JP2011214230A - 保育施設 - Google Patents

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Abstract

【課題】来客時でも、なるべく園児の姿を視界に入れることができるとともに、来客側から保育室への視線を確実に遮ることが可能な保育施設を提供することを目的とする。
【解決手段】受付室2と保育室3とを隣接配置し、これら受付室2と保育室3との間に仕切り壁4を設け、受付室2に、来客の受付を、来客と受付者とが立った状態で行うための受付カウンター5を、仕切り壁4から離間するようにして配置し、仕切り壁4の、受付カウンター5の天板5aよりも高い位置に、受付室2から保育室3が見える窓6を設ける。これにより、受付者はこまめに保育室側に振り向くなどして、なるべく園児の姿を視界に入れることができるとともに、受付カウンター前に立つ来客側から、この窓を介して保育室内にいる園児たちを見ることが極めて困難となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、乳児や幼児を保育、教育するための保育施設に関する。
保護者から委託され、乳児や幼児を保育、教育するための施設として保育園や幼稚園等の保育施設が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような保育施設には、乳児や幼児等の園児を保育するための保育室や、保育者のための職員室等の部屋が配設されるほか、来客の受付が行われる受付室が配設される。
特開2002−026904号公報
ところで、保育施設では、限られた人員で多数の園児を保育することが一般的であるため、例えば来客時においては保育室から受付室へと出て、一時的に園児から目を離す場面が生じてしまう場合がある。そこで、来客時に一時的に園児から目を離すことになった場合でも、なるべく園児が視界に入るようにしたいという要望があった。
また近年、学校等では安全管理に関する意識が高まりつつあり、保育施設でも、特に園児の関係者以外の来客時における安全管理のために、来客側から園児が見えないように視線を遮りたいという要望がある。
本発明の課題は、来客時であっても、なるべく園児の姿を視界に入れることができるとともに、来客側から保育室への視線を確実に遮ることが可能な保育施設を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図6に示すように、受付室2と保育室3とが隣接配置されてなる保育施設1であって、
これら受付室2と保育室3との間には仕切り壁4が設けられており、
前記受付室2には、来客の受付を、来客と受付者とが立った状態で行うための受付カウンター5が、前記仕切り壁4から離間するようにして配置されており、
前記仕切り壁4には、前記受付カウンター5の天板5aよりも高い位置に、受付室2から保育室3が見える窓6が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、受付者は前記受付室2側から窓6を介して保育室3内を見ることができるので、例え来客時であっても、こまめに保育室3側に振り向くなどして、なるべく園児の姿を視界に入れることができ、来客応対をしながら保育室3内にいる園児の監視を極力行うことができる。
また、来客の受付を、来客と受付者とが立った状態で行うための受付カウンター5は、前記仕切り壁4から離間するようにして配置されており、受付室2から保育室3が見える窓6は、前記受付カウンター5の天板5aよりも高い位置に設けられているので、受付カウンター5前に立つ来客側から、この窓6を介して保育室3内にいる園児たちを見ることは極めて困難となり、来客側から保育室3への視線を確実に遮ることが可能となる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1〜図6に示すように、請求項1に記載の保育施設1において、
前記受付カウンター5は仕切り壁4と平行に配置されており、
これら仕切り壁4と受付カウンター5との間が受付ブース10とされており、前記窓6は、受付者が該受付ブース10の床10aに立った状態で窓6から保育室3側を見た時に保育室3の床面3aが視認可能な高さに設定されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、例えば身長の低い園児や匍匐したり寝転んだりしている状態の園児でも視界に入れることができるので、保育室3内をより広範に監視することができる。
また、受付カウンター5前に立つ来客は、前記窓6を介して保育室3内を見るときに、前記仕切り壁4と顔を向け、受付者よりも前記仕切り壁4から離間して立っていることになり、来客は、より窓6に近い位置に立っている受付者よりも保育室3内を見にくくなるので、来客側から保育室3への視線をより確実に遮ることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、例えば図1〜図4に示すように、請求項2に記載の保育施設1において、
前記受付ブース10には、この受付ブース10の床10a上に設置されるとともに前記仕切り壁4に固定される下側キャビネット10bと、この下側キャビネット10bの上方に位置するとともに前記仕切り壁4に固定される上側キャビネット10cとが設けられており、
これら下側キャビネット10bと上側キャビネット10cとの間に前記仕切り壁4の一部が露出しており、この仕切り壁4の露出部分に前記窓6が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、受付者が前記窓6から保育室3内を見る時に、前記下側キャビネット10bの上方に身を乗り出すようにしたり、前記上側キャビネット10cに頭をぶつけないように腰を屈めたりする動作を自然に行わせることができる。このような動作を行うことによって、受付者の顔を前記窓6に自然に近づけることができるので、保育室3内をより確実に監視することができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図1〜図3,図5に示すように、請求項2または3に記載の保育施設において、
前記受付室2は、前記受付ブース10と、
この受付ブース10と受付室出入口2aとの間に配置される土間床部11と、
これら受付ブース10および土間床部11と、前記保育室3とに隣接配置されるホール部12とを備えており、
前記受付ブース10およびホール部12の床10a,12aは、前記土間床部11よりも一段高くなるように設定されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記土間床部11に来客を立たせた状態で来客応対を行うことによって、来客は、前記窓6を介して保育室3内を見ることが一層困難となるので、来客側から保育室3への視線をさらに確実に遮ることが可能となる。
また、前記ホール部12が、前記受付ブース10と保育室3とに隣接配置されているので、受付者は、このホール部12を介して受付ブース10と保育室3との間を容易に行き来できるとともに、受付者は必要に応じ、このホール部12を介して土間床部11とも容易に行き来できるので、効率の良い動線を確保することができる。
請求項5に記載の発明は、例えば図1,図3,図6に示すように、請求項1〜4のいずれか一項に記載の保育施設1において、
前記保育室3には、この保育室3の床3a上に設置されるとともに前記仕切り壁4に固定される洗面台3cが設けられており、
この洗面台3cの上端部の高さ位置は、前記窓6の下端部よりも低くなるように設定されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記保育室3には、上端部の高さ位置が、前記窓6の下端部よりも低くなるように設定された洗面台3cが設けられているので、この洗面台3cが設けられた分、仕切り壁4の保育室3側面の下端部付近に生じる死角を無くすことができ、保育室3内をさらに広範に監視することができる。
請求項6に記載の発明は、例えば図1〜図4,図6に示すように、請求項1〜5のいずれか一項に記載の保育施設1において、
前記窓6は、前記仕切り壁4の幅方向一方の側端部から、他方の側端部にかけて設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、前記窓6は、前記仕切り壁4の幅方向一方の側端部から、他方の側端部にかけて設けられているので、前記受付室2から保育室3を見た時の受付者の視界を広くすることができ、保育室3内をより一層広範に監視することができる。
さらに、前記保育室3内の広い範囲で前記受付室2側に立つ人を視界に入れることができるので、来客があった際に気付きやすくなる。
請求項7に記載の発明は、例えば図1,図2,図5,図6に示すように、請求項1〜6のいずれか一項に記載の保育施設1において、
前記受付室2と保育室3との間には、これら受付室2と保育室3とを連通する出入口2bが設けられており、この出入口2bは前記仕切り壁4に近接配置されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、前記受付室2と保育室3との間には、これら受付室2と保育室3とを連通する出入口2bが設けられており、この出入口2bは前記仕切り壁4に近接配置されているので、受付者は、受付室2にいる時に保育室3に急いで行く場合や、保育室3にいる時に受付室2に急いで行く場合に、この出入口2bを介して受付室2と保育室3との間をより容易に、かつ素早く行き来することができる。
本発明によれば、受付者は受付室側から窓を介して保育室内を見ることができるので、例え来客時であっても、こまめに保育室側に振り向くなどして、なるべく園児の姿を視界に入れることができ、来客応対をしながら保育室内にいる園児の監視を極力行うことができる。
また、来客の受付を、来客と受付者とが立った状態で行うための受付カウンターは、仕切り壁から離間するようにして配置されており、受付室から保育室が見える窓は、受付カウンターの天板よりも高い位置に設けられているので、受付カウンター前に立つ来客側から、この窓を介して保育室内にいる園児たちを見ることは極めて困難となり、来客側から保育室への視線を確実に遮ることが可能となる。
受付室および保育室付近を示す平面図である。 同、斜視図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 土間床部側から受付ブース側を見た状態を示す正面図である。 保育室側から仕切り壁付近を見た状態を示す正面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明に係る保育施設の一例を示す平面図である。
図1において符号1は、保育施設を示す。この保育施設1は、保育施設1で勤務する保育士等の受付者が、例えば保護者や新規入園希望者、郵便物配達員、業者等の来客時の応対を行うための受付室2と、乳児や幼児等の園児を保育、教育するための保育室3とが隣接配置されてなる。
前記受付室2は、施設出入口1aや図示しない2階へと続く階段1bを備えるホール1cに隣接して配置されており、このホール1cとの間に、受付室出入口2aが設けられている。
前記保育室3は、前記受付室2に隣接するとともに、他の保育室20に隣接配置されている。また、図1において受付室2および他の保育室20に隣接して、園児用便所21や多目的便所22、エレベーター23等が設けられたスペースが配置されている。
また、図1〜図6に示すように、前記受付室2と保育室3との間には仕切り壁4が設けられている。
さらに、前記受付室2には、来客の受付を、来客と受付者とが立った状態で行うための受付カウンター5が、前記仕切り壁4から離間するとともに該仕切り壁4と平行に配置されている。
そして、前記仕切り壁4には、前記受付カウンター5の天板5aよりも高い位置に、受付室2から保育室3が見える窓6が設けられている。
また、これら仕切り壁4と受付カウンター5との間が受付ブース10とされており、前記窓6は、受付者が該受付ブース10の床10aに立った状態で窓6から保育室3側を見た時に保育室3の床面3aが視認可能な高さに設定されている。
なお、この窓6の高さは、園児の身長よりも高い位置となるように設定されており、窓6に近づき、見下ろすようにして保育室3を見なければ園児が視界に入らないようになっている。
本実施の形態において、前記受付ブース10の床10aから窓6の下端部までの高さは例えば1100mm〜1200mm程度に設定されている。また、この窓6の下端部から該窓6の上端部までの高さは例えば400mm〜550mm程度に設定されているものとする。
ここで、上述の「立った状態」とは、背伸びや腰を屈める中腰の状態を含む体勢を指しており、種々の座法に則った座る体勢や椅子に座る体勢、ジャンプしたりする状態とは異なる。また、受付者は、このように立った状態で前記仕切り壁4と受付カウンター5との間のスペースを移動し、視野を広げるなどの行為を行うことができる。すなわち、保育室3内が見えにくければ、仕切り壁4側に近づいてから窓6を介して保育室3を覗き込むことによって、視野が広くなる。
なお、極端に身長の低い人が受付者である場合は踏み台等を使用した状態でも、上述の立った状態と同様の体勢であるとみなすこととする。
前記受付室2は、図1に示すように、前記受付ブース10と、この受付ブース10と受付室出入口2aとの間に配置される土間床部11と、これら受付ブース10および土間床部11と前記保育室3とに隣接配置されるホール部12と、受付ブース10および土間床部11と前記保育室3とに隣接配置されるベビーカー置き場13と、を備えている。
すなわち、前記受付ブース10を中心に、保育室3と、土間床部11と、ホール部12と、ベビーカー置き場13とが配置されている。
また、この受付室2と前記保育室3との間には、図1,図2,図5,図6に示すように、これら受付室2と保育室3とを連通する出入口2bが設けられており、この出入口2bは前記仕切り壁4に近接配置されている。さらに、この受付室2と前記保育室20との間には、図1に示すように、出入口2cが設けられている。そして、これら出入口2b,2cは、隣り合うようにして配置されている。
前記受付ブース10には、図3および図4に示すように、この受付ブース10の床10a上に設置されるとともに前記仕切り壁4に固定される下側キャビネット10bと、この下側キャビネット10bの上方に位置するとともに前記仕切り壁4に固定される上側キャビネット10cとが設けられている。
そして、これら下側キャビネット10bと上側キャビネット10cとの間に前記仕切り壁4の一部が露出しており、この仕切り壁4の露出部分に前記窓6が設けられている。
前記土間床部11には、図1および図5に示すように、前記受付カウンター5の土間側部5bの長さ方向に沿って、玄関用棚11aが設置されている。また、この玄関用棚11aの受付カウンター5とは反対側の端部の付近に、前記ベビーカー置き場13の出入口が設けられている。
また、前記受付ブース10およびホール部12の床10a,12aは、図1,図3,図5に示すように、前記土間床部11よりも一段高くなるように設定されている。
また、前記土間床部11は、前記ベビーカー置き場13の床13aおよびホール1cの床と同じ床レベルとなるように設定されており、施設出入口1aからベビーカー置き場13へのベビーカーの移動がしやすい。
さらに、前記土間床部11には、この土間床部11とホール部12との間に斜面を形成するスロープ(図示せず)を設けるようにしても良い。
なお、前記仕切り壁4の受付室2側の壁面4aは、前記窓6が設けられる中央壁面と、この中央壁面の左右側端部に、該中央壁面と直交する方向に配置される左右側壁面とによって平断面視略凹状に構成されており、前記下側キャビネット10bおよび上側キャビネット10cは、図1および図4に示すように、左右側壁面間にわたって設けられている。
また、前記受付カウンター5は、図1に示すように、土間側部5bと、ホール側部5cとを有しており、平面視略L字型に形成されている。
また、来客時の状況としては、図1〜図3に示すように、受付者は、前記仕切り壁4と受付カウンター5との間において前記受付ブース10の床10a上に立ち、来客は、受付カウンター5を挟んで受付者と向かい合うようにして前記土間床部11上に立つような状態となる。すなわち、来客は、受付者よりも一段低い床上に立つことになる。
また、前記窓6は、図1〜図4,図6前記仕切り壁4の幅方向一方の側端部から、他方の側端部にかけて設けられている。
なお、本実施の形態の窓6は、略等しい大きさで矩形状の横長な開口部を2つ、前記仕切り壁4の幅方向に沿って並べるようにして形成するとともに、これら2つの開口部にガラス等の透光性を有する部材をそれぞれ嵌め込むことによって構成されている。また、これら2つの開口部の間には中間柱6aが設けられる。
また、この窓6には、ガラス等の透光性を有する部材によって構成された引き戸装置等を設けるようにしてもよいものとする。すなわち、窓6が開放されていれば、園児の声なども聞き取りやすい。
前記保育室3には、図1,図3,図6に示すように、この保育室3の床3a上に設置されるとともに前記仕切り壁4に固定される洗面台3cが設けられている。また、この洗面台3cの上端部の高さ位置は、前記窓6の下端部よりも低くなるように設定されている。
また、この保育室3には、前記洗面台3cに隣接して収納棚3dが設けられている。
さらに、前記仕切り壁4の保育室3側の壁面4bは、前記窓6が設けられる中央壁面と、この中央壁面の左右側端部に、該中央壁面と直交する方向に配置される左右側壁面とによって平断面視略凹状に構成されており、前記洗面台3cおよび収納棚3dは、図1および図6に示すように、左右側壁面間に並んで配置されている。
なお、保育室3の床は、前記受付室2との行き来を行う出入口2bおよび仕切り壁4付近の床3aと、この床3aよりも一段低い床3bとで構成されている。これによって、保育室3内で保育する園児の行動が匍匐を主とするものである場合に、低い方の床3bで保育を行うことによって、一段高い床3aに園児が上がりにくくなるので、前記受付室2から窓6を介して保育室3を見た場合に見やすい。
なお、図示はしないが、例えば、前記受付室2に、前記受付室出入口2aの人の出入りを感知するセンサー等を設けるとともに、前記保育室3に、前記受付室出入口2aに人の出入りがあった際に保育室3内にいる保育士等に対して、これを報知する報知手段を設けるようにしても良い。
次に、以上のような保育施設1で、保育士である受付者が来客の応対を行う際の流れについて説明する。
まず、保育室3内で園児の保育を行っている保育士は、前記出入口2bを通り、受付室2へと移動する。受付室2内では、ホール部12から受付ブース10へと移動する。この時、来客は、前記土間床部11上に立っているものとする。
受付ブース10へと移動した保育士は、受付者として、前記受付カウンター5を挟んで来客と向かい合い、応対を行う。
この時、受付者である保育士は、前記窓6を介して保育室3内を見ることができるため、来客の応対をしながら、こまめに保育室3側に振り向くなどして、なるべく園児の姿を視界に入れるようにする。
来客の応対が終われば、保育士は、受付ブース10からホール部12へと移動し、前記出入口2bを通って、前記保育室3へと戻るようにする。
以上のようにして、保育士である受付者によって来客の応対を行うことができる。
本実施の形態によれば、受付者は前記受付室2側から窓6を介して保育室3内を見ることができるので、例え来客時であっても、こまめに保育室3側に振り向くなどして、なるべく園児の姿を視界に入れることができ、来客応対をしながら保育室3内にいる園児の監視を極力行うことができる。
また、来客の受付を、来客と受付者とが立った状態で行うための受付カウンター5は、前記仕切り壁4から離間するようにして配置されており、受付室2から保育室3が見える窓6は、前記受付カウンター5の天板5aよりも高い位置に設けられているので、受付カウンター5前に立つ来客側から、この窓6を介して保育室3内にいる園児たちを見ることは極めて困難となり、来客側から保育室3への視線を確実に遮ることが可能となる。
また、前記受付カウンター5は仕切り壁4と平行に配置されており、これら仕切り壁4と受付カウンター5との間が受付ブース10とされており、前記窓6は、受付者が該受付ブース10の床10aに立った状態で窓6から保育室3側を見た時に保育室3の床面3aが視認可能な高さに設定されていることから、例えば身長の低い園児や匍匐したり寝転んだりしている状態の園児でも視界に入れることができるので、保育室3内をより広範に監視することができる。
また、受付カウンター5前に立つ来客は、前記窓6を介して保育室3内を見るときに、前記仕切り壁4と顔を向け、受付者よりも前記仕切り壁4から離間して立っていることになり、来客は、より窓6に近い位置に立っている受付者よりも保育室3内を見にくくなるので、来客側から保育室3への視線をより確実に遮ることが可能となる。
また、前記受付ブース10には、前記下側キャビネット10bと上側キャビネット10cとが設けられており、これら下側キャビネット10bと上側キャビネット10cとの間に前記仕切り壁4の一部が露出しており、この仕切り壁4の露出部分に前記窓6が設けられていることから、受付者が前記窓6から保育室3内を見る時に、前記下側キャビネット10bの上方に身を乗り出すようにしたり、前記上側キャビネット10cに頭をぶつけないように腰を屈めたりする動作を自然に行わせることができる。このような動作を行うことによって、受付者の顔を前記窓6に自然に近づけることができるので、保育室3内をより確実に監視することができる。
また、前記受付室2は、前記受付ブース10と、前記土間床部11と、前記ホール部12とを備えており、前記受付ブース10およびホール部12の床10a,12aは、前記土間床部11よりも一段高くなるように設定されていることから、前記土間床部11に来客を立たせた状態で来客応対を行うことによって、来客は、前記窓6を介して保育室3内を見ることが一層困難となるので、来客側から保育室3への視線をさらに確実に遮ることが可能となる。
また、前記ホール部12が、前記受付ブース10と保育室3とに隣接配置されているので、受付者は、このホール部12を介して受付ブース10と保育室3との間を容易に行き来できるとともに、受付者は必要に応じ、このホール部12を介して土間床部11とも容易に行き来できるので、効率の良い動線を確保することができる。
また、前記保育室3には、上端部の高さ位置が、前記窓6の下端部よりも低くなるように設定された洗面台3cが設けられているので、この洗面台3cが設けられた分、仕切り壁4の保育室3側面の下端部付近に生じる死角を無くすことができ、保育室3内をさらに広範に監視することができる。
また、前記窓6は、前記仕切り壁4の幅方向一方の側端部から、他方の側端部にかけて設けられているので、前記受付室2から保育室3を見た時の受付者の視界を広くすることができ、保育室3内をより一層広範に監視することができる。
さらに、前記保育室3内の広い範囲で前記受付室2側に立つ人を視界に入れることができるので、来客があった際に気付きやすくなる。
また、前記受付室2と保育室3との間には、これら受付室2と保育室3とを連通する出入口2bが設けられており、この出入口2bは前記仕切り壁4に近接配置されているので、受付者は、受付室2にいる時に保育室3に急いで行く場合や、保育室3にいる時に受付室2に急いで行く場合に、この出入口2bを介して受付室2と保育室3との間をより容易に、かつ素早く行き来することができる。
1 保育施設
2 受付室
3 保育室
4 仕切り壁
5 受付カウンター
6 窓

Claims (7)

  1. 受付室と保育室とが隣接配置されてなる保育施設であって、
    これら受付室と保育室との間には仕切り壁が設けられており、
    前記受付室には、来客の受付を、来客と受付者とが立った状態で行うための受付カウンターが、前記仕切り壁から離間するようにして配置されており、
    前記仕切り壁には、前記受付カウンターの天板よりも高い位置に、受付室から保育室が見える窓が設けられていることを特徴とする保育施設。
  2. 請求項1に記載の保育施設において、
    前記受付カウンターは仕切り壁と平行に配置されており、
    これら仕切り壁と受付カウンターとの間が受付ブースとされており、前記窓は、受付者が該受付ブースの床に立った状態で窓から保育室側を見た時に保育室の床面が視認可能な高さに設定されていることを特徴とする保育施設。
  3. 請求項2に記載の保育施設において、
    前記受付ブースには、この受付ブースの床上に設置されるとともに前記仕切り壁に固定される下側キャビネットと、この下側キャビネットの上方に位置するとともに前記仕切り壁に固定される上側キャビネットとが設けられており、
    これら下側キャビネットと上側キャビネットとの間に前記仕切り壁の一部が露出しており、この仕切り壁の露出部分に前記窓が設けられていることを特徴とする保育施設。
  4. 請求項2または3に記載の保育施設において、
    前記受付室は、前記受付ブースと、
    この受付ブースと受付室出入口との間に配置される土間床部と、
    これら受付ブースおよび土間床部と、前記保育室とに隣接配置されるホール部とを備えており、
    前記受付ブースおよびホール部の床は、前記土間床部よりも一段高くなるように設定されていることを特徴とする保育施設。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の保育施設において、
    前記保育室には、この保育室の床上に設置されるとともに前記仕切り壁に固定される洗面台が設けられており、
    この洗面台の上端部の高さ位置は、前記窓の下端部よりも低くなるように設定されていることを特徴とする保育施設。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の保育施設において、
    前記窓は、前記仕切り壁の幅方向一方の側端部から、他方の側端部にかけて設けられていることを特徴とする保育施設。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の保育施設において、
    前記受付室と保育室との間には、これら受付室と保育室とを連通する出入口が設けられており、この出入口は前記仕切り壁に近接配置されていることを特徴とする保育施設。
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