JP3150841U - Led照明装置の組み合わせ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造および組立が簡単で、製造コストを削減しながら放熱効率を維持するLED照明装置の組み合わせ構造を提供する。【解決手段】LED照明装置1は、灯座、灯座内に配置された発光モジュール20、灯座の外側に被せられた透光板30および不透光板を含む。灯座は、少なくとも3つに分離できるカバー12および2つのカバー端部からなる。長方形の収納空間を有するよう、カバー12とカバー端部とは、一体成型される。灯座の2つの長辺は、カバー側面部121をそれぞれ有する。2つのカバー側面部121は、内側に向かってそれぞれ傾き、カバー中間部122を挾着している。カバー側面部121およびカバー中間部122は、内底面1200をそれぞれ有し、結合機構により相互に結合している。このように、LED照明装置1は、簡単に組立を行うことができる。【選択図】図9

Description

本考案は、LED照明装置に関し、特に、LED街灯に関する。
従来街灯に用いられた水銀灯は、長時間の使用により発生した高熱がランプの寿命を縮めてしまうことが多かった。また、消費電力が多く、環境にやさしくないため、輝度が高く、消費電力が少なく、寿命が長いLED街灯に徐々に変わられるようになっている。
LEDの発生した廃熱が寿命に大きな悪影響を与えるため、LED街灯は、放熱装置を設けてLEDが発生した廃熱の放熱を加速させることが多かった。従来のLED街灯に用いられる放熱装置は、灯座カバーに複数の放熱フィンを設けたもので、大きな放熱面積を有する放熱フィンにより、放熱を加速させた。従来のLED街灯は、灯座本体、灯座本体内に配置された複数の発光ユニット、および灯座本体表面に設けられ、上方に向かって延伸し、間隔を空けて配列された複数の放熱フィンからなる。灯座本体および放熱フィンが灯座本体内の底面に配置されたLEDの発光時の放熱を行った。
上記の構造において、灯座本体および放熱フィンは、アルミニウム、銅など熱伝導性の良好な材料からなる。街灯は、灯座本体の面積が大きいため、灯座本体に配置される放熱フィンも数量が多くなり、面積も大きくなる。灯座本体および放熱フィンがアルミニウム圧縮またはプレスにより一体成型されると、金型コストが高く、製造工程が多いため、大量生産に不向きであった。また、灯座本体の体積が大きいため、輸送工程で破損しやすく、良品率を下げた。そのため、LED街灯の放熱効率を維持しながら、いかに製造コストを下げるかが大きな課題であった。
実用新案登録第3126628号公報
本考案の目的は、3つに分離できるカバーおよび2つのカバー端部からなる灯座により、製造および組立が簡単になり、製造コストを削減しながら放熱効率を維持するLED照明装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本考案は、LED照明装置の組み合わせ構造を提供する。本考案のLED照明装置の組み合わせ構造は、灯座、灯座内に配置された発光モジュール、灯座の外側に被せられた透光板および不透光板を含む。灯座は、少なくとも3つに分離できるカバーおよび2つのカバー端部からなる。長方形の収納空間を有するよう、カバーとカバー端部とは、一体成型される。灯座の2つの長辺は、カバー側面部をそれぞれ有する。2つのカバー側面部は、内側に向かってそれぞれ傾き、カバー中間部を挾着している。カバー側面部およびカバー中間部は、内底面をそれぞれ有し、結合機構により相互に結合している。このように、LED照明装置は、簡単に組立を行うことができる。
本考案のLED照明装置の組み合わせ構造は、3つに分離できるカバーおよび2つのカバー端部からなる灯座を用いるため、金型にかかるコストを削減することができる。また、灯座の製造時間を短縮することができるので、大量生産に適し、運送工程においても破損が少なく、良品率を向上させることができる。
本考案の一実施形態によるLED照明装置の組み合わせ構造を示す斜視図である。 本考案のLED照明カバーを示す斜視図である。 本考案のLED照明カバーの組み合わせを示す断面図である。 本考案の灯座を示す分解斜視図である。 本考案の灯座を示す斜視図である。 本考案の発光モジュールを示す斜視図である。 本考案の透光板および不透光板の組み合わせを示す斜視図である 本考案の不透光板と防水パッキンとの組み合わせを示す分解斜視図である。 本考案の一実施形態によるLED照明装置を示す断面図である。 本考案の一実施形態によるLED照明装置を示すもう1つの断面図である。 本考案の一実施形態によるLED照明装置の使用動作を示す断面図である。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。図1を参照する。図1は、本考案の一実施形態によるLED照明装置の組み合わせ構造を示す斜視図である。図1に示すように、LED照明装置1は、灯座10、灯座10内に配置された発光モジュール20、灯座10の外側に被せられた透光板30および不透光板40を含む。
図2〜5を参照して説明する。図2は、本考案のLED照明カバーを示す斜視図である。図3は、本考案のLED照明カバーの組み合わせを示す断面図である。図4は、本考案の灯座を示す分解斜視図である。図5は、本考案の灯座を示す斜視図である。図2〜5に示すように、灯座10は、熱伝導性の良好なアルミニウムから製造され、少なくとも3つに分離できるカバー12および2つのカバー端部13からなる。長方形の収納空間11を有するよう、カバー12とカバー端部13とは、一体成型される。灯座10の2つの長辺は、カバー側面部121をそれぞれ有する。2つのカバー側面部121は、内側に向かってそれぞれ傾き、カバー中間部122を挾着している。カバー側面部121およびカバー中間部122は、内底面1200をそれぞれ有し、結合機構により相互に結合し、上方に向かって延伸し、間隔を空けて配列された複数の放熱フィン1201が外表面に配置されている。本実施形態において、結合機構は、カバー側面部121のカバー中間部122を結合する一方の側に設けられた凹溝1211、凹溝1211に対応するカバー中間部122の突起1221、および凹溝1211と突起1221との間に挾着されたパッキン123から構成されている。パッキン123は、凹溝1211と突起1221との結合をさらに緊密にする。
灯座10の前後の端部にカバー端部13がそれぞれ配置されている。2つのカバー端部13は、複数のネジ131(図10参照)を用いてカバー12の側面に螺着されることにより、3つのカバー12の前後の端部を固定および封着している。灯座10の後端のカバー端部13は、開口130を設けている。開口130は、電柱50(図11参照)を装着するのに用いられる。収納空間11内に隔離版14が配置され、収納空間11を前端の光源室111と、後端の電気室112とに分ける。光源室111は、発光ユニット22を収納し、電気室112は、給電する電気装置を収納している。
図6〜8を参照して説明する。図6は、本考案の発光モジュールを示す斜視図である。図7は、本考案の透光板および不透光板の組み合わせを示す斜視図である。図8は、本考案の不透光板と防水パッキンとの組み合わせを示す分解斜視図である。図6〜8に示すように、光源室111は、複数の発光モジュール20を収納している。発光モジュール20は、カバー12の内底面1200に配置されている。発光モジュール20は、カップ型熱伝導体21,発光ユニット22および透光鏡23を含む。カップ型熱伝導体21の一方の端部は、内底面1200に固着され、もう一方の端部は、透光鏡23で封止されている。カップ型熱伝導体21の内部には、収納部210が設けられている。収納部210は、回路版222を有する複数のLED221を有する発光ユニット22を収納している。本実施形態において、回路版222は、均温板24の一方の面に貼着されている。均温板24のもう一方の面は、カバー12の内底面1200に貼着されている。均温板24は、発光ユニット22の発生した熱が均等に伝導されるのを補助する。
複数のLED221が発光するのに必要な電力を供給するために、灯座10の隔離版14には、電源および発光ユニット22に電気的に接続される電源コンセント141が設けられている。隔離版14の外側には、透光板30と不透光板40とを結合させる複数のピン差込口142が設けられている。透光板30と不透光板40とは、ピン41により灯座10の外側に結合されている。透光板30は、光源室111を封止し、不透光板40は、電気室112を封止している。図8に示すように、不透光板40の内側の周縁に防水パッキン42が設けられ、水気、ほこりなどが接合部分の隙間から灯座10内に滲入するのを防止している。同様に、透光板30の内側の周縁にも防水パッキン42が設けられている。
図9および図10を参照して説明する。図9は、本考案の一実施形態によるLED照明装置を示す断面図である。図10は、本考案の一実施形態によるLED照明装置を示すもう1つの断面図である。図9および図10に示すように、カバー12は、2つのカバー側面部121とカバー中間部122を組み合わせてなる。カバー中間部122の突起1221は、カバー側面部121の凹溝1211内に挿着され、発光モジュール20は、収納空間11内に収納され、複数のネジ25によりカバー12上に結合される。発光モジュール20の組み立てが完成すると、均温板24がカバー12内の内底面1200に貼着される。前後2つのカバー端部13は、灯座10の前後の2つの端部をそれぞれ被うように配置されることにより、収納空間11を形成している。隔離版14が収納空間11を前端の光源室111と、後端の電気室112とに分ける。透光板30および不透光板40は、光源室111および電気室112をそれぞれ封止している。隔離版14の電源コンセント141は、電気装置(図示せず)および発光モジュール20に電気的に接続している。電気装置は、電源に電気的に接続されている。カバー端部13の開口130の下縁には、開口130から滲入した水気またはほこりが溜まる溝132が設けられている。
図11を参照して説明する。図11は、本考案の一実施形態によるLED照明装置の使用動作を示す断面図である。図11に示すように、LED照明装置1は、電柱50上に配置されている。電柱50は、後端のカバー端部13の開口130に挿着されている。複数の発光モジュール20が稼動して一定の時間が経つと、熱が発生し、その大部分は、まず、カバー12の内底面1200に伝導され、その後、灯座10およびその表面上に延伸するように設けられた放熱フィン1201に伝導され、灯座10および放熱フィン1201により、迅速に放熱が行われる。本実施形態において、複数の発光モジュール20は、3×3の9個の発光モジュール20の配列方式によりカバー12の内底面1200上に配置されている。これにより、照射強度を向上させ、光線を比較的均等に照射することができる。発光モジュール20の数量は、これに限定されるものではない。
本考案では好適な実施形態を前述の通りに開示したが、これらは決して本考案を限定するものではなく、当該技術を熟知する者は誰でも、本考案の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の保護の範囲は、実用新案請求の範囲で指定した内容を基準とする。
1 LED照明装置
10 灯座
11 収納空間
12 カバー
13 カバー端部
14 隔離版
20 発光モジュール
21 カップ型熱伝導体
22 発光ユニット
23 透光鏡
24 均温板
25 ネジ
30 透光板
40 不透光板
41 ピン
42 防水パッキン
50 電柱
111 光源室
112 電気室
121 カバー側面部
122 カバー中間部
123 パッキン
130 開口
131 ネジ
132 溝
141 電源コンセント
142 ピン差込口
210 収納部
221 LED
222 回路版
1200 内底面
1201 放熱フィン
1211 凹溝
1221 突起

Claims (11)

  1. 少なくとも3つに分離できるカバーおよび2つのカバー端部からなり、長方形の収納空間を有するよう、2つの長辺がカバー側面部をそれぞれ有し、前記2つのカバー側面部は内側に向かってそれぞれ傾き、カバー中間部を挾着し、前記カバー側面部および前記カバー中間部は内底面をそれぞれ有し、結合機構により相互に結合し、前後2つの端部が前記カバー端部をそれぞれ設けている灯座と、
    一方の端部が前記内底面に固着され、内部に収納部を設けるカップ型熱伝導体と、複数のLEDを有し、前記収納部内に配置されている発光ユニットと、前記カップ型熱伝導体のもう一方の端部を封止する透光鏡と、を有し、前記内底面に配置されている複数の発光モジュールと、
    前記灯座の外側を封止する透光板と、を備えることを特徴とするLED照明装置の組み合わせ構造。
  2. 前記カバーは、上方に向かって延伸し、間隔を空けて配列された複数の放熱フィンを外表面に配置することを特徴とする請求項1に記載のLED照明装置の組み合わせ構造。
  3. 前記結合機構は、前記カバー側面部の前記カバー中間部を結合する一方の側に設けられた凹溝、および前記凹溝に対応する前記カバー中間部の突起であることを特徴とする請求項1に記載のLED照明装置の組み合わせ構造。
  4. 前記凹溝と前記突起との間にパッキンがさらに設けられていることを特徴とする請求項3に記載のLED照明装置の組み合わせ構造。
  5. 前記灯座の後端の前記カバー端部は、電柱を装着する開口を設け、前記開口の下縁に前記開口から滲入した水気またはほこりが溜まる溝が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のLED照明装置の組み合わせ構造。
  6. 前記透光板は、周縁に防水パッキンをさらに設けていることを特徴とする請求項1に記載のLED照明装置の組み合わせ構造。
  7. 前記収納空間を前端の光源室と、後端の電気室とに分ける隔離版をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のLED照明装置の組み合わせ構造。
  8. 前記隔離版は、発光ユニットに電気的に接続される電源コンセントが設けていることを特徴とする請求項7に記載のLED照明装置の組み合わせ構造。
  9. 前記透光板は、前記光源室の外側を封止し、前記電気室は不透光板により封止されていることを特徴とする請求項7に記載のLED照明装置の組み合わせ構造。
  10. 前記不透光板は、周縁に防水パッキンをさらに設けていることを特徴とする請求項9に記載のLED照明装置の組み合わせ構造。
  11. 前記発光モジュールは、一方の面が前記発光モジュールに貼着され、もう一方の面が前記内底面に貼着されている均温板をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のLED照明装置の組み合わせ構造。
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