JP2011222368A - Ledモジュールおよびそれを用いたled照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光効率が高く、かつ、熱分散を図れるLEDモジュールを提供する。
【解決手段】出力電圧が55V以下のスイッチング電源の両極間に、25mA以下のLED素子を10〜20個直列に並べたLED素子群は、発熱を抑制できると共に、消費電力を大幅に削減する。具体的には、色温度が5000(K)以上の条件下において、電源を含めた発光効率(Lm/W)が80以上と発光効率をもつ。大電流を必要とする高輝度のパワーLEDを用いるのではなく、25mA以下のLED素子を用い、それを直列に複数並べることで熱源分散を図り、熱抵抗を小さくして熱の発生を抑制しながら、LED個数を数多く用いることにする。そして、25mA以下のLED素子を10〜20個直列に並べたLED素子群をさらに複数並列に並べる。スイッチング電源と25mA以下のLED素子のかかる配列の組合せにより、LED素子の発光性能を最大限に発揮する。
【選択図】図1

Description

本発明は、省エネを図る蛍光灯など代替のLED照明装置に関する。
近年、電力消費が低い長寿命の発光ダイオード素子(LED素子)が開発されており、このLED素子を用いて蛍光灯代替として使用するLED照明器具が研究されている。このLED照明器具は、複数のLED素子を平板な基板に複数配列したLEDモジュールをヒートシンクに取り付けて、これらに合成樹脂などのカバーを設け、LED素子の発光により照明を行うものである。
上記の構造を用いたLED照明器具は、多数のLED素子を用いるために発熱による高温化に伴い、LED素子内部の熱抵抗が上がるため、LED素子の発光効率が低下するといった問題がある。かかる問題を回避すべく、LED照明器具の構造を簡単にして、使用するLED素子の数を減らして照度を明るくする技術が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。特許文献1に開示された技術は、LED照明器具の内部に配置されるLED素子の基盤上の表面に光りの反射効率が高い材料を設けるものである。これは、LED素子周辺の温度が上昇し発光効率が低下するのを防止すべく、LED素子の数を多くしなくとも発光効率を保持でき、かつ、指向性の強いLED素子の発光の分散を図るものである。
また、従来から存在するLED照明器具の場合、LED素子にある程度の発光強度が要求されることから、高輝度LEDやパワーLEDが用いられていた。特に、オフィス照明など輝度が要求されるものは、殆どが高輝度LEDを高密度に実装したものやパワーLEDを用いたものである。パワーLEDは、高輝度LEDより明るいLEDであり、大電流を必要とするため、LED素子が高熱を発生している。また、高輝度LEDを高密度に実装したものでは、高密度のため同様に高熱を発生している。そのため、高輝度LEDを高密度に実装したものやパワーLEDを使用するLED照明器具の場合、熱対策が非常に重要となる。
一方、従来の蛍光灯やLED照明の光源の持つ絶対的な能力(明るさ)の比較する場合に、光束(Lm:ルーメン)が用いられる。ルーメンは光源から発する光の総量である。また、発光効率というのは1(W:ワット)の電気エネルギーから何ルーメンの光が取り出せるかを表した数値であり、この数値が大きい方が良い光源ということになる。従来の蛍光灯の場合、電源を含めた発光効率は40〜80(Lm/W)と言われている。しかし、パワーLEDを搭載しても、現在のところ、LED照明器具の場合、電源を含めた発光効率は50〜60(Lm/W)程度である。
特開2010−080361号公報
上述した如く、現状のLED照明器具では、高輝度LEDを高密度に実装したり、輝度が高いパワーLEDを数多く並べなければ目的とする照度を満足せず、また、その場合、高熱を発生する熱源になるという問題がある。
上記問題に鑑みて、本発明は、発光効率が高く、かつ、熱分散を図れるLEDモジュールならびにLED照明器具を提供することを目的とする。
本発明者は、鋭意研究を行い、試作品を数多く作製してトライ・アンド・エラーを積み重ねた結果、上述の熱の問題に関しては、通常のLED照明器具に採用されるパワーLEDではなく、電流値が小さいLED素子(例えば、25mA以下の電流値を流すLED素子)を直列に並べて、また、それらを並列に配列して熱分散を図ることで、熱の発生を最小限に抑えることが可能であるとの知見を得た。
また、上記熱分散を図る配列としたLEDモジュールに対して、スイッチング電源により電圧を印加することにより、消費電力を大幅に低減できるという知見を得た。消費電力、すなわち印加電圧が抑えられることによって、LEDモジュール周辺の電子機器に対してノイズの影響を与え難くなる。また、消費電力を大幅に低減できるということは、従来のLEDモジュールと同等電力を印加することで、輝度を非常に高めることができるということになる。
さらに、パワーサプライとしてスイッチング電源を用いることで、LEDモジュールの発光効率(Lm/W)を大幅に高めることができることの知見を得た。
すなわち、上記課題を解決すべく、本発明の第1の観点のLEDモジュールは、下記1)〜3)の構成要件を備える。
1)スイッチング電源
2)スイッチング電源の両極間に、25mA以下のLED素子を10〜20個直列に並べたLED素子群を複数並列に配設
3)スイッチング電源の出力電圧が55V以下
かかる構成のLEDモジュールによれば、色温度が5000(K)以上の条件下において、電源を含めた発光効率(Lm/W)が80以上と発光効率が高く、かつ、熱分散を図れ、発熱が少なくなる。出力電圧が55V以下のスイッチング電源の両極間に、25mA以下のLED素子を10〜20個直列に並べたLED素子群は、結果として発熱を抑制できると共に、消費電力を大幅に削減することができるのである。
大電流を必要とする高輝度のパワーLEDを用いるのではなく、25mA以下のLED素子を用い、それを直列に複数並べることで熱分散を図り、熱抵抗を小さくして熱の発生を抑制しながら、LED個数を数多く用いることにする。25mA以下のLED素子を10〜20個直列に並べたLED素子群をさらに複数並列に並べる。スイッチング電源と25mA以下のLED素子のかかる配列の組合せにより、LED素子の発光性能を最大限に発揮できることになる。
また、スイッチング電源の出力電圧を55V以下とするのは、電源ノイズの発生を抑えるためである。出力電圧を55Vより大きい場合、実験結果としてノイズの影響を無視することは困難となる。
また本発明の第2の観点のLEDモジュールは、下記1)〜3)の構成要件を備える。
1)直流電源
2)直流電源の両極間に、25mA以下のLED素子を10〜20個直列に並べたLED素子群を複数並列に配設
3)直流電源の出力電圧が55V以下
スイッチング電源の代わりに、直流電源を用いた構成のLEDモジュールの場合も、同様に、色温度が5000(K)以上の条件下において、電源を含めた発光効率(Lm/W)が80以上と発光効率が高く、かつ、熱分散を図れ、発熱が少なくなるのである。
ここで、上記のLEDモジュールにおいて、LED素子のジョイント温度が60℃以下であることが好ましい。
LED素子のジョイント温度が高くなると、素子の寿命が短くなり、かつ、発光効率も低下するからである。したがって、LED素子のジョイント温度が60℃以下、低ければ低いほど良いのである。
また、上記のLEDモジュールにおいて、アルマイト加工したヒートシンク、放熱材を塗布したヒートシンク、サンドブラスト処理を施し且つアルマイト加工したヒートシンク、及び、サンドブラスト処理を施し且つ放熱材を塗布したヒートシンクの中から選択されたヒートシンクを更に設けたことがより好ましい。
かかる構成により放熱対策が図れるので、更に発熱が少なくなるといった利点がある。
上記のスイッチング電源は、定格電圧値に基づく上記のLED素子に流し得るピーク電流値を算出し、ピーク電流値に基づいて一定周期のパルス信号によって電源を駆動させる電源駆動回路部であって、
a)ピーク電流値に基づいてパルス幅変調して、LED素子のオン期間を規定した第1のオン/オフ周期による第1駆動パルスを生成し、
b)第1駆動パルスのオン期間の中にさらにスイッチングさせて、パルス最大振幅がピーク電流値とした第2のオン/オフ周期による第2駆動パルスを生成し、
c)第2駆動パルスによって駆動された電流をLED素子に印加するものである。
かかるスイッチング電源の構成によれば、LEDモジュールの発光効率に大幅に高めることが可能となる。
ここで、上記の電源駆動回路部は、LEDモジュールが接続される出力側にキャパシタンス及びインダクタンスからなる充放電回路を更に備え、パルスの最大振幅が前記ピーク電流値となるように駆動される第1駆動パルス及び第2駆動パルスのオン期間で充電してオフ期間で放電させることによって、LEDモジュール側に充放電によるパルス信号で駆動された電流を印加し得ることを特徴とすることが好ましい態様である。
かかる態様によれば、LEDモジュールの発熱を抑制し、かつ、発光効率に大幅に高めることが可能となる。
また、本発明に係るLEDモジュールは、好適に、蛍光灯代替の直管型のLED照明器具として利用ができる。
ここで、具体的には、上記の直管型のLED照明器具において、1200mmの直管型の場合、全光束が1800(Lm)以上、かつ、使用する上述のLED素子の総数が200個以上である。また、具体的には、上記の直管型のLED照明器具において、600mmの直管型の場合、全光束が900(Lm)以上、かつ、使用する上述のLED素子の総数が100個以上である。
また、上記のLED照明器具においては、スイッチング電源や直流電源は、管外に設置されることが好ましい態様である。電源の熱の影響やノイズの影響を受け難くするためである。
また、本発明に係るLEDモジュールは、好適に、パネル型のLED照明器具として利用ができる。
さらに、上記のLED照明器具は、遠赤外線放射性物質の顔料を少なくとも含有する塗料が表面に塗布され塗布膜が形成されたヒートシンクに、上述の本発明のLEDモジュールを直接実装し、塗布膜が放熱部として機能することが好ましい態様である。
かかる態様によれば、より発熱を抑えることができる。
本発明のLEDモジュールおよびLED照明器具によれば、既存の蛍光灯代替のLED照明と比べて、発光効率(Lm/W)を大幅に高めることができるといった効果がある。
LEDモジュールの一実施態様の回路構成図 スイッチング電源の一実施態様の回路構成図 スイッチング電源のパルス波形を示す図 LED照明器具の光束測定試験の構成図 温度測定の測定箇所を示す図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明していく。ただし、本発明の範囲は、以下の実施例や図示例に限定されるものではなく、幾多の変更または変形が可能である。
図1は、LEDモジュールの一実施態様の回路構成図を示している。図1に示すように、実施例1のLEDモジュールは、スイッチング電源(PS)と、スイッチング電源(PS1)の両極間に、25mA以下のLED素子(DnA〜DnP;n=1〜8)を16個直列に並べたLED素子群を8群並列に並べたものである。スイッチング電源(PS)の出力電圧は、55V以下とするように電源を制御している。
図2は、スイッチング電源(PS1)の構成図を示している。スイッチング電源(PS1)は、電力供給側とLEDモジュール側の間に、定電流パルス駆動部と、負荷容量検出部と、信号処理制御部とから構成される。信号処理制御部は、LEDモジュールの負荷容量を予め検知するための検知電流を電力供給側から制御しながら供給する検知電流設定部を備える。検知電流設定部は、電力供給側から供給される電流を微小値から段階的に変化させるため、最小が1mAから最大が25mAまでに対応するLEDモジュールの電力及びこの電力に基づいた定格電圧値が予め設定された変換テーブルを備えている。スイッチング電源をONした際に、この変換テーブルに沿って低い方の電流値から順にステップアップさせながらLEDモジュール側に電流を供給していき、LEDモジュールが発光する際における電圧値を逐次検知し、この電圧値が安定したところを読み取ることでLEDモジュールの標準的な電力を検知する。この検知された電力値を基にしてLEDモジュールを連続発光させるために必要な定格電圧値(VF)が設定される。
定格電圧値(VF)を基準としたピーク電流値(Ip)は、絶対最大定格電流値(Ipmax)に所定の係数kを乗算することによって得られる。係数k(但し、0<k<1)は発光量を規定するものであり、1に近い値を設定する。具体的には、係数kの設定は、LEDモジュールの外部端子(CONT)に接続される可変抵抗等によって外部から設定する。ピーク電流値(Ip)は、定格電流値(IF)以上で絶対最大定格電流値(Ipmax)を超えない範囲であり、かかる範囲を維持するようにパルス駆動制御されるのである。
また、定電流パルス駆動部は、定電流制御部と、第1のスイッチング素子Q1と電流検出素子R1と第2のスイッチング素子Q2とを備えるものである。定電流制御部は、LEDモジュールに流れる電流値を常時監視して常に一定供給するように制御される。定電流制御部には昇降圧コンバータが備えられ、LEDモジュールに接続されているLEDに流れる電流値の増減分を補うように電力供給側から電流レベルを増減させている。第1のスイッチング素子Q1は、第1のオン/オフ周期T1からなる第1駆動パルスP1を生成する。電流検出素子R1は、LEDモジュールの入力側に直列に接続されており、この電流検出素子R1を流れる電流値を検知し、定電流制御部にフィードバックしている。第2のスイッチング素子Q2は、第2のオン/オフ周期T2からなる第2駆動パルスP2を生成するためのもので、第1のスイッチング素子Q1がオンしている間で動作可能となっている。この第2のスイッチング素子Q2は、第2のドライブ回路を介した信号処理制御部からのスイッチング制御信号SWに基づいて高速にスイッチングされる。
定電流パルス駆動部は、LEDモジュールの電極端子に接続される出力側にインダクタンスL1とキャパシタンスC1,C2とによる充放電回路が設けられている。充放電回路では、第1のスイッチング素子Q1及び第2のスイッチング素子Q2がオンする度にLEDモジュールに流れる電流がコンデンサC2にも充電される。そして、第1のスイッチング素子Q1及び第2のスイッチング素子Q2がオフになっている間にコンデンサC2に充電された電荷が放電してLEDモジュールに電流が流れる。これによって、図3の波形に示すように、第1のスイッチング素子Q1及び第2のスイッチング素子Q2のスイッチングによるそれぞれのオン期間だけでなくオフ期間においてもLEDモジュールには電流を一定量供給し続けることができる。このため、駆動電流は間欠的な方形波状のパルスでありながらLEDモジュールには一定の電流が連続して流れるため、発光輝度を一定に維持することができるとともに、消費電力を低減させることが可能となる。
この実施例1のLEDモジュールの発光効率を測定した結果を以下に説明する。測定は40W蛍光灯形の白色タイプと透明タイプの2種類行った。測定は東京都立産業技術研究センターに依頼して実施した。電源には100V(50Hz)を印加して行っている。測定試験構成を図4に示す。測定試験結果を下記表1,2に示す。下記表中、比較例1,2は、それぞれ40W蛍光灯形の白色タイプと透明タイプのものである。また、下記表中、測定例(同等照度)とあるのは、比較例の全光束と同等の条件にした場合の発光効率を調べたものであり、測定例(同等電力)とあるのは、比較例の消費電力と同等の条件にした場合の発光効率を調べたものである。
実施例1のLEDモジュールは、上記表1から、40W蛍光灯形(白色)の場合、比較例1に対して、同等照度の場合、消費電力が約60%程度で済み、発光効率が約165%となっていることがわかる。また、40W蛍光灯形(白色)の場合、比較例1に対して、同等電力とした場合、発光効率が約149%となっていることがわかる。
また、実施例1のLEDモジュールは、上記表2から、40W蛍光灯形(透明)の場合、比較例2に対して、同等照度の場合、消費電力が約64%程度で済み、発光効率が約160%となっていることがわかる。また、40W蛍光灯形(透明)の場合、比較例2に対して、同等電力とした場合、発光効率が約138%となっていることがわかる。
以上から、実施例1のLEDモジュールは、いずれの場合も、発光効率(Lm/W)が80以上であることが確認できた。
実施例2では、本発明のLEDモジュールを用いて直管型のLED照明器具とした際の発光効率、直管型の両端部や中央部の部位の温度を測定した結果を示す。下記表3は、市販の直管型のLED照明器具と、上述の実施例1のLEDモジュールを用いた直管型のLED照明器具とを対比してものである。測定機器としては、電源の入力電力と出力電力の測定にワットメータ(YOKOGAWA製 型番;WT110),LED照明器具の照度測定に照度計(CEM製 型番;DT−1309),温度測定に熱電対を使用した。下記表中、測定例(同等電力)とあるのは、比較例と1次側の入力電力と同等の条件にした場合の発光効率を調べたものである。
下記表3から、本発明のLEDモジュールを用いた直管型LED照明器具の発光効率は、市販のLED照明器具(比較例3)の発光効率が58.2%であったのに対して、89.9%と大幅に向上していることが確認できる。また電力当たりの輝度は、市販のLED照明器具(比較例3)の1.28(klux/W)に対して、本発明のLEDモジュールを用いた直管型LED照明器具は2.54(klux/W)であり、98.4%も増大していることが確認できる。
さらに、熱の発生を調べるべく、直管型LED照明器具の各部で温度測定を行った結果を示す。図5は、温度測定の測定箇所を示すものであり、A,Cが直管型のヒートシンク端部、Bがヒートシンク中央部である。測定は、電源供給して照明をONした後、約30分程度経過後の温度を測っている。
表3から、中央部Bの温度において、市販のLED照明器具(比較例3)が45℃であったのに対して、本発明のLEDモジュールを用いた直管型LED照明器具は34℃であり、9℃近くも低くなっていた。測定時の室温が22℃であったことから、それぞれの温度上昇が23℃と12℃ということがわかり、本発明のLEDモジュールを用いた直管型LED照明器具の場合、市販のLED照明器具(比較例3)と比べて発熱が約半分程度であったことが理解できる。
また、下記表4は、別の市販の直管型のLED照明器具と、上述の実施例1のLEDモジュールを用いた直管型のLED照明器具とを対比してものである。測定機器としては、上述と同様であり、電源の入力電力と出力電力の測定にワットメータ(YOKOGAWA製 型番;WT110),LED照明器具の照度測定に照度計(CEM製 型番;DT−1309),温度測定に熱電対を使用した。下記表中、測定例(同等電力)とあるのは、比較例と1次側の入力電力と同等の条件にした場合の発光効率を調べたものであり、測定例(同等照度)とあるのは、比較例の発光効率と同等になるようにした場合の消費電力を調べたものである。
下記表4から、本発明のLEDモジュールを用いた直管型LED照明器具(同等電力)の発光効率は、市販のLED照明器具(比較例4)の発光効率が56.7%であったのに対して、91.3%と大幅に向上していることが確認できる。また電力当たりの輝度は、市販のLED照明器具(比較例4)の1.33(klux/W)に対して、本発明のLEDモジュールを用いた直管型LED照明器具は1.84(klux/W)であり、38.3%も増大していることが確認できる。
また、本発明のLEDモジュールを用いた直管型LED照明器具(同等照度)の発光効率は、市販のLED照明器具(比較例4)の発光効率が56.7%であったのに対して、90.7%と大幅に向上していることが確認できる。また電力当たりの輝度は、市販のLED照明器具(比較例4)の1.33(klux/W)に対して、本発明のLEDモジュールを用いた直管型LED照明器具は2.33(klux/W)であり、75.2%も増大していることが確認できる。
本発明は、オフィスや家庭内のLED照明器具に有用である。
1 測定対象のLED照明器具
10 遮光板
11 自己吸収測定用電球
12 球形光束計
13 受光器
14 熱電対
15 温度記録計
PS1 スイッチング電源

Claims (12)

  1. スイッチング電源と、
    前記スイッチング電源の両極間に、
    25mA以下のLED素子を10〜20個直列に並べたLED素子群を複数並列に並べ、
    前記スイッチング電源の出力電圧が55V以下とし、
    色温度が5000(K)以上の条件下において、電源を含めた発光効率(Lm/W)が80以上であることを特徴とするLEDモジュール。
  2. 直流電源と、
    前記直流電源の両極間に、
    25mA以下のLED素子を10〜20個直列に並べたLED素子群を複数並列に並べ、
    前記直流電源の出力電圧が55V以下とし、
    色温度が5000(K)以上の条件下において、電源を含めた発光効率(Lm/W)が80以上であることを特徴とするLEDモジュール。
  3. 前記LED素子のジョイント温度が60℃以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のLEDモジュール。
  4. アルマイト加工したヒートシンク、放熱材を塗布したヒートシンク、サンドブラスト処理を施し且つアルマイト加工したヒートシンク、及び、サンドブラスト処理を施し且つ放熱材を塗布したヒートシンクの中から選択されたヒートシンクを更に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のLEDモジュール。
  5. 前記スイッチング電源は、定格電圧値に基づく前記LED素子に流し得るピーク電流値を算出し、前記ピーク電流値に基づいて一定周期のパルス信号によって電源を駆動させる電源駆動回路部であって、
    前記ピーク電流値に基づいてパルス幅変調して、前記LED素子のオン期間を規定した第1のオン/オフ周期による第1駆動パルスを生成し、
    前記第1駆動パルスのオン期間の中にさらにスイッチングさせて、パルス最大振幅が前記ピーク電流値とした第2のオン/オフ周期による第2駆動パルスを生成し、
    前記第2駆動パルスによって駆動された電流を前記LED素子に印加する、
    電源駆動回路部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のLEDモジュール。
  6. 前記電源駆動回路部は、前記LEDモジュールが接続される出力側にキャパシタンス及びインダクタンスからなる充放電回路を更に備え、パルスの最大振幅が前記ピーク電流値となるように駆動される前記第1駆動パルス及び第2駆動パルスのオン期間で充電してオフ期間で放電させることによって、前記LEDモジュール側に充放電によるパルス信号で駆動された電流を印加し得ることを特徴とする請求項5に記載のLEDモジュール。
  7. 請求項1〜6のいずれかのLEDモジュールから成る蛍光灯代替の直管型のLED照明器具。
  8. 1200mmの直管型において、全光束が1800(Lm)以上、かつ、使用する前記LED素子の総数が200個以上であることを特徴とする請求項7に記載のLED照明器具。
  9. 600mmの直管型において、全光束が900(Lm)以上、かつ、使用する前記LED素子の総数が100個以上であることを特徴とする請求項7に記載のLED照明器具。
  10. 前記スイッチング電源又は前記直流電源は、管外に設置されるものであることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載のLED照明器具。
  11. 請求項1〜6のいずれかのLEDモジュールから成るパネル型のLED照明器具。
  12. 前記LED照明器具は、
    遠赤外線放射性物質の顔料を少なくとも含有する塗料が表面に塗布され塗布膜が形成されたヒートシンクに、該ヒートシンクに前記LEDモジュールを直接実装し、
    前記塗布膜が放熱部として機能することを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載のLED照明装置。
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WO2023243588A1 (ja) * 2022-06-17 2023-12-21 株式会社小糸製作所 光源モジュール

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