JP2011216442A - ショートアーク型放電ランプ - Google Patents

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Abstract

【課題】電子衝突を受ける前方側の領域をタングステンによって構成し、電子衝突を受けない後方側の領域をモリブデンによって構成した陽極を有するショートアーク型放電ランプであって、点灯時における陽極の破損を防止する。
【解決手段】発光管内部に陽極7と陰極8とが対向配置されたショートアーク型放電ランプにおいて、陽極7は、陰極8と対向する側の頭部71をタングステンで構成し、頭部71に連続する胴部72をモリブデンで構成し、頭部71と胴部72との接合面における頭部側の接合面に環状又は複数の突起71a’、71b’、71c’を形成し、胴部側の接合面は突起71a’、71b’、71c’を囲むように構成したことを特徴とする。胴部72のモリブデン領域間に噛合される頭部71のタングステン領域、又は頭部71のタングステンの領域間に噛合される胴部72のモリブデン領域に作用する熱応力が緩和され、陽極7の破損が抑制される。
【選択図】図4

Description

本発明は、ショートアーク型放電ランプに関し、特に、電子衝突を受ける前方側の領域をタングステンによって構成し、電子衝突を受けない後方側の領域をモリブデンによって構成してなる陽極を備えるショートアーク型放電ランプに関する。
図7は、例えば、定格消費電力が2kW以上の大容量のショートアーク型放電ランプ1の一例を示す図である。
同図に示すように、このショートアーク型放電ランプ101は、石英ガラス製からなる球状の発光部102と、発光部102の両端に形成された筒状の封止部103、104と、一端側が発光部102の内部空間に伸び、他端側が筒状の封止部103、104に包囲され気密に封止されたリード棒105、106と、リード棒105、106の一端に互いに対向するように設けられ、球状の発光部102に包囲されるように配置された陽極107及び陰極108と、封止部103、104の端部側に装着された給電用の口金109、110とで構成されている。
このようなショートアーク型放電ランプ101の陽極107は、高温における蒸気圧が小さい金属で構成し、しかも、陽極107の温度上昇を抑制するために熱容量の大きい比較的大型のものを用いる必要がある。従来においては、例えば、図8に示すように、全体がタングステンによって構成された陽極107が用いられている。このような陽極107を有するショートアーク型放電ランプは、陽極107が大型であり、しかも、これを構成するタングステンの比重が19.24と非常に大きいことから、陽極107の重量が大きくなり、十分な耐振性を得ることができないという問題点があった。
特許文献1には、上記の問題点について言及されており、同文献によれば、図9に示すように、作動時の温度が2000℃を超えない領域をモリブデン111によって構成し、2000℃を超える領域をタングステン112によって構成してなる陽極113を備えたショートアーク型放電ランプが開示されている。このショートアーク型放電ランプによれば、陽極113の低温域Lを、タングステン112の比重(19.24)の約半分の比重(10.28)を有するモリブデン111によって構成したので、陽極113の重量がタングステンのみを用いた場合に比して著しく軽量化されるため、優れた耐振性が得られ、発光部の破損を招くことがない、とされている。
特開昭60−79659号公報
しかしながら、特許文献1に記載の陽極113は、陽極113を軽量化することができる反面、ショートアーク型放電ランプの点灯時に、タングステン112によって構成された領域Hに縦割れを生じることが判明した。
図10は、図9に示した陽極113において縦割れが発生する現象を説明するための図である。同図に示すような陽極113を用いたショートアーク型放電ランプの点灯時、モリブデン111の熱膨張係数(4.9×10−6m/℃)は、タングステン112の熱膨張係数(4.3×10−6m/℃ )よりも大きいため、タングステン112によって構成されるキャップ状の高温域Hの膨張量に比べ、モリブデン111によって構成される低温域Lの膨張量が大きくなり、キャップ状のタングステン112に対してその内側のモリブデン111から多大な圧力を受け、その結果、キャップ状のタングステン112が破損する惧れがあった。
本発明者は、このような陽極113に発生する縦割れの問題を解消するために、図11に示すように、柱状に構成されたタングステン115と柱状に構成されたモリブデン114とを、それぞれの端面が当接するように配置した状態で両者を溶着してなる陽極116を作製した。しかし、図11に示す陽極116は、モリブデン114の熱膨張係数(4.9×10−6m/℃)は、タングステン115の熱膨張係数(4.3×10−6m/℃)よりも大きいため、ショートアーク型放電ランプの点灯時、柱状に構成されたタングステン115と柱状に構成されたモリブデン114との界面にせん断応力が発生し、両者の界面に割れが発生するという問題が生じた。
本発明の目的は、上記の種々の問題点に鑑み、電子衝突を受ける前方側の領域をタングステンによって構成し、電子衝突を受けない後方側の領域をモリブデンによって構成した陽極を有するショートアーク型放電ランプにおいて、ランプ点灯時において、陽極が破損することのないショートアーク型放電ランプを提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するために、次のような手段を採用した。
第1の手段は、発光管内部に陽極と陰極とが対向配置されたショートアーク型放電ランプにおいて、前記陽極は、前記陰極と対向する側の頭部をタングステンで構成し、前記頭部に連続する胴部をモリブデンで構成し、前記頭部と前記胴部との接合面における前記頭部側の接合面に環状又は複数の突起を形成し、前記胴部側の接合面は前記突起を囲むように構成されていることを特徴とするショートアーク型放電ランプである。
第2の手段は、第1の手段において、前記頭部と前記胴部の接合面は溶着されていることを特徴とするショートアーク型放電ランプである。
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段において、前記環状の突起は、同心円状に並ぶ複数の環状突起であることを特徴とするショートアーク型放電ランプである。
本発明によれば、陽極の頭部と胴部との接合面における頭部側の接合面に環状又は複数の突起を形成し、胴部側の接合面は前記突起を囲むように構成されているので、胴部のモリブデン領域間に噛合される頭部のタングステン領域、あるいは、頭部のタングステンの領域間に噛合される胴部のモリブデン領域に作用する熱応力が緩和されるため、陽極の破損を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係るショートアーク型放電ランプの構成を示す図である。 図1に示したショートアーク型放電ランプの陽極の長手方向断面図である。 図2に示した陽極のモリブデンの凸部における膨張量を説明するための図である。 本発明に係る陽極の作製方法を説明するための図である。 タングステンからなる頭部に形成する突起形状の種々のバリエーションを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るショートアーク型放電ランプの陽極の長手方向断面図である。 従来技術に係るショートアーク型放電ランプの一例を示す断面図である。 従来技術に係るショートアーク型放電ランプの陽極の構成を示す断面図である。 従来技術に係るショートアーク型放電ランプの陽極の構成を示す断面図である。 図9に示した陽極において縦割れが発生する現象を説明するための図である。 陽極の縦割れの発生を解消するために試作されたショートアーク型放電ランプの陽極の構成を示す断面図である。
本発明の第1の実施形態を図1〜図5を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るショートアーク型放電ランプの構成を示す図である。
同図に示すように、ショートアーク型放電ランプ1は、発光部2と封止部3、4からなる発光管を備え、石英ガラス製からなる球状の発光部2と、発光部2の両端に形成された筒状の封止部3、4と、一端側が発光部2の内部空間に伸び、他端側が筒状の封止部3、4に包囲され気密に封止されたリード棒5、6と、リード棒5、6の一端に互いに対向するように設けられ、球状の発光部2に包囲されるように配置された陽極7及び陰極8と、封止部3、4の端部側に装着された給電用の口金9、10とで構成されている。発光部2の放電空間Sには、陽極7と陰極8とが陽極中心軸L上に対向して配置されると共に、発光物質が封入されている。発光物質としては、室温で1×10Pa以上のキセノンガス、アルゴンガス及びクリプトンガスの少なくとも1種以上と、1mg/cm以上の水銀が封入されている。なお、発光物質として、これらの希ガス及び水銀のうち、いずれか一方のみが封入するようにしても良い。
このショートアーク型放電ランプ1は、陽極7と陰極8との電極間距離は、例えば、3〜40mmであり、陽極7及び陰極8の何れかを上方側に配置して垂直な姿勢で点灯する。このショートアーク型放電ランプ1に供給されるランプ電力は、例えば、2kW以上であり、陽極7と陰極8間に電圧が印加されることによって電極間にアークが形成され、アークから、例えば、波長365nmの紫外光が放射される。
図2は、図1に示したショートアーク型放電ランプ1の陽極7の長手方向断面図である。
同図に示すように、この陽極7は、前方側が陰極8に向うに従って外径が徐々に縮小する円錐台形状に形成され、それに続く後方側が円柱状に形成された頭部71を有し、頭部71の後方側には円柱状の胴部72が一体的に形成されている。頭部71は陰極8から放出される電子の衝突を受ける箇所である。電子衝突を受ける頭部71はタングステンによって構成し、電子衝突を受けない胴部72はモリブデンによって構成し、頭部71と胴部72とが相互に噛合した状態が得られるように溶着されることによって形成されている。
同図に示すように、タングステンによって構成された頭部71には、モリブデンによって構成された胴部72内に向けて凸状に伸びる凸部711、712が形成され、モリブデンによって構成された胴部72には、タングステンによって構成された頭部71に向けて凸状に伸びる凸部721、722、723が形成されている。つまり、この例では、陽極7の径方向中心においてモリブデンの凸部722が形成され、その径方向外方にタングステンの凸部711、712が形成され、その径方向外方に、モリブデンの凸部721、723が形成されている。その結果、タングステンからなる頭部71の凸部711、712と、モリブデンからなる胴部72の凸部721、722、723とが相互に噛合された状態になる。
ここで、図2を用いて、陽極7の径方向中心に位置するモリブデンの凸部722と径方向において最外に位置するモリブデンの凸部721、723の温度について、シミュレーションによる陽極内部の温度分布について説明する。
このシミュレーションに適用した陽極7の寸法は、先端径φ8、胴部径φ25、先端角120°、入力電流60Aであり、電極先端部に電子衝突による熱とアークからの輻射熱が入り、電極内部に伝導により伝わり、胴部表面から放射と対流により熱が電極外に移動するモデルとした。ここで、径方向中心に位置するモリブデンの凸部722は点A、径方向外方に位置するモリブデンの凸部721、723は点Bに対応する。
このシミュレーションによれば、ショートアーク型放電ランプの点灯時において、陽極7の径方向中心に位置するモリブデンの凸部722の点Aの温度は1870℃という高温になった。一方、陽極7の径方向において最外に位置するモリブデンの凸部721、723の点Bの温度は、凸部722よりも比較的低温となり、1770℃になった。
図3は、図2に示した陽極7のモリブデンの凸部721、722、723における膨張量を説明するための図である。
一般に、物体の熱膨張量は、物体固有の熱膨張係数に依存しており、物体の温度が高温になるほど大きい。先のシミュレーションの結果からも明らかなように、陽極7の径方向中心に位置するモリブデンの凸部722は径方向外方に位置するモリブデンの凸部721、723より高温となるため膨張量が大きく、一方、モリブデンの凸部721、723は凸部722より低温となるため膨張量が比較的小さくなる。
つまり、図3に示すように、モリブデンの凸部722は、ショートアーク型放電ランプ1の点灯時、陽極7の径方向中心に位置するために高温となり、径方向に大きく膨張しようとし、モリブデンの凸部721、722、723間に噛合されたタングステンの凸部711、712に対して陽極7の径方向外方に向けて押し広げる力Xが作用する。一方、モリブデンの凸部722の径方向外方には比較的低温のモリブデンの凸部721、723が位置しており、モリブデンの凸部721、723からは、モリブデンの凸部間に噛合されているタングステンの凸部711、712に対して陽極7の径方向中心に押す力Yが作用する。その結果として、陽極7の径方向中心に位置するモリブデンの凸部722が膨張するときに陽極7の径方向外方に向けて作用する熱応力Xが、その径方向外方に位置するモリブデンの凸部721、723から発生した陽極径方向中心に向けて作用する熱応力Yによって相殺され、モリブデンの凸部721、722、723間に噛合されているタングステンの凸部711、712が、モリブデンの凸部722から受ける熱応力を緩和し、タングステンの凸部711、712が破損する惧れを低減することができる。
図4は、上記の知見に基づく陽極7の作製方法を説明するための図であり、図4(a)は、陽極7の頭部71と胴部72の接合前の状態を示す斜視図、図4(b)は、陽極7の頭部71と胴部72の接合後であって胴部72の一部を切り欠いた状態を示す斜視図、図4(c)は、図4(b)の頭部71の一部Cを拡大して示した断面図である。
図4(a)に示すように、タングステンによって構成される頭部71には、複数の円環状の突起71a、71b、71cが間隔を隔てて同心円状となるように形成されている。一方、胴部72には、頭部71に接合される端面は平坦面とされており突起は形成されていない。図4(b)に示すように、陽極7は、タングステンによって構成される頭部71とモリブデンによって構成される胴部72とを溶着することによって形成される。なお、図4(a)、(b)とは反対に、頭部71において胴部72に溶着する部位を平坦面とし、胴部72に突起を形成することもできる。
図4に示した陽極7の具体的作製条件は以下のとおりである。
タングステンからなる頭部71は、直径φ25mm、長さ10mmのものを使用し、モリブデンからなる胴部72は、直径φ25mm、長さ40mmのものを使用した。頭部71は、胴部72との接合用の面において、以下の複数の円環状の突起71a、71b、71cを有する。突起71aの頂点位置は、直径φ22、高さ0.5mm、頂角40°、突起71bの頂点位置は、直径φ18、高さ0.5mm、頂角40°、突起71cの頂点位置は直径φ12、高さ0.5mm、頂角40°である。モリブデンからなる胴部72の、タングステンからなる頭部71との接合面は平面である。
頭部71と胴部72との接合はプラズマ接合法により行った。接合条件は、タングステンからなる頭部71とモリブデンからなる胴部72との接合面を対向配置し、その両端から7000Nの圧力を加えた。電極の周囲は真空雰囲気とし、30秒間のパルス通電の後、約2分間(全長が約0.7mm縮む時間)の直流通電を行った。電流値は約4000A(接合部温度が約2000℃になる電流)とした。この方法で製作した電極の接合部付近の縦断面形状は、図4(c)に示すように、タングステンの突起71a’、71b’、71c’は高さ約0.1mm、裾野の幅約1mmのなだらかな形状となった。また、突起71a’、71b’、71c’の周囲はモリブデンで覆われた。
図5(a)〜図5(e)は、タングステンからなる頭部71に形成する突起の形状の種々のバリエーションを示す図である。
突起は、図5(a)のような真円の円環状のものに限らず、図5(b)や図5(c)に示すように、円環の一部に切り込みを有するものであっても良いし、また、図5(d)や図5(e)のように複数の棒状のものでも良い。
次に、本発明の第2の実施形態を図6を用いて説明する。
図6は、図1に示したショートアーク型放電ランプ1の陽極7の長手方向断面図である。
同図に示すように、タングステンによって構成された頭部71には、モリブデンによって構成された胴部72に向けて凸状に伸びる凸部711、712,713、714、715が形成され、モリブデンによって構成された胴部72には、タングステンによって構成された頭部71に向けて凸状に伸びる凸部721、722、723、724が形成されている。同図に示す陽極7の例では、陽極7の径方向中心においてタングステンの凸部713が形成され、その径方向外方にモリブデンの凸部722、723が形成され、その径方向外方に、タングステンの凸部712、714が形成され、その径方向外方にモリブデンの凸部721、724が形成され、その径方向外方に、タングステンの凸部711、715が形成されている。同図に示す断面では、これらタングステンからなる頭部71の凸部711、712,713、714、715と、モリブデンからなる胴部72の凸部721、722、723、724とが相互に噛合された状態になっている。
同図において、例えば、陽極7の径方向中心に位置するために高温となるモリブデンの凸部722,723は、ショートアーク型放電ランプの点灯時において径方向に大きく膨張しようとし、モリブデンの凸部721,722間および凸部723,724間にそれぞれ噛合されたタングステンの凸部712,714に対して、陽極径方向外方に向けて押し広げる力Xが作用する。
一方、モリブデンの凸部722,723の径方向外方には比較的低温のモリブデンの凸部721,724が位置しており、モリブデンの凸部721,724からは、タングステンの凸部712,714のそれぞれに対して、陽極径方向中心に押す力Yが作用する。
その結果として、陽極7の径方向中心に位置するモリブデンの凸部722,723が膨張するときに、陽極径方向外方に向けて作用する熱応力Xが、その径方向外方に位置するモリブデンの凸部721,724から発生した陽極径方向中心に向けて作用する熱応力Yによって相殺される。したがって、モリブデンの凸部721,722間および凸部723,724間にそれぞれ噛合されたタングステンの凸部712,714が、モリブデンの凸部722,723からそれぞれ受ける熱応力が緩和されるため、タングステンの凸部712,714が破損する惧れを低減することができる。
さらに、タングステンの凸部711,712,713,714,715間にそれぞれ噛合されたモリブデンの凸部721,722,723,724についても、上記と同様の理由により、陽極径方向中心に位置するタングステンの凸部712,713,714からそれぞれ受ける熱応力が緩和されるため、モリブデンの凸部721,722,723,724が破損する惧れを低減することができる。
1 ショートアーク型放電ランプ
2 発光部
3、4 封止部
5、6 リード棒
7 陽極
71 頭部
711、712、713、714、715 凸部
71a、71b、71c 突起
71a’、71b’、71c’ 突起
72 胴部
721、722、723、724 凸部
8 陰極
9、10 口金


Claims (3)

  1. 発光管内部に陽極と陰極とが対向配置されたショートアーク型放電ランプにおいて、
    前記陽極は、前記陰極と対向する側の頭部をタングステンで構成し、前記頭部に連続する胴部をモリブデンで構成し、前記頭部と前記胴部との接合面における前記頭部側の接合面に環状又は複数の突起を形成し、前記胴部側の接合面は前記突起を囲むように構成されていることを特徴とするショートアーク型放電ランプ。
  2. 前記頭部と前記胴部の接合面は溶着されていることを特徴とする請求項1記載のショートアーク型放電ランプ。
  3. 前記環状の突起は、同心円状に並ぶ複数の環状突起であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のショートアーク型放電ランプ。
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