JP2011204514A - 感光性導電ペーストおよび導電性配線付き基板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】導電性粉末、ガラスフリットおよびセラミックス粉末からなる無機フィラー
ーを含む無機成分、ならびに感光性有機成分を含有する感光性導電ペーストであって、該導電性粉末の含有量が50〜70質量%の範囲内であり、該ガラスフリットの含有量が導電性粉末100重量部に対して3〜20重量部の範囲内、かつ該無機フィラーが導電性粉末100重量部に対して0.2〜30重量部の範囲内であることを特徴とする感光性導電ペーストとする。
【選択図】なし
Description
Bi2O3 30〜70質量%
SiO2 5〜30質量%
B2O3 6〜20質量%
ZrO2 3〜10質量%
Al2O3 1〜5質量%
の組成範囲からなるものを80質量%以上含有し、かつNa2O,K2O,Li2Oを実質的に含有しないアルカリフリーのガラスフリットであることが好ましい。この範囲であると、ガラス基板を用いる場合の好ましい焼成温度である550〜600℃で導体膜を基板上に強固に焼成できるガラスフリットが得られる。
本発明の感光性導電ペーストにおける感光性ポリマーの含有量は、1〜30質量%、さらには、2〜30質量%であることが好ましい。
ガラスフリット:導電性粉末100重量部に対して3〜20重量部の範囲内、好ましくは5〜20重量部の範囲内
無機フィラー:導電性粉末100重量部に対して0.2〜30質量%、好ましくは0.3〜30質量%
感光性有機成分:導電性粉末100重量部に対して5〜40質量%が好ましく、さらに好ましくは10〜30質量%
各成分の量が上述の範囲内であると露光時において紫外線がよく透過し、光硬化の機能が十分発揮され、現像時における露光部の膜強度が高くなり、微細な解像度を有する導電性配線が形成できる。また基板と導電性配線の密着強度が高く、かつ焼成後の導電性配線の抵抗値を低く、膨らみを抑制することができる。
有機溶媒1:ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート
有機溶媒2:2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート
感光性モノマー :トリメチロールプロパントリアクリレート
重合禁止剤:ヒドロキノンモノメチルエーテル
光重合開始剤:IRGACURE651
表1〜3に示した組成、比率で各材料を計量後、混合し、3本ローラーで混練して24種類のペーストを得た。
まず、スクリーン印刷機で感光性導電ペーストを340×260×2.8mmサイズのガラス基板(PD−200;旭硝子(株)製)基板の全面に塗布した。130℃10分の条件で溶剤を乾かし、フォトマスクを使って、超高圧水銀灯によるパターン露光を行い、35℃の0.1%2−アミノエタノール水溶液でシャワー現像してパターンを得た。次いで、基板を大気雰囲気中590℃で10分保持して焼成し、焼成後厚み2.5μmのストライプ状電極を形成した。
SEM(日立ハイテク製)を使用して、パターン形成された電極を斜め60°より観察し、電極の凹凸を確認する。次に凸部の電極断面をSEM観察し、基板からの厚みが3.0μm以上であり、電極下に空洞が認められた場合に膨らみと判断した。さらに電極付き基板を表面粗さ計(東京精密製)にて電極平均厚み(測定範囲2.0cm、n=100)を算出する。膨らみが存在せず平均厚みが3.0μm未満の場合を「○」、膨らみが存在し平均厚みが3.0μm以上の場合は「×」とした。評価結果を表3に示す。
電極ライン幅40μm、ライン長80cmとし、検査装置(日本電産リード製)を用いて電極導通不良を評価。20,000本の電極を検査し、不良率が2%未満の場合を「○」、不良率が2%以上の場合を「×」とした。評価結果を表3に示す。
電極ライン幅65μm、ライン長60cmとし、テスターを用いてライン抵抗を評価した。2000Ω以下の場合を「○」、断線により評価できなかった場合を「×」とした。評価結果を表3に示す。
パターン端にデジタルフォース・ゲージDFG−5KR(日本電産シンポ製)を使用して評価した。密着強度測定用パターンにコネクト治具を半田付け、直角方向に引っ張り、基板から2mm角の測定部分が外れた時点での強度を20回測定し、その平均値を求め、1.5kgf以上の場合を「○」、1.5kgfより小さい場合を「×」とした。評価結果を表3に示す。
Claims (3)
- 導電性粉末、ガラスフリットおよびセラミックス粉末からなる無機フィラーを含む無機成分、ならびに感光性有機成分を含有する感光性導電ペーストであって、該導電性粉末の含有量が50〜70質量%の範囲内であり、該ガラスフリットの含有量が導電性粉末100重量部に対して3〜20重量部の範囲内、かつ該無機フィラーが導電性粉末100重量部に対して0.2〜30重量部の範囲内であることを特徴とする感光性導電ペースト。
- 前記無機フィラーが、チタニア、アルミナ、シリカ、コーディエライト、ムライト、スピネル、チタン酸バリウムおよびジルコニアのうち少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1記載の感光性導電ペースト。
- 請求項1または2に記載の感光性導電ペーストを基材上に塗布し、フォトリソグラフィ法でパターン形成した後、焼成して導電性配線を形成することを特徴とする導電性配線付き基板の製造方法。
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