JP2011213644A - 口唇化粧料 - Google Patents

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JP2011213644A JP2010082685A JP2010082685A JP2011213644A JP 2011213644 A JP2011213644 A JP 2011213644A JP 2010082685 A JP2010082685 A JP 2010082685A JP 2010082685 A JP2010082685 A JP 2010082685A JP 2011213644 A JP2011213644 A JP 2011213644A
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恵美 成
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Abstract

【課題】 本発明は二次付着防止効果があり、唇の乾燥感が低減された口唇化粧料において、更に、発色に優れ色持ちが良く、均一な塗布膜が持続する口唇化粧料に関するものである。
【解決手段】 次の成分 (A)〜(D);(A)特定の含フッ素単量体(a)と、特定のアルコキシ基含有単量体(b)とを必須に含む単量体を共重合して得られる含フッ素共重合体、(B)煙霧状無水ケイ酸、(C)ジグリセリン脂肪酸トリエステル、重合度が7〜11のポリグリセリンと炭素数16〜20の分岐脂肪酸とのエステル、リンゴ酸ジイソステアリルから選ばれる1種または2種以上のエステル油、(D)デキストリン脂肪酸エステルおよび/またはエチレン・プロピレンコポリマーを配合することを特徴とする口唇化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は、特定の含フッ素共重合体と、煙霧状無水ケイ酸と、ジグリセリン脂肪酸トリエステル、重合度が7〜11のポリグリセリンと炭素数16〜20の分岐脂肪酸とのエステル、リンゴ酸ジイソステアリルから選ばれる1種または2種以上のエステル油と、デキストリン脂肪酸エステルおよび/またはエチレン・プロピレンコポリマーとを配合する口唇化粧料に関し、詳しくは、二次付着防止効果及び唇の乾燥感が低減された口唇化粧料において、発色に優れ色持ちが良く、均一な塗布膜が持続する口唇化粧料に関するものである。
従来、口紅やリップグロス等の口唇化粧料は、塗布部位が立体的で、動きが激しく、唇同士や、衣服、食器類と接触することが多いため、化粧持ちや二次付着防止効果に優れるものが検討されてきた。
特に、二次付着防止効果の場合は、塗布した口紅が、皮膚や空気中の水分を吸収して膨潤し、化粧膜強度を上げる技術や、シリコーン系樹脂を用いて化粧膜を強固にしたり、撥油性を持つフッ素系油剤を用い化粧膜表面を撥油性にしたりすることで、実現する技術が検討されてきた。
しかし、これらの単独の技術では、唇の乾燥感が強くなったり、効果の実現までに時間がかかり、期待するほどの二次付着防止効果が得られないため、組み合わせて欠点を補う技術が開発されてきた。
例えば、ハイドロフルオロカーボンとシリコーン系樹脂を組み合わせて、塗布時の滑り性や、塗布後の乾きを速く技術(例えば、特許文献1参照)や、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体とフッ素変性環状シリコーンとを組み合わせて、使用感に優れて二次付着防止効果と保湿効果を併せ持つ技術(例えば、特許文献2参照)が挙げられる。
また、フッ素系油剤は、化粧膜表面を撥油撥水性にするが、その反面、化粧料に用いられる他の油剤との相溶性に劣るために、効果を十分に発揮することが難しく、安定に配合できないという弱点があった。そこで、エステル油と該エステル油に溶解するフッ素系油剤と該エステル油に溶解しないフッ素系油剤を併用することで、これらを解決する技術が検討されてきた。(例えば、特許文献3参照)
特開2005−255624号公報 特開2004−21070号公報 特許第4191976号公報
しかしながら、これらのフッ素系油剤を用いる技術では、フッ素系油剤の効果を引き出し二次付着防止効果を上げることはできたが、化粧料の口唇への付着性の向上にはつながらず、均一な塗布膜や発色の良い口唇化粧料を得ることは難しかった。そのため二次付着防止効果があり、唇の乾燥感が低減された口唇化粧料において、更に、発色に優れ色持ちが良く、均一な塗布膜が持続する口唇化粧料の開発が求められていた。
かかる実情において、本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の含フッ素共重合体と、煙霧状無水ケイ酸と、特定のエステル油であるジグリセリン脂肪酸トリエステル、重合度が7〜11のポリグリセリンと炭素数16〜20の分岐脂肪酸とのエステル、リンゴ酸ジイソステアリルから選ばれる1種または2種以上のエステル油と、デキストリン脂肪酸エステルおよび/またはエチレン・プロピレンコポリマーとを配合することにより、形成される塗布膜は撥油性に優れるために二次付着防止効果が得られ、またその塗布膜は柔軟性があるため、唇の乾燥感が低減され、これらに加えて、顔料の分散性が優れるため発色が良く、唇への付着性に優れ塗布膜に柔軟性があるため、色持ちが良く、均一な塗布膜が持続する口唇化粧料が得られることを見出し本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(D);
(A)下記一般式(1)で表される含フッ素単量体(a)と、下記一般式(2)で表されるアルコキシ基含有単量体(b)とを必須に含む単量体を共重合して得られる含フッ素共重合体(以下、単に「含フッ素共重合体」と記すことがある。)
CH=C(−X)−CO−Y−[−(CH−Z−]−(CH−Rf
・・・(1)
[式中、Xは、水素原子、炭素数1〜21の直鎖状または分岐状のアルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、CFX基(但し、XおよびXは、それぞれ水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子である。)、シアノ基、炭素数1〜20の直鎖状または分岐状のフルオロアルキル基、置換または非置換のベンジル基、置換または非置換のフェニル基であり;Yは、−O−またはNH−であり;Zは、直接結合、−S−またはSO−であり;Rfは、炭素数1〜6のフルオロアルキル基であり;mは1〜10、nは0〜10、pは0または1である。]
CH=C(R)−COO−(RO)−R ・・・(2)
[式中、Rは、水素原子またはメチル基であり;Rは、水素原子の一部または全部が水酸基で置換されていてもよい炭素数2〜4のアルキレン基;Rは、水素原子または炭素数1〜22の不飽和または飽和の炭化水素基であり;qは、1〜50の整数である。]
(B)煙霧状無水ケイ酸
(C)ジグリセリン脂肪酸トリエステル、重合度が7〜11のポリグリセリンと炭素数16〜20の分岐脂肪酸とのエステル、リンゴ酸ジイソステアリルから選ばれる1種または2種以上のエステル油
(D)デキストリン脂肪酸エステルおよび/またはエチレン・プロピレンコポリマー
を配合することを特徴とする口唇化粧料を提供するものである。
更に、前記成分(A)の配合量が0.1〜20質量%、前記成分(B)の配合量が0.1〜20質量%、前記成分(C)の配合量が1〜95質量%、前記成分(D)の配合量が1〜30質量%である口唇化粧料を提供するものである。
本発明は、二次付着防止効果があり、唇の乾燥感が低減された口唇化粧料において、更に、発色に優れ色持ちが良く、均一な塗布膜が持続する口唇化粧料に関するものである。
本発明の口唇化粧料に用いられる成分(A)の含フッ素共重合体は、下記一般式(1)で表される含フッ素単量体(a)と、下記一般式(2)で表されるアルコキシ基含有単量体(b)とを必須に含む単量体を共重合して得られるものであり、撥油性を与える効果以外にも、口唇に対する付着性に優れ、顔料分散を向上することによって、塗布膜の均一性や発色の良さを向上させ、色持ちを良くする効果がある。
含フッ素単量体(a)は、下記一般式(1)で表される。
CH=C(−X)−CO−Y−[−(CH−Z−]−(CH−Rf
・・・(1)
[式中、Xは、水素原子、炭素数1〜21の直鎖状または分岐状のアルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、CFX基(但し、XおよびXは、それぞれ水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子である。)、シアノ基、炭素数1〜20の直鎖状または分岐状のフルオロアルキル基、置換または非置換のベンジル基、置換または非置換のフェニル基であり;Yは、−O−またはNH−であり;Zは、直接結合、−S−またはSO−であり;Rfは、炭素数1〜6のフルオロアルキル基であり;mは1〜10、nは0〜10、pは0または1である。]
アルコキシ基含有単量体(b)は、下記一般式(2)で表わされる。
CH=C(R)−C(=O)−O−(RO)−R ・・・(2)
[式中、Rは、水素原子またはメチル基であり;Rは、水素原子の一部または全部が水酸基で置換されていてもよい炭素数2〜4のアルキレン基;Rは、水素原子または炭素数1〜22の不飽和または飽和の炭化水素基であり;qは、1〜50の整数である。]
上記一般式(1)において、pが0であることが好ましい。Xの好ましい例は水素原子である。
上記一般式(1)において、Rfは一般にはパ−フルオロアルキル基および/または部分的にフッ素化されたフルオロアルキル基を表し、パ−フルオロアルキル基であることが好ましい。Rfのアルキル基の炭素数は1〜6であり、4、5または6が好ましく、特に6が好ましい。Rfの例は、−CF、−CFCF、−CFCFCF、CF(CF、−CFCFCFCF、−CFCF(CF、−C(CF、−(CFCF、−(CFCF(CF、−CFC(CF、−CF(CF)CFCFCF、−(CFCF等が挙げられる。
(a)の含フッ素単量体は単独で使用することはもちろんのこと、二種以上を混合して用いてもよい。
含フッ素単量体(a)としては、例えば、次のものが挙げられる。
CH=C(−X)−C(=O)−O−(CH−S−(CH−Rf
CH=C(−X)−C(=O)−O−(CH−SO−(CH−Rf
CH=C(−X)−C(=O)−O−(CH−Rf
CH=C(−X)−C(=O)−NH−(CH−Rf
[式中、Xは、水素原子、炭素数1〜21の直鎖状または分岐状のアルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、CFX基(但し、XおよびXは、それぞれ水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子である。)、シアノ基、炭素数1〜20の直鎖状または分岐状のフルオロアルキル基、置換または非置換のベンジル基、置換または非置換のフェニル基であり;Yは、−O−またはNH−であり;Zは、直接結合、−S−またはSO−であり;Rfは、炭素数1〜6のフルオロアルキル基であり;mは1〜10、nは0〜10、pは0または1である。]
上記一般式(1)のさらに具体的な例としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
CH=C(−H)−C(=O)−O−(CH−S−Rf
CH=C(−H)−C(=O)−O−(CH−S−(CH−Rf
CH=C(−H)−C(=O)−O−(CH−SO−Rf
CH=C(−H)−C(=O)−O−(CH−SO−(CH−Rf
CH=C(−H)−C(=O)−O−(CH−Rf
CH=C(−H)−C(=O)−NH−(CH−Rf
CH=C(−H)−C(=O)−OCHCHN(C)SO−Rf
CH=C(−H)−C(=O)−OCHCHN(CH)SO−Rf
CH=C(−H)−C(=O)−OCHCH(OCOCH)SO−Rf
CH=C(−CH)−C(=O)−O−(CH−S−Rf
CH=C(−CH)−C(=O)−O−(CH−S−(CH−Rf
CH=C(−CH)−C(=O)−O−(CH−SO−Rf
CH=C(−CH)−C(=O)−O−(CH−SO−(CH−Rf
CH=C(−CH)−C(=O)−O−(CH−Rf
CH=C(−CH)−C(=O)−NH−(CH−Rf
CH=C(−CH)−C(=O)−OCHCHN(C)SO−Rf
CH=C(−CH)−C(=O)−OCHCHN(CH)SO−Rf
CH=C(−CH)−C(=O)−OCHCH(OCOCH)CH−Rf
CH=C(−F)−C(=O)−O−(CH−S−Rf
CH=C(−F)−C(=O)−O−(CH−S−(CH−Rf
CH=C(−F)−C(=O)−O−(CH−SO−Rf
CH=C(−F)−C(=O)−O−(CH−SO−(CH−Rf
CH=C(−F)−C(=O)−O−(CH−Rf
CH=C(−F)−C(=O)−NH−(CH−Rf
CH=C(−Cl)−C(=O)−O−(CH−S−Rf
CH=C(−Cl)−C(=O)−O−(CH−S−(CH−Rf
CH=C(−Cl)−C(=O)−O−(CH−SO−Rf
CH=C(−Cl)−C(=O)−O−(CH−SO−(CH−Rf
CH=C(−Cl)−C(=O)−O−(CH−Rf
CH=C(−Cl)−C(=O)−NH−(CH−Rf
CH=C(−CF)−C(=O)−O−(CH−S−Rf
CH=C(−CF)−C(=O)−O−(CH−S−(CH−Rf
CH=C(−CF)−C(=O)−O−(CH−SO−Rf
CH=C(−CF)−C(=O)−O−(CH−SO−(CH−Rf
CH=C(−CF)−C(=O)−O−(CH−Rf
CH=C(−CF)−C(=O)−NH−(CH−Rf
CH=C(−CFH)−C(=O)−O−(CH−S−Rf
CH=C(−CFH)−C(=O)−O−(CH−S−(CH−Rf
CH=C(−CFH)−C(=O)−O−(CH−SO−Rf
CH=C(−CFH)−COO−(CH−SO−(CH−Rf
CH=C(−CFH)−C(=O)−O−(CH−Rf
CH=C(−CFH)−C(=O)−NH−(CH−Rf
CH=C(−CN)−C(=O)−O−(CH−S−Rf
CH=C(−CN)−C(=O)−O−(CH−S−(CH−Rf
CH=C(−CN)−C(=O)−O−(CH−SO−Rf
CH=C(−CN)−C(=O)−O−(CH−SO−(CH−Rf
CH=C(−CN)−C(=O)−O−(CH−Rf
CH=C(−CN)−C(=O)−NH−(CH−Rf
CH=C(−CFCF)−C(=O)−O−(CH−S−Rf
CH=C(−CFCF)−C(=O)−O−(CH−S−(CH−Rf
CH=C(−CFCF)−C(=O)−O−(CH−SO−Rf
CH=C(−CFCF)−COO−(CH−SO−(CH−Rf
CH=C(−CFCF)−C(=O)−O−(CH−Rf
CH=C(−CFCF)−C(=O)−NH−(CH−Rf
CH=C(−F)−C(=O)−O−(CH−S−Rf
CH=C(−F)−C(=O)−O−(CH−S−(CH−Rf
CH=C(−F)−C(=O)−O−(CH−SO−Rf
CH=C(−F)−C(=O)−O−(CH−SO−(CH−Rf
CH=C(−F)−C(=O)−O−(CH−Rf
CH=C(−F)−C(=O)−NH−(CH−Rf
CH=C(−Cl)−C(=O)−O−(CH−S−Rf
CH=C(−Cl)−C(=O)−O−(CH−S−(CH−Rf
CH=C(−Cl)−C(=O)−O−(CH−SO−Rf
CH=C(−Cl)−C(=O)−O−(CH−SO−(CH−Rf
CH=C(−CF)−C(=O)−O−(CH−S−Rf
CH=C(−CF)−C(=O)−O−(CH−S−(CH−Rf
CH=C(−CF)−C(=O)−O−(CH−SO−Rf
CH=C(−CF)−C(=O)−O−(CH−SO−(CH−Rf
CH=C(−CFH)−C(=O)−O−(CH−S−Rf
CH=C(−CFH)−C(=O)−O−(CH−S−(CH−Rf
CH=C(−CFH)−C(=O)−O−(CH−SO−Rf
CH=C(−CFH)−COO−(CH−SO−(CH−Rf
CH=C(−CN)−C(=O)−O−(CH−S−Rf
CH=C(−CN)−C(=O)−O−(CH−S−(CH−Rf
CH=C(−CN)−C(=O)−O−(CH−SO−Rf
CH=C(−CN)−C(=O)−O−(CH−SO−(CH−Rf
CH=C(−CFCF)−C(=O)−O−(CH−S−Rf
CH=C(−CFCF)−COO−(CH−S−(CH−Rf
CH=C(−CFCF)−C(=O)−O−(CH−SO−Rf
CH=C(−CFCF)−COO−(CH−SO−(CH−Rf
[上記式中、Rfは、1〜6のフルオロアルキル基である。]
これらのうち、特に
CH=C(−H)−C(=O)−O−(CH−Rf
CH=C(−CH)−C(=O)−O−(CH−Rf
が好ましい。
アルコキシ基含有単量体(b)は、非フッ素単量体であり、下記一般式(2)で表される化合物(アルキレングリコ−ル(メタ)アクリレ−ト)である。
CH=C(R)−C(=O)−O−(RO)−R・・・(2)
[式中、Rは、水素原子またはメチル基であり;Rは、水素原子の一部または全部が水酸基で置換されていてもよい炭素数2〜4のアルキレン基;Rは、水素原子または炭素数1〜22の不飽和または飽和の炭化水素基であり;qは、1〜50の整数である。]
一般式(2)において、Rは水素原子又は、が好ましい。
また、qは1〜30が好ましく、より好ましくは2〜10であり、特に2〜5であることが好ましい。
更にまた、一般式(2)において、Rは、エチレンまたはプロピレンが好ましく、特にエチレンであることが好ましい。一般式(2)中のRは1種または2種類以上のアルキレンの組み合わせであっても良い。その場合、少なくともRの一つはエチレンであることが好ましい。Rの組合せとしては、例えば、エチレン基/プロピレン基の組合せ、エチレン基/ブチレン基の組合せが挙げられる。
アルコキシ基含有単量体(b)は、二種類以上の混合物であっても良い。
アルコキシ基含有単量体(b)の具体例は、例えば以下のものを例示できるが、これらに限定されるものではない。
CH=C(R)COO−(CHCHO)−R
CH=C(R)COO−(CHCH(CH)O)−R
CH=C(R)COO−(CHCHO)q’−(CHCH(CH)O)q”−R
[式中、q’+q”=q]
更により具体的な例としては、以下のもの等が挙げられる。
CH=C(H)COO−CHCHO−H
CH=C(H)COO−(CHCHO)−H
CH=C(H)COO−(CHCHO)−H
CH=C(H)COO−(CHCHO)−H
CH=C(H)COO−(CHCHO)30−H
CH=C(CH)COO−(CHCHO)−H
CH=C(CH)COO−(CHCHO)23−H
CH=C(CH)COO−(CHCHO)50−H
CH=C(CH)COO−(CHCH(CH)O)−H
CH=C(CH)COO−(CHCHCHO)−H
CH=C(H)COO−(CHCH(CH)O)−H
CH=C(CH)COO−(CHCH(CH)O)−H
CH=C(CH)COO−(CHCHO)−(CHCH(CH)O)−H
CH=C(CH)COO−(CHCHO)−(CHCH(CH)O)−H
CH=C(H)COO−(CHCHO)−(CHCH(CH)O)−CH
これらのうち、特に
CH=C(H)COO−CHCHO−H
CH=C(H)COO−(CHCHO)−H
CH=C(H)COO−(CHCHO)−H
CH=C(CH)COO−CHCHO−H
CH=C(CH)COO−(CHCHO)−H
CH=C(CH)COO−(CHCHO)−H
が好ましい。
本発明の成分(A)の含フッ素共重合体は、本発明の効果を損なわない範囲であれば、上記一般式(1)で表される含フッ素単量体(a)と、上記一般式(2)で表されるアルコキシ基含有単量体(b)と、他の共重合可能な単量体(c)とを共重合して得られる共重合体であってもよい。
他の共重合可能な単量体(c)としては、特に限定されないが、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、アクリル酸アミドメチルプロパンスルホン酸、アクリル酸アシッドホスホアキシアルキル等の重合性酸、アクリル酸アルキル、メタクリル酸アルキル等の重合性エステル、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルピロリドン等の重合性ビニル誘導体、シリコーンマクロマー、ポリアクリルマクロモノマー、ポリエステルマクロモノマー、ポリアミドマクロモノマー、ポリオキシアルキレンマクロモノマー等の重合性マクロモノマーや、重合性糖、スチレン等を挙げることができる。
また、他の共重合可能な単量体(c)としては、さらに架橋性単量体を含んでもよい。
架橋性単量体は、少なくとも2つの反応性基および/または炭素−炭素二重結合を有し、フッ素を含有しない化合物とすることができる。架橋性単量体は、少なくとも2つの炭素−炭素二重結合を有する化合物、あるいは少なくとも1つの炭素−炭素二重結合および少なくとも1つの反応性基を有する化合物とすることができる。反応性基の例は、ヒドロキシル基、エポキシ基、クロロメチル基、ブロックドイソシアネ−ト、カルボキシル基などである。本発明においては、アミノ基を有する単量体を使用しない。
架橋性単量体を含有すると、口唇への付着性が更に向上するため好ましい。
架橋性単量体は非フッ素架橋性単量体であることが好ましく、ジ(メタ)アクリレ−トであることがより好ましい。
架橋性単量体は、下記一般式(3):
CH=C(R)−C(=O)−O−(RO)−C(=O)−C(R)=CH ・・・(3)
[式中、それぞれのRは、水素原子またはメチル基であり;Rは、水素原子の一部または全部が水酸基で置換されていてもよい炭素数2〜10のアルキレン基であり;sは、1〜50の整数である。]
で示される化合物(アルキレングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト)であることが特に好ましい。
なお、Rの炭素数は、2〜10、例えば2〜6、特に2〜4であることが好ましく、Rが、エチレン基であることが好ましい。
本発明の成分(A)含フッ素共重合体(A)を構成する各モノマ−の分子量やモル比をコントロ−ルすることで、溶解性や粘稠性を調製できる。本発明の含フッ素共重合体(A)の重量平均分子量は、1000〜1000000程度、好ましくは5000〜500000程度とすることができる。
1000未満であると皮膜形成能が弱くポリマ−としての特性が十分に発揮されない場合があり、1000000より大きいと粘稠でポリマ−の溶解性が悪くなるばかりか分散性が悪化する場合がある。
なお、この重量平均分子量は、ゲルパ−ミエ−ションクロマトグラフィ−によりポリスチレン換算で求めた値である。
本発明の成分(A)の含フッ素共重合体において含フッ素単量体(a)100質量部に対するアルコキシ基含有単量体(b)の量は、10〜400質量部、好ましくは25〜150質量部、より好ましくは43〜100質量部である。
(b)の量が少ないと親水性が得られない場合があり、大きいと撥油性が低下する場合がある。
また、他の共重合可能な単量体(c)を用いる場合は、その割合は共重合体に対し30質量%未満が好ましい。
特に、架橋性単量体を含有させる場合、架橋性単量体の量は、含フッ素単量体(a)100質量部に対し、30質量部以下、例えば0.1〜20質量部、特に0.5〜10質量部が好ましい。30質量部より大きいと硬い皮膜になり使用感触が悪くなる場合がある。
なお、本発明において使用する含フッ素共重合体(A)の重合方法は、特に限定されず、塊状重合、溶液重合、乳化重合、放射線重合などの種々の方法を選択できる。例えば一般的には有機溶剤を用いた溶液重合や、水または有機溶剤と水を併用する乳化重合が選定される。さらに一般的には、重合後に水で希釈したり、乳化剤を加えて水に乳化することで処理液に調製し、化粧料、外用医薬品等に配合される。
具体的には、例えば、特開2000−290640号公報やWO2009/142047号パンフレットの共重合体の製造例として開示される方法で製造可能であるがこれに限定されるものではない。
本発明の口唇化粧料における成分(A)の含フッ素共重合体は、1種または2種以上を用いることができ、その配合量は、特に限定はされないが、0.1〜20質量%(以下、単に「%」と略す)が好ましく、0.5〜10%がより好ましい。成分(A)をこの範囲で配合すると、発色、色持ち、塗布膜の均一性の点で好ましい。
本発明の口唇化粧料に用いられる成分(B)の煙霧状無水ケイ酸は、成分(A)の分散性を高めることによって、色持ち、発色、塗布膜の均一性といった機能を最大限に引き出す効果がある。
粒径は特に限定されないが、一次粒径は50nm以下が好ましく、20nm以下が更に好ましい。またBET法による比表面積が90m/g〜400m/gが好ましく、その表面が未処理のもの、又は疎水化処理したもの、例えば、ヘキサメチルジシラザン処理、オクチルシラン処理、ジメチルシリル化処理、ジメチルシリコーンオイル処理等の処理を施したものを用いることができる。市販品としては、日本アエロジル社製の「AEROSIL 200」、「AEROSIL 300」、「AEROSIL 380S」、表面処理を施したものでは、「AEROSIL R−972」、「AEROSIL R−974」、「AEROSIL R−976S」、「RX300」、「RY200」等が挙げられる。
本発明の口唇化粧料における成分(B)の配合量は、特に限定されないが、0.1〜20%が好ましく、特に、0.1〜10%がより好ましい。この範囲であれば、成分(A)の分散性を高める効果によって、色持ち、発色、均一な塗布膜を形成する点で特に優れるものとなる。
本発明に用いられる成分(C)のジグリセリン脂肪酸トリエステル、重合度が7〜11のポリグリセリンと炭素数16〜20の分岐脂肪酸とのエステル、リンゴ酸ジエステルから選ばれる1種または2種以上のエステル油は、成分(A)および(B)の分散性を高め、色持ち、発色、塗布膜の均一性といった機能を高める役割を担っている
これらのエステル油は、分子内に水酸基を有する分子量300〜5000の常温で液体のエステル油が用いられる。分子量300〜5000であると、化粧料の色持ち、唇への付着性、均一な塗布膜が得られるといった点で好ましい。分子量が低い場合や高い場合は、色持ち、均一な塗布膜を形成するのが困難になるため好ましくない。また、分子内に水酸基を有することにより、成分(A)および(B)の分散性を向上させることができるようになる。例えば、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリオクタン酸ジグリセリル、デカイソステアリン酸デカグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリルなどが挙げられる。市販品としては「コスモール43V」、「コスモール222」(いずれも日清オイリオグループ社製)、「IS−1009P」(阪本薬品工業社製)などが挙げられる。
本発明の口唇化粧料における成分(C)は必要に応じて1種又は2種以上を用いることができ、配合量は、特に限定されないが、1〜95%が好ましく、特に、5〜50%がより好ましい。この範囲であれば、成分(A)および(B)の分散性を高める効果よって、色持ち、発色、均一な塗布膜を形成する点で特に優れるものとなる。
成分(D)のデキストリン脂肪酸エステル及び/またはエチレン・プロピレンコポリマーは、本発明品において、粘度調整やスティック状の形状を保持して経時安定性を良くすることに加えて、塗布膜の均一性を向上し持続させる効果がある。
デキストリン脂肪酸エステルは、デキストリンと炭素数8〜22の高級脂肪酸とのエステル等が挙げられ、具体的には、オクタン酸デキストリン、ラウリン酸デキストリン、パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、ベヘニン酸デキストリン、ヤシ油脂肪酸デキストリン、(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン等が挙げられる。このうちパルミチン酸デキストリンが経時安定性や、使用性面から最も好ましい。これらのデキストリン脂肪酸エステルの市販品としては、例えば、千葉製粉社製の「レオパールKL2」「レオパールKS2」「レオパールTT2」「レオパールTL2」「レオパールMKL2」等が挙げられる。
エチレン・プロピレンコポリマーは、エチレンとプロピレンの共重合体であり、その融点は高温での安定性を確保するために40℃以上が好ましく、分子量500〜700の範囲にあるものが特に好ましい。市販品としては、例えば、ニューフェーズテクノロジー社製の「EP−700」、「EP−1100」等が挙げられる。
本発明の油性化粧料における成分(D)の配合量は、特に限定されないが、1〜30%が好ましく、特に、1〜20%がより好ましい。この範囲であれば、粘度調整、形状保持、均一な塗布膜とその持続性の点で特に優れるものとなる。
また、本発明において、成分(A)、(C)、(D)以外で、更に油剤を配合することにより、塗布時の感触を調整できる。ここで用いる油剤としては、通常化粧料に用いられる油分であれば特に制約なく使用することができ、動物油、植物油、合成油等の起源や半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、固形状のものも含むが油ゲル化剤等を使用することができる。具体的には、流動パラフィン、重質流動イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー、スクワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブテン、ポリエチレン、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックスの炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油、キャンデリラワックス、カルナウバワックス、ライスワックス、ミツロウ等の油脂類、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、ホホバ油等のエステル類、イソステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸類、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等のシリコーン油類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体類、ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、12−ヒドロキシステアリン酸などの油ゲル化剤が挙げられる。
本発明において、成分(B)以外の粉体を配合することで、塗布時の感触の調整や着色をすることができる。ここで用いる粉体としては、通常化粧料に用いられるものであれば特に制約なく使用することができ、板状、紡錘状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級などの粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的には、コンジョウ、群青、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、雲母、合成雲母、合成セリサイト、セリサイト、タルク、カオリン、炭化珪素、硫酸バリウム、窒化硼素等の無機粉体類、オキシ塩化ビスマス、雲母チタン、酸化鉄処理雲母、酸化鉄処理雲母チタン、有機顔料処理雲母チタン、二酸化珪素・酸化チタン被覆雲母、酸化チタン処理ガラス末、酸化鉄酸化チタン処理ガラス末、アルミニウムパウダー等の光輝性粉体類、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン、ナイロン等の有機粉体類、有機タール系顔料、有機色素のレーキ顔料等の色素粉体類、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等が挙げられ、これらを1種又は2種以上を用いることができる。また、これら粉体は1種又は2種以上の複合化したものを用いても良い。
本発明の口唇化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で、更に必要に応じて、前記以外の各種成分、例えば界面活性剤、紫外線吸収剤、保湿剤、水性成分、酸化防止剤、美容成分、防腐剤、水溶性高分子、皮膜形成剤、褪色防止剤、消泡剤、香料などを各種の効果を付与するために適宜配合することができる。
界面活性剤としては、化粧料一般に用いられている界面活性剤であれば特に制約はなく、非イオン界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が使用される。更に、紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系等の紫外線吸収剤や、4−tert−ブチル−4'−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等が挙げられ、保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等が挙げられる。
また、水性成分はモイスチャー効果を付与する目的で用いることができ、水及び水に可溶な成分であれば何れでもよく、水の他に、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等が、美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等が、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール等がそれぞれ挙げられる。
本発明の口唇化粧料の製造方法は特に限定されるものではないが、例えば、110℃で溶解した成分(C)、(D)、及び必要に応じて他の液状油剤や油性ゲル化剤を含む油性成分に、成分(A)、(B)や他の成分を均一に分散した後、容器に充填して冷却することにより得ることができる。
本発明において口唇化粧料としては、口紅、グロス、リップトリートメント、リップクリーム、リップ下地が挙げられ、その中でも特にグロス、口紅であることが好ましい。剤形は固形状、ペースト状、液状等に適用できるが、液状において特に色持ちや発色、塗布膜の均一性の良さが発揮される。また、本発明の口唇化粧料は、油中水型等の水を含有する剤型とすることもできるが、液状、半固形状または固形状の油剤や油溶性化合物である油性成分を連続相とする実質的に水を含まない油性型のものが好ましい。
以下に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。
[参考製造例1〜7]:含フッ素共重合体の参考製造例
本発明の口唇化粧料に用いる含フッ素共重合体の参考製造例を以下に示した。尚、得られた含フッ素共重合体の性状はいずれも高粘性液状を示した。
[参考製造例1]
還流冷却管、窒素導入管、温度計および攪拌装置を備えた100ml四つ口フラスコに、含フッ素モノマ−CH=C(H)C(=O)O−CHCH13(以下、「C6FA(a)」と記す)を18.6g、ポリエチレングリコ−ルアクリレ−トCH=C(H)C(=O)O−(CHCHO)−H(BLEMMER AE90 日油株式会社製、nの平均値は2.0、以下、「AE90(b)」と記す)を11.4gとメチルエチルケトン(以下、「MEK」と記す)を45g仕込んで、30分間窒素バブリングした。窒素気流下で内温を50〜65℃に昇温後、パ−ブチルPV(以下、「PV」と記す)を0.4g添加し、60〜65℃で6時間反応させた。得られた溶液を減圧条件下にて約70℃でMEKを留去、淡黄色共重合体残渣を得た後、精製水を122.4g添加し、内温を約80℃で1時間以上保った後、冷却して含フッ素共重合体濃度が約20%の水分散液を調製した。
得られた含フッ素共重合体の重量平均分子量(Mw)は、ポリスチレン換算のGPC測定にて18200であった。
[参考製造例2]
参考製造例1におけるAE90をポリエチレングリコ−ルメタアクリレ−トCH=C(CH)C(=O)O−(CHCHO)−H(BLEMMER PE350 日油株式会社製、nの平均値は8.0、以下、「PE350(b)」と記す)に置き換えて参考製造例1と同様の重合反応を行い、含フッ素共重合体濃度が約20%の水分散液を調製した。
得られた含フッ素共重合体の重量平均分子量(Mw)は、ポリスチレン換算のGPC測定にて16400であった。
[参考製造例3]
還流冷却管、窒素導入管、温度計および攪拌装置を備えた100ml四つ口フラスコに、C6FA(a)を18.6g、AE90(b)を5.7g、ポリエチレングリコ−ルアクリレ−トCH=C(H)C(=O)O−(CHCHO)−H(BLEMMER AE200 日油株式会社製、nの平均値は4.5、以下、「AE200(b)」と記す)を5.7gとMEKを仕込んで、参考製造例1と同様の重合反応を行い、含フッ素共重合体濃度が約20%の水分散液を調製した。
得られた含フッ素共重合体の重量平均分子量(Mw)は、ポリスチレン換算のGPC測定にて15500であった。
[参考製造例4]
還流冷却管、窒素導入管、温度計および攪拌装置を備えた100ml四つ口フラスコに、C6FA(a)を18.6g、PE350(b)を10.5g、ポリエチレングリコ−ルジアクリレ−トCH=C(H)C(=O)O−(CHCHO)−C(=O)CH=CH(BLEMMER ADE300 日油株式会社製、nの平均値は7.0、以下、「ADE300(c)」と記す)を0.9g、イソプロパノ−ル(以下、「IPA」と記す)45.0gを仕込んで、参考製造例1と同様の重合反応を行い、含フッ素共重合体濃度が約20%の水分散液を調製した。
得られた含フッ素共重合体の重量平均分子量(Mw)は、ポリスチレン換算のGPC測定にて16400であった。
[参考製造例5]
還流冷却管、窒素導入管、温度計および攪拌装置を備えた100ml四つ口フラスコに、C6FA(a)を18.6g、ヒドロキシエチルアクリレ−ト(東京化成工業社製、以下「HEA(c)」と記す)を2.5g、AE200(b)を8.0g、ADE300(c)を0.9gとIPAを45g仕込んで、30分間窒素バブリングした。窒素気流下で内温を50−65℃に昇温後、PVを0.4g添加し、60〜65℃で6時間反応させた。得られた溶液を減圧条件下にて70℃でIPAを除去し、淡黄色の含フッ素共重合体を得た。
得られた含フッ素共重合体の重量平均分子量(Mw)は、ポリスチレン換算のGPC測定にて16280であった。
この含フッ素共重合体を精製水で洗浄後、IPAを添加し、含フッ素共重合体濃度30%の溶液を調製した。
[参考製造例6]
還流冷却管、窒素導入管、温度計および攪拌装置を備えた100ml四つ口フラスコに、C6FA(a)を18.6g、HEA(c)を2.5g、AE90(b)を8.0g、ADE300(c)を0.9gとIPAを45g仕込んで、参考製造例5と同様の重合反応を行い、淡黄色の含フッ素共重合体を得た。
得られた含フッ素共重合体の重量平均分子量(Mw)は、ポリスチレン換算のGPC測定にて17900であった。
この含フッ素共重合体を参考製造例5と同様、精製水で洗浄後、IPAを添加し、含フッ素共重合体濃度30%の溶液を調製した。
[参考製造例7]
還流冷却管、窒素導入管、温度計および攪拌装置を備えた100ml四つ口フラスコに、C6FA(a)を18.6g、HEA(c)を3.5g、AE200(b)を7.2g、ADE300(c)を0.7gとIPAを45g仕込んで、参考製造例5と同様の重合反応を行い、淡黄色の含フッ素共重合体を得た。
得られた共重合体の重量平均分子量(Mw)は、ポリスチレン換算のGPC測定にて17200であった。
この含フッ素共重合体を参考製造例5と同様、精製水で洗浄後、IPAを添加し、含フッ素共重合体濃度40%のIPA溶液を調製した。
(実施例1〜11及び比較例1〜4)液状グロス
表1に示す処方及び下記に示す製造方法により、グロスを製造した。得られた各グロスについて、官能評価により、発色、唇への付着性、均一な塗布膜の持続性、色持ちを評価した。撥油性は人工皮革上に塗布した化粧膜上にトリヘキサノインを滴下して油滴の広がり方を目視にて判定した。この結果も併せて表1に示す。
*1:レオパールKL2(千葉製粉社製)
*2:レオパールMKL2(千葉製粉社製)
*3:AEROSIL R972(日本アエロジル社製)
*4:AEROSIL 380S(日本アエロジル社製)
*5:参考製造例7の含フッ素共重合体
*6:参考製造例5の含フッ素共重合体
(製造方法)
A:成分1〜7を90〜100℃にて加熱溶解する。
B:Aに成分8〜16を加えて、均一に混合する。
C:Bを脱泡後、加熱してグロス容器(塗布体付き容器)に直接流し込み、リップグロスを得た。
(評価)
1.官能評価
(イ)発色、(ロ)唇への付着性、(ハ)均一な塗布膜の持続性、(ニ)色持ちについて、専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が下記絶対評価にて7段階に評価し評点を付け、試料毎にパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。
(評価方法)
20名の官能検査パネルにより、各試料を口唇に塗布し、下記(イ)〜(ニ)について、パネル各人が絶対評価にて7段階に評価し、各試料のパネル全員の評点の平均値から4段階判定基準により判定した。
ここで、評価項目(ハ)、(ニ)については、試料を唇に塗布し、パネルに通常の生活をしてもらい、3時間後の塗布膜の状態を観察し塗布膜の均一性と唇の色味がどれくらい残っているかについて評価した。
(評価項目)
(イ)発色
(ロ)唇への付着性
(ハ)均一な塗布膜の持続性
(ニ)色持ち
(絶対評価)
(評点):(評価)
6:非常に良い
5:良い
4:やや良い
3:普通
2:やや悪い
1:悪い
0:非常に悪い
(判定基準)
(評点平均値) (判定)
5点を超える :非常に優れる:◎
3点を超えて5点以下:優れる :○
1点を超えて3点以下:劣る :△
1点以下 :非常に劣る :×
2.接触角の測定
(ホ)撥油性に関しては、各試料をガラス板上に6μm厚のアプリケーターで塗布膜を作成し、その塗布膜上に流動パラフィンを1滴滴下して接触角を測定し下記4段階判定基準により判定した。また接触角は、Drop Master DM500(協和界面科学社製)で測定した。
なお、流動パラフィンは、ASTM D445測定方法による40℃における動粘度が8mm/sのものを使用した。
(接触角) :(判定)
接触角60°以上 :◎
接触角45°以上60°未満 :○
接触角10°以上45°未満 :△
接触角10°未満 :×
表1から明らかなごとく、本発明の実施例1〜11は、顔料の分散性に優れているため唇に塗った際に外観色と同じ色味がはっきり出て発色が良く、唇上でよれることなくしっかりと付着し、柔軟性があるため均一な塗布膜が形成されしかも長時間持続するものであった。さらに唇に付けたときの色がそのまま持続して色持ちに優れ、流動パラフィンに対する接触角が大きく撥油性に優れるため、二次付着防止効果もあり、しかも唇の乾燥感もないものであった。
一方、成分(A)の含フッ素共重合体が配合されていない比較例1では、顔料分散が実施例品と比較して劣るため発色が悪く、唇への付着性が不足するため塗布膜のよれが生じ、つまり塗布膜の均一性が損なわれてしまった。撥油性が低いため、色持ちも悪いものであった。
また、成分(B)の煙霧状無水ケイ酸が配合されていない比較例2では、成分(A)の均一な分散ができないために、比較例1同様すべての点で劣り、特に撥油性と塗布膜の均一性の持続性において満足いくものが得られなかった。
同様に、成分(C)を配合していない比較例3でも、成分(A)の均一な分散ができないために、特に均一な塗布膜が得られずその持続もしなかった。
更に、成分(D)を配合していない比較例4は、塗布膜の均一性や色を長時間持続させる効果が損なわれていた。
(実施例12) スティック状口紅(金型成型)
(成分) (%)
1.キャンデリラワックス 4
2.エチレン・プロピレンコポリマー *7 8
3.マイクロクリスタリンワックス 2
4.ロジン酸ペンタエリスリトール 5
5.ラウロイルグルタミン酸ジ
(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル) 10
6.2−エチルヘキサン酸セチル 20
7.酢酸液状ラノリン 20
8.トリイソステアリン酸ジグリセリル 残量
9.リンゴ酸ジイソステアリル 10
10.含フッ素共重合体 *8 5
11.フェノキシエタノール 0.3
12.2,6−ジーターシャリ−ブチル−パラクレゾール 0.1
13.煙霧状無水ケイ酸 *9 1
14.赤色202号 0.1
15.黄色4号 1
16.酸化チタン 1
17.シリコーン2%処理黒酸化鉄 0.01
18.酸化チタン被覆ガラス末 1
19.シリコーン3%処理雲母チタン 5
20.香料 適量
*7:EP−700(ニューフェーズテクノロジー社製)
*8:参考製造例1の含フッ素共重合体
*9:AEROSIL200(日本AEROSIL社製)
(製造方法)
A:成分1〜9を100℃にて均一に溶解する。
B:Aに成分10〜19を加え、均一に混合分散する。
C:Bに成分20を加えて均一に混合し、加熱溶解して金型容器(アルミニウム製)に流し込み、冷却固化して容器に装着しスティック状口紅を得た。
実施例12について、実施例1〜11で使用した評価方法と同様に評価を行った結果、発色が良く、唇上でよれることなくしっかりと付着し、柔軟性があるため均一な塗布膜が形成されしかも長時間持続するものであった。さらに発色に優れ唇に付けたときの色がそのまま持続して色持ちに優れ、撥油性に優れるため、二次付着防止効果もあり、しかも唇の乾燥感もないものであった。
(実施例13) 油性流し込みリップクリーム(金皿成型)
(成分) (%)
1.ポリエチレンワックス 2
2.エチレン・プロピレンコポリマー *7 4
3.マイクロクリスタリンワックス 1
4.イソノナン酸イソトリデシル 5
5.ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 20
6.水添アビエチン酸グリセリル 1
7.ワセリン 10
8.ポリブテン 5
9.重質流動イソパラフィン 10
10.流動パラフィン 12
11.リンゴ酸ジイソステアリル 残量
12.デカイソステアリン酸デカグリセリル 10
13.含フッ素共重合体 *10 1
14.含フッ素共重合体 *11 1
15.フェノキシエタノール 0.1
16.2,6−ジーターシャリ−ブチル−パラクレゾール 0.1
17.ジメチルシリル化煙霧状無水ケイ酸 *3 2
18.トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン5%処理
酸化チタン被覆ガラス末 3
19.香料 適量
*10:参考製造例3の含フッ素共重合体
*11:参考製造例6の含フッ素共重合体
(製造方法)
A:成分1〜12を100℃にて均一溶解する。
B:Aに成分13〜19を加え、均一に混合分散する。
C:Bを金皿(アルミニウム製)に流し込み、冷却固化して油性流し込みリップクリームを得た。
実施例13について、実施例1〜11で使用した評価方法と同様に評価を行った結果、発色が良く、唇上でよれることなくしっかりと付着し、柔軟性があるため均一な塗布膜が形成されしかも長時間持続するものであった。さらに発色に優れ唇に付けたときの色がそのまま持続して色持ちに優れ、撥油性に優れるため、二次付着防止効果もあり、しかも唇の乾燥感もないものであった。
(実施例14) リキッド口紅
(成分) (%)
1.パルミチン酸デキストリン*1 5
2.イソオクタン酸デキストリン 1.5
3.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 残量
4.トリイソステアリン酸ジグリセリル 5
5.イソノナン酸イソトリデシル 5
6.重質流動イソパラフィン 10
7.ポリブテン 30
8.酢酸液状ラノリン 20
9.流動パラフィン 5
10.含フッ素共重合体*12 2
11.含フッ素共重合体*13 2
12.フェノキシエタノール 0.3
13.煙霧状無水ケイ酸 *4 3.5
14.シリコーン2%処理雲母チタン 5
15.赤色202号 0.5
16.黄色4号 0.5
17.酸化チタン 0.5
18.黒酸化鉄 0.1
*12:参考製造例2の含フッ素共重合体
*13:参考製造例4の含フッ素共重合体
(製造方法)
A:成分1〜9を100℃にて均一溶解する。
B:Aに成分10〜18を加え、均一に混合分散する。
C:Bをアプリケーター付の筒状容器(ポリエチレンテレフタレート製)に流し込み、冷却して半固形状口紅を得た。
実施例14について、は実施例1〜3で使用した評価方法と同様に評価を行った結果、発色が良く、唇上でよれることなくしっかりと付着し、柔軟性があるため均一な塗布膜が形成されしかも長時間持続するものであった。さらに発色に優れ唇に付けたときの色がそのまま持続して色持ちに優れ、撥油性に優れるため、二次付着防止効果もあり、しかも唇の乾燥感もないものであった。

Claims (2)

  1. 次の成分 (A)〜(D);
    (A)下記一般式(1)で表される含フッ素単量体(a)と、下記一般式(2)で表されるアルコキシ基含有単量体(b)とを必須に含む単量体を共重合して得られる含フッ素共重合体
    CH=C(−X)−CO−Y−[−(CH−Z−]−(CH−Rf
    ・・・(1)
    [式中、Xは、水素原子、炭素数1〜21の直鎖状または分岐状のアルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、CFX基(但し、XおよびXは、それぞれ水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子である。)、シアノ基、炭素数1〜20の直鎖状または分岐状のフルオロアルキル基、置換または非置換のベンジル基、置換または非置換のフェニル基であり;Yは、−O−またはNH−であり;Zは、直接結合、−S−またはSO−であり;Rfは、炭素数1〜6のフルオロアルキル基であり;mは1〜10、nは0〜10、pは0または1である。]
    CH=C(R)−C(=O)−O−(RO)−R ・・・・(2)
    [式中、Rは、水素原子またはメチル基であり;Rは、水素原子の一部または全部が水酸基で置換されていてもよい炭素数2〜4のアルキレン基;Rは、水素原子または炭素数1〜22の不飽和または飽和の炭化水素基であり;qは、1〜50の整数である。]
    (B)煙霧状無水ケイ酸
    (C)ジグリセリン脂肪酸トリエステル、重合度が7〜11のポリグリセリンと炭素数16〜20の分岐脂肪酸とのエステル、リンゴ酸ジイソステアリルから選ばれる1種または2種以上のエステル油
    (D)デキストリン脂肪酸エステルおよび/またはエチレン・プロピレンコポリマー
    を配合することを特徴とする口唇化粧料。
  2. 前記成分(A)の配合量が0.1〜20質量%、前記成分(B)の配合量が0.1〜20質量%、前記成分(C)の配合量が1〜95質量%、前記成分(D)の配合量が1〜30質量%であることを特徴とする請求項1記載の口唇化粧料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023100661A1 (ja) * 2021-12-01 2023-06-08 株式会社 資生堂 油性組成物、皮膚外用剤及び香料

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