JP2011210004A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】情報処理装置1は、人事データベース30を記憶する記憶部13と、人事データベース30のレコードに含まれる複数の項目を組合せた組合せ現職項目を設定する入力部14と、組合せ現職項目に基づいて人事データベース30を検索し、組合せ現職項目に対応する組合せ現職の経歴レコードを生成するCPU11等、を備える。
【選択図】図1
Description
情報処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、記憶部13、入力部14、表示部15及び印刷部16を有する。CPU11、RAM12、記憶部13、入力部14、表示部15、印刷部16はバス17によって接続される。
記憶部13は、人事情報処理アプリケーション20及び人事データベース30を記憶する。
図2に、人事データベース30の記憶内容の一例を示す。
図2に示すように、人事データベース30は、各レコード(図2に示す一行のデータ)が、社員ナンバー(社員NO)、氏名、識別、異動日、コード及び現職名のデータを有する。
社員NOは、各社員に対して付される固有の番号である。氏名は、各社員の氏名である。社員NOと氏名とは、一対一の関係にある。
識別は、社員データベースの各レコードによって表される異動の種類を示す。例えば「所属」の識別を有するレコードは、社員の所属の異動を表すレコードである。識別に含まれる項目の例としては、「所属」のほか、「役職」や「資格」、「職務」、「職種」、「業務」、「事業所(場所)」、「身分」、「職掌」、「等級」、「職群」、「業種」等が挙げられるが、ここに列挙するものに限らず、任意の項目を設定することができる。
異動日は、各レコードによって表される異動命令が効力を有した日を示す。
コードは、図2に示すコードの右に記載された現職名に対応する固有の番号である。現職名は、そのレコードに含まれる異動日に、そのレコードの社員NOを付された社員に対して与えられた具体的内容(待遇)を示す。コードと現職名とは一対一の関係にある。コード及び現職名は、識別に含まれる項目のいずれかに属し、その対応関係は後述する現職項目テーブル35による。コード及び現職名は、一の項目に対して複数含まれうる。
CPU11は、記憶部13から人事情報処理アプリケーション20の各プログラムを読み出して処理する。
組合せ現職パラメータ設定プログラム21は、人事情報の複数の項目を組合せた組合せパターンを設定する処理を行うためのプログラムである。図3に示すように、
組合せ現職パラメータ設定プログラム21の実行画面は、現職項目表示部211、組合せ現職項目表示部212、追加ボタン213、取消ボタン214、組合せ活用現職名称入力部215及び登録ボタン216を有する。
組合せ現職項目表示部212は、現職項目表示部211に含まれる項目から任意に選択された項目を選択可能に表示する。組合せ現職項目表示部212に表示された項目が組合せパターン(組合せ現職項目)として設定される。
追加ボタン213は、現職項目表示部211に表示された項目のうち、組合せ現職項目に含める項目を組合せ現職項目表示部212へ追加する。現職項目表示部211に表示された項目のうち組合せ現職項目に含める項目を選択した状態で、ユーザが追加ボタン213を操作すると、選択された項目が組合せ現職項目表示部212へ追加される。
取消ボタン214は、組合せ現職項目表示部212に表示された項目のうち、組合せ現職項目から外す項目を組合せ現職項目表示部212から除外する。組合せ現職項目表示部212に表示された項目のうち組合せ現職項目から外す項目を選択した状態で、ユーザが取消ボタン214を操作すると、選択された項目が組合せ現職項目表示部212から除外される。
組合せ活用現職名称入力部215は、組合せ現職項目に対して任意の名称を設定するための文字入力ウィンドウである。図3に示す例では、組合せ現職項目表示部212に表示された「役職」、「資格」及び「職種」の組合せに対して、「職務スキル現職情報」の名称が設定されている。
設定された組合せ現職項目は、記憶部13の組合せ現職パラメータ40に記憶される。
組合せ現職パラメータ40の記憶内容は、各レコードが、識別ナンバー(識別NO)、現職項目名、組合せ活用現職名称のデータを有する。
識別NOは、各組合せ現職項目に対して与えられる固有の番号である。現職項目名は、そのレコードの組合せ活用現職名称に含まれる識別の項目である。例えば、識別NO「001」の「職務スキル現職情報」は、「職種」、「資格」及び「役職」の項目の組合せパターン(組合せ現職項目)である。
図5に示すように、社員Aは、H10.4.1〜H18.3.31の間の所属が「システム営業部開発課」であり、H18.4.1〜の所属が「開発本部」である。また、社員Aは、H10.4.1〜H14.3.31の間の役職が「係長」であり、H14.4.1〜H19.3.31の間の役職が「課長」であり、H19.4.1〜の役職が「次長」である。また、社員Aは、H10.4.1〜H12.3.31の資格が「主事補」であり、H12.4.1〜H18.5.31の資格が「専門(主事)」であり、H18.6.1〜の資格が「参事」である。また、社員Aは、H10.4.1〜H19.3.31の間の職種が「PM(プロジェクトマネージャ)」であり、H19.4.1〜の職種が「シニアM(マネージャ)」である。
図5に示す経歴に対応する社員Aの人事情報は、人事データベース30に記憶されている。
組合せ現職基準日更新プログラム22の実行画面は、現職基準日の入力ウィンドウ221及び更新ボタン222を有する。
現職基準日の入力ウィンドウ221は、所望する基準日を設定するための入力ウィンドウである。図6に示す例では、「平成22年4月1日」が設定されている。
更新ボタン222は、現職基準日の入力ウィンドウ221を所望の基準日として、当該基準日までの社員の組合せ現職の経歴レコード及び組合せ現職のテーブルレコードを人事データベース30の記憶内容に基づいて生成させる指示入力を行うためのボタンである。
組合せ現職の経歴レコードの生成において、まず、CPU11は、組合せ現職項目に含まれる識別の項目を組合せ現職パラメータ40から取得する。
図7に、図5に示す社員の、図6に示す現職基準日における組合せ現職情報を示す。
図6に示す社員Aは、平成22年4月1日の時点において、役職が「次長」であり、資格が「参事」であり、職種が「シニアM(マネージャ)」である。そして、社員Aの役職が「次長」及び職種が「シニアM」である期間はH19.4.1からの3年0ヶ月であり、資格が「参事」である期間はH18.6.1〜からの3年10ヶ月である。つまり、社員Aが「次長」であり、「参事」であり、かつ「シニアM」である期間は、3年0ヶ月となる。よって、「職種」、「資格」及び「役職」の項目を組合せた「職務スキル現職情報」の組合せ現職項目に対応する社員Aの組合せ現職情報は、「シニアM、参事、かつ次長(シニアM&参事&次長)」である滞留年数(経験期間)が3年0ヶ月であると導かれる。
CPU11は、現職基準日の入力ウィンドウ221に設定された基準日における社員の組合せ現職情報を人事データベース30の記憶内容から取得し、記憶部13の経歴トランザクション50へ書き込む。
図8に、現職項目テーブル35の一例を示す。
現職項目テーブル35は、各項目に含まれる現職名と、各現職名に対して個別に付されたコードとを対応付けるテーブルデータである。例えば、図8に示す現職項目テーブルでは、役職の「次長」に050のコードが付され、「課長」に060のコードが付され、「係長」に070のコードが付されている。同様に、資格の「参事」にA01のコードが付され、「専門」にB01のコードが付され、「主事補」にC01のコードが付されている。また、職種の「PM(プロジェクトマネージャ)」にZ01のコードが付され、「シニアM」にZ02のコードが付されている。図8に示す例では、役職、資格、職種に含まれる一部の現職名に対して付されたコードのみ示しているが、他の項目及び各項目に含まれる現職名についても同様に個別のコードが付されている。現職項目テーブル35は記憶部13に記憶されている。現職項目テーブル35によって対応付けられるコードと現職名の関係は、人事データベース30におけるコードと現職名の対応関係と同一である。
図5に示す社員Aの経歴において最も古い日付であるH10.4.1の時点で、社員Aは、役職が「係長」であり、資格が「主事補」であり、職種が「PM」である。また、図8に示す現職項目テーブルにおいて、「係長」の役職には070のコードが付され、「主事補」の資格にはC01のコードが付され、「PM」の職種にはZ01のコードが付されている。CPU11は、図9に示すように、抽出された人事情報のレコードと現職項目テーブルとを照合し、人事情報のレコードに含まれる項目と対応付けられたコードを取得する。そして、CPU11は、取得されたコードを組合せて組合せ現職の経歴レコードを生成する。つまり、CPU11は、組合せ現職パラメータ設定プログラム21の実行画面において設定された組合せ現職項目に基づいて記憶部13に記憶された人事データベース30を検索し、組合せ現職項目に対応する組合せ現職の経歴レコードを生成する。
「職務スキル現職情報」の組合せ現職項目に含まれる「役職」、「資格」及び「職種」の組合せに対応する社員Aの経歴の組合せである「係長」、「主事補」及び「PM」の各コードの組合せは、「070 C01 Z01」となる。CPU11は、「070 C01 Z01」のコードの組合せを、「係長&主事補&PM」の組合せ現職の経歴レコードとして生成する。
H10.4.1よりも後であって、最も古い社員Aの人事情報は、H12.4.1における「専門(主事)」の資格の付与である。CPU11は、前述と同様に「専門」のコード(B01)を現職項目テーブルから取得する。そして、図11に示すように、「070 B01 Z01」のコードの組合せを、「係長&専門&PM」の組合せ現職の経歴レコードとして生成する。
図11と図12で生成した経歴レコードは、組合せた現職項目の内、1項目でも変化が生じた場合に経歴レコードとして生成することになる。つまり、「役職」、「資格」及び「職種」の組合せは、ひとつの現職項目として存在し、かつその関係は連鎖関係を生みだし管理されることになる。
例えば、図10に示す社員Aの「係長&主事補&PM」の組合せ現職の経歴レコードは、H10.4.1から開始し、その2年後のH12.4.1の時点で「係長&専門&PM」の組合せ現職の経歴レコードに変わることで終了する。つまり、社員Aの「係長&主事補&PM」の組合せ現職の経歴レコードは、H12.4.1の時点で社員Aの経歴に一致しなくなる。CPU11は、各組合せ現職の経歴レコードについて社員の経歴に一致する期間からその社員の各組合せ現職の経歴レコードの滞留年数を算出し、各組合せ現職の経歴レコードと対応付ける。例えば、図10に示す社員Aの「係長&主事補&PM」の組合せ現職の経歴レコードの滞留年数は2年である。
図12に示すように、社員Aは「係長&主事補&PM」である期間がH10.4.1から2年間、「係長&専門&PM」である期間がH12.4.1から2年間、「課長&専門&PM」である機関がH14.4.1から2年2ヶ月、「課長&参事&PM」である期間がH18.6.1から1年10ヶ月、「次長&参事&シニアM」である期間がH19.4.1から3年間である。CPU11は、図12に示す組合せ現職の経歴レコードの内容に対応する経歴トランザクション50を、記憶部13に記憶させる。
経歴トランザクション50は、各レコードが、社員NO、氏名、識別NO、異動日、組合せ現職コード、組合せ現職名及び滞留年数のデータを有する。社員NO、氏名、異動日は人事データベース30における同名のデータに対応する。
識別NOは、組合せ現職パラメータ40に記憶された識別NOと同様であり、その識別NOを有する経歴トランザクション50のレコードが、組合せ現職パラメータ40に記憶された同一の識別NOを付された組合せ活用現職名称の組合せ現職項目に対応するレコードであることを示す。
組合せ現職コードは、組合せ現職の経歴レコードの生成処理において生成されたコードの組合せであり、その組合せは、そのレコードの識別NOを付された組合せ活用現職名称の組合せ現職項目に対応する。組合せ現職名は、組合せ現職の経歴レコードの生成処理において抽出された現職名の組合せであり、その組合せは、そのレコードの識別NOを付された組合せ活用現職名称の組合せ現職項目に対応し、かつ、そのレコードの組合せ現職コードに対応する。
滞留年数は、そのレコードの社員NO及び氏名が示す社員の、そのレコードの組合せ現職コード及び組合せ現職名が示す経歴の経験期間であり、組合せ現職の経歴レコードの生成処理において算出された滞留年数である。
組合せ現職のテーブルレコードの生成にあたり、CPU11は、まず、経歴トランザクション50に記憶された組合せ現職の経歴レコードを読み出す。また、CPU11は、設定された組合せ現職項目を組合せ現職パラメータ40から取得する。次に、CPU11は、組合せ現職パラメータ40から取得した組合せ現職項目に対応する組合せ現職コード及び組合せ現職名を経歴トランザクション50に記憶された組合せ現職の経歴レコードから抽出する。そして、CPU11は、抽出した組合せ現職コード及び組合せ現職名を組合せ現職項目の識別NOと対応付けて記憶部13の組合せ現職項目テーブル60へ記憶させる。
組合せ現職項目テーブル60は、各レコードが、識別NO、組合せ現職コード及び組合せ現職名のデータを有する。
組合せ現職コードと組合せ現職名は、経歴トランザクション50における同名のデータに対応する。識別NOは、そのレコードの組合せ現職コード及び組合せ現職名に対応する組合せ現職項目の識別NOである。例えば、識別NOが「001」であるレコードは、「職務スキル現職情報」に対応する組合せ現職コード及び組合せ現職名である。
図15に、組合せ経歴条件検索・印刷プログラム23の実行画面の一例を示す。
図15に示す実行画面は、個別の社員について組合せ現職項目の経歴レコードの内容を表示、印刷させるための画面(個別指定画面)である。図15に示す画面を含め、各プログラムの実行画面の表示は、表示部15によって行われる。
個別指定画面は、図15に示すように、社員NO入力部101、氏名表示部102、組合せ現職項目選択部103、ソート順選択ボタン104、確定ボタン105、組合せ現職経歴レコード表示部110、印刷ボタン106及び終了ボタン107を有する。
氏名表示部102は、社員NO入力部101に入力された社員NOに対応する社員の氏名を表示する。社員NOと社員の氏名との対応関係は、人事データベース30に基づく。
図16に、組合せ現職項目選択部103による組合せ現職項目の選択時の表示内容の一例を示す。
図16に示すように、組合せ現職項目選択部103に対する入力操作により、ユーザは組合せ現職パラメータ40に記憶された組合せ現職項目からいずれか一つを選択することができる。
確定ボタン105は、社員NO入力部101、組合せ現職項目選択部103及びソート順選択ボタン104に入力された内容に対応する組合せ現職の経歴レコードを表示させるための入力指示を行うためのボタンである。確定ボタン105に対する入力指示が行われると、CPU11は、社員NO入力部101、組合せ現職項目選択部103及びソート順選択ボタン104に入力された条件の内容に基づいて経歴トランザクション50を検索して当該条件に対応するレコードを抽出し、組合せ現職経歴レコード表示部110の表示内容を当該条件に対応した表示内容とする。
異動日表示部111は、図15においてその右側に表示された組合せ現職の経歴が開始した(異動した)日付、即ち異動日を表示する。
組合せ現職コード表示部112は、組合せ現職コードを表示する。
組合せ現職名表示部113は、組合せ現職名を表示する。
滞留年数表示部114は、図15においてその左側に表示された組合せ現職コード及びその下側に表示された組合せ現職名に対応する組合せ現職の滞留年数を表示する。
滞留年数表示メータ115は、図15においてその上側に表示された組合せ現職コード及び組合せ現職名に対応する組合せ現職の滞留年数を四角の数で表示する。本実施形態では、満6ヶ月の滞留年数を有するごとに滞留年数表示メータ115に表示される四角が一つ増える。例えば、1年0ヶ月の滞留年数ならば二つの四角が表示され、2年0ヶ月の滞留年数ならば四つの四角が表示される。
図17に、個別指定画面の印刷出力の一例を示す。
図17に示すように、本実施形態では、個別指定画面の組合せ現職経歴レコード表示部110に組合せ現職の経歴レコードに対応する内容が表示された状態で印刷ボタン106に対する入力操作が行われると、社員NO、氏名、昇順又は降順を示す表示ならびに異動日、組合せ現職名及び滞留年数を含む内容の印刷出力が行われる。
図18に、組合せ検索画面を表示させた場合の組合せ経歴条件検索・印刷プログラム23の実行画面の一例を示す。
組合せ検索画面と個別指定画面との切換は、タブT1、T2に対する入力操作によって行う。本実施形態では、タブT1を選択すると個別指定画面に、タブT2を選択すると組合せ検索画面になる。
組合せ検索画面は、組合せ現職項目選択部121、条件式入力部130、確定ボタン122及び検索結果表示部140を有する。
組合せ現職経歴選択部131は、組合せ現職項目選択部121で選択された組合せ現職項目に対応する組合せ現職名のいずれかを選択可能なプルダウンメニューである。CPU11は、組合せ現職項目選択部121で選択された組合せ現職項目に対応する組合せ現職名を組合せ現職項目テーブル60から取得して組合せ現職経歴選択部131の選択項目として表示させる。
社員NO表示部141は、社員NOを表示する。
氏名表示部142は、社員の氏名を表示する。
組合せ現職コード表示部143は、組合せ現職コードを表示する。
組合せ現職名表示部144は、組合せ現職名を表示する。
滞留年数表示部145は、図18においてその左側に表示された組合せ現職コード及びその下側に表示された組合せ現職名に対応する組合せ現職の滞留年数を表示する。
滞留年数表示メータ146は、図18においてその右側に表示された滞留年数を四角の数で表示する。本実施形態の滞留年数表示メータ146は、図15に示す滞留年数表示メータ115と同様、満6ヶ月の滞留年数を有するごとに滞留年数表示メータ146に表示される四角が一つ増える。
図19に、組合せ検索画面の印刷出力の一例を示す。
図19に示すように、本実施形態では、組合せ検索画面の検索結果表示部140に条件式入力部130に設定された組合せ現職項目に対応する経歴を有する社員として抽出された社員の経歴レコードの内容が表示された状態で印刷ボタン106に対する入力操作が行われると、社員NO、氏名、組合せ現職名及び滞留年数を含む内容の印刷出力が行われる。
図20に、情報処理装置1の処理の全体の流れを示す。
情報処理装置1のCPU11は、組合せ現職パラメータ設定プログラム21による処理(ステップS1)、組合せ現職基準日更新プログラム22による処理(ステップS2)、組合せ経歴条件検索・印刷プログラム23による処理(ステップS3)を順次行う。
CPU11は、図3に示すように、組合せ現職パラメータ設定プログラム21の実行画面を表示部15に表示させる(ステップS11)。その後、当該実行画面に対してユーザによる入力操作が行われることによって組合せ現職項目の項目選択及び組合せ活用現職名称の入力がなされ、(ステップS12)、登録ボタン216に対する入力操作が行われると、CPU11は記憶部13の記憶領域に記憶された組合せ現職パラメータ40に組合せ現職項目の設定を行う(ステップS13)。
CPU11は、図6に示すように、現職基準日更新プログラム22の実行画面を表示部15に表示させる(ステップS21)。その後、当該実行画面に対してユーザによる入力操作が行われることによって、現職基準日の入力ウィンドウ221に基準日の入力がなされ、(ステップS22)、更新ボタン222に対する入力操作が行われると、CPU11は、組合せ現職項目に含まれる識別の項目を記憶部13の記憶領域に記憶された組合せ現職パラメータ40から取得する(ステップS23)。次に、CPU11は、現職基準日の入力ウィンドウ221に設定された基準日における社員の組合せ現職情報を記憶部13に記憶された人事データベース30の記憶内容から取得する。(ステップS24)そして、CPU11は、ステップS24で取得した組合せ現職情報を記憶部13の記憶領域に記憶された経歴トランザクション50へ書き込む(ステップS25)。その後、CPU11は、組合せ現職の経歴レコード生成処理(ステップS26)、組合せ現職のテーブルレコード生成処理(ステップS27)を順次行う。
CPU11は、まず、組合せ現職項目に含まれる識別の項目を記憶部13の記憶領域に記憶された組合せ現職パラメータ40から取得する(ステップS31)。また、CPU11は、記憶部13に記憶された人事データベース30の記憶内容を取得する(ステップS32)。また、CPU11は、記憶部13の記憶領域に記憶された現職項目テーブル35を読み出す(ステップS33)。
次に、CPU11は、社員の人事情報について、人事データベース30の記憶内容のうち古い日付の内容から順に検索して組合せ現職項目に含まれる項目に対応する人事情報のレコードを抽出する(ステップS34)。そして、CPU11は、ステップS34で抽出したレコードと現職項目テーブル35とを照合して現職名及びそのコードを取得する(ステップS35)。次に、CPU11は、ステップS34で照合した現職名が全てステップS24で取得した組合せ現職情報に含まれる現職名と一致するか否か判定する(ステップS36)。ステップS34で照合した現職名が全てステップS24で取得した組合せ現職情報に含まれる現職名と一つでも一致しない場合(ステップS36:NO)、CPU11は、ステップS34で照合した現職名を組合せて組合せ現職名を生成し、ステップS34で照合したコードを組合せて組合せ現職コードを生成する(ステップS37)。次に、CPU11は、ステップS37で生成した組合せ現職名及び組合せ現職コードの組合せの滞留年数を算出する(ステップS38)。次に、CPU11は、ステップS37で生成した組合せ現職名及び組合せ現職コードと、ステップS38で生成した滞留年数とを対応付けて組合せ現職の経歴レコードとして記憶部13の記憶領域に記憶された経歴トランザクション50に書き込む(ステップS39)。その後、ステップS34の処理に戻り、CPU11は次に古い日付のレコードを抽出する。
ステップS34で照合した現職名が全てステップS24で取得した組合せ現職情報に含まれる現職名と一致すると(ステップS36:YES)、組合せ現職の経歴レコード生成処理は終了する。
CPU11は、記憶部13の経歴トランザクション50に記憶された組合せ現職の経歴レコードを読み出す(ステップS41)。また、CPU11は、設定された組合せ現職項目を組合せ現職パラメータ40から取得する(ステップS42)。次に、CPU11は、記憶部13の記憶領域に記憶された組合せ現職パラメータ40から取得した組合せ現職項目に対応する組合せ現職コード及び組合せ現職名を経歴トランザクション50に記憶された組合せ現職の経歴レコードから抽出する(ステップS43)。そして、CPU11は、抽出した組合せ現職コード及び組合せ現職名を組合せ現職項目の識別NOと対応付けて組合せ現職項目テーブル60へ記憶させる(ステップS44)。次に、CPU11は、経歴トランザクション50に記憶された全ての組合せ現職の経歴レコードについて、組合せ現職パラメータ40から取得した組合せ現職項目に対応する組合せ現職コード及び組合せ現職名を組合せ現職の経歴レコードから抽出する処理を終了したか否かを判定し(ステップS45)、終了していない場合(ステップS45:NO)、ステップS41の処理へ戻る。ステップS45において、経歴トランザクション50に記憶された全ての組合せ現職の経歴レコードについて、組合せ現職パラメータ40から取得した組合せ現職項目に対応する組合せ現職コード及び組合せ現職名を組合せ現職の経歴レコードから抽出する処理を終了した場合(ステップS45:YES)、組合せ現職のテーブルレコード生成処理は終了する。
CPU11は、図15に示すように、組合せ経歴条件検索・印刷プログラム23の実行画面を表示部15に表示させる(ステップS51)。その後、ユーザによって検索条件の入力及び検索実行指示がなされると(ステップS52)、CPU11は、ステップS52で入力された検索条件に応じた画面表示を行う(ステップS53)。その後、印刷ボタン106に対する入力(印刷指示)があった場合(ステップS54:YES)、CPU11は、印刷部16による印刷出力を行う(ステップS55)。その後、終了ボタン107に対する入力(終了指示)により(ステップS56)、CPU11は、処理を終了する。
これによって、複数の項目の組合せパターンとして機能する組合せ現職項目を任意に設定し、組合せ現職項目に基づいて人事情報を容易に取り扱うことができるので、複数の項目の組合せに基づく多様な視点から人事情報を分析することができ、優秀な人材を抽出する大きな助けとなる。
例えば、前述の実施形態では、CPU11が人事情報処理アプリケーション20の各プログラムを読み出して処理することにより、組合せ現職項目及びその名称の設定、組合せ現職の経歴レコードの生成、組合せ現職の経歴レコードの検索条件の設定及びその出力等の各種処理を行っているが、CPU11の処理に代えて各処理を行うための専用のハードウェアを設けてもよい。
12 RAM
13 記憶部
14 入力部
15 表示部
16 印刷部
20 人事情報処理アプリケーション
21 現職パラメータ設定プログラム
22 現職基準日更新プログラム
23 経歴条件検索・印刷プログラム
30 人事データベース
35 現職項目テーブル
40 現職パラメータ
50 経歴トランザクション
60 組合せ現職項目テーブル
Claims (6)
- 社員に関する複数の項目の人事情報を記憶する記憶部と、
前記人事情報の複数の項目を組合せた組合せパターンを設定する設定部と、
前記組合せパターンに基づいて前記記憶部に記憶された人事情報を検索し、前記組合せパターンに対応する社員の経歴を表すレコードを生成する制御部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記制御部は、前記レコードが示す経歴ごとにその経歴の経験期間を算出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記設定部は、設定された前記組合せパターンに対して任意の名称を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
- 前記レコードを出力する出力部を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記設定部は、前記組合せパターンに対応する経歴を設定し、
前記制御部は、前記組合せパターンに対応する経歴に基づいて前記記憶部に記憶された前記レコードを検索し、当該組合せパターンに対応する経歴を有する社員を抽出することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - コンピュータを、
社員に関する複数の項目の人事情報を記憶する記憶部、
前記人事情報の複数の項目を組合せた組合せパターンを設定する設定部、
前記組合せパターンに基づいて前記記憶部に記憶された人事情報を検索し、前記組合せパターンに対応する社員の経歴を表すレコードを生成する制御部、
として機能させるためのプログラム。
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