JP2011218345A - 排水処理方法及び排水処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】亜酸化窒素の発生量や揮散量を低減すること。
【解決手段】排水処理装置Sは、ORP計24を利用して脱窒槽4の最下流位置近傍におけるORP値D1を計測し、計測されたORP値D1が臨界ORP値Dc以上である場合、有機物添加手段26を制御することによって脱窒槽4内に有機物を添加する。脱窒槽4への有機物の添加量が増大すると、脱窒槽4内の脱窒菌の活動が活発となり、脱窒反応が促進されて、亜酸化窒素の発生量が低減されると共に、ORP値D1が低下する。これにより、亜酸化窒素の発生量や揮散量を低減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、窒素を含有する排水を生物処理する排水処理方法及び排水処理装置に関するものである。
窒素を含有する排水(以下、窒素含有排水と略記)を生物処理する際、反応副生成物として亜酸化窒素ガス(NO)が発生することが知られている。亜酸化窒素ガスは温室効果ガスであり、その温室効果は二酸化炭素ガスの約310倍と非常に高い。また、亜酸化窒素ガスは、フロンガスと同様、成層圏のオゾン層を破壊するオゾン層破壊ガスとしても問題視されている。このため、窒素含有排水を生物処理する際、大気中への亜酸化窒素ガスの拡散を抑制することが地球環境保護の観点から急務となっている。なお、窒素含有排水としては、下水処理場の最初沈殿池より供給される原水、一般下水や汚水、し尿,工場排水,農業集落排水,漁業集落排水,養殖排水等を処理した排水や浄水原水等を例示できる。
一般に、窒素含有排水を生物処理する方法(以下、排水処理方法と表記)は、硝化菌を利用して窒素含有排水中のアンモニア性窒素を酸化する硝化工程と、脱窒菌を利用して窒素含有排水中に含まれる窒素酸化物を還元する脱窒工程と、を含む(特許文献1〜3参照)。硝化工程は、以下に示す化学反応式(1),(2)に従ってアンモニアが酸化されて亜硝酸となる工程と、以下に示す化学反応式(3)に従って亜硝酸が酸化されて硝酸となる工程と、を含む。
NH +O+H+2e → NHOH+HO …(1)
NHOH+HO → NO +5H+4e …(2)
NO +0.5O → NO …(3)
化学反応式(1),(2)は、本来的には1対の反応として連続的に進み、以下の化学反応式(4)に示すように余った電子が酸素に渡される。しかしながら、化学反応式(1)に従って生成されたNHOHの一部が化学反応式(2)の反応経路を経ることなく以下に示す化学反応式(5)に従って酸化されることによって、亜酸化窒素が生成されることがある。また、曝気量が不足して硝化工程に必要な酸素量を確保できない場合、反応が十分に進行せず、排水中にNO が蓄積し、以下に示す化学反応式(6),(7)の反応が生じ、硝化率が低下することによって、亜酸化窒素への転換率が上昇することがある。一方、脱窒工程は、有機物を利用して以下に示す化学反応式(8)に従って進行する。化学反応式(8)中の(H)はエタノール及びその他の有機物を示している。
0.5O+2H+2e → HO …(4)
NHOH+NO → NO+HO+OH …(5)
NO +3H+2e → 0.5NO+1.5HO …(6)
NO +H+2(H) → 0.5NO+1.5HO …(7)
NO +H+5(H) → 0.5N+3HO …(8)
特開平6−63588号公報 特開2009−131854号公報 特開平8−168793号公報
しかしながら、上述の脱窒工程において、有機物量が少ない、溶存酸素量が多い等、反応環境が良好でないと、還元反応が不十分になり、窒素への完全な分解が進まなくなる。この結果、以下に示す化学反応式(9)〜(12)のうち、化学反応式(11)までで反応が終了してしまい、亜酸化窒素の発生量が増加することがある。
NO +H+5(H) → NO +HO …(9)
NO +H+(H) → NO+HO …(10)
NO+(H) → 0.5NO+0.5HO …(11)
O+2(H) → N+HO …(12)
また、上述の排水処理方法では、硝化工程後の窒素含有排水の固液を分離するために、固液分離槽にて窒素含有排水を静置させ、活性汚泥を沈殿させることが行われる。沈殿した活性汚泥の一部は、返送経路を介して硝化槽の上流部又はそれ以前の排水原水へと返送され、沈殿した活性汚泥の残部は、排出管を介して余剰汚泥として装置外へと排出される。活性汚泥の内部は、無酸素状態又はそれに近い状態にあるために、硝化反応によって生じた硝酸又は亜硝酸の還元反応が生じ易い環境条件にある。
しかしながら、活性汚泥は既に好気的に処理されているため、還元反応に必要な有機物が不足している等の原因によって、還元反応が窒素になるまで十分に進行せず、亜酸化窒素が生成されることがある。そして、亜酸化窒素を含む活性汚泥が返送経路を介して硝化槽へと返送されると、硝化槽における散気の影響によって、亜酸化窒素が揮散され、溶存状態の亜酸化窒素が大気中に放出される。
このような問題を解決するために、特許文献3には、活性汚泥の一部を貯泥槽に一旦貯留し、酸化還元電位が−190mV以下となるまで活性汚泥を貯泥する技術が提案されている。しかしながら、従来技術は、返送汚泥の分散性向上を目的としたものであって、亜酸化窒素の発生量や揮散量の低減を目的としたものではない。このため、亜酸化窒素の発生量や揮散量を低減可能な技術の提供が期待されていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、亜酸化窒素の発生量や揮散量を低減可能な排水処理方法及び排水処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る排水処理方法は、脱窒槽において窒素含有排水中に含まれる窒素酸化物を還元する脱窒ステップと、前記脱窒槽の最下流位置近傍における酸化還元電位を計測する計測ステップと、前記計測ステップによって計測された酸化還元電位が所定値以上である場合、前記脱窒槽内に有機物を添加する有機物添加ステップと、を含む。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る排水処理装置は、窒素含有排水中に含まれる窒素酸化物を還元する脱窒槽と、前記脱窒槽の最下流位置近傍における酸化還元電位を計測する計測手段と、前記計測手段によって計測された酸化還元電位が所定値以上である場合、前記脱窒槽内に有機物を添加量する有機物添加手段と、を備える。
上記課題を解決するために、本発明の第2の態様に係る排水処理方法は、好気槽において窒素含有排水中のアンモニア性窒素を硝化する硝化ステップと、前記好気槽の下流側に位置する沈殿槽において硝化が完了した窒素含有排水を固液分離する固液分離ステップと、前記固液分離ステップによって生成された汚泥の一部を返送経路を介して前記好気槽に返送する返送ステップと、前記返送経路内又は前記沈殿槽内の酸化還元電位を計測する計測ステップと、前記計測ステップによって計測された酸化還元電位が所定値以上である場合、前記返送経路内又は前記沈殿槽内に有機物を添加する有機物添加ステップと、を含む。
上記課題を解決するために、本発明の第2の態様に係る排水処理装置は、窒素含有排水中のアンモニア性窒素を硝化する好気槽と、前記好気槽の下流側に位置し、硝化が完了した窒素含有排を固液分離する沈殿槽と、固液分離によって生成された汚泥の一部を前記好気槽に返送する返送経路と、前記返送経路内又は前記沈殿槽内の酸化還元電位を計測する計測手段と、前記計測手段によって計測された酸化還元電位が所定値以上である場合、前記返送経路内又は前記沈殿槽内に有機物を添加する有機物添加手段と、を備える。
本発明に係る排水処理方法及び排水処理装置によれば、亜酸化窒素の発生量や揮散量を低減することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態である排水処理装置の構成を示す模式図である。 図2は、ORP値と脱窒槽内における脱窒反応の進行との関係を示す説明図である。 図3は、本発明の第1の実施形態である排水処理装置の変形例の構成を示す模式図である。 図4は、本発明の第2の実施形態である排水処理装置の構成を示す模式図である。 図5は、返送経路の内部構成を示す模式図である。 図6は、ORP値と返送経路内における脱窒反応の進行との関係を示す説明図である。 図7は、返送経路の内部構成の変形例を示す模式図である。 図8は、返送経路の内部構成の変形例を示す模式図である。 図9は、返送経路の内部構成の変形例を示す模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の第1及び第2の実施形態である排水処理装置及びその排水処理方法について説明する。
〔第1の実施形態〕
始めに、図1乃至図3を参照して、本発明の第1の実施形態である排水処理装置及びその排水処理方法について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態である排水処理装置の構成を示す模式図である。図1に示すように、本発明の第1の実施形態である排水処理装置Sは、窒素含有排水の流れ方向に沿って配列された嫌気槽2,脱窒槽4,好気(硝化)槽6,及び固液分離槽(沈殿槽)10を主な構成要素として備えている。嫌気槽2は、窒素含有排水が最初に又は下水処理場の構成によっては図示しない最初沈殿池を介して流入する槽である。嫌気槽2は、嫌気環境下でリン蓄積細菌の作用によって窒素含有排水に対し脱リン処理(嫌気処理)を施すためのものである。
脱窒槽4は、嫌気槽2の下流側に配置され、嫌気槽2から流出した処理水が流入する槽である。脱窒槽4は、無酸素環境下で脱窒菌の作用によって処理水に対し脱窒処理を施すためのものである。脱窒槽4内の処理水には、循環経路8を介して好気槽6内の硝化液が循環されることによって硝酸が含まれている。この硝酸は、既に述べた化学反応式(9)〜(12)に従った化学反応によって窒素へと分解される。循環経路8を介して脱窒槽4に硝化液を循環させることによって、脱窒槽4における脱窒効率を向上させることができる。
脱窒槽4の槽終端位置(最下流近傍位置)4a、すなわち好気槽6に至る直前部分の位置には、窒素含有排水の酸化還元電位(ORP値)を計測するORP計24が設けられている。脱窒槽4の上流側には、図示しない貯留タンク内に貯留された有機物を脱窒槽4の上流側に添加する有機物添加手段26が設けられている。有機物添加手段26が添加する有機物としては、メタノールやエタノール等のアルコール類、酢酸等の揮発性脂肪酸、グルコース等の易分解性の炭水化物を例示することができる。
有機物添加手段26は、窒素含有排水を有機物として脱窒槽4の上流側に添加してもよい。この場合、例えば図1中に仮想線で示す分岐経路V等により、嫌気槽2に流入前の窒素含有排水を有機物添加手段26へと導く必要がある。有機物添加手段26は、コンピュータ28からの制御指令D2の指令内容に従って有機物の流量を調整可能な流量調整弁を備えている。ORP計24と有機物添加手段26とは、コンピュータ28に接続されている。
好気槽6は、脱窒槽4の下流側に配置され、脱窒槽4から流出した処理水が流入する槽である。好気槽6の底部には、貯留されている処理水に空気を供給するための散気装置16が設けられている。散気装置16の散気量はコントローラ22によって制御される。コントローラ22は、ブロア20と図示しない流量調整弁とを備え、コンピュータ28からの制御指令に従って散気装置16の散気量を調整する。好気槽6内では、散気装置16による散気が充分に行われ、溶存酸素濃度が高い環境下で硝化菌の作用によって処理水の硝化が行われる。
固液分離槽10は、好気槽6の下流側に位置し、好気槽6から流出した処理水が流入する槽である。固液分離槽10は、生物学的処理が完了した処理水を固液分離するためのものである。固液分離槽10では、固液分離によって生成された上澄水が装置外に排出される。固液分離によって生成された汚泥の一部は、返送経路12を介して嫌気槽2や嫌気槽2に流入する前の窒素含有排水と合流する位置にまで返送され、嫌気槽2内の生物量を維持している。固液分離によって生成された汚泥の残部は余剰汚泥として排出管14を介して装置外に排出される。
コンピュータ28は、内部に図示しない演算処理部及びメモリを備え、メモリ内には所定臨界値としての臨界ORP値Dcのデータが格納されている。コンピュータ28は、ORP計24からORP値D1を受信し、ORP値D1とメモリ内の臨界ORP値Dcとを比較する機能を有している。コンピュータ28は、有機物添加手段26に対して有機物の添加量を増減させる(添加開始/添加停止を含む)制御を実行させる制御指令D2を送出する機能を有している。コンピュータ28は、ORP値D1が臨界ORP値Dc以上である場合、有機物添加手段26に対して有機物添加量を増大させる制御指令D2を送出する。
図2は、ORP値D1と脱窒槽4内における脱窒反応(化学反応式(9)〜(12))の進行との関係を示す図である。ORP値D1が−180mV程度である場合、脱窒槽4内では化学反応式(10)式までしか脱窒反応が進まず、ORP値D1が−200mV程度である場合には、化学反応式(11)式までしか脱窒反応が進まないことがわかる。このため、この状態では、亜酸化窒素が窒素まで分解されずに大量に生成されてしまう。これに対して、ORP値D1が−220mV以下程度まで下がると、化学反応式(12)まで十分に脱窒反応が進み、亜酸化窒素の窒素への分解を促進することができる。この結果、亜酸化窒素の発生量を低減することができる。
以上のことから、本実施形態では、メモリ内の臨界ORP値Dcを−220mVに設定し、コンピュータ28は、ORP値D1が−220mVを超えた場合に有機物の添加量を増大させる制御指令D2を送出する。脱窒槽4への有機物の添加量が増大すると、脱窒槽4内の脱窒菌(硝酸還元菌)の活動が活発となり、脱窒反応が促進されて、亜酸化窒素の発生量が低減されると共にORP値D1が低下する。これにより、亜酸化窒素の発生量や揮散量を低減することができる。なお、臨界ORP値Dcの値は、有機物濃度等の原水の水質に応じて変化する値であり、−220mVに限定されるものではない。
以上の説明から明らかなように、本発明の一実施形態である排水処理装置は、脱窒槽4の最下流位置近傍におけるORP値D1を計測し、計測されたORP値D1が臨界ORP値Dc以上である場合、脱窒槽4内に有機物を添加する。脱窒槽4への有機物添加量が増大すると、脱窒槽4内の脱窒菌の活動が活発となり、脱窒反応が促進されて、亜酸化窒素の発生量が低減されると共にORP値D1が低下する。これにより、亜酸化窒素の発生量や揮散量を低減することができる。
〔変形例〕
図3は、本発明の第1の実施形態である排水処理装置の変形例の構成を示す模式図である。図3に示すように、本変形例では、硝化液を脱窒槽4へと循環させる循環ポンプ9とORP計24とがコンピュータ28に接続されている。本変形例では、コンピュータ28は、ORP値D1と臨界ORP値Dcとの比較結果に応じて、循環ポンプ9に対して硝化液の循環量を増減させる制御指令D2を送出する。具体的には、コンピュータ28は、ORP値D1が臨界ORP値Dc以上である場合、硝化液の循環量を減少させる制御指令D2を循環ポンプ9に送出する。硝化液の循環量を減少させることにより、脱窒槽4内への硝化液の流入量が減少し、脱窒槽4内の溶存酸素量が減少する。この結果、脱窒反応が促進され、亜酸化窒素の発生量を低減できる。
コンピュータ28が、循環ポンプ9でなく循環経路8の途中に別途設けられた図示しない流量調整弁を制御しても同様の効果を実現することができる。本変形例では、硝化液の循環量を調整すべくコンピュータ28と循環ポンプ9とを接続したが、固液分離槽10からの汚泥の返送量を調整すべく、コンピュータ28と図示しない汚泥返送ポンプとを接続した構成としてもよい。そして、ORP値D1が臨界ORP値Dc以上である場合、コンピュータ28が汚泥返送量を減少させる制御を行っても同様の効果を実現できる。また、第1の実施形態にて説明した有機物添加量調整、本変形例で説明した循環量調整及び汚泥返送量調整は、いずれか1つの手法を採用してもよいし、これらのうちの複数の手法を組み合わせて採用してももちろんよい。
上記第1の実施形態及び変形例では、嫌気槽、無酸素槽、好気槽を有するA2O法を実現する排水処理装置について説明したが、本発明が適用できる範囲は、A2O法に係る装置に限定されない。すなわち、脱窒機能を有する脱窒槽及び硝化機能を有する好気槽を有する排水処理装置であれば、本発明を適用することができる。また、嫌気槽と好気槽とを有して構成されるAO法に係る排水処理装置にも本発明を適用できる。すなわち、嫌気槽の最下流近傍位置におけるORP値を計測し、そのORP値が所定臨界値を超えた場合に、有機物添加手段による嫌気槽への有機物の添加量を増大させることにより、嫌気槽からの亜酸化窒素の発生量を低減することができる。もちろん、この場合においては、ORP計は、嫌気槽の槽終端位置に設置され、有機物添加手段は、嫌気槽の比較的上流側に向けて有機物を添加可能に構成される。また、好気槽からの循環経路も嫌気槽の比較的上流側に向けて排水を循環可能に構成される。
〔第2の実施形態〕
次に、図4乃至図9を参照して、本発明の第2の実施形態である排水処理装置及びその排水処理方法について説明する。
図4は、本発明の第2の実施形態である排水処理装置の構成を示す模式図である。図4に示すように、本発明の第2の実施形態である排水処理装置Sは、好気槽102,沈殿槽110,返送経路112,ORP計124、有機物添加手段122,及びコンピュータ128を主な構成要素として備えている。
好気槽102は、窒素含有排水が最初に又は下水処理場の構成によっては図示しない最初沈殿池を介して流入する槽である。好気槽102の底部には、貯留されている処理水に空気を供給するための散気装置126が設けられている。好気槽102内では、散気装置126による散気が充分に行われ、溶存酸素濃度が高い環境下で硝化菌の作用によって窒素含有排水の硝化が行われる。
固液分離槽110は、好気槽102の下流側に位置し、好気槽102から流出した処理水が流入する槽である。固液分離槽110は、生物学的処理が完了した処理水を固液分離するためのものである。固液分離槽110では、固液分離によって生成された上澄水が装置外に排出される。固液分離によって生成された汚泥の一部は、返送経路112を介して好気槽102の上流側に返送され、好気槽102内の生物量を維持している。
固液分離によって生成された汚泥の残部は余剰汚泥として排出管114を介して装置外に排出される。なお、本実施形態では、固液分離槽110から返送経路112によって汚泥を好気槽102へと返送しているが、好気槽102内に浮遊又は一部沈殿している汚泥を好気槽102の下流側から好気槽102の上流側へと返送するように構成してもよい。また、生物処理装置Sが好気槽102を複数槽有する構成においては、下流側の好気槽から上流側の好気槽へと汚泥を返送してもよい。
図5は、返送経路112の内部構成を示す模式図である。返送経路122の上流側には、有機物添加手段122が設置されている。有機物添加手段122は、返送経路122を介して返送される汚泥に有機物を添加する。有機物添加手段122は、コンピュータ128に接続され、コンピュータ128からの制御指令D2に基づいて有機物の添加量を調整する。有機物添加手段122が添加する有機物としては、メタノールやエタノール等のアルコール類、酢酸等の揮発性脂肪酸、グルコース等の易分解性の炭水化物を例示することができる。また、有機物添加手段122は、窒素含有排水を有機物として添加してもよい。この場合、例えば図4中に仮想線で示す分岐経路V等により、好気槽102に流入する前の窒素含有排水を有機物添加手段122へと導く必要がある。
返送経路112内の有機物添加手段122より下流側の位置には、スクリュー113が設置されている。スクリュー113は、有機物添加手段122によって添加された有機物と汚泥とを撹拌する。有機物と汚泥とを攪拌することによって、脱窒菌と有機物との接触機会を増加させ、脱窒反応を効率的に進行させることができる。なお、スクリュー113の代わりに散気装置を利用して有機物と汚泥とを攪拌してもよい。
返送経路112内のスクリュー113よりも下流側の位置112aには、ORP計124が設置されている。ORP計124は、返送経路112内を返送される汚泥の酸化還元電位(ORP値)D1を計測するためのものである。ORP計124は、コンピュータ128と接続され、計測されたORP値D1をコンピュータ128に送出する。スクリュー113よりも下流側の位置にORP計124を設置することにより、汚泥と有機物とが充分撹拌された後にORP値D1を計測することができる。
本実施形態では、返送経路112の下流位置112aにORP計124を設置し、その上流側に有機物添加手段122を設置したが、固液分離槽110内にORP計124及び有機物添加手段122を設置してもよい。但し、固液分離槽110内に有機物を添加する際には、槽流を乱さないように汚泥の界面付近に添加することが望ましい。
コンピュータ128は、内部に図示しない演算処理部及びメモリを備え、メモリ内には所定臨界値としての臨界ORP値Dc1のデータが格納されている。コンピュータ128は、ORP計124からORP値D1を受信し、ORP値D1とメモリ内の臨界ORP値Dc1とを比較する機能を有している。コンピュータ128は、有機物添加手段122に対して有機物の添加量を増減させる(添加開始/添加停止を含む)制御を実行させる制御指令D2を送出する機能を有している。コンピュータ128は、ORP値D1が臨界ORP値Dc1以上である場合、有機物添加手段122に対して有機物添加量を増大させる制御指令D2を送出する。
図6は、ORP値D1と返送経路112内における脱窒反応(化学反応式(9)〜(12))の進行との関係を示す図である。ORP値D1が+50mV程度である場合、返送経路112内では化学反応式(10)式までしか脱窒反応が進まず、ORP値D1が−50mV程度である場合には、化学反応式(11)式までしか脱窒反応が進まないことがわかる。このため、この状態では、亜酸化窒素が窒素まで分解されずに大量に生成されてしまう。これに対して、ORP値D1が−100mV以下程度まで下がると、化学反応式(12)まで十分に脱窒反応が進み、亜酸化窒素の窒素への分解を促進することができる。この結果、亜酸化窒素の発生量を低減することができる。
以上のことから、本実施形態では、メモリ内の臨界ORP値Dc1を−100mVに設定し、コンピュータ128は、ORP値D1が―100mVを超えた場合に有機物の添加量を増大させる制御指令D2を送出する。返送経路112への有機物の添加量が増大すると、返送経路112内の脱窒菌(硝酸還元菌)の活動が活発となり、脱窒反応が促進されて、亜酸化窒素の発生量が低減されると共にORP値D1が低下する。また、汚泥の溶存亜酸化窒素濃度を低減することができ、その汚泥が好気槽102に返送された場合も、好気槽102内からの亜酸化窒素の揮散量を低減することができる。これにより、亜酸化窒素の発生量や揮散量を低減することができる。なお、臨界ORP値Dc1の値は、有機物濃度等の原水の水質に応じて変化する値であり、−100mVに限定されるものではない。
以上の説明から明らかなように、本発明の第2の実施形態である排水処理装置Sは、返送経路112内のORP値D1を計測し、計測されたORP値D1が臨界ORP値Dc1以上である場合、返送経路112内に有機物を添加する。返送経路112内への有機物添加量が増大すると、返送経路112内の脱窒菌の活動が活発となり、脱窒反応が促進されて、亜酸化窒素の発生量が低減されると共にORP値D1が低下する。また、汚泥の溶存亜酸化窒素濃度を低減することができ、その汚泥が好気槽102に返送された場合も、好気槽102内からの亜酸化窒素の揮散量を低減することができる。これにより、亜酸化窒素の発生量や揮散量を低減することができる。
[変形例]
図7は、返送経路112の内部構成の変形例を示す模式図である。本変形例では、返送経路112は、経路途中に反応室104を有している。反応室104内にはORP計124及びスクリュー113が設置されており、有機物添加手段122は反応室104内に有機物を添加するように構成されている。このように、経路途中に反応室104を配置し、その内部でORP値D1の計測、有機物の添加、及び撹拌を行うことによって、より精度が高いフィードバック制御、より効率的な脱窒反応の促進を実現できる。なお、ORP計124は、反応室104内の下流側位置に配置されることが望ましく、必要に応じて反応室104より下流側の返送経路112内に配置されていてもよい。
図8は、返送経路112の内部構成の変形例を示す模式図である。本変形例では、返送経路112が螺旋形状に形成されている。このような構成によれば、スクリュー113を必要とすることなく、返送経路112の形状自体が撹拌手段としての機能を発揮することになる。図9は、返送経路112の内部構成の変形例を示す模式図である。本変形例では、返送経路112の経路断面が長さ方向で変化するように大略蛇腹形状に形成されている。このような構成によれば、返送経路112内を移動する汚泥の流速を変化させることができ、スクリュー113を必要とすることなく、返送経路112の形状自体が撹拌手段としての機能を発揮することになる。これら図8又は図9に示す構成においても、ORP計124の配置位置は、添加された有機物と返送汚泥とが十分に撹拌された後の位置が望ましく、返送経路112内の下流側位置であるとよい。
以上、本発明者らによってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者などによりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術などは全て本発明の範疇に含まれる。
2 嫌気槽
4 脱窒槽
4a 槽終端位置(最下流近傍位置)
6 好気(硝化)槽
8 循環経路
9 循環ポンプ
10 固液分離槽(沈殿槽)
12 返送経路
14 排出管
16 散気装置
20 ブロア
22 コントローラ
24 ORP計
26 有機物添加手段
28 コンピュータ
102 好気(硝化)槽
104 反応室
110 固液分離槽(沈殿槽)
112 返送経路
112a 下流位置
113 スクリュー
114 排出管
122 有機物添加手段
124 ORP計
126 散気装置
128 コンピュータ
S 生物処理装置
V 分岐経路

Claims (9)

  1. 脱窒槽において窒素含有排水中に含まれる窒素酸化物を還元する脱窒ステップと、
    前記脱窒槽の最下流位置近傍における酸化還元電位を計測する計測ステップと、
    前記計測ステップによって計測された酸化還元電位が所定値以上である場合、前記脱窒槽内に有機物を添加する有機物添加ステップと、
    を含むことを特徴とする排水処理方法。
  2. 前記窒素含有排水中のアンモニア性窒素を硝化する好気槽から前記脱窒槽に窒素含有排水を循環させる循環ステップと、
    前記酸化還元電位が所定値以上である場合、前記窒素含有排水の循環量を減少させる循環量制御ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の排水処理方法。
  3. 前記好気槽の下流側に位置する沈殿槽内に沈殿した汚泥を前記脱窒槽又はそれより上流へと返送する返送ステップと、
    前記酸化還元電位が所定値以上である場合、前記汚泥の返送量を減少させる返送量制御ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の排水処理方法。
  4. 前記有機物が、アルコール、揮発性脂肪酸、易分解性の炭水化物、及び前記脱窒槽に流入する前の前記窒素含有排水のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の排水処理方法。
  5. 窒素含有排水中に含まれる窒素酸化物を還元する脱窒槽と、
    前記脱窒槽の最下流位置近傍における酸化還元電位を計測する計測手段と、
    前記計測手段によって計測された酸化還元電位が所定値以上である場合、前記脱窒槽内に有機物を添加量する有機物添加手段と、
    を備えることを特徴とする排水処理装置。
  6. 好気槽において窒素含有排水中のアンモニア性窒素を硝化する硝化ステップと、
    前記好気槽の下流側に位置する沈殿槽において硝化が完了した窒素含有排水を固液分離する固液分離ステップと、
    前記固液分離ステップによって生成された汚泥の一部を返送経路を介して前記好気槽に返送する返送ステップと、
    前記返送経路内又は前記沈殿槽内の酸化還元電位を計測する計測ステップと、
    前記計測ステップによって計測された酸化還元電位が所定値以上である場合、前記返送経路内又は前記沈殿槽内に有機物を添加する有機物添加ステップと、
    を含むことを特徴とする排水処理方法。
  7. 前記有機物が、アルコール、揮発性脂肪酸、易分解性の炭水化物、又は前記窒素含有排水のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項6に記載の排水処理方法。
  8. 前記汚泥と前記添加された有機物とを撹拌する攪拌ステップを含むことを特徴とする請求項6又は7に記載の排水処理方法。
  9. 窒素含有排水中のアンモニア性窒素を硝化する好気槽と、
    前記好気槽の下流側に位置し、硝化が完了した窒素含有排を固液分離する沈殿槽と、
    固液分離によって生成された汚泥の一部を前記好気槽に返送する返送経路と、
    前記返送経路内又は前記沈殿槽内の酸化還元電位を計測する計測手段と、
    前記計測手段によって計測された酸化還元電位が所定値以上である場合、前記返送経路内又は前記沈殿槽内に有機物を添加する有機物添加手段と、
    を備えることを特徴とする排水処理装置。
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