JP2011204916A - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画素間のコンタクト抵抗のばらつきを抑え、均質な画像を撮像することができる固体撮像装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係る固体撮像装置1は、入射光を信号電荷に変換するフォトダイオード(光電変換部)10と、フォトダイオード10からの信号電荷を読み出して転送する転送トランジスタ3Aと、半導体基板2に形成され、転送トランジスタ3Aにより転送された信号電荷を蓄積する浮遊拡散層7Aと、浮遊拡散層7A上の一部に形成されたシリサイド層8Aと、シリサイド層8Aに接続されたコンタクトプラグ6とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像装置およびその製造方法に関する。
シリコンと金属を高温で反応させると、抵抗率が低く、耐熱性及び耐酸化性に優れたシリサイドが形成される。そのようなシリサイドを金属配線のコンタクトの底部に形成した固体撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この固体撮像装置は、半導体基板と、入射光を信号電荷に変換する光電変換部と、光電変換部から信号電荷を読み出して転送する転送トランジスタと、半導体基板に形成され、転送トランジスタにより転送された信号電荷を一時的に蓄積する浮遊拡散層と、浮遊拡散層に一時的に蓄積された信号電荷を増幅する増幅トランジスタとを有し、浮遊拡散層の高濃度領域上、増幅トランジスタに属するソース/ドレイン拡散層の高濃度領域上および各トランジスタのゲート電極上にそれぞれシリサイド層を形成し、それらのシリサイド層にコンタクトを接続している。
特開2004−304012号公報
画素間のコンタクト抵抗のばらつきを抑え、均質な画像を撮像することができる固体撮像装置およびその製造方法を提供することにある。
本発明の一態様は、半導体基板と、入射光を信号電荷に変換する光電変換部と、前記光電変換部から前記信号電荷を読み出して転送する転送トランジスタと、前記半導体基板に形成され、前記転送トランジスタにより転送された前記信号電荷を蓄積する浮遊拡散層と、前記浮遊拡散層の一部に形成された第1のシリサイド層と、を備えた固体撮像装置を提供する。
本発明の他の態様は、半導体基板上に、入射光を信号電荷に変換する光電変換部、前記光電変換部から前記信号電荷を読み出して転送する転送トランジスタ、および前記転送トランジスタにより転送された前記信号電荷を蓄積する浮遊拡散層を形成し、前記半導体基板及び前記浮遊拡散層上に絶縁膜を形成し、前記浮遊拡散層上の前記絶縁膜の一部を除去し、除去された前記絶縁膜の位置に対応した前記浮遊拡散層の一部にシリサイドを形成する工程を含む固体撮像装置の製造方法を提供する。
画素間のコンタクト抵抗のばらつきを抑え、均質な画像を撮像することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る固体撮像装置の概略の構成を示す断面図である。 図2A(a)、(b)は、本発明の実施の形態に係る固体撮像装置1の製造工程の一例を示す断面図である。 図2B(c)、(d)は、本発明の実施の形態に係る固体撮像装置1の製造工程の一例を示す断面図である。 図3は、本実施の形態と比較例1におけるコンタクト抵抗値を示すグラフである。 図4は、本実施の形態に係る固体撮像装置の概略の構成を示す平面図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る固体撮像装置の概略の構成を示す断面図である。
この固体撮像装置1は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサであり、同図中左側部分は撮像画素領域1aを示し、右側部分は周辺回路領域1bを示す。
撮像画素領域1aには、入射光を信号電荷に変換する光電変換部としてのフォトダイオード10と、フォトダイオード10から信号電荷を読み出して転送する転送トランジスタ3Aと、転送トランジスタ3Aにより転送された信号電荷を一時的に蓄積する浮遊拡散層7Aと、浮遊拡散層7Aに一時的に蓄積された信号電荷をリセットするリセットトランジスタ3Bと、浮遊拡散層7Aに一時的に蓄積された信号電荷を増幅する増幅トランジスタ3Cとによって構成された複数の画素がマトリックス状に配列されている。
周辺回路領域1bには、撮像画素領域1aの各画素から出力された信号を処理するトランジスタ(以下「周辺回路用トランジスタ」という。)3D等が設けられている。
また、固体撮像装置1は、半導体基板2と、半導体基板2上に形成された上記各トランジスタ3A〜3Dと、トランジスタ3A〜3Cの上面および両側面を覆うシリサイドブロック膜4aと、シリサイドブロック膜4aの上面とトランジスタ3Dの上面および両側面を覆うライナー膜4cと、ライナー膜4c上に形成された層間絶縁膜5と、浮遊拡散層7A、ソース/ドレイン拡散層7B〜7Eに接続されたコンタクトプラグ6と、各トランジスタ3A〜3Dのゲート電極31に接続されたゲートコンタクト16とを有する。
ライナー膜4cは、層間絶縁膜5に対してエッチング選択比を有することが好ましい。例えば、層間絶縁膜5がSiOの絶縁材料で形成した場合は、ライナー膜4cは、SiN又はSiONで形成することができる。また、層間絶縁膜5は、その上面を平坦化することができる。シリサイドブロック膜4aは、ライナー膜4cと同様のSiN又はSiONで形成することができる。
(半導体基板)
半導体基板2は、例えば、第1導電型(例えばn型)の単結晶シリコン等のSi系単結晶からなり、第1導電型と反対の導電型の第2導電型(例えばp型)のウェル領域(図示せず)が形成されている。なお、第1導電型をp型、第2導電型をn型としてもよい。
半導体基板2には、上記転送トランジスタ3Aおよび上記リセットトランジスタ3Bに共通の浮遊拡散層7Aと、上記リセットトランジスタ3Bおよび上記増幅トランジスタ3Cに共通のソース/ドレイン拡散層7Bと、上記増幅トランジスタ3Cに属するソース/ドレイン拡散層7Cと、上記周辺回路用トランジスタ3Dに属するソース/ドレイン拡散層7D、7Eが形成されている。
これらの拡散層7A〜7Eは、第1導電型の不純物を含む。n型不純物として、As、P等が用いられる。p型不純物として、B、BF等が用いられる。
また、半導体基板2には、各トランジスタ3A〜3Cを画素毎に分離する素子分離領域9が形成されている。
フォトダイオード10は、半導体基板2の表面側に形成され、例えば、p型領域、n型領域、p型領域から構成されている。
(トランジスタ)
各トランジスタ3A〜3Dは、それぞれゲート絶縁膜30、ゲート電極31、シリサイド層18A〜18C、32およびサイドウォール33を有する。
ゲート絶縁膜30は、例えば、SiO、SiN、SiON等の絶縁材料、またはHfSiON等の高誘電率材料からなる。
ゲート電極31は、例えば、導電型不純物を含む多結晶シリコン等のSi系多結晶からなる。また、ゲート電極31は、金属層と、金属層上のSi系多結晶層からなる構造を有してもよい。
ゲート電極31上のシリサイド層18A〜18Cは、例えばニッケルシリサイドからなる。また、シリサイド層18A〜18Cは、コバルトシリサイド、チタンシリサイド、タンタルシリサイド、モリブデンシリサイド、タングステンシリサイド、ニッケル白金シリサイド等からなるものでもよい。
サイドウォール33は、ショートチャンネル効果を抑制するためにゲート電極31の両側面に形成され、例えば、SiO、SiN等の絶縁材料からなる。
(コンタクトプラグおよびゲートコンタクト)
コンタクトプラグ6は、拡散層7A〜7Eとその上方の配線(図示せず)と接続する。また、ゲートコンタクト16は、各トランジスタ3A〜3Dのゲート電極31とその上方の配線(図示せず)とを接続する。浮遊拡散層7Aに接続されたコンタクトプラグ6は、配線(図示せず)によって増幅トランジスタ3Cのゲート電極31にゲートコンタクト16を介して接続される。
コンタクトプラグ6およびゲートコンタクト16は、薄く成膜されたシリサイド層の材料に応じた金属膜からなるバリアメタル膜60と、バリアメタル膜60の内側に埋め込まれたW、Cu等の導電材料からなる導体61とから構成されている。バリアメタル膜60は、例えば、Ti、Ta、Ru等を用いることができる。
コンタクトプラグ6の底部の直径は、例えば50〜130nm程度である。また、撮像画素領域1aの浮遊拡散層7Aおよびソース/ドレイン拡散層7B、7Cに接続されるコンタクトプラグ6のコンタクト抵抗値は、3000Ω以下が好ましく、1000Ω以下がより好ましく、10〜100Ωとすることも可能である。
(拡散層上のシリサイド層)
各拡散層7A〜7Eの表面には、例えば、ニッケルシリサイドからなるシリサイド層8A〜8Eが形成されている。また、シリサイド層8A〜8Eは、コバルトシリサイド、チタンシリサイド、タンタルシリサイド、モリブデンシリサイド、タングステンシリサイド、ニッケル白金シリサイド等からなるものでもよい。なお、周辺回路領域1bのシリサイド層8D、8Eは、リーク電流防止の観点からニッケルシリサイドが好ましい。
撮像画素領域1aのシリサイド層8A〜8Cと周辺回路領域1bのシリサイド層8D、8Eとは、同じ材料から形成されていてもよく、異なる材料から形成されていてもよい。
なお、シリサイド層8A〜8Cはそれぞれ対応する拡散層7A〜7Cの表面全面に形成されていないことがリーク電流抑制の観点から望ましい。例えば、シリサイド層8A〜8Cは、コンタクトプラグ6の底部の直径の1.0〜1.5倍の直径を有する。
(本実施の形態の製造方法)
以下に、本実施の形態に係る固体撮像装置1の製造方法の一例を示す。
図2A(a)、(b)、図2B(c)、(d)は、本発明の実施の形態に係る固体撮像装置1の製造工程の一例を示す断面図である。
(1)周辺回路領域1bのトランジスタの形成
まず、ウェル層が形成された半導体基板2の周辺回路領域1bに、熱酸化法によりゲート絶縁膜30の材料膜およびゲート電極31の材料膜を順に形成し、これらの材料膜をパターニングしてゲート絶縁膜30およびゲート電極31を形成する。
次に、ゲート電極31をマスクとして用いて、イオン注入法により半導体基板2の周辺領域1b上の全面に導電型不純物を注入し、ソース/ドレイン拡散層7D、7Eの浅い低濃度領域70を形成する。さらに、注入した導電型不純物の活性化のためにスパイクアニール等の熱処理を行う。
次に、LPCVD(Low Pressure Chemical Vapor Deposition)法によりサイドウォール33の材料膜を半導体基板2の周辺回路領域1b上の全面に形成し、RIE(Reactive Ion Etching)法によりゲート電極31の両側部にサイドウォール33を形成する。
次に、ゲート電極31およびサイドウォール33をマスクとして用いて、イオン注入法により半導体基板2の周辺回路領域1b上の全面に導電型不純物を注入し、ソース/ドレイン拡散層7D、7Eの高濃度領域71を形成する。さらに、注入した導電型不純物の活性化のためにスパイクアニール等の熱処理を行う。
(2)撮像画素領域1aのトランジスタの形成
まず、半導体基板2の撮像画素領域1aに、熱酸化法によりゲート絶縁膜30の材料膜およびゲート電極31の材料膜を順に形成し、これらの材料膜をパターニングしてゲート絶縁膜30およびゲート電極31を形成する。
次に、ゲート電極31をマスクとして用いて、イオン注入法により半導体基板2の撮像画素領域1a上の全面に導電型不純物を注入し、ソース/ドレイン拡散層の浅い低濃度領域70を形成する。さらに、注入した導電型不純物の活性化のためにスパイクアニール等の熱処理を行う。
次に、LPCVD法によりサイドウォール33の材料膜を半導体基板2の撮像画素領域1a上の全面に形成し、RIE法により各ゲート電極31の両側部にサイドウォール33を形成する。
次に、ゲート電極31およびサイドウォールマスク33をマスクとして用いて、イオン注入法により半導体基板2の撮像画素領域1a上の全面に導電型不純物を注入し、浮遊拡散層7A、ソース/ドレイン拡散層7B、7Cの深い高濃度領域71を形成する。さらに、注入した導電型不純物の活性化のためにスパイクアニール等の熱処理を行う。
次に、図2(a)に示すように、半導体基板2の撮像画素領域1a上の全面にCVD法等によりSiN等からなるシリサイドブロック膜4aを形成する。
次に、図2(b)に示すように、シリサイドブロック膜4a上にレジストを塗布し(図示せず)、リソグラフィ工程及びCHFとArとOの混合ガス等を用いたエッチング工程を経てシリサイドブロック膜4aに穴4bを形成する。なお、シリサイドブロック膜4aを撮像画素領域1aおよび周辺回路領域1bに形成し、穴4bを形成した後に周辺回路領域1b上のシリサイドブロック膜4aを除去してもよい。
その後、撮像画素領域1a及び周辺回路領域1b全面にスパッタリング法等を用いてNi膜を形成する。Ni膜を形成した後、図2(c)に示すように、温度条件400〜480℃のRTA(Rapid Thermal Annealing)等の熱処理によりNi膜とゲート電極31および拡散層7A〜7Eとをシリサイド反応させ、ニッケルシリサイドからなるシリサイド層8A〜8E、18A、18B、18C、32を形成する。シリサイド化されていないNi膜を硫酸と過酸化水素との混合溶液等を用いて除去する。
次に、半導体基板2上にCVD法等によりライナー膜4cを形成し、ライナー膜4c上にSiO等の層間絶縁膜5を形成する。
次に、図2(d)に示すように、層間絶縁膜5上にレジストを塗布し(図示せず)、リソグラフィ工程を経てライナー膜4cおよび層間絶縁膜5のプラグコンタクト6およびゲートコンタクト16を形成する位置にCFガス等のエッチングガスを用いて穴(コンタクトホール)5a、15aを形成する。
次に、ライナー膜4及び層間絶縁膜5の各穴4a、5a、15aの内壁にスパッタ法により例えばTi膜からなるバリアメタル膜60を成膜する。
次に、バリアメタル膜60の内側に導体61を埋め込み、コンタクトプラグ6およびゲートコンタクト16を形成する。
その後、配線層、平坦化絶縁膜、カラーフィルタ層、マイクロレンズ等を形成してCMOSイメージセンサが完成する。
(実施の形態の効果)
以上説明した通り、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(イ)コンタクトプラブ6に接続されるシリサイド層8A〜8Cの直径を、コンタクトプラグ6の直径にほぼ等しくしているので、コンタクト抵抗が小さくなり、画素間のコンタクト抵抗のばらつきを抑えることができる。この結果、均質な画像を撮像することができる。なお、シリサイド8A〜8Cを形成する際の熱処理においてコンタクトプラグ6の直径よりもシリサイド8A〜8Cが形成される領域が大きくなる可能性があるが、拡散層7A〜7Cの全面にシリサイドを形成する場合と比較してリーク電流を効果的に抑制することができる。
(ロ)撮像画素領域1aと周辺回路領域1bのシリサイド層8A〜8Eの材料を等しくしているので、各領域1a、1bのシリサイド層8A〜8Eを前後して形成する場合、後にシリサイド層を形成するに際し、熱処理の影響で先に形成したシリサイド層に凝集等が発生するのを抑制することができる。
(ハ)周辺回路領域1bのシリサイド層8D、8Eをニッケルシリサイドから形成しているので、シリサイド層を薄く形成することができる。これによりソース/ドレイン拡散層7D、7Eを浅くすることができ、ソース/ドレイン拡散層7D、7E間のショートチャンネルを抑制することができる。
(ニ)撮像画素領域1aのソース/ドレイン拡散層7B、7Cの高濃度領域70の表面全面にシリサイド層を形成すると、シリサイド層の端部が異常成長し、リーク電流が生じ易くなる。本実施の形態によれば、コンタクトプラグ6の底部をシリサイド化しているため、異常成長によるリーク電流を抑制することができる。
[比較例1]
図3は、本実施の形態と比較例1におけるコンタクト抵抗値を示すグラフである。図3中、横軸はコンタクト抵抗値、縦軸は累積相対度数(確率)を示す。比較例1は、撮像画素領域のシリサイド層にチタンシリサイドを用い、周辺回路領域のシリサイド層にニッケルシリサイドを用いた場合を示す。本実施の形態は、撮像画素領域1aのシリサイド層にチタンシリサイドを用い、周辺回路領域1bのシリサイド層にコバルトシリサイドを用いた場合を示す。また、撮像画素領域1aおよび周辺回路領域1bのシリサイド層にニッケルシリサイドを用いた場合も、図3の本実施の形態と同様のコンタクト抵抗値を示す。
比較例1では、コンタクトプラグ6のコンタクト抵抗値は、累積相対度数50%において5kΩ以上と大きい。これに対し、本実施の形態は、コンタクトプラグ6のコンタクト抵抗値は、累積相対度数50%において、200Ω以下と小さい。このため、画素間のコンタクト抵抗のばらつきを抑えることができる。この結果、均質な画像を撮像することができる。
[比較例2]
この比較例2は、撮像画素領域1aのシリサイド層をチタンシリサイド(TiSi)で形成し、周辺回路領域1bのシリサイド層を本実施の形態と同様にニッケルシリサイド(NiSi)で形成したものである。この場合、撮像画素領域1aのコンタクトプラグ6のバリアメタル膜60は、Tiから形成する。周辺回路領域1bのコンタクトプラグ6のバリアメタル膜60は、Tiから形成する。
TiSiは、通常600℃のアニールが必要である。しかし、周辺回路領域1bのシリサイド層を形成した後、撮像画素領域1aのシリサイド層を形成する場合、480℃以上の高温で加熱処理を行うと、NiSiは高温によりアグロメーション(凝集)が発生する。このため、480℃未満でTiSiを形成すると、TiSiの形成が不十分となり、コンタクトプラグの抵抗が高抵抗になり、黒補正回路が誤動作するという問題がある。本実施の形態によれば、撮像画素領域1aと周辺回路領域1bのシリサイド層を同じ材料(本実施の形態ではニッケルシリサイド)から形成することにより、上記のように加熱処理による問題は回避することが可能となる。
図4は、本実施の形態に係る固体撮像装置の概略の構成を示す平面図である。図1及び図2は、図4に示した構造の破線A−Aにおける断面図を表している。図4に示したように、シリサイド8A〜8Cは拡散層7A〜7Cの一部のみに形成されており全面には形成されていないため、リーク電流を効果的に抑制することができる。
以上、本発明の固体撮像装置およびその製造方法を上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。
1…固体撮像装置、1a…撮像画素領域、1b…周辺回路領域、2…半導体基板、3A…転送トランジスタ、3B…リセットトランジスタ、3C…増幅トランジスタ、3D…周辺回路用トランジスタ、4a…シリサイドブロック膜、4c…ライナー膜、5…層間絶縁膜、6…コンタクトプラグ、7A…浮遊拡散層、7B〜7E…ソース/ドレイン拡散層、8A〜8E…シリサイド層、9…素子分離領域、10…フォトダイオード、16…ゲートコンタクト、18A〜18C・・・シリサイド層、30…ゲート絶縁膜、31…ゲート電極、32・・・シリサイド層、33…サイドウォール、60…バリアメタル膜、61…導体、70…低濃度領域、71…高濃度領域、

Claims (5)

  1. 半導体基板と、
    入射光を信号電荷に変換する光電変換部と、
    前記光電変換部から前記信号電荷を読み出して転送する転送トランジスタと、
    前記半導体基板に形成され、前記転送トランジスタにより転送された前記信号電荷を蓄積する浮遊拡散層と、
    前記浮遊拡散層の一部に形成された第1のシリサイド層と、
    を備えた固体撮像装置。
  2. 前記浮遊拡散層に蓄積された前記信号電荷を増幅する増幅トランジスタと、
    前記浮遊拡散層に蓄積された前記信号電荷をリセットするリセットトランジスタと、
    前記半導体基板に形成され、前記増幅トランジスタと前記リセットトランジスタに共通の第1のソース/ドレイン拡散層と、
    前記半導体基板に形成され、前記増幅トランジスタに属する第2のソース/ドレイン拡散層と、
    前記第1および第2のソース/ドレイン拡散層の一部にそれぞれ形成された第2のシリサイド層と、
    をさらに備えた請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 周辺回路用トランジスタと、
    前記半導体基板に形成され、前記周辺回路用トランジスタに属する第3のソース/ドレイン拡散層と、
    前記第3のソース/ドレイン拡散層上に形成された第3のシリサイド層と、
    をさらに備えた請求項1又は2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記シリサイド層は、ニッケルシリサイドである請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  5. 半導体基板上に、入射光を信号電荷に変換する光電変換部、前記光電変換部から前記信号電荷を読み出して転送する転送トランジスタ、および前記転送トランジスタにより転送された前記信号電荷を蓄積する浮遊拡散層を形成し、
    前記半導体基板及び前記浮遊拡散層上に絶縁膜を形成し、
    前記浮遊拡散層上の前記絶縁膜の一部を除去し、
    除去された前記絶縁膜の位置に対応した前記浮遊拡散層の一部にシリサイドを形成する工程を含む固体撮像装置の製造方法。
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