JP2011217237A - 電子回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】相補信号による差動出力のバイアス電圧のオフセットの入力信号に対する変化を抑制すること。
【解決手段】ベースに入力信号Vinが入力される第1トランジスタQ1と、ベースに前記入力信号を平滑化した平滑信号Vavgが入力され、エミッタが前記第1トランジスタのエミッタと共通接続された第2トランジスタQ2と、前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタのコレクタに接続され、相補出力をなす第1出力端子OUT1および第2出力端子OUT2と、前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタのそれぞれのコレクタと前記第2トランジスタのベースとの電位差をそれぞれ一定に保つ電位差生成回路20と、を具備する電子回路。
【選択図】図7

Description

本発明は、電子回路に関し、例えば、差動増幅回路を有する電子回路に関する。
特許文献1には、トランスインピーダンスアンプ(TIA)の出力信号を差動増幅回路を用い差動増幅し、相補信号を出力する電子回路が記載されている。特許文献1においては、TIAの出力信号を差動増幅回路の1つの入力端子に入力する。TIAの出力信号をローパスフィルタを用い平滑化した信号を差動増幅回路のもう一つの入力端子に入力する。
特開2001−320249号公報
しかしながら、このような電子回路において、差動増幅回路の入力段のトランジスタがブレークダウン領域で動作する場合、相補信号による差動出力のバイアス電圧のオフセットが入力信号のレベルに応じ変化するという課題がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、相補信号による差動出力のバイアス電圧のオフセットの入力信号に対する変化を抑制することを目的とする。
本発明は、ベースに入力信号が入力される第1トランジスタと、ベースに前記入力信号を平滑化した平滑信号が入力され、エミッタが前記第1トランジスタのエミッタと共通接続された第2トランジスタと、前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタのコレクタに接続され、相補出力をなす第1出力端子および第2出力端子と、前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタのそれぞれのコレクタと前記第2トランジスタのベースとの電位差をそれぞれ一定に保つ電位差生成回路と、を具備することを特徴とする電子回路である。本発明によれば、出力信号のオフセットの入力信号に対する変化を抑制することができる。
上記構成において、前記第1トランジスタのエミッタおよび前記第2トランンジスタのエミッタとを共通接続するノードと、前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタそれぞれのエミッタとの間に、前記相補信号のオフセットを設定するための抵抗がそれぞれ接続されてなる構成とすることができる。
上記構成において、エミッタがそれぞれ前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタに接続され、コレクタがそれぞれ前記第1出力端子および前記第2出力端子に接続され、ベースが前記電位差生成回路の出力に接続された第3トランジスタおよび第4トランジスタを具備する構成とすることができる。
上記構成において、前記電位差生成回路は、ボルテージフォロア回路と、前記ボルテージフォロア回路の出力と入力との間に接続されたダイオードと、を有する構成とすることができる。
上記構成において、前記平滑信号は、前記入力信号が接続された、抵抗およびコンデンサからなる平滑回路により生成される構成とすることができる。
上記構成において、前記入力信号は、トランスインピーダンスアンプの出力信号である構成とすることができる。
本発明によれば、相補信号による差動出力のバイアス電圧のオフセットの入力信号に対する変化を抑制することができる。
図1は、比較例に係る電子回路の回路図である。 図2は、比較例1または実施例に係る電子回路が用いられる回路を示すブロック図である。 図3は、入力電流に対する第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2のVce1およびVce2をシミュレーションした結果を示す図である。 図4は、トランジスタQ1およびQ2に用いるバイポーラトランジスタのVceに対するコレクタ電流Icを示す図である。 図5は、比較例における出力信号のオフセットを入力電流に対し示した図である。 図6は、実施例1に係る電子回路の回路図である。 図7は、実施例2に係る電子回路の回路図である。 図8は、実施例2に係る電子回路における入力電流に対するトランジスタQ1のVce1をシミュレーションした結果を示す図である。 図9は、実施例2に係る電子回路における入力電流に対する相補信号のオフセットをシミュレーションした結果を示す図である。 図10は、実施例3に係る電子回路の回路図である。
まず、比較例について説明する。図1は、比較例に係る電子回路の回路図である。比較例に係る電子回路101は、差動増幅回路10、平滑回路12および電源回路14を備えている。電子回路101の入力端子INには、TIA40が接続されている。TIA40はアンプ42と帰還抵抗Rtiaを備えている。TIA40にはフォトダイオード50の出力電流が入力する。TIA40は、フォトダイオード50の出力電流を入力電流として電圧信号に変換し、出力信号を入力端子INに出力する。平滑回路12は、入力端子Inとグランドとの間に、第3抵抗RavgとキャパシタCavgとが直列に接続されている。入力端子Inに入力された入力信号Vinは、平滑回路12により平滑化され、第3抵抗RavgとキャパシタCavgとの間のノードから平滑信号Vavgとして出力される。つまり、第3抵抗Ravgは、入力信号Vinが入力し平滑信号Vavgが出力する。このように、平滑信号Vavgは、入力信号Vinが接続された、抵抗RavgおよびコンデンサCavgからなる平滑回路12により生成される。電源回路14は、電源Vccとグランドとの間に、抵抗R3、R4および電流源I2が直列に接続されている。電源回路14は、抵抗R3とR4との間のノードに一定の電圧Vn1を供給する。
差動増幅回路10は、第1トランジスタQ1〜第4トランジスタQ4、第1抵抗R1、第2抵抗R2、抵抗RL1およびRL2並びに電流源I1を備えている。第1トランジスタQ1のエミッタは第1抵抗R1と電流源I1を直列に介し接地されている。第1トランジスタQ1のベースには入力信号Vinが入力する。第1トランジスタQ1のコレクタは第3トランジスタQ3のエミッタに接続されている。第3トランジスタQ3のベースはノードN1に接続されている。第3トランジスタQ3のコレクタは抵抗RL1を介し電源Vccに接続されている。第3トランジスタQ3のコレクタと抵抗RL1との間に第1出力端子OUT1が設けられている。このように、第1トランジスタQ1においては、コレクタが電源Vccに接続され、エミッタがグランドに接続され、ベースに入力信号Vinが入力する。
同様に、第2トランジスタQ2のエミッタは第2抵抗R2と電流源I2を介し接地されている。第2トランジスタQ2のベースには平滑信号Vavgが入力する。第2トランジスタQ2のコレクタは第4トランジスタQ4のエミッタに接続されている。第4トランジスタQ4のベースはノードN1に接続されている。第4トランジスタQ4のコレクタは抵抗RL2を介し電源Vccに接続されている。第4トランジスタQ4のコレクタと抵抗RL2との間に第2出力端子OUT2が設けられている。このように、第2トランジスタQ2は、コレクタが電源Vccに接続され、エミッタがグランドに接続され、ベースに平滑信号Vavgが入力する。
第1出力端子OUT1および第2出力端子OUT2は、第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2のコレクタと電源Vccとの間に設けられ、相補信号Vout1およびVout2を出力する。つまり、第1出力端子OUT1および第2出力端子OUT2は、相補出力をなす。第3トランジスタQ3および第4トランジスタQ4のベースは共通にノードN1に接続されており、ノードN1には電源回路14により電圧Vn1が供給されている。つまり、第3トランジスタQ3および第4トランジスタQ4においては、エミッタがそれぞれ第1トランジスタおよび第2トランジスタに接続され、コレクタがそれぞれ第1出力端子および第2出力端子に接続されている。これにより、第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2のコレクタには電圧Vn1からそれぞれ第3トランジスタQ3および第4トランジスタQ4のベース−エミッタ電圧Vbeを差し引いた電圧が供給される。
第1トランジスタQ1と第2トランジスタQ2のエミッタはノードN2において共通接続されている。平滑回路12の第3抵抗Ravgを流れる電流Iavgによる平滑信号Vavgの電圧降下分を、第1抵抗R1および第2抵抗R2に差を持たせることにより補償している。つまり、第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2とグランドとの間に、それぞれ、差動信号のオフセットを所望にするための第1抵抗R1および第2抵抗R2が接続されている。つまり、ノードN2と第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2それぞれのエミッタとの間に、相補信号のオフセットを設定するための抵抗R1およびR2がそれぞれ接続されている。平滑信号Vavgが入力信号Vinより電圧降下するため、第2トランジスタQ2のベース電圧は第1トランジスタQ1より小さくなる。すなわち、第2トランジスタQ2のコレクターエミッタ間のインピーダンスが大きくなる。第2抵抗R2の抵抗値を第1抵抗R1より小さくすることにより、第2トランジスタQ2のコレクタ電流Ic2を第1トランジスタQ1のコレクタ電流Ic1とほぼ同じに設定する。これにより、相補信号Vout1およびVout2のオフセットをほぼ0とすることができる。なお、相補信号Vout1およびVout2のオフセットをほぼ0とするため、抵抗RL1とRL2の抵抗値は同じであることが好ましい。また、第1抵抗R1および第2抵抗R2を適切に設定することにより相補信号Vout1およびVout2のオフセットを所望の値とすることができる。
例えば、PON(Passive Optical Network)方式等の光通信システムでは、フォトダイオード50に入力する光信号の強度が、通信相手により大きく異なる。このような場合でも、差動増幅回路10が、TIA40の出力信号Vinと平滑信号Vavgとを差動増幅し、相補信号を出力することにより、光信号の強度によらず、適切な相補信号を出力することができる。
しかしながら、比較例に係る電子回路101では、ノードN1の電圧Vn1が電源回路14により固定されている。このため、第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2のコレクタには電圧Vn1からそれぞれ第3トランジスタQ3および第4トランジスタQ4のベース−エミッタ電圧Vbeを差し引いた電圧が印加される。
図2は、比較例1または実施例に係る電子回路101または100が用いられる回路を示すブロック図である。回路110は、TIA40、電子回路101または100、バッファ回路70、72および74を備えている。TIA40への入力信号がDinである。最終段のバッファ回路74の出力信号が相補信号Dout1およびDout2である。電子回路101または100の出力相補信号Vout1およびVout2においては出力オフセットが小さいため、所望の利得を得るため電子回路101または100の後段に1または複数のバッファ回路70から74を設けている。電子回路101または100において、所望の利得が得られる場合、バッファ回路70から74は設けなくともよい。
図3は、TIA40の入力電流である入力電流Iinに対する第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2のコレクタ−エミッタ電圧Vce1およびVce2をシミュレーションした結果を示す図である。図3のように、入力電流Iinが変化すると、第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2のコレクタ−エミッタ電圧Vce1およびVce2は大きく変化する。例えば、コレクタ−エミッタ電圧Vce1およびVce2は図3のΔVce変化する。なお、平滑信号Vavgの電圧レベルが入力信号Vinの電圧レベルに比べ第3抵抗Ravgでの電圧降下分低いため、Vce2は、Vce1より大きくなるように第1抵抗R1および第2抵抗R2の抵抗値がそれぞれ設定されている。
図4は、第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2に用いるバイポーラトランジスタのコレクタ−エミッタ電圧Vceに対するコレクタ電流Icを示す図である。第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2としては、エミッタサイズが3.2μm×1.1μmのInP系HBT(Heterojunction Bipolar Transistor)を用いている。ベース電流Ibeは0Aから100μAまで12.5μAステップで印加している。図4のように、コレクタ−エミッタ電圧Vceが2V程度となると、破線楕円のようにブレークダウンが生じている。
図5は、図2の比較例における相補信号Dout1およびDout2のオフセットを入力電流Iinに対し示した図である。ここで、オフセットは、相補信号Dout1とDout2とのゼロ点のずれを示している。図5において、黒丸はシミュレーション結果を示し、実線は測定結果を示している。測定およびシミュレーションは、第1トランジスタQ1〜第4トランジスタQ4として図4の特性を有するトランジスタを用いた。測定およびシミュレーションにおいて、電圧Vn1および電源電圧Vccはそれぞれ−0.6Vおよび−5.2V、第3抵抗Ravg、第1抵抗R1、第2抵抗R2、抵抗RL1およびRL2の抵抗値はそれぞれ58.8Ω、12.5Ω、200Ωおよび200Ω、キャパシタCavgの容量値は2.2nFとした。図5のように、入力電流Iinが小さい場合、第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2のコレクタ−エミッタ電圧Vceが大きくなる。これにより、図3の破線楕円のように、ブレークダウンが生じる。よって、相補信号Dout1およびDout2のオフセットが大きくなる。このように、比較例においては、第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2のブレークダウン電圧が低い場合、相補信号Dout1およびDout2のオフセットが入力信号に対し変化してしまう。よって、相補信号Dout1およびDout2のオフセットを所望の値に維持することが難しい。
以下、相補信号Dout1およびDout2のオフセットの入力信号に対する変化を抑制する実施例を説明する。
図6は、実施例1に係る電子回路の回路図である。図6のように、実施例1の電子回路100では、比較例の図1に対し、電源回路14が、電位差生成回路20に置き換わっている。電位差生成回路20は、差動増幅回路22を含むボルテージフォロア回路を有している。差動増幅回路22の正相入力端子に、平滑信号Vavgが入力し、差動増幅回路22の出力端子と差動増幅回路22の逆相入力端子との間に、出力端子から逆相入力端子に向けて順方向にダイオードD1およびD2が接続されている。このように、ボルテージフォロア回路の出力と負側の入力との間にダイオードが接続されている。電位差生成回路20の出力は、ノードN1に接続されている。電位差生成回路20の出力電圧Vn1は、平滑信号Vavgの電圧レベルよりダイオードD1およびD2の各々のターンオン電圧Vdの2倍高くなる。つまり、Vn1=Vavg+2×Vdとなる。このように、電位差生成回路20は、平滑信号VavgとノードN1の電圧Vn1を同じ電位差に保つ。電位差は、例えばダイオードの個数を任意とすることで、ダイオードの個数分とすることができる。
第1トランジスタQ1〜第4トランジスタQ4のベース−エミッタ電圧Vbeは一定である(例えば、0.7V程度)。これより、第2トランジスタQ2のコレクタ−エミッタ電圧Vce2を、ほぼ2×Vdとすることができる。入力信号Vinの電圧レベルは平滑信号Vavgの電圧レベルより第3抵抗Ravgの電圧降下分高い。よって、第1トランジスタQ1のコレクタ−エミッタ電圧Vce1は、2×Vdから第3抵抗Ravgの電圧降下分高い電圧となる。
実施例1によれば、電位差生成回路20が、第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2のそれぞれのコレクタと第2トランジスタQ2のベース(つまり平滑信号の電位)との電位差を一定に保つ。これにより、入力電流Iinによらず、第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2のコレクタ−エミッタ電圧Vceをほぼ一定に維持することができる。よって、第1出力端子OUT1および第2出力端子OUT2からの相補信号Vout1およびVout2のオフセットの入力電流に依存した変化を抑制することができる。
実施例2は、実施例1の具体的な例である。図7は、実施例2に係る電子回路の回路図である。TIAおよびフォトダイオードは図示を省略している。電位差生成回路20は、2段の差動増幅回路構成となっており、差動増幅回路24および26並びにエミッタフォロア回路28を有している。1段目の差動増幅回路24は、トランジスタQ5〜Q8、抵抗R11およびR12並びに電流源I2およびI3を備えている。電源Vccとグランドの間に、抵抗R11、トランジスタQ7、Q5および電流源I2が直列に接続されている。トランジスタQ5のエミッタは電流源I2を介し接地され、トランジスタQ5のコレクタはトランジスタQ7のエミッタに接続されている。トランジスタQ7のコレクタは抵抗R11を介し電源Vccに接続されている。同様に、電源Vccとグランドの間に、抵抗R12、トランジスタQ8、Q6および電流源I2が直列に接続されている。トランジスタQ6のエミッタは電流源I2を介し接地され、トランジスタQ6のコレクタはトランジスタQ8のエミッタに接続されている。トランジスタQ8のコレクタは抵抗R12を介し電源Vccに接続されている。トランジスタQ7およびQ8のベースはノードN1と同電位に接続されている。トランジスタQ5のベースには平滑信号Vavgが入力する。トランジスタQ7およびQ8のベースは直列接続されたダイオードD2、D1のアノード側に接続される。ダイオードD2、D1のカソード側は電流源I3を介し接地される。ダイオードD1と電流源I3との間のノードがトランジスタQ6のベースに接続される。
エミッタフォロア回路28は、トランジスタQ9およびQ10、ダイオードD3およびD4並びに電流源I4およびI5を備えている。電源Vccとグランドとの間にトランジスタQ9、ダイオードD3および電流源I4が接続されている。トランジスタQ9のコレクタは電源Vccに接続される。トランジスタQ9のベースは、トランジスタQ8のコレクタと抵抗R12との間のノードに接続される。トランジスタQ9のエミッタはダイオードD3のアノードに接続される。ダイオードD3のカソードは電流源I4を介し接地される。同様に、電源とグランドとの間にトランジスタQ10、ダイオードD4および電流源I5が接続されている。ダイオードD3およびD4は、レベル合わせのためのダイオードであり、それぞれ複数でもよい。トランジスタQ10のコレクタは電源Vccに接続される。トランジスタQ10のベースは、トランジスタQ7のコレクタと抵抗R11との間のノードに接続される。トランジスタQ10のエミッタはダイオードD4のアノードに接続される。ダイオードD4のカソードは電流源I5を介し接地される。
エミッタフォロア回路28で増幅された信号は2段目の差動増幅回路26に入力する。差動増幅回路26は、トランジスタQ11およびQ12、抵抗R21およびR22並びに電流源I6を備えている。トランジスタQ11のコレクタは抵抗R21を介し電源Vccに接続され、エミッタは電流源I6を介し接地される。同様に、トランジスタQ12のコレクタは抵抗R22を介し電源Vccに接続され、エミッタは電流源I6を介し接地される。トランジスタQ11のコレクタと抵抗R21との間のノードはノードN1と同電位に接続される。
実施例2のように、2段の差動増幅回路24および26を用い電位差生成回路20を構成することもできる。
図8は、実施例2に係る電子回路におけるTIA40の入力電流Iinに対する第1トランジスタQ1のコレクタ−エミッタ電圧Vce1をシミュレーションした結果を示す図である。シミュレーションにおいて、トランジスタQ1〜Q12は図3と同じ特性を有するInP系のHBTとし、温度は45℃とした。また、ダイオードD1〜D4のターンオン電圧Vdは約0.7V、負荷抵抗R11およびR12の抵抗値はそれぞれ3.2kΩ、R21およびR22の抵抗値はそれぞれ3kΩとした。なお、抵抗R22の代わりに負荷ダイオードを用いてもよい。図8の実線は電源電圧が5.2V、破線は電源電圧が5.2V−10%に増加した場合、点線は電源電圧が5.2V+10%に減少した場合を示している。図8のように入力電流Iinが変化してもコレクタ−エミッタ電圧Vce1をほぼ一定とすることができる。
図9は、実施例2に係る電子回路を図2に用いた電子回路における入力電流Iinに対する出力信号のオフセットをシミュレーションした結果を示す図である。実線、破線および点線はそれぞれ電源電圧が5.2V、5.2V−10%および5.2V+10%を示している。図9のように、入力電流Iinが変化しても出力信号のオフセットはほとんど変化しない。以上のように、実施例2に係る電子回路を図2の回路に用いることで、相補信号Dout1およびDout2のオフセットの変化を抑制した電子回路を実現することができた。
実施例3は実施例2を簡略化した例である。図10は,実施例3に係る電子回路の回路図である。図10のように、電位差生成回路20aはトランジスタQ5〜Q7、抵抗R5並びに電流源I2およびI3を備えている。電源Vccとグランドの間に、トランジスタQ7、Q5および電流源I2が直列に接続されている。トランジスタQ5のエミッタは電流源I2を介し接地され、トランジスタQ5のコレクタはトランジスタQ7のエミッタに接続されている。トランジスタQ7のコレクタは電源Vccに接続されている。同様に、電源Vccとグランドの間に、抵抗R5、トランジスタQ6および電流源I2が直列に接続されている。トランジスタQ6のエミッタは電流源I2を介し接地され、トランジスタQ6のコレクタは抵抗R5を介し電源Vccに接続されている。トランジスタQ7のベースと、抵抗R5とトランジスタQ6のコレクタとの間のノード(信号Bout)と、はノードN1と同電位に接続されている。トランジスタQ5のベースに信号Bin(実施例2の平滑信号Vavgに相当)が入力する。トランジスタQ7のベースは直列接続されたダイオードD2、D1のアノード側に接続される。ダイオードD2、D1のカソード側は電流源I3を介し接地される。ダイオードD1と電流源I3との間のノード(信号Din´)がトランジスタQ6のベースに接続される。
このように、電位差生成回路20aは、信号BinおよびBin´が入力し、信号Boutを出力する差動増幅回路22を有している。電位差生成回路20aの出力信号Boutは、ダイオードDを介し信号Bin´として差動増幅回路22に入力する(トランジスタQ6のベースに入力する)。これにより、信号Boutは、信号Bin´に対し、ダイオードD1およびD2のターンオン電圧分の電位差を保つことができる。したがって、実施例3のように、電位差生成回路20aを簡単に構成することもできる。
実施例1から実施例3においては、相補信号Dout1およびDout2のオフセットを抑制するように第1抵抗R1および第2抵抗R2の抵抗値を設定しているが、オフセットを所望の値になるように第1抵抗R1および第2抵抗R2の抵抗値を設定してもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
20 電位差生成回路
D1、D2 ダイオード
OUT1 第1出力端子
OUT2 第2出力端子
Q1 第1トランジスタ
Q2 第2トランジスタ
Q3 第3トランジスタ
Q4 第4トランジスタ
R1 第1抵抗
R2 第2抵抗
Ravg 第3抵抗

Claims (6)

  1. ベースに入力信号が入力される第1トランジスタと、
    ベースに前記入力信号を平滑化した平滑信号が入力され、エミッタが前記第1トランジスタのエミッタと共通接続された第2トランジスタと、
    前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタのコレクタに接続され、相補出力をなす第1出力端子および第2出力端子と、
    前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタのそれぞれのコレクタと前記第2トランジスタのベースとの電位差をそれぞれ一定に保つ電位差生成回路と、
    を具備することを特徴とする電子回路。
  2. 前記第1トランジスタのエミッタおよび前記第2トランンジスタのエミッタとを共通接続するノードと、前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタそれぞれのエミッタとの間に、前記相補信号のオフセットを設定するための抵抗がそれぞれ接続されてなることを特徴とする請求項1記載の電子回路。
  3. エミッタがそれぞれ前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタに接続され、コレクタがそれぞれ前記第1出力端子および第2出力端子に接続され、ベースが前記電位差生成回路の出力に接続された第3トランジスタおよび第4トランジスタを具備することを特徴とする請求項1または2記載の電子回路。
  4. 前記電位差生成回路は、ボルテージフォロア回路と、前記ボルテージフォロア回路の出力と入力との間に接続されたダイオードと、を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の電子回路。
  5. 前記平滑信号は、前記入力信号が接続された、抵抗およびコンデンサからなる平滑回路により生成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の電子回路。
  6. 前記入力信号は、トランスインピーダンスアンプの出力信号であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の電子回路。
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