JP2011217532A - 電動モータ及び作業機械 - Google Patents

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Satoaki Iwata
悟知 岩田
Shigeharu Ushiwatari
繁春 牛渡
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Abstract

【課題】信頼性が高い電動モータ、及びこれを駆動源とする作業機械を提供する。
【解決手段】モータ50は、回転子53と、固定子54と、回転子53と回転刃40とを接続する回転軸52と、を備える。回転子53は、回転軸52の軸線7方向視において回転軸52を中心として円周方向に配列された略環状の複数のコイルを有する円板状のコイルディスクを備える。固定子54は、コイルディスクを回転軸52の軸線7方向に通過する磁束を発生する磁束発生手段を備える。モータ50は、回転子53と回転刃40との伝達トルクが所定の大きさを超えたときに回転子53と回転刃40との接続を解除するモータ保護機構80を更に備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、電動モータ及びこれを駆動源とする作業機械に関する。
電動モータには、プリント配線板から構成された回転子を備えるものがある。例えば、特許文献1には、コミュテータの導体パターンが形成されたコミュテータディスクとコイルの導体パターンが形成されたコイルディスクとの積層体から構成された、円板状の回転子(ロータ)が開示されている。コイルディスクは、典型的には、回転軸に固定されたスリーブに接着されて、回転軸と一体に回転する。
このような電動モータは、扁平かつ小型な形状を有することに加え、振動や騒音が小さいことを特徴とするものが多い。そのため、刈払機、サンダ、送風機等、種々の作業機械の駆動源として注目されている。
特開2003−299288号公報
上述の電動モータは、トルクを大きくするために、回転子の外径が比較的大きい。そのため、これを駆動源とする作業機械では、例えば回転軸に接続された作業具(回転工具、ファン等)が急制動した際に、接着剤等で固定されたコイルディスクがスリーブから剥離するなど、回転子と回転軸との固定部分が破損し易い。特に、回転軸と作業具とが減速機や動力伝達部材等を介さずに接続された作業機械では、作業具の急制動時に回転子と回転軸との間に掛かる負荷が大きいため、電動モータの信頼性の向上が望まれる。
上記課題に鑑み、本発明は、信頼性が高い電動モータ、及びこれを駆動源とする作業機械を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る電動モータは、
回転子と、固定子と、前記回転子に同軸に接続され、前記回転子の動力を作業具に伝達するための回転軸と、を有する電動モータであって、
前記回転子と前記固定子との何れか一方に設けられ、前記回転軸の軸線方向視において前記回転軸を中心として円周方向に配列された略環状の複数のコイルを有する円板状のコイルディスクと、
前記回転子と前記固定子との何れか他方に設けられ、前記コイルディスクを前記回転軸の軸線方向に通過する磁束を発生する磁束発生手段と、
前記回転子と前記作業具との伝達トルクが所定の大きさを超えたときに、前記回転子と前記作業具との接続を解除するモータ保護機構と、を備える、
ことを特徴とする。
前記モータ保護機構は、例えば、摩擦クラッチから構成されていても良い。
例えば、前記モータ保護機構は、前記回転子と前記回転軸との接続を解除するように構成されていても良い。
この場合、前記モータ保護機構は、例えば、
前記回転子に設けられ、前記コイルディスク又は前記磁束発生手段を保持し、前記回転軸とスライド可能かつ回転可能に嵌合した円盤状のスリーブと、
前記回転軸に設けられ、前記スリーブと前記回転軸の軸線方向に当接可能に形成された突起部と、
前記スリーブと前記突起部とを互いに接合する向きに付勢する弾性部材と、から構成されていても良い。
上述の電動モータは、例えば、前記作業具を前記回転軸に取り付けるための取付手段を更に備えていても良い。
また、例えば、前記モータ保護機構は、前記回転軸と前記作業具との接続を解除するように構成されていても良い。
この場合、前記モータ保護機構は、例えば、
前記回転軸に取り付けられ、前記作業具を挟持するための一対のフランジと、
前記一対のフランジを互いに接合する向きに付勢する弾性部材と、から構成されていても良い。
この場合、さらに、
前記一対のフランジは、前記回転軸とスライド可能かつ回転不能に嵌合し、
前記回転軸は、前記作業具と前記一対のフランジとの相対回転を許容するように、前記作業具と回転可能に嵌合する、ように構成されていても良い。
また、上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る作業機械は、
上述の電動モータと、前記作業具と、を備える、
ことを特徴とする。
本発明によれば、信頼性が高い電動モータ、及びこれを駆動源とする作業機械を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る刈払機を示す斜視図。 図1に示された刈払機のモータを示す断面図。 図2に示されたモータ保護機構を示す要部断面図。 本発明の第2の実施形態に係るモータを示す断面図。 図4に示されたモータ保護機構を示す要部断面図。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る作業機械は、図1に示す刈払機1である。刈払機1は、電源部10と、操作棹20と、ハンドル30と、回転刃40と、電動モータ(以下、モータ)50と、から構成されている。
電源部10は、電源ハウジング11と、電池12と、電源回路14と、から構成されている。
電源ハウジング11は、電源回路14を収容している。また、電源ハウジング11の上面には、操作パネル15が設けられている。操作パネル15には、図示は省略するが、刈払機1の主電源をON/OFFするスイッチや、刈払機1の状態(電池残量等)を示す表示部等が設けられている。さらに、電源ハウジング11には、電池12を着脱可能に装着する図略の電池ホルダが設けられている。
電池12は、例えばリチウムイオン電池等の二次電池から構成されており、電源回路14に電力を供給する。
電源回路14は、ハンドル30に設けられたトリガスイッチ36の引き量に応じて、モータ50に電圧を印加する。
操作棹20は、アルミニウム合金や強化プラスチック等から形成された中空管であり、電源ハウジング11とモータ50とを機械的に接続している。操作棹20には、電源回路14とモータ50とを電気的に接続する一対の電源線29(図2参照)が挿通されている。
ハンドル30は、U字状に形成され、操作棹20に固定されている。ハンドル30には、上述のトリガスイッチ36が設けられている。
回転刃40は、モータ50の動力を受けて回転し、草等を刈り払う。
モータ50は、電源回路14から電力の供給を受けて、回転刃40を駆動する。なお、モータ50は、詳細は後述するが、回転刃40の急制動によるモータ50の破損を防止するモータ保護機構80(図2参照)を備えている。
ここで、図2を参照して、モータ50について詳細に説明する。
モータ50は、いわゆる整流子モータであって、モータハウジング51と、回転軸52と、回転子53と、固定子54と、一対の摺動子55と、一対のフランジ58a,58b(取付手段)と、を備えている。
モータハウジング51は、アルミニウム合金や強化プラスチック等から形成され、回転子53と、固定子54と、一対の摺動子55a,55bと、を収容している。
回転軸52は、ステンレス鋼等から形成され、モータハウジング51に設けられた上下一対の軸受57a,57bにより、軸線7の回りに回転可能に支持されている。回転軸52には、一対の軸受57a,57bの間に、フランジ状の突起部52aが形成されている。また、回転軸52は、モータハウジング51から下方に突出し、回転刃40を挟持する一対のフランジ(取付手段)58a,58bに接続されている。回転軸52の先端部には、一対のフランジ58a,58b及び回転刃40を固定するために、ナット59と螺合するねじ部52bが形成されている。
回転子53は、スリーブ61と、コイルディスク62と、コミュテータ63と、から構成されている。
スリーブ61は、アルミニウム合金等から円盤状に形成され、回転軸52と隙間を有して軸線7方向にスライド可能かつ軸線7の回りに回転可能に嵌合している。スリーブ61と回転軸52の突起部52aとは、相互に軸線7方向に当接可能に形成されている。
コイルディスク62は、円板状のプリント配線板から構成されており、スリーブ61の下面に接着剤で固定されている。コイルディスク62には、導体パターンにより、軸線7を中心として周方向に配列された図略の複数のコイルが形成されている。複数のコイルは、軸線7を中心として放射状に形成された複数のコイル片から構成され、それぞれ略環状(略コ字状)に形成されている。なお、コイルディスク62は、例えば、両面に導体パターンが形成されていても良く、複数のプリント配線板を積層して構成されていても良く、多層プリント配線板から構成されていても良い。
コミュテータ63は、軸線7を中心として周方向に配列された図略の複数のコミュテータ片から構成されており、平板状に形成され、スリーブ61の上面に固定されている。各コミュテータ片は、スリーブ61に設けられた図略の接続ディスクを介して、コイルディスク62の対応するコイルと電気的に接続されている。
固定子54は、マグネット71と、ヨーク72,73と、から構成されている。マグネット71は、図示は省略するが、軸線7の周囲に複数配列されている。ヨーク72,73は、鉄等の磁性体から円環板状に形成されており、それぞれコイルディスク62の下面及び上面と対向して、ハウジング51に固定されている。マグネット71は、コイルディスク62の下面と対向して、ヨーク72の上面に固着されている。ヨーク72,73は、マグネット71が発生する磁束がコイルディスク62を軸線7方向に通過するように、磁路を形成する。なお、マグネット71及びヨーク72,73は、磁束発生手段を構成している。
一対の摺動子55a,55bは、モータハウジング51に固定された一対の摺動子ホルダ56a,56bに保持され、コミュテータ63の上面に摺接するように、軸線7を挟んで配置されている。なお、一対の摺動子55a,55bは、一対の摺動子ホルダ56a,56bに設けられた図略のスプリングにより、コミュテータ63の上面に向けて付勢されている。また、一対の摺動子55a,55bは、電気伝導性を有するカーボンから形成されており、操作棹20に挿通された一対の電源線29a,29bに接続されている。
一対のフランジ58a,58bは、ステンレス鋼等から形成され、回転軸52に形成された図略のキー溝、Dカット、又はスプライン等と嵌合することにより、軸線7方向にスライド可能かつ軸線7の回りに回転不能に、回転軸52に取り付けられている。一対のフランジ58a,58bは、ナット59を回転軸52のねじ部52bに締め付けることにより、軸受57bの内輪に押圧されると共に相互に接合する方向に締結され、回転刃40を挟持する。なお、フランジ58aには、回転刃に草等が絡みつくことを防止するため、外径方向の気流を生成するファン58cが取り付けられている。
モータ保護機構80は、図3に示すように、ワッシャ81と、スプリング82と、上述のスリーブ61と、上述の回転軸52の突起部52bと、から構成されている。
ワッシャ81は、軸受57aの内輪に固定され、回転軸52と隙間を有して嵌合している。スプリング82は、圧縮コイルばねから構成されており、内周部が回転軸52に案内されると共に、上端部と下端部とがそれぞれワッシャ81とスリーブ61とに支持されている。そして、スリーブ61と回転軸52とは、スプリング82により、軸受57bの内輪に押圧されると共に、相互に接合する方向に付勢されている。従って、回転子53と回転軸52とは、スリーブ61と回転軸52の突起部52bとの摩擦力により、軸線7の回りに同軸に接続されている。すなわち、モータ保護機構80は、いわゆる摩擦クラッチから構成されている。なお、スプリング82の荷重は、回転子53と回転軸52との伝達トルクが所定の大きさを超えたときにスリーブ61と突起部52bとが滑るように、設定されている。
次に、モータ50及びこれを備える刈払機1の動作について説明する。
ハンドル30に設けられたトリガスイッチ36が引かれると、電源部10の電源回路14はモータ50の一対の摺動子55に電圧を印加する。
一対の摺動子55に印加された電圧は、コミュテータ63を介して、固定子54が発生する磁束を通過するコイルディスク62のコイルに印加される。コイルディスク62のコイルには、固定子54が発生する磁束と垂直方向かつ軸線7と直交方向に電流が流れることから、軸線7を中心とする回転力が発生する。従って、コイルディスク62に接続されたスリーブ61、スリーブ61に接続された回転軸52、及び回転軸52に接続された回転刃40が、軸線7の回りに一体に回転する。そして、回転刃40は、草等を刈り払う。
回転刃40が、例えば木枝に押圧される等、何らかの原因により急制動すると、モータ50の回転子53と回転軸52との間に掛かる負荷が増大する。この場合、従来のモータでは、コイルディスクがスリーブから剥離するなど、回転子と回転軸との固定部分が破損する可能性や、コイルディスクの撓みにより基板の表面に印刷されたプリント配線が剥離する可能性がある。しかし、本実施形態のモータ50では、回転子53と回転軸52との伝達トルクが所定の大きさを超えたときに、モータ保護機構80がスリーブ61と回転軸52との相対回転を許容することにより、モータ50の機械的な破損を防止する。
以上説明したように、上記構成のモータ50によれば、回転子53と回転軸52とを固定するのではなく、モータ保護機構80を介して接続することにより、回転子53と回転軸52との固定部分やコイルディスク62の破損を防止することができる。従って、モータ50の信頼性を向上することができる。
また、モータ保護機構80を摩擦クラッチから構成することにより、部品点数を抑制し、省スペースで簡単な構成によりモータ50の破損を防止することができる。また、モータ50と回転刃40とを直結した場合、クラッチ機能を設ける場所が限られるが、上述のモータ保護機構60を採用することで、モータハウジング11を大型化することなく、モータ50を的確に保護することが可能となる。
また、上記構成の刈払機1によれば、モータ50と回転刃40とを減速機や動力伝達部材を介さずに直接に接続することにより、モータ50の機械的な破損を防止しながら、動力の機械的損失を抑制することができる。このようにした場合、従来のモータによれば、回転刃の急制動時に回転子と回転軸との固定部分に掛かる負荷が増大し、回転子と回転軸との固定部分が破損し易くなる。しかし、本実施形態のモータ50によれば、モータ保護機構80を設けることにより、上述のように、回転子53と回転軸52との固定部分の破損を防止することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る刈払機について説明する。第2の実施形態の刈払機は、基本的な構成については第1の実施形態の刈払機1と同様であるが、図4に示すモータ50Aの構成において第1の実施形態の刈払機1と異なる。従って、本実施形態では、主にモータ50Aについて説明し、刈払機の基本的な構成については説明を省略する。また、第1の実施形態の刈払機1と共通する構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
第1の実施形態のモータ50では、回転子53と回転軸52とは固定されず、摩擦クラッチであるモータ保護機構80により接続されていた。一方、第2の実施形態のモータ50Aでは、スリーブ61Aと回転軸52Aとが隙間無く嵌合することにより、回転子53Aと回転軸52Aとは固定されている。そして、第2の実施形態のモータ50Aでは、第1の実施形態のモータ保護機構80に代わり、回転軸52Aと回転刃40との接続を解除するモータ保護機構80Aが設けられている。
モータ保護機構80Aは、図5に示すように、一対のフランジ58a,58bと、スプリング82Aと、から構成されている。
一対のフランジ58a,58bは、第1の実施形態と同様に、回転軸52Aに形成された図略のキー溝、Dカット、又はスプライン等と嵌合することにより、軸線7方向にスライド可能かつ軸線7の回りに回転不能に、回転軸52Aに取り付けられている。スプリング82Aは、圧縮コイルばねから構成されており、内周部が回転軸52Aに案内されると共に、上端部と下端部とがそれぞれフランジ58bとナット59とに支持されている。一対のフランジ58a,58bは、ナット59を回転軸52のねじ部52bに締め付けることにより、軸受57bの内輪に押圧されると共に相互に接合する方向に付勢され、回転刃40を挟持している。従って、一対のフランジ58a,58bと回転刃40とは、摩擦力により一体回転可能、かつ相対回転可能に接続されている。すなわち、モータ保護機構80Aも、摩擦クラッチから構成されている。なお、スプリング82Aの荷重は、回転軸52Aと回転刃40との伝達トルクが所定の大きさを超えたときに一対のフランジ58a,58bと回転刃40とが滑るように、設定されている。
以上説明したように、上記構成のモータ50Aによれば、回転軸52Aと回転刃40とを固定するのではなく、モータ保護機構80Aを介して接続することにより、第1の実施形態と同様に、回転子53Aと回転軸52Aとの固定部分やコイルディスク62の破損を防止することができる。従って、モータ50Aの信頼性を向上することができる。
また、モータ保護機構80Aを摩擦クラッチから構成することにより、部品点数を抑制し、簡単な構成によりモータ50Aの破損を防止することができる。
また、モータ保護機構80Aがモータハウジング51の外部に配置されているため、メンテナンスを容易とすることができる。
また、モータ50Aを備える刈払機によれば、モータ50Aと回転刃40とを減速機や動力伝達部材を介さずに直接に接続することにより、モータ50Aの機械的な破損を防止しながら、動力の機械的損失を抑制することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形をしたものも、本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、実施形態のモータ50,50Aは、コイルディスク62を有する回転子53,53Aと、マグネット71を有する固定子54と、から構成された整流子モータであったが、本発明に係る電動モータはこれに限定されるものではなく、例えば、マグネットを有する回転子と、コイルディスクを有する固定子と、から構成されたブラシレスモータであっても良い。また、実施形態のコイルディスク62はプリント配線板から構成されていたが、本発明に係るコイルディスクはこれに限定されるものではなく、例えば、円板状に配列された複数の薄型コイル等から構成されていても良い。また、実施形態のコミュテータ63は平板状に形成されていたが、本発明に係るコミュテータはこれに限定されるものではなく、例えば、摺動子と周方向に当接するように、円筒状に形成されていても良い。
また、実施形態のモータ保護機構80,80Aは、弾性部材としてスプリング81,81Aを備えていたが、本発明に係るモータ保護機構はこれに限定されるものではなく、例えば、弾性部材としてゴム弾性体等を備えていても良い。
また、第1の実施形態では、摩擦クラッチを構成する突起部52bとスリーブ61とは、それぞれ平坦な摺接面を有していたが、本発明に係る突起部とスリーブとはこれに限定されるものではなく、例えば、回転方向に係合する波状や鋸波状の摺接面を有していても良い。さらに、摩擦クラッチは、皿ばね等を有して構成されていてもよい。
また、実施形態のモータ保護機構80,80Aは、摩擦クラッチから構成されていたが、本発明に係るモータ保護機構はこれに限定されるものではなく、例えば、回転子に接続された入力軸と作業具に接続された出力軸との一方に取り付けられ、入力軸と出力軸との他方と径方向に係合することにより、入力軸の動力を出力軸に伝達するコイル継手を備えて構成されていても良い。この場合、回転子と作業具との伝達トルクが増大すると、コイル継手は、径を拡大又は縮小し、入力軸と出力軸との他方との係合を解除することにより、入力軸と出力軸との接続を解除することができる。
また、本発明は、刈払機に限定されず、電動モータを駆動源とする作業機械に広く応用することができる。そして、本発明は、刈払機、サンダ、ポリッシャ、ルータ、送風機、集塵機等、電動モータの動力が減速機等を介さずに作業具(回転工具、ファン等)に直接に伝達される作業機械に適する。
その他、各構成の材質、形状、数量、配置等についても、本発明の目的を達成することが可能な範囲において、適宜変更することができる。
1 刈払機
7 軸線
10 電源部
11 電源ハウジング
12 電池
14 電源回路
15 操作パネル
20 操作棹
29 電源線
30 ハンドル
36 トリガスイッチ
40 回転刃
50,50A 電動モータ
51 モータハウジング
52,52A 回転軸
52a 突起部
52b ねじ部
53 回転子
54 固定子
55a,55b 摺動子
56a,56b 摺動子ホルダ
57a,57b 軸受
58a,58b フランジ(取付手段)
58c ファン
59 ナット
61,61A スリーブ
62 コイルディスク
63 コミュテータ
71 マグネット
72,73 ヨーク
80,80A モータ保護機構
81 ワッシャ
82,82A スプリング(弾性部材)

Claims (9)

  1. 回転子と、固定子と、前記回転子に同軸に接続され、前記回転子の動力を作業具に伝達するための回転軸と、を有する電動モータであって、
    前記回転子と前記固定子との何れか一方に設けられ、前記回転軸の軸線方向視において前記回転軸を中心として円周方向に配列された略環状の複数のコイルを有する円板状のコイルディスクと、
    前記回転子と前記固定子との何れか他方に設けられ、前記コイルディスクを前記回転軸の軸線方向に通過する磁束を発生する磁束発生手段と、
    前記回転子と前記作業具との伝達トルクが所定の大きさを超えたときに、前記回転子と前記作業具との接続を解除するモータ保護機構と、を備える、
    ことを特徴とする電動モータ。
  2. 前記モータ保護機構は、摩擦クラッチから構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
  3. 前記モータ保護機構は、前記回転子と前記回転軸との接続を解除する、
    ことを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の電動モータ。
  4. 前記モータ保護機構は、
    前記回転子に設けられ、前記コイルディスク又は前記磁束発生手段を保持し、前記回転軸とスライド可能かつ回転可能に嵌合した円盤状のスリーブと、
    前記回転軸に設けられ、前記スリーブと前記回転軸の軸線方向に当接可能に形成された突起部と、
    前記スリーブと前記突起部とを互いに接合する向きに付勢する弾性部材と、から構成されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の電動モータ。
  5. 前記作業具を前記回転軸に取り付けるための取付手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の電動モータ。
  6. 前記モータ保護機構は、前記回転軸と前記作業具との接続を解除する、
    ことを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の電動モータ。
  7. 前記モータ保護機構は、
    前記回転軸に取り付けられ、前記作業具を挟持するための一対のフランジと、
    前記一対のフランジを互いに接合する向きに付勢する弾性部材と、から構成されている、
    ことを特徴とする請求項6に記載の電動モータ。
  8. 前記一対のフランジは、前記回転軸とスライド可能かつ回転不能に嵌合し、
    前記回転軸は、前記作業具と前記一対のフランジとの相対回転を許容するように、前記作業具と回転可能に嵌合する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の電動モータ。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の電動モータと、前記作業具と、を備える、
    ことを特徴とする作業機械。
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JPS54147407A (en) * 1978-05-10 1979-11-17 Sony Corp Motor
JPS6369443A (ja) * 1986-09-05 1988-03-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd キャプスタンモータ
JP2000199530A (ja) * 1998-07-24 2000-07-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd トルクリミッタ及びトルク伝達装置

Patent Citations (3)

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