JP2001320249A - 増幅回路および受光回路 - Google Patents

増幅回路および受光回路

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JP2001320249A
JP2001320249A JP2000135015A JP2000135015A JP2001320249A JP 2001320249 A JP2001320249 A JP 2001320249A JP 2000135015 A JP2000135015 A JP 2000135015A JP 2000135015 A JP2000135015 A JP 2000135015A JP 2001320249 A JP2001320249 A JP 2001320249A
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control terminal
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JP2000135015A
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Taku Sawa
卓 澤
Sosaku Sawada
宗作 澤田
Hiroshi Hara
弘 原
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力信号の振幅によって引き起こされるオフ
セットが低減された増幅回路および受光回路が提供され
る。 【解決手段】 増幅回路1は、トランジスタ(FET1)
10と、トランジスタ(FET2)12と、負荷14と、
負荷16と、電流源18と、ローパスフィルタ6と、を
備える。負荷14はFET1のドレインと基準電位線2
0との間に設けられ、負荷16はFET2のドレインと
基準電位線20との間に設けられる。電流源18は、F
ET1およびFET2のソースとの結合ノードと基準電
位線VSSとの間に設けられる。ローパスフィルタ6
は、FET1のゲートとFET2のゲートとの間に設け
られている。FET1のゲートは入力からの信号を受
け、FET1およびFET2のドレインの少なくともい
ずれかから出力を取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、増幅回路および受
光回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図6(a)および図6(b)は、電界効果ト
ランジスタから構成された増幅回路を示す。この増幅回
路は、差動増幅段102と、反転増幅段104と、バイ
アス段106とを備える。
【0003】差動増幅段102は、一対の電界効果トラ
ンジスタ110、112と、これら一対のトランジスタ
110、112のソースに接続された電流源用n型電界
効果トランジスタ118と、一対の電界効果トランジス
タ110、112の各々のドレインに接続された負荷抵
抗114、116とを有する。
【0004】反転増幅段104は、初段と、ソースフォ
ロア段と、バイアス抵抗とを有する。初段は、入力をゲ
ートに受ける電界効果トランジスタ124およびこのド
レインに接続された負荷抵抗126を有する。ソースフ
ォロア段は、初段の電界効果トランジスタ124のドレ
インに接続されたゲートを持つ電界効果トランジスタ1
28と、このトランジスタ128のソースに接続された
電流源用デプレッション型電界効果トランジスタ130
と、を有する。電流源用デプレッション型電界効果トラ
ンジスタ130では、ゲートはソースに接続され、ドレ
インは差動増幅段の電界効果トランジスタ110のゲー
トに接続されている。バイアス抵抗122は、初段の入
力120aとソースフォロア段の出力120bとに接続
されている。
【0005】バイアス段106は、電界効果トランジス
タ112のゲートに基準電圧Vrefを提供すると共に、
電流源用電界効果トランジスタ118とゲートにバイア
ス電圧VBIASを提供する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】発明者は、このような
増幅回路の特性を改善するための検討を重ねてきた。こ
の検討の過程で以下のような問題点を発見した。この増
幅回路は、いくつかの振幅を有する信号を入力に加え増
幅特性を観察したときに、差動増幅段にオフセットが生
じているかのような特性を示すことを見出した。
【0007】そこで、本発明の目的は、入力信号の振幅
によって引き起こされるオフセットが低減された増幅回
路および受光回路を提供することにした。
【0008】この目的を達成するために、発明者は、こ
のような増幅回路について様々な試行錯誤を試みた。増
幅回路に生じた現象を注意深く観察すると、差動対電界
効果トランジスタの信号入力端に加えられる信号の電圧
振幅が大きくなるにつれて、基準電位端に与えられてい
る基準電圧が相対的に大きくなっているように見えてい
ることが分かった。しかし、測定によれば、基準電圧は
変動せず一定であった。これは、差動対電界効果トラン
ジスタの信号入力端に加えられる電圧が相対的に低くな
っていることを意味している。
【0009】次いで、反転増幅段の動作について動作解
析を継続した。反転増幅段では、入力信号の振幅が大き
くなるにつれて、ソースフォロア段の出力振幅も大きく
なっている。しかしながら、測定結果を注意深く観察す
ると、出力の電圧振幅は大きくなるにつれて、振幅の最
大値と最小値との相加平均値は小さくなっている。差動
対電界効果トランジスタの信号入力端には、この相加平
均値を中心に所定の振幅の信号が印加されている。
【0010】つまり、この相加平均値は、ある入力振幅
値では、基準電位端に加えられる基準電圧とほぼ一致し
ている。しかしながら、実用的な範囲で入力される全て
の入力振幅値に対しては、一致していないことが判明し
た。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は、この
一致が得られる実用的な範囲を拡大するためにさらに検
討を重ねた。その結果、本発明を以下のような構成とし
た。
【0012】本発明に係わる増幅回路は、差動対を構成
する第1および第2のトランジスタと、ローパスフィル
タと、を備える。第1および第2のトランジスタは、そ
れぞれ、第1および第2の電流端子、並びに第1および
第2の電流端子間に流れる電流を制御するように設けら
れた制御端子、を有する。ローパスフィルタは、第1の
トランジスタの制御端子と第2のトランジスタの制御端
子との間に設けられている。第1のトランジスタの制御
端子は、入力からの信号を受ける。第1および第2のト
ランジスタの第1の電流端子の少なくともいずれかから
出力を取り出す。
【0013】また、本発明に係わる増幅回路は、第1の
トランジスタと、第2のトランジスタと、第1の負荷
と、第2の負荷と、第1の電流源と、ローパスフィルタ
と、を備える。第1および第2のトランジスタは、それ
ぞれ、第1および第2の電流端子、並びに第1および第
2の電流端子間に流れる電流を制御するように設けられ
た制御端子を有する。第1の負荷は、第1のトランジス
タの第1の電流端子と第1の基準電位線との間に設けら
れている。第2の負荷は、第2のトランジスタの第1の
電流端子と第1の基準電位線との間に設けられている。
第1の電流源は、第1および第2のトランジスタの第2
の電流端子の各々が結合された結合ノードと第2の基準
電位線との間に設けられている。ローパスフィルタは、
第1のトランジスタの制御端子と第2のトランジスタの
制御端子との間に設けられている。第1のトランジスタ
の制御端子は入力からの信号を受け、第1および第2の
トランジスタの第1の電流端子の少なくともいずれかか
ら出力が取り出される。
【0014】この増幅回路によれば、第1のトランジス
タの制御端子が受ける入力振幅が変化したときにも、こ
の振幅の平均値の変化がローパスフィルタを介して第2
のトランジスタの制御端子にも伝えられる。このため、
振幅変化により平均値が変化すると、この変化は第2の
トランジスタにも与えられる。
【0015】以下に示される本発明に係わる特徴は、上
記の発明と組み合わされることができる。また、以下に
示される本発明に係わる特徴を任意に組み合わせること
ができ、これによって、それぞれの作用および効果並び
にその組合せにより得られる作用および効果を享受する
ことができる。
【0016】本発明に係わる増幅回路では、第1のトラ
ンジスタの制御端子と入力との間に配置された増幅部、
を更に備えることができる。この構成によれば、ローパ
スフィルタの特性は、増幅回路に合わせて決定されるこ
とができる。
【0017】本発明に係わる増幅回路では、増幅部は、
第3および第4のトランジスタと、第3の負荷と、第2
の電流源と、バイアス抵抗と、を有することができる。
第3および第4のトランジスタは、それぞれ、第1およ
び第2の電流端子、並びに第1および第2の電流端子間
に流れる電流を制御するように設けられた制御端子を持
つ。第3の負荷は、第3のトランジスタの第1の電流端
子と第1の基準電位線との間に配置されることができ
る。第2の電流源は、第4のトランジスタの第2の電流
端子と第2の基準電位線との間に配置されることができ
る。第3のトランジスタの第1の電流端子は、第4のト
ランジスタの制御端子に接続されることができる。第3
のトランジスタの制御端子は、入力からの信号を受ける
ように設けられる。第4のトランジスタの第2の電流端
子は、第1のトランジスタの制御端子へ信号を提供する
ように設けられる。この構成によれば、ローパスフィル
タの特性は、増幅回路に合わせて決定されることができ
る。
【0018】本発明に係わる増幅回路では、増幅部は、
第4のトランジスタの第2の電流端子と第2の電流源と
の間にレベルシフト部を更に有することができる。第4
のトランジスタの第2の電流端子は、レベルシフト部を
介して第1のトランジスタの制御端子へ接続されること
ができる。この構成によれば、レベルシフト部およびロ
ーパスフィルタの特性を相互に関連づけながら、これら
の特性を決定することができる。
【0019】本発明に係わる増幅回路では、ローパスフ
ィルタは、第2のトランジスタの制御端子に接続された
キャパシタ手段、および第1のトランジスタの制御端子
と第2のトランジスタの制御端子との間に接続された抵
抗手段を含むことができる。
【0020】キャパシタ手段および抵抗手段によって所
望にフィルタ特性が実現されることができる。キャパシ
タ手段は、例えば1または複数のキャパシタを含むこと
ができ、抵抗手段は、例えば1または複数の抵抗を含む
ことができる。
【0021】本発明に係わる受光回路は、フォトダイオ
ードと、前置増幅回路と、増幅回路と、を備える。前置
増幅回路は、フォトダイオードに接続されている。増幅
回路は、前置増幅回路に接続されている。増幅回路は、
第1のトランジスタと、第2のトランジスタと、第1の
負荷と、第2の負荷と、第1の電流源と、ローパスフィ
ルタと、を備えることができる。第1の負荷は、第1の
トランジスタの第1の電流端子と第1の基準電位線との
間に設けられることができる。第2の負荷は、第2のト
ランジスタの第1の電流端子と第1の基準電位線との間
に設けらることができる。第1の電流源は、第1および
第2のトランジスタの第2の電流端子の各々との結合ノ
ードと第2の基準電位線との間に設けられることができ
る。ローパスフィルタは、第1のトランジスタの制御端
子と第2のトランジスタの制御端子との間に設けらるこ
とができる。第1のトランジスタの制御端子は入力から
の信号を受け、第1および第2のトランジスタの第1の
電流端子の少なくともいずれかから出力が取り出され
る。
【0022】この増幅回路によれば、第1のトランジス
タの制御端子が受ける入力振幅が変化したときにも、こ
の入力振幅の平均値の変化が、ローパスフィルタを介し
て第2のトランジスタの制御端子にも伝えられる。した
がって、フォトダイオードの受光量が大きくなり、第1
のトランジスタの制御端子が受ける受光信号の振幅が変
化したときにも、この変化がローパスフィルタを介して
第2のトランジスタの制御端子にも伝えられる。
【0023】本発明に係わる受光回路では、前置増幅回
路は、第3および第4のトランジスタと、第3の負荷
と、第2の電流源と、を備える。第3の負荷は、第3の
トランジスタの第1の電流端子と第1の基準電位線との
間に配置されることができる。第2の電流源は、第4の
トランジスタの第2の電流端子と第2の基準電位線との
間に配置されることができる。第3のトランジスタの制
御端子は入力からの信号を受け、第4のトランジスタの
第2の電流端子は第1のトランジスタの制御端子へ信号
を提供する。
【0024】この受光回路によれば、受光回路がローパ
スフィルタを有している。このため、前置増幅回路にお
いて信号増幅を達成しつつ、信号振幅の中心電圧値のシ
フトにより差動増幅段が受ける影響を低減することがで
きる。
【0025】本発明に係わる増幅回路では、前置増幅回
路は、第4のトランジスタの第2の電流端子と第2の電
流源との間にレベルシフト部を更に有することができ
る。第4のトランジスタの第2の電流端子は、レベルシ
フト部を介して第1のトランジスタの制御端子へ接続さ
れることができる。
【0026】フォトダイオードからの信号強度並びにロ
ーパスフィルタおよびレベルシフト部の特性を相互に関
連づけながら、これらの特性を決定することができる。
【0027】本発明に係わる受光回路では、ローパスフ
ィルタは、第1のトランジスタの制御端子と第2のトラ
ンジスタの制御端子との間に接続された抵抗手段、およ
び第2のトランジスタの制御端子に接続されたキャパシ
タ手段を含むことができる。
【0028】この構成によれば、フォトダイオードから
の入力周波数に対応したフィルタ特性をキャパシタ手段
および抵抗手段によって実現することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の知見は、添付図面を参照
して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理
解することができる。
【0030】引き続いて、本発明の実施の形態を添付図
面を参照しながら説明する。可能な場合には、同一の部
分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0031】図1(a)を参照すると、本実施の形態に係
わる増幅回路1は、差動出力部4と、ローパスフィルタ
6とを備える。差動出力部4は、第1のトランジスタ1
0と、第2のトランジスタ12と、第1の負荷14と、
第2の負荷16と、第1の電流源18とを備える。
【0032】第1のトランジスタ10は、第1の電流端
子10a、第2の電流端子10b、並びに第1および第
2の電流端子10a、10b間に流れる電流を制御する
ように設けられた制御端子10cを有する。第2のトラ
ンジスタ12は、第1の電流端子12a、第2の電流端
子12b、並びに第1および第2の電流端子12a、1
2b間に流れる電流を制御するように設けられた制御端
子12cを有する。第1の負荷14は、第1の電流端子
10aと第1の基準電位線(VDD線)20との間に接続
され、例えば抵抗を含むことができる。第2の負荷16
は、第1の電流端子12aと第1の基準電位線(VDD)
20との間に接続され、例えば抵抗を含むことができ
る。第1の電流源18は、第1および第2のトランジス
タ10、12の第2の電流端子10b、12bが接続さ
れた結合ノード22と、第2の基準電位線(接地線)24
との間に接続されている。増幅回路1では、第1のトラ
ンジスタ10の制御端子10cは入力からの信号を受
け、第1のトランジスタ10の第1の電流端子10aと
第1の負荷14の一端との間の接続ノード26および第
2のトランジスタ12の第1の電流端子12aと第2の
負荷16の一端との間の接続ノード28の少なくともい
ずれか、本実施例では両方から出力OUT、OUTBを
取り出すことができる。
【0033】ローパスフィルタ6は、第1のトランジス
タ10の制御端子10cと第2のトランジスタ12の制
御端子12cとの間に接続されている。ローパスフィル
タ6は、第1のトランジスタ10の制御端子10cに加
えられた信号のうち所定の周波数以下の周波数成分を主
要に含む信号を第2のトランジスタの制御端子に加え
る。図1の例示では、ローパスフィルタ6は、抵抗30
と、キャパシタ32とを備え、この所定の周波数はこれ
らの積で表される。抵抗30は、制御端子10cと制御
端子12cとの間に接続される。キャパシタ32は、抵
抗30を介して制御端子10cに接続され、また、図1
(a)の例では、第2のトランジスタ12の制御端子12
cと、基準電位線との間に接続される。基準電位線は、
基準電位線20又は24のいずれかであることができ
る。
【0034】電流源18は、第1の電流端子34a、第
2の電流端子34b、並びに第1および第2の電流端子
34a、34b間に流れる電流を制御するように設けら
れた制御端子34cを有するトランジスタ34を含み、
トランジスタ34は、図示の例では、結合ノード22と
基準電位線24とに電流端子の各々が電気的に接続され
ているが、この基準電位線24に代えて、これ以外の基
準電位線とに接続されることができる。
【0035】この増幅回路1によれば、第1のトランジ
スタ10の制御端子10cが受ける入力振幅が変化した
ときにも、この入力信号の最大値および最小値の相加平
均値の変化が、ローパスフィルタ6を介して第2のトラ
ンジスタ12の制御端子12cにも伝えられる。
【0036】増幅回路1では、第1のトランジスタ10
の制御端子10cと入力(IN)との間に配置された増幅
部8を更に備えることができる。増幅部8は、反転増幅
器38aと、帰還抵抗38bとを備える。反転増幅器3
8aは、少なくとも2段の増幅段を有する。帰還抵抗3
8bは、この反転増幅器38aの入力端38cおよび出
力端38dとの間に接続され、反転増幅器38aにセル
フバイアスを与えている。
【0037】図1(b)を参照すると、反転増幅器38a
は、第3のトランジスタ39aと、第4のトランジスタ
39cと、第3の負荷39bと、第2の電流源39f
と、を有することができる。第3のトランジスタ39a
は、入力端子38c(IN)に接続された制御端子、第2
の基準電位24に接続された第2の電流端子、および第
3の負荷39bの一端にノード39gにおいて接続され
た第1の電流端子を有する。第3の負荷39bは、第3
のトランジスタ39aの第1の電流端子と第1の基準電
位線20との間に配置された抵抗を含むことができる。
第4のトランジスタ39cは、第2の基準電位線20に
接続された第1の電流端子、レベルシフト部を介してこ
の反転増幅器39の出力38dに接続された第2の電流
端子、第3のトランジスタ39aの第1の電流端子に接
続された制御端子を有することができる。第2の電流源
39fは、第4のトランジスタ39cの第2の電流端子
と第2の基準電位線24との間に配置されることができ
る。第4のトランジスタ39fのソースは、第1のトラ
ンジスタの制御端子へ接続される端子38dに出力信号
を提供するように接続されることができる。第2の電流
源39fは、制御端子に所望のバイアスが加えられたト
ランジスタを含むことができる。
【0038】図2(a)〜(f)は、図1に示された増幅回
路1の主要ノードにおける信号の時間変化を示してい
る。図2(a)〜(c)は、入力信号VINが相対的に小さい
場合のノード38c、39g、38dの電圧VIN
A、VBをそれぞれ示している。図2(c)では、増幅さ
れた信号の平均値Vaveが一点鎖線で示されている。こ
の平均値は、図6におけるVrefの値に等価な値であ
る。図2(d)〜(f)は、入力信号VINが相対的に大きい
場合のノード38c、39g、38dの電圧VIN
A、VBをそれぞれ示している。図2(f)では、増幅さ
れた信号の平均値Vaveが一点鎖線で示され、また参照
値Vrefが破線で示されている。入力振幅が大きくなる
と、平均値Vaveと参照値Vrefとの間に無視できない差
が生じてくる。この差は、差動増幅段の入力にオフセッ
トととして作用すると共に、差動増幅段において増幅さ
れる。
【0039】しかしながら、図1に示された増幅回路1
では、差動増幅段4の一方の入力に加えられた信号の低
周波数成分は、ローパスフィルタ6を介して、差動増幅
段4の他方の入力にも加えられる。このローパスフィル
タ6を通過した低周波数成分を再合成すると、平均値V
aveに近い値が得られる。この値はキャパシタ32の両
端に電圧として記憶される。
【0040】ローパスフィルタ6の回路時定数として
は、例えば キャパシタ:C=10pF 抵抗 :50kΩ が選択され、低周波遮断周波数として、3MHz程度が
得られる。GaAs半導体といったIII-V族化合物半導
体基板に形成される電界効果トランジスタを含む集積回
路に対して、このような値を実現するためには、キャパ
シタCは、集積回路内に内蔵することなく外付け部品を
用いて実現することが好適であり、抵抗Rは、集積回路
内に内蔵され基板上に設けられた抵抗、例えばイオン注
入抵抗を使用することが好適である。
【0041】電界効果トランジスタ(FET)12の入力
インピーダンスを無視すると、FET12に入力される
信号の交流成分vinは、(1/(1+(ωCR)2))1/2で与
えられる。この交流成分の値を上記のC、Rの値におい
て様々なf=ω/(2π)について計算すると、 f vin 10GHz 1/3000 1GHz 1/300 100MHz 1/30 10MHz 1/3 となる。故に、低周波遮断周波数より十分に大きな周波
周領域、換言すれば、ωCRが1より十分に大きくなる
ωを含む周波数領域の信号は、ローパスフィルタをほと
んど通過できない。つまり、電界効果トランジスタ(F
ET)10の入力に加えられている信号に含まれるこの
周波数成分帯は、FET12のゲートには伝わらない。
一方、ローパスフィルタを通過できる周波数成分から構
成される信号がFET12のゲートに加えられる。
【0042】図1に示された実施の形態の増幅回路は、
光通信用の増幅回路、特に受光信号の増幅回路、および
準ディジタル信号が入力される論理回路に適用される。
このような応用分野においては、回路への入力信号の周
波数は、10GHz程度周波数成分を含んでいるけれど
も、この値より十分に低い周波数成分も同様に含んでい
る。このため、上記の時定数を適用することができる。
【0043】図3は、本実施の形態に係わる増幅回路が
適用された受光回路40の回路図を示す。図3に示され
た受光回路40では、III-V族半導体電界効果トランジ
スタといった電界効果トランジスタを採用した場合につ
いて説明するが、本発明はこのような例示に限定される
ものではない。本実施の形態に係わる受光回路40は、
受光部42と、増幅部43と、差動出力部44とを備え
る。なお、以下の回路では、特に示されない限り、n型
エンハンスメント電界効果トランジスタが採用されてい
るが、本発明は、このようなn型電界効果トランジスタ
に限定されるものではない。
【0044】受光部42は、光ファイバといった光導波
路41を介して光信号41aを受けるフォトダイオード
PDを有する。フォトダイオードPDには、pin型フ
ォトダイオードが適用されることができる。フォトダイ
オードPDのカソードは、フォトダイオード用電源線V
DD1に接続されている。フォトダイオードPDのアノ
ードは、増幅部43の入力に接続されている。
【0045】増幅部43は、フォトダイオードPDから
の電流信号を電圧信号に変換する前置増幅回路として動
作する。増幅部43は、また、バイアス段45および増
幅段46を有することができる。バイアス段45は、基
準電位線VDDと基準電位線VSSとの間の値を持つバ
イアス電圧をノードVCAS1に提供する。このため
に、バイアス段45は、基準電位線VDDおよび基準電
位線VSSとノードVCAS1との間に接続された複数
の抵抗RCAS10、RCAS11を有することができ
る。ノードVCAS1には、バイアス電圧を安定化する
ためのキャパシタCCAS2を有することができる。
【0046】増幅段46は、第1の段およびソースフォ
ロア段を有する。
【0047】第1の段は、第3の負荷46aと、ソース
バイアス部46bと、電界効果トランジスタI10を含
む駆動部46cとを含む。
【0048】第3の負荷46aは、電界効果トランジス
タI11と、電界効果トランジスタI13と、電界効果
トランジスタI13のドレインと基準電位線VDDとの
間に接続された抵抗RLとを有する。
【0049】駆動部46cは、電界効果トランジスタI
10を有する。電界効果トランジスタI10のゲート
は、フォトダイオードPDからの電流信号を受ける。第
3の電界効果トランジスタI10のソースは、ソースバ
イアス部46bを介して基準電位線VSSに接続されて
いる。電界効果トランジスタI10のドレインは、第3
の負荷46aに接続されている。電界効果トランジスタ
I11のソースは、電界効果トランジスタI10のドレ
インに接続されている。電界効果トランジスタI11の
ドレインは、負荷抵抗RLの一端に接続されている。電
界効果トランジスタI11のゲートは、ノードVCAS
1に接続され、バイアス段45からバイアス電圧を受け
る。電界効果トランジスタI11を備えると、駆動部4
6cの出力抵抗を大きくすることができる。電界効果ト
ランジスタI13のドレインは、基準電位線VDDに接
続されている。電界効果トランジスタI13のソースお
よびゲートは、電界効果トランジスタI11のソースお
よび電界効果トランジスタI10のドレインの間のノー
ドに接続されている。電界効果トランジスタI13はデ
ィプレッション型トランジスタであることができ、この
電界効果トランジスタI13によれば、電流注入による
高利得化をはかることができる。
【0050】ソースバイアス部46bは、電界効果トラ
ンジスタI10のソースと基準電位線VSSとの間に直
列に接続された1又は複数(例えば1個)のダイオードD
15と、このダイオードD15に並列に接続されたバイ
パスキャパシタCCUPとを有することができる。ダイ
オードD15によって、電界効果トランジスタI10の
ソース電位をゲートに入力される信号レベルに合わせる
ことができる。
【0051】ソースフォロア段は、信号受信部46d
と、レベルシフト部46eと、電流源部46fとを備え
る。
【0052】信号受信部46dは、電界効果トランジス
タI20を含む。電界効果トランジスタI20のドレイ
ンは第1の基準電位線VDDに接続され、そのソースは
レベルシフト部46eを介して電流源部46fに接続さ
れている。電界効果トランジスタI20のゲートは負荷
抵抗RLと電界効果トランジスタI11のドレインとに
接続され、第1の段からの信号を受ける。
【0053】レベルシフト部46eの適用は、それぞれ
の回路に求められる特性に応じて選択される。レベルシ
フト部46eは直列に接続されたダイオードD25を有
している。ダイオードは、順方向にバイアスされるよう
に接続されている。ダイオードの両端には、キャパシタ
CUPが接続されている。キャパシタCUPは、レベル
シフト電圧を安定化するために有効であると同時に、高
周波信号をバイパスし回路の動作速度を改善する。ダイ
オードのアノードは電界効果トランジスタI20のソー
スに接続され、そのカソードは、電流源部46fに接続
されている。
【0054】電流源部46fは、電界効果トランジスタ
I21を備える。電界効果トランジスタI21のドレイ
ンは、レベルシフト部46eに接続され、電界効果トラ
ンジスタI21のソースおよびゲートは短絡され、これ
らソースおよびゲートは第2の基準電位線VSSに接続
されている。電界効果トランジスタI21はデプリーシ
ョントランジスタであり、このトランジスタ自身でほぼ
定電流性を示す。
【0055】差動出力部44は、差動増幅段48と、ソ
ースフォロア出力段49とを備える。
【0056】帰還段47は、キャパシタCFおよび抵抗
RFを含み、これらは並列するように接続されている。
帰還段47の一端は、増幅部43の入力と出力との間に
接続され、詳述すれば、トランジスタI10のゲートと
電流源部46fの一端との間に接続されている。
【0057】差動増幅段48は、電界効果トランジスタ
I40、I41を含む差動対部48aを有し、これらの
トランジスタI40、I41では、差動対を構成するよ
うにソースが互いに接続されている。電界効果トランジ
スタI40のドレインは、負荷部48bの抵抗R11の
一端に接続され、抵抗R11の他端は第1の基準電位線
VDDに接続されている。電界効果トランジスタI41
のドレインは、負荷部48bの抵抗R12の一端に接続
され、抵抗R12の他端は第1の基準電位線VDDに接
続されている。
【0058】差動対部48aを構成するトランジスタI
40のゲートは、増幅段46内からの信号を受ける。差
動対部48aを構成するトランジスタI41のゲート
は、増幅段46からの信号をローパスフィルタ部48d
を介して受ける。ローパスフィルタ部48dは、電界効
果トランジスタI41のゲートに接続されている。これ
によって、電界効果トランジスタI40、I41のゲー
ト間には、1または複数の抵抗、例えば抵抗RSが設け
られている。電界効果トランジスタI41のゲートに
は、1または複数のキャパシタ、例えばキャパシタCS
の一端が接続され、キャパシタCSの他端は所定の基準
電位線、例えば第2の基準電位線VSSに接続されてを
示している。
【0059】差動対部48aを構成するトランジスタI
40、I41のソースは、電流源部48cの一端、つま
り電界効果トランジスタI50のドレインに接続されて
いる。電界効果トランジスタI50のソースは、第2の
基準電位線VSSに接続されている。電界効果トランジ
スタI50は、差動対部48aと基準電位線VSSとの
間に接続されている。
【0060】ソースフォロア出力段49は、差動増幅段
48からの出力の少なくともいずれかを受ける1または
2個のソースフォロア段を含む。本実施の形態の回路で
は、差動増幅段48からの各出力をそれぞれのゲートに
受ける電界効果トランジスタI42、I43を含む信号
受信部49aを有する。これらの電界効果トランジスタ
I42、I43のドレインは、それぞれ基準電位線VD
Dに接続されている。
【0061】レベルシフト部49bの適用は、その回路
に求められる特性に応じて選択される。レベルシフト部
49bは、ダイオードを有している。ダイオードD4
6、D47は、順方向にバイアスされるようにそれぞれ
接続されている。ダイオードD46、D47の両端に
は、それぞれ、キャパシタC44、C45が接続されて
いる。これらのキャパシタC44、C45は、レベルシ
フト電圧を安定化するために有効であると共に、信号を
バイパスして高周波性能を改善する。ダイオードD44
の一端は、電界効果トランジスタI42のソースに接続
され、他端は、電流源部49cの一端を介して電界効果
トランジスタI51のドレインに接続されている。ダイ
オードD47の一端は電界効果トランジスタI43のソ
ースに接続され、その他端は、電流源部49cの電界効
果トランジスタI52のドレインに接続されている。電
流源部49cの他端は、第2の基準電位線VSSに接続
されている。
【0062】受光回路40の出力は、VoutおよびVout
Bから成る差動信号として取り出される。
【0063】図4は、本実施の形態に係わる増幅回路を
適用しないときの動作波形図を示し、図5は、本実施の
形態に係わる増幅回路を適用したときの動作波形図を示
す。これらの図面では、縦軸に電圧値、横軸に時間(nse
c)を示している。この波形は、10Gbpsの疑似ラン
ダム信号を増幅段43に入力したときにVoutから得る
ことができる。図5は、図4と比較して、クロスポイン
トが波形の中心に位置するという点で優れている。
【0064】以上、図面を参照しながら本発明を適用し
た実施の形態について説明してきたが、本発明の適用は
本実施の形態に限定されるものではなく、他の種類のト
ランジスタにも適用される。
【0065】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
わる増幅回路および受光回路は、差動対を構成する第1
および第2のトランジスタと、ローパスフィルタと、を
備える。ローパスフィルタは、第1のトランジスタの制
御端子と第2のトランジスタの制御端子との間に設けら
れている。第1のトランジスタの制御端子は、入力から
の信号を受ける。第1および第2のトランジスタの第1
の電流端子の少なくともいずれかから出力を取り出す。
【0066】この増幅回路および受光回路によれば、第
1のトランジスタの制御端子が受ける入力振幅が変化し
たときにも、入力信号の振幅の中心値の変化が、ローパ
スフィルタを介して第2のトランジスタの制御端子にも
伝えられる。
【0067】したがって、この入力信号の振幅によって
引き起こされるオフセットが低減された増幅回路および
受光回路が提供された。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本実施の形態に係わる増幅回路の回
路図を示し、図1(b)は増幅回路に含まれる反転増幅器
の回路図を示す。
【図2】図2(a)〜(f)は、図1の実施の形態に示され
たローパスフィルタを含まない場合の主要ノードの電圧
波形を占め図面である。
【図3】図3は、本実施の形態に係わる増幅回路が適用
された受光回路の回路図を示す。
【図4】図4は、本実施の形態に係わる増幅回路を適用
しないときの動作波形図を示す。
【図5】図5は、本実施の形態に係わる増幅回路を適用
したときの動作波形図を示す。
【図6】図6(a)および図6(b)は、従来の技術に関す
る増幅回路の回路図を示す。
【符号の説明】
1…増幅回路、 4…差動出力部、 6…ローパスフィ
ルタ、8…増幅部、10、12…トランジスタ、 1
4、16…負荷、 18…電流源、 20…第1の基準
電位線(VDD)、 24…第2の基準電位線(接地線)、
30…抵抗、 32…キャパシタ、 38a…反転増幅
器、 38b…帰還抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 弘 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 5J066 AA01 AA12 AA56 CA13 FA20 HA09 HA14 HA19 HA24 HA25 HA29 HA44 KA02 KA04 KA06 KA12 KA18 KA42 MA02 MA11 MA21 ND01 ND11 ND22 ND23 PD02 TA06 5J091 AA01 AA12 AA56 CA13 FA20 HA09 HA14 HA19 HA24 HA25 HA29 HA44 KA02 KA04 KA06 KA12 KA18 KA42 MA02 MA11 MA21 TA06 5J092 AA01 AA12 AA56 CA13 FA20 HA09 HA14 HA19 HA24 HA25 HA29 HA44 KA02 KA04 KA06 KA12 KA18 KA42 MA02 MA11 MA21 TA06 UL02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の電流端子、並びに前記
    第1および第2の電流端子間に流れる電流を制御するよ
    うに設けられた制御端子、をそれぞれが有し差動対を構
    成する第1および第2のトランジスタと、 前記第1のトランジスタの前記制御端子と前記前記第2
    のトランジスタの前記制御端子との間に設けられたロー
    パスフィルタと、を備え、 前記第1のトランジスタの前記制御端子は、入力からの
    信号を受け、 前記第1および第2のトランジスタの前記第1の電流端
    子の少なくともいずれかから出力を取り出す、増幅回
    路。
  2. 【請求項2】 第1および第2の電流端子、並びに前記
    第1および第2の電流端子間に流れる電流を制御するよ
    うに設けられた制御端子、を有する第1のトランジスタ
    と、 第1および第2の電流端子、並びに前記第1および第2
    の電流端子間に流れる電流を制御するように設けられた
    制御端子、を有する第2のトランジスタと、 前記第1のトランジスタの前記第1の電流端子と第1の
    基準電位線との間に設けられた第1の負荷と、 前記第2のトランジスタの前記第1の電流端子と前記第
    1の基準電位線との間に設けられた第2の負荷と、 前記第1および第2のトランジスタの前記第2の電流端
    子との結合ノードと第2の基準電位線との間に設けられ
    た第1の電流源と、 前記第1のトランジスタの前記制御端子と前記第2のト
    ランジスタの前記制御端子との間に設けられたローパス
    フィルタと、を備え、 前記第1のトランジスタの前記制御端子は、入力からの
    信号を受け、 前記第1および第2のトランジスタの前記第1の電流端
    子の少なくともいずれかから出力を取り出す、増幅回
    路。
  3. 【請求項3】 前記第1のトランジスタの前記制御端子
    と前記入力との間に配置された増幅部を更に備え、 前記増幅部は、 第1および第2の電流端子、並びに前記第1および第2
    の電流端子間に流れる電流を制御するように設けられた
    制御端子、をそれぞれ持つ第3および第4のトランジス
    タと、 前記第3のトランジスタの前記第1の電流端子と前記第
    1の基準電位線との間に配置された第3の負荷と、 前記第4のトランジスタの前記第2の電流端子と前記第
    2の基準電位線との間に配置された第2の電流源と、を
    有し、 前記第3のトランジスタの前記第1の電流端子は、前記
    第4のトランジスタの前記制御端子に接続され、 前記第3のトランジスタの前記制御端子は、前記入力か
    らの信号を受け、 前記第4のトランジスタの前記第2の電流端子は、前記
    第1のトランジスタの前記制御端子へ信号を提供する、
    請求項2に記載の増幅回路。
  4. 【請求項4】 前記増幅部は、 前記第4のトランジスタの前記第2の電流端子と第2の
    電流源との間にレベルシフト部を更に有し、 前記第4のトランジスタの前記第2の電流端子は、前記
    レベルシフト部を介して前記第1のトランジスタの前記
    制御端子へ接続されている、請求項3に記載の増幅回
    路。
  5. 【請求項5】 前記ローパスフィルタは、前記第2のト
    ランジスタの前記制御端子に接続されたキャパシタ手
    段、および前記第1のトランジスタの前記制御端子と前
    記第2のトランジスタの前記制御端子との間に接続され
    た抵抗手段を含む、請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載の増幅回路。
  6. 【請求項6】 フォトダイオードと、 前記フォトダイオードに接続された前置増幅回路と、 前記前置増幅回路に接続された増幅回路と、を備え、 前記増幅回路は、 第1および第2の電流端子、並びに前記第1および第2
    の電流端子間に流れる電流を制御するように設けられた
    制御端子、を有する第1のトランジスタと、 第1および第2の電流端子、並びに前記第1および第2
    の電流端子間に流れる電流を制御するように設けられた
    制御端子、を有する第2のトランジスタと、 前記第1のトランジスタの前記第1の電流端子と第1の
    基準電位線との間に設けられた第1の負荷と、 前記第2のトランジスタの前記第1の電流端子と前記第
    1の基準電位線との間に設けられた第2の負荷と、 前記第1および第2のトランジスタの前記第2の電流端
    子との結合ノードと第2の基準電位線との間に設けられ
    た第1の電流源と、 前記第2のトランジスタの前記制御端子と前記第1のト
    ランジスタの前記制御端子との間に設けられたローパス
    フィルタと、を備え、 前記第1のトランジスタの前記制御端子は、入力からの
    信号を受け、 前記第1および第2のトランジスタの前記第1の電流端
    子の少なくともいずれかから出力を取り出す、受光回
    路。
  7. 【請求項7】 前記前置増幅回路は、フォトダイオード
    からの電流信号を電圧信号に変換する、請求項6に記載
    の受光回路。
  8. 【請求項8】 前記前置増幅回路は、 第1および第2の電流端子、並びに前記第1および第2
    の電流端子間に流れる電流を制御するように設けられた
    制御端子、をそれぞれ持つ第3および第4のトランジス
    タと、 前記第3のトランジスタの前記第1の電流端子と前記第
    1の基準電位線との間に配置された第3の負荷と、 前記第4のトランジスタの前記第2の電流端子と前記第
    2の基準電位線との間に配置された第2の電流源と、を
    備え、 前記第3のトランジスタの前記制御端子は、前記入力か
    らの信号を受け、 前記第3のトランジスタの前記第2の電流端子は、前記
    第4のトランジスタの前記制御端子に接続され、 前記第4のトランジスタの前記第2の電流端子は、前記
    第1のトランジスタの前記制御端子へ信号を提供する、
    請求項6または請求項7に記載の受光回路。
  9. 【請求項9】 前記前置増幅回路は、 前記第4のトランジスタの前記第2の電流端子と第2の
    電流源との間にレベルシフト部を更に有し、 前記第4のトランジスタの前記第2の電流端子は、前記
    レベルシフト部を介して前記第1のトランジスタの前記
    制御端子へ接続されている、請求項8に記載の受光回
    路。
  10. 【請求項10】 前記ローパスフィルタは、前記第1の
    トランジスタの前記制御端子と前記第2のトランジスタ
    の前記制御端子との間に接続された抵抗手段、および前
    記第2のトランジスタの前記制御端子に接続されたキャ
    パシタ手段を含む、請求項6〜請求項9のいずれかに記
    載の受光回路。
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