JP2011221002A - 振動検出装置、空気圧検出端末および加速度検出システム - Google Patents

振動検出装置、空気圧検出端末および加速度検出システム Download PDF

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    • G01H11/06Measuring mechanical vibrations or ultrasonic, sonic or infrasonic waves by detecting changes in electric or magnetic properties by electric means

Abstract

【課題】自己発電による電力を蓄電できると共に、装置の小型化が可能な振動検出装置、並びに、当該振動検出装置を用いた空気圧検出端末および加速度検出システムを提供する。
【解決手段】振動検出端末2は、振動することにより交流電圧を発生する振動発電機4と、振動発電機4から発生する交流電圧を直流電圧に変換する直流−交流変換回路9と、変換された直流電圧により電力を蓄電する蓄電素子10と、振動発電機4から発生する交流電圧の振動数をカウントするカウンタ回路7と、を備える。一定時間においてカウンタ回路7でカウントされた振動数が、加速度算出用データとして振動検出コントローラ3に送信される。蓄電素子10は、振動検出端末2の各構成要素に電力を供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、振動することにより交流電圧を発生する振動デバイスを用いた振動検出装置、並びに、当該振動検出装置を用いた空気圧検出端末および加速度検出システムに関する。
橋やビル等の建築物や、工場の機械が老朽化した場合には、倒壊等の重大な事故に発展する可能性がある。そこで、従来から、建築物等に振動検出装置を取り付け、建築物等の振動を検出・管理することにより、事故を未然に防止する対策が取られている。しかし、振動検出装置に対して電力を供給するために電池を用いた場合には、電池を定期的に交換する必要がある。そこで、振動センサと発電機とを組み合わせることにより、電池交換が不要な振動検出装置が提案されている(たとえば、特許文献1)。
特開平8−145783号公報
しかしながら、このように、振動センサとは別に発電機が配されると、振動検出装置の小型化が困難になるとの問題が生じる。
本発明は、かかる問題を解消するために為されたものであり、自己発電による電力を蓄電できると共に、装置の小型化が可能な振動検出装置、並びに、当該振動検出装置を用いた空気圧検出端末および加速度検出システムを提供することを提供することを目的とする。
本発明の第1の局面は、振動検出装置に関する。本発明に係る振動検出装置は、振動することにより交流電圧を発生する振動デバイスと、振動デバイスから発生する交流電圧に基づき蓄電を行う蓄電部と、振動デバイスから発生する交流電圧の振動数をカウントするカウンタ回路と、を備える。
本発明の第2の局面は、空気圧検出端末に関する。本発明に係る空気圧検出端末は、第1の局面に係る振動検出装置と、タイヤの空気圧を検出する空気圧検出部と、空気圧検出部によって検出された空気圧に関する情報を外部装置に送信する空気圧送信部と、制御部と、を備える。ここで、制御部は、カウンタ回路によりカウントされた振動数に基づいて、少なくとも空気圧検出部の起動を制御する。また、蓄電部は、蓄電した電力を、振動検出装置と、空気圧検出部、空気圧送信部および制御部の利用に供する。
本発明の第3の局面は、加速度検出システムに関する。本発明に係る加速度検出システムは、振動することにより交流電圧を発生する振動デバイスと、振動デバイスから発生する交流電圧に基づき蓄電を行う蓄電部と、振動デバイスから発生する交流電圧の振動数をカウントするカウンタ回路と、カウンタ回路によりカウントされた振動数に基づいて加速度を求める演算回路と、を備える。
本発明によれば、振動デバイスから発生する振動検出用の交流電圧が蓄電に共用されるため、別途、発電機を配する場合に比べて、振動検出装置を小型化することができる。また、振動デバイスから発生する交流電圧の振動数をカウントするよって、振動に関する情報が取得されるため、蓄電によって交流電圧の振幅に変動が生じても、精度よく、振動に関する情報を取得できる。
よって、本発明によれば、自己発電により電力を賄うことができると共に、装置の小型化が可能な振動検出装置、並びに、当該振動検出装置を用いた空気圧検出端末および加速度検出システムを提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
第1実施形態に係る振動検出システムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る振動発電機の基板の構成と振動発電機の構成を示す図である。 第1実施形態に係る振動発電機の出力電圧および振動数を示すグラフと、振動発電機の1振動を模式的に表す図である。 第1実施形態に係る記憶回路に記憶された動作テーブルを示す図である。 実施例1に係る加速度の算出方法を示すフローチャートである。 実施例2に係る加速度の算出方法を示すフローチャートである。 実施例3に係る加速度の算出方法を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る振動検出システムの構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る加速度の算出方法を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る振動検出装置の構成を示すブロック図である。 第4実施形態に係る振動検出装置の構成を示すブロック図である。 変更例に係る振動検出装置とセンサ端末の構成を示すブロック図である。 変更例に係るセンサ端末の制御を示すフローチャートである。 他の変更例に係るセンサ端末の構成を示すブロック図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る振動検出システム1の構成について、図1ないし図4を参照して説明する。
<振動検出システムの構成>
図1は、振動検出システム1の構成を説明するためのブロック図である。
振動検出システム1は、振動検出端末2と、振動検出コントローラ3とから構成されている。振動検出端末2は、振動発電機4と、クロック5と、記憶回路6と、カウンタ回路7と、制御回路8と、直流−交流変換回路9と、蓄電素子10と、送信回路11とを備えている。振動検出コントローラ3は、受信回路12と、演算回路13と、出力部14とを備えている。
振動検出システム1は、振動検出端末2において、振動発電機4の振動数およびその振動に要した時間を測定する。また、振動検出システム1は、振動検出コントローラ3において、振動検出端末2で測定した振動発電機4の振動数および時間に基づいて振動発電機4の加速度を算出する。ここで、振動検出端末2は、振動発電機4で発電した電力を用い
て動作する。また、振動検出コントローラ3は、外部から供給された電力を用いて動作する。
振動検出システム1は、橋やビル等の建築物や、工場の機械の振動を検出・管理する場合に好適に用いられる。例えば、振動検出端末2が建築物等に取り付けられ、振動検出コントローラ3が管理用コンピュータに設けられる。
振動発電機4は、振動エネルギーを電力に変換するものであり、静電誘導型の発電装置が好適に用いられる。
図2(a)は振動発電機4の基板の構成を示す図であり、図2(b)は振動発電機4の構成を示す断面図である。
静電誘導型の振動発電機4は、固定基板101と、可動基板102と、集電電極103と、エレクトレット104とを備えている。エレクトレット104は、一定の電荷を半永久的に保持するものであり、ここでは負電荷を保持しているものとする。
固定基板101の表面には、短冊状の複数の集電電極103がX方向に延びるとともに、Y方向に平行に配置されている。また、可動基板102の表面には、短冊状の複数のエレクトレット104がX方向に延びるとともに、Y方向に平行に配置されている。
固定基板101および可動基板102は、集電電極103とエレクトレット104とが対向するように配置されている。ここで、集電電極103は、1つおきにエレクトレット104と対向するように配置されている。すなわち、集電電極103のY方向のピッチは、エレクトレット104のY方向のピッチの半分である。なお、集電電極103およびエレクトレット104のY方向の幅は略同一である。同図(a)に示すように、上から奇数番目の集電電極103は端子Aに電気的に接続され、上から偶数番目の集電電極103は端子Bに電気的に接続されている。
エレクトレット104には負電荷が蓄積されているため、エレクトレット104と対向した集電電極103には静電誘導により正電荷が誘導される。ここで、可動基板102が固定基板101に対して相対的にY方向に移動することにより、静電誘導により集電電極103に誘導される電荷量が変動する。その結果、電荷量の変化分だけ端子A、B間に電位差が生じ、これにより、発電が行われる。
図3(a)は振動発電機4の出力電圧および振動数を示すグラフであり、図3(b)は振動発電機4の1振動を表す図である。
振動発電機4では、集電電極103がエレクトレット104と対向することにより出力電圧の波形のプラスのピーク値が生じ、マイナスのピーク値は、集電電極103がエレクトレット104間の空間と対向することにより生じる。本実施形態では、出力電圧のプラス(マイナス)のピーク値から次のプラス(マイナス)のピーク値までを、振動発電機4の1振動とする。振動発電機4の1振動は、図3(b)に示すように、エレクトレット104’が集電電極103’と対向してから、2つ先の集電電極103”と対向するまで、可動基板102が固定基板101に対して移動することに相当する。
なお、可動基板102は、一定の周波数でY方向に共振するように、バネ等の弾性部材や案内機構によって支持されている。すなわち、可動基板102は、振動の際に、一秒間に決まった回数だけ固定基板101に対して相対的に往復運動を行うよう、共振する。可動基板102の振動が激しくなるほど、可動基板102の往復運動の振り幅が大きくなる
。このため、可動基板102の振動が激しいと、図3(a)上段に示す電圧波形の間隔が密になる。したがって、単位時間当たりの電圧波形の数、すなわち、上述の振動数をカウントすることにより、可動基板102の振動の程度を検出することができ、振動に関する種々のパラメータを取得できる。たとえば、単位時間あたりの振動数をカウントすることにより、可動基板102の振動の加速度を抽出することができる。
ここで、可動基板102の共振周波数をfo、単位時間当たりの振動数(出力電圧の波形の数)をNpとすると、可動基板102に掛かる加速度αは、次式で表される。
α=k・Np …(1)
ここで、kは、振動数Npから加速度αを求めるための比例係数であり、共振周波数fo、集電電極103のピッチPおよび可動基板102の重量Mから決まる。
なお、本実施形態では、振動発電機4として、静電誘導型の発電装置について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、振動発電機4として、電磁誘導型のものを用いてもよい。
図1に戻り、クロック5は、周期的なクロック信号を出力する。このクロック信号に基づき、制御回路8で時間を測定する。クロック5としては、一般的に発振回路が用いられる。
記憶回路6は、制御回路8が振動検出端末2の動作を制御するための動作テーブルが記憶されている。
図4は、動作テーブルを示す図である。動作テーブルは、時間と、振動数と、送信条件とを関連付けたものである。動作テーブルのNo.1〜3では、「時間」と「振動数」のいずれかが測定される。「振動数」が測定される場合、「時間」にはその測定のための条件が記載される。「時間」が測定される場合、「振動数」にはその測定のための条件が記載される。たとえば、No.1およびNo.2では、一定時間の間に振動発電機4から出力される出力電圧の振動数が測定される。また、No.3では、振動発電機4の出力電圧が1振動するのに要する時間が測定される。
なお、「送信条件」とは、測定したデータを振動検出コントローラ3に送信する際の条件を指す。たとえば、図4の例のNo.1では、一定時間内に測定された振動数が所定数(ここでは40)を超える場合にのみ、測定されたデータが振動検出コントローラ3に送信される。No.2およびNo.3では、無条件に、測定されたデータが振動検出コントローラ3に送信される。
図1に戻り、カウンタ回路7は、振動発電機4の出力電圧の振動数をカウントする。上述したように、振動発電機4の1振動は出力電圧のプラス(マイナス)のピークから次のプラス(マイナス)のピークまでに相当するので、カウンタ回路7は、出力電圧のプラス(マイナス)のピークの数を測定する。
制御回路8は、記憶回路6に記憶された動作テーブルのNo.1〜3のいずれかに基づいて、振動発電機4の振動数またはその振動に要した時間を測定し、加速度算出用データを作成する。また、制御回路8は、作成した加速度算出用データを振動検出コントローラ3に対して送信するように送信回路11を制御する。なお、加速度算出用データとは、振動発電機4の振動数と、その振動に要した時間とを関連付けたデータである。
ここで、動作テーブルのNo.1が採用された場合の制御回路8の制御について、具体
的に説明する。まず、制御回路8は、記憶回路6から動作テーブルのNo.1を参照する。No.1では、「時間」に条件が設定されており、「振動数」が「測定」となっている。そのため、制御回路8は、「時間」の条件である「一定時間」に対応する「振動数」を測定する。すなわち、制御回路8は、クロック5からのクロック信号に基づいた一定時間中に、カウンタ回路7がカウントした振動発電機4の振動数を測定する。ただし、動作テーブルの「送信条件」に「一定時間中の振動数が40を超えた場合に送信」と規定されている。そのため、制御回路8は、一定時間中の振動発電機4の振動数が40を超えた場合にのみ、加速度算出用データを作成し、振動検出コントローラ3に送信する。
直流−交流変換回路9は、振動発電機4により生じた交流電流を直流電流に変換するための整流回路である。
蓄電素子10は、振動発電機4で発電した電力を直流−交流変換回路7で変換した後に、蓄電する。蓄電素子10は、振動検出端末2の各構成要素に対して電力を供給する。
送信回路11は、制御回路8から加速度算出用データを送信するように指示を受けた場合に、振動検出コントローラ3に対してデータを送信する。送信回路11としては、例えば、近距離無線やZigBee等の無線通信を行うものが好適である。
受信回路12は、振動検出端末2の送信回路11から送信された加速度算出用データを受信する。受信回路12としては、送信回路11と同様に、無線通信を行うものが好適である。
演算回路13は、受信回路12が受信した加速度算出用データに基づき、上記式(1)に従って、振動発電機4の振動の加速度を算出する。
出力部14は、演算回路13において算出した振動発電機4の結果を出力する。出力部14としては、一般的に表示ディスプレイが用いられる。
<加速度の算出方法>
(実施例1)
振動検出システム1の第1実施例に係る加速度の算出方法について、図5を参照して説明する。図5(a)および図5(b)は、実施例1に係る加速度の算出方法を示すフローチャートである。図5(a)は、振動検出端末2における処理であり、図5(b)は、振動検出コントローラ3における処理である。なお、実施例1では、制御回路8は、図4に示す動作テーブルのNo.1に基づいて制御を行う。
図5(a)を参照して、振動検出端末2において、振動発電機4が振動すると(S1)、制御回路8は、クロック5から得たクロック信号を用いて、一定時間中の振動発電機4の振動数をカウンタ回路7によりカウントする(S2)。ここで、一定時間は、ユーザが自由に設定可能であり、例えば1秒に設定される。次に、制御回路8は、一定時間中のカウント数が40回を超えたかどうかを判断する(S3)。カウント数が40回を越える場合(S3:YES)、制御回路8は、カウンタ回路7によりカウントされた振動発電機4の振動数と動作テーブルのNo.1に規定された一定時間とを関連付けた加速度算出用データを作成する(S4)。なお、カウント数が40回を越えていない場合には(S3:NO)、S2へ戻る。制御回路8は、作成した加速度算出用データを送信回路11により振動検出コントローラ3へ送信させる(S5)。
図5(b)を参照して、振動検出コントローラ3において、受信回路12が振動検出端末2から加速度算出用データを受信する(S6)。演算回路13は、加速度算出用データ
の時間と振動数とから振動発電機4の振動加速度を算出する(S7)。具体的には、演算回路13は、加速度算出用データの時間と振動数から、単位時間の振動数Npを求め、求めた振動数Npに基づき、上記式(1)に従って加速度αを求める。出力部14は、演算回路13により出力された加速度を表示する(S8)。
(実施例2)
次に、振動検出システム1の第2実施例に係る加速度の算出方法について、図6を参照して説明する。図6は、第2実施例の加速度の算出方法を示すフローチャートである。図6のフローチャートによる処理は、振動検出端末2において行われる。なお、実施例2では、制御回路8は、図4に示す動作テーブルのNo.2に基づいて制御を行う。
振動検出端末2において、振動発電機4が振動すると(S11)、制御回路8は、クロック5から得たクロック信号を用いて、一定時間中の振動発電機4の振動数をカウンタ7によりカウントする(S12)。ここで、一定時間は、ユーザが自由に設定可能であり、例えば60秒に設定される。制御回路8は、カウントされた振動発電機4の振動数と一定時間とを関連付けた加速度算出用データを作成する(S13)。制御回路8は、作成した加速度算出用データを送信回路11により振動検出コントローラ3へ送信させる(S14)。
振動検出コントローラ3は、上記実施例1と同様、受信した加速度データから、上記式(1)に従って加速度を求め、求めた加速度を表示する。なお、振動検出コントローラ3における処理は実施例1と同様であるので、ここでは説明は省略する。
(実施例3)
次に、振動検出システム1の第3実施例に係る加速度の算出方法について、図7を参照して説明する。図7は、第3実施例の加速度の算出方法を示すフローチャートである。図7のフローチャートによる処理は、振動検出端末2において行われる。なお、実施例3では、制御回路8は、図4に示す動作テーブルのNo.3に基づいて制御を行う。
振動検出端末2において、振動発電機4が振動すると(S15)、制御回路8は、カウンタ回路7によりカウントされた振動発電機4の1振動に要する時間を、クロック5から得たクロック信号に基づいて計測する(S16)。制御回路8は、振動数「1」とそれに要した時間とを関連付けた加速度算出用データを作成し(S17)、作成した加速度算出用データを送信回路11により振動検出コントローラ3へ送信させる(S18)。
振動検出コントローラ3は、上記実施例1と同様、受信した加速度データから、上記式(1)に従って加速度を求め、求めた加速度を表示する。なお、振動検出コントローラ3における処理は実施例1と同様であるので、ここでは説明は省略する。
以下に、本実施形態の振動検出システム1の効果について説明する。
(1)振動検出システム1は、振動発電機4の出力電圧の振動数に基づいて振動発電機4の加速度を算出するとともに、振動検出端末2の各構成要素を振動発電機4により発電した電力で動作させている。これにより、振動発電機4の出力電圧を用いて、加速度を算出するとともに、発電を行うことができる。そのため、振動検出端末2に別途発電機を設ける必要がなく、振動発電機4を振動に関する情報(加速度)の算出と発電に共用できるため、部品点数を減少させることができ、製造コストの削減および装置の小型化が可能である。
(2)図4のNo.1が採用された場合、振動検出システム2の制御回路8は、一定時
間中にカウンタ回路7によりカウントされた振動数が所定回数を越えた場合にのみ、加速度算出用データを作成する。これにより、建築物や機械等が老朽化して振動が大きくなった場合にのみ、振動検出システム1において加速度が算出されて表示される。このため、大きな振動についての報知をより効果的に行うことができ、建築物等の倒壊を未然に防止することができる。
(3)振動発電機4の出力を蓄電する場合、蓄電素子10に対する蓄電量の変化に応じて振動圧電気4の出力電圧の振幅が変化する。本実施の形態に係る振動検出システム1では、振動発電機4からの出力電圧の振幅ではなく振動数に基づいて振動に関する情報(加速度)が求められるため、蓄電量に拘らず精度良く、振動に関する情報(加速度)を取得することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る振動検出システム21について、図8を参照して説明する。図8は、振動検出システム21の構成を示すブロック図である。なお、第1実施形態と同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
振動検出システム21は、振動検出端末2と、振動検出コントローラ3とから構成されている。振振検出端末2は、振動発電機4と、カウンタ回路7と、制御回路8と、直流−交流変換回路9と、蓄電素子10、送信回路11とを備えている。振動検出コントローラ3は、記憶回路6と、受信回路12と、演算回路13と、出力部14と、タイマ25とを備えている。
振動検出システム21は、振動検出端末2がクロック5および記憶回路6を備えていない点と、振動検出コントローラ3が記憶回路6およびタイマ25を備えている点で第1実施形態の振動検出システム1と異なっている。すなわち、振動検出システム21は、振動検出端末2のクロック5に代えて、振動検出コントローラ3のタイマ25を備えている。なお、その他の構成は第1実施形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
次に、振動検出システム21の加速度の算出方法について、図9を参照して説明する。図9(a)および図9(b)は、加速度の算出方法を示すフローチャートである。図9(a)は、振動検出端末2における処理であり、図9(b)は、振動検出コントローラ3における処理である。
図9(a)を参照して、振動検出端末2において、振動発電機4が振動すると(S21)、制御回路8は、カウンタ回路7に振動発電機4の振動数をカウントさせ、200回カウントする毎に送信回路11に信号を送信させる。この信号は、加速度算出用のトリガ信号である。具体的には、制御回路8は、カウンタ回路7が前の200回目の振動をカウントすると(S22)、第1信号を、送信回路11により振動検出コントローラ3へ送信させる(S23)。そして、カウンタ回路7が次の200回目の振動をカウントすると(S24)、第2信号を、送信回路11により振動検出コントローラ3へ送信させる(S25)。
図9(b)を参照して、振動検出コントローラ3において、受信回路12が振動検出端末2から第1信号を受信すると(S26)、演算回路13は、タイマ25により第1時刻を計測し(S27)、記憶回路6に記憶する。そして、受信回路12が振動検出端末2から第2信号を受信すると(S28)、演算回路13は、タイマ25により第2時刻を計測し(S29)、記憶回路6に記憶する。
記憶回路6には、予め、振動発電機4の振動数が「200回」と記憶されている。演算
回路13は、記憶回路6から振動発電機4の振動数、S27およびS29で得られた第1時刻および第2時刻を取得する。演算回路13は、振動数と、第1時刻と第2時刻との時間差とにより、振動発電機4の振動加速度を算出する(S30)。具体的には、振動数と時間差とに基づき単位時間当たりの振動数Npが求められ、求めたNpに基づき、上記式(1)に従って振動加速度を算出する。出力部14は、演算回路13により算出された振動加速度を出力する(S31)。
本実施形態の振動検出システム21は、第1実施形態の振動検出システム1の効果に加えて、以下の効果を有する。
(4)振動検出システム21は、振動検出装置2のクロック5の代わりに、振動検出コントローラ3においてタイマ25を備えている。クロックは振動検出端末2の他の構成要素と比較して消費電力が大きいため、このようにクロックを設けないことにより振動検出端末2における消費電力を低減することができる。したがって、振動発電機4における発電量により、少なくとも、振動検出端末2を駆動することが可能である。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る振動検出装置31について、図10を参照して説明する。図10は、振動検出装置31の構成を示すブロック図である。なお、第1実施形態と同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
振動検出装置31は、振動発電機4と、クロック5と、記憶回路6と、カウンタ回路7と、制御回路8と、直流−交流変換回路9と、蓄電素子10と、出力回路(または送信回路)32とを備えている。すなわち、振動検出装置31は、第1実施形態のように振動検出端末2と振動検出コントローラ3とに分かれておらず、それらの機能が一体化している。そのため、振動検出装置31は、第1実施形態と比較して、受信回路12および出力部14が省略されている。
振動検出装置31は、例えば、建築物等に取り付けられ、算出された加速度のデータのみを、出力回路(または送信回路)32により管理用コンピュータに送信することによって、振動の検出・管理を行う場合に好適に用いられる。なお、その他の構成および動作については、第1実施形態と同一であるので、ここでは説明は省略する。
本実施形態の振動検出装置31は、第1実施形態の振動検出システム1の効果に加えて、以下の効果を有する。
(5)振動検出装置31のみで、振動発電機4の加速度を算出することができる。そのため、管理用コンピュータには、加速度を算出する演算回路13を設ける必要がなく、簡易な装置で加速度データの管理を行うことが可能となる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係る振動検出装置41について、図11を参照して説明する。図11は、振動検出装置41の構成を示すブロック図である。なお、第3実施形態と同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
振動検出装置41は、振動発電機4と、カウンタ回路7と、制御回路8と、直流−交流変換回路9と、蓄電素子10と、出力回路42とを備えている。第3実施形態と比較して、振動検出装置41は、第3実施形態の記憶回路6とクロック5が省略されており、振動の有無のみを出力する。たとえば、制御回路8は、随時、カウンタ回路7の出力を監視し、カウンタ回路7の出力が増加したことによって振動が生じたことを検出する。そして、
制御回路8は、振動が生じたことを検出したことに応じて、その旨を示す信号を出力回路42に出力させる。
振動検出装置41は、別の電子機器(例えばセンサ・システムなど)と組合せて用いられ、例えば、建築物等に取り付けられる。この場合、出力回路42からの信号が別の電子機器に送信される。前記振動検出装置が振動を検知したことをトリガにし、別の電子機器(例えばセンサ・システムなど)が起動され、当該電子機器において、所定のイベントが発生される。イベントの例としては、たとえば、(1)固有のID情報(アラーム)を管理用コンピュータに送信する、(2)温度情報や時間情報を管理用コンピュータに送信する、(3)ディスプレイのスイッチをONにする、(4)照明のスイッチをONにする、(5)音楽を再生する、などがある。加えて、振動検出装置41に備えられた蓄電素子10の電力を、別の電子機器に対して供給することも可能である。
以上のように、第1〜第4実施形態の振動検出システム及び振動検出装置の構成について説明したが、本発明は、上述した構成に限定されるものではなく、また、本発明の実施形態も、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。以下に、その変形例及びその効果について説明する。
第1実施形態の振動検出システム1では、動作テーブルにNo.1〜3までの条件が記憶されているが、動作テーブルの構成はこれに限られない。例えば、動作テーブルの「時間」、「振動数」および「送信条件」の各条件は、ユーザが適宜設定してもよい。
第2実施形態の振動検出システム21では、振動発電機4が200回振動する毎に、振動検出コントローラ3に対して信号を送信する構成であるが、本発明はこれに限られず、振動の回数はユーザが適宜任意の回数を設定してもよい。
第1〜第3実施形態では、振動検出システム及び振動検出装置の振動加速度の算出方法について説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、振動加速度に加えて、振動の有無、振動速度、振動振幅を算出することも可能である。この場合、振動速度は加速度データを1回積分することで算出でき、振動振幅は加速度データを2回積分することで算出することができる。
<実施形態の応用例>
次に、上記実施形態により示した振動検出システム及び振動検出装置の応用例について説明する。
たとえば、上記振動検出システムは、工場などの機械設備に適用され得る。この場合、機械設備の故障直前に典型的に発生する異常振動を検知することによって、振動検出コントローラを介してホストコンピュータでメンテナンス周期を管理することができる。この結果、機械設備が故障する前に保守することで、個別装置の修繕費用を低減できるとともに、振動発電機の電力を利用することで電池交換の手間を省くことが可能となり、トータルのメンテナンスコストを削減することできる。
また、上記振動検出システムは、危険作業員や高齢者の安全を見守るための管理に適用され得る。この場合、例えば、狭いマンホール内で作業する危険作業員や一人暮らしの高齢者が振動検出端末を身に付ける。これによって、振動が一定期間停止した状態などを振動検出コントローラで検知した際には、すぐに救出に向かうとの措置をとることが可能となる。また、電源に振動発電機が使用されるため、電池切れによる誤動作を軽減できる。
また、上記振動検出システムは、セキュリティ・システムに適用され得る。この場合、
例えば、ドアなどに振動検出端末が取り付けられる。振動検出端末が振動を検知した場合、振動検出端末側でさらにIDなどの照合が行われ、その結果が振動検出コントローラに送信される。これにより、侵入者を把握することが可能となる。
また、上記振動検出装置は、TPMS(タイヤ空気圧モニタリングシステム)のセンサ端末と組み合わせて適用され得る。この場合、車両が動き出し、タイヤが回転すると、振動検出装置が振動を検知する。その振動検知の結果をもとに、センサ端末を起動させたり停止させたりすることにより、常に電源がオン状態となっているセンサ端末を使用する場合に比べてセンサ端末の消費電力を低減することができる。
図12は、振動検出装置とTPMSのセンサ端末とを組み合わせる場合の構成例を示す図である。
本構成例において、振動検出装置51は、図11に示す上記第4実施形態の振動検出装置41と同様の構成を有する。振動検出装置51は、振動発電機4と、カウンタ回路7と、制御回路8と、直流−交流変換回路9と、蓄電素子10と、出力回路52とを備える。各部の機能は、図11の振動検出装置41の対応する構成部の機能と同様である。制御回路8は、随時、カウンタ回路7の出力を監視し、カウンタ回路7の出力が増加したことによって振動が生じたことを検出し、その旨を示す信号(振動信号)を出力回路52に出力させる。振動検出装置51は、自動車のタイヤの内部に設置され、タイヤの回転に伴って回転する。
センサ端末61は、空気圧センサ62と、温度センサ63と、制御回路64と、受信回路65と、送信回路66と、電源回路67とを備えている。センサ端末61も、振動検出装置51と同様、自動車のタイヤの内部に設置され、タイヤの回転に伴って回転する。
空気圧センサ62は、タイヤ内部の空気圧を検出する。温度センサ63は、タイヤ内部の温度を検出する。制御回路64は、センサ端末61内の各部を制御する。受信回路65は、振動検出装置51側の送信回路52から送信される信号を受信する。送信回路66は、制御回路64からの制御により、空気圧センサ62および温度センサ63にて検出された空気圧および温度の情報を車両側コントローラ71に送信する。電源回路67は、電池を備え、制御回路64からの制御により、電池に蓄積された電力をセンサ端末61内の各部に供給する。
振動検出装置51の送信回路52とセンサ端末61の受信回路65は、無線または有線で信号の授受を行う。また、送信回路66は、無線により、車両側コントローラ71に空気圧および温度の情報を送信する。
なお、電源回路67は、制御回路64により、スリープ状態とアクティブ状態の2つの状態に切り替えられる。スリープ状態のとき、電源回路67は、制御回路64と受信回路65には電力を供給し、制御回路64と受信回路65以外の回路部に対する電力供給を遮断する。また、アクティブ状態のとき、電源回路67は、センサ端末61内の全ての回路部に対して電力を供給する。
図13は、制御端末61における制御フローを示すフローチャートである。
車両が走行し始めると、センサ端末61の制御回路64は、受信回路65を介して振動信号を受信する(S31:YES)。これに応じて、制御回路64は、電源回路67の状態を、スリープ状態からアクティブ状態に切り替える(S32)。これにより、電源回路67から、センサ端末61内の全ての回路部へ電力が供給される。しかる後、制御回路6
4は、所定の制御タイミングにおいて、空気圧センサ62と温度センサ63から、空気圧と温度の検出値を取得し(S33)、取得した検出値から空気圧と温度に関する情報(送信データ)を生成する(S34)。そして、制御回路64は、生成した送信データを送信回路66に送信させる(S35)。送信された空気圧と温度に関する情報は、車両側コントローラ71に受信され、車両の走行制御に用いられる。
その後、制御回路64は、振動検出装置51からの振動信号の送信が停止したか、すなわち、車両が停止したかを判定する(S36)。振動信号の送信が停止していない場合(S36:NO)、制御回路64は、S33に戻り、次の制御タイミングにおいて、S33移行の処理を実行する。他方、振動信号の送信が停止していない場合(S36:NO)、制御回路64は、電源回路67の状態を、アクティブ状態からスリープ状態に切り替え(S36)、処理を終了する。その後、制御回路64は、S31において、振動検出装置51からの振動信号の送信を待つ。
この構成例によれば、車両が動き出し、タイヤが回転するまで、電源回路67がスリープ状態に設定され、制御回路64と受信回路65以外の回路部への電力供給が遮断されるため、常に各部に電力が供給される場合に比べ、センサ端末61の消費電力を低減することができる。よって、電源回路67内の電池の寿命を長くすることができる。
なお、図12の構成例では、振動検出装置51とセンサ端末61とが別体とされたが、図14のように、センサ端末61内に、振動検出のための構成(振動検出部)が配置されてもよい。この場合、振動検出部は、図12の振動検出装置51から制御回路8と送信回路52とが省略され、センサ端末61側の受信回路65が省略される。また、センサ端末61の制御回路64は、カウンタ回路7のカウント値が増加したことにより、タイヤが回転したことを検出し、図13に示す制御を実行する。
なお、図14の構成例では、図12に示す電源回路67が省略され、センサ端末61内の各回路部には、蓄電素子10から電力が供給される。制御回路64は、スリープ状態において、蓄電素子10は、カウンタ回路7、直流−交流回路9、制御回路64に供給し、これら以外の回路部への電力供給を遮断する。また、アクティブ状態のとき、蓄電素子10は、センサ端末61内の全ての回路部に電力を供給する。
図14の構成例では、振動発電機4により発電した電力によりセンサ端末61内の各回路部が動作されるため、電池交換の必要がない。このため、センサ端末61を半永久的に用いることができる。
このようにTPMSのセンサ端末と組み合わせる他、上記振動検出装置を、自動車用スマートキーや入退出管理タグに適用することもできる。これらは総称してアクティブRF−IDと呼ばれており、ID情報を常にモニタする必要があるので、無線回路は常時起動している。このため、電池交換のサイクルが比較的短いという問題がある。これらのアクティブRF−IDに上記振動検出装置を適用することで、振動が無いときには無線回路を停止し,振動があるときに無線回路を起動することによって、消費電力を低減し、電池交換サイクルの長期間化や電池交換レスに対応できる。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1、21 振動検出システム
31 、41、51 振動検出装置
61 センサ端末
2 振動検出端末
3 振動検出コントローラ
4 振動発電機
5 クロック
6 記憶回路
7 カウンタ回路
8 制御回路
9 直流−交流変換回路
10 蓄電素子
11 送信回路
12 受信回路
13 演算回路
14 出力部
61 空気圧センサ
67 電源回路

Claims (10)

  1. 振動することにより交流電圧を発生する振動デバイスと、
    前記振動デバイスから発生する前記交流電圧に基づき蓄電を行う蓄電部と、
    前記振動デバイスから発生する前記交流電圧の振動数をカウントするカウンタ回路と、を備える、
    ことを特徴とする振動検出装置。
  2. 請求項1に記載の振動検出装置において、
    前記振動デバイスは、櫛歯状に形成されたエレクトレットと、前記エレクトレットに対向するように形成された櫛歯状の電極と、を有する静電誘導型のデバイスである、
    ことを特徴とする振動検出装置。
  3. 請求項1または2に記載の振動検出装置において、
    前記カウンタ回路によりカウントされた前記振動数に基づいて加速度に関する情報を生成する情報生成部を、さらに備える、
    ことを特徴とする振動検出装置。
  4. 請求項3に記載の振動検出装置において、
    外部装置に情報を送信する送信部と、
    前記送信部を制御する制御部と、さらに備え、
    前記送信部は、前記送信部を介して、前記情報生成部により求められた前記加速度に関する情報を送信する、
    ことを特徴とする振動検出装置。
  5. 請求項4に記載の振動検出装置において、
    前記制御部は、所定時間内に前記カウンタ回路によりカウントされた前記振動数が所定の回数を越えた場合に、前記加速度に関する情報を前記送信部に送信させる、
    ことを特徴とする振動検出装置。
  6. 請求項4に記載の振動検出装置において、
    前記制御部は、前記カウンタ回路によりカウントされた前記振動数が所定の回数に到達したタイミングで、前記加速度に関する情報であるトリガ信号を、前記送信部に送信させる、
    ことを特徴とする振動検出装置。
  7. 請求項4ないし6の何れか一項に記載の振動検出装置において、
    前記カウンタ回路、前記情報生成部、前記制御部および前記送信部は、前記振動デバイスにより発電された電力を用いて動作する、
    ことを特徴とする振動検出装置。
  8. 請求項1または2に記載の振動検出装置と、
    タイヤの空気圧を検出する空気圧検出部と、
    前記空気圧検出部によって検出された前記空気圧に関する情報を外部装置に送信する空気圧送信部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記カウンタ回路によりカウントされた前記振動数に基づいて、少なくとも前記空気圧検出部の起動を制御する、
    ことを特徴とする空気圧検出端末。
  9. 請求項8に記載の空気圧検出端末において、
    前記蓄電部は、蓄電した電力を、前記振動検出装置と、前記空気圧検出部、前記空気圧送信部および前記制御部に供給する、
    ことを特徴とする空気圧検出端末。
  10. 振動することにより交流電圧を発生する振動デバイスと、
    前記振動デバイスから発生する前記交流電圧に基づき蓄電を行う蓄電部と、
    前記振動デバイスから発生する前記交流電圧の振動数をカウントするカウンタ回路と、
    前記カウンタ回路によりカウントされた前記振動数に基づいて加速度を求める演算回路と、を備える、
    ことを特徴とする加速度検出システム。
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