JP2011211310A - 携帯電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】煩雑な操作を行うことなく、対記号を入力することができる電子機器を提供すること。
【解決手段】携帯電話機1は、文字、数字及び記号の少なくともいずれかより構成される文字列の入力を受け付ける入力部60と、入力部60により入力が受け付けられた文字列を表示するLCD表示部21と、LCD表示部21に、文字列が表示されている場合、入力部60により新たに入力が受け付けられた記号が対記号になる第1の記号及び第2の記号のいずれか一方であるとき、LCD表示部21に表示されている文字列に対して、当該対記号の他方の挿入位置の候補を表示させる制御部70と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器に関する。より詳細には、対記号の挿入を補助する電子機器に関する。
従来、携帯電話機等を始めとする電子機器は、文字、数字、記号等の情報を表示する表示部と、これらの情報を入力する複数のキーから構成される操作部と、この操作部により入力された情報を表示部に表示させる制御部と、を備える。
ところで、このような電子機器は、複数のキーそれぞれに文字や数字が割り当てられており、簡易的な操作でこれらの文字や数字を入力することができる。しかしながら、このような電子機器では、キーに対する記号の割り当てが文字や数字に比べて優先されていない場合が多く、この場合には、記号の入力が煩雑となり、ユーザの利便性が損なわれてしまう。
そこで、上述の問題点に対して、ユーザの利便性を向上させるために様々な機能が提案されている。
例えば、特許文献1には、ユーザから、記号や絵文字等の情報の記憶部への登録を予め受け付け、所定のキーが押下されたことに応じて、記憶部に登録された情報と、情報を選択するカーソルとをディスプレイに表示させる携帯情報端末が提案されている。この携帯情報端末は、操作部を介して、ユーザからカーソルの移動を受け付けることにより、情報の選択を受け付ける。このため、ユーザは、容易な操作で記号を入力することができる。
特開2006−211294号公報
しかしながら、特許文献1に提案される携帯情報端末において、“「”や“」”といった対記号を後から追加で入力する場合、ユーザは、以下の作業を行う必要がある。すなわち、ユーザは、所定のキーを押下して、“「”を選択した後、さらに“」”を入力したい位置にカーソルを移動させる。そして、ユーザは、所定のキーを押下して、“」”を選択する。このように、特許文献1に提案される携帯情報端末において、ユーザは、対記号を入力する場合に、煩雑な操作を行う必要がある。
本発明は、煩雑な操作を行うことなく、対記号を入力することができる電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係る電子機器は、文字、数字及び記号の少なくともいずれかより構成される文字列の入力を受け付ける入力部と、前記入力部により入力が受け付けられた前記文字列を表示する表示部と、前記表示部に、前記文字列が表示されている場合、前記入力部により新たに入力が受け付けられた記号が対記号になる第1の記号及び第2の記号のいずれか一方であるとき、前記表示部に表示されている前記文字列に対して、前記対記号の他方の挿入位置の候補を表示させる制御部と、を備える。
また、前記第1の記号は、前記第2の記号より前方で使用される記号であり、前記制御部は、前記新たに入力が受け付けられた記号が前記第1の記号である場合、前記候補の位置を、前記第1の記号が入力された位置よりも後方の位置とし、前記新たに入力が受け付けられた記号が前記第2の記号である場合、前記候補の位置を、前記第2の記号が入力された位置よりも前方の位置とすることが好ましい。
また、前記第1の記号は、前記第2の記号と同一の記号であり、前記制御部は、前記新たに入力が受け付けられた記号が前記第1の記号である場合、前記候補の位置を、前記第1の記号が入力された位置の前方及び後方の位置とすることが好ましい。
また、前記第1の記号は、前記第2の記号より前方で使用される記号であり、前記入力部は、前記候補の選択を受け付け、前記制御部は、前記新たに入力が受け付けられた記号が前記第1の記号である場合、前記候補の位置を、前記第1の記号が入力された位置の前方及び後方の位置とし、前記入力部により前記候補の選択を受け付けた場合、選択された前記候補の位置が、前記第1の記号が入力された位置の前方であるとき、前記第1の記号を前記第2の記号に変換するとともに、前記第2の記号を前記第1の記号に変換することが好ましい。
また、前記第1の記号は、前記第2の記号より前方で使用される記号であり、前記入力部は、前記候補の選択を受け付け、前記制御部は、前記新たに入力が受け付けられた記号が前記第2の記号である場合、前記候補の位置を、前記第2の記号が入力された位置の前方及び後方の位置とし、前記入力部により前記候補の選択を受け付けた場合、選択された前記候補の位置が、前記第2の記号が入力された位置の後方であるとき、前記第2の記号を前記第1の記号に変換するとともに、前記第1の記号を前記第2の記号に変換することが好ましい。
また、前記制御部は、前記新たに入力が受け付けられた記号が前記第1の記号である場合、前記表示部に表示されている前記文字列に、前記第1の記号又は前記第2の記号とは異なる対記号があるか否かを判定し、前記異なる対記号が前記第1の記号より前方にあると判定した場合、前記候補の位置を、前記異なる対記号より後方の位置とし、前記異なる対記号が前記第1の記号より後方にあると判定した場合、前記候補の位置を、前記異なる対記号より前方の位置とすることが好ましい。
また、複数の候補のそれぞれに対応する複数のキーを有する操作部を備え、前記入力部は、前記複数のキーのいずれかが操作されたことに応じて、当該操作されたキーに対応する候補の選択を受け付けることが好ましい。
また、操作部をさらに備え、前記入力部は、前記候補の選択を受け付けた後に、前記候補の確定を受け付け、前記候補の選択を受け付けた後、かつ、前記候補の確定を受け付ける前に、前記操作部の操作を介して、選択されなかった候補の位置と異なる位置に対して、選択された候補の位置調整をさらに受け付けることが好ましい。
また、前記入力部は、前記候補の選択を受け付けた後に、前記候補の確定を受け付け、前記制御部は、前記入力部により前記候補の確定を受け付けた後に、前記入力部により入力された前記新たな記号の直後の位置に前記入力部による入力位置を示すカーソルを表示させることが好ましい。
また、前記表示部に表示されている前記文字列に対する前記記号の挿入の補助をするか否かを決定する設定情報を記憶する記憶部をさらに備え、前記制御部は、前記記憶部に記憶されている前記設定情報を参照し、前記記号の挿入補助をするか否かを判定し、前記記号の挿入補助をすると判定した場合に、前記表示部に表示されている前記文字列に対して、前記対記号の他方の挿入位置の候補を表示させることが好ましい。
また、前記制御部は、前記記憶部に記憶されている前記設定情報の変更を受け付けることが好ましい。
また、前記制御部は、新たに入力が受け付けられた記号が前記第1の記号及び前記第2の記号の挿入を示す第3の記号である場合、前記表示部に表示されている前記文字列に対して、前記第1の記号及び前記第2の記号の挿入位置の候補を表示させることが好ましい。
また、前記入力部は、前記候補の選択を受け付けた後に、前記候補の確定を受け付け、
前記制御部は、新たに入力が受け付けられた記号が前記第3の記号である場合、前記表示部に表示されている前記文字列に対して、前記第1の記号及び前記第2の記号のいずれか一方の記号の挿入位置の候補を表示させ、当該候補の確定を受け付けた後に、他方の記号の挿入位置の候補を表示させることが好ましい。
また、前記制御部は、前記表示部に表示されている前記文字列を解析して区切り文字の位置を特定し、前記候補の位置を、前記区切り文字の直後に表示させることが好ましい。
また、前記制御部は、前記候補の位置が複数存在する場合、前記候補を所定数表示させることが好ましい。
本発明に係る電子機器は、文字、数字及び記号の少なくともいずれかより構成される文字列を入力する入力部と、前記入力部により入力された前記文字列を表示する表示部と、前記表示部に、前記文字列が表示されている場合、前記入力部により新たに入力された記号が、1対となる3以上の複数の記号のいずれかの記号であるとき、前記表示部に表示されている前記文字列に対して、当該入力された記号とは異なり、当該対になる記号の挿入位置の候補を表示させる制御部と、を備える。
本発明によれば、煩雑な操作を行うことなく、対記号を入力することができる。
携帯電話機の外観斜視図である。 携帯電話機の機能を示す機能ブロック図である。 携帯電話機による対記号の挿入を補助する処理を示すフローチャートである。 図3に続くフローチャートである。 図4に続くフローチャートである。 図5に続くフローチャートである。 対記号の挿入候補が表示される前の表示例を示す図である。 第2の記号の挿入候補が表示された例を示す図である。 第2の記号の挿入候補の選択を受け付けた例を示す図である。 第1の記号の挿入候補が表示された例を示す図である。 第2の記号の挿入候補が表示された別の例を示す図である。 対記号の挿入候補が表示される前の別の表示例を示す図である。 第2の記号の挿入候補が表示された別の例を示す図である。 第2の記号の挿入候補が表示された別の例を示す図である。 第3の記号を入力した場合の表示例(その1)を示す図である。 第3の記号を入力した場合の表示例(その2)を示す図である。 第3の記号を入力した場合の表示例(その3)を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本実施形態では、電子機器の一例として、携帯電話機1を説明する。なお、本発明の電子機器はこれには限られず、例えば、PHS(Personal Handy phone System)やPDA(Personal Digital Assistant)の他、パーソナルコンピュータ等、様々な電子機器に適用可能である。
図1は、携帯電話機1の外観斜視図である。なお、図1は、いわゆる折り畳み型の携帯電話機の形態を示しているが、本発明に係る携帯電話機の形態としては、特にこれに限られない。例えば、両筺体を重ね合わせた状態から一方の筺体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、重ね合わせ方向に沿う軸線を中心に一方の筺体を回転させるようにした回転式(ターンタイプ)や、操作部と表示部とが1つの筺体に配置され、連絡部を有さない形式(ストレートタイプ)でもよい。
携帯電話機1は、操作部側筺体部2と、表示部側筺体部3とを備えて構成される。操作部側筺体部2は、表面部10に、操作部11と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力されるマイク12とを備えて構成される。
操作部11は、機能設定操作キー13と、入力操作キー14と、各種操作における決定やスクロール等を行う決定操作キー15とから構成されている。
機能設定操作キー13は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるためのキーである。
入力操作キー14は、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するためのキーであり、後述の複数の対記号の挿入位置の候補にそれぞれ対応する複数のキーを有する。具体的には、入力操作キー14には、“0”〜“9”が表示されたキーが設けられており、これら、“0”〜“9”が表示されたキーは、後述の対記号の挿入位置の複数の候補にそれぞれ対応するものである。
決定操作キー15は、各種操作における決定やスクロール等を行うキーであり、例えば、対記号の挿入位置の候補の確定を受け付けたり、対記号の挿入位置を上下左右に位置調整したりする。すなわち、決定操作キー15における、入力操作キー14側、入力操作キー14と反対側、左側、及び右側は、それぞれ、下方向、上方向、左方向、及び右方向の位置調整に対応する。
また、表示部側筺体部3は、表面部20に、文字列等の各種情報を表示するためのLCD(Liquid Crystal Display)表示部21と、通話の相手側の音声を出力するスピーカ22とを備えて構成されている。
また、操作部側筺体部2の上端部と表示部側筺体部3の下端部とは、ヒンジ機構4を介して連結されている。また、携帯電話機1は、ヒンジ機構4を介して連結された操作部側筺体部2と表示部側筺体部3とを相対的に回転することにより、操作部側筺体部2と表示部側筺体部3とを互いに開いた状態(開放状態)にしたり、操作部側筺体部2と表示部側筺体部3とを折り畳んだ状態(折畳み状態)にしたりできる。
図2は、携帯電話機1の機能を示す機能ブロック図である。携帯電話機1は、図2に示すように、操作部11と、マイク12と、メインアンテナ40と、RF回路部41と、LCD制御部42と、音声処理部43と、記憶部50と、入力部60と、制御部70とが操作部側筺体部2に備えられ、LCD表示部21と、スピーカ22と、LCDドライバ23とが表示部側筺体部3に備えられている。
メインアンテナ40は、デュアルバンド対応構成であり、第1の使用周波数帯(例えば、800MHz)で基地局等と通信を行い、第2の使用周波数帯(例えば、1.5GHz)でGPS衛星と通信を行う。
RF回路部41は、メインアンテナ40によって受信した信号を復調処理し、処理後の信号を制御部70に供給する。また、RF回路部41は、制御部70から供給された信号を変調処理し、メインアンテナ40を介して外部装置(基地局)に送信する。また、その一方で、RF回路部41は、メインアンテナ40によって受信する信号の強度を制御部70に通知する。
LCD制御部42は、制御部70の制御にしたがって、所定の画像処理を行い、処理後の画像データをLCDドライバ23に出力する。LCDドライバ23は、フレームメモリを備えており、LCD制御部42から供給された画像データをフレームメモリに蓄える。そして、LCDドライバ23は、フレームメモリに蓄えられた画像データを所定のタイミングでLCD表示部21又はサブLCD表示部(図示省略)に出力する。
音声処理部43は、制御部70の制御にしたがって、RF回路部41から供給された信号に対して所定の音声処理を行い、処理後の信号をスピーカ22に出力する。スピーカ22は、音声処理部43から供給された信号を外部に出力する。
また、音声処理部43は、制御部70の制御にしたがって、マイク12から入力された信号を処理し、処理後の信号をRF回路部41に出力する。RF回路部41は、音声処理部43から供給された信号に所定の処理を行い、処理後の信号をメインアンテナ40に出力する。
記憶部50は、例えば、ワーキングメモリを含み、制御部70による演算処理に利用される。また、本実施形態では、記憶部50は、LCD表示部21に表示されている文字列に対記号の挿入の補助をするか否かを決定する設定情報を記憶する。なお、記憶部50は、着脱可能な外部メモリを兼ねていてもよい。
設定情報は、例えば、0と1の値のいずれかを保持するフラグである。すなわち、後述の制御部70は、設定情報が0である場合、文字列に対して、対記号の挿入の補助を行わず、設定情報が1である場合、文字列に対して、対記号の挿入の補助を行う。
入力部60は、文字列の入力等を受け付ける。制御部70は、携帯電話機1の全体を制御しており、中央処理装置(CPU)等を用いて構成される。
本実施形態に係る携帯電話機1では、制御部70は、LCD表示部21に表示されている文字列に対して、入力部60により入力される対記号の挿入を補助する。ここで、入力部60及び制御部70の動作について説明する。
入力部60は、入力操作キー14を介して、文字、数字及び記号の少なくともいずれかより構成される文字列の入力を受け付ける。また、入力部60は、対記号の挿入位置の候補の選択を受け付けるとともに、この候補の選択を受け付けた後、この候補の確定を受け付ける。
具体的には、入力部60は、対記号の挿入位置の複数の候補それぞれに対応する入力操作キー14の複数のキーのいずれかが操作されたことに応じて、操作されたキーに対応する、対記号の挿入位置の候補の選択を受け付ける。
また、入力部60は、対記号の挿入位置の候補の選択を受け付けた後、かつ、この候補の確定を受け付ける前に、操作部11の操作を介して、この候補の選択の変更をさらに受け付ける。
また、入力部60は、対記号の挿入位置の候補の選択を受け付けた後、かつ、候補の確定を受け付ける前に、操作部11の操作を介して、選択されなかった候補の位置と異なる位置に対して、選択された候補の位置調整をさらに受け付ける。このようにすることで、携帯電話機1のユーザは、簡易的な操作で候補の選択の変更を行うことができる。
制御部70は、入力部60により入力が受け付けられた文字列がLCD表示部21に表示されている場合、入力部60により新たに入力が受け付けられた記号が対記号になる第1の記号及び第2の記号のいずれか一方であるとき、LCD表示部21に表示されている文字列に対して、対記号の他方の挿入位置の候補を表示させる。
ここで、挿入位置の候補は複数示され、これらの候補はそれぞれ数字で示される。また、候補それぞれに対応する数字は、入力操作キー14に設けられる数字キーに示される数字に対応する。
このようにすることで、携帯電話機1のユーザは、対記号のうち、一方の記号の入力操作を行った後、最低2回の操作により他方の記号の入力を行うことができる。よって、携帯電話機1のユーザは、煩雑な操作を行うことなく、対記号を入力することができる。
また、制御部70は、記憶部50に記憶されている設定情報を参照し、記号の挿入補助をするか否かを判定し、記号の挿入補助をすると判定した場合に、LCD表示部21に表示されている文字列を解析して、所定の文字を特定する。その後、制御部70は、特定した所定の文字の位置に基づいて対記号の挿入位置の候補を決定する。その後、制御部70は、決定された候補の位置を、LCD表示部21に表示されている文字列に対して表示させる。
その後、制御部70は、入力部60により、候補の確定を受け付けた後に、入力部60により入力された新たな記号の直後の位置に入力部60による入力位置を示すカーソルを表示させる。このようにすることで、携帯電話機1のユーザは、対記号を入力させた後に、その入力させた記号の直後から、LCD表示部21に表示されている文字列の編集を続けることができる。
ここで、所定の文字は、句読点や改行文字といった区切り位置の文字であり、制御部70は、区切り文字の直後を、対記号の挿入位置の候補と決定する。このようにすることで、携帯電話機1は、精度よく挿入位置の候補を決定できる。
また、制御部70は、この候補の位置が複数存在する場合、この候補を所定数表示させる。なお、所定数は、適宜設定できるものである。このようにすることで、携帯電話機1のユーザは、複数の候補からユーザが挿入したい位置に対応する候補を選択することができる。
なお、制御部70は、記憶部50に記憶されている設定情報の変更を受け付ける。具体的には、制御部70は、操作部11が所定の操作をされたことに応じて、記憶部50に記憶されている設定情報の値の変更を受け付ける。このようにすることで、携帯電話機1は、ユーザが対記号の挿入補助を所望するときに、挿入候補を表示させることができる。
第1の記号は、“「”、“(”、“{”、“‘”といった記号であり、第2の記号は、“}”、“)”、“」”、“’”といった記号である。つまり、第1の記号は、括弧や、引用符等の対記号のうち、始まりを示す記号であり、第2の記号は、括弧や、引用符等の対記号のうち、終わりを示す記号である。
また、所定の文字とは、句読点や改行文字といった区切り文字をいう。
また、制御部70は、入力部60により新たに入力された記号が、α、β、γのように、1対となる3以上の複数の記号のいずれかの記号であるとき、LCD表示部21に表示されている文字列に対して、当該入力された記号とは異なり、当該対になる記号の挿入位置の候補を表示させる。例えば、制御部70は、入力部60により新たに入力された記号が、αである場合、β、γ…の記号の挿入位置の候補をLCD表示部21に表示されている文字列に対して表示させる。この場合、制御部70は、候補の選択を受け付けるごとに、記号の順番を適宜変更し、昇順になるように、これらの記号を表示させる。このようにすることで、携帯電話機1は、1対となる複数の記号に対応した挿入補助を行うことができる。
また、“「”や“(”のように、第1の記号が第2の記号より前方で使用される記号である場合、制御部70は、入力部60により新たに入力を受け付けた記号が第1の記号であるとき、他方の対記号である第2の記号の挿入候補の位置を第1の記号が入力された位置よりも後方の位置とする。つまり、制御部70は、始まりを示す第1の記号が入力された位置に比べて、終わりを示す第2の記号の挿入候補の位置を後方の位置とする。このようにすることで、携帯電話機1は、自動的に、始まりを示す記号よりも後方の位置に終わりを示す記号の挿入候補を表示させるので、終わりを示す記号が挿入されると考えられる位置に挿入候補を表示させることができる。
また、“「”や“(”のように、第1の記号が第2の記号より前方で使用される記号である場合、制御部70は、入力部60により新たに入力を受け付けた記号が第2の記号であるとき、他方の対記号である第1の記号の挿入候補の位置を第2の記号が入力された位置よりも前方の位置とする。つまり、制御部70は、終わりを示す第2の記号が入力された位置に比べて、始まりを示す第1の記号の挿入候補の位置を前方の位置とする。このようにすることで、携帯電話機1は、自動的に、終わりを示す記号よりも前方の位置に始まりを示す記号の挿入候補を表示させるので、始まりを示す記号が挿入されると考えられる位置に挿入候補を表示させることができる。
なお、制御部70は、第1の記号が第2の記号より前方で使用される記号である場合、入力部60により新たに入力が受け付けられた記号が第1の記号であるとき、他方の対記号である第2の記号の挿入候補の位置を、第1の記号が入力された位置の前方及び後方の位置としてもよい。そして、制御部70は、入力部60により、この候補の選択を受け付けた場合、選択された候補の位置が、第1の記号が入力された位置の前方であるとき、第1の記号を第2の記号に変換するとともに、第2の記号を第1の記号に変換してもよい。
このようにすることで、携帯電話機1は、ユーザに対して、挿入候補を幅広く提示することができる。さらに、携帯電話機1は、第1の記号よりも前方の挿入候補が選択された場合に、この挿入候補の位置の記号を第1の記号とし、第1の記号を第2の記号に変換して対記号の前後関係を維持させることができる。
また、制御部70は、第1の記号が第2の記号より前方で使用される記号である場合、入力部60により新たに入力が受け付けられた記号が第2の記号であるとき、他方の対記号である第1の記号の挿入候補の位置を、第2の記号が入力された位置の前方及び後方の位置としてもよい。そして、制御部70は、入力部60により、この候補の選択を受け付けた場合、選択された候補の位置が、第2の記号が入力された位置の後方であるとき、第2の記号を第1の記号に変換するとともに、第1の記号を第2の記号に変換してもよい。
このようにすることで、携帯電話機1は、ユーザに対して、挿入候補を幅広く提示することができる。さらに、携帯電話機1は、第2の記号よりも後方の挿入候補が選択された場合に、この挿入候補の位置の記号を第2の記号とし、第2の記号を第1の記号に変換して対記号の前後関係を維持させることができる。
また、“’”のように第1の記号が第2の記号と同様の記号である場合、制御部70は、入力部60により新たに入力を受け付けた記号が第1の記号であるとき、他方の対記号である第2の記号の挿入候補の位置を、第1の記号が入力された位置の前方及び後方の位置とする。つまり、制御部70は、入力された記号が前方に位置するか、後方に位置するか判断できない記号が入力された場合、対記号の挿入候補の位置を入力された記号の前方及び後方の位置とする。このようにすることで、携帯電話機1は、入力された記号が前方に位置するか、後方に位置するか判断できない対記号が入力された場合、対記号の挿入候補の位置を入力された記号の前方及び後方の位置として、ユーザに対して挿入候補を幅広く提示することができる。
また、制御部70は、入力部60により新たに入力が受け付けられた記号が第1の記号である場合、LCD表示部21に表示されている文字列に、第1の記号又は第2の記号とは異なる対記号があるか否かを判定し、この異なる対記号が第1の記号より前方にあると判定した場合、対となる第2の記号の挿入候補の位置を、異なる対記号より後方の位置とし、異なる対記号が第1の記号より後方にあると判定した場合、対となる第2の記号の挿入候補の位置を、異なる対記号より前方の位置とする。
つまり、制御部70は、LCD表示部21に表示されている文字列に、既に対記号が含まれている場合、当該対記号に挟まれている文字列に、新たに入力される第1の記号及び第2の記号のいずれかのみ入力されないように、新たに入力される対記号の挿入候補の位置を決定する。このようにすることで、携帯電話機1は、予め対記号がある場合でも、的確な位置に、挿入候補を提示することができる。
また、制御部70は、入力部60により新たに入力が受け付けられた記号が第1の記号及び第2の記号の挿入を示す第3の記号である場合、LCD表示部21に表示されている文字列に対して、第1の記号及び第2の記号の挿入位置の候補を表示させる。このようにすることで、携帯電話機1のユーザは、第1の記号及び第2の記号の挿入をしたい場合に、第3の記号を入力することで、簡易的に、第1の記号及び第2の記号の挿入を行うことができる。
具体的には、制御部70は、新たに入力が受け付けられた記号が第3の記号である場合、LCD表示部21に表示されている文字列に対して、第1の記号及び第2の記号のいずれか一方の記号の挿入位置の候補を表示させ、候補の確定を受け付けた後に、他方の記号の挿入位置の候補を表示させる。このようにすることで、携帯電話機1のユーザは、対記号それぞれの挿入を単純な操作で行うことができる。
続いて、携帯電話機1における、対記号の挿入を補助する処理について、図3〜図6に示すフローチャートを参照して説明する。
図3は、携帯電話機1による対記号の挿入を補助する処理を示すフローチャートである。
ステップS1において、入力部60は、記号の入力を受け付ける。
ステップS2において、制御部70は、入力部60により新たに入力が受け付けられた記号が第1の記号及び第2の記号の挿入を示す第3の記号であるか否かを判定する。制御部70は、この判定がYESの場合、ステップS3に処理を移し、この判定がNOの場合、ステップS10に処理を移す。
ステップS3において、制御部70は、LCD表示部21に表示されている文字列に対して、第1の記号の挿入位置の候補を表示させる。
ステップS4において、制御部70は、入力操作キー14に設けられる数字キーを介して、入力部60が候補の選択を受け付けたか否かを判定する。制御部70は、この判定がYESの場合、ステップS5に処理を移し、この判定がNOの場合、ステップS6に処理を移す。
ステップS5において、制御部70は、受け付けた候補、すなわち、第1の記号をLCD表示部21にプレビュー表示させる。
ステップS6において、制御部70は、決定操作キー15を介して、入力部60が候補の位置調整を受け付けたか否かを判定する。制御部70は、この判定がYESの場合、ステップS7に処理を移し、この判定がNOの場合、ステップS8に処理を移す。
ステップS7において、制御部70は、位置調整が行われた後の第1の記号をLCD表示部21にプレビュー表示させる。
ステップS8において、制御部70は、決定操作キー15を介して、入力部60が候補の確定を受け付けたか否かを判定する。制御部70は、この判定がYESの場合、ステップS9に処理を移し、この判定がNOの場合、ステップS4に処理を移す。
ステップS9において、制御部70は、LCD表示部21に表示されている文字列に対して、第1の記号及び第2の記号を入力する。この処理が終了すると、制御部70は、入力補助に係る処理を終了する。
図4に移り、ステップS10において、制御部70は、入力部60により新たに入力が受け付けられた記号が第1の記号であるか否かを判定する。制御部70は、この判定がYESの場合、ステップS11に処理を移し、この判定がNOの場合、ステップS21に処理を移す。
ステップS11において、制御部70は、入力部60により新たに入力が受け付けられた第1の記号が、前後関係のある記号であるか否かを判定する。すなわち、制御部70は、第1の記号が、括弧や引用符等の対となる記号のうち、始まりを示す記号であるか否かを判定する。制御部70は、この判定がYESの場合、ステップS12に処理を移し、この判定がNOの場合、ステップS30に処理を移す。
ステップS12において、制御部70は、第1の記号が入力された位置よりも後方の位置に第2の記号の挿入候補を表示させる。挿入候補は、例えば、数字で表され、この数字は、入力操作キー14に設けられている数字キーに示される数字に対応する。
ここで、制御部70は、予め入力されている文字列に対して事前に括弧や引用符といった対記号がある場合、この対記号に、いずれかの第1の記号及び第2の記号のいずれかのみ挿入されないように、第2の記号の挿入候補の位置調整を行う。
ステップS13において、制御部70は、入力操作キー14に設けられる数字キーを介して、入力部60が候補の選択を受け付けたか否かを判定する。制御部70は、この判定がYESの場合、ステップS14に処理を移し、この判定がNOの場合、ステップS15に処理を移す。
ステップS14において、制御部70は、受け付けた候補、すなわち、第2の記号をLCD表示部21にプレビュー表示させる。
ステップS15において、制御部70は、決定操作キー15を介して、入力部60が候補の位置調整を受け付けたか否かを判定する。制御部70は、この判定がYESの場合、ステップS16に処理を移し、この判定がNOの場合、ステップS17に処理を移す。
ステップS16において、制御部70は、位置調整が行われた後の第2の記号をLCD表示部21にプレビュー表示させる。
ステップS17において、制御部70は、決定操作キー15を介して、入力部60が候補の確定を受け付けたか否かを判定する。制御部70は、この判定がYESの場合、ステップS18に処理を移し、この判定がNOの場合、ステップS13に処理を移す。
ステップS18において、制御部70は、LCD表示部21に表示されている文字列に対して、第2の記号を入力する。
ステップS19において、制御部70は、LCD表示部21に表示されている第1の記号が第2の記号より前方に位置しているか否かを判定する。制御部70は、この判定がYESの場合、入力補助に係る処理を終了させ、この判定がNOの場合、ステップS20に処理を移す。
ステップS20において、制御部70は、第1の記号より、第2の記号が前方に位置していることから、第1の記号と第2の記号を入れ替える。この処理が終了すると、制御部70は、入力補助に係る処理を終了する。
図5に移り、ステップS21において、制御部70は、第2の記号が入力された位置よりも前方の位置に第1の記号の挿入候補を表示させる。挿入候補は、例えば、数字で表され、この数字は、入力操作キー14に設けられている数字キーに示される数字に対応する。
ステップS22において、制御部70は、入力操作キー14に設けられる数字キーを介して、入力部60が候補の選択を受け付けたか否かを判定する。制御部70は、この判定がYESの場合、ステップS23に処理を移し、この判定がNOの場合、ステップS24に処理を移す。
ステップS23において、制御部70は、受け付けた候補、すなわち、第1の記号をLCD表示部21にプレビュー表示させる。
ステップS24において、制御部70は、決定操作キー15を介して、入力部60が候補の位置調整を受け付けたか否かを判定する。制御部70は、この判定がYESの場合、ステップS25に処理を移し、この判定がNOの場合、ステップS26に処理を移す。
ステップS25において、制御部70は、位置調整が行われた後の第1の記号をLCD表示部21にプレビュー表示させる。
ステップS26において、制御部70は、決定操作キー15を介して、入力部60が候補の確定を受け付けたか否かを判定する。制御部70は、この判定がYESの場合、ステップS27に処理を移し、この判定がNOの場合、ステップS22に処理を移す。
ステップS27において、制御部70は、LCD表示部21に表示されている文字列に対して、第1の記号を入力する。
ステップS28において、制御部70は、LCD表示部21に表示されている第2の記号が第1の記号より後方に位置しているか否かを判定する。制御部70は、この判定がYESの場合、入力補助に係る処理を終了させ、この判定がNOの場合、ステップS29に処理を移す。
ステップS29において、制御部70は、第2の記号より、第1の記号が後方に位置していることから、第1の記号と第2の記号を入れ替える。この処理が終了すると、制御部70は、入力補助に係る処理を終了する。
図6に移り、ステップS30において、制御部70は、第1の記号が入力された位置よりも前方及び後方の位置に第2の記号の挿入候補を表示させる。挿入候補は、例えば、数字で表され、この数字は、入力操作キー14に設けられている数字キーに示される数字に対応する。なお、ステップS30以降の処理についても、第1の記号及び第2の記号を用いて説明しているが、第1の記号と第2の記号は同一の記号である。
ステップS31において、制御部70は、入力操作キー14に設けられる数字キーを介して、入力部60が候補の選択を受け付けたか否かを判定する。制御部70は、この判定がYESの場合、ステップS32に処理を移し、この判定がNOの場合、ステップS33に処理を移す。
ステップS32において、制御部70は、受け付けた候補、すなわち、第2の記号をLCD表示部21にプレビュー表示させる。
ステップS33において、制御部70は、決定操作キー15を介して、入力部60が候補の位置調整を受け付けたか否かを判定する。制御部70は、この判定がYESの場合、ステップS34に処理を移し、この判定がNOの場合、ステップS35に処理を移す。
ステップS34において、制御部70は、位置調整が行われた後の第2の記号をLCD表示部21にプレビュー表示させる。
ステップS35において、制御部70は、決定操作キー15を介して、入力部60が候補の確定を受け付けたか否かを判定する。制御部70は、この判定がYESの場合、ステップS36に処理を移し、この判定がNOの場合、ステップS31に処理を移す。
ステップS36において、制御部70は、LCD表示部21に表示されている文字列に対して、第2の記号を入力する。この処理が終了すると、制御部70は、入力補助に係る処理を終了する。
続いて、図7〜図17に、対記号の挿入補助に係るLCD表示部21の表示例を示す。
図7は、LCD表示部21に、対記号の挿入候補が表示される前の表示例を示す図である。図7では、LCD表示部21には、文字列として、「あいうえお、かきくけこ。さしすせそ たちつてと、なにぬねの。はひふへほ」が表示されている。ここで、「さしすせそ」と「たちつてと」との間には、改行文字が入力されている。また、「お、」と「か」との間には、カーソルが表示されている。
図8は、図7に示す状態において、「お、」と「こ」の間の位置で、入力部60が第1の記号である“「”の入力を受け付けたことにより、LCD表示部21に第2の記号の挿入候補が表示された例を示す図である。図8に示されるように、入力された記号より後方に位置する区切り文字の直後に第2の記号の挿入候補が複数表示されていることが確認できる。また、挿入候補には、それぞれ、1〜4の数字が付されていることが確認できる。この数字は、入力操作キー14に設けられた数字キーに対応している。
図9は、図8に示す状態において、入力操作キー14に設けられた「1」が表示されている数字キーが押下されたときのLCD表示部21の表示状態を示す図である。図9では、「1」が表示されている数字キーが押下されたことに応じて、入力部60により、「1」に対応する挿入候補、すなわち、「こ、」の直後の挿入候補が強調表示されていることが確認できる。入力部60は、図9に示す状態において、挿入候補の確定を受け付けたり、他の挿入候補に選択の変更を受け付けたり、選択されている挿入候補の位置調整を受け付けたりする。
図10は、図7に示す状態において、「の。」と「は」の間の位置で、入力部60が第2の記号である“」”の入力を受け付けたことにより、LCD表示部21に第1の記号の挿入候補が表示された例を示す図である。図10に示されるように、入力された記号より前方に位置する区切り文字の直後に第1の記号の挿入候補が表示されていることが確認できる。
図11は、図7に示す状態において、「と、」と「な」の間の位置で、入力部60が第1の記号及び第2の記号が同一の記号である“’”の入力を受け付けたことにより、LCD表示部21に第2の記号の挿入候補が表示された例を示す図である。図11に示されるように、入力された記号より前方及び後方に位置する区切り文字の直後に第2の記号の挿入候補が表示されていることが確認できる。
図12は、LCD表示部21に、対記号の挿入候補が表示される前の別の表示例を示す図である。図12では、LCD表示部21には、文字列として、「あいうえお、かきくけこ。さしすせそ (たちつてと)、なにぬねの。はひふへほ」が表示されている。ここで、「かきくけこ」と「さしすせそ」との間には、改行文字が入力されている。
図13は、図12に示す状態において、「お、」と「か」の間の位置で、入力部60が第1の記号としての“「”の入力を受け付けたことにより、LCD表示部21に第2の記号の挿入候補が表示された例を示す図である。図13に示されるように、入力された記号より後方の位置、かつ、対記号である“(”及び“)”より前方の位置に対して、第2の記号の挿入候補が表示されていることが確認できる。
図14は、図12に示す状態において、「な」の直前の位置で、入力部60が第1の記号としての“「”の入力を受け付けたことにより、LCD表示部21に第2の記号の挿入候補が表示された例を示す図である。図14に示されるように、入力された記号より後方の位置、かつ、対記号である“(”及び“)”より後方の位置に対して、第2の記号の挿入候補が表示されていることが確認できる。
図15〜図17は、第3の記号を入力した場合の表示例である。
図15(a)は、文字列として、「あいうえお、かきくけこ。さしすせそ たちつてと、なにぬねの。はひふへほ」がLCD表示部21に表示されている例である。図15(a)では、「さしすせそ」と「たちつてと」との間に改行文字が入力されており、「ほ」の直後にカーソルが表示されている。図15(a)の状態で、第3の記号が入力されると、LCD表示部21の表示は、図15(b)に示される状態となる。
図15(b)は、LCD表示部21において、「ほ」の直後に、第3の記号として、“「」”が表示されている例である。図15(b)では、第3の記号の入力が確定していない状態である。図15(b)に示す状態で、第3の記号の入力を確定すると、制御部70により第1の記号の挿入候補の位置が決定され、LCD表示部21の表示は、図15(c)に示される状態となる。
図15(c)は、LCD表示部21に、第1の記号の挿入候補が表示されている例である。図15(c)では、「ほ」より前方に位置する区切り文字の直後に第1の記号の挿入候補が表示されている。図15(a)の状態で、LCD表示部21の表示は、入力操作キー14に設けられた「6」が表示されている数字キーが押下されると、図16(a)に示す状態となり、決定操作キー15の左方向に位置調整する部位が押下されると、図17(a)に示す状態となる。
図16(a)は、図15(c)に示される状態において、入力操作キー14に設けられた「6」が表示されている数字キーが押下されたことにより、第1の記号の選択が受け付けられ、第1の記号の挿入位置が表示されている例である。図16(a)では、第1の記号である“「”から第2の記号である“」”までの部分(「はひふへほ」)が網掛け表示となっており、他の部分に比べて表示態様が異なっている。つまり、図16(a)に示される状態は、第1の記号が選択されている状態、かつ、第1の記号の入力が確定されていない状態であり、第1の記号の位置調整が可能である。図16(a)の状態で、入力操作キー14に設けられた「2」が表示されている数字キーが押下されると、LCD表示部21の表示は、図16(b)に示す状態となる。
図16(b)は、LCD表示部21において、第1の記号の挿入候補の選択の調整が受け付けられ、第1の記号の挿入位置が表示されている例である。図16(b)では、第1の記号である“「”から第2の記号である“」”までの部分(「かきくけこ。さしすせそ たちつてと、なにぬねの。はひふへほ」)が網掛け表示となっており、他の部分に比べて表示態様が異なっている。図16(b)の状態で、決定操作キー15の確定操作に対応する部位が押下されると、LCD表示部21の表示は、図16(c)に示す状態となる。
図16(c)は、LCD表示部21において、第1の記号の入力の確定が受け付けられた状態を示す例である。図16(c)に示されるように、「お」、と「か」の間に第1の記号である“「”が表示され、「ほ」の直後に第2の記号である“」”が表示されている。また、“」”の直後にカーソルが表示されている。
図17(a)は、図15(c)に示される状態において、決定操作キー15の左方向に位置調整する部位が押下された状態を示す例である。図17(a)では、第1の記号である“「”から第2の記号である“」”までの部分(「ほ」)が網掛け表示となっており、他の文字列と比べて表示態様が異なっている。つまり、図17(a)は、図15(c)に示される第1の候補それぞれに対応するキーが押下されずに、決定操作キー15(位置調整を行う部位)が操作されたことにより、第1の記号の位置調整が行われた状態を示す例である。この状態から、決定操作キー15の上方向に位置調整する部位が押下されると、LCD表示部21の表示は、図17(b)に示す状態となる。
図17(b)は、LCD表示部21において、決定操作キー15の上方向に位置調整する部位が押下され、第1の記号の挿入位置が調整されている例である。図17(b)では、第1の記号である“「”から第2の記号である“」”までの部分(「そ たちつてと、なにぬねの。はひふへほ」)が網掛け表示となっており、他の部分と比べて表示態様が異なっている。つまり、決定操作キー15の上方向に位置調整する部位が押下されたことにより、「ほ」の表示位置の真上に位置する「そ」の直前に第1の記号の位置調整が行われる。図17(b)の状態で、決定操作キー15の確定操作に対応する部位が押下されると、LCD表示部21の表示は、図17(c)に示す状態となる。
図17(c)は、LCD表示部21において、第1の記号の入力の確定が受け付けられた状態を示す例である。図16(c)に示されるように、「せ」と「そ」の間に第1の記号である“「”が表示され、「ほ」の直後に第2の記号である“」”が表示されている。また、“」”の直後にカーソルが表示されている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
前述の制御部70は、LCD表示部21に表示されている文字列を解析して、句読点や改行文字といった所定の文字を特定し、特定した文字の位置に基づいて対記号の挿入位置の候補を決定することとしたが、文字列を解析して単語を特定し、この単語の直前や直後を挿入位置の候補に決定してもよい。
また、制御部70は、括弧の種類に応じて、対記号の挿入位置を適宜制御するようにしてもよい。すなわち、“{”や“[”や“(”といった記号に対して、予め階層構造を定義し、この階層構造が維持されるように、挿入位置の候補を決定するようにしてもよい。
1 携帯電話機
11 操作部
13 機能設定操作キー
14 入力操作キー
15 決定操作キー
21 LCD表示部
50 記憶部
60 入力部
70 制御部

Claims (16)

  1. 文字、数字及び記号の少なくともいずれかより構成される文字列の入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部により入力が受け付けられた前記文字列を表示する表示部と、
    前記表示部に、前記文字列が表示されている場合、前記入力部により新たに入力が受け付けられた記号が対記号になる第1の記号及び第2の記号のいずれか一方であるとき、前記表示部に表示されている前記文字列に対して、前記対記号の他方の挿入位置の候補を表示させる制御部と、を備える電子機器。
  2. 前記第1の記号は、前記第2の記号より前方で使用される記号であり、
    前記制御部は、
    前記新たに入力が受け付けられた記号が前記第1の記号である場合、前記候補の位置を、前記第1の記号が入力された位置よりも後方の位置とし、
    前記新たに入力が受け付けられた記号が前記第2の記号である場合、前記候補の位置を、前記第2の記号が入力された位置よりも前方の位置とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1の記号は、前記第2の記号と同一の記号であり、
    前記制御部は、前記新たに入力が受け付けられた記号が前記第1の記号である場合、前記候補の位置を、前記第1の記号が入力された位置の前方及び後方の位置とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記第1の記号は、前記第2の記号より前方で使用される記号であり、
    前記入力部は、前記候補の選択を受け付け、
    前記制御部は、
    前記新たに入力が受け付けられた記号が前記第1の記号である場合、前記候補の位置を、前記第1の記号が入力された位置の前方及び後方の位置とし、
    前記入力部により前記候補の選択を受け付けた場合、選択された前記候補の位置が、前記第1の記号が入力された位置の前方であるとき、前記第1の記号を前記第2の記号に変換するとともに、前記第2の記号を前記第1の記号に変換する請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記第1の記号は、前記第2の記号より前方で使用される記号であり、
    前記入力部は、前記候補の選択を受け付け、
    前記制御部は、
    前記新たに入力が受け付けられた記号が前記第2の記号である場合、前記候補の位置を、前記第2の記号が入力された位置の前方及び後方の位置とし、
    前記入力部により前記候補の選択を受け付けた場合、選択された前記候補の位置が、前記第2の記号が入力された位置の後方であるとき、前記第2の記号を前記第1の記号に変換するとともに、前記第1の記号を前記第2の記号に変換する請求項1に記載の電子機器。
  6. 前記制御部は、
    前記新たに入力が受け付けられた記号が前記第1の記号である場合、前記表示部に表示されている前記文字列に、前記第1の記号又は前記第2の記号とは異なる対記号があるか否かを判定し、
    前記異なる対記号が前記第1の記号より前方にあると判定した場合、前記候補の位置を、前記異なる対記号より後方の位置とし、
    前記異なる対記号が前記第1の記号より後方にあると判定した場合、前記候補の位置を、前記異なる対記号より前方の位置とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 複数の候補のそれぞれに対応する複数のキーを有する操作部を備え、
    前記入力部は、前記複数のキーのいずれかが操作されたことに応じて、当該操作されたキーに対応する候補の選択を受け付ける請求項4から6のいずれかに記載の電子機器。
  8. 操作部をさらに備え、
    前記入力部は、
    前記候補の選択を受け付けた後に、前記候補の確定を受け付け、
    前記候補の選択を受け付けた後、かつ、前記候補の確定を受け付ける前に、前記操作部の操作を介して、選択されなかった候補の位置と異なる位置に対して、選択された候補の位置調整をさらに受け付ける請求項4から6のいずれかに記載の電子機器。
  9. 前記入力部は、前記候補の選択を受け付けた後に、前記候補の確定を受け付け、
    前記制御部は、前記入力部により前記候補の確定を受け付けた後に、前記入力部により入力された前記新たな記号の直後の位置に前記入力部による入力位置を示すカーソルを表示させる請求項4から7のいずれかに記載の電子機器。
  10. 前記表示部に表示されている前記文字列に対する前記記号の挿入の補助をするか否かを決定する設定情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶されている前記設定情報を参照し、前記記号の挿入補助をするか否かを判定し、前記記号の挿入補助をすると判定した場合に、前記表示部に表示されている前記文字列に対して、前記対記号の他方の挿入位置の候補を表示させる請求項1から8のいずれかに記載の電子機器。
  11. 前記制御部は、前記記憶部に記憶されている前記設定情報の変更を受け付ける請求項10に記載の電子機器。
  12. 前記制御部は、新たに入力が受け付けられた記号が前記第1の記号及び前記第2の記号の挿入を示す第3の記号である場合、前記表示部に表示されている前記文字列に対して、前記第1の記号及び前記第2の記号の挿入位置の候補を表示させる請求項1から11のいずれかに記載の電子機器。
  13. 前記入力部は、前記候補の選択を受け付けた後に、前記候補の確定を受け付け、
    前記制御部は、新たに入力が受け付けられた記号が前記第3の記号である場合、前記表示部に表示されている前記文字列に対して、前記第1の記号及び前記第2の記号のいずれか一方の記号の挿入位置の候補を表示させ、当該候補の確定を受け付けた後に、他方の記号の挿入位置の候補を表示させる請求項12に記載の電子機器。
  14. 前記制御部は、前記表示部に表示されている前記文字列を解析して区切り文字の位置を特定し、前記候補の位置を、前記区切り文字の直後に表示させる請求項1から13のいずれかに記載の電子機器。
  15. 前記制御部は、前記候補の位置が複数存在する場合、前記候補を所定数表示させる請求項1から14のいずれかに記載の電子機器。
  16. 文字、数字及び記号の少なくともいずれかより構成される文字列を入力する入力部と、
    前記入力部により入力された前記文字列を表示する表示部と、
    前記表示部に、前記文字列が表示されている場合、前記入力部により新たに入力された記号が、1対となる3以上の複数の記号のいずれかの記号であるとき、前記表示部に表示されている前記文字列に対して、当該入力された記号とは異なり、当該対になる記号の挿入位置の候補を表示させる制御部と、を備える電子機器。

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