JP2011213151A - シフトレバー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シフトロック機構の構成部品をシフトロックアセンブリとして予め一体化した場合でも、部品点数及び組立工数の増加を避けることができるようにする。
【解決手段】エスカッションカバー4がブラケット3に組み付けられた状態では、エスカッションカバー4の突起51がシフトロックアセンブリ5の突片53を係止して、シフトロックアセンブリ5がブラケット3に固定された状態に保持されるようにする。特にエスカッションカバーの突起は、ブラケットに対する組み付け方向に突出してそのブラケットに係合し、シフトロックアセンブリの突片は、突起が嵌入する開口54を備えた形状に形成されたものとする。
【選択図】図6

Description

本発明は、自動車の自動変速機を操作するシフトレバーのパーキング位置からの移動を禁止するシフトロック機構を備えたシフトレバー装置に関するものである。
自動車のシフトレバー装置には、運転者が把持するグリップに設けられたノブを押圧操作した場合にのみシフトレバーの操作を許可する誤操作防止機構が設けられている。またシフトレバー装置には、シフトレバーがパーキング位置にあるときにシフトレバーの移動を禁止して、運転者がブレーキペダルを踏んだ場合に解除されるようにしたシフトロック機構が設けられている。
このシフトロック機構は、シフトレバーを回動自在に支持するブラケットに組み付けられるが、シフトレバーの移動を規制するストッパ、このストッパをロック位置とロック解除位置との間で移動させるソレノイド、シフトレバーがパーキング位置にあることを検知するパーキングスイッチなどの多数の部品で構成されているため、これらの構成部品を一つずつブラケットに組み付けることは作業性が悪い。そこで、シフトロック機構の構成部品を予め一体的に組み立てた上で、その組立品であるシフトロックアセンブリをブラケットに組み付けるようにした技術が知られている(特許文献1参照)。
また、シフトレバー装置においては、ソレノイドの故障などでシフトロックの解除ができなくなると、自動車の走行が不能となるため、これを避けるため、イグニッションキーを用いて手動によりシフトロックを強制的に解除する強制解除機構が設けられており、前記の従来の技術でも、イグニッションキーにより押圧されてシフトロック機構内のストッパをロック解除位置に移動させるアーム部材が設けられている。
特開2009−214811号公報
しかしながら、前記の従来の技術では、シフトロック機構の構成部品をシフトロックアセンブリとして予め一体化するため、組み付け時の作業性を向上させることができるものの、シフトロック機構の構成部品の組み付けの他に、新たにシフトロックアセンブリ自体を固定具(プッシュナット)を用いてブラケットに固定する手間が必要となるため、部品点数及び組立工数が増えるという問題がある。
また、前記の従来の技術では、図13に示すように、強制解除機構を構成するアーム部材131の回転軸、すなわち支点Aがシフトロックアセンブリ132に配置されているため、シフトロック機構のストッパ133に当接する部分、すなわち作用点Cが支点Aに近くなる。一方、レイアウト上の都合でキー差込口134をシフトロックアセンブリ132から大きく離れた位置に配置した場合、アーム部材131においてイグニッションキーKが当接する部分、すなわち力点Bが支点Aから遠くなる。このため、支点Aと作用点Cとの間隔に比較して支点Aと力点Bとの間隔が大きくなり、これに応じてイグニッションキーKの差込量、すなわち力点Bの変位量に対応する作用点Cの変位量が小さくなるため、シフトロック機構の解除に要する作用点Cの変位量を十分に確保することができなくなる。したがって、キー差込口134をシフトロックアセンブリ132の近傍に配置する必要があり、キー差込口134の位置が制限されて設計自由度が低下するという問題が生じる。
もっとも、キー差込口134の位置に応じて支点Aの位置を変更すれば、シフトロック機構の解除に要する作用点Cの変位量を確保することができる場合もあるが、これには、シフトロックアセンブリ132の構成を車種に応じて変更する必要があり、シフトロックアセンブリ132を複数の車種で共用することができないという問題が生じる。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、シフトロック機構の構成部品をシフトロックアセンブリとして予め一体化した場合でも、部品点数及び組立工数の増加を避けることができるように構成されたシフトレバー装置を提供することにある。さらに、本発明は、シフトロックを強制的に解除する強制解除機構の設計自由度を高めると共にシフトロックアセンブリを複数の車種で共用することが可能になるシフトレバー装置を提供することも目的とする。
このような課題を解決するために、本発明は、自動変速機を操作するシフトレバー(2)と、車体に固定されて前記シフトレバーを回動自在に支持するブラケット(3)と、前記シフトレバーの周囲を覆うように前記ブラケットに固定されるエスカッションカバー(4)と、前記シフトレバーの移動を禁止するシフトロック機構の構成部品が一体的に組み付けられたシフトロックアセンブリ(5)と、を有するシフトレバー装置において、前記エスカッションカバーは、前記ブラケットに組み付けられた状態で、前記シフトロックアセンブリの被係止部(53,55)を係止して、前記シフトロックアセンブリを前記ブラケットに固定された状態に保持する係止部(51)を有する構成とした。
これによると、エスカッションカバーをブラケットに組み付けることでエスカッションカバーと共にシフトロックアセンブリが同時にブラケットに対して固定される。このため、シフトロックアセンブリ自体を固定具でブラケットに固定する手間が不要となり、部品点数及び組立工数の増加を避けることができる。
前記シフトレバー装置においては、前記エスカッションカバーの前記係止部(51)は、前記ブラケットに対する組み付け方向に突出してそのブラケットに係合する突起であり、前記シフトロックアセンブリの前記被係止部(53,55)は、前記突起に係合する鉤形状、もしくは前記突起が嵌入する開口(54)を備えた形状に形成された構成とするとよい。
これによると、エスカッションカバーの係止部となる突起がブラケットに係合した状態で、シフトロックアセンブリの被係止部がブラケットから離脱することが阻止されて、シフトロックアセンブリがブラケットに固定された状態に保持される。そして、スナップフィットのように部材の弾性変形によって固定するものではないため、シフトロックアセンブリを高い剛性をもってブラケットに固定することができ、組み付けの信頼性が向上する。
また、前記シフトレバー装置においては、操作者により押圧されて前記シフトロックアセンブリ内のストッパ(24)をロック解除位置に強制的に移動させるアーム部材(101)をさらに有し、このアーム部材が、前記エスカッションカバーに配置された回転軸(102)周りに回動可能に設けられた構成とするとよい。
これによると、例えばイグニッションキーをキー差込口に差し込んでアーム部材を押圧する場合に、シフトロックアセンブリから大きく離れた場所にキー差込口を設けた場合でも、キー差込口の位置に応じて支点となる回転軸の位置をエスカッションカバー内で適切に設定することで、イグニッションキーの差込量に対応する作用点の変位量が小さくなることを避けて、シフトロック機構の解除に要する作用点の変位量を十分に確保することができるため、キー差込口の配置の自由度が高くなる。
また、シフトロック機構の解除に要する作用点の変位量を十分に確保するには、キー差込口の配置位置に応じて、支点となる回転軸の位置と、アーム部材の形状とを変更すれば良く、これらの変更はエスカッションカバーの設計変更のみで済むため、シフトロックアセンブリの構成を車種に応じて変更する必要がなく、シフトロックアセンブリを複数の車種で共用することが可能になる。
なお、アーム部材を動作させるものはイグニッションキーに限定されるものではなく、手近にある他の物品でも良く、また、運転者などの操作者が直接操作可能な操作部材(例えば押しボタン)を設けて、その操作部材でアーム部材を動作させる構成も可能であり、このような場合でも、イグニッションキーの場合と同様の効果が得られる。
また、前記シフトロックアセンブリは、ブラケットに弾性変形をもって係合する複数の係合部を備えた構成とするとよい。これによると、組み立て時にシフトロックアセンブリがブラケットに仮止めされるため、エスカッションカバーをブラケットに組み付ける際の作業性を高めることができ、また組み立て後には、シフトロックアセンブリのがたつきを抑えることができる。
このように本発明によれば、シフトロック機構の構成部品をシフトロックアセンブリとして予め一体化した場合でも、部品点数及び組立工数の増加を避けることができる。また、エスカッションカバーは通常コンソールにより覆われるため、シフトロックアセンブリを組み付けると、少なくともコンソールとエスカッションカバーとを取り外さない限り外れないため、シフトロックアセンブリの組付けの信頼性が向上する。また、シフトロックを強制的に解除する強制解除機構の設計自由度を高めると共にシフトロックアセンブリを複数の車種で共用することが可能になる。
本発明によるシフトレバー装置を示す斜視図である。 図1に示したブラケットに対するシフトレバーの取付構造を示す要部断面図である。 図1に示したシフトレバー装置の誤操作防止機構及びシフトロック機構を説明する側面図であり、ハウジングを透過して内部の部品を示す。 図1に示したシフトレバー装置の組み立て手順を示す模式的な斜視図である。 図1に示したシフトロックアセンブリの側面図である。 図1に示したブラケットに対するエスカッションカバー及びシフトロックアセンブリの取付構造を示す要部断面図である。 図6に示した取付構造の模式的な平面図である。 図1に示したブラケットに対するシフトロックアセンブリの取付構造を示す要部断面図である。 図1に示したブラケットに対するシフトロックアセンブリの取付構造を示す要部断面図である。 図1に示したブラケットに対するシフトロックアセンブリの取付構造を示す要部断面図である。 図1に示したシフトレバー装置における強制解除機構の一例を示す模式図である。 図1に示したシフトレバー装置における強制解除機構の別例を示す模式図である。 従来のシフトレバー装置における強制解除機構を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本発明によるシフトレバー装置1は、車室内のフロアコンソールに配設されるものであり、図示しない自動変速機を操作するシフトレバー2と、車体に固定されてシフトレバー2を回動自在に支持するブラケット3と、シフトレバー2の周囲を覆うようにブラケット3に固定されるエスカッションカバー4と、シフトレバー2の移動を禁止するシフトロック機構の構成部品が一体的に組み付けられたシフトロックアセンブリ5と、を有している。
シフトレバー2は、下端部を車体前後方向に回動自在にブラケット3に軸支されると共に、一端が自動変速機に連結されたケーブル6の他端が連結されており、シフトレバー2を回動操作することで自動変速機のレンジが切り替えられる。
シフトレバー2は、運転者が把持するグリップ11と、図2に示すように、車体左右方向に延在する回転軸12が嵌合するベース部13と、このベース部13及びグリップ11を連結するロッド14と、を有している。ロッド14には、回転軸12と平行に配置されたロックピン15が、ロッド14の軸方向に移動可能な状態で貫通しており、このロックピン15は、ロッド14の内部に挿入されたシャフト16に保持されている。
図1に示したように、グリップ11には運転者が押圧操作可能なノブ17が設けられており、このノブ17は、図2に示したシャフト16を軸方向に進退させるようにシャフト16と連結されている。シャフト16の下端にばね18が圧縮状態で配置されており、このばね18により、シャフト16を介してロックピン15が上向きに付勢され、同時にグリップ11のノブ17が突出方向に付勢される。したがって、ばね18の付勢力に抗してノブ17を押圧操作すると、ロックピン15が降下する。
このロックピン15は、シフトレバー2の誤操作を防止するものであり、図3に示すように、ブラケット3に形成された段部21と、シフトロックアセンブリ5内に設けられたディテントプレート22とにより規制され、ドライブ(D)からセカンド(2)への切り替え、ニュートラル(N)からリバース(R)への切り替え、リバース(R)からパーキング(P)への切り替え、並びにパーキング(P)から他のポジションへの切り替えは、グリップ11のノブ17を操作してロックピン15を降下させなければできない。
また、ロックピン15は、シフトレバー2がパーキング位置にあるときにシフトレバー2の移動を禁止するシフトロックにも用いられ、ブラケット3に形成された凹部23の開放部側に位置するストッパ24の規制部25により、ロックピン15の凹部23からの抜け出しが規制されることで、シフトレバー2のパーキング位置からの移動が不能となる。
ストッパ24は、ハウジング26に設けられた支軸27により、ロック位置とロック解除位置との間で回動自在に支持され、ソレノイド(アクチュエータ)28により駆動される。運転者がブレーキペダルを踏んだことが検知されると、ソレノイド28に通電されて、ソレノイド28の内部のリターンスプリングのばね力に抗してプランジャが引き込み動作して、ストッパ24がロック解除位置に移動する。これによりロックピン15は凹部23から抜け出し可能となり、グリップ11のノブ17を押圧操作することで、シフトレバー2をパーキング位置から移動させることができる。
また、パーキング位置にあるロックピン15に対応する位置に、シフトレバー2がパーキング位置にあることを検知するパーキングスイッチ31が設けられており、シフトレバー2をパーキング位置に移動させてノブ17を離すと、ばね18の付勢力で上向きに押されたロックピン15が接触子を押してパーキングスイッチ31がオンとなる。
これらのシフトロック機構を構成する部品、すなわちストッパ24、ソレノイド28、及びパーキングスイッチ31は、ディテントプレート22と共に、ハウジング26に組み付けられてシフトロックアセンブリ5として一体化される。ハウジング26は、ブラケット3側が開放された箱形状をなし、その内側に前記のシフトロック機構の構成部品が収容される。なお、ハウジング26内にはロックピン15の移動空間も確保される。
この他、ハウジング26の外面には、ソレノイド28及びパーキングスイッチ31と図示しないコントローラとを電気的に接続するためのカプラ32及びハーネス33が設けられている。
このように構成されたシフトレバー装置1は、以下のようにして組み立てられる。まず、前記のように、シフトロック機構の構成部品であるストッパ24やソレノイド28などをハウジング26に組み付けてシフトロックアセンブリ5を組み立てる。ついで、図4(A)に示すように、シフトロックアセンブリ5を側方からブラケット3に組み付ける。そして、図4(B)に示すように、エスカッションカバー4を上方からブラケット3に組み付ける。最後に、シフトレバー2のロッド14にグリップ11を組み付けて、シフトレバー装置1が完成する。
ここで、エスカッションカバー4には、図5に示すように、ブラケット3に対するエスカッションカバー4の組み付け方向、すなわち下向きに突出した突起(係止部)51が設けられている。一方、ブラケット3には、図6に示すように、突起51が嵌合する孔52が形成されている。
また、シフトロックアセンブリ5のハウジング26には、シフトロックアセンブリ5の組み付け方向、すなわち横向きに延出された突片(被係止部)53が設けられている。この突片53には、突起51が嵌合する開口54が形成されており、エスカッションカバー4がブラケット3に組み付けられた状態では、エスカッションカバー4の突起51がシフトロックアセンブリ5の突片53を係止して、シフトロックアセンブリ5がブラケット3に固定された状態に保持される。
これにより、エスカッションカバー4をブラケット3に組み付けることでエスカッションカバー4と共にシフトロックアセンブリ5が同時にブラケット3に対して固定される。このため、シフトロックアセンブリ5自体をナットなどの固定具でブラケット3に固定する手間が不要となり、部品点数及び組立工数の増加を避けることができる。
シフトロックアセンブリ5のハウジング26に設けられた突片53は、図7(A)に示すように、突起51が嵌入する開口54を備えた形状に形成されている。また、図7(B)に示すように、突起51に係合する突片55が鉤形状に形成された構成としてもよい。このようにすると、エスカッションカバー4の突起51がブラケット3の孔52に嵌合した状態で、シフトロックアセンブリ5の突片53,55がブラケット3から離脱することが阻止されて、シフトロックアセンブリ5がブラケット3に固定された状態に保持される。そして、スナップフィットのように部材の弾性変形によって固定するものではないため、シフトロックアセンブリ5を高い剛性をもってブラケット3に固定することができ、組み付けの信頼性が向上する。
また、図5に示したように、エスカッションカバー4には、ブラケット3に係合する突片57が設けられている。ブラケット3には係止爪58が横向きに突出した態様で設けられており、突片57に形成された孔59の開口縁部が係止爪58に係合することで、エスカッションカバー4の離脱方向、すなわち上向きの移動が規制される。また、エスカッションカバー4の突片57により、シフトロックアセンブリ5の離脱方向、すなわち横向きの移動が規制される。
また、シフトロックアセンブリ5のハウジング26の下端部61は、図8に示すように、回転軸12の端部に設けられたフランジ62とブラケット3との間に挿入されようになっており、フランジ62によりシフトロックアセンブリ5の離脱方向、すなわち横向きの移動が規制される。
このようにシフトロックアセンブリ5は、エスカッションカバー4の突起51及び突片57と、回転軸12のフランジ62との合計3点で、ブラケット3からの離脱方向の移動が規制されて、ブラケット3から脱落することが阻止されるため、シフトロックアセンブリ5をブラケット3に確実に固定することができる。
また、シフトロックアセンブリ5のハウジング26の上下左右の端部近傍には、図5に示したように、ブラケット3に弾性変形をもって係合する係合部65〜68が設けられている。上下の係合部65,66は、図9に示すように、ブラケット3に形成された上下の係止爪71,72に係止される。この係合部65,66は、係止爪71,72に対して互いに相反する側に係合し、ブラケット3を上下から挟み込むようにハウジング26が組み付けられる。
図5に示した左側の係合部67は、図10に示すように、ブラケット3に形成された係止爪73に係止される。なお、図5に示した右側の係合部68も、これと同様に、ブラケット3に形成された係止爪74に係止される。この左右の係合部67,68は、係止爪73,74に対して互いに相反する側に係合し、ブラケット3を左右から挟み込むようにハウジング26が組み付けられる。
このようにシフトロックアセンブリ5は、係合部65〜68により合計4点でブラケット3に係合し、これにより、組み立て時にシフトロックアセンブリ5がブラケット3に仮止めされるため、図6に示したように、突起51を孔52に嵌合させてエスカッションカバー4をブラケット3に組み付ける際の作業性を高めることができ、また組み立て後には、シフトロックアセンブリ5のがたつきが抑えられる。
特に、仮止め及びがた押さえの機能を各係合部65〜68で分担させるようにしてもよい。例えば上下の係合部65,66を比較的大きな弾発力(弾性復元力)をもって係止爪71,72に係合させて、この上下の係合部65,66にがた押さえの機能を分担させ、左右の係合部67,68を比較的小さな弾発力で、あるいは弾発力が生じない状態で係止爪73,74に係合させて、この左右の係合部67,68に仮止めの機能を分担させるようにするとよい。
また、このシフトレバー装置1は、イグニッションキーKを用いて手動によりシフトロックを強制的に解除する強制解除機構を備えている。この強制解除機構では、図11に示すように、エスカッションカバー4を貫通する態様で差し込まれたイグニッションキーKにより押圧されてシフトロックアセンブリ5内のストッパ24をロック解除位置に強制的に移動させるアーム部材101を有し、このアーム部材101が、エスカッションカバー4に配置された回転軸102周りに回動可能に設けられている(図1参照)。
アーム部材101は、イグニッションキーKが当接する腕部103と、ストッパ24に当接する腕部104とを備えている。ストッパ24には、シフトロックアセンブリ5のハウジング26に開設された長孔81から突出する態様で(図5参照)、突起82が形成されており、この突起82に腕部104が当接する。エスカッションカバー4に設けられたキー差込口105にイグニッションキーKを差し込むと、イグニッションキーKにより腕部103が押されてアーム部材101が回動し、ストッパ24の突起82が腕部104に押されてストッパ24がロック解除位置に移動する。
このようにアーム部材101の回転軸102をエスカッションカバー4に配置すると、図12に示すように、シフトロックアセンブリ5から離れた場所にキー差込口105を配置した場合でも、キー差込口105の位置に応じて支点Aとなる回転軸102の位置をエスカッションカバー4内で適切に設定することで、イグニッションキーKの差込量、すなわち力点Bの変位量に対応する作用点Cの変位量が小さくなることを避けて、シフトロック機構の解除に要する作用点Cの変位量を十分に確保することができるため、エスカッションカバー4上でのキー差込口105の配置の自由度が高くなる。
また、シフトロック機構の解除に要する作用点Cの変位量を十分に確保するには、キー差込口105の配置位置に応じて、支点Aとなる回転軸102の位置と、アーム部材101の形状とを変更すれば良く、これらの変更はエスカッションカバー4の設計変更のみで済むため、シフトロックアセンブリ5の構成を車種に応じて変更する必要がなく、シフトロックアセンブリ5を複数の車種で共用することが可能になる。
なお、ブラケット3は合成樹脂材で形成される。また、アルミニウム合金などの金属材料で形成しても良い。シフトロックアセンブリ5のハウジング26は合成樹脂材料で形成され、この合成樹脂材の弾性変形により係合部65〜68をブラケット3の係止爪71〜74に係合させることができる。エスカッションカバー4も主に合成樹脂材料で形成され、合成樹脂材料からなる突起51が金属材料からなるブラケット3の孔52に圧入されて係止される。
1 シフトレバー装置
2 シフトレバー
3 ブラケット
4 エスカッションカバー
5 シフトロックアセンブリ
15 ロックピン
24 ストッパ
26 ハウジング
28 ソレノイド
51 突起(係止部)
53 突片(被係止部)
54 開口
55 突片(被係止部)
65〜68 係合部
71〜74 係止爪
101 アーム部材
102 回転軸
105 キー差込口
A 支点
B 力点
C 作用点
K イグニッションキー

Claims (3)

  1. 自動変速機を操作するシフトレバーと、車体に固定されて前記シフトレバーを回動自在に支持するブラケットと、前記シフトレバーの周囲を覆うように前記ブラケットに固定されるエスカッションカバーと、前記シフトレバーの移動を禁止するシフトロック機構の構成部品が一体的に組み付けられたシフトロックアセンブリと、を有するシフトレバー装置において、
    前記エスカッションカバーは、前記ブラケットに組み付けられた状態で、前記シフトロックアセンブリの被係止部を係止して、前記シフトロックアセンブリを前記ブラケットに固定された状態に保持する係止部を有することを特徴とするシフトレバー装置。
  2. 前記エスカッションカバーの前記係止部は、前記ブラケットに対する組み付け方向に突出してそのブラケットに係合する突起であり、前記シフトロックアセンブリの前記被係止部は、前記突起に係合する鉤形状、もしくは前記突起が嵌入する開口を備えた形状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のシフトレバー装置。
  3. 操作者により押圧されて前記シフトロックアセンブリ内のストッパをロック解除位置に強制的に移動させるアーム部材をさらに有し、このアーム部材が、前記エスカッションカバーに配置された回転軸周りに回動可能に設けられたことを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のシフトレバー装置。
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