JP2011210469A

JP2011210469A - 道路用照明器具

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Publication number: JP2011210469A
Application number: JP2010075705A
Authority: JP
Inventors: Takashi Arai; 隆史新井
Original assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 2010-03-29
Filing date: 2010-03-29
Publication date: 2011-10-20
Anticipated expiration: 2030-03-29
Also published as: JP5435800B2

Abstract

【課題】軽量化できる道路用照明器具を提供する。
【解決手段】アーム１１に支持される本体部１２と、本体部１２の上部を覆う上蓋部１３と、上蓋部１３の下側に固定されたＬＥＤ発光部１４および電源ブロック１５と、本体部１２における下側に設けられ、ＬＥＤ発光部１４からの光を透過する発光パネル１６と、電源ブロック１５を収容するために本体部１２の下方に張り出すように設けられた電源ブロック収容部１７と、を備えている。ＬＥＤ発光部１４が設けられた部位の厚み寸法Ｔ１は、電源ブロック１５が設けられた部位の厚み寸法Ｔ２よりも小さい。
【選択図】図４

Description

本発明は、道路用照明器具に関する。

従来、ランプを使用する道路用照明器具（道路灯）は、電源ブロック（安定器）を配置する部位と、ランプを配置する部位とが略同一厚さで構成されているのが一般的であった。

特開２００７−２４２２５８号公報（請求項１、第１図、第３図、第４図、段落００１２〜００１３、００１５）

しかしながら、従来の道路用照明器具は大型化し、重量が増大するという問題があった。そこで、道路用照明器具の軽量化が望まれている。

本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、軽量化できる道路用照明器具を提供することにある。

本発明に係る道路用照明器具は、支持部材に支持される本体部と、本体部の上部を覆う上蓋部と、上蓋部の下側に固定されたＬＥＤ（LIGHT EMITTING DIODE）発光部および電源部と、本体部における下側に設けられ、ＬＥＤ発光部からの光を透過するパネルと、電源部を収容するために本体部の下方に張り出すように設けられた収容部と、を備え、ＬＥＤ発光部が設けられた部位の厚み寸法が、電源部が設けられた部位の厚み寸法よりも小さい。

ここで、収容部の外面が、パネルからの光を制御する機能を有する構成にできる。
また、電源部が支持部材側に配置されている構成にできる。

また、外部からの電線を電源部に接続するための接続空間が本体部における支持部材側に設けられているとともに、接続空間が蓋部材により開閉可能である構成にできる。

本発明の道路用照明器具によれば、ＬＥＤ発光部が設けられた部位の厚み寸法が、電源部が設けられた部位の厚み寸法よりも小さいため、全体として小型化及び軽量化できる。

本発明に係る第１実施形態の道路用照明器具を示す分解図本発明に係る第１実施形態の道路用照明器具を示す組立図本発明に係る第１実施形態の光制御機能部を示す断面図本発明に係る第１実施形態の電源ブロックを設けた部位の厚さ及びＬＥＤ発光部を設けた部位の厚さを示す図本発明に係る第１実施形態のＬＥＤ発光部における省略部分を示す図本発明に係る第１実施形態の蓋部材を開放した状態を示す図本発明に係る第１実施形態の道路用照明器具の取り付け姿勢を示す図図８（ａ）は本発明に係る第１実施形態の放熱フィンを示す図、図８（ｂ）は排水方向及び放熱方向を示す図、図８（ｃ）は図８（ｂ）の側面図本発明に係る第１実施形態の放熱フィンの高さを示す図本発明に係る第２実施形態の光制御機能部を示す図本発明に係る第３実施形態の光制御機能部を示す図

以下、本発明の実施形態に係る道路用照明器具について、図面を参照して説明する。
（第１実施形態）
図１は本発明に係る第１実施形態の道路用照明器具１の分解図、図２は組立図である。この道路照明用器具１は、支持部材であるアーム１１に取り付けられアーム１１によって支持される本体部１２と、この本体部１２の上部を覆う上蓋部１３と、上蓋部１３の下側に設けられたＬＥＤ発光部１４、及び電源部である電源ブロック１５と、本体部１２における下側に設けられＬＥＤ発光部１４からの光を透過する発光パネル１６と、電源ブロック１５を収容するために本体部１２の下方に張り出すように設けられた電源ブロック収容部１７と、を備えている。

以下に詳述するように、ＬＥＤ発光部１４が設けられた部位の厚み寸法Ｔ１（図４参照）は、電源ブロック１５が設けられた部位の厚み寸法Ｔ２よりも小さくなるように構成されている。また、電源ブロック収容部１７の外面には、発光パネル１６からの光を制御する機能を有する光制御機能部２１が設けられている。電源ブロック１５は、アーム１１側に配置されている。更に、外部からの電線を電源ブロック１５に接続するための接続空間である結線用スペース１８が、本体部１２におけるアーム１１側に設けられているとともに、この結線用スペース１８は蓋部材１９により開閉される。

また、上蓋部１３の上部には複数の放熱フィン２３（図６参照）が設けられ、各放熱フィン２３間の溝２３ａが、上蓋部１３の縁部に向かって下り勾配となっている。更に、本体部１２がアーム１１に向かって下り勾配となるように配置可能であり、各放熱フィン２３の連続方向がアーム１１に向かう方向に沿っている。また、ＬＥＤ発光部１４がアーム１１から離れる方向に配置されている。

次に、上記各構成要素について詳細に説明する。本体部１２の発光パネル１６の反対側には、結線用スペース１８、及びこの結線用スペース１８を開閉する蓋部材１９が設けられている。結線用スペース１８の下部側には、アーム１１を挿入するアーム挿入部２０が設けられている。

電源ブロック収容部１７、及びその中に収容される電源ブロック１５は、アーム挿入部２０の近傍に設けられている。これにより、電源ブロック１５は、アーム１１側に配置される。なお、電源ブロック１５は、アーム１１の反対側に配置してもよい。また、電源ブロック収容部１７の外面には、図３にも示すように、発光パネル１６からの光を制御する光制御機能を有する光制御機能部２１が設けられている。光制御機能としては、光の反射、吸収、斜めカット等を例示できる。

本実施形態では、光制御機能部２１は、電源ブロック収容部１７における発光パネル１６側の端部外面に設けられ、下部側ほど発光パネル１６から離間する方向に傾斜する傾斜面２１ａを有している。この傾斜面２１ａの形状、塗装等を変えることによって、発光パネル１６からの光を制御できる。

本実施形態では、図３に示すように、傾斜面２１ａが発光パネル１６からの光を反射しない、すなわち光をカットするようにして、発光パネル１６からの光と、傾斜面２１ａからの反射光とが干渉しないように構成されている。ここで、傾斜面２１ａの傾斜角度、或いは傾斜面２１ａの塗装の仕様を変えることによって、必要に応じた光の制御が可能になり、所望の配光を得ることができる。

また、この道路用照明器具１は、図４に示すように、ＬＥＤ発光部１４が設けられた部位の厚みＴ１が、電源ブロック１５が設けられた部位の厚みＴ２よりも、小さくなるように構成されている。これにより、図５に示すように、発光パネル１６の下側における破線で囲む省略範囲２７を省略でき、大幅な小型化及び軽量化が可能になる。

また、図６に示すように、蓋部材１９と本体部１２との間には、蓋部材１９を開閉するためのラッチ部２２が設けられている。ラッチ部２２によって蓋部材１９を開放することにより、結線用スペース１８を開くことができる。

上蓋部１３の上面には、その全面に亘って多数の放熱フィン２３が設けられている。これらの放熱フィン２３は、上蓋部１３の縁部に向かって下り勾配となるように形成されている。本実施形態では、放熱フィン２３は、上蓋部１３の長手方向に沿って連続（延伸）し、かつ互いに平行に配置されている。

道路用照明器具１は、図７に示すように、本体部１２のアーム挿入部２０にアーム１１が挿入され、水平取付面２４に対して、アーム１１側が下側、ＬＥＤ発光部１４側が上側となるように、所定の角度で傾斜して取り付けられる。

これにより、放熱フィン２３間の溝２３ａは、上蓋部１３のＬＥＤ発光部１４側からアーム１１側にかけて下り勾配となる。これによって、図８（ａ）〜（ｃ）に示すように、上蓋部１３上に落下した雨水等の水分は、放熱フィン２３の間の溝２３ａを図中に実線の矢印で示す排水方向２５に排水される。また、道路用照明器具１で発生した熱は、放熱フィン２３によって図中に一点鎖線の矢印で示す放熱方向２６に放熱される。これにより、排水及び放熱を更に効率的に行うことができる。

放熱フィン２３の高さは、図９に示すように、アーム１１側の高さをＨ１とし、ＬＥＤ発光部１４側の高さをＨ２とした場合、Ｈ１＜Ｈ２に設定されている。これにより、放熱効果をさらに高くできる。また、ＬＥＤ発光部１４は、アーム１１から離れる側に配置されているので、放熱性が更に良好になる。

第１実施形態の道路用照明器具１によれば、ＬＥＤ発光部１４が設けられた部位の厚みＴ１が、電源ブロック１５が設けられた部位の厚みＴ２よりも小さいため、全体として小型化及び軽量化できる。

また、電源ブロック収容部１７の外面には、傾斜面２１ａを有する光機能制御部２１が設けられているので、発光パネル１６からの光を制御でき、所望の配光を得ることができる。また、ＬＥＤ発光部１４に比較して重量物である電源ブロック１５が、支持部材であるアーム１１側に配置されているため、アーム１１に対する負担を軽減できる。

また、ＬＥＤ発光部１４に比較して重量物である電源ブロック１５が、アーム１１側に配置されているため、アーム１１に対する負担を軽減できるとともに、アーム挿入部２０に加わる応力を軽減し、器具外郭の寿命を長くできる。

さらに、外部からの電線を電源ブロック１５に接続するための結線用スペース１８が、本体部１２におけるアーム１１側に設けられているとともに、結線用スペース１８を蓋部材１９によって開閉可能なので、接続作業等が容易になる。また、ラッチ部２２によって、蓋部材１９を簡単に開閉できるので、施工性を高めることができる。

（第２実施形態）
図１０は、第２実施形態の光機能制御部３０を示す。なお、以下の説明において、第１実施形態と同様な部分には、同一の符号を付けて詳細な説明を省略する。

この光機能制御部３０は、発光パネル１６に対して、ほぼ直角な反射面３０ａを有している。反射面３０ａには、反射率の高い塗装が施されている。この反射面３０ａは、発光パネル１６からの光を、前方（アーム１１の反対方向）に反射させる。これにより、前方配光を得ることができる。

（第３実施形態）
図１１は、第３実施形態の光機能制御部４０を示す。この光機能制御部４０は、発光パネル１６に対してほぼ直角な非反射面４０ａを有している。この非反射面４０ａには、反射率の低い塗装が施されている。これにより、非反射面４０ａが、発光パネル１６からの光を、前方に反射させるのを抑制でき、後方カット配光を得ることができる。

１道路用照明器具
１１アーム（支持部材）
１２本体部
１３上蓋部
１４ＬＥＤ発光部
１５電源ブロック（電源部）
１６発光パネル
１７電源ブロック収容部
１８結線用スペース（接続空間）
１９蓋部材
２０アーム挿入部
２１光制御機能部
２１ａ傾斜面
２２ラッチ部
２３放熱フィン
２３ａ溝
２４水平取付面
２５排水方向
２６放熱方向
２７省略範囲
３０光機能制御部
３０ａ反射面
４０光機能制御部
４０ａ非反射面

Claims

支持部材に支持される本体部と、
前記本体部の上部を覆う上蓋部と、
前記上蓋部の下側に固定されたＬＥＤ発光部および電源部と、
前記本体部における下側に設けられ、前記ＬＥＤ発光部からの光を透過するパネルと、
前記電源部を収容するために前記本体部の下方に張り出すように設けられた収容部と、
を備え、
前記ＬＥＤ発光部が設けられた部位の厚み寸法が、前記電源部が設けられた部位の厚み寸法よりも小さい道路用照明器具。
請求項１に記載の道路用照明器具において、
前記収容部の外面が、前記パネルからの光を制御する機能を有する道路用照明器具。
請求項１または請求項２に記載の道路用照明器具において、
前記電源部が前記支持部材側に配置されている道路用照明器具。
請求項１ないし請求項３のうちのいずれかに記載の道路用照明器具において、
外部からの電線を前記電源部に接続するための接続空間が前記本体部における前記支持部材側に設けられているとともに、
前記接続空間が蓋部材により開閉可能である道路用照明器具。