JP2011213843A - 新規導電性ポリマーおよびその製造方法 - Google Patents
新規導電性ポリマーおよびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011213843A JP2011213843A JP2010082757A JP2010082757A JP2011213843A JP 2011213843 A JP2011213843 A JP 2011213843A JP 2010082757 A JP2010082757 A JP 2010082757A JP 2010082757 A JP2010082757 A JP 2010082757A JP 2011213843 A JP2011213843 A JP 2011213843A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer
- aromatic vinyl
- vinyl compound
- conductive polymer
- producing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
- Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
Abstract
【解決手段】
本発明の製造方法は芳香族ビニル化合物含有重合体と特定のモノマー存在下で酸化重合を行うことを特徴とする製造方法であり、溶媒への溶解、分散性や十分な可撓性と成型加工性(熱可塑性)を有する導電性ポリマーを製造することができる。本製造方法によれば、さらに透明性を有する導電性ポリマーも製造可能である。
【選択図】なし
Description
導電性充填剤を添加した前記(a)の導電性を付与したポリマーでは、その導電率は導電性充填剤粒子の相互接触の多少に依存する。導電性を良好なものにするためには、通常約10〜100質量%という多量の導電性充填剤を添加する必要がある。導電性充填剤の添加量が増加すると、導電性充填剤がマトリックスを構成するポリマー中に均一に分散しにくくなり、ポリマー材料が本来持っている機械的特性や耐久性など物性が損なわれる恐れがある。特に軟質樹脂の場合、物性の低下が著しい。その上、導電率の制御、特に半導体領域での導電率の制御がかなり困難である。また、透明性も失われてしまう。
そこで溶媒への溶解、分散性や十分な可撓性と成形加工性を有する導電性ポリマーおよびその合成法が求められている。
用いることができる芳香族ビニル化合物含有共重合体としては、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体(SAN)、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−ブタジエンランダム共重合体(SBR)、水素化スチレン−ブタジエンランダム共重合体(HSBR)、オレフィン−芳香族ビニル化合物共重合体、芳香族ビニル化合物系ブロック共重合体等が例示できる。
これらのうち、オレフィン−芳香族ビニル化合物共重合体または芳香族ビニル化合物系ブロック共重合体が、その軟質性や力学物性の点で好適に用いられる。特にその軟質性に関しては、最終的に得られる導電性ポリマーの軟質性に直接影響するために重要であり、好ましくは、本共重合体に降伏点がある場合は降伏点までの伸度、降伏点がない場合は破断点までの伸度が40%以上であり、かつ初期弾性率が200MPa以下、特に好ましくは伸度が100%以上であり、かつ初期弾性率が100MPa以下の範囲である。
芳香族ビニル化合物系ブロック共重合体では、例えば、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS:旭化成社タフプレン)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS:JSR社)、水素化スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SEBS:旭化成社タフテック)、水素化スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SEPS:クラレ社セプトン)等が例示できる。
さらに好ましく用いられる各種のオレフィン−芳香族ビニル化合物共重合体において、オレフィンは、エチレン、炭素数3〜20のα−オレフィン、すなわちプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、ビニルシクロヘキサンや環状オレフィン、すなわちシクロペンテン、ノルボルネン等である。好ましくは、エチレンまたはエチレンとα−オレフィンすなわちプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、または1−オクテン等の混合物が用いられ、更に好ましくは、エチレンが用いられる。
オレフィン−芳香族ビニル化合物共重合体のなかでも、エチレン−スチレン共重合体、エチレン−パラメチルスチレン共重合体、エチレン−スチレン−ジビニルベンゼン共重合体が特に好ましく用いられる。これらの共重合体は、EP0416815A2号公報、特許3659760号公報、EP872492B1号公報にその製造方法も含め記載されている。また、WO2000/37517号公報、WO2007139116号公報またはUSP6559234号公報に記載されているクロス共重合体のうち、0.01モル%以上の芳香族ビニル化合物ユニット含量であるものは、本明細書では、芳香族ビニル化合物系ブロック共重合体の概念に含まれる。
これらのうち、本発明の製造法に好ましく用いられる芳香族ビニル化合物系ブロック共重合体のうち、水素化スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、水素化スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)、またはエチレン−スチレン共重合体、クロス共重合体である。これらは主鎖に不飽和結合を実質的に有しない、または全く有しないので耐熱性、耐光性等の耐久性に優れ、本発明に好適に用いられる。これら共重合体の内、特に好ましいものは、重量平均分子量5000以上30万以下、分子量分布1.0以上6以下であり、かつA硬度で95以下40以上の軟質性を有するこれらの共重合体を用いることで、力学物性及び軟質性に優れる導電性樹脂を製造することができる。
酸化カップリング反応(酸化重合)は酸化的脱水素によるカップリング反応である。
<分子量測定>
分子量は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)を用いて標準ポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)を求めた。測定は以下の条件で行った。
カラム:TSK−GEL MultiporeHXL-M φ7.8×300mm(東ソ−社製)を2本直列に繋いで用いた。
カラム温度:40℃
溶媒:THF
送液流量:1.0ml/min.
<ポリマー組成分析>
ポリマーの組成は1H−NMR(核磁気共鳴測定装置:日本電子株式会社α−500)により、溶媒に1,1’,2,2’−テトラクロロエタンを用いて測定した。
<導電率測定>
三菱アナリテック社製の低抵抗率計ロレスターGPを用いて導電率の測定を行った。用いた四端針プロ−ブは、ESPを用いた。
<引張試験>
テンシロンUCT−1T型引張試験機を用い、23℃、引張速度300mm/minにて測定した。引張試験ストレス−ストレイン曲線の伸び0%における接線の傾きから初期弾性率(弾性率)を求めた。サンプル形状は、幅5mmの短冊型であり、チャック間距離20mmとした。
以下の実施例に用いた主な原料、試薬は以下の通りである。
<重合>
触媒のrac−ジメチルメチレンビス(1−インデニル)ジルコニウムジクロライド、及びrac−ジメチルメチレンビス(1−ベンゾインデニル)ジルコニウムジクロライドは公知文献に従い合成した。
助触媒であるメチルアルミノキサン(MAO)は東ソーファインケミカル社製、MMAO−3Aを用いた。
スチレン、トルエンは関東化学社製試薬を、パラメチルスチレンはアルドリッチ社製試薬を、1−ヘキセンはアルドリッチ社製97%純度試薬を用いた。ジビニルベンゼンは新日鐵化学社製グレ−ド810、純度81wt%:メタパラ混合品を用いた。トリイソブチルアルミニウム及びn−ブチルリチウムは関東化学社製試薬を用いた。
<酸化カップリング及び酸化重合>
無水塩化第二鉄は関東化学社製、3−ヘキシルチオフェンは東京化成製、3−ポリヘキシルチオフェン−2,5−ジイル(regioregular)はアルドリッチ社製試薬を用いた。ニトロメタンは関東化学社製特級試薬を用いた。
<エチレン−ヘキセン−スチレン−ジビニルベンゼン共重合体の合成>
触媒としてrac−ジメチルメチレンビス(1−インデニル)ジルコニウムジクロライドを用い、以下のように実施した。容量10L、攪拌機及び加熱冷却用ジャケット付のオートクレーブを用いて重合を行った。トルエン2500ml、スチレン2000ml、ヘキセン300ml及びジビニルベンゼンを50ml仕込み、内温100℃に加熱攪拌した。窒素を約200Lバブリングして系内及び重合液をパージした。トリイソブチルアルミニウム8.4mmol、MAOをアルミニウム分として25mmol加え、ただちにエチレンを導入し、圧力0.4MPaで安定した後に、オートクレーブ上に設置した触媒タンクから、rac−ジメチルメチレンビス(1−インデニル)ジルコニウムジクロライドを8.4μmol、トリイソブチルアルミニウム0.84mmolを溶かしたトルエン溶液約50mlをオートクレーブに加えた。内温を100℃、圧力を0.4MPaに維持しながら15分間重合を実施した。この段階でのエチレンの積算流量は標準状態で約215Lであった。
クロロホルム7mlに無水第二塩化鉄を1.33g加え溶解させた。エチレン−ヘキセン−スチレン−ジビニルベンゼン共重合体を500mg、3−ヘキシルチオフェンを500mgを3mlのクロロホルムに溶解させた。本クロロホルム溶液を無水第二塩化鉄クロロホルム溶液に数分かけて滴下し、室温でスターラーにより攪拌を行った。
直径7cmのフラットシャーレにクロロホルム層を約15g加え室温で一晩風乾させた。その後、一晩減圧乾燥を行った。そうして製膜したキャスト膜(厚さ90ミクロン)を用い、導電率測定を行ったところ、導電率は0.49S/cmであった。
<エチレン−ヘキセン−パラメチルスチレン共重合体の合成>
触媒としてrac−ジメチルメチレンビス(1−インデニル)ジルコニウムジクロライドを用い、以下のように実施した。容量10L、攪拌機及び加熱冷却用ジャケット付のオートクレーブを用いて重合を行った。トルエン2900ml、パラメチルスチレン400ml、1−ヘキセン300mlを仕込み、内温50℃に加熱攪拌した。窒素を約200Lバブリングして系内及び重合液をパージした。トリイソブチルアルミニウム8.4mmol、MAOをアルミニウム分として25mmol加え、ただちにエチレンを導入し、圧力0.3MPaで安定した後に、オートクレーブ上に設置した触媒タンクから、rac−ジメチルメチレンビス(1−インデニル)ジルコニウムジクロライドを8.4μmol、トリイソブチルアルミニウム0.84mmolを溶かしたトルエン溶液約30mlをオートクレーブに加えた。内温を50℃、圧力を0.4MPaに維持しながら37分間重合を実施した。この段階でのエチレンの積算流量は標準状態で約150Lであった。
クロロホルム7mlに無水第二塩化鉄を2.66g加え溶解させた。エチレン−ヘキセン−パラメチルスチレン共重合体を1.0g秤量し、3−ヘキシルチオフェンを1.0g秤量し13mlのクロロホルムに溶解させた。本クロロホルム溶液を第二塩化鉄のクロロホルム溶液に数分かけて滴下し、室温でスターラーにより攪拌を行った。
直径7cmのフラットシャーレにクロロホルム層を約15g加え室温で一晩風乾させた。その後、一晩減圧乾燥を行いキャスト膜を得た。
初期弾性率は3.2MPaであり、また破断点強度は4MPa、破断点までの伸度は90%であった。
<酸化カップリング反応>
クロロホルム7mlに無水第二塩化鉄を100mg加え溶解させた。実施例2で得られたエチレン−ヘキセン−パラメチルスチレン共重合体を300mg秤量し、ポリ3−ヘキシルチオフェン−2,5−ジイル(前記)を300mg秤量し13mlのクロロホルムに溶解させた。本クロロホルム溶液を第二塩化鉄のクロロホルム溶液に数分かけて滴下し、室温でスターラーにより攪拌を行った。
直径7cmのフラットシャーレにクロロホルム層を約15g加え室温で一晩風乾させた。その後、一晩減圧乾燥を行いキャスト膜を得た。得られたキャスト膜の導電率は0.24S/cmであった。
初期弾性率は2.7MPaであり、また破断点強度は3.6MPa、破断点までの伸度は120%であった。
<パラメチルスチレン含有クロス共重合体の合成>
<配位重合工程>
触媒としてrac−ジメチルメチレンビス(1−ベンゾインデニル)ジルコニウムジクロライドを用い、以下のように実施した。容量10L、攪拌機及び加熱冷却用ジャケット付のオートクレーブを用いて重合を行った。シクロヘキサン4200ml、パラメチルスチレン500ml、ジビニルベンゼン1.7gを仕込み、内温90℃に加熱攪拌した。窒素を約200Lバブリングして系内及び重合液をパージした。トリイソブチルアルミニウム8.4mmol、MAOをアルミニウム分として12mmol加え、ただちにエチレンを導入し圧力0.42MPaで安定した後に、オートクレーブ上に設置した触媒タンクから、rac−ジメチルメチレンビス(1−ベンゾインデニル)ジルコニウムジクロライドを8.4μmol、トリイソブチルアルミニウム0.84mmolを溶かしたトルエン溶液約30mlをオートクレーブに加えた。内温を90℃、圧力を0.4MPaに維持しながら61分間重合を実施した。この段階でのエチレンの積算流量は標準状態で約200Lであった。約20mlの重合液を分析用にサンプリングした。
<クロス化工程(アニオン重合工程)>
開始剤としてn−ブチルリチウムを用いることによりアニオン重合を実施した。上記、エチレン−パラメチルスチレン−ジビニルベンゼン共重合体の重合液にn−ブチルリチウムをブチルリチウムとして55mmol加え、内温を70℃に維持しながら60分間重合を実施した。
エチレン−パラメチルスチレン−ジビニルベンゼン共重合体のパラメチルスチレン含量は15.8モル%、ジビニルベンゼン含量は0.06モル%であり、数平均分子量は43,700であり、分子量分布(Mw/Mn)は2.3であった。クロス共重合体のパラメチルスチレンの含有量は23.2mol%であった。得られたクロス共重合体のクロス鎖(側鎖)はポリパラメチルスチレンであるが、その分子量は、クロス共重合体に少量含まれるフリ−のポリパラメチルスチレンの分子量から求めた。その数平均分子量は14300であり、分子量分布(Mw/Mn)は1.2であった。また、得られたポリマ−の引張試験の結果、初期弾性率は8.9MPa、破断点までの伸度は740%であった。
<酸化重合反応>
クロロホルム10mlに無水第二塩化鉄を1.33g加え溶解させた。エチレン−パラメチルスチレン共重合体を500mg、3−ヘキシルチオフェンを500mg秤量し5mlのクロロホルムに溶解させた。本溶液を第二塩化鉄/クロロホルム溶液に数分かけて滴下し、室温でスターラーにより攪拌を行った。
直径7cmのフラットシャーレに酸化重合液を加え室温で一晩風乾させた。その後、一晩減圧乾燥を行いキャスト膜を得た。得られたキャスト膜の導電率は0.6S/cmであった。
初期弾性率は45MPaであり、また破断点強度は 6.7MPa、破断点までの伸度は339%であった。
<ポリヘキシルチオフェンの物性評価>3−ポリヘキシルチオフェン−2,5−ジイル(regioregular)をクロロホルムに溶解させた。本溶液をPETフィルムにキャストした。その後、第二塩化鉄のニトロメタン溶液(500mmol/L)にキャストフィルムを1時間浸した。その後、ニトロメタンで洗浄し、風乾後、30℃で一晩減圧乾燥を行いドーピングされたキャストフィルムを得た。導電率は17.6S/cmであった。引張試験の結果初期弾性率は395MPaであり、また破断点強度は18MPa、破断点までの伸度は10%であった。
<ヘキシルチオフェンによる酸化重合および物性評価>
30mlのスクリュー管に第二塩化鉄を1.33g加え、クロロホルム6mlに溶解させた。9mlのスクリュー管にヘキシルチオフェンを683mg秤量しそこに4mlのクロロホルムに溶解させた。ヘキシルチオフェン含有のクロロホルム溶液を第二塩化鉄のクロロホルム溶液に加え、室温でスターラーにより攪拌を行った。
以上、実施例と比較例の結果を表1に示す。
Claims (9)
- 芳香族ビニル化合物含有重合体と下記一般式(1)および(2)から選ばれた酸化カップリング反応可能なモノマーまたは酸化カップリング反応可能なπ共役系ポリマー存在下で酸化カップリング反応を実施することを特徴とする溶媒への溶解性、可撓性を有する導電性ポリマーの製造方法。
一般式(1)および(2)中のR1、R2、R3、R4、R5およびR6はそれぞれ独立に水素、炭素数1〜30のアルキル基、アルコキシ基、アルキルエ−テル基またはアリール基を表し、R1およびR2、R3およびR4、R5およびR6はそれぞれ一体となって環状構造を有してもよく、nは1〜1000の整数であり、一般式(1)のYはイミノ基(NH)、酸素原子、硫黄原子である。 - 芳香族ビニル化合物含有重合体が芳香族ビニル化合物系ブロック共重合体、オレフィン−芳香族ビニル化合物共重合体から選ばれる重合体であることを特徴とする請求項1記載の導電性ポリマーの製造方法。
- 芳香族ビニル化合物含有重合体がオレフィン−芳香族ビニル化合物共重合体または芳香族ビニル化合物系ブロック共重合体であり、かつ本共重合体に降伏点がある場合は降伏点までの伸度、降伏点がない場合は破断点までの伸度が40%以上であり、かつ初期弾性率が200MPa以下であることを特徴とする請求項1記載の導電性ポリマーの製造方法。
- 芳香族ビニル化合物含有重合体がオレフィン−芳香族ビニル化合物共重合体であることを特徴とする請求項1記載の導電性ポリマーの製造方法。
- オレフィンがエチレンまたはエチレンとα−オレフィンであることを特徴とする請求項4記載の導電性ポリマーの製造方法。
- 芳香族ビニル化合物が、スチレン、パラメチルスチレン、ジビニルベンゼンから選ばれる芳香族ビニル化合物であることを特徴とする請求項4記載の導電性ポリマーの製造方法。
- 酸化カップリング反応可能なπ共役系ポリマーが一般式(1)で示されたポリマーであることを特徴とする請求項1記載の導電性ポリマーの製造方法。
- 請求項1〜7のいずれか一項記載の導電性ポリマーの製造方法により得られ、1.0×10−5S/cm以上、1.0×103S/cm以下の導電率を示す導電性ポリマー。
- 請求項1〜7のいずれか一項記載の導電性ポリマーの製造方法により得られ、降伏点がある場合は降伏点までの伸度、降伏点がない場合は破断点までの伸度が伸度40%〜1000%であり、かつ初期弾性率が1MPa〜200MPaの範囲であることを特徴とする導電性ポリマー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010082757A JP2011213843A (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | 新規導電性ポリマーおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010082757A JP2011213843A (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | 新規導電性ポリマーおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011213843A true JP2011213843A (ja) | 2011-10-27 |
Family
ID=44943924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010082757A Pending JP2011213843A (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | 新規導電性ポリマーおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011213843A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014050440A1 (ja) | 2012-09-27 | 2014-04-03 | 東レ株式会社 | 透明導電積層体 |
WO2015174485A1 (ja) * | 2014-05-15 | 2015-11-19 | 電気化学工業株式会社 | クロス共重合体とその製造方法 |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60223854A (ja) * | 1984-03-15 | 1985-11-08 | バスフ アクチェン ゲゼルシャフト | 巨大分子化合物と微粒ピロ−ル重合物からの導電性で熱可塑性の混合物 |
JPS62136711A (ja) * | 1985-12-09 | 1987-06-19 | 三井東圧化学株式会社 | 導電性複合膜の製造方法 |
JPH06192580A (ja) * | 1992-12-25 | 1994-07-12 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 弾性率可変材料 |
JP2002136711A (ja) * | 2001-09-25 | 2002-05-14 | Fuji Shoji:Kk | 弾球遊技機 |
JP2003286336A (ja) * | 2002-02-15 | 2003-10-10 | Bayer Ag | 透明の導電性層の製造方法、こうして得られる層並びにその使用 |
JP2006500463A (ja) * | 2002-09-24 | 2006-01-05 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | ポリマー酸コロイドを伴って製造される水分散性ポリチオフェン |
JP2006500461A (ja) * | 2002-09-24 | 2006-01-05 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | 電子工学用途のための、ポリマー酸コロイドを用いて製造された水分散性ポリアニリン |
JP2009001624A (ja) * | 2007-06-20 | 2009-01-08 | Tayca Corp | 導電性高分子合成用分散剤兼ドーパント、それを用いて合成した導電性高分子、上記導電性高分子を含有する導電性組成物、上記導電性高分子または導電性組成物の分散液および上記導電性高分子または導電性組成物の応用物 |
JP2009501384A (ja) * | 2005-07-15 | 2009-01-15 | ビーイーエイ システムズ, インコーポレイテッド | 仮想マシン環境における予測可能な結果のガベージコレクションのためのシステム及び方法 |
JP2009167387A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-30 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 耐熱性クロス共重合体の製造方法、得られる耐熱性クロス共重合体、及びその用途 |
-
2010
- 2010-03-31 JP JP2010082757A patent/JP2011213843A/ja active Pending
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60223854A (ja) * | 1984-03-15 | 1985-11-08 | バスフ アクチェン ゲゼルシャフト | 巨大分子化合物と微粒ピロ−ル重合物からの導電性で熱可塑性の混合物 |
JPS62136711A (ja) * | 1985-12-09 | 1987-06-19 | 三井東圧化学株式会社 | 導電性複合膜の製造方法 |
JPH06192580A (ja) * | 1992-12-25 | 1994-07-12 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 弾性率可変材料 |
JP2002136711A (ja) * | 2001-09-25 | 2002-05-14 | Fuji Shoji:Kk | 弾球遊技機 |
JP2003286336A (ja) * | 2002-02-15 | 2003-10-10 | Bayer Ag | 透明の導電性層の製造方法、こうして得られる層並びにその使用 |
JP2006500463A (ja) * | 2002-09-24 | 2006-01-05 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | ポリマー酸コロイドを伴って製造される水分散性ポリチオフェン |
JP2006500461A (ja) * | 2002-09-24 | 2006-01-05 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | 電子工学用途のための、ポリマー酸コロイドを用いて製造された水分散性ポリアニリン |
JP2009501384A (ja) * | 2005-07-15 | 2009-01-15 | ビーイーエイ システムズ, インコーポレイテッド | 仮想マシン環境における予測可能な結果のガベージコレクションのためのシステム及び方法 |
JP2009001624A (ja) * | 2007-06-20 | 2009-01-08 | Tayca Corp | 導電性高分子合成用分散剤兼ドーパント、それを用いて合成した導電性高分子、上記導電性高分子を含有する導電性組成物、上記導電性高分子または導電性組成物の分散液および上記導電性高分子または導電性組成物の応用物 |
JP2009167387A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-30 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 耐熱性クロス共重合体の製造方法、得られる耐熱性クロス共重合体、及びその用途 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014050440A1 (ja) | 2012-09-27 | 2014-04-03 | 東レ株式会社 | 透明導電積層体 |
WO2015174485A1 (ja) * | 2014-05-15 | 2015-11-19 | 電気化学工業株式会社 | クロス共重合体とその製造方法 |
JPWO2015174485A1 (ja) * | 2014-05-15 | 2017-04-20 | デンカ株式会社 | クロス共重合体とその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1951786B1 (en) | Process of preparing regioregular polymers | |
CA2615489C (en) | Improved process for substituted polythiophene polymers | |
TW200305590A (en) | Process for the preparation of neutral polyethylenedioxythiophene, and corresponding polyethylenedioxythiophenes | |
US20040024171A1 (en) | Polythiophenes, block copolymers made therefrom, and methods of forming the same | |
EP1028136A2 (en) | A method of forming poly-(3-substituted) thiophenes | |
KR20180050769A (ko) | 3,4-디알콕시티오펜 공중합체, 및 그의 제조 방법 및 소자 | |
JP2005506419A (ja) | 電子光学装置用トリアリールアミン含有モノマー | |
TWI801340B (zh) | 導電性膜 | |
US20100004423A1 (en) | Process for preparation of regioregular poly(3-substituted-thiophene) | |
KR20160027001A (ko) | 연신 필름의 제조 방법 | |
JP6154784B2 (ja) | 3,4−アルキレンジオキシピロールおよび3,4−アルキレンジオキシフランの無触媒重合 | |
WO2010007648A1 (ja) | 新規複素環式芳香族化合物及びポリマー | |
Collier et al. | Exploring the Utility of Buchwald Ligands for C–H Oxidative Direct Arylation Polymerizations | |
Chan | Regioregular poly [3-butyl-2, 5-thienylene-alt-1, 4-phenylene]: synthesis, preliminary characterization aspects and application in the fabrication of light-emitting diodes | |
JP2011213843A (ja) | 新規導電性ポリマーおよびその製造方法 | |
Abdulkarim et al. | Small change, big impact: the shape of precursor polymers governs poly-p-phenylene synthesis | |
JP2002249645A (ja) | 重合体組成物 | |
Park et al. | Synthesis and hole-transporting properties of vinyl-type polynorbornenes with ethyl ester linked triarylamine side groups | |
JP2012216450A (ja) | 導電性組成物の製造方法及びその導電性組成物を用いた透明導電膜、有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
US8221652B2 (en) | Process of preparing regioregular polymers | |
KR20130037689A (ko) | 촉매 조성물, 촉매 조성물을 사용한 노르보르넨계 공중합체의 제조 방법, 및 노르보르넨계 공중합체, 또한 그 공중합체를 사용한 내열성 필름 | |
JP4017533B2 (ja) | ベンゾジイミダゾール化合物およびその製造方法 | |
JP2011038077A (ja) | 新規導電性ポリマーおよびその製造方法 | |
Schmitt et al. | Relating Structure to Properties in Non‐Conjugated Pendant Electroactive Polymers | |
Li et al. | Synthesis of Self-Healing Syndiotactic Polyolefins by Rare-Earth Catalysts |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131203 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140610 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140807 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150224 |