JP2011218933A - フードサポート機構 - Google Patents

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JP2011218933A
JP2011218933A JP2010089176A JP2010089176A JP2011218933A JP 2011218933 A JP2011218933 A JP 2011218933A JP 2010089176 A JP2010089176 A JP 2010089176A JP 2010089176 A JP2010089176 A JP 2010089176A JP 2011218933 A JP2011218933 A JP 2011218933A
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hood
support rod
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Shinichi Karube
真一 軽部
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】フードサポート機構の近傍にあるPCU(パワーコントロールユニット)ブラケットを廃止することがでるフードサポート機構を提供する。
【解決手段】フードサポート機構10は、エンジンルーム21の縁部に設けられた支点14に回転自在に取り付けたフードサポートロッド11と、PCU13の上面に設けられたフードサポート保持具12と、を有している。また、フードサポート保持具12は、フードサポートロッド11に設けられた凸部がそのフードサポート保持具に嵌り合うことで高電圧機器であるPCU13の車幅方向における変位を規制する嵌合手段と、フードサポートロッド11がフードサポート保持具12に嵌り合うことで高電圧機器を車体にアースさせるボデーアース手段と、を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、フードを開状態に支持するフードサポートロッドと該フードサポートロッドを保持するフードサポート保持具とを有するフードサポート機構に関する。
自動車にはエンジンルーム内のメンテナンスのためにフードが設けられており、開閉可能になっている。フードを開状態にする場合は、棒状の支柱を用いてフードが開状態に維持される。フードサポート用の支柱であるフードサポートロッドは、エンジンルーム内に設けられており、フードサポートロッド(以下、ロッドともいう。)の基端側は車体に回動自在に支持され、ロッドの自由端側がフードの裏側に設けられている係合部に挿入されてフードが開状態に支持される。ロッドを使用しない時は、エンジンルームの縁部に沿って設けられた収納場所に保持されることになる。
ロッドの収納場所は、エンジンルームの縁部に限らず、エンジンルーム内に取り付けられているウォッシャータンクなどの樹脂製タンクにロッドを保持するクリップを一体成形したフードサポート保持具に収納するものもある(特許文献1)。
実開昭62−20959号公報
近年、エンジンとモータジェネレータにより車両を駆動するハイブリッド自動車が普及するようになり、モータジェネレータをインバータによって制御するモジュールであるパワーコントロールユニット(PCU)をエンジンルーム内に設けた車両が知られている。図5は本発明を理解する上で参考となるハイブリッド自動車用のボデー1における従来のフードサポート機構50の概要を示している。図5のエンジンルーム21には、ボデー1に設けられたサイドメンバー23と、サスペンションが取り付けられているアッパーマウント22と、サイドメンバー23の上に取り付けられたPCU載置台17と、PCU載置台17に取り付けられた高電圧部を有するPCU13と、アッパーマウント22からPCU13を支持するPCUブラケット25と、フード20をボデー1に開閉自在に取り付けるフードヒンジ24と、フードサポート機構50と、が設けられている。
フードサポート機構50は、エンジンルーム21の縁部に支点14を設け、その支点14に取り付けたフードサポートロッド11とフードサポートロッド11を保持するクリップ41とを有している。フードサポートロッド11は、フードサポートロッド11のクランク形状の先端がフード20に設けられた窪みに嵌り込むことでフードを開状態とし、収納時は、フードサポートロッド11がクリップ41に嵌り込むことでエンジンルーム21の縁部に保持するものである。
図5に示したフードサポート機構50では、フード20が開状態であることを検知してPCU13のインターロック動作にする仕組みがないため、PCUブラケット25によるボデーアースの強化やPCU13の保護カバーにより高電圧部の保護等を考慮する必要ある。また、PCUブラケット25はPCU13自身を固定するために必要であり、部品点数の更なる低減が難しかった。
そこで、本発明に係るフードサポート機構は、フードサポート機構の近傍にあるPCUブラケットの機能をフードサポート機構に一部肩代わりさせることでPCUブラケットを廃止することがでるフードサポート機構を提供することを目的とする。
以上のような目的を達成するために、本発明に係るフードサポート機構は、フードサポートロッドと、フードサポートロッドを保持するフードサポート保持具と、を有するフードサポート機構において、フードサポート保持具は、エンジンルーム内に取り付けられた高電圧機器の上面に配置され、フードサポートロッドに設けられた凸部がそのフードサポート保持具に嵌り合うことで高電圧機器の車幅方向における変位を規制する嵌合手段と、フードサポートロッドがフードサポート保持具に嵌り合うことで高電圧機器を車体に接地させるボデーアース手段と、を有することを特徴とする。この構成によりフードサポート機構がPCUブラケットの果たす機能を肩代わりする。
また、本発明に係るフードサポート機構において、嵌合手段の嵌合が開放されることにより高電圧機器の動作を制限するインターロック手段を有することを特徴とする。フードサポートロッドは、フードの開状態を保持するものであり、フードサポートロッドがフードサポート保持具から外されることは、作業者の意志の表れである。そこで、フードサポートロッドが使用されたことを検知してフードサポート機構の近傍にある高電圧機器の動作を制限することが安全対策上好ましい。
また、本発明に係るフードサポート機構において、フードサポートロッドの収納時は、フードサポートロッドがフードサポート保持具に嵌合して高電圧機器の変位を規制すると共に高電圧機器を車体に接地し、フードサポートロッドの嵌合を開放した後は、インターロック手段により高電圧機器の動作を制限すると共にフードサポートロッドがフードの開状態を保持する支柱として機能することを特徴とする。
本発明に係るフードサポート機構を用いることにより、フードサポート機構の近傍にあるPCUブラケットを廃止することができ、さらに、フードサポート機構使用時に高電圧機器であるPCUの動作を制限することができるという効果がある。
本発明の実施形態に係るフードサポート機構の概要を示した斜視図である。 図1に示したフードサポート保持具の拡大図である。 図2に示したフードサポート保持具における別の実施形態を説明する拡大図である。 本発明の実施形態に係る別のフードサポート機構の概要を示した斜視図である。 本発明を理解する上で参考となる従来のフードサポート機構の概要を示した斜視図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下実施形態という)を、図面に従って説明する。
図1は本実施形態におけるフードサポート機構10を示している。フードサポート機構10は、エンジンルーム21の縁部に設けられた支点14を中心に回転自在に回動するフードサポートロッド11と、PCU13の上面に設けられたフードサポート保持具12と、を有している。フードサポート保持具12は、フードサポートロッド11に設けられた凸部がそのフードサポート保持具12に嵌り合うことで高電圧機器であるPCU13の車幅方向における変位を規制する嵌合手段と、フードサポートがフードサポート保持具に嵌り合うことで高電圧機器を車体にアースさせるボデーアース手段と、を有している。具体的には、フードサポート保持具12に、PCU13の内部にあるインバータ及びDC/DCコンバータのアースがそれぞれ接続され、フードサポート機構10を介してボデーアースされている。
本実施形態で特徴的な事項の一つは、PCU13を固定するPCUブラケットの機能をフードサポートロッド11に持たせたことである。これにより、PCUブラケットが果たしていたPCUの固定機能とボデーアース機能とをフードサポート機構に代替することを可能とするものである。次に、フードサポートロッド及びフードサポート保持具の形状について述べる。
図2(A)は図1に示したC型形状のフードサポート保持具12を拡大表示したものであり、図2(B)は図2(A)のフードサポート保持具12にボデーアース端子を設けた端子付きフードサポート保持具18である。図2(A)は本実施形態のフードサポート保持具12の基本形態であり、フードサポートロッド11に段付きの膨らみである凸部を形成し、この凸部が嵌り合あい、C型形状を有する凹部を保持ケース26に設けることでフードサポートロッド11をクランプしてPCUの軸方向の動きを規制することをその要旨としている。
本実施形態では、フードサポートロッド11に凸部、保持ケース26に凹部を設けているがその逆でもよいことはいうまでもなく、凸部は、緩やかな膨らみ、そろばん玉、段付き棒等でも良い。このように、導電性のフードサポートロッド11が導電性のフードサポート保持具12に嵌り合うことで電気的に導通してボデーアース接続が実現する。また、フードサポート機構によりボデーアース接続が可能となることにより、PCUとPCU載置台間の防振化も可能となり、電磁ノイズのさらなる低減が可能となる。
図2(B)の端子付きフードサポート保持具18は、C型形状を有する凹部を挟んで両側にフードサポートロッド11を挟み込むボデーアース端子30を設けている。図2(A)に示した構造でもボデーアース接続は可能であるが、保持ケースにPCUの固定機能とボデーアース端子にボデーアース機能とをそれぞれ割り当てることにより、良好なボデーアース接続が維持可能となる。また、このボデーアース端子30にフードサポートロッド11が挟み込まれることで、フードサポートロッド11の脱落を防止することができるという別の効果もある。
図3は図2に示したフードサポート保持具19における別の実施形態を示し、変位の規制、ボデーアースの接続の他に、フードサポートロッドを使用中はPCUの動作の規制を実現するため、本実施形態は、図2(B)のフードサポート保持具18にインターロックスイッチ32を組み込んだものである。このインターロックスイッチ32は、絶縁性のインターロック受皿31を介してフードサポートロッド11に接触すると共に、フードサポート保持具19とも絶縁されている。
フードサポートロッド11をフードサポート保持具に保持させる場合、フードサポートロッド11がインターロック受皿31を押し下げ、バネ33が縮むことでインターロックスイッチが押し込まれ、インターロックスイッチがOFF状態となる。インターロックスイッチがOFF状態となると、図示しない制御装置によりインターロック状態が解除される。また、作業者がフードサポートロッド11をフードサポート保持具から取り出すとインターロックスイッチがON状態となり、制御装置によりインターロック状態が設定されることで、PCUの高電圧が除去されて安全性が向上する。
次に、応用例について述べる。通常、フードサポートロッド11は支点14を中心に回転自在にボデー1に取り付けられているが、車幅方向に大きな荷重が加わると変形する場合がある。そこで、支点14が受ける荷重を低減するため、アッパーマウント22にボデー側保持具16を設けた実施形態を説明する。
図4は別のフードサポート機構40の概要を示している。フードサポート機構40は、PCU13上面にインターロック機能とボデーアース機能とを有するフードサポート保持具19と、ボデーアース機能を有するボデー側保持具16と、を含み、フードサポートロッド11には、凸部が2箇所設けられている。このような構成により、車幅方向に大きな荷重が加わってもボデー側保持具16が荷重を受け持つことになり、フードサポートロッド11の支点14にはさほど大きな荷重が加わることがない。
以上、上述したように、本実施形態に係るフードサポート機構を用いることにより、フードサポート機構の近傍にあるPCUブラケットを廃止することができ、さらに、フードサポート機構使用時に高電圧機器であるPCUの動作をインターロックスイッチにより制限することが可能となり、コスト低減と安全性の向上及びボデーアースにより電磁ノイズの低減が可能となる。なお、本実施形態では、フードサポート機構により車幅方向の変位を規制したが、これに限定するものではなく、車幅方向及び車両前後方向の変位を規制するように所定の角度だけ傾けて配置してもよいし、フードサポートロッドの形状を変更してもよいことはいうまでもない。
1 ボデー、10,40,50 フードサポート機構、11 フードサポートロッド、12 フードサポート保持具、13 PCU、14 支点、16 ボデー側保持具、17 PCU載置台、18,19 フードサポート保持具、20 フード、21 エンジンルーム、22 アッパーマウント、23 サイドメンバー、24 フードヒンジ、25 PCUブラケット、26 保持ケース、30 ボデーアース端子、31 インターロック受皿、32 インターロックスイッチ、33 バネ、41 クリップ。

Claims (3)

  1. フードサポートロッドと、フードサポートロッドを保持するフードサポート保持具と、を有するフードサポート機構において、
    フードサポート保持具は、
    エンジンルーム内に取り付けられた高電圧機器の上面に配置され、フードサポートロッドに設けられた凸部がそのフードサポート保持具に嵌り合うことで高電圧機器の車幅方向における変位を規制する嵌合手段と、
    フードサポートロッドがフードサポート保持具に嵌り合うことで高電圧機器を車体に接地させるボデーアース手段と、
    を有することを特徴とするフードサポート機構。
  2. 請求項1に記載のフードサポート機構において、
    嵌合手段の嵌合が開放されることにより高電圧機器の動作を制限するインターロック手段を有することを特徴とするフードサポート機構。
  3. 請求項2に記載のフードサポート機構において、
    フードサポートロッドの収納時は、フードサポートロッドがフードサポート保持具に嵌合して高電圧機器の変位を規制すると共に高電圧機器を車体に接地し、
    フードサポートロッドの嵌合を開放した後は、インターロック手段により高電圧機器の動作を制限すると共にフードサポートロッドがフードの開状態を保持する支柱として機能することを特徴とするフードサポート機構。
JP2010089176A 2010-04-08 2010-04-08 フードサポート機構 Pending JP2011218933A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014205412A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 本田技研工業株式会社 自動車の吸気ダクト構造

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