JP2011219149A - 容器の蓋体構造および該蓋体構造を用いた容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部に収容物を収容可能な蓋体構造であって、収容物と、容器内の物質とを混合する際に、大きな力を要せず収容物を解放可能で、蓋体構造を締め直す作業を必要とせずに、容器を振ることができ、容器内に飲料などが残らない構造を実現する。
【解決手段】容器5の開口部6のネジ部28と螺合するネジ部29と、容器5の開口部6に内嵌する円筒部26とを備える主キャップ2aと、主キャップ2aの一部に相対回転可能かつ軸方向の変位を阻止された状態で組み付けられ、円筒部26の内径側に配置され、軸方向に伸長した軸部40を備える副キャップ3aと、主キャップ2aの径方向内側に形成される収容部20aと、収容部20aと、容器5の内部空間22との間を仕切り、副キャップ3aの回転運動を、直線運動に変換する回転力変換機構を介して副キャップ3aに組み付けられている底蓋4aとを備え、副キャップ3aの回転に伴い、底蓋4aが軸方向に変位した状態で、収容部20aと容器5の内部空間22とが連通する構造である。
【選択図】図3

Description

この発明は、ペットボトルなどの容器の開口部に取り付けられる蓋体構造および該蓋体構造を用いた容器に関する。より具体的には、容器内の物質と分離した状態で、収容物を収容する収容部を備える蓋体構造であって、必要に応じて、収容物と容器内の物質との接触を可能とする、容器の蓋体構造に関する。
従来、たとえば、ペットボトルなどの容器において、その開口部に取り付けられる蓋体構造に収容物を収容する収容部を設け、容器の内部にある液体などの物質と、蓋体の収容部に収納された、たとえば、粉末茶、粉末野菜、フリーズドライにより乾燥された物質、コンデンスミルクなどの濃縮液体、粉末果汁、スープ粉末、サプリメント、薬などの収容物とを、該蓋体を開栓する直前または同時に接触および混合することを可能とする蓋体構造が存在している。
たとえば、飲料容器の場合、容器内の液体と蓋体構造に収容された原材料とを飲用直前に混合することで、より新鮮な飲料を得ることができる。特に、茶飲料の場合、それ自体は光、酸素、熱などの影響で変質および変色しやすいため、商品管理をきめ細かく行う必要があるが、飲用直前に水と茶粉末とを混合できるようにすれば、このような細かい商品管理が不要となる点で有利である。
このような収納部を備える蓋体構造と該蓋体構造を用いた容器の従来例としては種々の構造のものが存在するが、その一例として、引用文献1〜3に開示されている構造を図13に示す。蓋体構造であるボトルキャップ1は、主キャップ2と、副キャップ3と、底蓋4とを備える。
このうち、主キャップ2は、ペットボトル5の開口部6に外嵌されるキャップ本体7と、キャップ本体7の内径側に配され、軸方向両端が開口する円筒状の外筒部8とを、キャップ本体7の一端部と外筒部8の外周面の軸方向中間部とを結合するフランジ部9を介して、一体に形成したものである。外筒部8の一端側寄りの外周面には雄ネジ部10が形成されており、外筒部8の他端側は開口部6に内嵌される。ここで、一端側または一方側とは、蓋体構造の軸方向の一方向側(構造の上側、容器の外側、図面の上側)をいい、他端側または他方側とは、蓋体構造の軸方向他方向側(構造の下側、容器の内側、図面の下側)をいうものとする。
副キャップ3は、係合筒部11と、係合筒部11の他端面から伸長する円筒状の内筒部12とを、一体に形成したものである。係合筒部11は、主キャップ2の外筒部8の一端側寄りに外嵌する円筒部13と、円筒部13の一端側開口部を塞ぐ蓋部15とからなる有底円筒状の部材である。円筒部13の内周面には、外筒部8の雄ネジ部10と螺合する雌ネジ部14が形成されている。また、円筒部13の他端側の端縁には、主キャップ2に対して軸方向変位または相対回転を阻止された状態で固定される切離し部16が設けられている。切離し部16は、容器が未開封であることを証明する、いわゆるバージンシールの役割をするものである。
このような円筒部13と切離し部16との間には、全周にわたって切込み17が形成されている。一方、内筒部12は、蓋部15の他端面から主キャップ2の外筒部8より長く伸長し、他端部の外周面に雄ネジ部18が形成されている。そして、内筒12に囲まれた内径側の空間を原材料19の収容部20としている。
底蓋4は、副キャップ3の内筒部12の他端開口部に内嵌して塞ぐ形状を有し、外周部に設けられた折返しフランジ部72の内周面に、副キャップ3の内筒部12の雄ネジ部18と螺合される雌ネジ部21を備えている。底蓋4は、雌ネジ部21と雄ネジ部18とが螺合されることで、副キャップ3の内筒部12の他端開口部が閉塞され、収容部20が封止される。また、蓋部4は、折返しフランジ部72の周方向の一部に設けられた凹部(図示せず)と、主キャップ2の外筒部8の他端縁の周方向一部に設けられた凸部(図示せず)とを係合させることにより、主キャップ2の外筒部8に対して相対回転が阻止されており、かつ、連結部材23により、主キャップ2の外筒8に接続されている。
このようなボトルキャップ1を開栓する際、副キャップ3を所定の方向に回転させることで、切離し部16を切り離し、副キャップ3を主キャップ2から一端側に分離するように変位させる。底蓋4は、主キャップ2の外筒8に対し相対回転を阻止されているので、内筒12とともに回転することなく、副キャップ3のみが上側へ変位する。このため、副キャップ3の内筒部12の雄ネジ部18と、底蓋4の雌ネジ部21との螺合が外れ、底蓋4は内筒部12の下端から解放される。これにより、収容部20と、ペットボトル5の内部空間22とが連通し、原材料19が、ペットボトル5の内部空間22にある液体などの物質と接触する。なお、底蓋4と、主キャップ2の外筒部8とは、連結部材23を介して結合されているため、底蓋4が内筒部12から解放された状態で、外筒部8から垂下する。
このようなボトルキャップ1により、飲用直前に容器内の液体と収容物である原材料とを混合することが可能となり、より新鮮な飲料を得ることができる。ただし、副キャップ3を所定の方向に回転し、切離し部16を切り離す動作には、大きな力が必要となる。また、原材料が液体と接触するだけでは、液体への原材料の溶解や液体と原材料との混合が十分になされない場合には、副キャップ3を開栓の場合と逆方向に回転して元の位置に戻した後、ペットボトル5を振る作業が必要となる。特に、ペットボトル5内の液体が炭酸水、または原材料が発泡錠剤などの場合には、一度開栓していることから、原材料と液体が混合した瞬間に発泡して溢れてしまうことも考えられる。また、飲用する際、副キャップ3は分離するものの、主キャップ2は、ペットボトル5の開口部6に組み付けられた状態であるため、主キャップ2の外筒部8の外周面と、ペットボトル5の開口部6の内周面との間の隙間24に飲料が入り込み、容器内に飲料が残ってしまう可能性がある。また、前述のように、開栓後、底蓋4が主キャップ2の外筒部8から垂下した状態に保持されるため、外観面で好ましくない。
一方、特許文献4〜6には、主キャップの内周面と、副キャップの内周面とで構成する収容部の開口部をフィルム材などの蓋部材で塞ぐことで、収容部とペットボトルの内部とを仕切るボトルキャップの構造が記載されている。このようなボトルキャップを開栓する場合、副キャップを回転または押下することで、副キャップを主キャップに対して下方へ相対変位させる。これにより、副キャップの先端部または副キャップに取り付けられた部材の先端部により、蓋部材を突き破り、蓋体の収容部とペットボトルの内部とを連通する。このような構造の場合、主キャップと副キャップとの間にシール構造を備えていないため、主キャップと副キャップとの間の隙間が大きくなると飲料が外部に漏洩する可能性がある。また、蓋部材は、主キャップから垂下する状態に保持されるため、外観面で好ましくない。さらに、輸送時などに、副キャップに衝撃が加わった場合、意図せず原材料とペットボトル内の液体とが混合してしまうことも考えられる。このような意図しない混合を防止するために、副キャップの保護を強化することは、コストを増大させる要因となる。
特許文献7には、主キャップと、副キャップと、原材料を収容する収容体と、蓋部材とで構成するボトルキャップの構造が記載されている。このようなボトルキャップを開栓する場合、副キャップを回転させることで収容体を下方へ変位させる。これにより、収容体の下方をシールしているシート部材が、蓋部材の上面に設けられたカッタと当接して破断し、原材料が蓋部材上へと落下する。さらに、副キャップを回転して、収容体をさらに下方へ変位させると、収容体が、蓋部材を下方へ押し下げて蓋部材を落下させて、原材料をペットボトルの内部へと落下させる。このような構造の場合、構成部材が多いため、ボトルキャップとペットボトルとの間のシール構造が複雑になる。また、組立て作業、加工作業が複雑になるため、コストが増加することが考えられる。
特許文献8には、主キャップと、主キャップの上部に、原材料を収容する収容体とを備えたボトルキャップの構造が記載されている。収容体は、主キャップと対向する側に開口部を有し、開口部はシート部材で塞がれている。また、シート部材を主キャップと収容体とで挟持した状態で、シート部材の一部を、シート部材および主キャップの径方向外方へ延出した引抜き部としている。このようなボトルキャップを開栓する場合、引抜き部を径方向外方へ引き抜くことにより、原材料をペットボトルの内部へと落下させる。このような構造の場合、主キャップ、ペットボトルの開口部、シート部材の間のシール性を十分に確保することが難しいと考えられる。また、シート部材を抜き出した後の処理が必要になり、面倒である。
特許文献9には、容器の開口部に接着される収容容器を備えた、ボトルキャップの構造が記載されている。このようなボトルキャップを開栓する場合、容器の開口部と螺合しているボトルキャップを回転させることで、ボトルキャップを下方へと変位させる。ボトルキャップに一体に形成された突起部が、収容容器を突き破り、収容容器内に収容された原材料が、容器内に脱落する。このような構造の場合、収容容器が、開口部に接着された状態で残存するため、飲用の際に飲みづらい。また、収容容器を取り外して飲用するとしても、収容容器の処理が面倒である。また、収容容器に収納できる原材料の量も限られてしまう。
特開2008-100767号公報 特開2009−29445号公報 特開2007−69952号公報 特開2004−83022号公報 特開2007−269403号公報 特開2006−131283号公報 特開2007−290758号公報 特開2004−268930号公報 特開2003−310158号公報
本発明は、上述のような事情に鑑み、蓋体の収容部内の原材料などの収容物と、蓋体が取り付けられる容器内の液体などの物質とを接触および混合させる際に、大きな力を要せず、また、副キャップを締め直す作業を必要とせずに容器を振ることができ、容器内に飲料などが残らず、さらに容器の外観を損なわないことを可能とする、容器の蓋体構造の実現を目的としている。
本発明は、外周面にネジ部を有する容器の開口部に取り付けられる蓋体構造に係る。
特に、本発明の容器の蓋体構造は、(1)前記容器の開口部のネジ部と螺合するネジ部と、前記容器の開口部に内嵌する円筒部とを備える主キャップと、(2)前記主キャップの一部に該主キャップに対する相対回転可能、かつ軸方向の変位を阻止された状態で組み付けられ、前記円筒部の内径側に配置され、軸方向に伸長した軸部を備える副キャップと、(3)前記主キャップの径方向内側に形成される収容部と、(4)該収容部と、前記容器の内部空間との間を仕切り、前記副キャップの回転運動を、直線運動に変換する回転力変換機構を介して該副キャップに組み付けられている底蓋とを備える。
そして、前記副キャップの回転に伴い、前記底蓋が軸方向に変位することで、前記収容部が、前記内部空間と連通可能となることを特徴とする。
より具体的な構造では、前記回転力変換機構が、前記副キャップの軸部の他端部に形成されたネジ部と、前記主キャップに対する相対回転を阻止された状態で、該副キャップに組み付けられた前記底蓋に形成されたネジ部との螺合により構成される。
また、前記主キャップが、外側円筒部と内側円筒部とを備え、前記主キャップのネジ部は、該外側円筒部の内周面に形成されており、該内側円筒部が前記容器の開口部に内嵌する円筒部であって、該外側円筒部の一端は、該内側円筒部に円輪部を介して結合されている。
一態様では、前記副キャップの軸部が中空状であり、前記収容部が、該軸部の内周面の内側に形成されている。
さらに、前記主キャップが、前記円輪部より軸方向一方側に突出する取付け円筒部を備え、前記副キャップが該取付け円筒部に嵌合する係合筒部を有し、組み付けられた状態で、前記取付け円筒部の一部と該係合筒部の一部とが軸方向に関して係合されることにより、該副キャップの該主キャップの一部に対する前記軸方向の相対変位が阻止された状態での組付けがなされている。
より好ましくは、前記副キャップが、他端面に軸保持筒部を有する前記係合筒部と、該係合筒部とは別体で設けられる前記軸部とからなり、前記収容部内に収納物が収納された状態で、該軸部の軸方向一端側の開口部が、シール部材により塞がれ、かつ軸方向他端側の開口部が、前記底蓋により塞がれることで、前記収容部が密閉されており、該密閉状態で、該軸部の軸方向一端側が前記軸保持筒部に内嵌固定される。
別の態様では、前記副キャップの軸部が杆状であり、前記収容部が、前記主キャップの円筒部の内周面と、該副キャップの軸部の外周面との間に形成されている。
この場合も、さらに、前記主キャップが、前記円輪部より軸方向一方側に突出する取付け円筒部を備え、前記副キャップが該取付け円筒部に嵌合する係合筒部を有し、組み付けられた状態で、前記取付け円筒部の一部と該係合筒部の一部とが軸方向に関して係合されることにより、該副キャップの該主キャップの一部に対する前記軸方向の相対変位が阻止された状態での組付けがなされている。
前記副キャップが、他端面に軸保持筒部を有する前記係合筒部と、該係合筒部とは別体で設けられる前記軸部とからなり、該軸部が前記軸保持筒部に内嵌固定されるようにしてもよい。
前記主キャップの円筒部に、前記底蓋が前記容器の内部空間に落下することを防止する、落下防止構造を備えていることが好ましい。
本発明の実施態様の第1例としては、主キャップと、副キャップと、底蓋とを備え、外周面にネジ部を有する容器の開口部に取り付けられる蓋体構造であって、次の構造を備えるものがあげられる。すなわち、
前記主キャップは、
前記容器の開口部のネジ部と螺合するネジ部を内周面に有する外側円筒部と、
軸方向他端部に軸方向に伸長するスリットと係止リブを有する底部を備え、前記容器の開口部に内嵌する内側円筒部と、
該外側円筒部の一端部を該内側円筒部に連結する円輪部と、
該円輪部から軸方向一方側に突出する取付け円筒部とを備え、
前記副キャップは、
前記取付け円筒部に、相対回転可能に、かつ軸方向の変位が阻止された状態で、外嵌して組み付けられる係合筒部と、
該係合筒部と一体または別体で設けられ、該係合筒部の他端面から軸方向に伸長し、前記主キャップの内側円筒部に内嵌する大径部、および、該大径部の他端部からテーパ部を介して連続し、外周面にネジ部を有する小径部からなり、内周面の内側に中空状の収容部が設けられている軸部とを備え、
前記底蓋は、前記収容部の他端側開口を塞ぎ、内周面に前記副キャップのネジ部と螺合するネジ部を備え、外周面に前記主キャップの係止リブに係合する係止部を備え、
前記副キャップを回転させることで、前記底蓋が軸方向他端側にネジ送りにより変位し、該副キャップから解放されることにより、前記収容部と前記容器の内部空間とが連通するとともに、該底蓋は、前記主キャップの底部に保持される構造である。
第1例では、好ましくは、前記軸部は、前記係合筒部とは別体で設けられており、該軸部の軸方向一端側の開口部が、シール部材により塞がれ、かつ軸方向他端側の開口部が、前記底蓋により塞がれることで、前記軸部の内周面の内側に設けられている収容部が密閉可能となっている。
本発明の実施態様の第2例としても、同様に、主キャップと、副キャップと、底蓋とを備え、外周面にネジ部を有する容器の開口部に取り付けられる蓋体構造であって、次のような構造を備えるものがあげられる。すなわち、
前記主キャップは、
前記容器の開口部のネジ部と螺合するネジ部を内周面に有する外側円筒部と、
軸方向一端部に中央に取付孔を有する蓋部、および、軸方向他端部に軸方向に伸長する係止溝と開口部を備え、前記容器の開口部に内嵌する内側円筒部と、
該外側円筒部の一端部を該内側円筒部に連結する円輪部と、
該円輪部から軸方向一方側に突出する取付け円筒部と、
該内側円筒部の内周面の内側に設けられる中空状の収容部とを備え、
前記副キャップは、
前記取付け円筒部に、相対回転可能に、かつ軸方向の変位が阻止された状態で、外嵌して組み付けられる係合筒部と、
前記係合筒部の他端面から伸長し、前記内側円筒部の蓋部の取付孔に内嵌し、他端部の外周面にネジ部を有する軸部とを備え、
前記底蓋は、
一端側に前記主キャップの他端部の開口部の内径よりも大きい外径を有し、前記主キャップの係止溝に係合する係止部を有する大径部を備え、
他端側に前記主キャップの他端部の開口部に内嵌され、前記収容部の他端側開口を塞ぐ小径部を備え、
さらに、該大径部と小径部を連結し、前記副キャップの軸部の他端側に外嵌し、内周面に該軸部のネジ部と螺合するネジ部を有する底蓋軸部を備え、
前記副キャップを回転させることで、前記底蓋が軸方向他端側にネジ送りにより変位し、前記収容部と前記容器の内部空間とが連通するとともに、前記底蓋の大径部が前記主キャップの開口部に保持される構造である。
本発明の蓋体構造においては、いずれの態様においても、前記容器の開口部と、前記主キャップとの間にシール構造を備えていることが好ましい。
さらに、前記主キャップと、前記副キャップとの間にシール構造を備えていることが好ましい。
いずれの蓋体構造も、ペットボトルなどを飲料容器、その他の、内容物と添加物とを開栓直前まで分離する必要がある容器などに好適に適用される。
なお、本発明の説明においても、原則として、一端側または一方側とは、蓋体構造の軸方向の一方向側(構造の上側、容器の外側、図面の上側)をいい、他端側または他方側とは、蓋体構造の軸方向他方向側(構造の下側、容器の内側、図面の下側)をいうものとする。
上述のように構成する、本発明の容器の蓋体構造の場合、従来構造と異なり、副キャップに切り離し部材を設けていないため、蓋体内の収容物を収容部から出す際の動作に、大きな力を必要としない。
また、主キャップに対して、副キャップが軸方向へ変位することがないため、容器を開栓することなく、収容部内の収容物と容器内の物質とを接触させることができる。開栓前の接触が可能になるため、これら収容物と容器内の物質とを十分に混合する必要がある場合でも、内容物が吹き出るおそれなく、そのままの状態で容器を振って混合することができる。
また、容器内の物質が炭酸水、または収容物が発泡錠剤の場合でも、容器を振って発泡しても、容器自体は開栓していないため、溢れ出す問題も生じない。
さらに、飲用する際、蓋体全体を容器の開口部から取り外すため、従来構造と異なり、容器の開口部に維持された主キャップの外筒の外周面と、ペットボトルの開口部の内周面との間に隙間が生じることがない。このため、容器内に飲み残しが残ることはない。
また、収容部を、副キャップを構成する中空状の軸部の内径側に形成し、かつ、該軸部を、副キャップを構成する係合筒部と別体で設けた構造にすれば、原材料の収納性の向上を図ることができる。また、中空状の軸部の一端面をヒートシールなどにより塞ぎ、他端面を蓋体により塞いでいるので、原材料を収容した軸部をカートリッジとして単体で持ち運ぶことができ、流通性の向上を図ることができる。
加えて、容器の開口部と主キャップの間、具体的には、容器の開口部と主キャップの対向する周面同士の間または端面同士の間、および、主キャップと副キャップの間、具体的には、主キャップと副キャップの対向する周面同士の間または端面同士の間に、シール構造を設けている。このため、組付け状態での密封性を高くすることができる。
さらに、蓋部材が容器の内部に落下することを防止する、蓋部材の落下防止構造を設けた上で、蓋体全体が除去されるため、開栓後の外観を向上させることができ、さらに飲用の際、蓋部材を誤飲する心配もない。
図1は、本発明の実施の形態の第1例について、蓋体構造であるボトルキャップを容器へ組み付けた状態を示す、正面斜視図である。 図2は、図1からボトルキャップのみを取り出して示す、底蓋が副キャップの軸部に螺合固定されている状態を示す図(A)と、底蓋が軸部から外れている状態を示す図(B)である。 図3は、図1のX−X断面図であり、第1例の使用状態において、図2(A)、(B)とそれぞれ対応し、収容部と容器の内部とが連通する前の状態を示す図(A)と、連通した後の状態を示す図(B)である。 図4は、図3のa部拡大図である。 図5は、図3のb部拡大図である。 図6は、図3のc部拡大図である。 図7は、図3のd部拡大図である。 図8は、本発明の実施の形態の第2例を示す、図2と同様の図である。 図9は、第2例についての図3と同様の図であり、軸部および収容物を除いた構造を断面で示したものである。 図10は、第2例の軸部と蓋体とを取り出して示す、正面斜視図である。 図11は、図9のe部拡大図である。 図12は、図9のf部拡大図である。 図13は、従来のボトルキャップの構造の1例を示す、断面図である。
[実施の形態の第1例]
図1〜7に、本発明の蓋体構造にかかる実施の形態の第1例を示す。本例のボトルキャップ1aは、主キャップ2aと、副キャップ3aと、底蓋4aとを備える。なお、いずれの部材も、その用途に応じて適切な樹脂材料により形成されるが、飲料容器用の蓋体構造としては、ポロプロピレン(PP)などのポリマーや、ウレタンゴムなどのエラストマーが好適に用いられる。なお、本発明の蓋体構造は、ペット(PET)ボトルなどの飲料容器に限られず、たとえば、輸送時には容器内の物質と収容部内の収容物を分離し、使用時にこれらを接触および混合させる必要がある各種用途において、具体的には、薬品や医薬品などの調製などの用途において、環状で外周面にネジ部が構成される各種容器に適用される。
主キャップ2aは、外側円筒部25と、内側円筒部26と、取付け円筒部27とを備え、これらの部材は円輪部36を介して、一体に形成されている。外側円筒部25は、容器であるペットボトル5の開口部6に外嵌できる長さに伸長し、その内周面に、ペットボトル5の開口部6の外周面に形成された雄ネジ部28と螺合される、雌ネジ部29を備えている。基本的には、通常のペットボトル用のキャップの円筒部と同様の構成である。なお、容器の開口部の内周面に雄ネジ部がある特殊な容器の場合には、主キャップを1つの円筒部から形成し、外周面に該雄ネジ部に螺合される雌ネジ部を形成し、同時に該円筒部が開口部に内嵌されるように構成してもよい。
内側円筒部26は、外側円筒部25の内径側に同軸に配され、外側円筒部25よりも長く伸長し、軸方向一端側を開口し、軸方向他端側に、他端縁から径方向内方へ折り曲げられたフランジ状の底部が形成された有底円筒状の部材である。内側円筒部26は、軸方向中間部の他端寄り部分から軸方向他端縁の円周方向の複数箇所に、内側円筒部26の内周面から外周面に貫通する軸方向に長いスリット31が形成されている。また、内側円筒部26の軸方向他端側の内周面の円周方向複数箇所で、各スリット31が形成されていない位置には、径方向内方に突出した回転止めの係止リブ32(図3参照)が形成されている。
外側円筒部25と内側円筒部26とは、軸方向一端縁において、円輪部36を介して結合している。
取付け円筒部27は、円筒状の部材であって、円輪部36の軸方向一端面の径方向中間部から、軸方向一方側(図3の上方)へ突出する状態で設けられている。また、取付け円筒部27の外周面の軸方向中間部には、全周にわたり、径方向外方へ突出した主キャップ側係合凸部38(図4参照)が形成されている。
副キャップ3aは、係合筒部39と、該係合筒部39とは別体に設けられた軸部40とを備えている。このうち、係合筒部39は、円筒部の軸方向一端側の開口部が塞がれた有底円筒状の部材である。また、係合筒部39の内径は、主キャップ2aの取付け円筒部27の外径よりも大きい。また、係合筒部39の内周面の軸方向中間部には、全周にわたり、径方向内方へ突出する副キャップ側係合凸部41(図4参照)が形成されている。副キャップ側係合凸部41の内径は、取付け円筒部27の外径よりも大きく、主キャップ側係合凸部38の外径よりもわずかに小さい。
また、係合筒部39の底部には、該底部の他端面から、軸方向他方側に突出した円筒状の軸保持筒部42が一体に形成されている。
軸部40は、一端側の大径部44と、他端側の小径部45と、これら大径部44と小径部45とを連結するテーパ部46とを有する、中空の円筒状の一体成形品である。大径部44の外径は、係合筒部39の軸保持筒部42の内径とほぼ同じかわずかに大きく、主キャップ2aの内側円筒部26の内径よりもわずかに小さい。軸部40の軸方向一端部は、軸保持筒部42に内嵌固定されている。一方、軸方向他端側にある小径部45の外周面には、雄ネジ部47が形成されている。軸部40は、軸方向一端側の開口部を係合筒部39の底部により塞がれており、軸部40の内周面と係合筒部39の底部により囲まれる空間を収容部20aとしている。すなわち、本例では、軸部の内周面の内側に収容部が形成される。
軸部40の軸方向一端部が係合筒部39の軸保持筒部42に内嵌固定されていることから、軸部40は係合筒部39に一体に回転可能(相対回転不能)な状態で固定される。なお、軸部40と係合筒部39との相対回転を規制するために、さらに軸保持筒部42の内周面の一部に形成された係合部(図示せず)と、軸部40の外周面の軸方向一端部に形成された係合部(図示せず)とを係合させている。
なお、図示の例では、軸部40の軸方向一端側の開口部には、開口部を塞ぐ状態でシート部材48が接着されている。この場合、軸部40の軸方向一端側から収容物を収容して、その後、シート部材48を被せて、その後に軸部40を軸保持筒部42に内嵌させることができる。本例の場合、係合筒部39と軸部40とを別体に設け、軸部40の軸方向一端側の開口部をシール部材であるシート部材48で塞ぎ、軸方向他端側の開口部を後述する底蓋4aで塞ぐことで収容部20aを密封している。このため、原料19を収容部20aに収容した軸部40をカートリッジとして単体で持ち運びすることができる。なお、軸部を、軸方向一端側が底部により塞がれた有底円筒状にすることもできる、この場合、該底部がシール部材に相当する。また、係合筒部と軸部とを一体に設ける構造にすることもできる。
底蓋4aは、円筒部50の軸方向他端側の開口部を底部により塞がれた有底円筒状の部材である。このような円筒部50の外周面の円周方向複数箇所(本例の場合4箇所)には、軸方向他端から軸方向一端にかけて前記内側円筒部26の各係止リブ32と係合可能な係止部である係止溝(図示省略)を設けている。また、円筒部50の内周面には、副キャップ3aの軸部40の他端部にある雄ネジ部47と螺合される雌ネジ部52が形成されている。また、円筒部50の軸方向中間部の円周方向複数箇所には、内周面から外周面に貫通する貫通孔53が形成されている。
底蓋4aは、組付け状態で、底蓋4aの各係止溝と主キャップ2aの各回転止めリブ32とが円周方向に関して係合されることで、主キャップ2aに対する相対回転が阻止される。なお、係止溝に変えて、底蓋4aの円筒部50の外周面の円周方向複数箇所に、該外周面よりも径方向外方へ突出する突出部を設け、該突出部と前記各回転止めリブ32とを円周方向に係合することで相対回転を阻止する構造とすることもできる。また、底蓋4aは、雌ネジ部52と、副キャップ3aの軸部40の雄ネジ部47との螺合により構成される送りネジ機構を介して、副キャップ3aに組み付けられる。この送りネジ機構が、副キャップ3aの回転運動を、底蓋4aの軸方向の直線運動に変換する回転力変換機構に相当する。
なお、本例の蓋体構造では、組付け状態で、容器が密閉されるように、複数のシール構造を備えている。
まず、内側円筒部26の外周面は、軸方向一端寄り部分を大径外周面34(図5参照)とし、大径外周面34以外の部分を大径外周面34の外径よりもやや小さな外径を有する小径外周面35としている。組付け状態で、大径外周面34は、ペットボトル5の開口部6の内周面と隙間なく当接する。このようにして、ペットボトル5の開口部6と、主キャップ2aとの間のシールを図っている。
また、円輪部36の軸方向他端面の径方向中間部には全周にわたり、該端面から軸方向他方側へ突出したシール用リブ37(図5参照)が形成されている。組付け状態で、シール用リブ37は、対向するペットボトル5の開口部6の軸方向一端面と隙間なく当接する。このようにして、ペットボトル5の開口部6と主キャップ2aとの間のシールを図っている。なお、図5は、シール用リブ37の自由状態における形状を示している。なお、さらに大きなシール性を要する場合には、シール用リブ37を形成せず、前記円輪部36の軸方向他端面と、前記ペットボトル5の開口部6の軸方向一端面との間に、エラストマー、または発泡性樹脂などの円輪状のシール部材を設ける構造とすることもできる。
さらに、係合筒部39の底部の径方向外端寄りの、取付け円筒部27の軸方向一端面と整合する位置には、全周にわたりシール用リブ43(図6参照)が形成されている。また、該シール用リブ43と対向する主キャップ2aの取付け円筒部27の軸方向一端面には全周にわたり係止溝70が形成されている。組付け状態で、シール用リブ43は、係止溝70と係合する。このようにして、主キャップ2aと、副キャップ3aとの間のシールを図っている。
加えて、副キャップ3aの軸部40において、大径部44の外周面の軸方向中間部の軸方向に離れた複数箇所(本例では3箇所)には、全周にわたり、径方向外方へ突出したシール用リブ49(図7参照)が形成されている。組付け状態で、各シール用リブ49は、シール用リブ49と対向する主キャップ2aの内周面と当接する。このようにして、主キャップ2aと、副キャップ3aとの間のシールを図っている。なお、図7は、シール用リブ49の自由状態における形状を示している。
さらに、主キャップ2aの内側円筒部26の内周面の軸方向一端寄り部分には、全周にわたりOリング用係止溝33(図7参照)が形成されており、Oリング用係止溝33には、Oリング54が係止されている。組付け状態で、Oリング54は、対向する副キャップ3aの軸部40の周面と当接して、主キャップ2aと副キャップ3aとの間のシールを構成する。なお、図7は、Oリング54の自由状態における形状を示している。また、前記各シール用リブ49によるシールで十分なシール性を確保できる場合には、該Oリング54によるシール構造を設ける必要はない。
本例のボトルキャップ1aの組立ては、たとえば、以下のような手順で行う。まず、軸部40の雄ネジ部47に、底蓋4aの雌ネジ部52を螺合し、軸部40の軸方向他端側の開口部を塞ぐ。
次に、軸部40の軸方向一端側の開口部から収容物である原材料19を収容部20aに収容する。次いで、軸部40の軸方向一端側の開口部を、前記シート部材48を接着することにより塞いで収容部20aを密閉する。接着は、シート部材に熱を加えて一部を溶かして接着する、いわゆるヒートシールなどの任意の方法により行う。
そして、軸部40の軸方向一端部を、係合筒部39の軸保持筒部42に、軸保持筒部42の内周面の一部に形成された係合部(図示せず)と、軸部40の外周面の軸方向一端部に形成された係合部(図示せず)とが円周方向に関して係合された状態で、内嵌固定させる。
一方、主キャップ2aの内側円筒部26のOリング用係止溝33にOリング54を組み付けておく。
このようにして組み立てられた副キャップ3aと主キャップ2aとを、底蓋4aの各係止溝と主キャップ2aの各回転止めリブ32とが円周方向に関して係合された状態で、軸部40を、主キャップ2aの内側円筒部26に対して、内側円筒部26の軸方向一端側から押し込むことで、ボトルキャップ1aとする。この押し込み作業は、副キャップ3aの係合筒部39の副キャップ側係合凸部41が、主キャップ2aの取付け円筒部27の主キャップ側係合凸部38を乗り越えるまで行う(図3参照)。
次いで、主キャップ2aの外側円筒部25の雌ネジ部29と、ペットボトル5の開口部6の雄ネジ部28とを螺合することで、ボトルキャップ1aをペットボトル5に対して組み付ける。
なお、本例の場合、主キャップと副キャップとの間には、従来技術における切り離し部のような構造を設けていない。このため、前記ボトルキャップ1aをペットボトル5に対して組み付けた状態で、該ボトルキャップ1aと、該ペットボトル5の開口部6の周辺をシュリンクフィルム(図示省略)で覆うことにより、バージンシールの役割を持たせている。なお、主キャップを従来のペットボトル用の蓋体構造と同様に、切り離し部のような構造をもって容器の開口部に組み付けることもできるし、主キャップと副キャップとの間に切り離し部と同様の構造を設けて、副キャップに主キャップに対する回転方向の力が相当程度加わった場合に、これらが分離して相対回転を可能とする構造を採ることもできる。
本例のボトルキャップ1aを組み付けたペットボトル5内の飲料を飲用する際には、副キャップ3aを所定の方向へ回転させる。これにより、副キャップ3aの回転に伴い、主キャップ2aに対して相対回転を阻止された状態かつ軸方向変位可能な状態で組み付けられた底蓋4aが、軸方向他方側(図3の下方、ペットボトル5の内側)へと変位する。副キャップ3aを同方向へさらに回転させると、図3(B)に示すように、底蓋4aが、軸部40から解放され、収容部20aとペットボトル5の内部空間22とが連通し、原材料19とペットボトル5内の液体とが混合される。なお、底蓋4aが、軸部40から解放されても、底蓋4aは、主キャップ2aの内側円筒部26の底部の上に脱落する。このような、底蓋4aの落下防止構造を設けているため、底蓋4aがペットボトル5内に脱落することはない。
上述のように構成する、本発明の容器の蓋体構造の場合、副キャップ3aには従来技術における切り離し部のような構造を設けていないことから、副キャップ3aを回転させる際に、大きな力が必要とされない。なお、未開封であることの証明は、組付け状態で、ボトルキャップ1aとペットボトル5の開口部6の周辺部とを覆っている、シュリンクフィルムにより行うことができる。
また、副キャップ3aの回転では、副キャップ3a自体が軸方向に変位することはなく、蓋体としては開栓することない。よって、開栓前の状態において、収容部20a内の原材料19と、ペットボトル5内の液体とを混合させることができ、かつ、ペットボトル5を振って混合状態を十分にすることができる。また、液体が炭酸水または原材料が発泡錠剤の場合でも、発泡が生じても液体が漏出する問題は生じない。
また、原材料19の収容部20aを、副キャップ3aを構成する中空状の軸部40の内径側に形成し、かつ、該軸部40を、副キャップ3aを構成する係合筒部39と別体で設けている。このため、原材料19の収納性の向上を図ることができる。また、中空状の軸部40の一端面をヒートシールなどのシート部材48により塞ぎ、他端面を蓋体4aにより塞いでいるので、原材料19を収容した軸部40をカートリッジとして単体で持ち運ぶことができ、流通性の向上を図ることができる。
また、シート部材48の色や模様などを、原材料の種類により分けるようにすれば、収容されている原材料の識別を容易に行うことができる。
本発明の容器の蓋体構造の場合、飲用する際に、ボトルキャップ1aの全体を、ペットボトル5の開口部6から取り外すため、飲み残しの問題も生じない。
さらには、底蓋4aがペットボトル5の内部空間22に脱落することはなく、ボトルキャップ1aの取り外しとともに除去されることから、底蓋4aの誤飲の問題も生じない。
加えて、ペットボトル5の開口部6の周面と主キャップ2aの周面との間、および主キャップ2aの周面と副キャップ3aの周面との間には、軸部40の大径外周面34、シール用リブ37、43、49およびOリング54などのシール構造を設けているため、その密封性を著しく向上させることができる。
[実施の形態の第2例]
図8〜12に、本発明の実施の形態の第2例を示す。本例のボトルキャップ1bは、主キャップ2bを構成する内側円筒部26aの内周面の軸方向一端寄り部分に、蓋部に相当し、径方向内方に突出する内向フランジ55(図9参照)を設けている。また、内向フランジ55の径方向内端縁には、取付孔に相当し、内径側に貫通孔を有する軸保持円筒部56が、内向フランジ55と一体に形成されている。また、軸保持円筒部56の内周面の軸方向一端(図9の上側)寄り部分には、全周にわたりOリング用係止溝57(図11参照)が形成されている。また、Oリング用係止溝57には、Oリング69が係止されている。組付け状態で、Oリング69は、Oリング69と対向する副キャップ3bの軸部40aの外周面と当接する。
また、内側円筒部26aの内周面の軸方向他端(図9の下側)寄りの円周方向の複数箇所には、軸方向に長い回転止め係止溝58が形成されていて、開口部を構成している。このほかの主キャップ2bの構造は、実施の形態の第1例の構造とほぼ同様である。
副キャップ3bを構成する軸部40aを、軸保持円筒部56の内径よりも小さい外径を有する円杆状または円筒状としている。また、軸部40aの外周面の軸方向他端寄り部分には、雄ネジ部60が形成されている。また、図11に示すように、軸部40aの外周面のうち、軸方向一端寄りで軸保持円筒部56の内周面と対向する位置の、軸方向に離れた複数箇所(本例の場合3箇所)に、径方向外方に突出するシール用リブ59を全周にわたり形成している。各シール用リブ59は、組付け状態で、対向する軸保持円筒部56の内周面と隙間なく当接する。このようにして、主キャップ2bと副キャップ3bとの間のシールを図っている。なお、図11は、前記各シール用リブ59の自由状態における形状を示している。
また、前記副キャップ3bを構成する係合筒部39aの底部の円周方向中間部には、該底部から軸方向一方側へ突出する状態で、シール用リブ71(図12参照)が形成されている。また、前記主キャップ2bの内側円筒部26aの軸方向一端面(図12の上側)の、前記シール用リブ71と対向する位置には、全周にわたり係止溝72が形成されている。組付け状態で、図12に示すように、前記シール用リブ71と、該係止溝72とが隙間なく係合される。このようにして、主キャップ2bと副キャップ3bとの間のシールを図っている。
また、底蓋4bは、小径部である蓋部61と、底蓋軸部である円筒部62と、大径部である突出部63(図10参照)とを備える。このうちの、蓋部61は、内側円筒部26aの軸方向他端側の開口部の内径とほぼ同じか、やや小さい外径を有する。また、蓋部61の径方向外周面の軸方向中間部の全周にわたり形成されたOリング用係止溝64に、Oリング65を係止している。このようにして蓋部61の径方向外周面と、内側円筒部26aの軸方向他端側の開口部の内周面との間にシールを形成している。
また、円筒部62は、蓋部61の軸方向一端面の中央部から、軸方向一方側に突出する状態で設けられている。円筒部62の内周面には、軸部40aの雄ネジ部60と螺合する雌ネジ部66が形成されている。
突出部63は、円筒部62の外周面の軸方向一端部の径方向反対側位置に、径方向外方に突出した状態で形成されており、前記蓋部61の外径よりも大きい外径を有する。なお、大径部を、軸方向に貫通孔を複数備える円盤状で、径方向の一部に係止溝58と係合可能な係止部を備える構造により構成してもよい。
このような底蓋4bは、組付け状態で、各突出部63の径方向外端縁と主キャップ2bの各回転止め係止溝58とが円周方向に関して係合されることで、主キャップ2bに対する相対回転を阻止される。また、底蓋4bは、雌ネジ部66と、副キャップ3bの軸部40aの雄ネジ部60との螺合により構成される送りネジ機構を介して副キャップ3aに組み付けられている。この送りネジ機構が、副キャップ3aの回転運動を、底蓋4bの軸方方向の直線運動に変換する回転力変換機構に相当する。なお、本例の場合、内側円筒部26aの内周面と、軸部40aの外周面と、前記底蓋4bの蓋部61の軸方向一端面とで囲まれる部分を、原材料19を収容する収容部20bとしている。
本例のボトルキャップ1bの組立ては、たとえば以下のような手順で行う。まず、主キャップ2bの軸保持円筒部56のOリング用係止溝57にOリング69を係止した状態で、軸部40aの軸方向一端寄り部分を、軸保持円筒部56の軸方向他端側から挿通する。
次に、軸部40aのうち、軸保持円筒部56よりも軸方向一方側へ突出した部分を、副キャップ3bを構成する係合筒部39aの底部に形成した、軸保持筒部42aの内周面に内嵌固定すると同時に、係合筒部39aを、係合筒部39aの円筒部の内周面に形成された副キャップ側係合凸部41aが、主キャップ2bの取付け円筒部27aの外周面に形成された主キャップ側係合凸部38aを乗り越えるまで押し込む。なお、軸保持筒部42aの内周面の断面形状および軸部40aの軸方向一端部の断面形状を非円形(たとえば5角形、図10参照)にすることで、軸部40aが、係合筒部39aに対して相対回転することを阻止される。このような、軸保持筒部42aと軸部40aとの相対回転を規制する構造は、実施の形態の第1例のように、それぞれの部材に設けた係合部同士が円周方向に関して係合される構造でもよい。
そして、収容部20bに原材料19を収容し、底蓋4bの雌ネジ部66と軸部40aの雄ネジ部60とを螺合することで、収容部20bを密閉してボトルキャップ1bとする。なお、底蓋4bは、突出部63の径方向外端縁と内側円筒部26aの各回転止め係止溝58とが円周方向に関して係合されることで、主キャップ1bに対する相対回転を阻止された状態かつ軸方向の変位可能な状態に組み付けられる。
このようにして組み立てられたボトルキャップ1bは、主キャップ2bの外側円筒部25aの雌ネジ部29aと、ペットボトル5の開口部6の雄ネジ部28とを螺合することで、ペットボトル5に組み付けられる。
なお、本例の場合、従来技術における切り離し部のような構造を設けていない。このため、前記ボトルキャップ1bをペットボトル5に対して組み付けた状態で、該ボトルキャップ1bと、該ペットボトル5の開口部6の周辺をシュリンクフィルム(図示省略)で覆うことにより、バージンシールの役割を持たせている。
本例のボトルキャップ1bを組み付けたペットボトル5内の飲料を飲用する際には、ボトルキャップ1bの副キャップ3bを所定の方向へ回転させる。これにより、底蓋4bが、副キャップ3bの回転に伴い、軸方向他方側(図9の下方)へと変位する。副キャップ3bを同方向へさらに回転させると、図9(B)に示すように、底蓋4bの蓋部61と、内側円筒部26aとの間に隙間ができる。そして、収容部20bとペットボトル5の内部空間22とが連通され、原材料19がペットボトル5の内部空間22に落下し、原材料19とペットボトル5内の液体とが混合される。なお、副キャップ3bをさらに回転させ、底蓋4bを軸方向他方側へさらに変位させようとしても、突出部63の径方向外端縁が、内側円筒部26aの各回転止め係止溝58の軸方向他端縁に当接し、それ以上軸方向他方側へは変位しない。このため、底蓋4bが、軸部40aから解放されることはない。このように、突出部63の径方向外端縁と、内側円筒部26aの各回転止め係止溝58の軸方向他端縁との係合により、底蓋4bの落下防止構造が構成される。
上述のように構成する、本発明の容器の蓋体構造の場合、収容部20bを、主キャップ2bの内側円筒部26aの内周面と、軸部40aの外周面との間に形成している。このため、大きな収容部を確保することができる。その他の、作用および効果は実施の形態の第1例と同様である。
本発明は、各実施例に示した、ペットボトルのキャップの構造に限るものではない。キャップの収容部に収容された原材料と、キャップが取り付けられた容器に収容された物質とを混合するような各種用途、たとえば薬品などの実験用容器などに適用することも可能である。前記原材料は、粉末状のものに限らず、液体を用いることもできる。また、容器内の物質も、液体に限るものではない。
1、1a、1b ボトルキャップ
2、2a、2b 主キャップ
3、3a、3b 副キャップ
4、4a、4b 底蓋
5 ペットボトル
6 開口部
7 キャップ本体
8 外筒
9 内側フランジ部
10 雄ネジ部
11 係合筒部
12 内筒
13 円筒部
14 雌ネジ部
15 蓋部
16 切り離し部
17 切り込み
18 雄ネジ部
19 原材料
20、20a、20b 収容部
21 雌ネジ部
22 内部空間
23 連結部材
24 隙間
25、25a 外側円筒部
26、26a 内側円筒部
27、27a 取付け円筒部
28 雄ネジ部
29、29a 雌ネジ部
30 蓋部
31 スリット
32 係止リブ
33 Oリング用係止溝
34 大径外周面
35 小径外周面
36 円輪部
37 シール用リブ
38、38a 主キャップ側係合凸部
39、39a 係合筒部
40、40a 軸部
41、41a 副キャップ側係合凸部
42、42a 軸保持筒部
43 シール用リブ
44 大径部
45 小径部
46 テーパ部
47 雄ネジ部
48 シート部材
49 シール用リブ
50 円筒部
52 雌ネジ部
53 貫通孔
54 Oリング
55 内向フランジ
56 軸保持円筒部
57 Oリング用係止溝
58 回転止め係止溝
59 シール用リブ
60 雄ネジ部
61 蓋部
62 円筒部
63 突出部
64 Oリング用係止溝
65 Oリング
66 雌ネジ部
69 Oリング
70 係止溝
71 シール用リブ
72 折返しフランジ部

Claims (16)

  1. ネジ部を有する容器の開口部に取り付けられる蓋体構造であって、
    前記容器の開口部のネジ部と螺合するネジ部と、前記容器の開口部に内嵌する円筒部とを備える、主キャップと、
    前記主キャップの一部に、該主キャップに対する相対回転可能に、かつ軸方向の変位を阻止された状態で組み付けられるとともに、前記円筒部の内径側に配置され、軸方向に伸長する軸部を備える、副キャップと、
    前記主キャップの径方向内側に形成される収容部と、
    前記収容部と、前記容器の内部空間との間を仕切るとともに、前記副キャップの回転運動を、直線運動に変換する回転力変換機構を介して、該副キャップに組み付けられている、底蓋とを備え、
    前記副キャップの回転に伴い、前記底蓋が軸方向に変位した状態で、前記収容部と前記内部空間とが連通することを特徴とする、容器の蓋体構造。
  2. 前記回転力変換機構が、前記副キャップの軸部の他端部に形成されたネジ部と、前記主キャップに対する相対回転を阻止された状態で、該副キャップに組み付けられた前記底蓋に形成されたネジ部との螺合により構成されている、請求項1に記載した容器の蓋体構造。
  3. 前記主キャップが、外側円筒部と内側円筒部とを備え、前記主キャップのネジ部は、該外側円筒部の内周面に形成されており、該内側円筒部が前記容器の開口部に内嵌する円筒部であって、該外側円筒部の一端は、該内側円筒部に円輪部を介して結合されている、請求項1または2に記載した容器の蓋体構造。
  4. 前記副キャップの軸部が中空状であり、前記収容部が、該軸部の内周面の内側に形成されている、請求項3に記載した容器の蓋体構造。
  5. 前記主キャップが、前記円輪部より軸方向一方側に突出する取付け円筒部を備え、前記副キャップが該取付け円筒部に嵌合する係合筒部を有し、組み付けられた状態で、前記取付け円筒部の一部と該係合筒部の一部とが軸方向に関して係合されることにより、該副キャップの該主キャップの一部に対する前記軸方向の相対変位が阻止された状態での組付けがなされている、請求項4に記載した容器の蓋体構造。
  6. 前記副キャップが、他端面に軸保持筒部を有する前記係合筒部と、該係合筒部とは別体で設けられる前記軸部とからなり、前記収容部内に収納物が収納された状態で、該軸部の軸方向一端側の開口部が、シール部材により塞がれ、かつ軸方向他端側の開口部が、前記底蓋により塞がれることで、前記収容部が密閉されており、該密閉状態で、該軸部の軸方向一端側が前記軸保持筒部に内嵌固定される、請求項5に記載した容器の蓋体構造。
  7. 前記副キャップの軸部が杆状であり、前記収容部が、前記主キャップの円筒部の内周面と、該副キャップの軸部の外周面との間に形成されている、請求項3に記載した容器の蓋体構造。
  8. 前記主キャップが、前記円輪部より軸方向一方側に突出する取付け円筒部を備え、前記副キャップが該取付け円筒部に嵌合する係合筒部を有し、組み付けられた状態で、前記取付け円筒部の一部と該係合筒部の一部とが軸方向に関して係合されることにより、該副キャップの該主キャップの一部に対する前記軸方向の相対変位が阻止された状態での組付けがなされている、請求項7に記載した容器の蓋体構造。
  9. 前記副キャップが、他端面に軸保持筒部を有する前記係合筒部と、該係合筒部とは別体で設けられる前記軸部とからなり、該軸部が前記軸保持筒部に内嵌固定される、請求項8に記載した容器の蓋体構造。
  10. 前記主キャップの円筒部に、前記底蓋が前記容器の内部空間に落下することを防止する、落下防止構造を備えている、請求項1〜9のいずれか1項に記載した容器の蓋体構造。
  11. 主キャップと、副キャップと、底蓋とを備え、外周面にネジ部を有する容器の開口部に取り付けられる蓋体構造であって、
    前記主キャップは、
    前記容器の開口部のネジ部と螺合するネジ部を内周面に有する外側円筒部と、
    軸方向他端部に軸方向に伸長するスリットと係止リブを有する底部を備え、前記容器の開口部に内嵌する内側円筒部と、
    該外側円筒部の一端部を該内側円筒部に連結する円輪部と、
    該円輪部から軸方向一方側に突出する取付け円筒部とを備え、
    前記副キャップは、
    前記取付け円筒部に、相対回転可能に、かつ軸方向の変位が阻止された状態で、外嵌して組み付けられる係合筒部と、
    該係合筒部と一体または別体で設けられ、該係合筒部の他端面から軸方向に伸長し、前記主キャップの内側円筒部に内嵌する大径部、および、該大径部の他端部からテーパ部を介して連続し、外周面にネジ部を有する小径部からなり、内周面の内側に中空状の収容部が設けられている軸部とを備え、
    前記底蓋は、前記収容部の他端側開口を塞ぎ、内周面に前記副キャップのネジ部と螺合するネジ部を備え、外周面に前記主キャップの係止リブに係合する係止部を備え、
    前記副キャップを回転させることで、前記底蓋が軸方向他端側にネジ送りにより変位し、該副キャップから解放されることにより、前記収容部と前記容器の内部空間とが連通するとともに、該底蓋は、前記主キャップの底部に保持されることを特徴とする、容器の蓋体構造。
  12. 前記軸部は、前記係合筒部とは別体で設けられており、該軸部の軸方向一端側の開口部が、シール部材により塞がれ、かつ軸方向他端側の開口部が、前記底蓋により塞がれることで、前記軸部の内周面の内側に設けられている収容部が密閉可能となっている、請求項11に記載した容器の蓋体構造。
  13. 主キャップと、副キャップと、底蓋とを備え、外周面にネジ部を有する容器の開口部に取り付けられる蓋体構造であって、
    前記主キャップは、
    前記容器の開口部のネジ部と螺合するネジ部を内周面に有する外側円筒部と、
    軸方向一端部に中央に取付孔を有する蓋部、および、軸方向他端部に軸方向に伸長する係止溝と開口部を備え、前記容器の開口部に内嵌する内側円筒部と、
    該外側円筒部の一端部を該内側円筒部に連結する円輪部と、
    該円輪部から軸方向一方側に突出する取付け円筒部と、
    該内側円筒部の内周面の内側に設けられる中空状の収容部とを備え、
    前記副キャップは、
    前記取付け円筒部に、相対回転可能に、かつ軸方向の変位が阻止された状態で、外嵌して組み付けられる係合筒部と、
    前記係合筒部の他端面から伸長し、前記内側円筒部の蓋部の取付孔に内嵌し、他端部の外周面にネジ部を有する軸部とを備え、
    前記底蓋は、
    一端側に前記主キャップの他端部の開口部の内径よりも大きい外径を有し、前記主キャップの係止溝に係合する係止部を有する大径部を備え、
    他端側に前記主キャップの他端部の開口部に内嵌され、前記収容部の他端側開口を塞ぐ小径部を備え、
    さらに、該大径部と小径部を連結し、前記副キャップの軸部の他端側に外嵌し、内周面に該軸部のネジ部と螺合するネジ部を有する底蓋軸部を備え、
    前記副キャップを回転させることで、前記底蓋が軸方向他端側にネジ送りにより変位し、前記収容部と前記容器の内部空間とが連通するとともに、前記底蓋の大径部が前記主キャップの開口部に保持されることを特徴とする、容器の蓋体構造。
  14. 前記容器の開口部と、前記主キャップとの間にシール構造を備えている、請求項1〜13のいずれか1項に記載した容器の蓋体構造。
  15. 前記主キャップと、前記副キャップとの間にシール構造を備えている、請求項1〜14のいずれか1項に記載した容器の蓋体構造。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項に記載した蓋体構造を備える容器。
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