心軸Oに沿う前後方向の中間部で凹設されている。
このような傾斜面の場合も、釣り糸tが前方側に回り込み難く、前方側から後方側に戻りやすくすることができる。特に、後方側に戻る際は、傾斜面が凹設されていることで釣り糸tとの接触面積又は接触する量が少なく、釣り糸t摩擦等による損傷を抑制することができる。特に、凹部18bが形成されていると、外周部18aのうち、その中間部分における釣り糸tの接触がより防止されるため、外周部18aの磨耗及び釣り糸tの傷付きが更に防止できる。
このように形成される釣り糸ガイド10,10Aは、魚釣用リールから離隔するにつれて、保持部18およびガイドリング12の大きさが小さくなり、竿管8aの軸線Cとガイドリング12の中心軸Oとの間の距離も小さくなる。突部42の配置位置、内周面16aからの突出量、複数の支持部50に突部42を形成する場合はその支持部50の数も、ガイドリング12の大きさに応じて適宜に変更することができる。
10…釣り用ガイド、12…ガイドリング、14…フレーム、16…保持孔、18…保持部、18a…外周部(傾斜面)、t…釣り糸、O…中心軸。

Claims (4)

  1. 釣り糸を案内するガイドリングと、このガイドリングを嵌合する保持孔を保持部に設けた繊維強化樹脂製のフレームとを有する釣り糸ガイドであって、
    前記フレームは、ガイドリングの中心軸に対して側方に配置される側面に、前記中心軸に沿って釣り糸を繰出す前方側から釣り糸を引き込む後方側に向け、前記中心軸から離隔する方向に傾斜する傾斜面が設けられていることを特徴とする釣り糸ガイド。
  2. 前記傾斜面は、前記中心軸に沿う前後方向の中間部が凹設されていることを特徴とする請求項1に記載の釣り糸ガイド。
  3. 前記傾斜面は、前記保持部の外周部に沿って連続して形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の釣り糸ガイド。
  4. 前記フレームの側面は、前方側の前面と後方側の後面とに、それぞれ湾曲部を介して連なることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の釣り糸ガイド。
JP2010096311A 2010-04-19 2010-04-19 釣り糸ガイド Active JP5478351B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010096311A JP5478351B2 (ja) 2010-04-19 2010-04-19 釣り糸ガイド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010096311A JP5478351B2 (ja) 2010-04-19 2010-04-19 釣り糸ガイド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011223918A true JP2011223918A (ja) 2011-11-10
JP5478351B2 JP5478351B2 (ja) 2014-04-23

Family

ID=45040100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010096311A Active JP5478351B2 (ja) 2010-04-19 2010-04-19 釣り糸ガイド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5478351B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017046644A (ja) * 2015-09-02 2017-03-09 株式会社シマノ 釣糸ガイド、釣竿、ガイドフレーム及びガイドフレームの製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58158119A (ja) * 1982-03-17 1983-09-20 富士工業株式会社 釣用導糸環
JPH09233978A (ja) * 1996-02-29 1997-09-09 Daiwa Seiko Inc 釣り糸案内具
JP2009159959A (ja) * 2007-12-29 2009-07-23 Kigan Industry Co Ltd 釣り竿用の釣り糸ガイドおよびその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58158119A (ja) * 1982-03-17 1983-09-20 富士工業株式会社 釣用導糸環
JPH09233978A (ja) * 1996-02-29 1997-09-09 Daiwa Seiko Inc 釣り糸案内具
JP2009159959A (ja) * 2007-12-29 2009-07-23 Kigan Industry Co Ltd 釣り竿用の釣り糸ガイドおよびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017046644A (ja) * 2015-09-02 2017-03-09 株式会社シマノ 釣糸ガイド、釣竿、ガイドフレーム及びガイドフレームの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5478351B2 (ja) 2014-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101817803B1 (ko) 낚싯줄 가이드 및 그 제조 방법
JP5777286B2 (ja) 釣り竿用ラインガイド及び釣り竿
JP4784968B2 (ja) 釣り竿用の竿体
US9609854B2 (en) Fishing line guide
JP5460544B2 (ja) 釣糸ガイド及び釣竿
US9510574B2 (en) Fishing line guide and fishing rod including same
KR102436772B1 (ko) 낚싯대
JP2010233529A (ja) 釣り糸ガイド及び釣り竿
JP5478350B2 (ja) 釣り糸ガイド
JP5647847B2 (ja) 釣糸ガイド
JP5478351B2 (ja) 釣り糸ガイド
JP6247587B2 (ja) 振り出し竿用の釣糸ガイド及び振り出し竿
JP2007332484A (ja) 配列ヘッド
JP5555756B2 (ja) 釣り糸ガイド及び釣り竿
JP6161672B2 (ja) 振出竿用ラインガイド及び振出竿
JP2010233519A (ja) 釣糸ガイド
JP5393627B2 (ja) 釣り糸ガイド
JP6738756B2 (ja) 釣竿用の竿体
JP2006101779A (ja) 穂先竿及び穂先竿用竿体
JP6408809B2 (ja) 釣糸ガイド及び釣竿並びにガイドリング
JP6267248B2 (ja) 釣糸ガイド
JP6121937B2 (ja) リール脚固定装置、及びリール脚固定装置のフード部の製造方法
JP5546609B2 (ja) 釣糸ガイド
JP2020162491A (ja) 釣糸ガイド
JP5546608B2 (ja) 釣糸ガイド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5478351

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250