JP2011208488A - 通線具セット - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送、保管効率を低下させることなくドア体への組み付け状態での施工現場への搬入を可能にする通線具セットの提供。
【解決手段】面板部3aにおいてドア体1に固定され、ドア内配線をドア体1外に引き出す通線開口3bを提供するドア側通線具3と、ドア枠部に固定され、枠部通過配線をドア枠部外に引き出す通線開口を提供する枠側通線具6とを有し、ドア側通線具3には一部、または全部がドア側通線具3の通線開口3bから挿入されてドア側通線具3の面板部3a後方に位置する保管姿勢でドア側通線具3に対して脱離自在に連結可能としたことで全体の荷姿を小型化することが可能になり、保管、搬送効率を向上させることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、ドア内配線とドア枠部側の配線を接続する際に使用する通線具セットに関するものである。
ドア体内部の配線をドア体から引き出してドア枠部側の配線に接続する際に使用される通線具セットとしては、特許文献1に記載のものが知られている。この従来例において、通線具セットは、ドア体の回転基端側端面とドア枠の対向端面とに固定される一対のケースとを有して構成される。
ケース間は保護部材により連結されており、両端がドア内配線と枠内の配線に連結される電線が保護部材内部に挿通される。
実公平6-34531号公報
しかし、上述した従来例は一対のケースが分離不能で、かつ、相互の位置関係が定まらないために、例えば、一方のケースをドア体に固定した状態においても他方の位置が決定されない。この結果、搬送、保管時にぶらついたケースがドア体等に衝接して傷を付ける等の虞があるために、効率的な搬送、保管が困難であるという欠点がある。
この問題を解決するためには、通線具セットをドア体とは別に施工現場に搬送し、施工現場でドア体に固定することも可能であるが、この場合、ドア内配線への結線等、面倒で細かい作業を施工現場で行う必要が生じ、施工効率の低下を惹起する。
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、搬送、保管効率を低下させることなくドア体への組み付け状態での施工現場への搬入を可能にする通線具セットの提供を目的とする。また、本発明の他の目的は、上記通線具セットを使用することにより設置効率を向上させた電気錠組み付けドアの提供にある。
通線具セット(A)は、
面板部3aにおいてドア体1に固定され、ドア内配線2をドア体1外に引き出す通線開口3bを提供するドア側通線具3と、
ドア枠部4に固定され、枠部通過配線5をドア枠部4外に引き出す通線開口6aを提供する枠側通線具6とを有して構成され、ドア側通線具3には、枠側通線具6を着脱自在に連結する連結手段14が設けられる。
ドア側通線具3に枠側通線具6の連結手段14を設けることによって、枠側通線具6はドア側通線具3に対して所定の保管姿勢に保持されるために、ドア体1にドア側通線具3を固定した状態であっても、枠側通線具6が不用意にぶらついて他部品に傷を付けることがなくなる。この結果、予めドア側通線具3をドア体1に組み込んでおいて施工現場に搬入する工順を取ることができ、現場での施工作業性を向上させることができる。
また、通線具セット(A)は、
面板部3aにおいてドア体1に固定され、ドア内配線2をドア体1外に引き出す通線開口3bを提供するドア側通線具3と、
ドア枠部4に固定され、枠部通過配線5をドア枠部4外に引き出す通線開口6aを提供する枠側通線具6とを有し、
前記枠側通線具6は、一部、または全部がドア側通線具3の通線開口3bから挿入されて該ドア側通線具3の面板部3a後方に位置する保管姿勢でドア側通線具3に対して脱離自在に連結可能に形成することができる。
枠側通線具6の一部、または全部をドア体1内に収容することによって、ドア体1内部を枠側通線具6の収容スペースとして利用することができるために、枠側通線具6をドア体1から突出することなく、あるいはドア体1からの突出寸法を小さくしてドア体1に保持することができる。この結果、全体の荷姿を小型化することが可能になり、保管、搬送効率を向上させることができる。
また、通線具セット(A)には、
ドア側通線具3と枠側通線具6の通線開口3b、6aを挿通し、両端にドア内配線2、および枠部通過配線5にプラグイン接続されるコネクタ7、7’が固定された導電ケーブル8を含めることができる。
この場合、ドア内配線2への接続、あるいは施工現場での枠部通過配線5への接続はコネクタ7、7’を対応するコネクタにプラグイン接続するだけで完了するために、作業性が向上する。
さらに、枠側通線具6には、枠部通過配線5に接続される外部接続コネクタ5aがプラグイン接続されるコネクタ7を保持するコネクタ保持部20を形成することが可能であり、コネクタ保持部20にコネクタ7を保持することによって、コネクタ7が不用意にぶらつくことがなく、保管、搬送効率がより向上する。
コネクタ保持部20は、コネクタ7を脱離不能に取り付けるものであっても、あるいは搬送時等にのみコネクタ7のブラ付きを防止するために仮保持するものであっても、さらには、例えば、ドア枠部4の状態によって恒久的なコネクタ7の固定手段として利用するものであってもよい。
この場合、前記コネクタ保持部20は、前記コネクタ7を脱離可能に保持可能で、かつ、保持したコネクタ7への外部接続コネクタ5aの挿入操作力を受けるコネクタ支承部21を備える通線具セットを構成すると、恒久的にコネクタ7をコネクタ保持部20に保持して使用するときには、コネクタ保持部20に装着した状態のコネクタ7に直接外部接続コネクタ5aを押し付けて装着することができ、このような使用が不要な場合には、コネクタ7を取り外すこともできるために、汎用性が向上する。
また、通線具セット(A)は、
前記枠側通線具6は、上下いずれか一端部を先頭にしてドア側通線具3の通線開口3bを通過させ、ドア側通線具3に対して交差する保管姿勢でドア側通線具3に連結されるように構成することができる。
このように構成することによって、通線具間に導電ケーブル8を挿通させた状態であっても、導電ケーブル8にねじり等の不適正な変形を与えることなく、枠側通線具6を保管姿勢に保持することが可能になる。
さらに、
電気錠9を組み付けたドア体1と、
ドア体1に固定されるドア側通線具3と、
電気錠9のドア内配線2に接続されてドア側通線具3に開設された通線開口3bからドア体1外に引き出され、該ドア体1が装着されるドア枠部4を挿通する枠部通過配線5にプラグイン接続されるコネクタ7を一端に固定した導電ケーブル8と、
前記ドア枠部4に固定可能で、前記ドア側通線具3に脱離自在に連結可能な枠側通線具6と、
を有する電気錠組み付けドア(B)を構成した場合、施工現場に電気錠組み付けドア(B)を搬入してドア枠部4に連結した後、枠側通線具6を取り出してコネクタ7を使用して枠部通過配線5にプラグインし、さらに、枠側通線具6をドア枠部4に固定するだけで布線操作も含めた全作業を完了させることができる。
本発明によれば、搬送、保管効率を低下させることなくドア体への組み付け状態での施工現場への搬入を可能にすることができる。
本発明を示す図で、(a)はドア体を建物躯体に組み付けた状態を示す正面図、(b)は(a)の1B線断面図である。 通線具セット(A)の使用状態を示す図で、(a)は図1(a)の2A部拡大断面図、(b)は図2(a)の2B部拡大図である。 ドア側通線具を示す図で、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図、(d)は正面方向から見た斜視図、(e)は背面方向から見た斜視図である。 枠側通線具を示す図で、(a)は背面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は正面方向から見た斜視図、(e)は背面方向から見た斜視図である。 電気錠組み付けドアの要部を示す図で、(a)は断面図、(b)、(c)は通線具の収まりを示す斜視図である。 電気錠組み付けドアの要部を示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)の6B-6B線断面図である。 ドア枠部への枠側通線具の取付け状態を示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)の7B-7B線断面図である。 本発明の他の実施の形態を示す図で、(a)は断面図、(b)は側面図、(c)は正面方向から見た斜視図である。 ドア側通線具を示す図で、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図、(d)は正面方向から見た斜視図、(e)は背面方向から見た斜視図である。 図9のドア側通線具とともに使用する枠側通線具を示す図で、(a)は背面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は正面方向から見た斜視図、(e)は背面方向から見た斜視図である。 ドア、およびドア枠部への固定状態を示す図で、(a)は側面図、(b)は(a)の11B方向矢視図である。
図1、2に本発明による電気錠組み付けドア(B)を建物躯体に取り付けた状態を示す。図1(a)に示すように、電気錠組み付けドア(B)は、ドア体1と、ドア体1に固定される電気錠9を備え、ドア体1内には、電気錠9への給電のためのドア内配線2が布線される。
ドア内配線2は、導電ケーブル8を介してドア枠部4内を通過する配線に接続され、商用電源コンセントに接続される。電気錠9は、制御部が組み込まれた自立型の錠装置で、給電状態での施解錠操作によりデッドボルト10が施解錠位置間で駆動される。なお、電気錠9は、制御部が別途用意される被制御駆動型のものでもよく、この場合、ドア内配線2に信号線が含まれる。
Aは通線具セットで、ドア側通線具3と枠側通線具6とを含む。上記ドア側通線具3はドア体1の回転基端側端面に固定されて使用されるのに対し、枠側通線具6は閉扉状態でドア側通線具3に正対するようにドア枠部4に固定されて使用され、双方、金属板に折り曲げ加工を施して形成される。
図3に示すように、ドア側通線具3は、側面視台形状のフード部3cと、フード部3cの正面(以下、本明細書において、ドア体1、あるいはドア枠部4に固定した状態を基準として、ドア体1、あるいはドア枠部4の表面側を「正面」、「前方」とし反対方を「背面」、「後方」とする。)に配置される上下2枚の面板部3a、3aとを有し、フード部3cをドア体1の端面に開設された装着開口1a(図1(b)参照)に嵌合させた状態で各面板部3aに設けたビス貫通孔3dからねじ込まれる図外のビスを使用してドア体1に固定される。
上記フード部3cの正面に向けた開口は、上方に位置する面板部3aに一部閉塞されて残余の開口が通線開口3bとして使用され、さらに、フード部3cは底面から背面下端部に至るまでの間が開放されて通線具受容口11として使用される。この通線具受容口11の上端縁には、下方に向けて押さえ片12が折り返されるとともに、通線具受容口11の下端部にはネジ孔13aを備えるネジ受け舌片13が形成される。
さらに、フード部3cの天井壁には、ケーブル引き出し孔3eが開設されるとともに、フード部3cの両側壁には、各側壁の前端縁を基端とし、後下がり姿勢で斜め後方に延びる係止スリット14が形成される。
一方、枠側通線具6は、図4に示すように、正面に開口したフード部6bと、フード部6bの開口上部を閉塞し、さらに上方に延びる面板部6dと、フード部6bの下端から下方に延びる差し込み片6cとを有する。フード部6b、および面板部6dの幅寸法は、上記ドア側通線具3の通線開口3bの幅寸法に比してやや小寸に形成されており、面板部6dの上端部には、ドア側通線具3の通線開口3bの幅寸法に比して幅広のストッパ部15が形成される。
差し込み片6cは、面板部6dに対して平行で、かつ、面板部6dからやや後方に偏位して配置されており、枠側通線具6のドア枠部4への固定は、図2(b)に示すように、差し込み片6c正面壁をドア枠部4の内壁面に当接させた状態で差し込み片6cをドア枠部4の装着開口4aに挿入するとともに、ドア枠部4の装着開口4aにフード部6bを嵌合させた後、面板部6dを固定して行われる。
枠側通線具6の差し込み片6cを受容するために、ドア枠部4には図7に示すように、装着開口4aの下端縁から内方に折り返される折り返し部4bに差し込み片受容孔4cが開設される。
また、枠側通線具6の面板部6dの固定は、ビス貫通孔6eを貫通するビス19が使用される。後述するように、枠側通線具6を止着によりドア側通線具3に止着して仮保持する場合、止着用のビス19が流用される。
また、フード部6bの天井壁にはケーブル引き出し孔6fが開設されるとともに、フード部6bの背面上部には透孔16aを備えるネジ受け舌片16が形成される。ネジ受け舌片16は、枠側通線具6を図5に示す保持姿勢に保持した状態でドア側通線具3のネジ受け舌片13に正対する位置に形成される。
さらに、枠側通線具6のフード部6bの側壁部は前方に張り出されて覆い片17とされる。図2に示すように、覆い片17は、枠側通線具6をドア枠部4に固定した状態で、ドア体1とドア枠部4の間隙を閉塞して後述する導電ケーブル8等の目視を妨げる。
また、この実施の形態において、通線具セット(A)には、図2に示すように、導電ケーブル8と、この導電ケーブル8が挿通する保護部材18が含まれる。導電ケーブル8は、ドア側、および枠側通線具3、6の通線開口3b、6aを通って各々のフード部3c、6bに導かれた後、ケーブル引き出し孔3e、6fから通線具3、6外部に引き出され、導電ケーブル8の両端にはコネクタ7、7’が固定される。
保護部材18は導電ケーブル8を保護するために設けられる可撓性を有する筒状部材であり、図2(a)に示すように、合成樹脂材によるチューブ体として形成することも、あるいは図2(b)に示すように、コイルスプリング状に形成することもできる。
以上のように構成される通線具セット(A)は、電気錠9が組み込まれたドア体1に固定しておくことによって電気錠組み付けドア(B)として施工現場に搬入することができる。電気錠組み付けドア(B)の状態において、導電ケーブル8のドア側コネクタ7’はドア体1内に布線されるドア内配線2に連結されており、さらに、ドア体1には導電ケーブル8を介して枠側通線具6が連結されているために、施工現場において導電ケーブル8のコネクタ7を枠部通過配線5の外部接続コネクタ5aをプラグイン接続した後、枠側通線具6をドア枠部4に固定し、さらに、電気錠組み付けドア(B)をドア枠部4に装着するだけで施工が完了する。
図5、6に示すように、ドア体1に脱離不能に連結している枠側通線具6は、搬送時において、ドア側通線具3の通線開口3bから挿入されてドア体1内に保持される。枠側通線具6の保持は、該枠側通線具6のストッパ部15をドア側通線具3の係止スリット14に嵌合して行われる。搬送時等における飛び出しの危険がある場合、例えば、ドア側通線具3の通線開口3bを粘着テープ等で閉塞すれば足りるが、より安全を期すために、ネジ受け舌片13、16同士をビス19により相互に連結してもよい。この場合、ビス19は、枠側通線具6をドア枠部4に止着する際のビス19に転用することが可能であり、このようにすると、枠側通線具6を連結するためのビス19を別途管理する必要がなくなるために、ビス19の散逸を防止することができる上に、取付け用部品がすべて電気錠組み付けドアBの連結部品として組み込まれるために、同梱部品を別途箱等に入れて管理することが不要となる。
図5(a)に示すように、保持された枠側通線具6はドア体1内に対する移動を規制されるために、搬送、保管時に枠側通線具6が妄りに移動して邪魔になり、あるいはドア体1に衝接してドア体1に傷を付けることが完全に防止される。また、保持状態において、枠側通線具6はドア体1内に完全に収容されてドア体1端面から突出することがないために、ドア体1を保管するためのスペースが増えることがなく、さらに、保管、搬送時に隣接する他のドア体1に衝接して傷を付けることが完全に防がれる。
さらに、枠側通線具6をドア体1内に挿入する際の屈曲された導電ケーブル8、あるいは保護部材は、押さえ片12により屈曲方向がガイドされるために、導電ケーブル8等が過少な曲率で曲げられて断線したり、あるいは保護部材の連結部に脱離方向の負荷が加わって保護部材が脱離する等の不具合が解消される。
図8以下に本発明の他の実施の形態を示す。なお、本実施の形態において、上述した実施の形態と実質的に同一の構成要素は、図中に同一符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、この実施の形態における通線具セットは、ドア側通線具3と、枠側通線具6とを有し、枠側通線具6にコネクタ保持部20が設けられる。
ドア側通線具3は、上述した実施の形態と同様に、フード部3cの正面に配置される上下2枚の面板部3a、3aとを有して形成され、面板部3aに設けたビス貫通孔3dからねじ込まれる図外のビスを使用してドア体1に固定される。また、ドア側通線具3の正面に開口する通線開口3bは背面方向上方に向けて開放されるケーブル引き出し孔3eと、下方に向けて開放される通線具受容口11とに連通しており、通線開口3bから引き込まれた導電ケーブル8は、ケーブル引き出し孔3eから引き出された後、ドア内配線2に接続される(図1参照)。
一方、枠側通線具6は、覆い片17を備えたフード部6bのの正面に上下2枚の面板部6dを配置して形成され、面板部6dに設けたビス貫通孔6eからねじ込まれる図外のビスを使用してドア枠部4に固定される。また、枠側通線具6の正面に開口する通線開口6aは背面方向上方に向けて開放されるケーブル引き出し孔6fに連通しており、通線開口6fから引き込まれた導電ケーブル8は、ケーブル引き出し孔6fから引き出された後、枠部通過配線5に接続される。
枠部通過配線5との接続は、導電ケーブル8の一端に固定したコネクタ7と、枠部通過配線5の一端に固定した外部接続コネクタ5aとをプラグイン接続することにより行われ、枠側通線具6の背面部壁面には、コネクタ7を保持するためのコネクタ保持部20が形成される。
コネクタ7は、コネクタ保持部20に形成された弾発係止部22に弾発的に係止して着脱自在に保持される。この実施の形態において、弾発係止部22は、コネクタ7に弾発係止する一対の係止爪22aを対向配置して形成され、コネクタ7を押し付けると、係止爪22aが一旦弾性的に撓んだ後、原位置に復帰し、コネクタ7に係止する。
さらに、コネクタ保持部20には、コネクタ支承部21が形成される。コネクタ支承部21は、コネクタ7を保持した状態で外部接続コネクタ5aをプラグインする際の操作力(図10(a)における矢印F)に対抗可能な位置に配置される。
したがってこの実施の形態において、搬送時等においては、図8に示すように、予めコネクタ7をコネクタ保持部20に係止させた状態で、枠側通線具6を下方を先頭にしてドア側通線具3の通線具受容口11から挿入し、ストッパ部15を係止スリット14に係止させると、枠側通線具6をドア側通線具3の面板部3a表面から突出させることなく、かつ、不用意にぐらつくことなく連結させることができる。
この状態で、図8(a)に示すように、導電ケーブル8にねじれ等が発生することがなくなるために、ねじれ等による断線も確実に防止することができる。
上述した実施の形態と同様に、通線具セット(A)はこの状態でドア体1とともに施工現場に搬送したり、あるいは予めドア体1に組み込んで電気錠組み付けドア(B)として搬送することが可能であり、ドア枠部4への装着は、図8(a)において矢印A方向に枠側通線具6を引き出した後、外部接続コネクタ5aをコネクタ7に接続し、ドア枠部4に固定すればよい。
なお、外部接続コネクタ5aの接続は、一旦枠側通線具6をドア側通線具3から取り外した状態で行うことができ、外部接続コネクタ5aの接続に際し、コネクタ保持部20にはコネクタ支承部21が設けられているために、挿入操作時のコネクタ7の脱落等を確実に防止することができる。
さらに、コネクタ7はコネクタ保持部20から脱離することが可能であるために、枠部通過配線5の余長が少ない場合等には、一旦コネクタ7をコネクタ保持部20から取り外してコネクタ7に外部接続コネクタ5aを接続し、枠側通線具6をドア枠部4に固定することもできる。
また、以上において、コネクタ7の外部接続コネクタ5aの挿入方向を下方に設定した場合を示したが、上向きに設定することも可能である。このように、コネクタ7の挿入開口を上方に向けると、ドア枠部4の上部から配線されることの多い枠部通過配線5は、一旦屈曲することなく直接コネクタ7に連結させることが可能になり、枠部通過配線5に余分な負荷を与えることがなくなる。
(付記)
(付記1)
面板部においてドア体に固定され、ドア内配線をドア体外に引き出す通線開口を提供するドア側通線具と、
ドア枠部に固定され、枠部通過配線をドア枠部外に引き出す通線開口を提供する枠側通線具とを有し、
前記ドア側通線具には、枠側通線具を着脱自在に連結する連結手段が設けられる通線具セット。
(付記2)
面板部においてドア体に固定され、ドア内配線をドア体外に引き出す通線開口を提供するドア側通線具と、
ドア枠部に固定され、枠部通過配線をドア枠部外に引き出す通線開口を提供する枠側通線具とを有し、
前記枠側通線具は、一部、または全部がドア側通線具の通線開口から挿入されて該ドア側通線具の面板部後方に位置する保管姿勢でドア側通線具に対して脱離自在に連結可能な通線具セット。
(付記3)
前記ドア側通線具と枠側通線具の通線開口を挿通し、両端にドア内配線、および枠部通過配線にプラグイン接続されるコネクタが固定された導電ケーブルを備えた付記1または2記載の通線具セット。
(付記4)
前記枠側通線具には、前記枠部通過配線に接続される外部接続コネクタがプラグイン接続されるコネクタを保持するコネクタ保持部が形成される付記3記載の通線具セット。
(付記5)
前記コネクタ保持部は、前記コネクタを脱離可能に保持可能で、かつ、保持したコネクタへの外部接続コネクタの挿入操作力を受けるコネクタ支承部を備える付記4記載の通線具セット。
(付記6)
前記コネクタ保持部は、コネクタを弾発係止可能に形成される付記4または5記載の通線具セット。
(付記7)
前記枠側通線具は、上下いずれか一端部を先頭にしてドア側通線具の通線開口を通過させ、ドア側通線具に対して交差する保管姿勢でドア側通線具に連結される付記1から6のいずれかに記載の通線具セット。
(付記8)
電気錠を組み付けたドア体と、
ドア体に固定されるドア側通線具と、
電気錠のドア内配線に接続されてドア側通線具に開設された通線開口からドア体外に引き出され、該ドア体が装着されるドア枠部を挿通する枠部通過配線にプラグイン接続されるコネクタを一端に固定した導電ケーブルと、
前記ドア枠部に固定可能で、前記ドア側通線具に脱離自在に連結可能な枠側通線具と、
を有する電気錠組み付けドア。
(付記9)
前記枠側通線具には、前記枠部通過配線に接続される外部接続コネクタがプラグイン接続されるコネクタが保持される付記8記載の通線具セット。
(付記10)
前記枠側通線具は、上下いずれか一端部を先頭にしてドア側通線具の通線開口を通過させて全体がドア体内に格納される付記9記載の電気錠組み付けドア。
(付記11)
前記枠側通線具は、ドア枠部への連結作業時に使用する止着子を利用してドア側通線具に連結される付記8、9または10記載の電気錠組み付けドア。
1 ドア体
2 ドア内配線
3 ドア側通線具
3a 面板部
3b 通線開口
4 ドア枠部
5 枠部通過配線
5a 外部接続コネクタ
6 枠側通線具
6a 通線開口
7、7’ コネクタ
8 導電ケーブル
9 電気錠
20 コネクタ保持部
21 コネクタ支承部
A 通線具セット
B 電気錠組み付けドア

Claims (10)

  1. 面板部においてドア体に固定され、ドア内配線をドア体外に引き出す通線開口を提供するドア側通線具と、
    ドア枠部に固定され、枠部通過配線をドア枠部外に引き出す通線開口を提供する枠側通線具とを有し、
    前記ドア側通線具には、枠側通線具を着脱自在に連結する連結手段が設けられる通線具セット。
  2. 面板部においてドア体に固定され、ドア内配線をドア体外に引き出す通線開口を提供するドア側通線具と、
    ドア枠部に固定され、枠部通過配線をドア枠部外に引き出す通線開口を提供する枠側通線具とを有し、
    前記枠側通線具は、一部、または全部がドア側通線具の通線開口から挿入されて該ドア側通線具の面板部後方に位置する保管姿勢でドア側通線具に対して脱離自在に連結可能な通線具セット。
  3. 前記ドア側通線具と枠側通線具の通線開口を挿通し、両端にドア内配線、および枠部通過配線にプラグイン接続されるコネクタが固定された導電ケーブルを備えた請求項1または2記載の通線具セット。
  4. 前記枠側通線具には、前記枠部通過配線に接続される外部接続コネクタがプラグイン接続されるコネクタを保持するコネクタ保持部が形成される請求項3記載の通線具セット。
  5. 前記コネクタ保持部は、前記コネクタを脱離可能に保持可能で、かつ、保持したコネクタへの外部接続コネクタの挿入操作力を受けるコネクタ支承部を備える請求項4記載の通線具セット。
  6. 前記コネクタ保持部は、コネクタを弾発係止可能に形成される請求項4または5記載の通線具セット。
  7. 前記枠側通線具は、上下いずれか一端部を先頭にしてドア側通線具の通線開口を通過させ、ドア側通線具に対して交差する保管姿勢でドア側通線具に連結される請求項1から6のいずれかに記載の通線具セット。
  8. 電気錠を組み付けたドア体と、
    ドア体に固定されるドア側通線具と、
    電気錠のドア内配線に接続されてドア側通線具に開設された通線開口からドア体外に引き出され、該ドア体が装着されるドア枠部を挿通する枠部通過配線にプラグイン接続されるコネクタを一端に固定した導電ケーブルと、
    前記ドア枠部に固定可能で、前記ドア側通線具に脱離自在に連結可能な枠側通線具と、
    を有する電気錠組み付けドア。
  9. 前記枠側通線具には、前記枠部通過配線に接続される外部接続コネクタがプラグイン接続されるコネクタが保持される請求項8記載の通線具セット。
  10. 前記枠側通線具は、上下いずれか一端部を先頭にしてドア側通線具の通線開口を通過させて全体がドア体内に格納される請求項9記載の電気錠組み付けドア。
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